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亀有「漁港ダイニング うろこ屋」で甘鯛うろこ焼き [呑んだり食べたり(居酒屋)]

亀有のリリアホールで久しぶりに落語会(一之輔さん)を楽しんだ後、
落語会に誘ってくれた酒友と近くで呑もうか、となったのですが、
私自身、亀有はシネコンにくるだけでここで呑んだことがなく、
どうしたもんかと近くのビル地下の飲食店街をぶらぶらしながら
入ったお店です。

(漁港ダイニング うろこ屋さん)https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13190760/

夜9時近くだったのですが、ちょうど1組お帰りになった後のテーブルが空いたので
片づけていただいた後に運よく座れましたが、カウンターや半個室、テーブル席は
埋まっていて常連さんで賑わうお店、といった雰囲気のお店でした。
IMG_6755.JPGはい、かんぱい♪ 
IMG_6759.JPGお通し 
IMG_6761.JPGばい貝?かな
焼いたままではなく、中身を出して大根で挟んで串にさす、というひと手間、
見た目もなんだか豪華に見えます。(美味でした) 
IMG_6754.JPGIMG_6756.JPGIMG_6757.JPG
店名にもある通り、名物料理は甘鯛のうろこ焼きのようでしたので、
半身だけ注文しましたが、鯛めしも美味しそうでした。(今回は注文せず) IMG_6762.JPGIMG_6763.JPG
かつをのたたきと新玉ねぎのサラダ、と白海老と枝豆のかき揚げ。
お通しのひと手間からもわかるように丁寧なお仕事だと分かるお料理です。
新玉ねぎとかつお、家でもやってみようかなと(健康的に呑めそう)思いましたが、
かき揚げは外でいただきます。(^-^;
IMG_6767.JPG揚げ出し豆腐
どこに行っても注文してしまう私ですが、揚げなすものっていて
鰹節のきいた出汁にほわほわ豆腐、美味しくいただきました。 
IMG_6764.JPGIMG_6771.JPG本日のお酒
日本酒は五勺か一合で注文できて一合だと1000円くらいのラインアップ、
どうしようか、、と思っていたら「本日のお酒」と書いてあったので
今日はどういうお酒ですか?と聞いたところ、愛山1801です、とのこと、
聞いたことのないお酒なのでお願いしました。
ちなみに、本日のお酒、なぜか150mlで770円。
徳利ぎりぎりまで入れて150mlだから、みたいです。

「雪彦山(せっぴこさん)」というブランドのお酒を造っている
兵庫県姫路市の壺阪酒造さんのお酒で、姫路市夢前町でとれた愛山と、
協会酵母1801号をつかったお酒、という説明でした。

愛山を使っているのでふわっと優しい感じですがきりっとした感じもあって
とても美味しいお酒でした。 
IMG_6769.JPGうろこ焼き

半身ですが結構食べ応えありそうな大きさの甘鯛です。  
IMG_6770.JPGカリカリのうろこ!
ふわっとした白身にサクサクカリカリのうろこ、美味でした。 
愛山1801をその後2回お代わりして、
IMG_6772.JPG長芋の山葵和えで〆。
初めて入ったお店、しかもチェーン店ではないので少々不安でしたが、
常連さんも多いだけあってお料理もお酒も、スタッフの皆さんの対応もよく
また落語会があればここで呑んで美味しいお魚を食べたいと思えた、
漁港ダイニング うろこ屋さんでありました。



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映画「再会長江」を観る [映画(さ行)]

予告編を見て気になっていた作品です。
長江.jpg
内容は映画.comさんより。

中国・南京在住でインフルエンサーとして活躍しながら、同国のリアルな社会や文化を
捉えたドキュメンタリー作品を手がける日本人監督の竹内亮が、大河・長江を題材に
撮りあげたドキュメンタリー。
広大な中国大陸を横断するアジア最大の大河・長江。竹内監督は10年前にNHKの番組で
長江を撮影した際、北極・南極に次ぐ「地球第3の極地」と呼ばれるチベット高原にある
「長江源流の最初の一滴」を撮影できなかったことを後悔していた。
その後、日本から中国南京市に移住した竹内監督は、2021年から2年をかけて長江6300キロ
をたどる旅に出る。
道中で10年前に撮影した友人たちと再会しながら、長江を通して中国の10年の変化を見つめ、
今度こそ「最初の一滴」を記録するべく源流を目指す。

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雄大!

6300キロもの長さ、日本よりも長い距離を流れる長江、説明を聞いても想像が出来ず
川といえば普段見ているのは江戸川、利根川、隅田川に荒川くらいな自分にとって
これほど雄大というか壮大というかその存在感の凄さに圧倒される映画でした。

NHKの番組制作時にかなわなかった長江源流最初の一滴を求めるという目的が分かって
観ているのでたどり着けるのかどうか、ドキドキしながら観ていた私ですが、
冒頭でその最初の一滴のちょっと手前(標高5000mのチベット高原)に到着し
あとちょっとで、、というところで乗って来た車が泥だらけの土地で動かなくなる、
いきなり大トラブル、え、最初の一滴が観られたから映画になったはずじゃないの?
ここで車が動かなくなったら監督の竹内さんはじめ同志の皆さんも助からないじゃない?
いやいや、映画になっているから助かったよね?助かってるよね?こういう手法なのかも
しれませんが、映画が始まっていきなりのトラブルに驚いていたら、
長江の河口がある上海からスタートし、上流に向かって映像が変わっていく、
ある意味、つかみはオッケー的な始まり方に私、すっかり飲み込まれて鑑賞できました。

竹内監督が撮影時(10年前)に会った人たちを訪ねる、というのもこの映画の
面白いところなのですが、10年経って中国が劇的に変化していた様子も
観ていて日本よりも変化が早いことに驚きました。
変化というのは、インターネットとキャッシュレスの普及なのですが、このあたりは
日本にいるよりも変化の早さを感じるかもしれませんね。

