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下北沢「おむすびシアターBARシモキタ」で劇団おむすび旗揚げ公演 [舞台・ミュージカル]

銚子電鉄が制作した映画「電車を止めるな!」に出演されていた池上恵さん、
彼女の朗読劇を観に下北沢に時折通うようになったのですが、
出演されているおむすびシアターBARシモキタを経営する会社が
「劇団おむすび」を旗揚げすることになり、この劇団に池上さんも所属される、
という朗報を嬉しく思いながら旗揚げ公演を観に行きました。
IMG_6341.JPG
西嶋咲紀さんとの共演、3日間昼夜5回の公演ですが、
昼夜で2人が演じる役柄を交換するということなので、
2日目のお昼と3日目の夜の公演を観ました。
主役の2人は同じ(役柄は昼夜で交代)ですが、その他の配役は日替わり、
演じる人でどう変わるのかを観るのも楽しみです。

2日目のお昼は満席、空いているテーブルが少なかったのですが、
銚子電鉄の「電車を止めるな!」のクラウドファンディングに参加し、
池上さんの朗読劇を見に来た時に何度かお会いしてお話させてもらった
マリノルさん(優しそうな雰囲気のおじさん)の隣に座らせてもらい、
IMG_6221.JPG生ビールで乾杯♪
IMG_6224.JPG豚の角煮がごろッと入ったちまきが美味でした
IMG_6222.JPG店長で演出家の遠藤さん
いつも楽しい口調でお客さんを盛り上げる遠藤さんです。

通常は3回ステージがあって色々な内容の朗読劇が観られるのですが、
今回はピアノを担当されている吉田能さんが書かれたオリジナル脚本、
「ミハルを巡る3つの出来事、その理由」が演じられました。
IMG_6229.JPGIMG_6232.JPG
昼の部はミハルを西嶋さんが演じ、池上さんはその友人役、
訪れたお店の店員が「電車を止めるな!」に出演されていた谷口礼子さん、
彼女たちに絡むクズ男を演じていたのが元フィギュアスケーターの鎌田英嗣さん、
何とも不思議でこの先どうなるのー、と思っていたところで1ステージ目終了。
IMG_6243.JPG明るい表情が素敵です
IMG_6242.JPG続いて白ワイン
(1ステージごとに1ドリンクの注文というのがお店のルールです)
IMG_6246.JPGSasammyさんによる歌
遠藤さんのパートナーで、普段は神楽坂の「おむすびJazz」で店長をつとめている
Sasammyさんですが、この日の昼の部はサポートで下北沢に来ていたお陰で、
2ステージ目までの間のつなぎというか、で、「君の瞳に恋してる」を歌ってくれて
なんだかラッキーな気分になれました。(^-^)
IMG_6250.JPG勢いでジントニックを注文していた私(笑)
IMG_6254.JPGIMG_6269.JPG
続く2ステージ目、彼らに何が起きたのか、、すこーしずつ分かっていく、
といってもちょっとしか分からないまま終了し。
私、この日は時間ぎれ、この先が気になるまま(結末が分からぬまま)
シアターを後にしました。。

