壱人前計画「生変人」を観る [舞台・ミュージカル]
銚子電鉄がつくった映画「電車を止めるな!」に出演された池上恵さん、
彼女の活動を映画鑑賞後から色々追いかけて朗読劇などを見るようになったのですが、
舞台でも出演される機会が増えて(記事にしていない舞台などもあったりして)
今回、荻窪のオメガ東京というシアターで壱人前企画という演劇集団が演じる舞台に
出演されると聞いて足を運びました。
このポスターを観ただけでなんだか楽しそうな期待が湧きます。
奇人チーム、と変人チームがあって、一日2回公演のときは、各チームが演じる、
と聞いていたのですが鑑賞できそうなタイミングが1回しかなかったので、
予約したら、池上さんが2つの演目に出る変人チームの回でラッキーでした。
(奇人チームの回は池上さん、1つの演目しか出ない)
荻窪の東京オメガというシアターですが、線路沿いに歩いていくと到着、
という感じで方向間違いがちな私でも迷わずたどり着けました。
字面から見ても不思議な感じ。
変態、というと、うわぁ、、近づきたくない( ゚Д゚)という気持ちになりますが、
変人というと、昔テレビで「奇人変人」(スーパージョッキーだったかな)という
番組に出てくる摩訶不思議な人達というどこか懐かしい響きがあったりします。
全席自由
全体で50~60名くらい入れそうなシアターですが、前から2列目までは背もたれなし、
だったので、背もたれ付きの椅子だった3列目に着席。(楽しがち)
舞台の内容については、主催している劇団「壱人前企画」さんのサイトより。
https://1mae.com/
生変人とは この世は、あなたと変な人々とで作られている。
それは間違いで、これは正しい? あいつは変で、こいつはまとも?
変じゃないように見られようとする生き方の中で、人は何を得られるのだろうか?
いくつもの作品に生きる変人オムニバス!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.「オープニングアクト」
出演者全員が舞台に上がり、「変人」とはなにか、について、語る。
かなり弾丸スピードで語るので私の耳(リスニング能力低め)でついていくのに
必死でしたが、自分はまとも、と思っていても実は変人かもしれない、
自分と違うと「変人」とレッテルをはってしまいがちだな、という気持ちに
なったところで次に続きます。
2.「SNSの恐怖 ~女優編~」
空港にいる女優の桜木とマネージャーの高田(左池上さんが演じていた)。
最近はファンに塩対応するとSNSで拡散されるから気を付けるように高田に
言われた桜木だったが、高田がいなくなったところで現れた中年男性ファンに
写真を撮ってほしいと言われたのを断ったことでSNSに拡散されてしまうが。。
という話でしたが、ハリウッド俳優でも塩対応する人と神対応する人と、
どちらもSNSで話題になりがちですよね。
中年男性ファン(演じていたのは大門与作さん)が塩対応されて怒るのも
分かりますがこんなファンにしょっちゅう絡まれる有名人も大変だし、
どの立場から見るか、によりますが、私は有名人を見ても声をかけないので
(とはいえ、羽田空港でマグナム小林さんに声かけちゃったけど(笑))
こういう熱狂的なファンにはあまり共感できない、、です。(^-^;
3.「人って」
見ていたらあっと言う間に終わってしまい???理解に至らずなタイトルでした。
4.「瞬時感情吹き上がり症」
マスターの話に感激してバーに通う大川係長に連れられてきた部下の田宮、
誘われたがまだやってこない部下の島村が先輩の林田につかまっていると知り、
大川係長が林田に電話して(暴言吐く)島村を助けてあげたものの、
バーに林田もやってきて、、店内は不穏な空気に包まれる、、、という話。
途中まで観ていると林田の部下いじめが酷いなあと思ってみていたら、
今度は皆で林田をいじめているように見えてしまったのですが、
林田にも言い分(聞いて納得)もあるわけで、それを聞くと急にいい人に見える、
自分の価値基準で相手を理解することなく偏って判断することによって生じる軋轢、
最後には林田とマスターも実は、、みたいな展開になって先が読めませんでしたが
ハッピーというか穏やかに話が終ってホッとしました。
5.「なれる薬 ~役者編~」
売れない俳優、松本清(マツキヨと呼ばれている(笑))がある日謎の売人から
この薬を飲むとなりたい人になれる(一日だけ)と言われて薬を飲むと、
有名俳優に変身し、脚光を浴びる自分が忘れられなくなり、なれる薬を売人から
買い続けていくが、、という話。
マツキヨが有名俳優に変身するとその間本人はいなくなる、という設定に
ちょっとあり得ない感もあったのですが(他にもどこか矛盾を感じたりして)
まあ気にしちゃうとお芝居を楽しめないので見続けました。
これまた途中まで、マツキヨを皆でいじめているんじゃないの?という感じで
不快感もあったのですが、最後は最後できれいにまとめていてホッとしました。
私が大好きな池上恵さんは、2と5で有名俳優のマネージャーを演じていましたが、
俳優さんの変化(最初に観たのがヒョウ柄着た大阪のおばちゃん役だったので尚更)を
感じる楽しい舞台でした。
また、今回、池上さん以外でインパクト強すぎて脳裏から未だに離れないのが、
大門与作さん
(お写真は所属されている太田プロのホームぺージより拝借しました)
2では有名俳優に写真を撮ってと迫る熱狂的なファンを、
4では後輩をいじめる林田(女性設定なので装いがちょっとホラーだった)、
YouTubeを見るとピン芸人さんのようですが、舞台だとホラーにも笑いにも
振れ幅を広げるような雰囲気を持つ方で、今回の舞台で一番目が離せない存在、
となりました。
池上さんのお陰で、今まで知らなかった小劇場での舞台を見る機会が増えましたが、
舞台との距離感も近くて(今回は若い観客が圧倒的に多かったのも印象的)、
変人、と言われたら私も変人だしなあ、と思いながら観終わりましたが、
機会があれば他の見てみたくなった壱人前企画さんの「生変人」でありました。
彼女の活動を映画鑑賞後から色々追いかけて朗読劇などを見るようになったのですが、
舞台でも出演される機会が増えて(記事にしていない舞台などもあったりして)
今回、荻窪のオメガ東京というシアターで壱人前企画という演劇集団が演じる舞台に
出演されると聞いて足を運びました。
このポスターを観ただけでなんだか楽しそうな期待が湧きます。
奇人チーム、と変人チームがあって、一日2回公演のときは、各チームが演じる、
と聞いていたのですが鑑賞できそうなタイミングが1回しかなかったので、
予約したら、池上さんが2つの演目に出る変人チームの回でラッキーでした。
(奇人チームの回は池上さん、1つの演目しか出ない)
荻窪の東京オメガというシアターですが、線路沿いに歩いていくと到着、
という感じで方向間違いがちな私でも迷わずたどり着けました。
字面から見ても不思議な感じ。
変態、というと、うわぁ、、近づきたくない( ゚Д゚)という気持ちになりますが、
変人というと、昔テレビで「奇人変人」(スーパージョッキーだったかな)という
番組に出てくる摩訶不思議な人達というどこか懐かしい響きがあったりします。
全席自由
全体で50~60名くらい入れそうなシアターですが、前から2列目までは背もたれなし、
だったので、背もたれ付きの椅子だった3列目に着席。(楽しがち)
舞台の内容については、主催している劇団「壱人前企画」さんのサイトより。
https://1mae.com/
生変人とは この世は、あなたと変な人々とで作られている。
それは間違いで、これは正しい? あいつは変で、こいつはまとも?
変じゃないように見られようとする生き方の中で、人は何を得られるのだろうか?
