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京都旅行記2024Ⅲ~あとは帰る編~ [日本の旅(京都)]

激しい二日酔いの中、京都国際マンガミュージアムで王家の紋章の続きが読めて
とりあえず京都にきて宿題(途中ですが)を少しですがこなした感を感じつつ、
ホテルに戻る途中で、

IMG_1719.JPGホリーズカフェでランチ
京都でよく見かけるチェーン店系のカフェですが、スタッフ不足なのか、
カウンター席に食べ散らかしたトレーがそのまま置いてあったりして、
(返却口までトレーを片づけない人が問題なのですが)
おまけに出来上がりのパスタもレンチンだと思いますが、ソースが混ざって
いなかったりと、味は普通に美味しかったのですが二日酔いと店内の雰囲気とで
食欲湧かず(おそらく二日酔い要因の方が強いです(笑))半分くらい残して終了。

その後ホテルで荷物を受け取り(今回はすぐ受け取れました(^-^;)タクシーで
京都駅に向かったのですが、スーツケースをトランクに入れてもらえず、
(天井の高い車だったからかもしれませんが)
自分でスーツケースを持ちあげて座席に運び入れました。
運転手さん、ムスッとした感じで何の会話もまま京都駅に到着し、
ここからはバスで伊丹空港に向かいました。

IMG_1723.PNGBGMはひろし&ぴょん吉
IMG_1724.JPG爆睡して目が覚めたら太郎がいました
IMG_1725.JPGIMG_1726.JPGIMG_1727.JPG
珍事がないまま伊丹空港に到着し、荷物を預けたら食欲がわいてきたので 
IMG_1729.JPGIMG_1730.JPG美々卯へIMG_1731.JPG湯葉うどん
胃に優しそうなきつねうどんにしようと思っていたのに湯葉も美味しそうと思って
湯葉うどんを注文しました。(小柱も入っていて美味でした)
店内ほぼ満席で混んでいましたが、空港という場所柄、注文から5分もしないで
運ばれてきたので、こういう空港のお店はいかに回転よく運営するかが大事なんだろう、
と思いながら優しいお出汁の味を楽しんでいると周囲のインバウンド(多かった)は
食べ終わっても話して会計しない、という感じの人が結構いました。
お皿を提げられたりお茶やお水を注がれて暗に「帰ってサイン」を出されていても
気づかず長居する人に困っているような飲食店のSNS投稿をよく見ますが、
インバウンドが増えると店賃の高い空港の飲食店も回転が悪くて困りそうだなあなんて
思いました。(日本人でも食べ終わって長居する人はよく見かけますが)
IMG_1728.JPG551蓬莱に吸い寄せられました
オンラインでも買えるのですが、ロゴを見ると買いたくなります。

その後ガラガラの保安検査を通過して、お土産タイム。
IMG_1736.JPGミャクミャク 本当に来年開催するんですよね
ゴディバの八ツ橋とか面白いものもありましたがあまり日持ちがしないので、
結局日持ちするものを中心に購入してJALカードを提示したら、BLUE SKYでは割引が
なくなったことを知り(以前は5%引いてくれたのに)ショックを受け乍らお支払い。IMG_1738.JPGIMG_1739.JPGラウンジで炭酸水
この日は帰宅後もおとなしくノンアルの休肝日となりました。。
IMG_1740.JPGミャクミャク?
関東では全く盛り上がっていない大阪万博ですが、最初にぶち上げた後に
コストが上がるのと反比例して展示などがしょぼくなっている印象、
チケットを買っていく気は全くなく、もらっても行くかなあ、って感じです。

飛行機は遅れることなく普通に搭乗が始まり、グループ1に続いて搭乗。
IMG_1743.JPGB787-8
幹線だと飛行機も大きいです。
IMG_1744.JPG北京ダック食べたいなあ
IMG_1745.JPGJALの鳥取社長のコラム 
帰り(10月)の内容は機内サービスで使う紙コップについて。
IMG_1746.JPGヘラルボニー
往路でも見ましたが、ヘラルボニーとのコラボの中で、JAL社員が選んだのが
IMG_1747.JPGIMG_1748.JPG
水上さんの作品、これを紙コップのデザインにも使用していて、
以前から応援しているヘラルボニーとよく使うJALがこうやって一緒に取り組む、
というのを観ることができて個人的には感慨深いものがありました。
IMG_1750.JPGほぼ定刻で出発
IMG_1752.JPG水上さんの作品でデザイン
コーヒーいただいてまったりしているとあっという間に羽田に到着していました。
松戸行のバスが運休なのでモノレールとJRを使って無事帰宅しました。
IMG_1754.JPGお土産の半分以上が大阪(笑)
今回は天候不良で琵琶湖に行けませんでしたが、代わりにオオサンショウウオを観て
眷属という存在についても学べて、吉本新喜劇をみたり仁徳天皇陵の周りを歩いたり
酒友のお店で呑んだくれたり、ちょびひげM兄さんとはしご酒したり、割烹中山さん、
ワイン食堂nicoでの楽しい語らいとお酒(結局酒?(笑))に盛りだくさんに楽しめた
今回の京都旅行でありました。

なんとか年内に書き終えることが出来て一安心です。(笑)


(これにて京都旅行記2024Ⅲ おわり)



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京都旅行記2024Ⅲ~京都国際まんがミュージアム編~ [日本の旅(京都)]

~>゜)~~~オハヨウゴザイマス

京都滞在最終日、というか帰る日になりましたが、
皆さまご推察の通り二日酔いです。(笑)
食欲もなく、脱水症状にならないようにお水をがぶがぶ呑んでから支度して
チェックアウトしましたが、お掃除スキップ(4日分)と予約したプランが
そうなっていたらしく3000円のキャッシュバック、合計4200円が
自動チェックアウトの際に機械から返金されてびっくり。

体調悪いけれど(自業自得)、良いこともあるもんだなあ、と嬉しい気分で
荷物を預けたら、15分くらい歩いて、
IMG_1668.JPG京都国際マンガミュージアムに到着
10時30分開館なのでまだ時間があるか、と思ったらいつもは観ない行列、
IMG_1669.JPG行列の理由はこれでした
(既に終了しています)https://kyotomm.jp/ee/kui-ryoko/
IMG_1670.JPGコラボメニューもありました
溺愛猫的女人さんは東京開催(スカイツリーのソラマチ)に行こうと思ったら
チケット入手困難とのことでしたが、京都は並べば入れるという感じでした。
観たかった溺愛猫的女人さんが観られず何も考えずにぼんやりやってきた私が
観るという、なんとも申し訳ないことになってしまったのですが、
偶然ながら楽しむことができました。