10年前に会った人たちを訪ねる、色々な人に竹内監督が出会うのですが、
彼らとの再会でも中国(都市部ではない場所でも)も大きく変化していることを
感じます。

貨物船の船長さんとの再会では、船の乗務員の高齢化問題(若い人はやりたがらない)、
貨物船が激増し、船の運航スケジュールをGPSで管理するようになったが、
船が多すぎて出発するまでに時間がかかってしまうようになってしまった、
中国の経済成長によるものですが、10年でこの変化にはびっくりしました

撮影した少数民族の少女が通っていた学校を訪ねるとダム建設とともに
そのエリア自体が消滅(建物取り壊し)、近くにあったレストランで情報を得て
少女の実家のある村を訪ねるとここも消滅、引っ越した先を訪ねて母親に会い、
少女(結婚して大きくなっていた)とスマホ越しで再会し話すことができる、、
このあたりも時代の変化なのかなと思う場面でした。

女性が主要な役割を占める村(女性がとにかく強いのが観ていて面白い)も
伝統的なものを守りながら新しいものを取り入れている、一方で、村にある
湖の水質改善につとめていることに、中国というと公害が多いイメージだった
私も環境改善に取り組む自治体の存在にびっくりしました。

一番印象的だったのは、香格里拉に住むチベット族の少女ツームーでした。
(恐らく観ている人は殆ど同じ感想だと思いますが)
10年前、竹内監督が撮影後に上海にツームー(とお母さん)を連れていき、
高いビルや高いタワー、その大都会ぶりに驚いていたツームーの様子を写し、
彼女がその後、上海での経験(泊ったホテルなど)から大好きな故郷の香格里拉に
民宿を建てたい、と自分の夢について竹内監督に手紙を書いた、、と思ったら
本当に民宿を建てていた。その場面に竹内監督だけでなく見ている私も驚いて、
結婚しても強く生きるツームー(10年前は気弱な少女だった)の姿を観て
日々流されているように生活している自分を反省しました。(^-^;

懐かしい人たちとの再会を経て、とうとう最初の一滴のあるチベット高原まで
やってきて車が泥にはまって動かなくなったものの、そこは運も味方して
車が動くようになりそこでお世話になったチベット族人たちと交流した後、
最初の一滴までたどり着く(竹内監督は高山病一歩手前状態だったので、
仲間のスタッフが成し遂げてくれた)あの雄大な長江の最初の一滴を画面越し
観るだけでもなんだか感極まってしまいました。

竹内監督の表情を観ていると達成感だけでなく、10年前は出会った人たちとの
別れがつらそうだったのが、再会した後に別れるときはスマホやインターネットで
つながっていられるという気持で明るい表情だったことが印象的でした。

中国というと個人的に良くないイメージが頭のどこかにあるのですが、
広大な土地、漢民族以外の人たちも多く、皆さん明るい表情が印象的でした。
10年前より価値観が多様化していくのも感じながら、雄大な長江を取り囲む
壮大な風景を大画面で楽しむことができた「再会長江」でありました。




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本郷三丁目「朔」で誕生会 [呑んだり食べたり(居酒屋)]

1週間で書き終えるつもりがちょっと長引いてしまった銚子旅の記事の後は、
呑み記事&映画などの記事を10日くらいアップしてまいります。

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今回は久しぶりに酒友と訪れた本郷三丁目の立ち飲み屋「朔」さんの記事。
IMG_6691.JPG30分1,320円に値上がりしてました。
最初に来た頃は30分で1000円くらいだったような記憶なのですが
お給料が増えないのに物価はどんどん上がっていくのですよねえ。(:_;)

(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131004/13166957/
IMG_6693.JPG日本酒利き歩き
日本酒の色々なお店を巡って美味しいお料理に日本酒を楽しむイベントで、
朔さんを運営する游月亭さんでもツアーを組んで日本酒呑み歩きをされているので
チラシが置いてあります。とはいえ、参加チケットは入手困難らしいです。
(と書いている私は参加したことがございません)

で、今回久しぶりに朔さんに来た理由は、お店で調理を担当されている「名人」が
独立されるので4月いっぱいでお店を辞められるからその前に行こう、と酒友に
誘われたからなのですが、お店到着した時、名人はまだお店にいらっしゃらず、
ともな店長がお一人で奮闘されていました。
IMG_6692.JPGで、こんなカードが(笑) 
私の誕生日は訪問日の1週間後だったのですが酒友がお店に伝えてくれたらしく
お気遣いいただいたことになんだか恐縮。
IMG_6694.JPGおつまみも色々
更にこの日は木曜日だったのでお店近くにある「北海道すなお水産」さんから
美味しいお魚を仕入れてのお魚で―でもあるので期待が高まります。
IMG_6699.JPGまずはヘパリーゼを呑んでから 
IMG_6700.JPG乾杯♪
私の誕生日で特別に出していただいたそうです。ありがたや。 
IMG_6702.JPG微発泡のお酒 度数は少なめ 
広島県の雨後の月を造っている蔵によるものだそうですが、
さっぱり、どこかロゼワインっぽい雰囲気も残しつつ、
軽やかにシュワっと口の中で弾ける美味しいお酒でした。