いくつもの作品に生きる変人オムニバス!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.「オープニングアクト」
出演者全員が舞台に上がり、「変人」とはなにか、について、語る。
かなり弾丸スピードで語るので私の耳(リスニング能力低め)でついていくのに
必死でしたが、自分はまとも、と思っていても実は変人かもしれない、
自分と違うと「変人」とレッテルをはってしまいがちだな、という気持ちに
なったところで次に続きます。
2.「SNSの恐怖 ~女優編~」
空港にいる女優の桜木とマネージャーの高田(左池上さんが演じていた)。
最近はファンに塩対応するとSNSで拡散されるから気を付けるように高田に
言われた桜木だったが、高田がいなくなったところで現れた中年男性ファンに
写真を撮ってほしいと言われたのを断ったことでSNSに拡散されてしまうが。。
という話でしたが、ハリウッド俳優でも塩対応する人と神対応する人と、
どちらもSNSで話題になりがちですよね。
中年男性ファン(演じていたのは大門与作さん)が塩対応されて怒るのも
分かりますがこんなファンにしょっちゅう絡まれる有名人も大変だし、
どの立場から見るか、によりますが、私は有名人を見ても声をかけないので
(とはいえ、羽田空港でマグナム小林さんに声かけちゃったけど(笑))
こういう熱狂的なファンにはあまり共感できない、、です。(^-^;
3.「人って」
見ていたらあっと言う間に終わってしまい???理解に至らずなタイトルでした。
4.「瞬時感情吹き上がり症」
マスターの話に感激してバーに通う大川係長に連れられてきた部下の田宮、
誘われたがまだやってこない部下の島村が先輩の林田につかまっていると知り、
大川係長が林田に電話して(暴言吐く)島村を助けてあげたものの、
バーに林田もやってきて、、店内は不穏な空気に包まれる、、、という話。
途中まで観ていると林田の部下いじめが酷いなあと思ってみていたら、
今度は皆で林田をいじめているように見えてしまったのですが、
林田にも言い分(聞いて納得)もあるわけで、それを聞くと急にいい人に見える、
自分の価値基準で相手を理解することなく偏って判断することによって生じる軋轢、
最後には林田とマスターも実は、、みたいな展開になって先が読めませんでしたが
ハッピーというか穏やかに話が終ってホッとしました。
5.「なれる薬 ~役者編~」
売れない俳優、松本清(マツキヨと呼ばれている(笑))がある日謎の売人から
この薬を飲むとなりたい人になれる(一日だけ)と言われて薬を飲むと、
有名俳優に変身し、脚光を浴びる自分が忘れられなくなり、なれる薬を売人から
買い続けていくが、、という話。
マツキヨが有名俳優に変身するとその間本人はいなくなる、という設定に
ちょっとあり得ない感もあったのですが(他にもどこか矛盾を感じたりして)
まあ気にしちゃうとお芝居を楽しめないので見続けました。
これまた途中まで、マツキヨを皆でいじめているんじゃないの?という感じで
不快感もあったのですが、最後は最後できれいにまとめていてホッとしました。
私が大好きな池上恵さんは、2と5で有名俳優のマネージャーを演じていましたが、
俳優さんの変化(最初に観たのがヒョウ柄着た大阪のおばちゃん役だったので尚更)を
感じる楽しい舞台でした。
また、今回、池上さん以外でインパクト強すぎて脳裏から未だに離れないのが、
大門与作さん
(お写真は所属されている太田プロのホームぺージより拝借しました)
2では有名俳優に写真を撮ってと迫る熱狂的なファンを、
4では後輩をいじめる林田(女性設定なので装いがちょっとホラーだった)、
YouTubeを見るとピン芸人さんのようですが、舞台だとホラーにも笑いにも
振れ幅を広げるような雰囲気を持つ方で、今回の舞台で一番目が離せない存在、
となりました。
池上さんのお陰で、今まで知らなかった小劇場での舞台を見る機会が増えましたが、
舞台との距離感も近くて(今回は若い観客が圧倒的に多かったのも印象的)、
変人、と言われたら私も変人だしなあ、と思いながら観終わりましたが、
機会があれば他の見てみたくなった壱人前企画さんの「生変人」でありました。
東のボルゾイ「ソフトパワー」を観る [舞台・ミュージカル]
4日前のオペラ記事(リア王)で書いたこんにゃく座の島田さんと同じく
下北沢のおむすびシアターBARで知ったのが、あべみづきさん。
「銀の龍の背に乗って」を聞きました。
で、あべさんのTwitterをフォローして公演を知って今年4月に観たのが、
「ガタピシ」
「愚行権」という、生きている限り愚かなことを行ってもいいけれど、
人に迷惑をかけないことが条件、という権利、についての舞台で、
今まで観たことのないタイプ、ぐいぐい引き込まれる展開に驚き
興奮して観終わった(その割に記事にかけず(^-^;)作品でしたが、
今回(9月)に観たのは、
ソフトパワー
(公式ホームページ)https://www.easternborzois.com/softpower
内容は、以下のサイトより。
https://niewmedia.com/news/048401/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4月に上演された『ガタピシ』以来の新作で、
同劇団にとって通算7作目となる『ソフトパワー』は、
ピアノとパーカッションの生演奏が用いられる
「恋とハイで前後不覚のお祭りミュージカル」。
真実性や誠実さが過剰に求められる現代において、
苦しさを感じている人々が描かれ、
「嘘をつくこと」「信じること」を通して、想像力の無限の可能性が表現される。
出演者には劇団唐組で数多くの主役を務めている福本雄樹をはじめ、
四宮吏桜、仲井真徹、井坂茜、佐野剛らが名を連ねており、
12名のアンサンブルキャストも参加して公演を賑やかに彩る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトルのソフトパワーってどういう意味なんだろうと調べたら、
Wikipediaが教えてくれました。(^-^;
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC
>相手国を軍事力で脅したり、買収したり、プロパガンダで騙すのでもなく、
自国の価値観や文化で魅了・味方につける能力・力。
自国の魅力を通じて、他国に与えられる影響力。
という意味だそうです。
舞台は上のポスターイメージからも分かるように歌舞伎風の雰囲気、
歌舞伎が江戸時代にソフトパワーの一つであったということをベースに
描かれているのかな、と思いました。(違っているかもしれないけれど)
下北沢のおむすびシアターBARで知ったのが、あべみづきさん。
「銀の龍の背に乗って」を聞きました。
で、あべさんのTwitterをフォローして公演を知って今年4月に観たのが、
「ガタピシ」
「愚行権」という、生きている限り愚かなことを行ってもいいけれど、
人に迷惑をかけないことが条件、という権利、についての舞台で、
今まで観たことのないタイプ、ぐいぐい引き込まれる展開に驚き
興奮して観終わった(その割に記事にかけず(^-^;)作品でしたが、
今回(9月)に観たのは、
ソフトパワー
(公式ホームページ)https://www.easternborzois.com/softpower
内容は、以下のサイトより。
https://niewmedia.com/news/048401/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4月に上演された『ガタピシ』以来の新作で、
同劇団にとって通算7作目となる『ソフトパワー』は、
ピアノとパーカッションの生演奏が用いられる
「恋とハイで前後不覚のお祭りミュージカル」。
真実性や誠実さが過剰に求められる現代において、
苦しさを感じている人々が描かれ、
「嘘をつくこと」「信じること」を通して、想像力の無限の可能性が表現される。
出演者には劇団唐組で数多くの主役を務めている福本雄樹をはじめ、
四宮吏桜、仲井真徹、井坂茜、佐野剛らが名を連ねており、
12名のアンサンブルキャストも参加して公演を賑やかに彩る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトルのソフトパワーってどういう意味なんだろうと調べたら、
Wikipediaが教えてくれました。(^-^;
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC
>相手国を軍事力で脅したり、買収したり、プロパガンダで騙すのでもなく、
自国の価値観や文化で魅了・味方につける能力・力。
自国の魅力を通じて、他国に与えられる影響力。
という意味だそうです。
舞台は上のポスターイメージからも分かるように歌舞伎風の雰囲気、
歌舞伎が江戸時代にソフトパワーの一つであったということをベースに
描かれているのかな、と思いました。(違っているかもしれないけれど)
稽古風景なので衣装を着ていませんが、主人公の柔姫と誠の恋人同士を中心に、
誠の友人の雷電が2人の心情を語り、三男坊、甘えん坊、でくの坊、3人の坊ちゃんが
演奏し2人を盛り上がる、(ちなみにあべみづきさんは三男坊を好演)
ミュージカルを長らく観てきた私ですが、こういう感じのミュージカルって初めて、
劇団のオリジナル作品で個性的で存在感のあるコーラスチーム、
私自身も全てを理解しきれないまま観終わった(最後には少なからず衝撃を受けてしまい)、
そんな感じですが、現代の人間の心の弱さにも触れているように思えたり、観る人によって
どっぷりはまったり、はまれなかったり観る人にゆだねられているように思いました。
あとは、物語に出てくる「薬」。大手製薬会社が作る薬に大衆が振り回されるような場面、
ほら話が広がる怖さ、現代の闇のようなものの描かれているように思ったのですが、
私自身は理解できるところと理解がついていけないところと(1回しか見ていないですし)
ショッキングな終わり方で最後ちょっと口あんぐりしてしまったのとなかなか不思議な
作品だったのですが、この世界観、もうちょっと見ればはまっていくかもしれない、と
思うと、劇団「東のボルゾイ」をもうちょっと追いかけてみたいな、と思った、
「ソフトパワー」でありました。
誠の友人の雷電が2人の心情を語り、三男坊、甘えん坊、でくの坊、3人の坊ちゃんが
演奏し2人を盛り上がる、(ちなみにあべみづきさんは三男坊を好演)
ミュージカルを長らく観てきた私ですが、こういう感じのミュージカルって初めて、
劇団のオリジナル作品で個性的で存在感のあるコーラスチーム、
私自身も全てを理解しきれないまま観終わった(最後には少なからず衝撃を受けてしまい)、
そんな感じですが、現代の人間の心の弱さにも触れているように思えたり、観る人によって
どっぷりはまったり、はまれなかったり観る人にゆだねられているように思いました。
あとは、物語に出てくる「薬」。大手製薬会社が作る薬に大衆が振り回されるような場面、
ほら話が広がる怖さ、現代の闇のようなものの描かれているように思ったのですが、
私自身は理解できるところと理解がついていけないところと(1回しか見ていないですし)
ショッキングな終わり方で最後ちょっと口あんぐりしてしまったのとなかなか不思議な
作品だったのですが、この世界観、もうちょっと見ればはまっていくかもしれない、と
思うと、劇団「東のボルゾイ」をもうちょっと追いかけてみたいな、と思った、
「ソフトパワー」でありました。
タグ:東のボルゾイ
ヨーロッパ企画「来てけつかるべき新世界」を観る [舞台・ミュージカル]
映画「リバー、流れないでよ」を観てからすっかりファンになったヨーロッパ企画さん、
彼らの舞台も観たくなって、昨年下北沢の本多劇場に行ってみたのが、
「切り裂かないけど攫いはするジャック」という舞台。
テンポのよいせりふ回しとちりばめられた笑いのツボにすっかりはまり、
今回再び本多劇場へ舞台を観に行きました。
内容は、ヨーロッパ企画さんのホームページより。
「来てけつかるべき新世界」は、大阪・新世界を舞台にしたSF人情喜劇です。
くすんだ歓楽街にたむろするオッサンおばはんらの元へ、
文字通りの「新世界」がやってきます。