で、10時30分前でしたが既に入場を始めていたので私も5分待ちくらいで
入ることができて、
IMG_1671.JPGいつもの火の鳥を見て2階へ 
途中で特別展のダンジョン飯が再現されたものが展示されていました。
(ダンジョン飯について)https://delicious-in-dungeon.com/

IMG_1672.JPGオムレツ
IMG_1673.JPGマンドレイクが怖い IMG_1674.JPG宝虫? 
IMG_1675.JPGコインみたいな IMG_1676.JPGビーフならぬドラゴン IMG_1677.JPGローストレッドドラゴン IMG_1678.JPGテールスープ
どんな味?想像力が及びませんがこういう世界観も面白いです。 
IMG_1679.JPGIMG_1680.JPGお目当ての棚へ IMG_1683.JPGこれ(笑)
高校生の頃読んでいた漫画、まだ続いています。
今年も最新刊が出たみたいですが細川先生はいつまで書かれるのだろう。。
と前回の続きで4巻から7巻まで読みましたが相変わらず展開が遅くて、
これじゃあいつまでたっても古代エジプトと現代を行ったり来たりで
終らないよなあ、改めて思いました。
IMG_1684.JPGIMG_1685.JPG既視感が
と思ったら、以前銚子電鉄とコラボしていたSide Mでした。
ファンの方が銚子まできてくださってくれたお陰で銚子電鉄も黒字化、
こういうアニメとのコラボは経済効果があるのだなあと思います。 
IMG_1686.JPG展示コーナー 
IMG_1687.JPGスマホなら撮影可 
IMG_1688.JPG
(wikiも載せておきます) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E4%BA%95%E8%AB%92%E5%AD%90
IMG_1690.JPGはじめに
シリーズ累計発行部数1400万部超えの大人気漫画「ダンジョン飯」、
このアニメ化を記念して2024年4月から東京、名古屋で展覧会が開催され、
その展覧会に原作者の九井涼子展を追加したものだそうです。 
IMG_1691.JPG2011年の作品 
IMG_1689.JPGIMG_1692.JPGIMG_1693.JPG 
IMG_1695.JPG2012年の作品 
IMG_1696.JPG 
IMG_1697.JPG2013年の作品
(なぜか写真撮ってませんでした) 
IMG_1698.JPGそして、ダンジョン飯 
この記事を書くまでにアニメを観ようと思ったものの、1話目をちょこっと
観たままで時間が止まってしまいました。。。。
(なのでwikiで)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E9%A3%AF
説明を読むとファンタジー要素もあって楽しそうなので早く見ます。
IMG_1699.JPGIMG_1700.JPG 
IMG_1701.JPGIMG_1702.JPG
というわけで見ていないので分からないまま展示内容を掲載しますが、 
IMG_1705.JPGさそり?の先に 
IMG_1707.JPGダンジョン飯 
IMG_1706.JPGIMG_1708.JPG
こうやって見ても楽しそうなので早く観ます。(2度目) 
IMG_1710.JPG
トマトの顔に思わず笑ってしまったのですが、
IMG_1709.JPG足が飛びでとる  IMG_1711.JPG早く見ます(3度目)
伊丹空港に行く時間も近づいてきたので足早に展示を見てから、
出口に向かう途中で、

IMG_1717.JPG懐かしい弓月光さん 
IMG_1718.JPG大和和紀さんの漫画も気になりつつ、 
京都国際マンガミュージアムを後にしました。

心残りがあるのですが、あとは伊丹空港に行ったら東京に戻ります。


(つづく)



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京都旅行記2024Ⅲ~龍谷ミュージアムで「眷属展」編~ [日本の旅(京都)]

初めて訪れた京都水族館でオオサンショウウオについて学んだ後は、
歩いて15分くらいのところにある龍谷ミュージアムに向かいます。
IMG_1500.JPG場所柄 草履などのはきものかな 
IMG_1501.JPG懐石のお店みたいです
看板の左下に「船越英一郎」と書いてあって???と思ったら、
BS日テレの「船越英一郎の京都の極み」という番組で紹介されたみたいです。
2時間サスペンスの新作が放送されない中、船越さん、どうされているのかしら。
IMG_1503.JPG西本願寺さんが見えてきて 
IMG_1504.JPG龍谷ミュージアムに到着~
土砂降りが少し軽めな感じでしたがずぶ濡れです。(;_:) 
(龍谷ミュージアムホームページ)https://museum.ryukoku.ac.jp/
IMG_1505.JPGえぇっ、なんて読むの? 
IMG_1506.JPGケンゾクって読むんですね 
IMG_1507.JPG眷属
眷属、初耳ですし、この漢字をみたのがおそらく人生初めて。
入館料を支払って中に入ると、オーディオガイドのコーナーがあって、
「おススメですよ、ぜひ」とスタッフの方に熱くおススメされたので
PayPayで支払ってお借りしました。

IMG_1509.JPG最初にビデオを鑑賞しますIMG_1510.JPGおれたちも、いるぜ?
(展示紹介ページ)https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2024/kenzoku/

展示紹介ページから概要を転記いたしますと、
 
眷属とは、仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格のことです。
仏教美術では主尊のまわりを囲むようにあらわされ、仏法を守護したり、
主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を担っています。
龍谷ミュージアムで昨年度開催した特集展示「眷属―ほとけにしたがう
仲間たち―」が、この秋、特別展としてパワーアップし、各地から約80件の
作品が集います。
仏教美術における名脇役ともいえる眷属の個性豊かな姿をご覧ください。

眷属というのはもともと仏様の一族郎党、という意味から、
仲間という意味に変化していった、という説明でした。
オーディオガイドでは、不動明王の眷属から2人の童子が案内してくれました。

不動明王の眷属である八大童子は、
恵喜童子(えきどうじ)
矜羯羅童子(こんがらどうじ)
恵光童子(えこうどうじ)
阿耨達菩薩(あのくたぼさつ)
指徳菩薩(しとくぼさつ)
制咤迦童子(せいたかどうじ)
烏倶婆誐童子(うぐばがどうじ)ですが、
この中の矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制咤迦童子(せいたかどうじ)は、
不動明王の脇侍としてよく彫られているということから、
オーディオガイドのキャラクター(こんがらさん&せいたかさん)に選ばれた、
ということのようです。

