映画「電車を止めるな!のろいの6.4キロ」14往復目鑑賞 [映画(た行)]
あれだけ観ていた銚子電鉄の映画、昨年は観る機会をうまくつかめず鑑賞0回、
不甲斐ない、、、と思っていたのですが(そんな内に都内の上映が終っていた)
田端のChupkiさんが銚子電鉄100周年を記念してリバイバル上映してくれたので
「電車を止めるな!のろいの6.4キロ」14往復目鑑賞できました。(^O^)/
今回12往復目
(映画公式サイト) https://www.dentome.net/
(銚子電鉄サイト) https://www.choshi-dentetsu.jp/
(1往復目は池袋のシネマロサで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2020-12-29
(2往復目は竹橋のKKR東京で貸切)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-01-18
(3往復目は千葉の京成ローザで舞台挨拶も)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-03-02
(4往復目は田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-05-16
(5往復目も田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-05-29
(6往復目も田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-08
(7往復目も田端のChupkiさんで、トークショー付)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-09
(8往復目も田端のChupkiさんで、上映最終日に)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-18-5
(9往復目は銚子の圓福寺さんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-07-24-4
(10往復目は池袋HUMAXさんで、舞台挨拶付き)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-08-05
(11往復目は上越の高田世界館さんで、トークショー付)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-09-28-4
(12往復目は銚子の圓福寺さんで貸切)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-15
(13往復目は初の関鉄に乗って茨城県で)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-26
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不甲斐ない、、、と思っていたのですが(そんな内に都内の上映が終っていた)
田端のChupkiさんが銚子電鉄100周年を記念してリバイバル上映してくれたので
「電車を止めるな!のろいの6.4キロ」14往復目鑑賞できました。(^O^)/

(映画公式サイト) https://www.dentome.net/
(銚子電鉄サイト) https://www.choshi-dentetsu.jp/
(1往復目は池袋のシネマロサで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2020-12-29
(2往復目は竹橋のKKR東京で貸切)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-01-18
(3往復目は千葉の京成ローザで舞台挨拶も)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-03-02
(4往復目は田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-05-16
(5往復目も田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-05-29
(6往復目も田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-08
(7往復目も田端のChupkiさんで、トークショー付)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-09
(8往復目も田端のChupkiさんで、上映最終日に)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-18-5
(9往復目は銚子の圓福寺さんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-07-24-4
(10往復目は池袋HUMAXさんで、舞台挨拶付き)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-08-05
(11往復目は上越の高田世界館さんで、トークショー付)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-09-28-4
(12往復目は銚子の圓福寺さんで貸切)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-15
(13往復目は初の関鉄に乗って茨城県で)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-26
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久しぶりなのであらすじをYahoo!映画さんより転載。
廃線の危機が迫る鉄道会社が起死回生を図るべく「心霊電車」という催しを企画。
社員たちが懸命に心霊現象を演出するが、インターネットで炎上してしまう。
しかし、丑(うし)三つ時になり、本物の霊現象が起こり始める。
電車は止まることができなくなり、そのまま終着駅に近づいていく。
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超楽しかった!(^O^)/
最近すっかりなりを潜めていた銚子電鉄愛が復活しました。(笑)
大好きなキャストの皆さんとスクリーン越しに会えた感激。
特に、いんちき霊媒師の広瀬じゅずを演じた池上恵さん、
心霊アイドルめむたんを演じた末永百合恵さん、
お二人とも振り切りすぎるほどの潔い演技、今回も大爆笑しました。
一昨日記事をアップした「散歩屋ケンちゃん」がちょっとモヤっとしたまま
観終わってしまった感あり、その後今作を観たので尚更楽しかったのかもしれませんが、
展開が分かっていて自分の好きなツボポイントも分かっていて観ているので楽しさ倍増、
という感じ、ニコヤカ動画(ニコニコ動画のパクリ)の視聴者の書き込みの自虐ネタ、
檀鼓太郎さんの音声ガイドが更に楽しさを増して爆笑しながら、
時折ほろっとする場面(その場面が来ることも分かっていて観ている)、
最後にはそのオチ!とツッコミどころ満載でスッキリして観終わる、
昨年体験できなかった体験を再びChupkiさんで思う存分体験できたことに
感激し、スタッフの方に「再上映してくださってありがとうございます」、
思わずお礼を言ってしまった私です。(笑)
SNS情報で「2回目の上映後に竹本社長のトークショーがある」、という情報をつかみ、
てっきり「電車を止めるな!」の2回目上映後、かと思って予約したら、
この後の「散歩屋ケンちゃん」2回目上映の後にトークショーだとあとで分かり、
(でもこの後予定があって予約変更できなかったのが悔やまれます(´Д`))
残念ながら竹本社長のお姿を拝むことはできませんでしたが、
竹本社長のぐふっと笑ってしまう銚電クオリティのギャグと愛情に包まれた今作、
