「学習漫画 日本の伝記 坂本龍馬 明治維新につくした志士」を読む [本・ゲーム・テレビ]
検索したら大量に出てきたのですが、全部を読むわけにもいかず
1冊読めば十分だと思っているので、なんとなく字が大きそうで、
簡単に読めそうな表紙だから、と選びました。
おそらく、小学生向けだろうから、私でも読めるだろうって。
老眼が進んで文字だけだと読む気力が最近すっかりなくなっている私でも
漫画ならいけるだろうって。
楽して覚えようという根性が我ながら省エネだと思うのですが、
おかげ様で2時間くらいで読み終わりました。
目次の順番に感想を書きますと。
第一章 少年時代
泣き虫だった龍馬を盛り立てたのはお姉さんの乙女、義母の伊予。
そのお陰で強く、生まれた土佐以外にも興味を持った龍馬。
免許皆伝を受けて江戸へ留学、前向きな性格に成長していったのは
乙女と伊予あってこそなんでしょうね。
なんだかこの時点でドラマっぽっくて目頭が熱くなりました。
第二章 黒船
ペリー来航。(これは私でも知っています)
鎖国を解除し、日米和親条約に続いて日米修好通商条約、
これも社会の勉強で学んだ記憶が。アメリカ優位の不平等条約ですよね。
それって未だに上から目線(自分たちに不利ならすぐ条件を変える姿勢)なところは
変わらないんだなって。特に今の大統領だと露骨に態度に表れていますよね。。
そして桜田門外の変で尊王攘夷派に殺される井伊直弼。。
あら、私ったら意外とこのあたり覚えてる。(笑)
第三章 めざめる龍馬
倒幕しなければ攘夷できないと考えた龍馬は政治について学び、
藩上層部の公武合体(藩+朝廷)の考えと龍馬のような下級武士の間で広がった
尊王攘夷の考えはぶつかったわけですね。
土佐藩前藩主 山内容堂、長州藩藩主 毛利敬親、 薩摩藩藩主 島津久光は公武合体、
という考え、龍馬が属する土佐勤王党は尊王攘夷、党は土佐藩の参政を殺せばよいと
いう考えに対して、人を殺しても憎しみは憎しみしか生まない、藩や武士によるこだわりを
捨てないと新しい時代がこないと考えて龍馬は脱藩(重罪)、家族は重罪とわかっていても
龍馬の考えを尊重して送り出す。
泣けますね。(;_;)
土佐藩では土佐勤王党が藩の参政を殺害し一気に尊王攘夷が強くなる一方、
龍馬は長州藩や九州を経由して江戸に到着して千葉道場の千葉重太郎の家に居候。
江戸では外国人を殺害する攘夷事件や、尊王攘夷に反対する人を殺害する天誅事件が多発、
そんな中で重太郎と一緒に龍馬は咸臨丸でアメリカに行った勝海舟を訪ね、
大国アメリカに勝つためには外国とつきあって勉強し、外国に負けない海軍を作ること、
外国に負けない力をつけないといけないと意見され、共感して弟子入り志願。
柔軟に考えられる龍馬だからこその弟子入りなんでしょうね。
そして、幕府の海軍操練所をつくることに取り組みます。
そのころ、朝廷に近い京都や大阪でも攘夷事件や天誅事件が多発し、
幕府はそれをおさえるために新選組をつくって京都に送り込む。
新選組。。。( 一一)
私が名前を聞いても敢えて学ぼうとしなかったフレーズがここに登場しました。
これまでブログの中でも因んだ土地に行ったのにわからないと開き直っていた新選組。
さすがに今回この本(というか漫画)に出てきてわからないとスルーしづらい空気を
私なりに感じました。
(で、wikiでさらっと学習) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E9%81%B8%E7%B5%84
こうやってwikiで見ると司馬遼太郎先生がいらっしゃらなかったら
新選組の評価って変わっていたかもしれませんね。(^-^;
神戸の海軍操練所建設資金が足りず、龍馬は福井藩の松平慶永に資金借入のお願いに
向かうのですが、通過点の京都で新選組に狙われながらも無事福井藩に到着し
資金を借りて無事操練所も完成、塾頭として活躍します。
一方、孝明天皇に攘夷の指示を受けた長州藩は外国籍の船を大砲で攻撃、、
尊王の考えの長州藩に時期尚早と判断した朝廷が御所から長州藩を締め出すという。
朝廷、幕府、そしてサムラーイ。思惑ドロドロの展開ですね。
鹿児島では生麦事件をきっかけに薩摩藩とイギリス艦隊が戦い、
長州藩は英米蘭仏の海軍から攻撃を受け外国の強さを目の当たりにして
攘夷が難しいことをやっと知り、外国とつきあいその技術を知ろうと
舵取りを変えていく、その流れが倒幕、開国に向かっていったわけですね。
って、わかりやすいです、漫画だと。(笑)
第四章 倒幕のうねり
ここで寺田屋の写真が出てきました。
龍馬についてはざっくり学んできましたがここでどうなるの?ワクワク、
みたいな気分で読み始めました。
倒幕の動きを嫌う朝廷は幕府と結びつきを強めていく一方で、
尊王派の活動は各地でことごとく失敗。
尊王派が天皇に嫌われたら自滅するだけ、
強い幕府に対して実力をつけていかなければ、と考える龍馬は、
尊王派が無理な事件を起こすのではと心配し、様子を観に京都へ。
尊王派に理解があり協力してくれる寺田屋に泊まる龍馬。
ここで出てきました、寺田屋!