ドローン、ロボット、AI、メタバース、シンギュラリティ…。
彼らの舞台も観たくなって、昨年下北沢の本多劇場に行ってみたのが、
「切り裂かないけど攫いはするジャック」という舞台。
テンポのよいせりふ回しとちりばめられた笑いのツボにすっかりはまり、
今回再び本多劇場へ舞台を観に行きました。
内容は、ヨーロッパ企画さんのホームページより。
「来てけつかるべき新世界」は、大阪・新世界を舞台にしたSF人情喜劇です。
くすんだ歓楽街にたむろするオッサンおばはんらの元へ、
文字通りの「新世界」がやってきます。
ドローン、ロボット、AI、メタバース、シンギュラリティ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和のテクノロジーと昭和の人情が交錯する不思議な世界。(◎_◎;)
初演は8年前、その時と比べるとドローンなどの技術も劇的に進化していると
思いますが、通天閣が見える昭和の雰囲気漂う一角、
(セットのミニチュア版が展示されていたので写メしました↑)
串カツ屋「きて屋」を営むマナツと店に集まってくる常連客たち、
のんびりした空間の中に現れるのが、ラーメンを出前するドローン、
マナツに東京からアプローチしてくる男(ドローンにぶら下げられたモニターに
男の動画が映し出される)、パトロールするロボット(名前はパトロー)、
串カツを自動で揚げるアームロボット、会話する電光掲示板などが登場し、
あり得なさそうなのに、なぜか昭和の雰囲気に溶け込んで、しかも笑える、
これらの最新技術の数々が手作り感のある外観ながら、きちんと演技を
こなしていて(ちゃんと動いて人間たちに絡む姿が面白い)
そんな世界観を楽しむことができました。
これらの映画に出ている劇団の方々が目の前で演じている舞台は
映画以上に興奮(笑)するのですが、今回の舞台で印象的だったのは、
マナツの串カツ屋を食べログの評価で見つけて、GPSをたどってドローンで
やってくる男、あだ名は「テクノ」(笑)。
「リバー、流れないでよ」もタイムループが起きる理由を下がる板さんを
好演されていた酒井善史さん、今作もドローンにぶらさがるモニターに
喋っている顔が映し出されるという登場の仕方(途中、本物も出てくる)、
話す内容が頭が良すぎてどこかいけ好かないのに憎々しくもない、という
なんともいえない微妙なキャラクターを酒井さんだからこそ演じていた、
もちろん他の俳優さんもそれぞれの役柄にピタッとはまっていたのですが
特に印象的でした。
また、初演時には客演だったマナツ役を演じていた藤谷理子さん、
8年後には今回の舞台の座長として、物語の展開をナレーターとして語りながら
串カツ屋の娘も演じていらっしゃったのがこれまた印象的でした。
声が独特で耳に非常に残る俳優さんですが、彼女の舞台や映画などの作品は
これからも追いかけていきたいと思います。(^-^)
上の動画(CM)の歌で「ドロロンロン」とすりこまれた後に、
ドローンが登場するという展開ですっかり頭の中は「ドローン」で
いっぱいになってしまったのですが(笑)、いつか通天閣が見えるざわざわする
エリアでおっちゃんたちを観ながら串カツを食べてみたいな、と思った
「来てけつかるべき新世界」でありました。
タグ:ヨーロッパ企画
こんにゃく座「リア王」を観る [舞台・ミュージカル]
銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」に出演されていた俳優の池上恵さん、
彼女を追いかけて久しぶりの下北沢で朗読劇を鑑賞したときに、
ピアノ演奏と歌を担当されていたのが島田大翼さん。
https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-09-04
この日は戦隊ものの歌を披露されていました。
この時、こんにゃく座という1971年創立のオペラの劇団に所属されている
と聞いて「面白い名前の劇団があるんだなあ」と興味を持ったところ、
その次に島田さんの演奏を聞いた時に、近々公演があると聞いて、
(ホームページ)https://www.konnyakuza.com/
チラシをいただいて吉祥寺の吉祥寺シアターで鑑賞しました。
彼女を追いかけて久しぶりの下北沢で朗読劇を鑑賞したときに、
ピアノ演奏と歌を担当されていたのが島田大翼さん。
https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-09-04
この日は戦隊ものの歌を披露されていました。
この時、こんにゃく座という1971年創立のオペラの劇団に所属されている
と聞いて「面白い名前の劇団があるんだなあ」と興味を持ったところ、
その次に島田さんの演奏を聞いた時に、近々公演があると聞いて、
(ホームページ)https://www.konnyakuza.com/
チラシをいただいて吉祥寺の吉祥寺シアターで鑑賞しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勧善懲悪じゃない!( ゚Д゚)
いい人まで死んでしまうなんて。( ノД`)シクシク…
シェークスピアの四大悲劇と言われる作品ですから、悲劇も悲劇、
なんでしょうが、なんともモヤっとした気持ちで観終わりました。
大学生の頃、文学部だったのでシェークスピアの勉強もしたことがありますが、
教材だった作品は、
若干マイナー気味なリチャード三世で、その授業も20代には苦痛で
シェークスピア作品にその後自ら望んで近づく機会もなく、
シェークスピア作品にその後自ら望んで近づく機会もなく、
映画でこれを観たきり。。。
というわけで、今回のリア王についてもちゃんと本を読んでいなかったので、
現代の便利ツール、YouTubeで予習してからオペラを鑑賞しました。
というわけで、今回のリア王についてもちゃんと本を読んでいなかったので、
現代の便利ツール、YouTubeで予習してからオペラを鑑賞しました。
途中休憩を挟んでの2幕構成でしたが、オペラ歌手の方はマイクなしでも声量があって
セリフも非常に分かりやすいので、予習した通りに物語が進んでいきました。
私が知る島田さんは、エドマンドという役柄だったのですが、
リア王に仕えるグロスター伯の庶子で異母兄を追放させ、
リア王の娘2人(悪い方)と関係をもって自らが王になろうとする、という
頭の中に憎悪と野心しかないような登場する人物の中で一番性悪な役柄でした。
あらすじが分かっていながらついついツッコミを入れたくなったのは、
リア王のお人よしぶり(笑)なのですが、なぜずる賢い娘2人(長女と次女)の
調子いい言葉に喜んでしまい、正直に語る三女には激怒するのか、
王様なのに随分器がちっちゃいんじゃないの、とあまりにも夢のないというか
身もふたもないことを考えながら観てしまう自分がおりました。
「裸の王様」という話がありますが、リア王もそんな感じに見えてしまったというか、
権力のある人間は意外と視野が狭くなりがちなのかもしれないなー、と思いながら
以前勤めていた会社の偉い人(王様とは規模感が違いますが)にもどこか通じるような
権力で勘違いして威張り散らす人をつい思い浮べてしまいました。
シェークスピア作品に殆ど触れないまま人生を折り返してしまい、
今回リア王を鑑賞したわけですが、シェークスピアの時代とは世の中の仕組みなどは
まったく異なるものの、人間の弱さ、愚かさなどは今も昔も変わらないように思えた
のが今回の一番の感想でした。
今回は本当によいきっかけとなったとうか、他のシェークスピア作品も
本や映画、舞台などがあればその世界に入ってみたくなった、
こんにゃく座さんの「リア王」でありました。
下北沢「おむすびシアターBARシモキタ」で劇団おむすび旗揚げ公演 [舞台・ミュージカル]
銚子電鉄が制作した映画「電車を止めるな!」に出演されていた池上恵さん、
彼女の朗読劇を観に下北沢に時折通うようになったのですが、
出演されているおむすびシアターBARシモキタを経営する会社が
「劇団おむすび」を旗揚げすることになり、この劇団に池上さんも所属される、
という朗報を嬉しく思いながら旗揚げ公演を観に行きました。
西嶋咲紀さんとの共演、3日間昼夜5回の公演ですが、
昼夜で2人が演じる役柄を交換するということなので、
2日目のお昼と3日目の夜の公演を観ました。
主役の2人は同じ(役柄は昼夜で交代)ですが、その他の配役は日替わり、
演じる人でどう変わるのかを観るのも楽しみです。
2日目のお昼は満席、空いているテーブルが少なかったのですが、
銚子電鉄の「電車を止めるな!」のクラウドファンディングに参加し、
池上さんの朗読劇を見に来た時に何度かお会いしてお話させてもらった
マリノルさん(優しそうな雰囲気のおじさん)の隣に座らせてもらい、
生ビールで乾杯♪
豚の角煮がごろッと入ったちまきが美味でした
店長で演出家の遠藤さん
いつも楽しい口調でお客さんを盛り上げる遠藤さんです。
通常は3回ステージがあって色々な内容の朗読劇が観られるのですが、
今回はピアノを担当されている吉田能さんが書かれたオリジナル脚本、
「ミハルを巡る3つの出来事、その理由」が演じられました。
昼の部はミハルを西嶋さんが演じ、池上さんはその友人役、
訪れたお店の店員が「電車を止めるな!」に出演されていた谷口礼子さん、
彼女たちに絡むクズ男を演じていたのが元フィギュアスケーターの鎌田英嗣さん、
何とも不思議でこの先どうなるのー、と思っていたところで1ステージ目終了。
明るい表情が素敵です
続いて白ワイン
(1ステージごとに1ドリンクの注文というのがお店のルールです)
Sasammyさんによる歌
遠藤さんのパートナーで、普段は神楽坂の「おむすびJazz」で店長をつとめている
Sasammyさんですが、この日の昼の部はサポートで下北沢に来ていたお陰で、
2ステージ目までの間のつなぎというか、で、「君の瞳に恋してる」を歌ってくれて
なんだかラッキーな気分になれました。(^-^)
勢いでジントニックを注文していた私(笑)
続く2ステージ目、彼らに何が起きたのか、、すこーしずつ分かっていく、
といってもちょっとしか分からないまま終了し。
私、この日は時間ぎれ、この先が気になるまま(結末が分からぬまま)
シアターを後にしました。。
続いて翌日の夜の部。
前日のモヤモヤした気分のまま下北沢にやってきましたが、
3ステージ見て、結末を知って絶対すっきりします。(^-^)
まずは白ウィンで乾杯
くんたま入りのポテトサラダ、いぶりがっこものっていて美味。
遠藤さん&ピアノ・脚本の吉田さん
1,2ステージ目は内容が分かっているのでおさらい的に考えていたら、
この日はミハルを池上さんが演じていて
あれー、昨日見た西嶋さん演じるミハルと雰囲気が全然違う、とまずびっくり。
おまけに店員さんとクズ男も演じている人が違うので雰囲気が異なり更にびっくり。
びっくりしたまま白ワインをお代わりして
演者さんが変わると雰囲気がらっと変わりますねー、という素人らしい感想を
池上さんに伝えつつしばし談笑させていただきました。
この日、クズ男を演じていた松本曹史さんが「お酒奢ってくれたら歌います!」
と言ったのに反応した方がいて、平井堅の「楽園」を歌ってくれました。
松本さん、この日はクズ男を好演されていましたが、歌うと雰囲気一転、
歌声は優しく幕間を盛り上げてくれました。
歌の後は遠藤さんご挨拶とともに2ステージ目スタート。
前日も見て展開が分かっているのにドキドキしながら2ステージ目終了。
と、「お酒奢ってくれたら歌います!」とまた松本さんが仰ったので、
ご馳走するから歌ってください、私が手を上げ、池上さんがリクエストした歌、
久保田利伸の「ラ・ラ・ラ・ラブソング」
懐かしい、山口智子の顔を思い浮かべながら(笑)久しぶりに聞きました。
リクエストする池上さんの年代がばれそうですが私より一回り以上年下です。
マンゴーのお酒
ソーダ割でいただきましたがこれはロックで呑んだ方がよかった、、
隣に座っていたやすっちさんがロックで呑んでいたのを見て後悔しました。
(↑池上さんの公演で何度かお会いしてお話するようになった楽しいお兄さん)
3ステージ目スタート
ああ、そういうことだったのー、ああそうなのー、前日途中で帰った私が
ずっと抱いていたモヤモヤ、すっきりしました。
やり切った感の池上さん
おつかれさまでした!