都内か関東近県で上映があればまた観にいかねば!と思った、
「電車を止めるな!」でありました。
(祝100周年!2期連続黒字!これからも応援します!)
タグ:銚子電鉄
映画「トリとロキタ」を観る [映画(た行)]
昨日お知らせした通り、現在左手首を骨折しておりますが、
本日午前中はお仕事、午後に日帰り手術(局所麻酔)を受けてきます。
暫くの間は投稿予約してありますが、術後の経過によってはブログアップを
お休みするかもしれません。
とはいえ、ゴールデンウィークもおそらくお仕事なので(年で一番繁忙期)
タイピングに支障がなければ記事はアップしていきたいと思います。
(無理はしませんのでご心配なさらないでくださいねー(^-^;)
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本日午前中はお仕事、午後に日帰り手術(局所麻酔)を受けてきます。
暫くの間は投稿予約してありますが、術後の経過によってはブログアップを
お休みするかもしれません。
とはいえ、ゴールデンウィークもおそらくお仕事なので(年で一番繁忙期)
タイピングに支障がなければ記事はアップしていきたいと思います。
(無理はしませんのでご心配なさらないでくださいねー(^-^;)
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あらすじを観て興味を持った作品です。

あらすじはYahoo!映画さんより。
アフリカからベルギーのリエージュにたどり着いたロキタとトリは、
姉弟と偽って暮らしている。
10代後半のロキタとしっかり者のトリは、常に行動を共にしていた。
ビザがなく、正規の仕事に就けないロキタは、祖国にいる家族のために
ドラッグの運び屋をして金を稼いでいたが、偽造ビザを手に入れようと
さらに危険な闇組織の仕事を始める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まるでドキュメンタリーを観ているような気持ちで切なくなる映画でした。
アフリカ(多分フランス語圏の国)からベルギーにやってきたトリとロキタ。
2人は姉弟ではなく、母国から逃げのびている途中で知り合い、
姉弟を装ってベルギーにやってきて難民申請をするものの、
すぐ難民認定されたトリに対して、ロキタは何度もヒアリングを受けて
(トリについて聞かれてちゃんと答えられないことが多々)
難民認定されずビザもおりないためまともな仕事に就くことができない。
ロキタの目線で見ると、難民を受け入れない国って冷たい、となりますが、
受け入れ側の国としてみれば偽装難民もいるので厳しく審査しなければならない、
となるのですね。
人道的な観点ではロキタを応援したくなりますが、移民、難民を受け入れたことで
治安が悪くなったり国民が仕事を失ったりしたことで暴動が起きている国も
あるわけで(移民排斥運動を行っているヨーロッパの国もありますよね)
どちらの立場も、と思いながら見ておりました。
監督のジャン=ピエール、リュック・ダルデンヌ兄弟のインタビューを
映画鑑賞後に見る機会があったのですが、行方不明になった移民が多い事実を知り
この作品の着想を得たそうです。
ビザがないためまともな仕事に就けず、大麻の売り子でなんとか稼いで
祖国の家族に送金するロキタ、ベルギー迄の密航を斡旋した手配師にも
借金の返済をと脅されお金を巻き上げられてしまう、そんな中で、もっと稼がないと、
と紹介してもらったのが大麻栽培工場で大麻を育て収穫して乾燥させる仕事。
犯罪に手を染めるロキタを励ますトリ。
(雇い主による非道な仕打ちを観ていて怒りと悲しい気持ちになりました)
実際には姉弟ではない2人が祖国から離れた異国の地で励まし合う姿を
観ていても、この先2人に幸せな未来が訪れるとは思えず、
大麻栽培工場までロキタに会いに行くトリ、最初はうまくいっているものの
それがばれてしまい、最後には悲しい結末が待っていました。
(ロキタが射殺されてしまうのです)
2人が望んだのは母国から逃げてたどり着いたベルギーで2人で平穏に暮らすこと、
小さな2人の望みが叶うことなくトリは一人残されてしまう、という終わり方で、
難民が受ける世の中の理不尽さを感じました。
よく婆1号(うつぼ母)と、
日本は政府も内閣も国民目線とはいえないし日々の生活に不満は一杯あるけれど
戦争もないし、自分の家で穏やかに生活できる、ありがたいことだね、
と話すのですが、

あらすじはYahoo!映画さんより。
アフリカからベルギーのリエージュにたどり着いたロキタとトリは、
姉弟と偽って暮らしている。
10代後半のロキタとしっかり者のトリは、常に行動を共にしていた。
ビザがなく、正規の仕事に就けないロキタは、祖国にいる家族のために
ドラッグの運び屋をして金を稼いでいたが、偽造ビザを手に入れようと
さらに危険な闇組織の仕事を始める。
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まるでドキュメンタリーを観ているような気持ちで切なくなる映画でした。
アフリカ(多分フランス語圏の国)からベルギーにやってきたトリとロキタ。
2人は姉弟ではなく、母国から逃げのびている途中で知り合い、
姉弟を装ってベルギーにやってきて難民申請をするものの、
すぐ難民認定されたトリに対して、ロキタは何度もヒアリングを受けて
(トリについて聞かれてちゃんと答えられないことが多々)
難民認定されずビザもおりないためまともな仕事に就くことができない。
ロキタの目線で見ると、難民を受け入れない国って冷たい、となりますが、
受け入れ側の国としてみれば偽装難民もいるので厳しく審査しなければならない、
となるのですね。
人道的な観点ではロキタを応援したくなりますが、移民、難民を受け入れたことで
治安が悪くなったり国民が仕事を失ったりしたことで暴動が起きている国も
あるわけで(移民排斥運動を行っているヨーロッパの国もありますよね)
どちらの立場も、と思いながら見ておりました。
監督のジャン=ピエール、リュック・ダルデンヌ兄弟のインタビューを
映画鑑賞後に見る機会があったのですが、行方不明になった移民が多い事実を知り
この作品の着想を得たそうです。
ビザがないためまともな仕事に就けず、大麻の売り子でなんとか稼いで
祖国の家族に送金するロキタ、ベルギー迄の密航を斡旋した手配師にも
借金の返済をと脅されお金を巻き上げられてしまう、そんな中で、もっと稼がないと、
と紹介してもらったのが大麻栽培工場で大麻を育て収穫して乾燥させる仕事。
犯罪に手を染めるロキタを励ますトリ。
(雇い主による非道な仕打ちを観ていて怒りと悲しい気持ちになりました)
実際には姉弟ではない2人が祖国から離れた異国の地で励まし合う姿を
観ていても、この先2人に幸せな未来が訪れるとは思えず、
大麻栽培工場までロキタに会いに行くトリ、最初はうまくいっているものの
それがばれてしまい、最後には悲しい結末が待っていました。
(ロキタが射殺されてしまうのです)
2人が望んだのは母国から逃げてたどり着いたベルギーで2人で平穏に暮らすこと、
小さな2人の望みが叶うことなくトリは一人残されてしまう、という終わり方で、
難民が受ける世の中の理不尽さを感じました。
よく婆1号(うつぼ母)と、
日本は政府も内閣も国民目線とはいえないし日々の生活に不満は一杯あるけれど
戦争もないし、自分の家で穏やかに生活できる、ありがたいことだね、
と話すのですが、
ジンバブエから南アに避難した人達がソムリエとして開花する話、
彼らも大変なご苦労をされたと思いますが、こういう人たちは一握り、
多くはトリとロキタ(フィクション作品ですが)のようなケースが大半なのだろう、
と思うと、ビザがないために非合法な仕事に手を染めなければいけない現状、
そこにつけこむ大人たち、トリとロキタが作品の中で歌う歌、
(ねずみが猫につかまり、猫が犬につかまり、、という弱肉強食のような歌)
彼らのような難民の子供たちがねずみである事実はなかなか変わらないのだろう、
と残念に思いながら、夢ではなく現実を炙りだしたような作品に出会えたこと、
日本から遠いところで実際に起きていることを知る機会を得たことに感謝した、
「トリとロキタ」でありました。