今年3月に行ったら臨時休業
なんだか一気に自分の理解が深まった気がします。(多分気のせい)
妻のお龍さんって、この寺田屋の養女だったんですね。
この漫画で知りました。。。
で、祇園祭りの頃、町に火をつけ天皇を御所からつれさろうとする
尊王派の計画を知った新選組が尊王派が宿泊する池田屋へ。
たくさんの長州藩の侍が殺されてしまうわけですね。
池田屋事件というのも名前のみ知っていた程度ですがやっと理解しました。
長州藩の侍が多く殺されて長州藩が京都へ突入、御所の蛤門で決戦。
幕府方の会津藩、桑名藩、薩摩藩に攻撃されて痛手を受けた長州藩。
幕府が長州藩と薩摩藩をたたかわせようと仕向けていることを心配した龍馬は、
西郷隆盛に会いに行き、2つの藩が戦うことで喜ぶのは日本を狙う外国であると
西郷に訴え、理解を得ます。
西郷隆盛が理解したのは龍馬の性格によるものなのかもしれませんが、
自分の思うことを素直に実直に語れる人なのかもしれまっせんね。
その後、操練所が閉鎖となってからは京都の薩摩藩の屋敷で世話になる龍馬、
西郷隆盛が戻ってきたら薩摩藩の軍艦を借りて海運業を行うことで、
軍艦の訓練と資金稼ぎ、新たな軍艦を買うという考えを持ちます。
西郷隆盛は第一次長州征伐、その後、長州藩の尊王派、高杉晋作が騎兵隊で
藩の幕府寄りを攻撃、政治の実権を握り、このままではまた長州征伐によって
長州藩が攻撃されることを心配した龍馬は薩摩藩と長州藩が手を結ぶことで
新しい日本が作れると土佐藩を脱藩して長州藩にいた中岡慎太郎とともに
薩摩藩の軍艦で鹿児島へ向かいます。
第五章 薩長同盟
鹿児島に行ってから長崎に移動し、海運業のための会社、亀山社中を設立し、
仲間たちに仕事をとるよういいつけた後、自らは倒幕のために動き出します。
亀山社中って後の海援隊なんですね。(これまた初耳)
九州に追放されていた公家の三条実美の賛成をとりつけてから長州藩へ、
桂小五郎に薩長同盟を結んでほしいと話し合い、西郷隆盛との会談を設定する龍馬。
西郷は急用で大阪へ行ってしまい、怒った桂小五郎に亀山社中の船で外国の武器や
軍艦を長州藩に調達することを龍馬は約束し、
長州藩の伊藤俊輔(後の博文さんなんですね)と井上聞多(こちらは後の馨さん)が
長崎へ向かい武器と軍艦を調達し、戦力増強し、
これを機に薩摩藩と長州藩は互いに物資支援をしあう。
やるねぇ、龍馬、思わず漫画に向かって話しかけてしまいました。(笑)
今度こそ西郷隆盛との会談をと京都に向かう龍馬と桂小五郎。
食事するだけで薩摩藩から同盟を申し出ないと怒る桂小五郎も
どうかと思いますが(大人になれよ、と漫画に突っ込み)、
龍馬に説得された西郷隆盛が申し出ることで薩長同盟が成立。
龍馬の功績で一番大きいのはこの薩長同盟を成立させたこと、と
漫画に書いてありました。ここまで読んできて私も納得。
その後、寺田屋に泊まる龍馬を役人が襲う寺田屋事件、
お龍さんの機転で龍馬は助かり薩摩藩の屋敷に逃げ込めて
それがきっかけでお龍と結婚、九州で新婚旅行満喫。(^-^)
読んでいて楽しいですね、坂本龍馬。
と、幸せな龍馬に、幕府が長州藩を攻撃しているという知らせが入り
龍馬も長州藩を援護、その間に将軍が第15代の慶喜になるという、
ああそろそろ江戸時代も終わるんだなあというところでこの章は終了。
第六章 新しい日本
長州藩に船を返して商売に使える船がなくなった龍馬に、
土佐藩の後藤象二郎が脱藩を許され、亀山社中は長崎え海援隊となり、
中岡慎太郎が京都で陸援隊をつくり土佐藩を支えます。
とはいえ、借りた船(いろは丸)を紀州藩の船の怠慢で沈められ、