元々は銚子電鉄を応援していた私が調子電鉄の映画を見るようになって
舞台挨拶できていた池上さんとお会いしてその気取らない雰囲気が素敵で
朗読劇を観に行くようになりましたが、同じ時に出演されている他の演者さんの
公演も見に行ったりと、自分の知らない世界を少しずつ知って楽しめるように
なって、心の底から楽しめて大満足の劇団おむすび旗揚げ公演でありました。
彼女の朗読劇を観に下北沢に時折通うようになったのですが、
出演されているおむすびシアターBARシモキタを経営する会社が
「劇団おむすび」を旗揚げすることになり、この劇団に池上さんも所属される、
という朗報を嬉しく思いながら旗揚げ公演を観に行きました。
西嶋咲紀さんとの共演、3日間昼夜5回の公演ですが、
昼夜で2人が演じる役柄を交換するということなので、
2日目のお昼と3日目の夜の公演を観ました。
主役の2人は同じ(役柄は昼夜で交代)ですが、その他の配役は日替わり、
演じる人でどう変わるのかを観るのも楽しみです。
2日目のお昼は満席、空いているテーブルが少なかったのですが、
銚子電鉄の「電車を止めるな!」のクラウドファンディングに参加し、
池上さんの朗読劇を見に来た時に何度かお会いしてお話させてもらった
マリノルさん(優しそうな雰囲気のおじさん)の隣に座らせてもらい、
生ビールで乾杯♪
豚の角煮がごろッと入ったちまきが美味でした
店長で演出家の遠藤さん
いつも楽しい口調でお客さんを盛り上げる遠藤さんです。
通常は3回ステージがあって色々な内容の朗読劇が観られるのですが、
今回はピアノを担当されている吉田能さんが書かれたオリジナル脚本、
「ミハルを巡る3つの出来事、その理由」が演じられました。
昼の部はミハルを西嶋さんが演じ、池上さんはその友人役、
訪れたお店の店員が「電車を止めるな!」に出演されていた谷口礼子さん、
彼女たちに絡むクズ男を演じていたのが元フィギュアスケーターの鎌田英嗣さん、
何とも不思議でこの先どうなるのー、と思っていたところで1ステージ目終了。
明るい表情が素敵です
続いて白ワイン
(1ステージごとに1ドリンクの注文というのがお店のルールです)
Sasammyさんによる歌
遠藤さんのパートナーで、普段は神楽坂の「おむすびJazz」で店長をつとめている
Sasammyさんですが、この日の昼の部はサポートで下北沢に来ていたお陰で、
2ステージ目までの間のつなぎというか、で、「君の瞳に恋してる」を歌ってくれて
なんだかラッキーな気分になれました。(^-^)
勢いでジントニックを注文していた私(笑)
続く2ステージ目、彼らに何が起きたのか、、すこーしずつ分かっていく、
といってもちょっとしか分からないまま終了し。
私、この日は時間ぎれ、この先が気になるまま(結末が分からぬまま)
シアターを後にしました。。
続いて翌日の夜の部。
前日のモヤモヤした気分のまま下北沢にやってきましたが、
3ステージ見て、結末を知って絶対すっきりします。(^-^)
まずは白ウィンで乾杯
くんたま入りのポテトサラダ、いぶりがっこものっていて美味。
遠藤さん&ピアノ・脚本の吉田さん
1,2ステージ目は内容が分かっているのでおさらい的に考えていたら、
この日はミハルを池上さんが演じていて
あれー、昨日見た西嶋さん演じるミハルと雰囲気が全然違う、とまずびっくり。
おまけに店員さんとクズ男も演じている人が違うので雰囲気が異なり更にびっくり。
びっくりしたまま白ワインをお代わりして
演者さんが変わると雰囲気がらっと変わりますねー、という素人らしい感想を
池上さんに伝えつつしばし談笑させていただきました。
この日、クズ男を演じていた松本曹史さんが「お酒奢ってくれたら歌います!」
と言ったのに反応した方がいて、平井堅の「楽園」を歌ってくれました。
松本さん、この日はクズ男を好演されていましたが、歌うと雰囲気一転、
歌声は優しく幕間を盛り上げてくれました。
歌の後は遠藤さんご挨拶とともに2ステージ目スタート。
前日も見て展開が分かっているのにドキドキしながら2ステージ目終了。
と、「お酒奢ってくれたら歌います!」とまた松本さんが仰ったので、
ご馳走するから歌ってください、私が手を上げ、池上さんがリクエストした歌、
久保田利伸の「ラ・ラ・ラ・ラブソング」
懐かしい、山口智子の顔を思い浮かべながら(笑)久しぶりに聞きました。
リクエストする池上さんの年代がばれそうですが私より一回り以上年下です。
マンゴーのお酒
ソーダ割でいただきましたがこれはロックで呑んだ方がよかった、、
隣に座っていたやすっちさんがロックで呑んでいたのを見て後悔しました。
(↑池上さんの公演で何度かお会いしてお話するようになった楽しいお兄さん)
3ステージ目スタート
ああ、そういうことだったのー、ああそうなのー、前日途中で帰った私が
ずっと抱いていたモヤモヤ、すっきりしました。
やり切った感の池上さん
おつかれさまでした!
元々は銚子電鉄を応援していた私が調子電鉄の映画を見るようになって
舞台挨拶できていた池上さんとお会いしてその気取らない雰囲気が素敵で
朗読劇を観に行くようになりましたが、同じ時に出演されている他の演者さんの
公演も見に行ったりと、自分の知らない世界を少しずつ知って楽しめるように
なって、心の底から楽しめて大満足の劇団おむすび旗揚げ公演でありました。
タグ:劇団おむすび
下北沢「おおむすびシアターbarシモキタ」で朗読劇 [舞台・ミュージカル]
2週間くらいのつもりで書いていたものの結局2週間を超えて書いてしまい、
気づけば9月中旬になってしまったのですが、暫くの間、呑み記事や映画記事を
書いてまいります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」に出演(豹柄関西おばちゃんの占い師役)されて
いた池上恵さんが出演されると聞いて、人生3回目の下北沢に行ったのが今年3月。
(朗読劇って面白いと思った)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-03-24
その後、2ヶ月に1回、出演されるようになったのですが5月は行けず、
7月の回に行ったものの記事に書かず、そして今回9月。
過去3回は浅場万矢さんとの組み合わせでしたが、今回は西崎咲紀さんと初のコラボ。
日曜日は開場が17時~(平日は18時30分~)と早いので時間を間違わないよう
少々早めにいったら早く着きすぎてしまい、下北沢駅周辺をぶらついていると、
御神輿を発見
地元の北澤八幡神社のお祭りで、威勢の良い掛け声に弾む御神輿、
久しぶりに見る光景に私も心躍りました。
17時ちょっと前に到着
(お店のTwitter(今はXでしたっけ)https://twitter.com/BAR91292316
いつもカウンター席に座って観ていたので今回も、と思ったらカウンター席大人気、
残り一席のところを滑り込みで座ることができました。
はい、かんぱい♪
(1ステージごとに1ドリンク注文がmustらしいです⇐私は無問題(笑))
くん玉入りポテトサラダ
前回も食べて美味しかったので注文しましたが、燻製玉子が入ったポテサラ、
上に刻んだいぶりがっこものせてあって燻した香りが大人のポテサラという感じ。
最初のステージは17時30分ごろからスタート。
小島幸華さんのトランペットから
前回もこの方のトランペットを聞いたのですがジャズトランペット、心落ち着きます。
スティーヴィー・ワンダーの”Isn't She Lovely?"、楽しく聴きました。
オーナーで演出家の遠藤隆之介さんの挨拶
3月に来た時は下北沢のおむすびシアターと神楽坂のおむすびJazzの2軒でしたが、
今年5月元フィギュアスケーターの鎌田さんを店長におむすびアクセルを四谷にオープン、
今後は、書道家の方を店長に吉祥寺にも店舗をオープンする予定、とのことです。
個人的にはおむすびアクセルにいずれ行ってみたいな、と思っていますが、
池上恵さんのお陰でこういう世界を見ることが出来たのも良い経験です。
続いてピアノの島田大翼さん
過去2回のライブではピアノの方の演奏は幕間、という感じだったのですが、
こんにゃく座のオペラ歌手でもある島田さん、一曲歌います、と立ち上がり、
アコーディオンを弾きながら歌ったのが「君の青春は輝いているか」。
「超人機メタルダー」の主題歌(歌っていたのはささきいさおさん)、
島田さんのお父様がカラオケで歌っているのを聞いて、今回歌ってみようと思った、
と説明していました。(おそらく島田さんのお父様、私と同年代)
オペラ歌手の声量 凄いです。(◎_◎;)
ジャズトランペットの後に戦隊ものの主題歌(しかも佐々木功)を聞くとは思わず
こんな構成の意外性も楽しいなあ、と思って聞き終わると、
池上さん登場
混雑する電車の中で起きる臭いテロの話でしたが、今回の朗読の中で登場する
臭いテロはマクドナルドのポテト。(笑)
食べ終わった袋をつぶして床に落とした高校生に切れた中年女性が、自分の降り際に
注意しようとしたときに起きたまさかの悲劇(⇐痛いおばさんと思われた)、
場内大爆笑でした
池上さんは笑ったりゾクゾクするような演技が大好きなのですが、
今回は大爆笑する演技で初っ端からツボにはまりました。
続いて西崎咲紀さん
中原中也が大好きとのことで、ランボーの詩を訳した「酔ひどれ船」を朗読。
臭いテロとは真逆なところにあるというか、これはじーっと聞き込みました。
聴いているとかなり残虐な感じもしたりして、若い頃にランボーの詩を読む、なんて
こともなかった私には新鮮な朗読でした。
続いて2人での朗読
ランボーから一転、今度は「非常識ショッピング」という、
ぼったくりだろうと突っ込みたくなるような商品を売りつける番組のことを