彼らも大変なご苦労をされたと思いますが、こういう人たちは一握り、
多くはトリとロキタ(フィクション作品ですが)のようなケースが大半なのだろう、
と思うと、ビザがないために非合法な仕事に手を染めなければいけない現状、
そこにつけこむ大人たち、トリとロキタが作品の中で歌う歌、
(ねずみが猫につかまり、猫が犬につかまり、、という弱肉強食のような歌)
彼らのような難民の子供たちがねずみである事実はなかなか変わらないのだろう、
と残念に思いながら、夢ではなく現実を炙りだしたような作品に出会えたこと、
日本から遠いところで実際に起きていることを知る機会を得たことに感謝した、
「トリとロキタ」でありました。
映画「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」を観る [映画(た行)]
映画のポスターを観て絶対映画館で観る!という気持で、
公開1週目に日比谷のシャンテで鑑賞しました。

あらすじはYahoo!映画さんより。
1964年にデビューし、グラムロックの代表的なミュージシャンとして
世界に影響を与えたデヴィッド・ボウイ。
ボウイは常に変化することを厭(いと)わずに、時代を先導するアイコンとして
存在し続けた。
そんな彼が残し、デヴィッド・ボウイ財団が保有しているボウイの映像を、
ブレット・モーゲン監督が2年の期間をかけて選別し、本作を作り上げた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドキュメンタリーというよりどこかアート作品みたいな感じ。
初めて聞いた異父兄の話、ボウイ様の人生に大きな影響を与えたのだなと思いました。
(妻のイマンについてはメディア露出も多かったので特にびっくりすることなく)
公開1週目に日比谷のシャンテで鑑賞しました。

あらすじはYahoo!映画さんより。
1964年にデビューし、グラムロックの代表的なミュージシャンとして
世界に影響を与えたデヴィッド・ボウイ。
ボウイは常に変化することを厭(いと)わずに、時代を先導するアイコンとして
存在し続けた。
そんな彼が残し、デヴィッド・ボウイ財団が保有しているボウイの映像を、
ブレット・モーゲン監督が2年の期間をかけて選別し、本作を作り上げた。
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ドキュメンタリーというよりどこかアート作品みたいな感じ。
初めて聞いた異父兄の話、ボウイ様の人生に大きな影響を与えたのだなと思いました。
(妻のイマンについてはメディア露出も多かったので特にびっくりすることなく)
70年代(ボウイ様が眉剃り状態でどこか中性的な雰囲気)から始まる今作、
哲学的な言葉(ボウイ様が哲学の寄せ集めといっていましたが)については、
言葉は頭に入るけれどそれがどういうことなのかというのがぱっと想像できず、
序盤から言葉を理解できないまま見続けていた私、眠気に襲われました。
アーティストのドキュメンタリーというと小さいころからの写真や映像で
どうやって成長しどういうきっかけで歌を生業とするようになったのか、
みたいなつくりが多いのですが(昨年観たビー・ジーズもそういうつくり)
ボウイ様の今作は全く違うというか、
このあたりからイメージ映像(ボウイ様がつくったものなのかは不明)と
謳っているボウイ様、インタビューを受けるボウイ様の様子が映し出され
ドキュメンタリーの見慣れたつくりでなかったことに戸惑い気味でした。
私がボウイ様の歌をきちんと聴くようになったのは、
謳っているボウイ様、インタビューを受けるボウイ様の様子が映し出され
ドキュメンタリーの見慣れたつくりでなかったことに戸惑い気味でした。
私がボウイ様の歌をきちんと聴くようになったのは、
このあたりからで、
そして、ミーハーなんですがやはりこれです。(^-^;
ナイル・ロジャースがプロデュース業にいそしんでいたころ(マドンナとか)、
それまでのイメージから一転したというか、ちょっと驚いたというか、
ナイル・ロジャースがプロデュース業にいそしんでいたころ(マドンナとか)、
それまでのイメージから一転したというか、ちょっと驚いたというか、
この映画も併せて好きなアーティストの1人になりました。
今作を観ていてアーティスト(歌手)というより、どこかアーティスト(画家)のような、
ボウイ様って音を描く、みたいなイメージというか、画家の一生を観ているような気分に
なりました。
デビューしたてのころのサウンドが好きだったのに、アルバムが次々出て来ると、
サウンドが変わっていって好きではなくなってしまう、みたいなことが往々にしてあって、
(サウンドが変わらないけれど進化しているストーンズとかエアロスミスとかありますが)
当然それはアーティストとして成長していくということは分かっているものの
どこか寂しい気持ちになったりする経験を持つ私にも、ボウイ様の変化するサウンドは、
アメリカに行って受けた刺激だったり、戦メリに出演してアジアの影響を受けたり、
イマンと出会って結婚し、様々な人生の広がりの中で変わっていったのだと思いました。
残念だったのは、90年代、いや2000年以降かな、全然描かれなかったことでした。
自分の知っている時代以外でのボウイ様のお姿も見たかったと思うと
ここは残念ポイントですが、ボウイ様のイメージの描き方(監督の考えもあるでしょう)
が自分の期待するものとちょっと違っていたのかもしれません。
あとは、
今作を観ていてアーティスト(歌手)というより、どこかアーティスト(画家)のような、
ボウイ様って音を描く、みたいなイメージというか、画家の一生を観ているような気分に
なりました。
デビューしたてのころのサウンドが好きだったのに、アルバムが次々出て来ると、
サウンドが変わっていって好きではなくなってしまう、みたいなことが往々にしてあって、
(サウンドが変わらないけれど進化しているストーンズとかエアロスミスとかありますが)
当然それはアーティストとして成長していくということは分かっているものの
どこか寂しい気持ちになったりする経験を持つ私にも、ボウイ様の変化するサウンドは、
アメリカに行って受けた刺激だったり、戦メリに出演してアジアの影響を受けたり、
イマンと出会って結婚し、様々な人生の広がりの中で変わっていったのだと思いました。
残念だったのは、90年代、いや2000年以降かな、全然描かれなかったことでした。
自分の知っている時代以外でのボウイ様のお姿も見たかったと思うと
ここは残念ポイントですが、ボウイ様のイメージの描き方(監督の考えもあるでしょう)
が自分の期待するものとちょっと違っていたのかもしれません。
あとは、
意図的なのかソロではないからのか、ボウイ様の歴史から消されちゃったのか
全く出てこず、ここも残念ポイントでした。
とはいえ、ボウイ様が京都を度々訪れるようになった映像の中で、
正伝寺のお庭らしきところで映るボウイ様(焼酎のCMなので正伝寺だと思う)、
ほんの一瞬ですがそのお姿を拝めたのは私の今作での一番の感激ポイントでした。
いまこうやって観ても唯一無二のアーティストであるという認識は変わらず、
逆に強くなったように思えた「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」で
ありました。
全く出てこず、ここも残念ポイントでした。
とはいえ、ボウイ様が京都を度々訪れるようになった映像の中で、
正伝寺のお庭らしきところで映るボウイ様(焼酎のCMなので正伝寺だと思う)、
ほんの一瞬ですがそのお姿を拝めたのは私の今作での一番の感激ポイントでした。
いまこうやって観ても唯一無二のアーティストであるという認識は変わらず、
逆に強くなったように思えた「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」で
ありました。
映画「茶飲友達」を観る [映画(た行)]
映画館の上映スケジュールをチェックしていた時、
タイトルが気になって鑑賞した作品です。
外山文治監督作品
あらすじはYahoo!映画さんより。
タイトルが気になって鑑賞した作品です。
あらすじはYahoo!映画さんより。