徳川だと上から目線の紀州藩に物おじせず国際法を突き付けて賠償金を支払わせる。
さすが龍馬さん。
第2次長州征伐に失敗した幕府の求心力は低下していくばかり、
それに乗じて倒幕の動きも強まる中、国内で血を流すと外国に負けると思った龍馬が、
血を流さずに幕府に大政奉還をさせようと新政府の方針を8つ提案。
それが船中八策。。日本酒の名前なら知ってましたがダメですね、私。(笑)
土佐藩の方針として幕府に提案し、大政奉還に至り。
めでたしめでたし新しい日本、と思ったら、まだ続きがありました。
新しい政府づくりで奔走している坂本龍馬を狙っていたのが新選組や幕府の武士。
京都近江屋に中岡慎太郎といたところを殺されてしまいました。
享年33歳。(;_;)
若過ぎる。。。
自分に正直に生きた人なのかなという印象で読み終わりました。
当然漫画の主人公ですからあまり悪いことは書けないでしょうし(笑)
違う本を読めばまた違うエピソードが書いてあるかもしれませんが、
ゆっくり読んでも2時間程度。私にはよい勉強となりました。
本編の後、おまけで参考資料がついていたのですが、
面白かったのは龍馬が天パだったとうことでしょうか。
天パで髷にするのは大変だっただろうな、なんて思いました。
というわけで、漫画で理解しやすかったので、
今後は漫画で日本史を学んでみようかな、と思った、
「学習漫画 日本の伝記 坂本龍馬 明治維新につくした志士」でありました。
アニメ「ガールズ&パンツァー」を見る [本・ゲーム・テレビ]
ガールズ&パンツァー 劇場版 (特装限定版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- メディア: Blu-ray
劇場版のあらすじをYahoo!映画さんより。
第63回戦車道全国高校生大会で頂点へ上り詰めた大洗女子学園に、
平穏な日々が戻ってきた。
ある日、大洗町でエキシビションマッチが開催されることになり、
大洗女子学園は知波単学園と混成チームとして出場し、
聖グロリアーナ女学院・プラウダ高校混成チームと対戦する。
選手たちは戦いを通じて友情を育む中、生徒会長の角谷杏が急用で
学園艦に呼び戻され……。
(ガルパンについて、一応wikiね)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%26%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%BC
華道、茶道、戦車道。(笑)
普段殆どアニメを見ない私、観る前に、ちょっとバカにしていたのですが、
見始めたらすっかりはまりました、戦車道。(笑)
女子高生がミニスカ制服で戦車に乗るという想定がまずありえないのですが(笑)
戦車がマニアチックに描かれていたり、テレビドラマ版では勝ち続けていくうちに
同じチームでの一体感が増していく様子、戦った他校の生徒たちとの交流、、
主人公の西住ちゃんの姉との確執から、、の、和解、そんな展開に、
おばちゃんの私も思わずジワりました。。。
他にも、
相手校の大型戦車にボロくてちっちゃい戦車を駆使して戦い続ける大洗女子学園、
リーダーの西住ちゃんのしっかりした戦略と指揮ぶりと合わせて、
そうきたか!
そうやっちゃうのか!
いいぞいいぞいいぞー!
劇場版まで見た後に、青春18きっぷ記事を書いて、大洗観光協会のサイトを見たら、
(ガルパンのぺージがあるんですよ)→ http://www.oarai-info.jp/girls-und-panzer/
聖地巡礼で大洗を再訪したくなりました。1泊してガルパンワールドを満喫したい!