面白く場内笑わせながら2人で軽快に朗読してくれました。
ここで最初のステージが終了し、
白ワイン
お近くに3月のステージでお話させてもらったマリノルさんがいたので、
(FBのお名前ですが銚子電鉄の応援グループで以前から知っていた方)
田端のChupkiさんで見た「散歩屋ケンちゃん」の話題で盛り上がりました。
「電車を止めるな!」も「散歩屋ケンちゃん」もマリノルさんは製作費用の
クラウドファンディングに参加されているので(クレジット出ています)
製作秘話みたいなこともよくご存じ、色々なトリビア話を聞かせてもらいました。
驚いたのは、「散歩屋ケンちゃん」で音楽を担当された林有三さんの話。
沢田聖子さんの音楽活動をサポートされている方で、沢田聖子さんのファンでも
あるマリノルさんには嬉しい音楽監督起用だと仰っていました。
沢田聖子さんご自身も林さんが音楽を手掛けられた映画に興味を持たれて、
田端Chupkiさんに見に行かれ、舞台挨拶で登場した俳優の谷口礼子さんに
手を挙げて質問されたというのをブログで拝見して私も更にびっくり。
沢田聖子さんのお名前を聞いたのは久しぶりですが、当時のアイドルの中でも
歌がうまくてあざとさがない感じ好きだった歌手のお一人、その後どうされているのか
と思っていたら年2回、全国のライブハウスをツアーされているとうかがったので
今のお姿も見てみたいな、と思いました。
と、マリノルさんと銚電絡みの話題で盛り上がったとこで2回目のステージ。
小島幸華さんの演奏は「枯葉」
歌で聴いたことはあれどジャズトランペットで聴いたのは初めてかもしれません。
まだ蒸し暑い日でしたが、渋い演奏に早く秋がきてほしいと思ってしましました。遠藤さんのご挨拶も2回目
続いて島田大翼さん
2回目は本業のオペラ歌手らしく、「セチュアンの善人」より。
ただ、歌詞は慣れていないせいかよく聞き取れませんでした。
声量は相変わらず凄かったです。
続いて現れた池上さんに場内爆笑
何も話していないのに爆笑です。(笑)
被っているのは黒いごみ袋。(笑)
訪ねてきた友人に不安な様子でたたみかけるのですが、原因は東日本大震災の原発事故。
疑心暗鬼になってしまうのも理解できます。
この作品は池上さんが書いた持ち込み作品ですが、ご自身が茨城県のご出身なので、
こういう作品を実体験から書いたのかな、と思いました。
重たい雰囲気になりそうなのに黒いごみ袋で笑わせるあたりがさすが池上さんです。
最後に、この作品のオチとなるような歌詞で島田さんの歌もついていて、
朗読と歌の組合せも面白いな、と思いました。
続く作品は近未来
気づけば9月中旬になってしまったのですが、暫くの間、呑み記事や映画記事を
書いてまいります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」に出演(豹柄関西おばちゃんの占い師役)されて
いた池上恵さんが出演されると聞いて、人生3回目の下北沢に行ったのが今年3月。
(朗読劇って面白いと思った)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-03-24
その後、2ヶ月に1回、出演されるようになったのですが5月は行けず、
7月の回に行ったものの記事に書かず、そして今回9月。
過去3回は浅場万矢さんとの組み合わせでしたが、今回は西崎咲紀さんと初のコラボ。
日曜日は開場が17時~(平日は18時30分~)と早いので時間を間違わないよう
少々早めにいったら早く着きすぎてしまい、下北沢駅周辺をぶらついていると、
御神輿を発見
地元の北澤八幡神社のお祭りで、威勢の良い掛け声に弾む御神輿、
久しぶりに見る光景に私も心躍りました。
17時ちょっと前に到着
(お店のTwitter(今はXでしたっけ)https://twitter.com/BAR91292316
いつもカウンター席に座って観ていたので今回も、と思ったらカウンター席大人気、
残り一席のところを滑り込みで座ることができました。
はい、かんぱい♪
(1ステージごとに1ドリンク注文がmustらしいです⇐私は無問題(笑))
くん玉入りポテトサラダ
前回も食べて美味しかったので注文しましたが、燻製玉子が入ったポテサラ、
上に刻んだいぶりがっこものせてあって燻した香りが大人のポテサラという感じ。
最初のステージは17時30分ごろからスタート。
小島幸華さんのトランペットから
前回もこの方のトランペットを聞いたのですがジャズトランペット、心落ち着きます。
スティーヴィー・ワンダーの”Isn't She Lovely?"、楽しく聴きました。
オーナーで演出家の遠藤隆之介さんの挨拶
3月に来た時は下北沢のおむすびシアターと神楽坂のおむすびJazzの2軒でしたが、
今年5月元フィギュアスケーターの鎌田さんを店長におむすびアクセルを四谷にオープン、
今後は、書道家の方を店長に吉祥寺にも店舗をオープンする予定、とのことです。
個人的にはおむすびアクセルにいずれ行ってみたいな、と思っていますが、
池上恵さんのお陰でこういう世界を見ることが出来たのも良い経験です。
続いてピアノの島田大翼さん
過去2回のライブではピアノの方の演奏は幕間、という感じだったのですが、
こんにゃく座のオペラ歌手でもある島田さん、一曲歌います、と立ち上がり、
アコーディオンを弾きながら歌ったのが「君の青春は輝いているか」。
「超人機メタルダー」の主題歌(歌っていたのはささきいさおさん)、
島田さんのお父様がカラオケで歌っているのを聞いて、今回歌ってみようと思った、
と説明していました。(おそらく島田さんのお父様、私と同年代)
オペラ歌手の声量 凄いです。(◎_◎;)
ジャズトランペットの後に戦隊ものの主題歌(しかも佐々木功)を聞くとは思わず
こんな構成の意外性も楽しいなあ、と思って聞き終わると、
池上さん登場
混雑する電車の中で起きる臭いテロの話でしたが、今回の朗読の中で登場する
臭いテロはマクドナルドのポテト。(笑)
食べ終わった袋をつぶして床に落とした高校生に切れた中年女性が、自分の降り際に
注意しようとしたときに起きたまさかの悲劇(⇐痛いおばさんと思われた)、
場内大爆笑でした
池上さんは笑ったりゾクゾクするような演技が大好きなのですが、
今回は大爆笑する演技で初っ端からツボにはまりました。
続いて西崎咲紀さん
中原中也が大好きとのことで、ランボーの詩を訳した「酔ひどれ船」を朗読。
臭いテロとは真逆なところにあるというか、これはじーっと聞き込みました。
聴いているとかなり残虐な感じもしたりして、若い頃にランボーの詩を読む、なんて
こともなかった私には新鮮な朗読でした。
続いて2人での朗読
ランボーから一転、今度は「非常識ショッピング」という、
ぼったくりだろうと突っ込みたくなるような商品を売りつける番組のことを
面白く場内笑わせながら2人で軽快に朗読してくれました。
ここで最初のステージが終了し、
白ワイン
お近くに3月のステージでお話させてもらったマリノルさんがいたので、
(FBのお名前ですが銚子電鉄の応援グループで以前から知っていた方)
田端のChupkiさんで見た「散歩屋ケンちゃん」の話題で盛り上がりました。
「電車を止めるな!」も「散歩屋ケンちゃん」もマリノルさんは製作費用の
クラウドファンディングに参加されているので(クレジット出ています)
製作秘話みたいなこともよくご存じ、色々なトリビア話を聞かせてもらいました。
驚いたのは、「散歩屋ケンちゃん」で音楽を担当された林有三さんの話。
沢田聖子さんの音楽活動をサポートされている方で、沢田聖子さんのファンでも
あるマリノルさんには嬉しい音楽監督起用だと仰っていました。
沢田聖子さんご自身も林さんが音楽を手掛けられた映画に興味を持たれて、
田端Chupkiさんに見に行かれ、舞台挨拶で登場した俳優の谷口礼子さんに
手を挙げて質問されたというのをブログで拝見して私も更にびっくり。
沢田聖子さんのお名前を聞いたのは久しぶりですが、当時のアイドルの中でも
歌がうまくてあざとさがない感じ好きだった歌手のお一人、その後どうされているのか
と思っていたら年2回、全国のライブハウスをツアーされているとうかがったので
今のお姿も見てみたいな、と思いました。
と、マリノルさんと銚電絡みの話題で盛り上がったとこで2回目のステージ。
小島幸華さんの演奏は「枯葉」
歌で聴いたことはあれどジャズトランペットで聴いたのは初めてかもしれません。
まだ蒸し暑い日でしたが、渋い演奏に早く秋がきてほしいと思ってしましました。遠藤さんのご挨拶も2回目
続いて島田大翼さん
2回目は本業のオペラ歌手らしく、「セチュアンの善人」より。
ただ、歌詞は慣れていないせいかよく聞き取れませんでした。
声量は相変わらず凄かったです。
続いて現れた池上さんに場内爆笑
何も話していないのに爆笑です。(笑)
被っているのは黒いごみ袋。(笑)
訪ねてきた友人に不安な様子でたたみかけるのですが、原因は東日本大震災の原発事故。
疑心暗鬼になってしまうのも理解できます。
この作品は池上さんが書いた持ち込み作品ですが、ご自身が茨城県のご出身なので、
こういう作品を実体験から書いたのかな、と思いました。
重たい雰囲気になりそうなのに黒いごみ袋で笑わせるあたりがさすが池上さんです。
最後に、この作品のオチとなるような歌詞で島田さんの歌もついていて、
朗読と歌の組合せも面白いな、と思いました。
続く作品は近未来
小学生の頃、ちょっとドキドキしながら読んだ星新一さんの本。
池上さんがボッコちゃん
40年以上前には遠い未来のことと思っていましたが、今、ボッコちゃんのような
ロボットがいても不思議じゃないなあ、星新一さんの本、また読んでみたくなりました。
第二ステージ終了
楽しかった!