続いて翌日の夜の部。
前日のモヤモヤした気分のまま下北沢にやってきましたが、
3ステージ見て、結末を知って絶対すっきりします。(^-^)
IMG_6275.JPGまずは白ウィンで乾杯
くんたま入りのポテトサラダ、いぶりがっこものっていて美味。
IMG_6279.JPG遠藤さん&ピアノ・脚本の吉田さん
1,2ステージ目は内容が分かっているのでおさらい的に考えていたら、
IMG_6287.JPGこの日はミハルを池上さんが演じていて
あれー、昨日見た西嶋さん演じるミハルと雰囲気が全然違う、とまずびっくり。
IMG_6288.JPGIMG_6291.JPG
おまけに店員さんとクズ男も演じている人が違うので雰囲気が異なり更にびっくり。
IMG_6292.JPGびっくりしたまま白ワインをお代わりして
演者さんが変わると雰囲気がらっと変わりますねー、という素人らしい感想を
池上さんに伝えつつしばし談笑させていただきました。
IMG_6300.JPGIMG_6302.JPG
この日、クズ男を演じていた松本曹史さんが「お酒奢ってくれたら歌います!」
と言ったのに反応した方がいて、平井堅の「楽園」を歌ってくれました。
松本さん、この日はクズ男を好演されていましたが、歌うと雰囲気一転、
歌声は優しく幕間を盛り上げてくれました。
歌の後は遠藤さんご挨拶とともに2ステージ目スタート。
IMG_6303.JPGIMG_6304.JPGIMG_6306.JPG
IMG_6307.JPGIMG_6312.JPG
前日も見て展開が分かっているのにドキドキしながら2ステージ目終了。
と、「お酒奢ってくれたら歌います!」とまた松本さんが仰ったので、
ご馳走するから歌ってください、私が手を上げ、池上さんがリクエストした歌、
IMG_6318.JPG久保田利伸の「ラ・ラ・ラ・ラブソング」
懐かしい、山口智子の顔を思い浮かべながら(笑)久しぶりに聞きました。
リクエストする池上さんの年代がばれそうですが私より一回り以上年下です。
IMG_6320.JPGマンゴーのお酒
ソーダ割でいただきましたがこれはロックで呑んだ方がよかった、、
隣に座っていたやすっちさんがロックで呑んでいたのを見て後悔しました。
(↑池上さんの公演で何度かお会いしてお話するようになった楽しいお兄さん)
IMG_6321.JPG3ステージ目スタート
IMG_6323.JPGIMG_6328.JPG
ああ、そういうことだったのー、ああそうなのー、前日途中で帰った私が
ずっと抱いていたモヤモヤ、すっきりしました。
IMG_6335.JPGやり切った感の池上さん
IMG_6340.JPGおつかれさまでした!
元々は銚子電鉄を応援していた私が調子電鉄の映画を見るようになって
舞台挨拶できていた池上さんとお会いしてその気取らない雰囲気が素敵で
朗読劇を観に行くようになりましたが、同じ時に出演されている他の演者さんの
公演も見に行ったりと、自分の知らない世界を少しずつ知って楽しめるように
なって、心の底から楽しめて大満足の劇団おむすび旗揚げ公演でありました。



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下北沢「おおむすびシアターbarシモキタ」で朗読劇 [舞台・ミュージカル]

2週間くらいのつもりで書いていたものの結局2週間を超えて書いてしまい、
気づけば9月中旬になってしまったのですが、暫くの間、呑み記事や映画記事を
書いてまいります。

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銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」に出演(豹柄関西おばちゃんの占い師役)されて
いた池上恵さんが出演されると聞いて、人生3回目の下北沢に行ったのが今年3月。
(朗読劇って面白いと思った)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-03-24

その後、2ヶ月に1回、出演されるようになったのですが5月は行けず、
7月の回に行ったものの記事に書かず、そして今回9月。
IMG_7451.PNG
過去3回は浅場万矢さんとの組み合わせでしたが、今回は西崎咲紀さんと初のコラボ。

日曜日は開場が17時~(平日は18時30分~)と早いので時間を間違わないよう
少々早めにいったら早く着きすぎてしまい、下北沢駅周辺をぶらついていると、
IMG_7406.JPG御神輿を発見
地元の北澤八幡神社のお祭りで、威勢の良い掛け声に弾む御神輿、
久しぶりに見る光景に私も心躍りました。 
IMG_7407.JPG17時ちょっと前に到着
(お店のTwitter(今はXでしたっけ)https://twitter.com/BAR91292316
いつもカウンター席に座って観ていたので今回も、と思ったらカウンター席大人気、
残り一席のところを滑り込みで座ることができました。
IMG_7408.JPGはい、かんぱい♪
(1ステージごとに1ドリンク注文がmustらしいです⇐私は無問題(笑)) 
IMG_7409.JPGくん玉入りポテトサラダ
前回も食べて美味しかったので注文しましたが、燻製玉子が入ったポテサラ、
上に刻んだいぶりがっこものせてあって燻した香りが大人のポテサラという感じ。