この後呑んだお酒は、最後にまとめてご紹介するとして。(壮観です(笑))
IMG_6703.JPGすなおさんのお魚!
事前に酒友がお願いしてくれていたらしく、すなおさんも気合を入れて
おつくりを作ってくれたのがびしびし伝わります。
IMG_6705.JPGかつおさん
腹側と背側両方が食べられます。食感も脂の感じも異なって美味しい。 
IMG_6706.JPGIMG_6708.JPG
左からスミイカの卵、関鰤(と聞こえた)の肝、と卵。
魚卵好きの酒友は大喜びの珍味。
たらこのようなぷっちり感がないのですが、逆にネットリとしてほんのりと
塩気があるのがたまらん味わいです。 
IMG_6710.JPG軽快にぐびぐびして 
IMG_6719.JPG30分の区切りで出されるしじみスープ  
もちろん30分で帰るわけもなく、このまま日本酒ワールドに
どっぷりと浸っていきます。
と思ったところで名人登場、美味しい料理をいただきました。
IMG_6726.JPGIMG_6737.JPG
出来立てほろほろのチャーシューに焼きたてふわふわの出汁巻玉子。
名人のお料理、食べられてよかった。(^-^) 
IMG_6707.JPGIMG_6716.JPGIMG_6717.JPGIMG_6720.JPG
IMG_6723.JPGIMG_6727.JPGIMG_6730.JPGIMG_6733.JPG
IMG_6735.JPGIMG_6738.JPGIMG_6742.JPGたくさん呑んだ(笑)
と、隣で呑んでいた男性が話しかけてきて、うかがうと新潟県小千谷市にある
高の井酒造の営業ご担当の渡辺さんという方で、
(優しそうな雰囲気の男性です)https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=467707705356654&id=100063522850150&locale=ms_MY&paipv=0&eav=AfZriyVKnimlIFeORFl-BoRqVED_nUMh2m5rvdYipR2hB1R4-swkFFVDD4buxN20K7I&_rdr
IMG_6739.JPG高の井酒造のお酒もいただきました
小千谷のお米(越淡麗)で丁寧につくられたお酒、軽くふわっと香って
酢ッと消えっていくようなお酒でとても美味しかったです。
お酒を通じて知り合うことができるってありがたいことですね。
(だから呑み過ぎていいってこともないのですが(笑))
IMG_6731.JPGで、祝っていただきました♪ 
IMG_6722.JPGIMG_6712.JPGIMG_6905.JPG
旅先で買ってきてくれたお酒やら、手作りのうつぼクッキーをいただきました。
いくつになってもこうやって祝っていただけるのは有難いことですね。感謝。

というわけで、久しぶりの朔さんでともな店長の明るさに振れ、
名人の美味しい料理を食べ納め、すなおさんのお魚に感激し、たくさんのお酒と
高の井酒造を満喫し、祝ってもらってなんだか運を使い果たしてしまったのでは、
そんな気持ちになりつつ有難い気持ちで呑んだくれた朔さんでありました。






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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~あとは帰る編~ [日本の旅(関東)]

土砂降りも小雨になった、、と思ったらあとは帰るのみとなりました。
久しぶりの銚子でこの悪天候、私がまめに通っていなかったことに
「うつぼ、やっと銚子に来たな!」と銚子のお空がお怒りになったのかと思いました。
(竹本社長だけでなく参加者皆さんを巻き添えにした気持ちになりました(:_;))
IMG_6625.JPG銚子には青空が似合います
この後は、車で犬吠駅に向かいますが、予定より遅い到着だったので、
銚子行の電車まで残り時間も少なく、慌てて洗手間に行った後はお土産を
購入します。
IMG_6627.JPGIMG_6628.JPG


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Side Mというアニメとコラボしているのですが
キャラクターの声で車内アナウンスがあったり、以前は西海鹿島の駅舎に
キャラクターのパネルが展示されていたりしたのですが、暫く銚子から遠ざかって
いる間に、犬吠駅の副駅名がSide Mに変わっていました。。 
IMG_6629.JPGIMG_6630.JPG
南国風の駅舎、バブルの頃に銚子電鉄の経営母体が工務店だったことから
バブルの勢いで銚子駅(風車小屋)、君ヶ浜駅(パルテノン神殿風)など
駅舎がユニークなものになったのですが、その後バブルがはじけて経営難、
前社長が横領、ドラマチックな展開の中、竹本社長を中心に再建を図り、
これらの風変りな駅舎も逆手にとって宣伝につかい(自虐的)ファンを増やして
いった、私もそれでファンになった一人です。 
IMG_6631.JPGこういう手作り感も好きです(^-^) 
IMG_6632.JPGIMG_6633.JPG
先ほど乗った(けれどイルカは見られなかった)船、平日は割引のようで、
これはいずれリベンジしたいと犬吠駅で再び思いました。。
IMG_6635.JPG商品数が増えていてびっくり
IMG_6634.JPGIMG_6636.JPG
以前観たことのあるきぬた歯科がまさか銚子でも見られるとは思いませんでした。(笑) 
IMG_6637.JPGIMG_6638.JPG
Side Mとまずえもんを拝んで、ツアー参加者へのお土産をいただき、 
IMG_6639.JPGいただいたお土産 
IMG_6643.JPGIMG_6644.JPG
銚子電鉄で再び銚子駅に移動したら(上右は本銚子駅)JRに乗り換えて、
Sちゃんは都内へ、私は成田駅で乗り換えて、
IMG_6645.JPGJR成田駅前のイルミネーション
今年の干支?だからなのか龍がキラキラしていました。 

ここからは京成線に乗り換えて実家に帰宅。
IMG_6646.JPG購入したお土産
まずい棒の新味(ソース味)とコーンポタージュ味、プレミアムぬれせんべいを
購入し、実家と北海道すなお水産のすなおさんへのお土産としました。 
IMG_6651.JPG圓福寺さんでいただいたお茶
ティーバッグだったので手軽にのめました。(美味でした)
IMG_6647.JPGツアーのお土産
2個ずつ入っていたものはSちゃんと1個ずつ分けましたが、1つしかないものは
揉めないようにどちらかがもらう、みたいな感じで分けたのがこんな感じ。
銚子だけでなく、千葉名産(落花生とかサツマイモ)の商品が入っていました。
IMG_6648.JPGグミせんべい
乗った銚子電鉄の車両のヘッドマークがこれだったので気になっていましたが、
グミの食感にもそっとしたぬれせんべいが混ざっている感じ、、、
これは別々の方がよいかもしれないです。(笑)

久しぶりに訪れた銚子、あいにくの大雨&曇天でしたが、
好奇心旺盛のSちゃんにも参加してもらい(ありがとう)
圓福寺さんでのお宝を拝み、さのやさんの今川焼を美味しくいただき、
銚子の若人が立ち上げた貸家で金兵衛食堂さんの天ぷらラーメンを食べ、
荒れ狂う海での船体験でイルカが観られなかったのも良い思い出、
何より、竹本社長と思っていなかったくらいたくさんたくさんお話できて
もっと銚子電鉄を応援しないと、、という気持になれた。
「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」でありました。

またこういう企画があったら参加したい!