29歳の佐々木マナ(岡本玲)は「茶飲友達(ティー・フレンド)」という組織を
設立し、新聞に「茶飲友達、募集。」と広告を出す。
その実態は、連絡してきた男性のもとへ高齢女性を派遣する高齢者専門の
売春クラブだった。
「ティー・ガール」と呼ばれる在籍女性たちの中には、
介護疲れやギャンブル依存などさまざまな事情を抱える者がいた。
一方、マナと共に茶飲友達を運営する若者たちもまた、それぞれに生きづらさを
抱えている。
そんな高齢者や若者をまとめるマナは、彼らを「ファミリー」と呼んで
家族のような関係を築いていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実話に基づいて制作された作品です。
高齢者の性について語るのはどこかタブーのような世の中、に見えますし、
私もこういう繊細な話題に触れることに躊躇いながら観始めたのですが、
冒頭で、妻が他界して孤独に暮らす男性(演じているのは渡辺哲さん)の場面を
観たところから映画に引き込まれていきました。
この映画、高齢者の性を描くために制作されたというよりは、家族とはなにか、
ファミリーとはなにか、マキが色々な場面で「ファミリー」という言葉を発する、
マキの目線から描いた家族に対する幻想のようなものが描かれていたように思います。
事あるごとに「ファミリー」という言葉をだすマキの家族に対する熱量と、
他の人たちの熱量に大きく差があるのかもしれないな、と感じました。
高齢者を助けてあげているんだ、良いことをしているのだから儲けて何が悪い、
と自らの活動について正当化しながら(ちょっと上から目線な感じもした)
ビジネスを拡大していこうとするマキ、SNSではなく新聞の紙媒体の三行広告で
新規顧客を増やしていく姿、悪い人ではないと思うもののそのドライな姿、
でも、時々、茶飲友達で派遣される女性たちに寄りそっていこうとする姿、
彼女自身にも何かあるのだろうな、と思いながら見ていると、
マキがこのビジネスを始めたきっかけも実の家族との不和が原因だったことが
少しずつ分かっていきます。
このビジネスに集まってくる若い人たちも茶飲友達(ティー・フレンド)として
働く老いた女性たち、彼女たちを求める顧客の老いた男性たちもそれぞれ家族に
関して何かしら問題を抱えている、(両親介護が終って気づけば60過ぎていた
独身女性、奥さんが拒否する、奥さんが他界などで性について悩みを抱える男性等)
彼らがマキをリーダーとしてファミリーとしてうまくいっている場面を観ると
この後どうなるか、砂上の楼閣のように足元がぐらぐらした上に成り立つ関係、
そう思えました。
思っていた通り、あることがきっかけでマキの築いたファミリーは一気に崩れていき、
マキは逮捕されますが、取り調べの時に言われる言葉、
「自分の寂しさを他人の孤独で埋めるんじゃないよ」が印象的でした。
人間は程度の差はあるかもしれませんが、だれしもが孤独なのかと思っています。
孤独もどこか必要悪というか悪いものではないと思っていますが、
孤独と共に暮らす中、人との接点を持つことで癒される、今作もそういう人間たちの
集まりが色々な形で孤独から脱したい、と思っていたようにみえました。
身寄りのない女性スタッフが妻子ある男との間に子供が出来たものの、
認知できないと突き放され、でも生みたい気持ちがある、というエピソードが
映画の中で描かれているのですが、彼女自身、子供を産み育てるということについて
心身ともにエネルギーを使うだけでなくお金がかかるという認識がないまま過ごし、
最後は崩壊するファミリーの金庫からお金を奪って逃げ去る、という場面、
決して共感できるキャラクターではないのですが、相談できる人もなく、
(ファミリーにも相談できないまま時間が経っていった)
周りに人はいるのにずっと孤独だった、その中で新しい命にどこか希望を見出そうと
していたのかなと思えました。
(映画レビューで彼女の件は要らなかったのではというご意見も見たのですが、
私自身はあってよかったと思いました)
孤独の中で人の温かさに触れる、自分の存在を受け容れられる、共感してもらえる、
したことに対してありがとうと言ってもらえる、ちょっとした事の積み重ねが
自分を孤独から解放してくれるのかと思いながら、人との接点を細々と紡いで
過ごしながら生きていきたいという気持になった「茶飲友達」でありました。
設立し、新聞に「茶飲友達、募集。」と広告を出す。
その実態は、連絡してきた男性のもとへ高齢女性を派遣する高齢者専門の
売春クラブだった。
「ティー・ガール」と呼ばれる在籍女性たちの中には、
介護疲れやギャンブル依存などさまざまな事情を抱える者がいた。
一方、マナと共に茶飲友達を運営する若者たちもまた、それぞれに生きづらさを
抱えている。
そんな高齢者や若者をまとめるマナは、彼らを「ファミリー」と呼んで
家族のような関係を築いていく。
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実話に基づいて制作された作品です。
高齢者の性について語るのはどこかタブーのような世の中、に見えますし、
私もこういう繊細な話題に触れることに躊躇いながら観始めたのですが、
冒頭で、妻が他界して孤独に暮らす男性(演じているのは渡辺哲さん)の場面を
観たところから映画に引き込まれていきました。
この映画、高齢者の性を描くために制作されたというよりは、家族とはなにか、
ファミリーとはなにか、マキが色々な場面で「ファミリー」という言葉を発する、
マキの目線から描いた家族に対する幻想のようなものが描かれていたように思います。
血のつながらない他人同士、という点では、この作品と似ているかと思いましたが、
家族を演じて一緒に暮らす「万引き家族」と比べると、家族感は薄い様にも思えて事あるごとに「ファミリー」という言葉をだすマキの家族に対する熱量と、
他の人たちの熱量に大きく差があるのかもしれないな、と感じました。
高齢者を助けてあげているんだ、良いことをしているのだから儲けて何が悪い、
と自らの活動について正当化しながら(ちょっと上から目線な感じもした)
ビジネスを拡大していこうとするマキ、SNSではなく新聞の紙媒体の三行広告で
新規顧客を増やしていく姿、悪い人ではないと思うもののそのドライな姿、
でも、時々、茶飲友達で派遣される女性たちに寄りそっていこうとする姿、
彼女自身にも何かあるのだろうな、と思いながら見ていると、
マキがこのビジネスを始めたきっかけも実の家族との不和が原因だったことが
少しずつ分かっていきます。
このビジネスに集まってくる若い人たちも茶飲友達(ティー・フレンド)として
働く老いた女性たち、彼女たちを求める顧客の老いた男性たちもそれぞれ家族に
関して何かしら問題を抱えている、(両親介護が終って気づけば60過ぎていた
独身女性、奥さんが拒否する、奥さんが他界などで性について悩みを抱える男性等)
彼らがマキをリーダーとしてファミリーとしてうまくいっている場面を観ると
この後どうなるか、砂上の楼閣のように足元がぐらぐらした上に成り立つ関係、
そう思えました。
思っていた通り、あることがきっかけでマキの築いたファミリーは一気に崩れていき、
マキは逮捕されますが、取り調べの時に言われる言葉、
「自分の寂しさを他人の孤独で埋めるんじゃないよ」が印象的でした。
人間は程度の差はあるかもしれませんが、だれしもが孤独なのかと思っています。
孤独もどこか必要悪というか悪いものではないと思っていますが、
孤独と共に暮らす中、人との接点を持つことで癒される、今作もそういう人間たちの
集まりが色々な形で孤独から脱したい、と思っていたようにみえました。
身寄りのない女性スタッフが妻子ある男との間に子供が出来たものの、
認知できないと突き放され、でも生みたい気持ちがある、というエピソードが
映画の中で描かれているのですが、彼女自身、子供を産み育てるということについて
心身ともにエネルギーを使うだけでなくお金がかかるという認識がないまま過ごし、
最後は崩壊するファミリーの金庫からお金を奪って逃げ去る、という場面、
決して共感できるキャラクターではないのですが、相談できる人もなく、
(ファミリーにも相談できないまま時間が経っていった)
周りに人はいるのにずっと孤独だった、その中で新しい命にどこか希望を見出そうと