残念ながら館内撮影禁止でしたが、
薬師如来の眷属である十二神将(頭に干支がのっているの、知ってました)、
千手観音の眷属である二十八部衆(これもうっすら知ってました)、
観ているとお寺で観ていた薬師如来や千手観音の周りにいたのが眷属、
おいおい、そんなことも知らずに見てたのかよ、と己にツッコミいれました。
眷属、今回の展示を見てお陰様で漢字で書けるようになりました。 
IMG_1511.JPGIMG_1512.JPG 
IMG_1513.JPGIMG_1514.JPGIMG_1515.JPG
展示を観終わった後撮影可能の展示に進みました。 
IMG_1518.JPG 
中国・新疆ウイグル自治区のトルファン郊外にあるベゼクリク石窟寺院。
この第15号窟の回廊を原寸大で復元展示したものだそうです。
復元する大回廊は、高さ約3.5m、長さ約15mで、
「コの字形」になっている実際の回廊を「L字形」とし、
約3mの巨大な仏教壁画を9面配置しているそうですが、実際に歩いているような
そんな気持ちになるような、復元とはいえ素晴らしい展示も観られました。

1時間半くらいの展示見学を終えてオーディオガイドを返却する時、
勧めてくれたスタッフの方に「お借りしてよかったです、楽しかった!」と
伝えると、「お勧めした甲斐があります」と笑顔を返してくれました。IMG_1519.JPGこんがらさん&せいたかさん 
IMG_1521.JPGこういうコラボスイーツ、最近多いですね
外に出たら雨も小降りになっていたので、ホテルまで40分くらい歩いて帰ります。
IMG_1525.JPG在庫潤沢でホッとします 
IMG_1526.JPG途中、梅月という小さな和菓子屋さんで購入
IMG_1527.JPG地元の人で賑わうんだろうな 
IMG_1528.JPG珈琲ワールド?
IMG_1529.JPGワールドランチ
京都は喫茶店が多いのですが、地元の人が集まる社交場って感じかな。
こういうところでランチを食べてみるのもいいな、と思いました。  
IMG_1532.JPGホテルでいただきました 
梅月でこの栗蒸し羊羹を一個だけ買ったのですが、
「一個ですみません」とお店のお母さんに言うと
「あら、そんなこと気にしないでいいのよ」と言ってくれましたが、
こういうお店が住んでいるところにあったら、休肝日に買って食べたい、
そんなアットホームなお店でした。

この後はお楽しみの夜の部です♪


(つづく)





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京都旅行記2024Ⅲ~京都水族館編③~ [日本の旅(京都)]

京都水族館、さすがに今回で記事を書き終えます。(^-^;
オオサンショウウオワールドを満喫した後は、
IMG_1414.JPGIMG_1423.JPG
アザラシを観た後オットセイのコーナーを見て回り、 
IMG_1418.JPGゴマフアザラシのイラスト
IMG_1420.JPGシロ、なのに体が黒い。(笑)
IMG_1419.JPG食べる時に目を閉じるヒカル
IMG_1421.JPGヒカルが好きなハマ
写真に説明がついていても楽しいですがこういうイラストに説明があるのも
なんだか楽しいです。 
IMG_1424.JPG隣にミナミアメリカオットセイIMG_1425.JPG唯一のオス ぎおん
ごはん中に後ろ足でお尻をかくって。(笑)
IMG_1430.JPG京都市立技術大生によるものなんですね
京都は芸術系の学校が多い印象ですが、学生さんとこういう施設でのコラボって
なんだか温かみがあっていいですね。 
IMG_1431.JPG続いてチンアナゴ
IMG_1435.JPGIMG_1433.JPG
この動きが何ともいえず好きだったりします。 
(砂にもぐる様子)https://youtube.com/shorts/iYXIFZdOTg8

このあたりで13時近くになっていたのでお昼ごはんをいただくことにしたのですが、
溺愛猫的女人さんが随分前の記事で取り上げていたオオサンショウウオ関連の
メニューを求めてカフェに向かいました。
レジで注文、支払後にトレーにのった料理を受け取る方式で、近くのテーブル席で
食べられるようにテーブルが並んでますが満席。
中には持参したお弁当やコンビニで買ったものを食べて居る日本人、外国人も。
4人掛けテーブルを水のみながら1人で占拠している人もいたりして、
施設内で購入したものを食べる人用のテーブル、という頭がないのかなあ、と
雨が降っていますが外のテラス席の空いているベンチに着席。
IMG_1449.JPG眼下に庭が見えます
(でも土砂降りで軽く雨粒が吹き込んでくるので難儀しました)
IMG_1448.JPGいただきます
IMG_1450.JPG折角なので地ビールも
IMG_1451.JPGオオサンショウウオハヤシ
他に、オオサンショウウオうどんとかもありましたが、溺愛猫的女人さんが
紹介されていたこのハヤシライスを注文しました。
IMG_1453.JPGオオサンショウウオを散らしてみました
薄焼き卵をオオサンショウウオの形にしてハヤシライスの上に泳がせた感じ。
唐揚げとミートボールがのっていたのですが、この記事を書く段になって、
オオサンショウウオのコーナーに書いてあった食感と味を再現した一口ハンバーグ、
これが私の食べたミートボールだったのかな、そんな気がしてきました。
(気づくの遅いですね(笑))

味はこういうところなので業務用ぽい感じで普通という感じですが、
良い思い出ができました。(^-^)
IMG_1456.JPG餌をもらって飛び跳ねる鯉
ちょうど飼育員さんが餌やりしているのを見ていたら、
鯉が次々と飛び跳ねていて凄まじい食欲を感じました。

なんて感じで(この日は寒くて)どんどん冷たくなっていくハヤシを食べていると
社会見学らしき小学生の群れがやってきて私が座っているベンチエリアに座ったと
思ったら担任がやってきて「はーい、集合写真撮ります!」と言い出したので、
一緒に写り込んではいけないとベンチの端っこに移動したのですが、
担任の先生、その光景を観ていたにも関わらず(目が合った)すみません、という
一言もなくてちょっとがっかり。
私が移動するのって当たり前なのかしら、こういう人が先生なのか、なんて思ったら
残念な気持ちになりました。