(これにて「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024 おわり)




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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~イルカウォッチング編~ [日本の旅(関東)]

曇天の中、イルカウォッチングにまいりますが、
IMG_6587.JPGこのフリッパー号が連れていってくれます 
IMG_6589.JPGスナメリ
1年中観られるのはスナメリだけで他の種類のイルカは季節によって
見られるとのことです。 
IMG_6624.JPGこんな感じ
オットセイも観られる時期があるのだとびっくりしました。
スナメリは背びれがなく小さいサイズ、水族館で観るようなイルカと違って
殆どジャンプしないので、ジャンプすることがあってもちょこっとです、
という説明を聞いた後乗船します。
IMG_6590.JPG醤油まんじゅうをいただきました 
IMG_6591.JPGIMG_6593.JPG
ヤマサとヒゲタと思っていたらヤマサオンリーでした。
工場見学歓迎、と書いてありますが平日のみなので要注意です! 
IMG_6594.JPGIMG_6595.JPG
出発してほどなくしてから船室の外に出て手すりにつながりながら
周りの風景を観ていると屛風ヶ浦が見えてきました。
(東洋のドーバーと言われるらしいのを初めて知りました)https://www.choshikanko.com/kankoDB/%E5%B1%8F%E9%A2%A8%E3%82%B1%E6%B5%A6/ IMG_6596.JPGIMG_6597.JPG
隣の旭市までつながっているのですからそれはそれは長い地層です。
お天気がよければもうちょっとよく見えるはずですが、この曇天で霞んでいて
地層ぽいのが長く続いている、という感じにしか見えずに残念。 
IMG_6598.JPGIMG_6599.JPG
IMG_6600.JPGIMG_6601.JPG
屛風ヶ浦、さすがに見飽きてしまいました。私、地層マニアじゃないし。(^-^;
フリッパー号に乗ったのは屛風ヶ浦を観るためだったんだっけ?と
一瞬この船の一番の目的が分からくなる自分がおりましたが、 
IMG_6602.JPGIMG_6603.JPG
いやいや、イルカウォッチングでコの船にのっているんだった、と思い出し、
屛風ヶ浦から船が離れて沖に出ていったところで「イルカ!イルカ!」と
気持が盛り上がったのもつかの間。 

船、激揺れ。(;゚Д゚)

酔い止めをもらってのんでいたのでさすがにリバースすることはありませんが、
思っていたより波が大きく揺れるのに船も合わせて揺れるので、手すりにつかまり、
必死で揺れに耐えている自分がおりました。
(この先の写真は揺れでスマホを海に落とすかもという不安を感じながら
 手すりから手を放して撮影したものです。我ながら頑張りました。(笑))
IMG_6604.JPG巨大な風力発電機の近くまで移動
これが今後30基ちょっと追加で設置されるそうです。
クリーンエネルギーといわれる昨今ですが、現状の発電の主軸になるのは
難しそうな、、気もします。大事ですね。節電。
IMG_6605.JPG戻ってきました 
結果としてはイルカに会うことはできず残念。
90%の確率でイルカに会えるそうですが、今回は残り10%だったようです。(笑)
船長さん(海の男って感じの雰囲気が素敵なおじちゃんでした)が
いわしの漁場が移動していたのもあって、船で巡るコースからイルカも移動して
しまったようです、というご説明でした。
オーロラを観に行くツアーでも天候などの条件で見られないことありますもんね、
同じようなことだと思います。
以前、ダイビングしながらイルカを見たことのあるSちゃんも残念そうでしたが、
これはまた乗船して(イルカに会えるまで)観たいと思います。
IMG_6606.JPG 絶対リベンジします
IMG_6607.JPGIMG_6608.JPG
船を下りた後、少年は馬上さんを誘って走っていきました。若いって素晴らしい。
これで旅の旅程は残すところ犬吠駅に戻るだけ、と思っていたら、
イルカウォッチングの船を運航している銚子海洋研究所の建物内で運営されている
「世界一ちっちゃな水族館」の中をちょっとだけ見学します。
IMG_6623.JPG
IMG_6609.JPGIMG_6610.JPG
鯨には歯が生えている「ハクジラ」とヒゲが生えている「ヒゲクジラ」の2種類に
分類されるそうですが、ヒゲクジラのヒゲ板は上顎の皮膚が発達してできた部位、
海水と一緒に餌の小魚やプランクトンを口に含んで海水だけ外に出す、
フィルターのような役割をしているそうですが、左右それぞれ200-400枚の
ヒゲ板が生えているという説明にびっくり。
触ったら(乾燥しているのもあると思いますが)分厚く固いので更にびっくり。 IMG_6611.JPGIMG_6614.JPG
触れる水槽で、なまこ&あめふらしをそっと触りました。
なまこ、かなりヌメッとしています。最初に食べた人、凄い。 
 
IMG_6616.JPGウメボシイソギンチャク
色が鮮やかな梅干し色でした。 
IMG_6617.JPGツチクジラの頭骨 
IMG_6618.JPG全長12mと小さめ
以前、外房の和田浦の民宿に泊まった時に、ツチクジラのお刺身を
いただいたことがありますが、千葉の一部も食文化でクジラを食べる地域で
頭数制限して捕鯨活動を行っています。 
IMG_6619.JPGギヤマンクラゲ ゆらゆら美しいです
この後、少年が水族館に設置されたUFOキャッチャーに夢中になって
なかなか犬吠駅に移動するタイミングにならなかったので、      
IMG_6625.JPGSちゃんと外をぶらぶら
スケジュールが遅れると銚子駅から実家に向けて乗る電車も乗りそびれそう、
ちょっと心配になってきたところでやっと出発、再び車に分乗して、
犬吠駅に移動しました。

あとは、帰るだけ~。


(つづく)

タグ:銚子
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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~和泉屋で昼食編~ [日本の旅(関東)]