していたのかなと思えました。
(映画レビューで彼女の件は要らなかったのではというご意見も見たのですが、
私自身はあってよかったと思いました)
孤独の中で人の温かさに触れる、自分の存在を受け容れられる、共感してもらえる、
したことに対してありがとうと言ってもらえる、ちょっとした事の積み重ねが
自分を孤独から解放してくれるのかと思いながら、人との接点を細々と紡いで
過ごしながら生きていきたいという気持になった「茶飲友達」でありました。
映画「チーム・ジンバブエのソムリエたち」を観る [映画(た行)]
タイトルを見て面白そうだと思った作品です。


あらすじはYahoo!映画さんより。
ジンバブエから南アフリカに逃れた難民の
ジョゼフ氏、ティナシェ氏、パードン氏、マールヴィン氏ら4人のソムリエは、
初めてブラインドワインテイスティングの大会に出場する。
クラウドファンディングの支援を受けたジンバブエチームは、
フランスのブルゴーニュに到着。限られた予算の中で雇ったコーチが暴走する中、
彼らは23か国から集まった一流ソムリエたちに挑む。
ジンバブエから南アフリカに逃れた難民の
ジョゼフ氏、ティナシェ氏、パードン氏、マールヴィン氏ら4人のソムリエは、
初めてブラインドワインテイスティングの大会に出場する。
クラウドファンディングの支援を受けたジンバブエチームは、
フランスのブルゴーニュに到着。限られた予算の中で雇ったコーチが暴走する中、
彼らは23か国から集まった一流ソムリエたちに挑む。
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ジンバブエ、名前しか知らない国をちょっとだけ知ることができました。
日本という長い歴史を持つ国で平和に暮らしていることが当たり前、みたいな
心持でいると地球の違うところで起きていること(知らないことばかりです)に
驚くことが多いのですが、今作もそんな驚きに満ちた映画でした。
植民地から独立した祖国ジンバブエ、経済危機とハイパーインフレによる金融危機で
(1か月の給料が1回のバス代より少ないってどういうことなのかと思ってしまった)
祖国を離れざるを得ず、辿り着いた南アフリカ(治安悪い)でも大変な目に遭い乍ら
飲食店での仕事を得てワインについて知識を深めていく4人がテイスティングの
世界大会を目指すという作品。
ジンバブエ、名前しか知らない国をちょっとだけ知ることができました。
日本という長い歴史を持つ国で平和に暮らしていることが当たり前、みたいな
心持でいると地球の違うところで起きていること(知らないことばかりです)に
驚くことが多いのですが、今作もそんな驚きに満ちた映画でした。
植民地から独立した祖国ジンバブエ、経済危機とハイパーインフレによる金融危機で
(1か月の給料が1回のバス代より少ないってどういうことなのかと思ってしまった)
祖国を離れざるを得ず、辿り着いた南アフリカ(治安悪い)でも大変な目に遭い乍ら
飲食店での仕事を得てワインについて知識を深めていく4人がテイスティングの
世界大会を目指すという作品。
観る前はこんな感じの映画なのかと思ったのですが、
彼が背景に抱える事情や置かれている環境を観ると全く違っていて、
難民として南アフリカで辛い思いをしながらもそこで知ったワインの世界、
それこそ育った環境と異なる文化に惹かれて飛び込んでいく姿、
(もちろん彼らの才能を認めて支える人がいるのですが)
私自身、何かのことを突き詰めたい気持ちで学んだことがなく、
その姿勢にはただただ尊敬の念を感じました。
ワインを飲む、ということと、ブラインドテイスティングは全然違うのだなあ、と
今作を観ていて改めて思ったのですが、葡萄の品種からどこで作られて、
それがいつの年代なのかも当てるという、なんでも美味しいと呑んでいるだけの
私からしたら彼らが神のような存在に見えました。
ドキュメンタリー映画なので、なにかしら描きたい構図はあると思いますが、
フランスで開催されるブラインドテスティングの世界大会に4人を参加させるため、
その才能を磨き上げようとする南アチームのコーチに対してジンバブエのコーチを
つとめるフランス人(かつてはテイスティングの第一人者)がよろしくなくて、
映画で撮影されているから目立とうとしているのか、チームメンバーのことを
考えているというより自分が目立ちたい、ワイン業界で自分を売り込みたい、
という態度に見えました。
彼が背景に抱える事情や置かれている環境を観ると全く違っていて、
難民として南アフリカで辛い思いをしながらもそこで知ったワインの世界、
それこそ育った環境と異なる文化に惹かれて飛び込んでいく姿、
(もちろん彼らの才能を認めて支える人がいるのですが)
私自身、何かのことを突き詰めたい気持ちで学んだことがなく、
その姿勢にはただただ尊敬の念を感じました。
ワインを飲む、ということと、ブラインドテイスティングは全然違うのだなあ、と
今作を観ていて改めて思ったのですが、葡萄の品種からどこで作られて、
それがいつの年代なのかも当てるという、なんでも美味しいと呑んでいるだけの
私からしたら彼らが神のような存在に見えました。
ドキュメンタリー映画なので、なにかしら描きたい構図はあると思いますが、
フランスで開催されるブラインドテスティングの世界大会に4人を参加させるため、
その才能を磨き上げようとする南アチームのコーチに対してジンバブエのコーチを
つとめるフランス人(かつてはテイスティングの第一人者)がよろしくなくて、
映画で撮影されているから目立とうとしているのか、チームメンバーのことを
考えているというより自分が目立ちたい、ワイン業界で自分を売り込みたい、
という態度に見えました。
実際、ブラインドティスティングでも限られた時間で集中しなければならない中、
テイスティングしている4人を煽って焦らせるだけの態度には観ていて不快感を
感じてしまい、この人がいない方がもっと順位が高かったのではないか、
なんて思ってしまいました。
彼らがトレーニングで呑めるワインも産地がある程度限られてしまうので
たとえばイスラエルのワインが出てきても正確に当てることは難しい、
(消去法でいっても国名まで当てるのは難しそうなワインも結構出るみたいです)
そんな中で、ワインで有名な国(イタリアなど)が下位に沈み、スウェーデンや
ベルギーなどが上位になる、という結果も出たりと、テイスティングの能力と
ワインが美味しい国は必ずしも一致しないと思うと、ジンバブエの4人が翌年、
コーチをつけずに出場して順位を上げたというエンドロールで披露される結果に
なんだかホッとして観終わる自分がおりました。
原題が”Blind Ambition”なので邦題にちょっと違和感もあるのですが
(分かりやすいといえば分かりやすいのですが)
ブラインドテイスティングのBlindと、目には見えない?抑えきれない?という
意味のBlindをかけているのかな、と思いました。
彼らの抑えきれないほどの野望があったからこそ、世界大会への費用捻出のために
彼をサポートするクラウドファンディングも成功したのだと思います。
その後の4人はオランダに移住して南アのワインを輸入する仕事をする人もいれば、
クーデターで政権が変わった祖国に里帰りする人もいたり、と様々な様子が
最後に映し出されましたが、厳しい環境でも学ぶ姿は私も見習いたいと思った
「チーム・ジンバブエのソムリエたち」でありました。
テイスティングしている4人を煽って焦らせるだけの態度には観ていて不快感を
感じてしまい、この人がいない方がもっと順位が高かったのではないか、
なんて思ってしまいました。
彼らがトレーニングで呑めるワインも産地がある程度限られてしまうので
たとえばイスラエルのワインが出てきても正確に当てることは難しい、
(消去法でいっても国名まで当てるのは難しそうなワインも結構出るみたいです)
そんな中で、ワインで有名な国(イタリアなど)が下位に沈み、スウェーデンや
ベルギーなどが上位になる、という結果も出たりと、テイスティングの能力と
ワインが美味しい国は必ずしも一致しないと思うと、ジンバブエの4人が翌年、
コーチをつけずに出場して順位を上げたというエンドロールで披露される結果に
なんだかホッとして観終わる自分がおりました。