この日の館内、おそらく5割近くがニイハオさん観光客、あとは小学生の団体、
平日というのもあってカップルもそんなにいなくて私のような一人客は皆無。(笑)
IMG_1462.JPGゲンゴロウさんを見て 
IMG_1464.JPG無料でしたが頭にかぶる勇気なく(笑) 
IMG_1493.JPG妬けます
IMG_1466.JPGIMG_1470.JPG
オオサンショウウオのぬいぐるみにユラユラ漂うクラゲをみたら
出口が分からず再び入口付近に戻ってきたため、 
IMG_1487.JPG再会しました 
IMG_1490.JPGまた会いに来ます
入口のお姉さんに「すみません、出口が分からないんですが」と話しかけると
「あ、大丈夫ですよ!こちらから出られますから」と外に出してもらいましたが、
出口、どこだったんだろう。。。。

と、雨のお陰で初めて訪れた京都水族館、とても楽しく過ごせました。
この後は、次の屋内施設に歩いて移動します。


(つづく)

   




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京都旅行記2024Ⅲ~京都水族館編②~ [日本の旅(京都)]

説明が面白くてじっくり読みながら見学(外は雨なので時間はたっぷりある)し、
オオサンショウウオについて興味津々な状態で更に展示コーナーを進むと、
IMG_1362.JPGIMG_1404.JPG
小ぶりなオオサンショウウオの骨格の説明と実際の骨格標本。
脊椎の骨の数が多いので体をくねらせたり泳ぐのに適しているそうです。
IMG_1365.JPG本物です
(動画撮影してみました)https://www.youtube.com/shorts/piZicm1Mg6QIMG_1374.JPG後ろ足は5本指 
IMG_1377.JPG幼体の展示もありましたが、
IMG_1378.JPG小さい頃は斑模様もなく黒い
3年近く経っても結構ちっちゃいのがここまで大きくなるのが不思議です。
寿命もはっきり分かっていないというのも謎生物ですね。 
IMG_1383.JPG在来種
国の特別天然記念物、昔から京都の川に住んでいましたが近年減少傾向、
鼻先が平たく、頭のいぼは左右対になることがあまりなく、体の色は濃く、
模様は小さめ、尾の長さは全長の約3分の1。
IMG_1390.JPG外来種
チュウゴクサンショウウオ。
1970年代に食用のために輸入されましたが、逃げ出したり捨てられたりして
京都の川で野生化したと考えられています。
頭は急に平たくなり、頭のいぼは少なく対になることがあり、
在来種に比べて大きくて黒くて模様は大きめ、尾も全長に対して長めです。

これらの在来種と外来種の交配により交雑個体が誕生します。
IMG_1388.JPG交雑個体
色や模様は個体ごとに様々、食欲旺盛で繁殖力も強いと感がられています。
IMG_1384.JPG在来種がいなくなる? 
IMG_1385.JPG昔は在来種のみでしたが、  IMG_1386.JPG 
IMG_1387.JPG殆どが交雑個体
オオサンショウウオの場合は食用で輸入したというのも1970年というのが
なんとなく納得なのですが、逃げ出す、というのがびっくりながら、
捨てる人がいて野生化というのは、昨今のペットで飼えなくなって捨てて
野生化して大繁殖というのと同じですね。
植物でも動物でも在来種は外来種より弱い、もともとあった生態系が
外来種で破壊されていくというのは、移民問題と似てるような気もして
しまったのですが(移民全てがよくないという意味ではありません、為念)
こういう外来種の流れは止められないんだろうな、と複雑な気持ちで
説明を読みました。
IMG_1391.JPGIMG_1393.JPG
水槽の中で折り重なるようにじっとしていたオオサンショウウオたち。 IMG_1394.JPG
「お代わりを欲しがる食いしん坊」(笑)という表現を観ると
飼育員さんのオオサンショウウオに対する愛情を感じます。

IMG_1399.JPGIMG_1402.JPG  IMG_1407.JPG触って嗅いで聞いてみました
触感は思ったよりごわごわしていない感じ、臭いは(;゚Д゚)イヤー!って感じ、
息継ぎする時に水面に上がってくる時の音はごわぁぁぁぁって感じ。
よくわからないけれど(臭いのに)楽しいコーナーでした。


IMG_1409.JPG私の方がちょっと背が高いです 
IMG_1413.JPG輸入する前から??
江戸時代から良質なたんぱく源として食べられていたそうです。
美味しいのは30~50㎝くらいの小さいサイズで、味噌汁の具としていれたり、
煮物にするのが一般的で、プリッとした食感と淡泊な味わい、火を通すと
ふぐとささみを足して2で割ったような食感だそうです。
刺身で食べることもあったそうですが、下処理を丁寧に行わないと臭いので
火を通して食べることが多かったという説明でした。
ちなみに中国では今でも体に良い健康食材として人気があるそうです。
このパネルの横にオオサンショウウオの食感と味を再現したハンバーグの
レシピがありましたが、鳥むね肉、やげん軟骨などを使うと似たようなものが
できるみたいです。(って私は作らないと思いますが(^-^;)

と、オオサンショウウオを観ていたら長くなってしまいましたので。


(つづく)


  


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京都旅行記2024Ⅲ~京都水族館編①~ [日本の旅(京都)]

石崎光瑶の素晴らしい作品で脳に栄養補給した後は、
バスでJRの線路の反対側にある京都水族館に向かいます。
京都文化博物館からちょっと歩いて四条高倉というバス停に向かうと、
IMG_1322.JPG昔立ち飲みした松川酒店さん
呑めるのは15時だったか16時からなので(この時まだお昼でした)
さすがに立ち寄りませんでしたがまた機会があれば呑んでみたいです。

で、四条高倉という非情に混んでいるバス停で待っていると
色々な行先のバスがやってくるのですが、インバウンドも多くて、
到着したバスの運転手さんやバス停で運賃支払い対応している係の人に
行きたい場所を聞く人が結構多く(他のバス停でも)、
今回スマホの写真を見せて「サンゼンイン?」と聞く欧米系のお姉さんに
「三千院?ノーノー、ココじゃない、あっち、あっち」とこたえるおじさん、
運賃支払い対応や乗客整理で超忙しいおじさんもイラついていましたが、
こういうことが日常茶飯事かもしれませんね。
バスの番号とか、行先(英語でちっちゃい表示だけど)とかGoogleマップで
調べることも出来るのですから地図とGoogleマップの検索結果で頑張って
ほしいかも、なんて見ながら思いました。