外川駅に到着した後は、昼食会場となっている一棟貸の宿「和泉屋」さんに
歩いて向かいます。
IMG_6558.JPGIMG_6561.JPGIMG_6563.JPG
漁村の街並みを眺めながらのんびり5分くらい歩いて到着。
(和泉屋さん、ネットで予約できます)https://izumiya-choshi.com/
2階建ての古いお家を地元の若い方たちが自らリノベ―トしたそうで、 IMG_6564.JPGIMG_6566.JPG
1階はリビングダイニングのスペース、2階は大広間(布団を敷いて寝られる)。
新しいのにホッとするような、とても落ち着く雰囲気の2階でお昼ご飯タイム。 
IMG_6567.JPG懐かしい出前!
歩いてくる途中、昔ふらっと入った金兵衛食堂さんの天ぷらラーメンを食べた話を
Sちゃんにしていたのですが、その金兵衛食堂さんから出前をとってくれたとは!
カツ丼、天ざる、天ぷらラーメン、早い者勝ちですよ!というAさんの言葉に
天ぷらラーメンを迷わずゲットしました。
IMG_6568.JPGラップのかかった状態もいい感じ
小さい頃は外食=贅沢だったうつぼ家ですが、3か月に1回くらい、
近所のラーメン屋さんから出前をとって食べるのが楽しみでした。
私は大体いつも醤油ラーメン、とチャーハンをちょっと食べましたが、
運ばれてきた時の丼、こんな感じだったなあ、懐かしい気持ちになりました。IMG_6571.JPG天ぷらラーメン
銚子のラーメン屋さんと同じでなるとは2枚、出汁をとった昆布ものっています。
懐かしい中華そばに、ごま油で揚げた海老天、スープにとけた衣が美味しくて
(これだけで絶対呑めるのですがこの日は残念ながらノンアル)
懐かしく美味しく完食できました。
IMG_6575.JPGごちそうさまでした!
IMG_6573.JPG宿のオーナーの和泉さん 
お若い感じだなあと思ったのですが、竹本社長のご説明を聞いて納得。
2014年の夏に銚子電鉄が脱線事故を起こした時、その復旧費用のために
地元の銚子商業高校生たちがクラウドファンディングでお金を集め、
無事復旧できた、というニュース、私も覚えているのですが、
その時の高校生の1人が和泉さん。
現在は銚子観光大使としても活躍され、今回昼食で利用した和泉屋の他、
同じような一棟貸しの宿を次々とオープンして地元銚子の活性化にご尽力されて
いる話に中年オバサンの私、胸アツな気持ちでお話を拝聴しました。
日帰りでも行ける距離ですが、銚子で泊ってもっとのんびり旅して(お金使って)
銚子を盛り上げないと、という気持になります。

和泉さんのご紹介が終った後、参加者も食事をほぼ終えた状態になっていましたが、
次の旅程(イルカウオッチング)まで時間があるということでここから30分くらい、
竹本社長のトークが爆走、というか暴走します。(笑)
IMG_6574.JPG真面目な顔でダジャレ連発中  
IMG_6576.JPGきぬた歯科?
(高速や駅などで見るド派手な看板) https://business.nikkei.com/atcl/plus/00037/050900001/
今回のツアーを企画しガイドしてくださっている銚子電鉄のAさんが、
この広告を銚子電鉄でアレンジできないかと、きぬた歯科さんにご相談したところ
快諾いただいてこの色合いと図柄はそのままに、文字だけ銚子電鉄にアレンジして、
タオルやポスターを作った話、アイデアは竹本社長だけでなく社員の方々からも湧いて
(竹本社長を見つけた少年は商品としてこの図柄の凧をもらっていました(^-^;)
出てくるんだなあ、ある意味銚子電鉄の強みでもあるように思いました。
IMG_6577.JPGノリノリ竹本社長
出発時刻になってもトークが止まらなくなってしまい、Aさんに促されて終了。(笑)
こんなところが好きです、竹本社長。 
IMG_6579.JPGお世話になった和泉屋さんを出て
ここからはAさん運転の車と和泉屋さんの車に分乗してマリーナへ移動します。 IMG_6585.JPGIMG_6586.JPG
土砂降りではありませんが、まだ小雨状態、これが酷くならなければよいのですが、 
台風でなかっただけでもよかったと思うことにします。(4月ですが(笑))

この後は、お楽しみ&人生初のイルカウォッチングです。(^-^)


(つづく)


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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~竹本社長を探せ!編~ [日本の旅(関東)]

圓福寺さんでたくさんのお宝を見て、さのやさんの今川焼(お初)を食べて、
旅もまだ序盤というのになんだか満足していたところで、銚子電鉄の担当Aさんが
「みなさん、誰か一人足りないのにお気づきでしょうか?」といきなり質問。
ざわざわする参加者、、と、その中の1人が「あ、竹本社長がいない」と答えました。
確かにいつの間にか消えていました、竹本社長。(笑)
私は今川焼に夢中になっていて竹本社長が消えていたことに全く気付いておらず、
他の人の言葉でやっと気づいた次第です。(^^; 竹本社長、ごめんなさい。

「竹本社長、いま、本銚子駅に隠れていますので探してください!」とAさん。

この土砂降りの中、小さい駅舎と簡易トイレしかない本銚子駅のどこに隠れると
いうのか、簡易トイレの中にいるのは大変だから裏にでもまわって参加者が探して
くれるのを待っているんだろうな。

竹本社長も体を張った役回り、お疲れのところ申し訳ないのですが、
容易に想像できる(笑)こういう銚電クオリティな企画、好物です。(^-^)

「1グループから代表で1名、計5名で本銚子駅に行って探しましょう」
というAさんにくっついて、私のグループは竹本社長ファンの私が参加しました。
お寺を出るとき、唯一の未成年参加者である少年に、ご住職そっと耳打ち。