と、来月9日に再び続篇が映画公開されるので見に行かねばと思った
「ガールズ&パンツァー」でありました。
テレビ「Late Late Show」のカープールカラオケ [本・ゲーム・テレビ]
長々書いていた旅行記の後は久しぶりにテレビネタです。
映画などの記事で何度か名前は挙げたことがあるのですが、
イギリスのマルチタレント(とういのかな)James Cordenが
最近アメリカCBSで「Late Late Show」という」番組のホストで
(この番組名、もともとはアイルランドの長寿番組みたいですね)
Carpool Karaokeというコーナーが最近お気に入りです。
長時間通勤(往復で3時間以上です、、、転職したから仕方ないけど(:_;))で
混雑で座れない電車の中で暇つぶしにYoutubeで見つけてからというもの
何度も見ては笑って歌って、、時折Facebookでシェアして、なんて感じです。
元々はBBCのRed Nose Day 2011 というチャリティ番組(お笑いでお金を集める)で
車の中で有名歌手が素の部分を見せながら歌う、、その雰囲気が気に入ったJames Cordenが
Late Late Showでもコーナーを作ったらしいのですが、
英語のヒアリング能力がいまいちな私でも十分楽しめます。(^-^)
って、George Michael、、昨年末急に亡くなってショックでしたねぇ。
その中で、私が気に入っている5つを本日はご紹介。
ジャスティン・ビーバーの元彼女、という程度の認識しかなかったのですが、
マクドナルドで自分の歌詞が書いてあるカップを求めてやりとりする場面で
素の性格は良い子なのかな、と見直しました。(^-^)
レッチリも知ってはいるけれどファンってほどではなかったのですが、
このノリの良さに音楽もっと聴いてみようかな、って気分が盛り上がった回。
さすがにJames Cordenが緊張しているようですが、
自分の奥さんに電話越しで生歌を披露するStevieの姿に感激するJamesが微笑ましく、
私までなんだかホンワカしてしまった回。
最初に見たのがAdele。
デビューしたころは気難しい人かと思っていましたが、
スパイスガールズの件など、彼女の素の部分をJamesが引き出しているのが楽しくて、
これをきっかけにこのシリーズを追いかけています。
長年音楽界でヒット曲を出し続けていながら、
楽しく音楽をつくる姿に好感がもてたEltonの回。
かつての派手な衣装やライオンキングの装いで歌う姿、何度も見たくなります。
この他にも面白かった回として、One Direction、Jennifer Hudson,Rod Stewertなど
紹介していませんが、意外にいい人だな、というのもありつつ、
Madonnaのようにどこかあざとい感じの出演もあって(これは見ていて面白くなかった)
あまりこういう番組で宣伝ぽいのは好きじゃありませんねぇ。
とはいえ、毎回新作が出るのが楽しみで、出ると満員電車の通勤も少し楽になる、
Carpook Karaokeでありました。
(おまけ:こんなコラボも楽しいです)
「グルメの真実」を読む [本・ゲーム・テレビ]
久しぶりの本ネタです。
本といっても新書なんですけどね。(^_^.)
食について書かれた本は今沢山出版されていますが、
これは、外食のお店についてずばずばと実名も挙げて書かれています。
著書の友里さんはあくまでも自腹で言ってモノを言う、というスタンスなので、
こうやって実名を出しても利害関係(というのか癒着というのか)がない分、
堂々と出来たりするんでしょうね。
人は、噂とか口コミとかに弱いですよね。 当然私もその一人です。
とはいえ、食べログも一時問題になった通り、やらせもあったりするし、
昼と夜とでは同じようにお店を比較しづらいし(お手頃ランチを出しているお店は特に)
取敢えず行く前に調べてみるものの、話半分くらいに思っている程度です。
ぐるなびの口コミは良いものしか掲載していないので、最近は読まないという。
(以前、苦言を呈したコメントを書いたら掲載されなかった私(-.-))
本は6つの章で構成されています。
「食材の裏」
「調理の裏」
「メニューと演出の裏」
「職人、シェフの裏」
「飲食店を取り巻くグルメの裏」
「飲食店業界からなめられない賢い客たれ」
どれも物凄く目新しいことを書いているようには思えませんでしたが、
エル・ブジの功罪、とか、高級店での地産地消の不思議、とか、
松竹梅メニューの違い、とか、添加物の話とか、、、色々な話を積み重ねているので、
読んでいて飽きることなく読み終えました。
一番苦笑したのは、テレビに出まくっているイタリアンシェフの話。
あんなにテレビに出て、いつ店の厨房に立ってるんだよ、って。(笑)
添加物については個人的には否定しませんが、
高級店が添加物や香料に頼っている現状などは客側にも問題があるのかな、という気も。
過剰な期待をする客、それに応えようと香料などを多用してしまう店側、もあるような。
一番興味深かったのは提供するお酒の値付けの話。