と、私が乗ったバスはニイハオさんファミリーが乗っていて賑やか、でしたが、
びしょ濡れのカッパを着たまま座席に座っていたので
(他にも傘を差さない他の外国人観光客がこのスタイルで座っていた)
この後、彼らが降りた後この席に座る人達はびっしょりで大変そう、私なら嫌だな、
と思ってしまいました。

想像していた通り、ニイハオさんファミリーも京都水族館近くのバス停で下車して、
同じ方向に歩いていきましたが、お子さんがいるとやっぱり人気あるんですね。
IMG_1327.JPG梅小路公園内の電車
この公園は何度か来ていますが毎回、京都鉄道博物館ばかりで、
実は京都水族館に入るのは今回初めて。
いつでも来られそうだし、と思っていたからですが、どしゃぶり雨のお陰で
今回やっと館内を見学することができます。(雨も悪いことばかりではない)

(京都水族館ホームぺージ)https://www.kyoto-aquarium.com/index.html
IMG_1328.JPGオサンショウウオ展開催中
(記事をアップしている現時点ではもう終わってます。ごめんなさい)

オオサンショウウオについては、
(京都水族館のページでどうぞ)https://www.kyoto-aquarium.com/column/details/667.html

一部転記しますと、

綺麗な河川に住む世界最大級の両生類。
オオサンショウウオは魚ではなく、カエルやイモリの仲間です。
京都水族館で展示している中で一番大きな個体は、全長約150センチ、
体重33キロ!かなりの迫力です。‌ ‌

これまで観たことがあるようなないような、記憶ぼんやりなのですが、
京都水族館では多くのオオサンショウウオが飼育されているので楽しみ。
IMG_1329.JPGIMG_1330.JPG
入口でオオサン小太郎(こたろう)が迎えてくれました。巨大です。
岡山県真庭市の奇祭「はんざき祭り」の山車「はんざき太郎」をモチーフに
(本当に奇祭)https://www.youtube.com/watch?v=XwcA0PBmZyA
真庭市のご協力のもと作られたたそうです。
「はんざき祭り」では、全長5.5mある巨大なはんざきの山車”はんざき太郎”や
”はんざきねぶた”と道中ばやしが町を練り歩きますが、京都水族館では、
”はんざき太郎”の約1/2の大きさの”オオサン小太郎”を引いて梅小路公園周辺を
練り歩く「オオサンショウウオ山車引き体験」を実施しています。
IMG_1332.JPGこれで半分のサイズ(笑)
IMG_1334.JPG
私も今回色々説明を読むまでオオサンショウウオといっても
その姿形くらいしか知りませんでしたが、他の生物と同じく、
在来種と外来種(中国オオサンショウウオ)があるのですね。
IMG_1336.JPGIMG_1337.JPG
オオサンショウウオは約2300万年前から大きく姿を変えていない希少な生き物、
寿命がはっきり分からないなど未だに多くの謎に包まれているそうです。
西日本のみ生息していて、愛知県より西の本州、四国、九州の一部に分布し、
京都では、鴨川、桂川、由良川に在来種のオオサンショウウオが生息し、
(冷たくきれいな水を好み清流の中流域から蒸留に生息)
国の特別天然記念物に指定されています。

(オオサンショウウオの四季)
IMG_1338.JPG春は活発(沢蟹は好物)
IMG_1358.JPGIMG_1357.JPG
見た目のんびりして見えるのですが、狩りの時は高速&丸のみ( ゚Д゚)
IMG_1359.JPGIMG_1360.JPG
(稀に食べるものにモグラが入っていて驚きました( ゚Д゚))
IMG_1339.JPG夏は繁殖
IMG_1343.JPG♀の周りに♂だらけ
IMG_1344.JPGなんですと!
(とはいえ、羨ましいより煩わしそうな気がする)
IMG_1340.JPG秋は孵化
こんなにたくさん孵化しても成長する過程で厳しい環境で減っていく、、
自然環境はそういうものなのかもしれませんが切ないですね。
IMG_1341.JPG冬は離散
孵化してから3~4か月間は巣穴で過ごしますがその後巣立っていく、
冬眠せず、餌が少ない時はで歩かずじっと過ごすという説明でした。
餌が少ない時は省エネモードというのは理にかなっていますね。
IMG_1348.JPG生きた化石と言われているんですね
IMG_1352.JPGIMG_1355.JPG
・目:まぶたのないつぶらな目(どのくらい見えているのか分からないそうです)、
・呼吸:幼生の頃はえら呼吸&皮膚呼吸、成長すると肺呼吸&皮膚呼吸に変化します
・歯:あごのふちに小さい歯がびっしり、上あごの奥には二列目の歯もあります
・皮膚:外部から刺激を受けると独特な臭いの白い粘液を出します
・指の数:前足4本、後ろ足5本
・側線:頭や体の横に水の振動を感じるセンサーがあり部分的にいぼが形成されます
・ひだ:体側のひだは表面積を広げて皮膚呼吸を助けると考えられています
・体の模様:川底の石にそっくり、どこにいるのか見分けがつきません
・総排出腔開口部(上右):排尿、排便、産卵や放精する部分。
  成体のオスは繁殖期に開口部周辺がドーナツ状に膨らみます。
 (お猿さんで発情期にお尻がぷっくりするのと同じような感じ?)