最初のステージは17時30分ごろからスタート。 
IMG_7410.JPG小島幸華さんのトランペットから
前回もこの方のトランペットを聞いたのですがジャズトランペット、心落ち着きます。
スティーヴィー・ワンダーの”Isn't She Lovely?"、楽しく聴きました。
IMG_7411.JPGオーナーで演出家の遠藤隆之介さんの挨拶
3月に来た時は下北沢のおむすびシアターと神楽坂のおむすびJazzの2軒でしたが、
今年5月元フィギュアスケーターの鎌田さんを店長におむすびアクセルを四谷にオープン、
今後は、書道家の方を店長に吉祥寺にも店舗をオープンする予定、とのことです。
個人的にはおむすびアクセルにいずれ行ってみたいな、と思っていますが、
池上恵さんのお陰でこういう世界を見ることが出来たのも良い経験です。
IMG_7412.JPG続いてピアノの島田大翼さん
過去2回のライブではピアノの方の演奏は幕間、という感じだったのですが、
こんにゃく座のオペラ歌手でもある島田さん、一曲歌います、と立ち上がり、
アコーディオンを弾きながら歌ったのが「君の青春は輝いているか」。
「超人機メタルダー」の主題歌(歌っていたのはささきいさおさん)、
島田さんのお父様がカラオケで歌っているのを聞いて、今回歌ってみようと思った、
と説明していました。(おそらく島田さんのお父様、私と同年代) 
IMG_7414.JPGオペラ歌手の声量 凄いです。(◎_◎;)
ジャズトランペットの後に戦隊ものの主題歌(しかも佐々木功)を聞くとは思わず
こんな構成の意外性も楽しいなあ、と思って聞き終わると、
IMG_7415.JPG池上さん登場
混雑する電車の中で起きる臭いテロの話でしたが、今回の朗読の中で登場する
臭いテロはマクドナルドのポテト。(笑) 
食べ終わった袋をつぶして床に落とした高校生に切れた中年女性が、自分の降り際に
注意しようとしたときに起きたまさかの悲劇(⇐痛いおばさんと思われた)、
IMG_7417.JPG場内大爆笑でした
池上さんは笑ったりゾクゾクするような演技が大好きなのですが、
今回は大爆笑する演技で初っ端からツボにはまりました。 
IMG_7420.JPG続いて西崎咲紀さん
中原中也が大好きとのことで、ランボーの詩を訳した「酔ひどれ船」を朗読。
臭いテロとは真逆なところにあるというか、これはじーっと聞き込みました。
聴いているとかなり残虐な感じもしたりして、若い頃にランボーの詩を読む、なんて
こともなかった私には新鮮な朗読でした。 
IMG_7422.JPG続いて2人での朗読
ランボーから一転、今度は「非常識ショッピング」という、
ぼったくりだろうと突っ込みたくなるような商品を売りつける番組のことを
面白く場内笑わせながら2人で軽快に朗読してくれました。

ここで最初のステージが終了し、 
IMG_7425.JPG白ワイン 
お近くに3月のステージでお話させてもらったマリノルさんがいたので、
(FBのお名前ですが銚子電鉄の応援グループで以前から知っていた方)
田端のChupkiさんで見た「散歩屋ケンちゃん」の話題で盛り上がりました。
「電車を止めるな!」も「散歩屋ケンちゃん」もマリノルさんは製作費用の
クラウドファンディングに参加されているので(クレジット出ています)
製作秘話みたいなこともよくご存じ、色々なトリビア話を聞かせてもらいました。
驚いたのは、「散歩屋ケンちゃん」で音楽を担当された林有三さんの話。
沢田聖子さんの音楽活動をサポートされている方で、沢田聖子さんのファンでも
あるマリノルさんには嬉しい音楽監督起用だと仰っていました。
沢田聖子さんご自身も林さんが音楽を手掛けられた映画に興味を持たれて、
田端Chupkiさんに見に行かれ、舞台挨拶で登場した俳優の谷口礼子さんに
手を挙げて質問されたというのをブログで拝見して私も更にびっくり。
沢田聖子さんのお名前を聞いたのは久しぶりですが、当時のアイドルの中でも
歌がうまくてあざとさがない感じ好きだった歌手のお一人、その後どうされているのか
と思っていたら年2回、全国のライブハウスをツアーされているとうかがったので
今のお姿も見てみたいな、と思いました。