次回は11月になりそうですが、自分が今まで知らなかった世界を観るようになって
目の前で見る演者さんのパフォーマンスをもっと見たくなっているので、
次回も参加したい!と思ったおむすびシアターbarシモキタでの朗読劇でありました。
40年以上前には遠い未来のことと思っていましたが、今、ボッコちゃんのような
ロボットがいても不思議じゃないなあ、星新一さんの本、また読んでみたくなりました。
第二ステージ終了
楽しかった!
次回は11月になりそうですが、自分が今まで知らなかった世界を観るようになって
目の前で見る演者さんのパフォーマンスをもっと見たくなっているので、
次回も参加したい!と思ったおむすびシアターbarシモキタでの朗読劇でありました。
タグ:下北沢
下北沢「おむすびシアターbarシモキタ」で池上さん [舞台・ミュージカル]
舞台かグルメか、どちらに分類しようか迷ったのですが、
折角のパフォーマンスなので舞台に分類しました。(^-^)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」に出演されていた俳優の池上恵さんのファンですが、
下北沢おむすびシアターBARに出演されると知ってこれは行かねば!の気持ちで
下北沢(←行ったのがこれで3回目というほど慣れていない土地)に行きました。
実は、昨年末に下北沢のミニシアターでの舞台に池上さんが出演されて観に行ったのですが
記事に書くタイミングを逸してしまったので、今回はちゃんと書かねばと書いております。
いった場所は、おむすびシアターbarシモキタ、という、おむすびでシアター?、
ちょっと名前から想像しづらいお店です。
こんな感じで出演者(日替わり)で朗読、音楽演奏するのを食べて呑んだりできる、
という空間です。
今回は金曜日だったので、18時30分~23時30分までの営業、22時30分まで、
1時間に1回、30分程度の舞台(朗読劇等)が観られるのですが、
3回、すべて内容が違うので、時間があれば3回みるのがおススメ、と言われましたが
翌日早起きして旅行する予定でしたので(後手になりますがいずれ記事に)
2回目の舞台を観終わって失礼させていただきました。(;_:)
場所は下北沢駅から数分、本多劇場の向かいにあるビルの地下1階。
自由に座って下さいと言われて(2人掛けの場合、相席の可能性あり)
カウンター席に着席し、
かけつけ一杯♪
バーというだけあってお料理もお酒も若干高めの設定です。
鶏ささみの燻製 と、
いわしのマリネ
1人できたらちょうどいいいボリュームでどちらも美味。
マリネはビールよりワインに合うかな、と、
グラスの白をいただきました
ソーセージ盛合せ
噛むとパリッとした食感にじゅわわわーな肉肉しい汁が出てきて、
これはビールにぴったりかな、という感じでした。
と、呑んで食べていると、19時過ぎにお店のオーナーで演出家の
遠藤隆之介さんが登場し第一部スタート
演者さんやスタッフの方々の紹介、と、舞台中も食事やアルコールの注文可、
人気メニューはジャンボ焼売とカレーライスです!、という説明。
そうか、カレーにすればよかったか、、、ちょっぴり後悔しました。
鎌田英嗣さん
フィギュアスケートで日本の強化選手になったこともある方だそうです。
(存じ上げておらずすみません)
大学卒業後引退、現在は飲食店経営の勉強をしながら、ここのお手伝いもされているとか。
ピアノの青柳茉莉恵さん
歌手のあべみづきさんが登場、「渡瀬橋」を熱唱
(今年の夏、ミュージカル「ピーターパン」にご出演されるそうです)
続いて、池上恵さんと淺場万矢さんが登場して朗読が始まりました。
最初は瞽女の話
淺場さんが奏でる三味線の音に合わせて池上さんが語ります
「ことのはじまり」という朗読劇
(自分の描いた絵を売りに行った若かりし頃のHトラー、
絵を自称ユダヤ人の美術商に酷評されて恨み続ける話)
3つ目は東日本大震災の日
同じ方面に行く人達を探して一緒にタクシーに乗りませんか、と誘う様子、
自分が当日会社に泊まって酒盛りし、翌日なんとか帰宅したことを
思い出しました。
ここで第一部終了。
池上さんとお話し、よろしければ一杯おごらせてください、お誘いし、
乾杯させてもらいました。
こういうこともできるなんて素敵な空間です。(^-^)
暫くお話した後、近くにいたお客さんとお話したら、銚子電鉄ファン。(笑)
やっぱり私以外にも来ていた!と思いながら話が盛り上がりました。
続いて第二部スタート
最初にあべみづきさん(「銀の龍の背に乗って」を熱唱)
続いて朗読劇。
居酒屋で呑む若い女子2人。(若いと言ってもアラサーくらいかな)
1人で呑むイケメン男子が気になって2人で妄想して盛り上がり、
じゃんけんで負けた方が声をかける、とじゃんけんしたものの、
折角のパフォーマンスなので舞台に分類しました。(^-^)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」に出演されていた俳優の池上恵さんのファンですが、
下北沢おむすびシアターBARに出演されると知ってこれは行かねば!の気持ちで
下北沢(←行ったのがこれで3回目というほど慣れていない土地)に行きました。
実は、昨年末に下北沢のミニシアターでの舞台に池上さんが出演されて観に行ったのですが
記事に書くタイミングを逸してしまったので、今回はちゃんと書かねばと書いております。
いった場所は、おむすびシアターbarシモキタ、という、おむすびでシアター?、
ちょっと名前から想像しづらいお店です。
こんな感じで出演者(日替わり)で朗読、音楽演奏するのを食べて呑んだりできる、
という空間です。
今回は金曜日だったので、18時30分~23時30分までの営業、22時30分まで、
1時間に1回、30分程度の舞台(朗読劇等)が観られるのですが、
3回、すべて内容が違うので、時間があれば3回みるのがおススメ、と言われましたが
翌日早起きして旅行する予定でしたので(後手になりますがいずれ記事に)
2回目の舞台を観終わって失礼させていただきました。(;_:)
場所は下北沢駅から数分、本多劇場の向かいにあるビルの地下1階。
自由に座って下さいと言われて(2人掛けの場合、相席の可能性あり)
カウンター席に着席し、
かけつけ一杯♪
バーというだけあってお料理もお酒も若干高めの設定です。
鶏ささみの燻製 と、
いわしのマリネ
1人できたらちょうどいいいボリュームでどちらも美味。
マリネはビールよりワインに合うかな、と、
グラスの白をいただきました
ソーセージ盛合せ
噛むとパリッとした食感にじゅわわわーな肉肉しい汁が出てきて、
これはビールにぴったりかな、という感じでした。
と、呑んで食べていると、19時過ぎにお店のオーナーで演出家の
遠藤隆之介さんが登場し第一部スタート
演者さんやスタッフの方々の紹介、と、舞台中も食事やアルコールの注文可、
人気メニューはジャンボ焼売とカレーライスです!、という説明。
そうか、カレーにすればよかったか、、、ちょっぴり後悔しました。
鎌田英嗣さん
フィギュアスケートで日本の強化選手になったこともある方だそうです。
(存じ上げておらずすみません)
大学卒業後引退、現在は飲食店経営の勉強をしながら、ここのお手伝いもされているとか。
ピアノの青柳茉莉恵さん
歌手のあべみづきさんが登場、「渡瀬橋」を熱唱
(今年の夏、ミュージカル「ピーターパン」にご出演されるそうです)
続いて、池上恵さんと淺場万矢さんが登場して朗読が始まりました。
最初は瞽女の話
淺場さんが奏でる三味線の音に合わせて池上さんが語ります
「ことのはじまり」という朗読劇
(自分の描いた絵を売りに行った若かりし頃のHトラー、
絵を自称ユダヤ人の美術商に酷評されて恨み続ける話)
3つ目は東日本大震災の日
同じ方面に行く人達を探して一緒にタクシーに乗りませんか、と誘う様子、
自分が当日会社に泊まって酒盛りし、翌日なんとか帰宅したことを
思い出しました。
ここで第一部終了。
池上さんとお話し、よろしければ一杯おごらせてください、お誘いし、
乾杯させてもらいました。
こういうこともできるなんて素敵な空間です。(^-^)
暫くお話した後、近くにいたお客さんとお話したら、銚子電鉄ファン。(笑)
やっぱり私以外にも来ていた!と思いながら話が盛り上がりました。
続いて第二部スタート
最初にあべみづきさん(「銀の龍の背に乗って」を熱唱)
続いて朗読劇。
居酒屋で呑む若い女子2人。(若いと言ってもアラサーくらいかな)
1人で呑むイケメン男子が気になって2人で妄想して盛り上がり、
じゃんけんで負けた方が声をかける、とじゃんけんしたものの、
男子のところに彼女がやってきたという話。(笑)
若いっていいわねぇ、と思いながら聞いておりましたが(^-^;
これは池上さんが書いたそうで池上さんらしいなと思える作品でした。
この後も朗読かな、と思ったらお着換えがあるため、ということで、
当日お客さんでやってきていたピアニストの吉田さんという方も合流して、
連弾
スティービー・ワンダーの”Isn’t she lovely?”を楽しく明るく弾いてくれました。
(途中で2人がポジション交換するのも観ていて楽しかった!)
そして2つめの朗読劇。
彼氏の実家に彼女を連れていく話なのですが、
池上さんの衣装。。
彼氏の母役(息子を溺愛)で
ホラーな役柄ですが
ふとしたことがきっかけであの世へ
ちょっと楳図かずおの世界観もあるような、気持ち悪くて怖い話でした。
(と書いていますがお笑いと表裏一体感もあって結構笑う自分がおりました)
第二部終了
怖い母の話のところで軽石が出てくるのですが、
演出家の遠藤さんが池上さんのことを「妖怪軽石ばばあ」と呼んで
場内爆笑に包まれるという楽しい空間でした。
私はここで鑑賞終了。
池上さんにお礼を伝えて帰宅の途に就きましたが、
池上さんに会わなければこうやって小さいシアターでお芝居を観るようなことも
なかったと思うと、何がきっかけでご縁になるか分からないものだな、としみじみ、
次回は5月に同じ組合わせで朗読劇が観られるというので是非参加したいと思った、
おむすびシアターbarシモキタでの池上さんでありました。
若いっていいわねぇ、と思いながら聞いておりましたが(^-^;
これは池上さんが書いたそうで池上さんらしいなと思える作品でした。
この後も朗読かな、と思ったらお着換えがあるため、ということで、
当日お客さんでやってきていたピアニストの吉田さんという方も合流して、
連弾
スティービー・ワンダーの”Isn’t she lovely?”を楽しく明るく弾いてくれました。
(途中で2人がポジション交換するのも観ていて楽しかった!)