説明一つ一つに頷きながら見学している状態ですが、長くなりましたので
明日に続きます。(^-^)


(つづく)




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京都旅行記2024Ⅲ~京都文化博物館で「石崎光瑶展」編②~ [日本の旅(京都)]

昨日の記事では石崎光瑶の説明が長くなってしまいましたが、
本日は作品も多くご紹介します。
IMG_1233.JPGIMG_1235.JPG
上左:光瑶渡印百画会金銭出納簿(左)、石崎光瑶画伯画会神名簿(右)
上右:石崎光瑶使用登山用帽子(ピストルヘルメット)

光瑶は第一次インド行(32歳の頃)に際し、主に富山県西部の人たちから
経済的支援を得たそうですが、高岡の実業家で政治家である木津太郎平が
世話人をつとめた画会で一幅あたり25円のうち12円50銭を前払いで受け取り
旅行費用に充てたと思われ、故郷富山で多くの人々に支えられていたことを
示す資料が上左の写真だそうです。
IMG_1237.JPG大正5年(1916)11月~翌年7月まで
インドに赴いた理由は、
・熱帯の美しい動植物の魅力
・古代建築や美術に触れたいという欲求
・ヒマラヤの山々を望みたい
上記3つの理由で熱帯のジャングルから万年雪の寒冷地まで光瑶は心行くまで
楽しんだそうです。
エレファンタ、アジャンタ、エローラなどの古跡を訪れ熱帯の動植物を描き、
日本人登山家として初めてヒマラヤの一峰であるマハデュム峰の登頂にも成功、
と説明に書いてありました。
 
IMG_1236.JPGインドでの写真
(フィルムとカメラも高かっただろうに、、、なんて思ってしまいました)
IMG_1239.JPG9か月間と長い行程 IMG_1241.JPG100年以上前の話 
インターネットもない頃、これだけの行程を組んで移動して宿泊して
あちこちを巡るという旅を実行したのは金銭面だけでなく、多くの支えが
あってからこそのものだと思いますがそれだけ光瑶という人が応援される人柄、
また、その才能を評価されていたからということなのかと思いました。
IMG_1242.JPG「カシミヤ洲の雀」  IMG_1289.JPG「熱国妍春」 
煙るような熱帯の濃密なジャングルとビンロウの巨大な葉の重量感が感じられる、
と書いてありましたが、自分の知っているインド、ではない色彩に驚きました。
IMG_1288.JPGIMG_1290.JPG
一旦インドから離れますが、伊藤若冲の「仙人掌群鶏図襖」模写がありました。
(展示作品数が多いので大分スキップしながらご紹介しております)
模写と思えないくらい素晴らしく細かい筆致の模写でした。びっくり。
IMG_1292.JPGルーヴル美術館での写生
インドから戻ってきた後、今度はヨーロッパに行った光瑶、
ルーヴル美術館で沢山の作品を写生したそうです。 IMG_1297.JPG「雪」
大原、鞍馬、愛宕に取材した雪景色を描いたもの。
右の垂れさがる枝に積もる雪の表現は、
伊藤若冲の「動植綵絵」の「雪中鴛鴦図」が想起され発表当時から若冲の影響が
指摘されていたそうです。
真似ではなくてよい意味で影響を受けて作品に反映されているということなのかな
と思いますが、迫力のある絵でした。 
IMG_1298.JPG「寂光」
砂子や切箔を散らした金を背景に大木の枝に止まる7話の孔雀が
描かれています。 
IMG_1301.JPG「春律」 
つがい?ノヤマドリが呼び合うような構図ですが、
IMG_1303.JPG羽の細かい描写が凄い IMG_1304.JPG「白孔雀」
インド主題による屏風のうちの1点で鬱蒼とした林の中に孔雀が3羽。
思わず探してしまいましたが現実の風景を見てみたくなりました。 IMG_1306.JPG「白孔雀」
この作品にも孔雀が3羽。ついつい探してしまいます。
IMG_1308.JPG羽が細かい! 
IMG_1309.JPG 
インドの次は、大正11年(1922)12月から翌年8月まで、
イタリア、フランス、イギリス、オランダ、ドイツ、スペインを巡る旅に出て、
さまざまな西洋絵画に触れた中でも特にフレスコ画に興味を示したそうです。
伊藤若冲を初めとした日本画と西洋絵画の研究を通じて、光瑶の作風は絢爛豪華な
色彩美の世界から趣を変えて深みのある洗練されたがふうに変化していきました。
IMG_1310.JPG 「燦雨」
熱帯特有のスコールに驚くインコと孔雀、全面を覆うように鳳凰木が描かれて
風に揺れる花や滲みを活かした大胆な表現で描かれている作品。
IMG_1311.JPGIMG_1314.JPG
10代の頃の上村松篁がこの絵に感動したそうですが、
光瑶と似た構図で「燦雨」という絵を描いたという説明がありましたが、
若い頃や人生の折々に影響を受けた人、作品が自分の画風に影響を及ぼす、
こういうエピソードを観ると上村松篁の作品も実際に観て観たくなりますね。

今回初めて知った石崎光瑶さんですが、影響を受けたり、影響を与えたり、
こういう関連を紐づけて作品を鑑賞するのも楽しそうだな、と思いました。

琵琶湖に行けなかったけれど朝から大満足。(^-^)

この後は、他の屋外施設に移動します!


(つづく)