と、マリノルさんと銚電絡みの話題で盛り上がったとこで2回目のステージ。
IMG_7426.JPG小島幸華さんの演奏は「枯葉」
歌で聴いたことはあれどジャズトランペットで聴いたのは初めてかもしれません。
まだ蒸し暑い日でしたが、渋い演奏に早く秋がきてほしいと思ってしましました。IMG_7428.JPG遠藤さんのご挨拶も2回目 
IMG_7430.JPG続いて島田大翼さん
2回目は本業のオペラ歌手らしく、「セチュアンの善人」より。 
ただ、歌詞は慣れていないせいかよく聞き取れませんでした。
声量は相変わらず凄かったです。
IMG_7431.JPG続いて現れた池上さんに場内爆笑 
何も話していないのに爆笑です。(笑)
IMG_7433.JPG被っているのは黒いごみ袋。(笑) IMG_7435.JPGIMG_7436.JPG
訪ねてきた友人に不安な様子でたたみかけるのですが、原因は東日本大震災の原発事故。 
IMG_7437.JPG疑心暗鬼になってしまうのも理解できます。
この作品は池上さんが書いた持ち込み作品ですが、ご自身が茨城県のご出身なので、
こういう作品を実体験から書いたのかな、と思いました。
重たい雰囲気になりそうなのに黒いごみ袋で笑わせるあたりがさすが池上さんです。
最後に、この作品のオチとなるような歌詞で島田さんの歌もついていて、
朗読と歌の組合せも面白いな、と思いました。 
IMG_7440.JPG続く作品は近未来 


ボッコちゃん(新潮文庫)

ボッコちゃん(新潮文庫)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: Kindle版

小学生の頃、ちょっとドキドキしながら読んだ星新一さんの本。

IMG_7442.JPG池上さんがボッコちゃん
40年以上前には遠い未来のことと思っていましたが、今、ボッコちゃんのような
ロボットがいても不思議じゃないなあ、星新一さんの本、また読んでみたくなりました。 
IMG_7445.JPG第二ステージ終了 
IMG_7446.JPGIMG_7449.JPG楽しかった!
次回は11月になりそうですが、自分が今まで知らなかった世界を観るようになって
目の前で見る演者さんのパフォーマンスをもっと見たくなっているので、
次回も参加したい!と思ったおむすびシアターbarシモキタでの朗読劇でありました。 



タグ:下北沢
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下北沢「おむすびシアターbarシモキタ」で池上さん [舞台・ミュージカル]

舞台かグルメか、どちらに分類しようか迷ったのですが、
折角のパフォーマンスなので舞台に分類しました。(^-^)

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銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」に出演されていた俳優の池上恵さんのファンですが、
下北沢おむすびシアターBARに出演されると知ってこれは行かねば!の気持ちで
下北沢(←行ったのがこれで3回目というほど慣れていない土地)に行きました。
実は、昨年末に下北沢のミニシアターでの舞台に池上さんが出演されて観に行ったのですが
記事に書くタイミングを逸してしまったので、今回はちゃんと書かねばと書いております。

いった場所は、おむすびシアターbarシモキタ、という、おむすびでシアター?、
ちょっと名前から想像しづらいお店です。

池上さん.jpg
こんな感じで出演者(日替わり)で朗読、音楽演奏するのを食べて呑んだりできる、
という空間です。
今回は金曜日だったので、18時30分~23時30分までの営業、22時30分まで、
1時間に1回、30分程度の舞台(朗読劇等)が観られるのですが、
3回、すべて内容が違うので、時間があれば3回みるのがおススメ、と言われましたが
翌日早起きして旅行する予定でしたので(後手になりますがいずれ記事に)
2回目の舞台を観終わって失礼させていただきました。(;_:)