「くさいところにいるかもね」

それが聞こえた私も「いや、そこしかないし(笑)」と心の中で思いながら、
Aさん運転の車で観音駅の隣の本銚子駅に移動しました。
IMG_6542.JPG遠くに見えるのが本銚子駅(無人駅です)
真っ先に自分が竹本社長を見つけ出したい衝動を抑え込み、
少年が走って駅に向かっていくのを眺めながらのんびり歩きました。 
IMG_6543.JPGこれが駅舎 
2017年の24時間テレビでヒロミさんが地元の子供たちとつくった駅舎、
今でも銚子電鉄にとっては大切な駅舎(話題作りにも一役買いました)、
と駅舎に着く前に、「竹本社長、見つけた!」という少年の声と共に、
土砂降りの中、傘を差しながら少年と歩いてくる竹本社長の姿を観て一安心。
IMG_6544.JPGおつかれさまでした
簡易トイレの裏手に隠れていた竹本社長も見つけてもらってホッとされていました。 
IMG_6547.JPG清愛橋
駅のホームから見上げられる橋ですが、夜はイルミネーションで
キラキラするらしいです。(実は見たことなく)
これも、銚子電鉄に乗っていただく仕掛けの一つとして演出されたもの、
低予算でもアイデアで何とか乗り越える、銚子電鉄らしい取組みです。 

この後は、終点の外川駅まで移動しますが、雨が強くなっていたので
電車と残りの参加者がやって来るまでの間、駅舎(というか待合室)の中に
入って竹本社長と色々お話しました。
IMG_6548.JPG真面目な雰囲気ですが
結構ダジャレをかましています、竹本社長。
とはいえ、同じ銚子電鉄ファンの参加者の方々とはローカル鉄道受難の時代、
についてのお話もされていて、マイナスからのスタートを社長として引き受け
牽引して黒字化にもっていくそのお姿を間近に拝める幸せを感じました。 
IMG_6550.JPGIMG_6551.JPGIMG_6553.JPG
再び電車に乗って終点の外川駅に到着すると。
IMG_6552.JPGボランティアガイドのおばあちゃん
以前電車の中でお会いしたことがありますが休みの日は観光客が多いので
盛り上げ役として活躍されています。
IMG_6555.JPG私とSちゃんも竹本社長と一緒に!
竹本社長も冒頭と最後くらいしかいないかな、と思ったのですが、
夕方までずっと一緒にいてくれることが分かってテンション上がります。

この後は昼食タイムです♪


(つづく)

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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~圓福寺編③~ [日本の旅(関東)]

土砂降りが時折小降りになるものの雨が上がる気配のない銚子で、
なんでも鑑定団に出たというお宝たちを見学した後は、歩いて飯沼観音に
向かいますがその前にお寺敷地内でもうちょっと見学。
IMG_6511.JPGIMG_6512.JPG
入口近くにある歌碑。
参加者のお一組が埼玉からのご参加と聞いたご住職が埼玉に因んだもの、
として紹介してくれました。
江戸時代、埼玉(入間郡越生町)の豪商の鈴木金兵衛さん(俳号:古帳庵)が
俳諧の友である銚子の豪商、田中玄蕃、野崎小平次らに招かれた時によんだ句が
「ほととぎす 銚子は國の とっぱつれ」、今では銚子を代表する句となって
いるそうです。確かに銚子は関東の最東端ですから、とっぱずれ、ですね。
この他、祠みたいなところに入っている神龍丸という船の船首像を観ました。
(写真撮ったのですがぼやけすぎてさすがに載せられません(^-^;)
この船、国木田独歩の父である専八が乗っていた播磨龍間藩の御用船で、
異国のご婦人の姿をしているのですが婦人病を治してくれるという信仰が
あるそうです。私も病がちな年頃で色々あるので手を合わせました。
IMG_6514.JPGIMG_6515.JPG
昨日の記事でも書きましたが、圓福治飯沼観音は坂東三十三所の第二十七番、
本尊の十一面観世音を漁夫の清六と長蔵が海から拾い上げて、
彼らが後に出家して観清(清六)、音長(長蔵)と称し、草庵を結んんで尊像を
安置加持して諸人の病を癒し、虐除(ぎゃくよけ)法師と呼ばれたそうです。
その後、弘法大師が巡錫したとき、海中から拾われたままの状態だったため、
台座や光背を作って開眼供養を行い、その後、この地の海上長者と称する豪族が、
財を提供し壮麗な伽藍を建立されました。
その後広い敷地に多宝塔や大師堂、鐘楼堂なども整備されていた圓福寺さんも
第二次世界大戦の空襲で多くが焼失(その後おそらく再建)し、現在のように
2ヶ所に分かれてしまっているので、横断歩道を渡ったりと数分歩きます。
IMG_6516.JPGIMG_6517.JPGIMG_6518.JPG
仁王門には阿形と吽形がいらっしゃいました。
IMG_6519.JPGIMG_6520.JPGトイレの仏様
以前も記事でご紹介しましたが、敷地内の洗手間には仏様がいらっしゃいますが、
不浄除け、金運上昇にご利益があるそうです。
IMG_6523.JPGIMG_6524.JPG
桜もかなり咲いていましたがこの雨で花びらが散っているのが残念。。。
望願叶石、というのが木の下に置いてあったのですが、あまり欲張っても
いけないな、と思いながら「二度と転びませんように(笑)」と願いました。 
IMG_6522.JPGIMG_6525.JPG
この石(飯沼水準原標石)についても以前記事で書いたような記憶があるのですが、
1872年12月、明治政府が招聘したオランダの土木技師者(LA リンド氏)によって
日本における河川測量の原点として、圓福寺境内に設置されたものだそうです。
2015年、「日本選奨土木遺産」に指定されたという説明もあり、建築関連に興味の
ある方だと興味が湧く石なのでしょうね。
IMG_6526.JPGIMG_6529.JPG
本堂と五重塔。雨が凄くてスマホのカメラも濡れていて写真もこんな感じ。
IMG_6530.JPGIMG_6531.JPG大仏様
第二次世界大戦で被弾された大仏様ですが、その後被弾部分は修復されて
今はこんな感じで丸い模様が入ったように見えます。 
IMG_6532.JPG銚子の地酒 菰樽はずっと見ていても飽きません
以前酒蔵にお酒を買いにいきましたが、飯沼観音様から数分の距離にあります。
IMG_6533.JPGIMG_6534.JPG
本堂には十一面観音様が安置されていますが、その両脇の天井には
坂東三十三所の観音様の絵が描かれています。
反対側にも秩父だったか西国だったか同じように観音様の絵が描かれていますが、
絵馬も置いてあって願い事を書くことができます。
(その横には観音様を海から拾った清六さんの像もあります)
今回の参加者でお子さんは小学生男子1人だったので、ガイドで同行していた
車掌の馬上さんにべったりくっついていて(彼女にしたいと思っていたらしい)
その光景がずっと微笑ましかったのですが、絵馬に願い事を書くときも男子は
とても楽しそうで、おそらく中年や老年の大人たちと一緒に銚子旅といっても
あまり楽しくはなかったかのかもしれないと思うと馬上さんの存在は「神」です。