そして2つめの朗読劇。
彼氏の実家に彼女を連れていく話なのですが、
池上さんの衣装。。
彼氏の母役(息子を溺愛)で
ホラーな役柄ですが
ふとしたことがきっかけであの世へ
ちょっと楳図かずおの世界観もあるような、気持ち悪くて怖い話でした。
(と書いていますがお笑いと表裏一体感もあって結構笑う自分がおりました)
第二部終了
怖い母の話のところで軽石が出てくるのですが、
演出家の遠藤さんが池上さんのことを「妖怪軽石ばばあ」と呼んで
場内爆笑に包まれるという楽しい空間でした。
私はここで鑑賞終了。
池上さんにお礼を伝えて帰宅の途に就きましたが、
池上さんに会わなければこうやって小さいシアターでお芝居を観るようなことも
なかったと思うと、何がきっかけでご縁になるか分からないものだな、としみじみ、
次回は5月に同じ組合わせで朗読劇が観られるというので是非参加したいと思った、
おむすびシアターbarシモキタでの池上さんでありました。
ミュージカル「モダン・ミリー」を観る [舞台・ミュージカル]
あらすじはミュージカルのサイトより。
1920年代のニューヨーク。
「大切なのはロマンスよりも理性!」をモットーに、モダンガールに憧れて田舎町から
出てきたミリーは、下宿先で知り合ったドロシーや偶然の出会いを繰り返すジミーと
仲良くなったり、玉の輿を狙って就職した会社の社長・グレイドンに猛アプローチを
かけたり、世界的歌手マジ―のパーティに参加したりと新しい生活を楽しむ。
そんな時、ドロシーが行方不明に!
下宿先の女主人ミセス・ミアーズが、下宿にきた身寄りのない女性たちを誘拐していると
知ったミリーたちは、ドロシー救出作戦を決行!果たしてミリーたちの運命は!?
そして、ミリーが見つけた本当に大切なものとは――。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブロードウェイ版と日本版は違うのだなあ、としみじみ思いました。
ブロードウェイ版と同じような雰囲気と規模感を味わいたいのであれば、
来日公演(USツアーなど)を期待した方がよいのだろうな、と
比較してはいけないと分かっていながら、あれこれと比較しながら観ている
自分がおりました。
もちろん、ブロードウェイ版と違って日本版もいいな、と思った点も多々あり、
自分の中でブロードウェイ版>日本版、みたいな先入観があるとはいえ、
それを和らげるような箇所もあったのは新鮮で新たな発見となりました。
最初に、思わずブロードウェイ版と比較してしまった点ですが、
●ダンサーの数がブロードウェイ版の半分くらい。
(ステージが小さいのが理由なのだと思います)
●ツアーで運ぶからなのか、セットが少々簡素というか地味に見えた。
(ブロードウェイ版はキラキラと煌めくようなセットもあったので)
エレベータも上に上がらないままだったのがちょっと残念。
●ミリーの衣装替え回数が少なかった、のと、
ダンサーの方々の衣装も少々簡素というか地味に見えた。(予算の関係?)
●バンド編成(人数)が少なくもうちょっと人数が多くして
厚みのある音が聴けたらもっと盛り上がれたような気がした。
(舞台上にあげる演出だったからなのか予算の関係なのか不明ですが)
●ダンスの振付が違う感じで(契約上そうなるんでしょうか)
タップ少なめ、全体的に激しい感じがなく穏やかなダンス多め、という印象。
ブロードウェイ並みのタップダンスを求めてはいないものの華やかさが
引き算されたように思えてしまいました。
●宝塚の男役トップの方がブロードウェイ版のSutton Foster並みの高音を出すのは
大変なんだろうな、と思いながら鑑賞してしまった。
(もちろん、中低音は伸びがあって素晴らしかった)
●ミリーの苗字がDillmount(ディルマウント)が、
日本人には発音しづらいからなのか、ディルモントと和訳されていて、
これは初っ端から最後までずっと気になりました。
●ミリーがカンザスからNYに来たばかりの場面で、
ミリーに田舎娘感がなく、いきなり華やかに見えてしまった。
(宝塚トップスターが演じるとそうなるのかな、と思った)
●フラナリー(ミリーの職場にいるお局さん)の存在が結構好きなのですが、
一番の見せ所のタップが日本版は( 一一)、、、、な感じだった。
演じていた俳優さん、いくつもの役柄を演じていて大変だと思うのですが、
個人的に期待していたので残念。(おそらく期待し過ぎていたんだと思う)
●英語の歌詞を和訳してメロディにのせてスムーズに、というのが難しいのは
分かっているものの、かなり意訳が多い印象。
序盤の”Not for the life of me”も和訳しづらいと思ったのですが、
元の歌詞に入っていない「ニューヨーク」を多用したり、
「やるっきゃない」という歌詞がしっくりこなかったり、
(おたかさんを思い出す世代です)
”What I need with love"と”Gimme Gimme"はかなり意訳だったような。
冒頭の”Thoroughly Moder Mille”の”This is 1922”は和訳せざるを得ないので
「せんきゅーひゃーくーにじゅーにねーん」とリズムにのせていたのが、
演者さんには少々歌いづらいそうに見えて、英語と違って言葉の音節を
はっきり発音する日本語に英語から訳すことの大変さを垣間見たような。
気づいたらいっぱい書いてしまいました。。。( 一一)
でも、日本版のいいところもありました。
〇マジ―役の保坂知寿さんがとてもよかった。
ブロードウェイ版はアフリカ系の方でかなりパワフルなイメージが強いのですが
保坂さんが演じていた日本版は、優雅で、でも強さもあって、
観ていて思わず目の中に状態で楽しめました。
〇ミセスミアーズ役の一路真輝さんも、ブロードウェイ版よりコミカルで
おどろおどろしさはマイルドでしたが日本版ではこのくらいコミカルの方が
楽しめると思いました。
終盤、若い子に扮装した保坂さんとのやりとりはブロードウェイ版にはない
面白さで、宝塚男役トップスターの競演、なんて贅沢という気持で観られました。
〇チンホーがスタイル良すぎ、おまけに顔ちっちゃすぎで驚いたのですが
中肉中背で目が一重、みたいな典型的なアジア人にしなかったが良かったような
でもどこか物足りなかったような、でも、ま、いっかという気持で観られました。
(Dorothyのことを呼ぶときにブロードウェイ版は「ドーローティー」ですが、
日本版は「ドロチー」、この方が分かりやすいのかなと思いました)
〇ドロシー役の実咲凛音さんが個人的には今回一番惹かれたキャスティングで、
ブロードウェイ版よりハマりました。
今後も実咲さんの舞台があれば観てみたいです。
〇トレヴァー、ジミーは若干華奢なイメージもありつつ好演されていた印象。
こんな感じです。
客層は思っていたより男性もいましたが8割くらいが女性、
おそらく宝塚ファンの方も多いと思われますが、保坂さんが登場した途端、
オペラグラスでガン見している女性が前列に2人いて、他の宝塚OBでも同様の
光景が自分の前の方でぽつぽつ見られたのが興味深い光景でした。
10年前に転職してからは、NYには一度しか行けていないのですが、
(毎年NY詣でしていた気持がすっかり途切れてしまいました( 一一))
そうなるとツアーの来日版や日本人キャストの舞台を見て楽しまないと、
という気持にはなっているのですが、和訳の歌詞や演出上での違いなど、
意外と気になるものだなと思ってしまいました。
(気にしない方がもっと楽しめると思ってはいるのですが)
とはいえ、今回の鑑賞でもっとミュージカルを観たいな、という気持になりましたし、
今作のリバイバルがブロードウェイで公演されることがあればNYに行きたいなと
思った「モダン・ミリー」でありました。
(ブロードウェイ版はこんな感じ)
1920年代のニューヨーク。
「大切なのはロマンスよりも理性!」をモットーに、モダンガールに憧れて田舎町から
出てきたミリーは、下宿先で知り合ったドロシーや偶然の出会いを繰り返すジミーと
仲良くなったり、玉の輿を狙って就職した会社の社長・グレイドンに猛アプローチを
かけたり、世界的歌手マジ―のパーティに参加したりと新しい生活を楽しむ。
そんな時、ドロシーが行方不明に!
下宿先の女主人ミセス・ミアーズが、下宿にきた身寄りのない女性たちを誘拐していると
知ったミリーたちは、ドロシー救出作戦を決行!果たしてミリーたちの運命は!?
そして、ミリーが見つけた本当に大切なものとは――。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブロードウェイ版と日本版は違うのだなあ、としみじみ思いました。
ブロードウェイ版と同じような雰囲気と規模感を味わいたいのであれば、
来日公演(USツアーなど)を期待した方がよいのだろうな、と
比較してはいけないと分かっていながら、あれこれと比較しながら観ている
自分がおりました。
もちろん、ブロードウェイ版と違って日本版もいいな、と思った点も多々あり、
自分の中でブロードウェイ版>日本版、みたいな先入観があるとはいえ、
それを和らげるような箇所もあったのは新鮮で新たな発見となりました。
最初に、思わずブロードウェイ版と比較してしまった点ですが、
●ダンサーの数がブロードウェイ版の半分くらい。
(ステージが小さいのが理由なのだと思います)
●ツアーで運ぶからなのか、セットが少々簡素というか地味に見えた。
(ブロードウェイ版はキラキラと煌めくようなセットもあったので)
エレベータも上に上がらないままだったのがちょっと残念。
●ミリーの衣装替え回数が少なかった、のと、
ダンサーの方々の衣装も少々簡素というか地味に見えた。(予算の関係?)