場所は下北沢駅から数分、本多劇場の向かいにあるビルの地下1階。
自由に座って下さいと言われて(2人掛けの場合、相席の可能性あり)
カウンター席に着席し、
池上さん (3).jpegかけつけ一杯♪
バーというだけあってお料理もお酒も若干高めの設定です。
池上さん (6).jpeg鶏ささみの燻製 と、
池上さん (7).jpegいわしのマリネ 
1人できたらちょうどいいいボリュームでどちらも美味。
マリネはビールよりワインに合うかな、と、
池上さん (10).jpegグラスの白をいただきました 
池上さん (13).jpegソーセージ盛合せ
噛むとパリッとした食感にじゅわわわーな肉肉しい汁が出てきて、
これはビールにぴったりかな、という感じでした。

と、呑んで食べていると、19時過ぎにお店のオーナーで演出家の
池上さん (15).jpeg遠藤隆之介さんが登場し第一部スタート
演者さんやスタッフの方々の紹介、と、舞台中も食事やアルコールの注文可、
人気メニューはジャンボ焼売とカレーライスです!、という説明。
そうか、カレーにすればよかったか、、、ちょっぴり後悔しました。 
池上さん (16).jpeg鎌田英嗣さん
フィギュアスケートで日本の強化選手になったこともある方だそうです。
(存じ上げておらずすみません)
大学卒業後引退、現在は飲食店経営の勉強をしながら、ここのお手伝いもされているとか。 
池上さん (17).jpegピアノの青柳茉莉恵さん 
池上さん (19).jpeg歌手のあべみづきさんが登場、「渡瀬橋」を熱唱
(今年の夏、ミュージカル「ピーターパン」にご出演されるそうです)
続いて、池上恵さんと淺場万矢さんが登場して朗読が始まりました。 
池上さん (26).jpeg最初は瞽女の話
淺場さんが奏でる三味線の音に合わせて池上さんが語ります
池上さん (27).jpeg池上さん (29).jpeg 
池上さん (30).jpeg「ことのはじまり」という朗読劇
(自分の描いた絵を売りに行った若かりし頃のHトラー、
 絵を自称ユダヤ人の美術商に酷評されて恨み続ける話) 
池上さん (31).jpeg3つ目は東日本大震災の日
同じ方面に行く人達を探して一緒にタクシーに乗りませんか、と誘う様子、
自分が当日会社に泊まって酒盛りし、翌日なんとか帰宅したことを
思い出しました。

ここで第一部終了。

池上さんとお話し、よろしければ一杯おごらせてください、お誘いし、
乾杯させてもらいました。
こういうこともできるなんて素敵な空間です。(^-^)
暫くお話した後、近くにいたお客さんとお話したら、銚子電鉄ファン。(笑)
やっぱり私以外にも来ていた!と思いながら話が盛り上がりました。 
池上さん (32).jpeg続いて第二部スタート
池上さん (33).jpeg最初にあべみづきさん(「銀の龍の背に乗って」を熱唱)
続いて朗読劇。
池上さん (34).jpeg池上さん (35).jpeg 
居酒屋で呑む若い女子2人。(若いと言ってもアラサーくらいかな)
1人で呑むイケメン男子が気になって2人で妄想して盛り上がり、
池上さん (37).jpeg池上さん (38).jpeg
池上さん (39).jpeg池上さん (40).jpeg
じゃんけんで負けた方が声をかける、とじゃんけんしたものの、 

池上さん (41).jpeg男子のところに彼女がやってきたという話。(笑)
若いっていいわねぇ、と思いながら聞いておりましたが(^-^;
これは池上さんが書いたそうで池上さんらしいなと思える作品でした。

この後も朗読かな、と思ったらお着換えがあるため、ということで、
当日お客さんでやってきていたピアニストの吉田さんという方も合流して、
池上さん (43).jpeg池上さん (44).jpeg連弾
スティービー・ワンダーの”Isn’t she lovely?”を楽しく明るく弾いてくれました。
(途中で2人がポジション交換するのも観ていて楽しかった!)