と、観音様に手を合わせた後は、再び大師堂に移動します。
この時も雨はザンザン振り、撥水加工されていない上着も水分で重たくなり、
再び濡れた靴を脱いで絨毯に足跡をつけながら畳のお部屋へ。
IMG_6535.JPG頂戴しました
銚子に茶畑は有りませんがお寺ならではのお心遣いですね。
IMG_6536.JPG1グループに1包配給
旅程表に書いてあった「さのや」さんの今川焼。
観音様の裏手にお店があるのは知っているのですが、いつも混んでいて
(地元の方もお土産などで大量に購入されています)
あとは今川焼が大きいのでこれを食べるとご飯食べられない、と思って
未だに食べたことがなかった今川焼きが今回いただけてラッキーです。
IMG_6537.JPGIMG_6538.JPGIMG_6539.JPG
白あん、つぶあんの2種類、Sちゃんと半分ずつ分けていただきました。
手で半分にするともうもう上がってくる湯気、出来立て熱々で皮もかりっとしていて、
ずっしりあんこもそれほど甘くなくてくどさがなく、あっという間に完食。
次回銚子に行く時はさのやさんに絶対行こう、と思いました。

今川焼をいただいたところで圓福寺さんの見学は終了。
この後は、銚子電鉄らしい企画がありました。(笑)


(つづく)
 

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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~圓福寺編②~ [日本の旅(関東)]

お宝(鎌倉時代の写本)を観た後はご住職について大師堂に向かいます。
IMG_6467.JPGIMG_6471.JPG
小さい鍾と木魚の原型(吊るしてありました)
鍾は参加者全員一打ずつ、小さいながら叩くとかなり大きな音でびっくり。
木魚の原型は、やっぱり木で出来た魚だったのか、、と納得したのですが、
この形からお寺でよく見る形に変化したそうです。
IMG_6472.JPG口の中に入っている丸い物体
これが煩悩なのだとか。(触るとくるくる回ります) 
IMG_6474.JPG
あれ、どこかで見たことあるような気がする、、、と思い出したのは
銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」で怪談師の蓑毛(みのけ)よだつが
数人のお客さん相手に怖い話(全く受けていない(笑))をしていた場面が
ここだったのか!お寺の本堂という厳かな場所ですが、
銚子電鉄ファンとしてはロケ地めぐりしている気分でテンション上がりました。 
IMG_6478.JPG仏事やおつとめで使われている木魚
かなり豪華な感じでしたがバチがかなり重く、1時間叩く時などは手に力をいれず
重力でバチが落ちて木魚が鳴る、という叩き方をされているそうです。 
IMG_6479.JPG鬼?
お供えなどがのっている台を支えていました。

IMG_6480.JPG天女?の彫刻
江戸時代のものだそうですが当時は極彩色だったのでしょうね。 IMG_6484.JPGIMG_6485.JPG
本堂にかけられていた絵(地元の酒屋さんが描かれたものとか)、
お参りする人の旅の様子を描いたものだそうですが、この圓福寺の飯沼観音は、
日本百観音(坂東三十三所、秩父三十四所、西国三十三所)の一つで、
坂東三十三所の第二十七番がここのお寺、自動車もなく移動に時間のかかる時代、
お参りして無事に帰れないこともあったそうですからある意味命がけでお参りに
行ったんですよ、というご説明でした。
IMG_6486.JPG渡世人
いわゆる893さんの番付表だそうです。
小結に銚子ノ五郎蔵、と書いてあって、銚子に893さんがいたのか、
(私の実家のあるS倉市でも学校に893のお子さんがいました)
と驚いたのですが、天保水滸伝で知られた侠客が銚子ノ五郎蔵、
IMG_6487.JPGこの大銅壺
五郎蔵のお墓がこの圓福寺さんにあるそうで、この壺は五郎蔵の息子の勝五郎と
飯岡の助五郎に寄進されたと説明がありました。
ここから更に進んでいくと、再び古書が飾られていて、
IMG_6490.JPGIMG_6491.JPG
上左は「方丈記(鴨長明)」の最初の版本で京都の豪商である角倉素庵が製作した
豪華本「嵯峨本」に属する木製の活字で印刷された本。
上右は「徒然草」。やはり角倉素庵が製作した嵯峨本という説明でしたが、
どちらも紙に透かしというのか模様が描かれているのが豪華。
(昔からお金のあるところにはあるんだなあ、と思ってしまう庶民の私)
IMG_6493.JPG鉢かつき
私が「鉢かぶり姫」という読み方で昔読んだ話です。
江戸時代前期、女性の絵本作家(居初(いそめ)つな)によって描かれた本、
世界的にも見てもこの時代では女性の絵本作家によるもの、というのが、
驚くべき事実であるという説明がありました。
IMG_6494.JPGIMG_6495.JPG
毎日「電車を止めるな!」を唯一上映しているのがこの圓福寺さん。
私が鑑賞した時は違うお部屋でしたが、現在はこんな感じのお部屋で
映画を見ることができます。とはいえ、「空海」のDVDも置いてあって
他の映画も上映しているのかな、なんてちょっと気になりました。
この後もうちょっと展示を見てから歩いて飯沼観音に向かいますが、
お墓が並ぶところから銚子電鉄の車両が見えますよ、とのことで、
参加者で暫し電車を待ち、
IMG_6496.JPG
手を振りましたが、乗客の方は気づいていなかったと思います。(笑)
IMG_6497.JPGお寺にもルンバ
複数台が活躍していますとご住職が説明していました。
この先の部屋に今の時代から近い頃の作家の直筆原稿の展示がありました。 
IMG_6498.JPGIMG_6499.JPG
与謝野晶子の直筆原稿(達筆すぎて読めませんでした)に 
IMG_6500.JPG泉鏡花
これも達筆で読めなかったのですが、私でも読める原稿がありました。 
IMG_6501.JPGIMG_6502.JPG
芥川龍之介先生の原稿は読めました。 
IMG_6503.JPGIMG_6504.JPG
Sちゃんと「几帳面な字だね」と驚きながら原稿を読みましたが、
芥川作品、意外と読んでいないのでこれを機会に読んでみてもよいかも。 
IMG_6505.JPGIMG_6507.JPG
途中で池やお茶室を観て入口に進み、 
IMG_6508.JPGIMG_6509.JPG
昔の地図で馴染みのある佐倉と松戸の記載を見つけて(自己満足です)
やっと生乾きになったところで再びぐじゅじゅの靴を履いて飯沼観音へ向かいます。