私自身、いつも呑み記事で書いていますが、せいぜい市販の2倍くらいまでかな、って思っています。
いつぞやのボッタ栗(某焼肉店)ワインなんてもうイラット(V)o¥o(V)しちゃったくらいで。
シャンパンの値段で大体その店の値付け感が判るという話がなかなか面白かったので、
(当然それってヴィンテージ以外での話ですが)
今度そういうお店に行ったら見てみようかな、なんて思いました。
呑まない人はどうなのか分かりませんが、酒呑みはやはり気になるのがお酒のお値段。
高いから美味しいわけではないし、お酒って絶対人それぞれの好みがあるので、
高いお酒を有難がる風潮については好ましく思っていませんが、
料理と合わせて美味しいお酒を手頃に呑めればそれに越したことはないんですよね。
寿司屋の原価率とか、会員制、予約のとれないお店、
有名グルメ評論家の実情などなど、これを読んで外食に行くと、
なんとなくそんな目で見てしまう、素直になれない自分がいそうですが(笑)
色々な切り口で考えを述べる人がいてもいいわけで、その中の一人の本が今作、という程度で
今後も外食を楽しめればいいな、なんて思った「グルメの真実」でありました。
って、個人的には、このサバサバ感が好き。
サイバラが炸裂している感がたまらないグルメ本です。
西原理恵子「スナックさいばら おんなのけものみち」を読む [本・ゲーム・テレビ]
最近、仕事でずっと文字を見続けているせいか、本を読むのもおっくうで、
読む本といえば、西原理恵子。(笑)
以前、
スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇 (単行本)
- 作者: 西原 理恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/07/31
- メディア: 単行本
この本、
三十路半ば以上の女性が読んだら大方が「うんうん、そうそう」と頷けるのではないかしら。
二十代の頃、
おじさん改造講座―OL1600人委員会 (4) (文春文庫)
- 作者: 清水 ちなみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1995/01
- メディア: 文庫
清水ちなみのOL委員会に入会して(笑)、みんなおんなじこと考えてるんだあ、と思ってましたが、
西原の本はさらに内容がブラックというか、、もっとググッと踏み込んでいる感じがします。
西原が「スナックさいばら」のママとして色々な人の相談にのる、、という形式で
様々なテーマについて西原が語ります。
「女の戦場、お正月を笑い飛ばせ!」 ←嫁としてダンナの実家で正月も働かされる悩み。
「ああ、離婚。こうして地獄の沙汰から生還しました。」 ← 結婚するより離婚する方がエネルギー要るのね。
「冷蔵庫の残りもの上等!我が家のサイテー料理選手権」 ← キャラ弁なんて作ってらんねーぜ、的な話。
「ベッドで聞いた、ちょっといい話」。
毎朝アップしている記事には書けない。(笑)
私もすでに親が高齢でこういう問題は避けられない、と思っていましたので、
思わずじっくり読みました。。。
今からでも準備は色々としなければいけないかな。
「ああ、みんなもそういう風に思っているんだね」と目からウロコになったり、、、
サクサク読みながら楽しめた「スナックさいばら」でありました。
西原理恵子「とりあたま帝国:右も左も大集合!編」 [本・ゲーム・テレビ]
久しぶりの本ネタですが西原理恵子の本です。(笑)
なんか、クリスマスにアップするようなネタではないような気もするー。
内容はAmazonさんより。
「アベノミクス」から「熟年交際発覚」まで。
最凶コンビが、ニッポンと世界とご近所のお題を一刀両断! 笑って学べるニュース。
タブーも放送禁止も怖くない!玉砕覚悟のニュース解説!
アナーキーな“正論”に笑って納得。
(笑)
久しぶりに大笑いした本でした。
多岐にわたっているというか、もうわたりすぎ。(笑)
その反対の左ページに西原の漫画がついているのですが、文章と真逆な不真面目漫画。
真面目に書いている反対のページで西原が書く漫画といえば、
「三平女子」「うなぎ暴騰」「二股交際」「生活保護不正受給」「牛生レバー禁止」
「シリア内戦」「ロンドン五輪」「キラキラネーム」「竹島問題提訴」「熟女ブーム」
「高嶋政伸・美元の泥沼離婚裁判」「11PM」「007シリーズ50周年」「大学倒産時代」
「美輪明宏」「体罰教師」「アベノミクス」「ローマ法王退位」「メタンハイドレート」
「ホリエモン出所」「国民栄誉賞」「ミッキーマウス法」「放送禁止用語」「邱永漢」
途中から、佐藤優の文章はそこそこに西原の漫画に見入っていた私ですが、
とにかくあの画風と字体と弾けた内容が、特に酔って読んでいると秀逸に思えました。。。。
(岩井志麻子の動画、貼ろうかと思ったけどあまりに激しい動画ばかりで貼るの止めました。。。)
交際中の高須クリニックのバブルハジケテ大借金~全額返済、大規模整形まで、
西原の目の付け所と合わせてとにかく笑える本でした。
亡くなったダンナの鴨ちゃんと一緒の頃は一時期荒れた漫画だったような気もしますが、