そして2つめの朗読劇。
彼氏の実家に彼女を連れていく話なのですが、 
池上さん (45).jpeg池上さんの衣装。。 
池上さん (46).jpeg彼氏の母役(息子を溺愛)で 
池上さん (50).jpegホラーな役柄ですが 
池上さん (51).jpegふとしたことがきっかけであの世へ
ちょっと楳図かずおの世界観もあるような、気持ち悪くて怖い話でした。
(と書いていますがお笑いと表裏一体感もあって結構笑う自分がおりました)
池上さん (52).jpeg第二部終了 
怖い母の話のところで軽石が出てくるのですが、
演出家の遠藤さんが池上さんのことを「妖怪軽石ばばあ」と呼んで
場内爆笑に包まれるという楽しい空間でした。

私はここで鑑賞終了。
池上さんにお礼を伝えて帰宅の途に就きましたが、
池上さんに会わなければこうやって小さいシアターでお芝居を観るようなことも
なかったと思うと、何がきっかけでご縁になるか分からないものだな、としみじみ、
次回は5月に同じ組合わせで朗読劇が観られるというので是非参加したいと思った、
おむすびシアターbarシモキタでの池上さんでありました。






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ミュージカル「モダン・ミリー」を観る [舞台・ミュージカル]

ブロードウェイミュージカル通のメガヒヨ(メガネヒヨコ)さんから
私が昔ブロードウェイで観た演目が日本人キャストで公演されると聞き
日比谷のシアタークリエまで観に行ってきました。
millie.png

あらすじはミュージカルのサイトより。

1920年代のニューヨーク。
「大切なのはロマンスよりも理性!」をモットーに、モダンガールに憧れて田舎町から
出てきたミリーは、下宿先で知り合ったドロシーや偶然の出会いを繰り返すジミーと
仲良くなったり、玉の輿を狙って就職した会社の社長・グレイドンに猛アプローチを
かけたり、世界的歌手マジ―のパーティに参加したりと新しい生活を楽しむ。
そんな時、ドロシーが行方不明に!
下宿先の女主人ミセス・ミアーズが、下宿にきた身寄りのない女性たちを誘拐していると
知ったミリーたちは、ドロシー救出作戦を決行!果たしてミリーたちの運命は!?
そして、ミリーが見つけた本当に大切なものとは――。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブロードウェイ版と日本版は違うのだなあ、としみじみ思いました。
ブロードウェイ版と同じような雰囲気と規模感を味わいたいのであれば、
来日公演(USツアーなど)を期待した方がよいのだろうな、と
比較してはいけないと分かっていながら、あれこれと比較しながら観ている
自分がおりました。

もちろん、ブロードウェイ版と違って日本版もいいな、と思った点も多々あり、
自分の中でブロードウェイ版>日本版、みたいな先入観があるとはいえ、
それを和らげるような箇所もあったのは新鮮で新たな発見となりました。

最初に、思わずブロードウェイ版と比較してしまった点ですが、

●ダンサーの数がブロードウェイ版の半分くらい。
 (ステージが小さいのが理由なのだと思います)

●ツアーで運ぶからなのか、セットが少々簡素というか地味に見えた。
 (ブロードウェイ版はキラキラと煌めくようなセットもあったので)
 エレベータも上に上がらないままだったのがちょっと残念。

●ミリーの衣装替え回数が少なかった、のと、
 ダンサーの方々の衣装も少々簡素というか地味に見えた。(予算の関係?)

●バンド編成(人数)が少なくもうちょっと人数が多くして
 厚みのある音が聴けたらもっと盛り上がれたような気がした。
 (舞台上にあげる演出だったからなのか予算の関係なのか不明ですが)

●ダンスの振付が違う感じで(契約上そうなるんでしょうか)
 タップ少なめ、全体的に激しい感じがなく穏やかなダンス多め、という印象。 
 ブロードウェイ並みのタップダンスを求めてはいないものの華やかさが
 引き算されたように思えてしまいました。

●宝塚の男役トップの方がブロードウェイ版のSutton Foster並みの高音を出すのは
 大変なんだろうな、と思いながら鑑賞してしまった。
 (もちろん、中低音は伸びがあって素晴らしかった)

●ミリーの苗字がDillmount(ディルマウント)が、
 日本人には発音しづらいからなのか、ディルントと和訳されていて、
 これは初っ端から最後までずっと気になりました。

●ミリーがカンザスからNYに来たばかりの場面で、
 ミリーに田舎娘感がなく、いきなり華やかに見えてしまった。
 (宝塚トップスターが演じるとそうなるのかな、と思った)