(つづく)


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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~圓福寺編①~ [日本の旅(関東)]

なんとかSちゃんと合流し、仲ノ町駅の車庫見学して集合写真を撮った後は、
IMG_6452.JPGIMG_6453.JPG
元ピンクニュージンジャー号に乗って隣の観音駅で下車します。

今回の参加者は5組11名。
アラフォーご夫婦に小学生高学年男子のファミリー、
男性2人組(恐らく銚子電鉄ファンと思われます)、
私と同年代と思しきご夫婦、私より少々若そうなご夫婦、
あとは、おばさん2人組(Sちゃんと私)。

銚子電鉄ファンが飛びついた、という私と同じなのは男性2人組だけで、
残りの3組は千葉そごうの福袋企画が面白そうと思って参加したらしく、
銚子電鉄や竹本社長のダジャレへの免疫なし(笑)で、私から見ても新鮮です。

昨日書いた通り、駅と駅の間が短いので乗って1分、2分?も経たないうちに
観音駅に到着し、折り畳み傘(撥水加工もなくなり内側もビショビショ(笑))を
再びさしてホームに降りると、
IMG_6454.JPGきゃりーぱみゅぱみゅちゃんの大漁旗。
(2022年に見て驚きました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-08-10-1 
きゃりーぱみゅーぱみゅさんが全国ツアーを行う都道府県での地方創生企画として
千葉県では銚子電鉄が選ばれて観音駅の改修が行われたのですが、それまでの間に
コロナ禍でYouTubeなどを中心にして積極的に発信していたのが岩下の新生姜の
ピンクニュージンジャー号やきゃりーぱみゅーぱみゅさんとのコラボにつながって
いったのかな、と思います。
銚子電鉄自体の面白い取り組みに加えて、色々な方々とのコラボのお陰で
かなり全国でも有名になったような気がしている私ですが違ったらごめんなさい。 
IMG_6455.JPGIMG_6456.JPGまずは圓福寺さん
昔は広い敷地だったのかなと思っているのですが、
今は本坊と大師堂のあるところと、ちょっと歩いたところに本殿と飯沼観音の
あるところ、2か所に分かれています。
戦前までは仁王門、鐘楼同、多宝塔、大師堂など大小の建物が並んでいたそうですが、
第二次世界大戦の空襲で焼失してしまい、観音様と大師堂の間に戦後商店などが出来て、
2か所に分かれてしまったそうです。
という圓福寺さん、最初に観音駅から近い大師堂に向かいます。

(以前、「電車を止めるな!」を観た場所です)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-15

折り畳み傘も内側まで水滴がついてしまうほどの土砂降りの中、
屋内に着いてホッとしたのですが、靴を脱いで中に上がる段になって
既にぐちゃぐちゃに水没した靴を脱いで屋内の絨毯に足跡をつけながら歩いて
ごめんなさい、と心の中で思いました。
参加者の大半がこんな感じだったので自分だけではありませんが(笑)
こういう時って、折角きれいに掃除されているところを汚してしまって
申訳ない気持ちになります。(^-^;
IMG_6457.JPG目に留まったので撮影(^-^;
写っている皆さんは銚子の消防隊(本物)?、気になって撮影したのですが、
お寺は特に火気厳禁ですから、こういうポスター、リアルに心に響きます。
IMG_6458.JPGIMG_6459.JPGIMG_6460.JPG
ご住職のご挨拶の後、竹本社長からもご挨拶がありましたが、
相変わらず腰の低い竹本社長、控え目に見えつつ、こういうところでも
さりげなくダジャレを挟んでくるので参加者、序盤から盛り上がっております。(笑)

この圓福寺での見学時間が1時間40分も予定されていて何を観るんだろう、と
写経をしたところで1時間もあれば十分なのに、と思っていたら、お寺のお宝を
見せていただけるとのこと、これは楽しみです。(^-^)

IMG_6463.JPG棟方志功の絵(本物)
ご本人が書かれた「圓福寺」という木札のようなものもありましたが、
味わい深い字体に優しい絵柄の観世音菩薩、心が和らぎます。
また、この圓福寺さん、以前のご住職が古書を集めるのがご趣味だったそうで、
なんでも鑑定団に出演されたこともあるそうです。 
IMG_6465.JPGIMG_6466.JPG
上左は「源氏物語 幻」の写本(鎌倉時代)、最も古い写本の一つと考えられていて、
セットになっていた「柏木」は天理大学天理図書館に保存されているそうです。
雲母の粉を使った紙を用いた高級な本、という説明がありました。
上右は「源氏物語 夕霧」の写本(鎌倉時代)、室町時代以前の物語写本は正方形が
一般的だそうですが、この写本は長方形になっていて、献上などを目的にした清書本、
ではないかと考えられているそうです。

という説明を読んでもこの手の文字は全く読めず、これが読めればもっと楽しいはず、
と思うとこれまでの自分の学んでいない加減を悔いました。

この後も、まだまだお宝を見せていただきます。(^-^)

(つづく)



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