原題が”Blind Ambition”なので邦題にちょっと違和感もあるのですが
(分かりやすいといえば分かりやすいのですが)
ブラインドテイスティングのBlindと、目には見えない?抑えきれない?という
意味のBlindをかけているのかな、と思いました。
彼らの抑えきれないほどの野望があったからこそ、世界大会への費用捻出のために
彼をサポートするクラウドファンディングも成功したのだと思います。
その後の4人はオランダに移住して南アのワインを輸入する仕事をする人もいれば、
クーデターで政権が変わった祖国に里帰りする人もいたり、と様々な様子が
最後に映し出されましたが、厳しい環境でも学ぶ姿は私も見習いたいと思った
「チーム・ジンバブエのソムリエたち」でありました。
映画「トゥモロー・モーニング」を観る [映画(た行)]
映画「レ・ミゼラブル」での歌と演技が素晴らしかったサマンサ・バークス主演の映画、
しかもミュージカルなら必見とシネスイッチ銀座で鑑賞しました。

しかもミュージカルなら必見とシネスイッチ銀座で鑑賞しました。

あらすじはYahoo!映画さんより。
コピーライターのビル(ラミン・カリムルー)と
画家のキャサリン(サマンサ・バークス)夫妻は、ロンドンで暮らしている。
結婚して10年が過ぎ、仕事も家庭も順調なはずが、
いつの間にか彼らの心はすれ違い、離婚を決意していた。
かつて画家と小説家になることを夢見ていた二人が出会い、
大恋愛の末に共に人生を歩むことを決めた結婚前夜の記憶を、
夫婦は離婚前夜にたどり始める。
コピーライターのビル(ラミン・カリムルー)と
画家のキャサリン(サマンサ・バークス)夫妻は、ロンドンで暮らしている。
結婚して10年が過ぎ、仕事も家庭も順調なはずが、
いつの間にか彼らの心はすれ違い、離婚を決意していた。
かつて画家と小説家になることを夢見ていた二人が出会い、
大恋愛の末に共に人生を歩むことを決めた結婚前夜の記憶を、
夫婦は離婚前夜にたどり始める。
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ハッピーエンドはいいけれど作品の半分以上が観ていて辛かった。(;_:)
セリフも歌、という劇中歌の多いミュージカル作品で、
サマンサ・バークスと「オペラ座の怪人」のラミン・カリムルーとなれば、
自ずと期待値をあげてしまいがちで(おそらくそういう人が多かったはず)
お二人の歌の素晴らしさはガンガン伝わってくるものの、
話自体が惹かれ合って結ばれた二人がすれ違っていくにつれ諍いが止まらない、
(奥さんの方が大成したことをダンナが嫉妬する構図)
間に挟まり悲しさに包まれる息子(どちらか片方の味方になるわけにもいかず)、
この展開に共感することができず、でも、歌は素晴らしいから、と見続けて
やっと最後にはめでたしめでたし、となる展開。
おそらく、こういう展開は舞台の方がよいのかも、映画化されてしまうと、
ドロドロ憎悪感がカサマシされてしまようなそんな気持ちになりました。
ハッピーエンドなのですが、この先もハッピーなのか、また揉めるのでは、
フィクションなのに現実に照らし合わせて心配してしまう自分もいたりして。
2人が揉めている場面に10年前の出会いから結婚式前日までの幸せな2人が
交錯する繰り返し、といった感じで、途中眠気が襲ってきたのはナイショです。
(大音量の熱唱なのにメロディが刺さってこなかったのが原因かも)
10年前と今が交錯するつくりになっているものの、
ビルは髪型などで年齢の違いを演出していた一方、キャサリンについては髪型も
殆ど同じ(または同じ)で今なのか10年前なのか一瞬よく分からない感じで
このあたりも時間の流れをぱっと見で理解できるような演出があってもよかったかな、
と個人的には思いました。
というわけで、感想を一言でいうと「もったいないなぁ」でした。
この2人を起用するミュージカル作品なら違うタイプがよかったような、
そんな気持ちになりましたが、ロンドンのウェストエンド版公演の後、
日本でも日本人キャストで上演されたことがあるらしいので、
(新妻聖子さんも出演されていたと鑑賞後に調べていて知りました)
映画でのモヤモヤ感を舞台版では違うのか観てみたくなった
「トゥモロー・モーニング」でありました。
映画「土を喰らう十二ヵ月」を観る [映画(た行)]
予告編を観て気になっていたものの映画館で観ようか迷っていたら
鑑賞されたlovin姐さんの記事を読んでやっぱり映画館で、と鑑賞した作品です。

あらすじはYahoo!映画さんより。
作家のツトム(沢田研二)は、長野の山荘で一人の暮らしを楽しんでいた。
彼は山で採れる実やきのこを集め、畑で育てた野菜を自ら料理して味わい、
四季折々の自然を感じながら原稿を執筆。
担当編集者で恋人の真知子(松たか子)がときどき東京から訪れ、
二人で旬の食材を料理して食べる時間は格別だったが、
その一方でツトムは13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいた。
鑑賞されたlovin姐さんの記事を読んでやっぱり映画館で、と鑑賞した作品です。

あらすじはYahoo!映画さんより。
作家のツトム(沢田研二)は、長野の山荘で一人の暮らしを楽しんでいた。
彼は山で採れる実やきのこを集め、畑で育てた野菜を自ら料理して味わい、
四季折々の自然を感じながら原稿を執筆。
担当編集者で恋人の真知子(松たか子)がときどき東京から訪れ、
二人で旬の食材を料理して食べる時間は格別だったが、
その一方でツトムは13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいた。
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いい具合に歳を重ねたジュリーの姿を拝みながら楽しめました。
雪深い山里から始まる映画、雪室で保存している野菜をとりだして料理する姿で
自然と共存しながら暮らしていく姿を垣間見られた心持になりました。
水上勉さんの経験をもとに書かれた著書の映画化ですが、
9歳で口減らしのために京都の伯父のところに行き、
10歳から禅寺(相国寺の塔頭の瑞春院)で奉公していたことから学んだ精進料理、
四季折々の山の恵み、筍や山菜、きのこ、柿などなど、義理の母からもらう自家製味噌と
かまどで炊くごはん、手間と時間がかかっても自然の恵みに感謝して美味しくいただく、
楽しそうに描かれていますが、一方では厳しい冬の寒さなどのご苦労も多いと思われ、
映画を観ただけで田舎暮らしって楽しそう!とは思えないというか、思ってはいけない
というか、そんな生活をジュリーが演じているというのがどこか楽しくもあり
どこか悲哀も感じてしまいました。
悲哀といっても、いい意味で素敵に歳を重ねてきたと思える演技、
若い時のセクシーさはありませんが、中年体型で丁寧に食と向き合う姿は素敵でした。
(個人的には他の俳優さんではなくジュリーだったから楽しく観られた感じです)
と、ジュリー演じるツトムには温かい気持ちで共感しながら見たのですが、
若干引っかかったのは松たか子が演じる編集者の真知子でした。
先妻を亡くしたツトムより二回りくらい若いのでツトムの考えとかみ合わない場面が
多いのも仕方ないのかもしれませんが、少々我がままな感じ、あとは、美味しいことを
表現するための演出なのか、手づかみで食べる場面に個人的にはテンション下がり気味で、
特に筍を手づかみで食べるのはちょっと違和感がありました。。。
最後に他の人と結婚すると言い放って(当然ながらツトムの編集担当も外れ)
ツトムのもとを去っていく、結婚したいのにずっと煮え切らないツトムに見切りを
つけている感じが映画(フィクション)とはいえ寂しく思えていしまいました。
と個人的に残念ポイントがありましたが、大根、里芋、胡麻豆腐にお焦げのある
炊き立てご飯などなど、観ていてお腹が空いちゃったりして(^-^;
私ももうちょっとまめに自炊しなければという気持になりました。
昭和の頃のジュリーを知らない世代の方だと、え、誰?かもしれませんが、
私はジュリーの今の姿を拝みながら自然の恵みをありがたくいただくことの
大切さを感じることができた「土を喰らう十二ヵ月」でありました。