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京都旅行記2024Ⅲ~京都文化博物館で「石崎光瑶展」編①~ [日本の旅(京都)]

~~~ヾ(^∇^)オハヨウゴザイマス

京都滞在5日目。
IMG_1212.JPG朝ごはんは鯖寿司
前日夢のような世界を楽しませてくれた祇園きださんでいただいたお寿司。
前日のことを思い出しながら美味しくいただいた後は出発しますが、
当初、この日は、琵琶湖に行って博物館を訪れたり琵琶湖大橋を歩いたり、
色々予定を立てていたのですが、

土砂降り

前々日、前日の天気予報も大雨でそんな時に湖から吹いてくる強風に耐えて
雨でずぶぬれになって歩くのも、楽しさ<辛さ、になりそうなので、
予定変更、インドアで楽しむ内容で一日過ごすことにしました。

というわけで、最初に向かったのはホテルから歩いて15分くらい、
京都文化博物館です。

京都旅行の時、何度も展示会で訪れていますが、興味深い企画展が多いので
今回も訪れました。(晴れていたら琵琶湖だったので行けませんでしたが)
IMG_1213.JPG以前呑んだはちぼし酒店を通り 
IMG_1214.JPG京都文化博物館に到着 
開館の5分前に到着したので入口の屋根のあるところに避難したら、
カッパを着てずぶぬれの外国人観光客女性も一人待っていたのですが
10月初旬、前日前々日は30℃近くあったとはいえこの日は気温が下がって
いたものの、半そで短パン姿でした。(皮膚が厚いのでしょうか)
IMG_1216.JPG時間になって入館し 
IMG_1217.JPG企画展へ 
IMG_1218.JPGご本人のパネル
(企画展ページ)https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20240914-1110/

私も今回初めて知った画家なのですが、企画展から内容転載いたしますと、

若沖を超えろ!絢爛の花鳥画  
石崎光瑤(いしざきこうよう、1884〜1947)は、
鮮やかな色彩で華麗な花鳥画を数多く残した近代京都の日本画家です。
富山に生まれた光瑤は、19歳で京都に出、竹内栖鳳に入門。
1916年から翌年にかけてインドを旅し、
帰国後、その成果として《熱国妍ねつこくけん春しゅん》、《燦さん雨う》を
描いて文展・帝展で二年連続の特選を受け、注目を集めました。
光瑤は、早くから奇想の絵師として知られる伊藤若冲に関心を持ち、
若冲の代表作を発見し、雑誌に紹介、制作にも活かしました。
本展は、光瑤の故郷にある南砺市立福光美術館(富山県)のコレクションを
中心に、初期から晩年までの代表作を一挙公開し、光瑤の画業の全貌を
紹介します。

説明を読むとなぜ知らなかったのかな、と思ってしまうのですが、
私自身、美術館に行くようになったのが30代以降でまだ初級者なので
知らなかったのだと思いますが今回ちゃんと覚えました。(^-^)
伊藤若冲にからめて展示会のタイトルをつけると、
私のような初級者も興味を持ちやすいのかもしれませんね。

(ねんのためwikiも)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B4%8E%E5%85%89%E7%91%A4
IMG_1219.JPG
12歳の光瑶が江戸琳派の絵師である山本光一に師事したところから、
名前の一文字「光」を師からもらったそうですが、19歳で京都へ、
そこで竹内栖鳳に入門、栖鳳の指導は光瑶の個性を尊重するもので、
画塾では実物写生や古画の模写、屋外での写生などが奨励され、
栖鳳がヨーロッパから持ち帰った画集などによる自己学習が行われたそうです。
入塾の翌年、日露戦争のために入営し、2年後には父を亡くして富山に戻り、
その夏に霊峰立山に赴いて以来、光瑶は登山に没頭し、白山、立山、医王山、
剣岳登頂にも成功しています。光瑶は登山の途中で草花や山容を写生し、
写真に撮影するなど博物学的態度で自然を観察し、時には植物を採集、
本草学に通じた谷村西涯がそれを標本にすることもあったそうです。
富山に戻った5年後ふたたび京都に戻った光瑶は栖鳳塾で画技を磨き、
文展で入選、褒状を受賞したという説明がありました。 
IMG_1223.JPG立山登山 高山植物
IMG_1225.JPG高嶺百花
金の砂子が吹かれた画紙に高山植物を描いた美しい画譜。
上下巻それぞれ12図ずつ、計24図が収められているそうですが、
立山登山の時の写生を基に制作され、博物学的研究を目的とした植物画と
絵画性が融合した不思議な美しさをみせる画、という説明がありました。 
IMG_1228.JPG「筧」
水を渡し引く掛け樋のことで、卯の花とユリの花、その中に一本の樋を通し
画面に広がりを持たせ、散り始めた花びらと羽を休めるつがいのツバメが
初夏の清々しさと盛夏への季節の移り変わりを予感させるという説明と、
文展での褒状を受け、宮内省買上となった作品と書いてありました。

IMG_1230.JPG「森の藤」
第9回文展入選作。見事な枝ぶりの満開の藤が美しい作品でした。 

写生で細かく観察しつつ華やかな琳派の雰囲気もあったりして、
興味深く鑑賞しておりますが、インド行の話は明日に続きます。

(つづく)



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京都旅行記2024Ⅲ~「祇園きだ」で豪華夜の部編②~ [日本の旅(京都)]

お店の雰囲気やお料理がどれも美味しくて感激して、
IMG_1159.JPG沈金のお椀
IMG_1160.JPG松茸♪ 
菊花と八幡浜産の白甘鯛に芋茎、蓋を開けた時の驚きと感激、
驚きながら左手でお椀を持って、右手の箸で松茸を切り分けようとしたところ、
(かぶりつくのはお行儀悪いかなと思ってしまいました)
骨折後に弱り気味の左手、右手で松茸をつついた勢いでお椀をカウンターに落とし、
中身が1/3くらいこぼれてしまいました。(;_:)
まだ酔いも回っていないところでこの失態(酔っ払っていてもダメですが)
大将が気づいた、と思ったらすぐ黒服さんがやってきて片付けてくれて、
折角作っていただいたのに申し訳ありません、残ったものをいただきます、というと、
大将が板さんに「まだ出汁、残ってるよね」と確認した後、
IMG_1163.JPG作り直してくださいました。
丁寧にとった出汁で作ってくれたお料理を無駄にしてしまったことに
猛省しかないのですが、お取引先さん(多分常連)の顔も立ててくれたのか、
大将や黒服さん、板さんたちのお心遣いにはひたすら感謝です。
IMG_1166.JPGおつくり
目の前で藁焼きしていたかつおは上の写真の一番奥。
脂のある腹側とさっぱりした背側、玉ねぎと一緒にいただきどちらも美味。
IMG_1167.JPGすみいか、と、うに
パリパリの海苔で巻いていただきました。豪華美味。
IMG_1168.JPGかます
炙ってありますが物凄い脂。大根おろしと一緒に美味しくいただきました。 

IMG_1169.JPG可愛らしい絵のお皿でした(^-^) 
IMG_1171.JPG有名なお酒が並びます
(この中から選んで呑んだので全部は制覇していません) 
IMG_1172.JPG次にいただたいのは
IMG_1174.JPG鰻 浜名湖の天然もの(小さめ)
ごはんの上にとろろとレンコン、ザクっとした食感と粘り気のある食感、