今は気持ちが落ち着いているのかノビノビとした漫画で読んでいて何だかホッとしたり。。
色々なネタをちょっとずつかじるには面白いかな、と思った「とりあたま帝国」でありました。
新書「上品な人、下品な人」を読む [本・ゲーム・テレビ]
たまには本の記事も、、と思うのですが映画見てばかりであまり本を読むことがなく
何冊も平行して読んでいるのでなかなか読み終らないという事実。(-.-)
で、やっと読み終ったというか、今年読んだ1冊目の本です。
内容についてはAmazonさんより。
集合写真では、いつもちゃっかり中央にいる。
タクシーに同乗しても、料金は一切負担しない。
仕事の責任は逃れて、手柄だけはしっかり奪う。
会社の利益ばかり強調する。
「自慢じゃないが……」と言って自慢する。
「ちょっとだけ……」と言って平気でプライバシーを侵害する。
偉い人に挨拶をする姿を周囲に見せつける。
電車やレストランなど、人前で化粧をする。
異性をジロジロみる。
若者に説教をしたがる。
取ってつけたような一点豪華主義ファッション。
試食の「はしご」をする。
フランス料理店で「おしぼり」を注文する。
目一杯おしゃれをしても、足下で「はしたなさ」が露呈する。
品よく振る舞っていても、つい、いつもの癖が出て、傍からは下品に映ってしまう。
あなたの周りにもそんな「裸の王様」がいるだろう。
本書は、ビジネスから恋愛まで、巷にあふれる無作法の実例を挙げつつ、
気品ある振る舞い方を考察。人のふり見て我がふり直すための気品学。
読んでいて笑ってしまいました。「こういう人、いるいる!」って。
以前の勤務先にこの本に書いてある内容を半分以上やっちゃっている人がいたのですが
その人のことを思い浮かべながら読んでいたらもうおかしくておかしくて。。。。
本人は全然そんな気がないのですが、やっていることは品がないというか。
「集合写真で場所取り(真ん中が大好き)」
「詮索好き(とにかく人のことを聞きたがる)」
「大口を叩く(世界を飛び回り年間数十億のビジネスをしていると自慢する)」
「忙しがる(移動が多いこと=仕事をしていると思い込んでいる)」
「責任を回避する(手柄は自分、責任は部下)」
「机の上を散らかし放題にする(ホントに机が汚い)」
「虚勢を張って傲慢(やたらと肩書きで威張る)」
「店員を召使扱い(常に上から目線)」
「親戚や友人の自慢(他人の親戚や友人より優れているという目線で話す)」
「男尊女卑(会社の女性社員をうちの女の子、と言う)」
「自分勝手な料理の注文(御馳走される側でも遠慮なく高い料理を注文する)」
「見下した言葉づかい」
「説教をしたがる(特に年下には経験者として、、みたいな態度をとる)」
「評論家を演ずる」
「昔語りをする(今の若い奴はなってない、と嘆く)」
「有名人と一緒の写真(友達かのように自慢する)」
「郷に入っても我を通す」
その人に該当する項目をざっと書き出したのですが、結構ありました。(^_^.)
役職で見栄を張っているというかなんというか、の人だったのですが、
本の中で海外のことわざに「ライオンの皮をかぶったロバ」というのがあり、
「虎の威を借る狐」のような意味らしく、
「ライオンの皮=役職、自分自身=ロバ」であることを自覚しなければ、
人間、役職が高いと「オレはライオンだ!」みたいな人になってしまう、という記述に妙に納得。
勿論、謙遜ばかりしていたらいけないとは思いますが、
会社を辞めたり肩書きがなくなっても「以前◎◎(大手企業)で△△(役職)だった」と
いつまでたってもそういわないと自分を表現できないような人にはなりたくないものですね。
(って、私はちゃんとした肩書きをもらったことがないので威張ることもないけれど(笑))
以前の勤務先の取引先の方々で、役員や幹部職でも威張らず奢らず、、、という方々と
沢山出会ったのですが、これらの一部の方とは、これまでとは全く以前と違う業界で
働くことになった私も純粋に名前で呼び合えるおつきあいが続けられそうです。(^_^)
こういうことをやってしまう人って無意識にやっているので悪気はないのでしょうが、
迷惑といえば迷惑ですし、反面教師といえば反面教師にはなるので、
さほど近づかなければこういう人が自分の生活圏に一人くらいはいてもいいかな、
なんて思いますが、自分もこういうことやってないかな、なんて考えてしまいましたね。
私が檀家のお寺で法事に行く度にご住職が「他力本願」について話をするのですが、
世間でよく使われている「他人任せ」という意味ではなく(浄土真宗だからかも)、
自分がやってほしくないことは他人にしない、自分がやってほしいことは他人にもする、
そんな感じの意味で日々過ごしてください、という内容で、
私もそうしようと心がけてはいます。
ま、人間なので、品の無いことを思わずやらかしてしまっていることはあるでしょうけど
そういうことを減らして、品よく過ごしたいなと思った「上品な人、下品な人」でありました。
「ジャイアント馬場 甦る16文キック」を読む [本・ゲーム・テレビ]
遂に発売されました!