9歳で口減らしのために京都の伯父のところに行き、
10歳から禅寺(相国寺の塔頭の瑞春院)で奉公していたことから学んだ精進料理、
四季折々の山の恵み、筍や山菜、きのこ、柿などなど、義理の母からもらう自家製味噌と
かまどで炊くごはん、手間と時間がかかっても自然の恵みに感謝して美味しくいただく、
楽しそうに描かれていますが、一方では厳しい冬の寒さなどのご苦労も多いと思われ、
映画を観ただけで田舎暮らしって楽しそう!とは思えないというか、思ってはいけない
というか、そんな生活をジュリーが演じているというのがどこか楽しくもあり
どこか悲哀も感じてしまいました。
悲哀といっても、いい意味で素敵に歳を重ねてきたと思える演技、
若い時のセクシーさはありませんが、中年体型で丁寧に食と向き合う姿は素敵でした。
(個人的には他の俳優さんではなくジュリーだったから楽しく観られた感じです)
と、ジュリー演じるツトムには温かい気持ちで共感しながら見たのですが、
若干引っかかったのは松たか子が演じる編集者の真知子でした。
先妻を亡くしたツトムより二回りくらい若いのでツトムの考えとかみ合わない場面が
多いのも仕方ないのかもしれませんが、少々我がままな感じ、あとは、美味しいことを
表現するための演出なのか、手づかみで食べる場面に個人的にはテンション下がり気味で、
特に筍を手づかみで食べるのはちょっと違和感がありました。。。
最後に他の人と結婚すると言い放って(当然ながらツトムの編集担当も外れ)
ツトムのもとを去っていく、結婚したいのにずっと煮え切らないツトムに見切りを
つけている感じが映画(フィクション)とはいえ寂しく思えていしまいました。
と個人的に残念ポイントがありましたが、大根、里芋、胡麻豆腐にお焦げのある
炊き立てご飯などなど、観ていてお腹が空いちゃったりして(^-^;
私ももうちょっとまめに自炊しなければという気持になりました。
昭和の頃のジュリーを知らない世代の方だと、え、誰?かもしれませんが、
私はジュリーの今の姿を拝みながら自然の恵みをありがたくいただくことの
大切さを感じることができた「土を喰らう十二ヵ月」でありました。
映画「逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生」を観る [映画(た行)]
Netflixのおススメに出てきて見たドキュメンタリーです。

内容はNetflixさんより。
カリスマ経営者として世界にその名をとどろかせた男は、
なぜ国際的な逃亡者となったのか。
カルロス・ゴーンの数奇な運命に焦点をあてた犯罪ドキュメンタリー。

内容はNetflixさんより。
カリスマ経営者として世界にその名をとどろかせた男は、
なぜ国際的な逃亡者となったのか。
カルロス・ゴーンの数奇な運命に焦点をあてた犯罪ドキュメンタリー。
(予告編を探したのですがなぜかNetflixフランスしか見つからず)
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コンプレックスの裏返しに強欲。
人間は強欲な生き物だと思っているのですが、
カルロス・ゴーンはそれに加えて幼い頃の経験が起因してああなったのかな、
と思いました。
前半は、私もなんとなく覚えているカルロス・ゴーンが日産にやってきた頃から、
その後の逃亡までが関係者(妹も出てくる)のインタビューを交えて描かれるので
どこかおさらい的な感覚で観られました。
逮捕された後、小菅の拘置所に収監されたゴーン、
当時(コロナ前)、まだ毎日千代田線に乗って都心まで通勤していたので、
綾瀬駅あたりで進行方向左に見える小菅拘置所(朝日にきらきら輝いていた)を観る度に、
足立区にある拘置所の中にゴーンさんがいること、捕まらなければ足立区にくることも
なかっただろうに、と至近距離にいる不思議を感じていたことを思い出します。
(その後の保釈時の作業着姿も未だに印象に残っています)
映画の中でも印象的だったのは日本でお手伝いさんをしていた女性の証言で、
自宅での生活が質素であったこと、物を大切にする性格でお手伝いさんにも優しく、
逃亡する前日に彼女の前に現れてワインのプレゼントを渡してハグして帰っていった
というエピソードだけはカルロス・ゴーンにも人の情があるとホッとしました。
日産に登場したころゴーン、からルノーのCEOに上り詰めていったころのゴーン、
顔つきがどんどん変わっていく、レーシックや増毛などで外見を気にしている一方で、
天井知らずな欲(お金)に取りつかれたような顔が変化するように見えてしまうのは
ドキュメンタリーの構成や描き方によるものでもあると思いますが、
ベルサイユ宮殿での還暦祝い(JLoが呼ばれて出席しているのをこの映画で知りました)、
会社を立て直した功績者として当然とばかりに受け取っていた高額な報酬も含めて
強欲になっていく背景にあったゴーンの幼いころの何があったのか、
悲惨な思い出(コンプレックス)が後半で明かされて(以前から周知の事実だったので
あれば私が知らなかっただけなのですが)いき、更に、監視カメラの映像をつないで、
ゴーンが自宅から関空まで移動してプライベートジェットで脱出する様子を見せる、
カルロス・ゴーンに何の共感も感じませんが、ハラハラとして気持ちで観終わりました。
(隠れたのは楽器ケースではなくスピーカーケースだったんですね。
関空の保安検査が手薄になりがちなタイミングも予測して行動するというのも
アメリカの特殊部隊経験者によるものとはいえ気分のよいものではありませんでした)
成功した人はその体験にすがりついてしまいがちなんだなあ、と思ったのですが、
日産を立て直した成功体験が、その後、巨大な裸の王様になっていく様子、
企業をよりよくしていこうという気力もなくなり統率力が低下、高額報酬をもらう一方、
社員たちは文房具を自前で買うとという矛盾、仕事と遊びの区別もなくなっていき、
ルノーや日産の株主から隠れて会社のお金を貯金箱のようにして私腹を肥やしていく、
(その手口も複雑化してばれないようにする狡猾さ)
子飼いだったはずの西川さんが反乱を起こして逮捕劇につながっていったというのも
自業自得だったのはないか、一人に権限が集中することでガバナンスに支障をきたす、
分かっていても変えられなかったほどゴーンの力が巨大化してしまったこと、
自分が同じようなことになる可能性はゼロですがお金があっても人から信頼されず
こんな結果になるというのも寂しいものだと思いました。
映画では、基本的人権の無い日本の司法(逮捕されたら99%が有罪)についても
描かれていますが、有罪になる、日本では基本的人権がないという主張で、
裁判で闘わず箱に入って逃亡した人という印象だけが残りました。
(このNetfix作品の取材には応じなかったそうです)
日産のCEOになった当時は日本企業のトップが外国人という驚きがありましたが、
建て直しに尽力された、その後があまりにも強欲すぎて人間って生き様が顔に出て
変化していくんだなと、ゴーンさんの表情を見ながら、「足るを知る」という言葉が
頭に浮かんだ「逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生」でありました。
映画「旅するジーンズと19歳の旅立ち」を観る [映画(た行)]
続編があることを知ってAmazonプライムで鑑賞しました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
生まれたときから一緒だった4人の少女(アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレーラ、
ブレイク・ライヴリー、アレクシス・ブレデル)は別々の大学に進み、
心のすれ違いも多くなっていた。
16歳の夏をわかち合った1本のジーンズを、19歳の夏もまた交替で持つことにした4人。
それぞれが未来の夢へと向かい、ジーンズとともにひと夏を過ごすことにするが……。
生まれたときから一緒だった4人の少女(アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレーラ、
ブレイク・ライヴリー、アレクシス・ブレデル)は別々の大学に進み、