●バンド編成(人数)が少なくもうちょっと人数が多くして
厚みのある音が聴けたらもっと盛り上がれたような気がした。
(舞台上にあげる演出だったからなのか予算の関係なのか不明ですが)
●ダンスの振付が違う感じで(契約上そうなるんでしょうか)
タップ少なめ、全体的に激しい感じがなく穏やかなダンス多め、という印象。
ブロードウェイ並みのタップダンスを求めてはいないものの華やかさが
引き算されたように思えてしまいました。
●宝塚の男役トップの方がブロードウェイ版のSutton Foster並みの高音を出すのは
大変なんだろうな、と思いながら鑑賞してしまった。
(もちろん、中低音は伸びがあって素晴らしかった)
●ミリーの苗字がDillmount(ディルマウント)が、
日本人には発音しづらいからなのか、ディルモントと和訳されていて、
これは初っ端から最後までずっと気になりました。
●ミリーがカンザスからNYに来たばかりの場面で、
ミリーに田舎娘感がなく、いきなり華やかに見えてしまった。
(宝塚トップスターが演じるとそうなるのかな、と思った)
●フラナリー(ミリーの職場にいるお局さん)の存在が結構好きなのですが、
一番の見せ所のタップが日本版は( 一一)、、、、な感じだった。
演じていた俳優さん、いくつもの役柄を演じていて大変だと思うのですが、
個人的に期待していたので残念。(おそらく期待し過ぎていたんだと思う)
●英語の歌詞を和訳してメロディにのせてスムーズに、というのが難しいのは
分かっているものの、かなり意訳が多い印象。
序盤の”Not for the life of me”も和訳しづらいと思ったのですが、
元の歌詞に入っていない「ニューヨーク」を多用したり、
「やるっきゃない」という歌詞がしっくりこなかったり、
(おたかさんを思い出す世代です)
”What I need with love"と”Gimme Gimme"はかなり意訳だったような。
冒頭の”Thoroughly Moder Mille”の”This is 1922”は和訳せざるを得ないので
「せんきゅーひゃーくーにじゅーにねーん」とリズムにのせていたのが、
演者さんには少々歌いづらいそうに見えて、英語と違って言葉の音節を
はっきり発音する日本語に英語から訳すことの大変さを垣間見たような。
気づいたらいっぱい書いてしまいました。。。( 一一)
でも、日本版のいいところもありました。
〇マジ―役の保坂知寿さんがとてもよかった。
ブロードウェイ版はアフリカ系の方でかなりパワフルなイメージが強いのですが
保坂さんが演じていた日本版は、優雅で、でも強さもあって、
観ていて思わず目の中に状態で楽しめました。
〇ミセスミアーズ役の一路真輝さんも、ブロードウェイ版よりコミカルで
おどろおどろしさはマイルドでしたが日本版ではこのくらいコミカルの方が
楽しめると思いました。
終盤、若い子に扮装した保坂さんとのやりとりはブロードウェイ版にはない
面白さで、宝塚男役トップスターの競演、なんて贅沢という気持で観られました。
〇チンホーがスタイル良すぎ、おまけに顔ちっちゃすぎで驚いたのですが
中肉中背で目が一重、みたいな典型的なアジア人にしなかったが良かったような
でもどこか物足りなかったような、でも、ま、いっかという気持で観られました。
(Dorothyのことを呼ぶときにブロードウェイ版は「ドーローティー」ですが、
日本版は「ドロチー」、この方が分かりやすいのかなと思いました)
〇ドロシー役の実咲凛音さんが個人的には今回一番惹かれたキャスティングで、
ブロードウェイ版よりハマりました。
今後も実咲さんの舞台があれば観てみたいです。
〇トレヴァー、ジミーは若干華奢なイメージもありつつ好演されていた印象。
こんな感じです。
客層は思っていたより男性もいましたが8割くらいが女性、
おそらく宝塚ファンの方も多いと思われますが、保坂さんが登場した途端、
オペラグラスでガン見している女性が前列に2人いて、他の宝塚OBでも同様の
光景が自分の前の方でぽつぽつ見られたのが興味深い光景でした。
10年前に転職してからは、NYには一度しか行けていないのですが、
(毎年NY詣でしていた気持がすっかり途切れてしまいました( 一一))
そうなるとツアーの来日版や日本人キャストの舞台を見て楽しまないと、
という気持にはなっているのですが、和訳の歌詞や演出上での違いなど、
意外と気になるものだなと思ってしまいました。
(気にしない方がもっと楽しめると思ってはいるのですが)
とはいえ、今回の鑑賞でもっとミュージカルを観たいな、という気持になりましたし、
今作のリバイバルがブロードウェイで公演されることがあればNYに行きたいなと
思った「モダン・ミリー」でありました。
(ブロードウェイ版はこんな感じ)
Netflix「tick tick... BOOM! チック、チック...ブーン!」を観る [舞台・ミュージカル]
大画面の映画館で観ようと思っていながら、時間が合わず、
結局自宅でNetflixで観たミュージカルです。
結局自宅でNetflixで観たミュージカルです。
あらすじはYahoo!映画さんより。
イン・ザ・ハイツ ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2021/12/03
- メディア: Blu-ray
モアナと伝説の海 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2017/07/05
- メディア: Blu-ray
Netflix「ダイアナ:ザ・ミュージカル」を観る [舞台・ミュージカル]
Netflixから「あなたへのおすすめ」で表示された作品、
こういうのを観るのは、、と迷いながら鑑賞しました。
あらすじはNetflixさんより。
どんな時も力強く自分の人生をさがし続けた故ダイアナ妃。
美しくも悲しいその反省を描いた新作ミュージカルを
ブロードウェイ上演に先駆けて収録。
こういうのを観るのは、、と迷いながら鑑賞しました。
あらすじはNetflixさんより。
どんな時も力強く自分の人生をさがし続けた故ダイアナ妃。
美しくも悲しいその反省を描いた新作ミュージカルを
ブロードウェイ上演に先駆けて収録。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うーむ。( 一一)
何の目的でこの作品を作ったのだろうか。(?_?)
予告編を観て既にそういう気持ちになった状態で見たので尚更かもしれませんが、
亡くなった人をこうやってミュージカルにするのがダイアナ妃をリスペクトして、
というより話題性があって観客動員が見込める(=儲かる)という算段で
作ったのかなと思いました。
私自身、ダイアナ妃はリアルタイムの世代ですが、
中学生の時、テレビで見た結婚式の様子、はにかむ様子がなんとも言えず
その後、洗練された姿で世界の様々な国々を訪れた姿、来日された時も、
日の丸を意識した赤い水玉のお召し物でテレビ越しに盛り上がったこと、
その後、反地雷活動などご自身の存在感を使って問題提起する姿に
共感する一方、パパラッチに追われ続けて最後は悲しい亡くなり方だった、
当時、テレビを見ていら速報で事故について報道されて驚いて、
その後亡くなってしまったことに世の中の理不尽さを感じたこと、
パパラッチの下衆さ(といってもその情報を好むゴシップ好きがいるので
需給関係もあるのだと思いますが)に対しては今も不快感ばかりです。ヽ(`Д´)ノ
で、今作ですが、昨年プレビュー中にコロナ禍でブロードウェイ全体が休演になり、
(プレビューとは有料のリハーサルみたいなものですが、私も他の作品で観たことが
ありますが、プレビュー中に出た意見をもとに修正をかけて正式オープンになる、
その手前で今作、休演になってしまったわけです)
先にNetflixで放送され、今月17日に正式オープンになる予定ですが、
ブロードウェイに行く前にこれを観たらどういう気持ちになるのかな、
私だったらおそらく劇場に行かないだろうな、と思いました。
ミュージカルとしては場面転換や衣装、音楽、良くできていると思います。
ただ、登場人物が実在の人たちで、離婚前にダイアナ妃がうけたインタビューも
内容は知っていたのと、ダイアナ妃が離婚して亡くなった後、チャールズとカミラと再婚、
イギリス国民も不快な人が多いのではないかと思いますが、そういう実際の出来事を
ミュージカルでおさらいするみたいな、国王一家のどこか上から目線な感じはそうやって
育てられているのでしょうから仕方ない部分もあるとはいえ、あまりにもダイアナ妃を
無知な娘とバカにしながらチャールズの嫁に選ぶカミラ、ダイアナ妃を理解しない女王、
唯一ダイアナ妃の側近(執事?)がダイアナ妃の本心を理解してあげられていたのかな、
と思いました。
ダイアナ妃が言いなりの人形かと思いきや、国民を理解し寄り添おうとする行動に出て、
それが尚更、王室との溝を深めて行った場面の描き方も良いのか切ないのか悲しいのか、
観ていて自分の気持ちが複雑に絡んでしまいました。
(エイズ患者と握手する場面はジーンときてしまったのですが)
あとは、忘れていたのに思いだした(笑)ヒューイットさん、今はなにしているんだろう、
この人には何の感情もわきませんが(暴露しまくっていたような下衆な人)、
亡くなってこの人を持ち出されて描かれるのもダイアナ妃は気の毒だなと思ったのと、
ヘンリーが生まれたときのチャールズの反応、こういうミュージカルがつくられたことに
姑や元夫、息子たち、観なくても耳には入るでしょうし(Netflixが放送するくらいですし)
どういう気持ちなんだろうと思ってしまいました。
当時着ていた衣装も再現され観れば観るほど複雑になってしまいましたが、
リアルタイムではない人には興味深い作品になるのでしょうかね。
ダイアナ妃を演じていたジーナ・デ・ヴァールさん、当然ながら実力派、
YouTubeでダイアナ妃の様子を研究して身のこなし方など似せるのように努力されたと
ネットの記事で見ましたが、イギリス英語が微妙なのと最初見たときヒラリーに見えて
しまったのとで、ダイアナ妃だと思いながらヒラリーの姿もちょっと重なってしまったのは
最初からこの作品を前向きに観ようとしていなかった自分自身にも、
楽しめなかった理由があるかもしれません。。
と、超ネガティブな感想になってしまったのですが、
ヒットしてもヒットしなくても気分的には複雑なんだろうな、と思ってしまった
「ダイアナ:ザ・ミュージカル」でありました。