ジャイアント馬場「甦る16文キック」 1 (小学館SJムック)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/05/11
- メディア: 大型本
やっと発売されたって感じですね。
5/11の朝刊にデカデカと広告が出ていたので(日経)即買いました。(^_^)
新日本プロレス(猪木が出ていた方)はDVDが色々と発売されていたので
馬場の奥さんが首を縦に振らなかったのか、これまでDVDが発売されなかったので
「焦らしやがってこのやろー!」って気分でいそいそと自宅で鑑賞。
もぅ感涙。(;O;)
アイアンクロー一家のフリッツ・フォン・エリックとの試合映像も良いのですが、
(この人、ドイツからの移民というのは知ってましたが、本名はジャック・アドキッセン、
ドイツぽい名前の方がいいと思って、フリッツ・フォン・エリックのリングネームにしたんだって)
鶴田とタッグを組んでハンセン・ブロディと闘った試合なんてもう素晴らしくて。。。
ああ。(;O;)(;O;)
3本勝負で引き分けで、馬場、鶴田がチャンピオンベルトを防衛する試合ですが、
ハンセン・ブロディ全盛期なので、負けた彼らの方が勢いがあったのが改めて分かりました。
それから、収録されている2つの試合、リングサイドを観るのも面白く、
グレート小鹿や越中詩郎、川田利明や物凄く若い頃の大仁田厚が確認できました。
(三沢やグレートカブキ(の若い頃)は確認できず、改めて見た時に確認したいですね)
ブックレットも巨人時代の馬場について王さんが語るページや、
(高卒ルーキーの王さんのバッティング練習に馬場が付き合ってくれた話とか)
必殺技の数々の紹介などなど1680円というお値段以上の内容でした。
小学館さん(←出版元)には感謝感激ヒデキは西城でございます。。。
5回シリーズで発売されるそうなので、揃えちゃおっかな、と
真剣に考えておりますが、私と同世代で全日本プロレスファンだった方々には
ゼッタイオススメの「ジャイアント馬場 甦る16文キック」でありました。
「戦国鍋TV」を観る [本・ゲーム・テレビ]
私うつぼ、ずっと歴史の勉強が苦手でした。
フランス革命は、
ベルサイユのばら 全5巻セット (集英社文庫(コミック版))
- 作者: 池田 理代子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/07/21
- メディア: 文庫
池田理代子先生にオスガリしながら学び、
またまた池田理代子先生のお力でざっくりロシア帝国の歴史を学んだ程度。
で、日本史はサッパリ。(ーー;)
日本史のテストの度に徳川だったら◎◎、足利だったら▽△、とか
ありそうな名前を適当に作って答案用紙に書いて×もらってたくらいダメな奴でした。
そんな私でも多分ちょっとは歴史が学べるのではないかと借りてみたのが
「戦国鍋TV」です。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- メディア: DVD
そして、なんだか勢いがついてしまい、6本続けて観てしまいました。(2日間だけど)
amazonさんの説明では、
現代風にアレンジされたバラエティ感覚で学べるシリーズが続々登場!
歴史を面白まじめに作り上げるというバラエティ史上初の試みに、
数ある有名バラエティ番組でおなじみの気鋭のスタッフ陣が挑みます。
そしてTVで活躍中の俳優や劇団系俳優といった、
いままでのバラエティ番組にはない幅広いキャスト陣が、歴史をさらに面白くします!
と説明されているのですが、
ワタシのような歴史音痴にも本当に面白い番組でした。
(番組ホームページ)→ http://www.tvk-yokohama.com/sengokunabe-tv/
ヤンキー同士の抗争になぞらえた「戦国ヤンキー川中島学園」では
川中島の合戦を学べたし。(非常に分かりやすく説明してくれて私でも理解できた)
戦国ショッピングでは、販売されていた商品が、
「エンジェルコンチネンタル 太閤モデル つけ髭」「南蛮胴具足 うつけモデル」
「軍配団扇 鬼の武田信玄モデル」「采配 越後の虎モデル」
「ホラ貝 イン桶狭間モデル」とか、戦国時代のアイテムばかりで
使用して運気が上がった人が登場してへたくそに証言する、という作りがもう安っぽい感じ満載、
おまけに、司会が「注文は矢文で!」とか言うんですよ。 もう完全にワタシのツボ。(笑)
他には、「戦国武将がよく来るキャバクラ」というのが大爆笑もので。
活躍した割に知名度が低い戦国武将などがやってくるキャバクラで、
相手をするキャバ嬢(レイナちゃん)の応対が絶妙です。
武将が一生懸命自分の功績を話しているのにレイナちゃんが全然真剣に話を聞かず
適当に相づちうったりするのを観ながら、結局武将の名前も覚えずに
「キャバ嬢ってこんな応対して、男の鼻の下のばしているのか!」と違うところに感心したり。。。
とはいえ、もちろん、すべてがツボにはまった訳ではなく、
イマイチ面白くなくてチュルチュル早送りしてしまったコーナーもございましたが。(^_^.)