香ばしく焼いてあるうなぎの柔らかい食感がよく合って至福。
IMG_1176.JPGお椀での失敗を反省しながらお酒が進み
IMG_1177.JPGIMG_1178.JPG松茸 焼いてます 
水を含ませた手拭いをのせて焼いているので蒸し焼きみたいな感じかな。
IMG_1179.JPG長野県産の大きな松茸 
IMG_1180.JPGうまい
塩水に浸けるときにメスのようなもので繊維に合わせて切れ目のようなものを
入れてあるので割けやすく食べやすく旨味も多いような、とにかく豪華すぎて
ばちがあたりそうです。 
IMG_1185.JPG更にお鍋が出てきて 
IMG_1186.JPG鹿児島県の和牛 
IMG_1187.JPG楊枝も運ばれてきました 
(この箱、骨とう品みたいな感じ)
IMG_1190.JPGとろける和牛と松茸に感激 
IMG_1191.JPGIMG_1192.JPGIMG_1195.JPG
いくらに鮭、土鍋ご飯が運ばれてきて、 
IMG_1197.JPG豪華すぎる親子丼
IMG_1198.JPG贅沢させてもらって恐縮です
ぷちぷちの食感のいくらを噛むとトロンと旨味が流れてきて、
四季を感じられる和食って素晴らしいと思いながらいただきました。
IMG_1199.JPG続いて大将がカットした
IMG_1200.JPGさば寿司
今まで食べたことがないような、酢〆してあるのに生の感覚が強い鯖、
ご飯の量より鯖の方が多いのも驚きですが、別腹のように食べられました。 
IMG_1201.JPGIMG_1207.JPG
水菓子はぶどうと黒糖アイス。

めくるめくお料理の数々、大将や板さんの丁寧なお仕事を観ながら
贅沢に美味しく秋を感じながらお料理をいただくことができました。

こういう機会をいただくと、食の大切さを感じるというか、
適当に食事するのではなくもっと丁寧な食を心掛けないといけないな、
そんな気持ちになりますね。
誘ってくれた取引先さんにはとにかく感謝感謝の気持ちでホテルに戻り、
いつものように爆睡しておりました。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜

京都滞在も残り2日半。楽しみます。

(つづく)


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京都旅行記2024Ⅲ~「祇園きだ」で豪華夜の部編①~ [日本の旅(京都)]

ホテルでごろごろ充電した後は、気合を入れて夜の部です。

この日の夜の部は祇園、いつも訪れている割烹中山さんは八坂神社近く、
今回訪れたお店は八坂神社につながる道を挟んで反対側(一力茶屋さん側)ですが、
お店に行く途中、テレビでよく観ていた外国人観光客だらけの光景にびっくり。
舞妓さんの歩くのを邪魔するようについていって写真撮りまくり、
タクシーが通っても道の真ん中を歩いて除けない人ばかり、
私道の細い道も進入禁止(マナーの悪い人が多いため)になっているのに
相変わらず道に入って写真を撮る、という光景を実際に初めて見て、
このあたりにお住まいの方は本当に迷惑だろうな、気の毒に思ってしまいました。

本当に円高になってインバウンドが激減しますように。(祈)

かつて日本人も海外にいってお金もってるからいいでしょ的にマナーの悪い人は
いたかと思いますが、訪問した国の文化を学ばずにやってきて郷に従わない人は
(最近は迷惑外人YouTuberも話題になっていましたが迷惑なだけ)
ホントに勘弁です。( 一一)
IMG_1136.JPGIMG_1137.JPG
お店近くになってやっと人気が少なくなったところで写真を撮りました。

今回は豪華な夜の部です。
昔の勤め先の時にお世話になったお取引先の方が
うつぼさん、京都に来るなら食事でも、と誘ってくれました。

一生に一度の思い出になるであろう、祇園きださんです。\(^o^)/

(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26027783/
IMG_1138.JPGカウンター席に着席
ちょっと早く着きすぎたのでお茶をいただいて待たせてもらったのですが、
板さんがうなぎを焼いている様子がカウンター越しにみえてお腹が空きました。
接待利用が多そうなお店なので、黒服さん(というかスーツを着たスタッフ)が
いらっしゃるのも高級なお店なんだなあと思います。
IMG_1140.JPG時間になったところで乾杯♪
薄手のグラスで呑むビール、泡が細かくてテンション上がります。
カウンター席に3人組(海外の方)、私と知人、その隣はちょっと遅れて2人組、
個室もあるようですが、カウンターで大将や板さんたちが料理を作り盛り付ける、
そういう光景が間近に観られるのでやはり楽しいですね。


大将の木田さんがカウンターに登場し、来店の御礼をされたあと、
一品一品のお料理を出す度に丁寧に説明してくださいました。

IMG_1141.JPG最初に出てきたお料理は
IMG_1142.JPGすり流し
秋らしくかぼちゃのすり流しに、丹波の黒豆と柚子の皮が少しのっていて
爽やかな香りの後、美味しい出汁の香りと味がやってくる、
一品目から「うわぁぁぁ」、驚き美味しくいただきました。
IMG_1144.JPG松茸!
こういう見せ方って食欲をぐいぐい引き出されますね。(^-^)
大きい松茸が長野県産、小ぶりな松茸が岩手県産、
市場で買い付けるときの札も見せてくれました。

この時点で、自分の一生分の運をここで使い切ってしまいそうな、
そんな気持ちになりました。(笑)
IMG_1146.JPG二品目
IMG_1149.JPG城陽の白いちじく 
皮ごとカットして、黒豆(多分)と柿(だったような)、デラウェア、
たこと海老を胡麻だれで和えたものでした。
皮が柔らかくて食べられる白いちじくにたこなどのプリっとした食感、
胡麻だれの香り、こういう組み合わせってありなんだなあ、と感激。 
IMG_1150.JPG静岡の初亀にスイッチ
黒服さんがおススメの日本酒を出してくれますが、
今回誘ってくれた取引先さんの好みを分かっていた上で出してくれるのも
流石、と思えてしまう心配りです。 
IMG_1152.JPG松茸、塩水に浸かっています
美味しく食べられるように松茸の繊維に合わせて傷をつけて塩水に浸けて
それから焼くそうですが、カウンターだとこういう丁寧な作業も観られて
完成したお料理が更に美味しく感じられるような演出です。
IMG_1153.JPG海老芋(多分)
揚げたお芋と銀杏と一緒に盛り付けて上からからすみをかけてありますが、
からすみの塩気にほくっとねっとりした食感の芋がよく合います。
IMG_1155.JPG続いて鰹さん登場
背側と腹側、両方焼いて出してくださるとのこと、
IMG_1158.JPG藁も運ばれてきました
目の前で焼いている光景を観たのですが
(火が凄いのでカウンター奥で大将の背中の向こうから炎が見える感じ)
パチパチと燃える藁の様子が凄いのに釘付けになっていたので
写真を撮らず(今更後悔)に気づいたら焼き終わっていました。残念。。。
IMG_1156.JPGIMG_1157.JPG滅多に呑めない勝駒をいただきながら
IMG_1159.JPG沈金の素晴らしいお椀
ここで珍事(というか、私がやらかし)が発生しました。

(つづく)


タグ:勝駒 京都 初亀
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