心のすれ違いも多くなっていた。
16歳の夏をわかち合った1本のジーンズを、19歳の夏もまた交替で持つことにした4人。
それぞれが未来の夢へと向かい、ジーンズとともにひと夏を過ごすことにするが……。
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ちょっと気合入れすぎたような。(笑)
ギリシャロケとか製作予算が増えたみたいでその分若干冗長な感じもしました。
19歳、高校を卒業して大人に近づく多感な年頃。
16歳の時と19歳の時は違うんだなあって己の昔もふと思い返しながら、
高校を卒業し、それぞれ目指すものも違う4人がそれぞれの道に進む、
いつまでも一緒に過ごせるわけもない中で、それでも互いを思う気持ちが
変わらない、友情の強さが羨ましくも思えたりしました。
リーナは美術の勉強、ブリジットはサッカー、ティビーは映像、カルメンは演劇、
それぞれ大学で学んで迎える最初の夏休み、再びジーンズを履いてから近況を添えて
他のメンバーに送ることにするわけですが、
リーナ(葬儀で訪れたギリシャでコスタスが結婚(デキ婚)していたと知りショック)は、
絵の勉強でNYに残り、ヌードデッサンのモデルをしていたレオと知り合い近づいていって
と思ったらそこにコスタスが現れて結婚(デキ婚が嘘と分かって)は解消したと言われて
心が揺れ、
カルメンは母の再婚、妊娠で家に居づらくなったりして、バーモントのワークショップに
参加、裏方希望だったのがいつの間にか舞台で演じる側に選ばれてしまい、
そこで演者のイアンに惹かれていき、、
ブリジットはトルコの遺跡発掘にボランティアで参加し、ボランティア仲間との生活と
発掘活動を楽しむ一方、母親が幼いころに自ら命を絶った苦しみと向き合うために、
長らく会っていなかった母方の祖母を訪ね、、、
補修でNYに残ったティビーはレンタルビデオ店でバイト、訪ねてきた友人ブライアンと
勢いで××すると○○が破れていたことで不安を抱え、でもそれを3人にはいえない、
それぞれが色々な思いを抱える夏休み。
4人のキャラクターがバラバラなので観ている人はその中で共感しやすい人と
そうでもない人がいると思われますが、私は1作目でちょっと軽薄な感じで
共感しづらかったブリジット(ブレイク・ライブリーが演じていた)が
今作では自ら命を絶った母に対する苦しみ、その後の父親との関係、父が隠していた
祖母からの手紙を見つけて読んで祖母の思いを受け止めたくて会いに行く、
小さい少女が抱えきれないほどの重い経験を明るく振舞うことで隠すというか
それによって自分自身も考えないようにしていたように見えたブリジットの気持ちを
思いながら祖母に会いにいく場面で思わずジワってしまいました。(;_:)
バラバラに過ごす4人の気持ちが一つになってめでたしになるはずだと思いながら
見ているのでそんなにドキドキしませんが(笑)
4人にリーナの妹が絡んできて(結構うざい)、話を面倒な方向にもっていく演出の後、
カルメンは母出産、舞台成功、ティビーは妊娠疑惑が晴れ、ブライアンとも仲直り、
ブリジットは祖母と再会し母の死ときちんと向かうことが出来て、
リーナもコスタスと仲直り、と同時にジーンズが消えてしまう。
ジーンズも役割を終えて消えたのではないか、必要な魔法は4人の友情という結論で
話が終わるのですが、目指すものが異なる4人が互いを思いやりながら更に成長して
その後も友情を大事にしていくのだろうな(フィクションですが)と思うと、
自分自身、若いころの友人たちは彼女たちの結婚、出産と共に距離が離れていったまま
昔の距離感に戻らない人たちが大半という現実ながら、
この映画の4人については、この先、30歳くらいになってから、50歳くらいになってから、
彼女たちの友情がどうなっていくのか(変わらずいてほしいという願望あり)
その後を続編で作ってほしいと思った「旅するジーンズと19歳の旅立ち」でありました。
映画「旅するジーンズと16歳の夏」を観る [映画(た行)]
Amazonプライムで見放題間もなく終了の中から見つけた作品です。
![旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ 特別版 [DVD] 旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ 特別版 [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/51HBu--MwcL._SL160_.jpg)
旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ 特別版 [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。
リーナ(アレクシス・ブレーデル)、ティビー(アンバー・タンブリン)、
カルメン(アメリカ・フェレーラ)の4人組は、16歳の夏に初めて別々に
過ごすことになった。
リーナ(アレクシス・ブレーデル)、ティビー(アンバー・タンブリン)、
カルメン(アメリカ・フェレーラ)の4人組は、16歳の夏に初めて別々に
過ごすことになった。
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甘酸っぱい16歳の思春期。
幼いころから仲良しの4人、初めて別々に過ごす夏休み、
体型の違う4人が履けるジーンズを見つけて、これを一定期間履いて過ごして
近況を添えて他のメンバーに送る、というルールで夏休みが始まる、
この設定(全然違う体型の4人がぴちっと履けるジーンズが羨ましかった)で始まる
彼女たちの夏休み、というだけで心躍りながら見ていた50代のおばさんは私です。(笑)
リーナはに祖父母を訪ねてギリシャに行って(エーゲ海の景色が素晴らしかった)
大学生のコスタス(顔濃いめ)と出会って甘酸っぱい恋模様、祖父同士が敵対していて
2人の関係にも暗雲立ち込めるものの、2人の気持ちが強く互いを惹きつけてチュー、
これはジーンズのお陰、と、手紙に書いてティビーに送る。
同じころ、カルメンは両親の離婚で離れていた父に会いにいくものの、
嫌いだったはずの新興住宅に引っ越し、交際相手と再婚する話が初耳で、
約束した予定も交際相手の一言で予定変更になってしまったり、
再婚の結婚式用に用意されたドレスが小さすぎてきられなかったりと、
自分の居場所がないことに怒り落胆して家に帰る。
ブリジットはメキシコでサッカー合宿、大学生のコーチの気を引こうとスタンドプレーが
過ぎて、不本意なポジションに回されながらもなんとかコーチと2人きりになって
チューしたものの気持ちが晴れぬまま帰宅する。
唯一地元の残ったティビーは映画製作機材を買うためにスーパーでバイト、
店内で転倒していた少女ベイリーを助け、自主製作のドキュメンタリー映画の
製作をベイリーに手伝ってもらうが、ベイリーが白血病で急変し亡くなってから
ベイリーがティビーに内緒で撮影していた映像を見つけて涙する。
ジーンズと近況を手紙に書いて送り合う夏休みも終わりに近づき、
ギリシャから戻ってきたリーナを迎えた3人、今度は、カルメンを父の再婚式へ
連れていく。(当然カルメンは嫌がるけれど)
嫌がるカルメンにジーンズを履かせて父の所に向かわせると、
そこでカルメンと父、和解。。。。。
(;_:)
素直に泣いている自分がいました。(笑)
魔法のジーンズのお陰ではなく、自然の流れでみんな成長できたのではないか、
人は変われる、離れていても心は一緒、互いに語って映画は終わりますが、

【Amazon.co.jp限定】アグリー・ベティ DVDコンプリートBOX
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2021/10/27
- メディア: DVD
他の3人を演じたブレイク・ライブリーもアレクシス・ブレ―デルも、
アンバー・タンブリンもブリジット、リーナ、ティビーになりきって
本当にこういう人がいるんじゃないかと思ってしまうような雰囲気に入りこんで
思春期の悩み、不安定な気持ち、かつて自分にもあったかもしれないものを
思い出そうとしながら楽しめた「旅するジーンズと16歳の夏」でありました。