番組は1回15分くらいで、この中にドラマやコント、そして音楽コーナーがあって、
その中に登場するグループがやはり戦国時代の人物で構成されているのが
これまた私のツボにはまりました。
「七本槍」←日本酒の名前だと思ってたバカな私。(笑)
「天正遣欧少年使節」
光GENJIとかチェッカーズ、新しいところでいえばパフューム、みたいなグループが出てきます。
特に七本槍は最初に見たときに「昭和後半のジャニーズ」的なニオイぷんぷんに
思わずいっしょに口ずさみ、連続で見ていたのでたぶん10回以上2日間で聞いた計算。。。
今度カラオケ(好きじゃないけど)で歌えといわれたらこれを歌ってお茶濁せるかな、なんて
思いました。(笑)
この後、更に3枚DVDをレンタルしたら、だんだん新鮮味を感じなくなってしまいましたが、
それでも歴史が苦手な私にも優しい作りで、なんとなく歴史がわかった気分になれた
戦国鍋TVでありました。
「眠れぬ真珠」を読む [本・ゲーム・テレビ]
以前「年下の男の子」という本の記事を書いたところ、
lucksun姐さんが勧めてくれたのが↓この本。
lucksun姐さんは2年前にこの本について記事を書いていらっしゃいます。
(こちら)→ http://lucksunblog.blog.so-net.ne.jp/2009-04-05
あらすじは相変わらず手抜きですみまそんが、amazonより転載。
(あらすじ)
出会いは運命だった。
17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく―。
孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。
人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。
愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。
けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は…。
一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。熱情と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。
自分の年齢から17歳を引くとー、え、びっくりー、な感じなのですが、
最近のカトチャンペ再婚ニュースとか(あれはやり過ぎな気がする)
マチャアキ再婚ニュースとか(前の奥さんも年下だったから分からないでもないか)
そんなニュースを見ると、「男は年下の女が好き?」なんて思いますが、
女性が年上、というケースで見ると、
私の中で一番インパクトが強かったのは、内海桂子師匠です。
だって、ご主人は24歳下だもんね。
この作品の主人公(咲世子)は私と同年代なので、
そういう意味では同じ目線で読めたような気がしたのですが
主人公の職業柄(版画家)なのか、はたまたロケーションによるものなのか、
生活感がイマイチ漂わないというかオサレな雰囲気の中で物語が進むので、
赤提灯ライフにドップリな私(笑)は、なかなか入り込んで読めなかったような気もしました。
咲世子が時折経験する更年期の症状の表現もなかなかすごくて、
更年期はそれほど辛いものなのか、と、未だ酷い症状が出ていない私からするとビックリで。
作者(石田衣良)が男性でありながら、ここまで細かく書けるのは、
知人などの女性に色々とヒアリングしたからなのかな、なんて思いつつ、
更年期に悩む中年女性の咲世子と、17歳も年下の素樹との隔たりみたいなものを描く為?
なんて思ってしまいました。
あとは、咲世子と不倫相手との情事の様子がかなりネチネチ書かれていたのですが
ちょっとくどすぎるような気がしなくもないような。
中年もなっても本能というかそういう欲には素直な咲世子、ということを表現したかったのかと
思いましたが、私にはくどすぎました。(^_^.)
年と共に崩れていく体型のことも何度も表現されていたりして、
多分自分が体感している私のような人にはくどいのかな、と思うのですが、
男性やモット若い世代の女性が読むにはここまで書いたほうがいいのかも、とか、
そんなことを考えながら読み進んでしまったのもございます。
とはいえ、全体的な話の流れなどは、
年下男性と出会い恋人の関係になるまでに違和感なく読めましたし、
思わず己を投影して読んでしまいそうになったり(錯覚錯覚(^_^.))しましたので、
素敵な作品だと思いました。
が、
年下の恋人が自分の元からいずれ巣立っていくのを覚悟して咲世子が付き合い、
実際、時期が来たと判断して手放す(というか突き放す)ところでお話が終わるものかと思ったら。
その後、素敵なシチュエーション(南国)の中で再会し、
将来は分からないけれど今がある、的にメデタシメデタシな展開が、
(その内またお別れするときが来るかもしれない、と思わせるようなところもありますが)
私の中では、デジャブ感がありました。
なんだろうなんだろう(・・?、この感覚。
で、思い出しました。
このシリーズです。
まだ販売されているんですね。(^_^.)
私が高校、大学の頃、実家に山盛りで置いてあったシリーズ。
モチロン私が買ったわけではなく、母がどこかから貰ってきたらしいのですが、
恋に恋するくらいの夢見る私(当時)は、片っ端から読んでおりました。
ラスト数十ページでググーンと急展開してハッピーエンド、という、
読めば毎回遭遇する結末、に今作がどこか似ているような気がしてしまいました。。。
まあ、こういう話は読み手によって期待する部分も違うでしょうから、
今作のような展開で「よかったよかった」と思う方が大半なのかな、と思います。
(私がどこかネジレテいるのかもしれないしね)
とはいえ、女性のタイプを真珠とダイヤモンドに例える件で、私も真珠のような女になりたいと
思ったり、いろいろとツボをくすぐられるところも多かったので、
ちょっと時間を空けてまた読んでみたら違う感想も出てくるかも、と思った
「眠れぬ真珠」でありました。