●フラナリー(ミリーの職場にいるお局さん)の存在が結構好きなのですが、
 一番の見せ所のタップが日本版は( 一一)、、、、な感じだった。
 演じていた俳優さん、いくつもの役柄を演じていて大変だと思うのですが、
 個人的に期待していたので残念。(おそらく期待し過ぎていたんだと思う)

●英語の歌詞を和訳してメロディにのせてスムーズに、というのが難しいのは
 分かっているものの、かなり意訳が多い印象。
 序盤の”Not for the life of me”も和訳しづらいと思ったのですが、
 元の歌詞に入っていない「ニューヨーク」を多用したり、
 「やるっきゃない」という歌詞がしっくりこなかったり、
  (おたかさんを思い出す世代です)
 ”What I need with love"と”Gimme Gimme"はかなり意訳だったような。
 冒頭の”Thoroughly Moder Mille”の”This is 1922”は和訳せざるを得ないので
 「せんきゅーひゃーくーにじゅーにねーん」とリズムにのせていたのが、
 演者さんには少々歌いづらいそうに見えて、英語と違って言葉の音節を
 はっきり発音する日本語に英語から訳すことの大変さを垣間見たような。

気づいたらいっぱい書いてしまいました。。。( 一一) 

でも、日本版のいいところもありました。

〇マジ―役の保坂知寿さんがとてもよかった。
 ブロードウェイ版はアフリカ系の方でかなりパワフルなイメージが強いのですが
 保坂さんが演じていた日本版は、優雅で、でも強さもあって、
 観ていて思わず目の中に[ハート]状態で楽しめました。

〇ミセスミアーズ役の一路真輝さんも、ブロードウェイ版よりコミカルで
 おどろおどろしさはマイルドでしたが日本版ではこのくらいコミカルの方が
 楽しめると思いました。
 終盤、若い子に扮装した保坂さんとのやりとりはブロードウェイ版にはない
 面白さで、宝塚男役トップスターの競演、なんて贅沢という気持で観られました。

〇チンホーがスタイル良すぎ、おまけに顔ちっちゃすぎで驚いたのですが
 中肉中背で目が一重、みたいな典型的なアジア人にしなかったが良かったような
 でもどこか物足りなかったような、でも、ま、いっかという気持で観られました。
 (Dorothyのことを呼ぶときにブロードウェイ版は「ドーローティー」ですが、
  日本版は「ドロチー」、この方が分かりやすいのかなと思いました) 

〇ドロシー役の実咲凛音さんが個人的には今回一番惹かれたキャスティングで、
 ブロードウェイ版よりハマりました。
 今後も実咲さんの舞台があれば観てみたいです。
 
〇トレヴァー、ジミーは若干華奢なイメージもありつつ好演されていた印象。

こんな感じです。

客層は思っていたより男性もいましたが8割くらいが女性、
おそらく宝塚ファンの方も多いと思われますが、保坂さんが登場した途端、
オペラグラスでガン見している女性が前列に2人いて、他の宝塚OBでも同様の
光景が自分の前の方でぽつぽつ見られたのが興味深い光景でした。

10年前に転職してからは、NYには一度しか行けていないのですが、
(毎年NY詣でしていた気持がすっかり途切れてしまいました( 一一))
そうなるとツアーの来日版や日本人キャストの舞台を見て楽しまないと、
という気持にはなっているのですが、和訳の歌詞や演出上での違いなど、
意外と気になるものだなと思ってしまいました。
(気にしない方がもっと楽しめると思ってはいるのですが)

とはいえ、今回の鑑賞でもっとミュージカルを観たいな、という気持になりましたし、
今作のリバイバルがブロードウェイで公演されることがあればNYに行きたいなと
思った「モダン・ミリー」でありました。


(ブロードウェイ版はこんな感じ)


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Netflix「tick tick... BOOM! チック、チック...ブーン!」を観る [舞台・ミュージカル]

大画面の映画館で観ようと思っていながら、時間が合わず、
結局自宅でNetflixで観たミュージカルです。
ticktick.png


あらすじはYahoo!映画さんより。

1990年、アメリカ・ニューヨーク。
30歳を目前にしたジョナサン(アンドリュー・ガーフィールド)は
ダイナーでウェイターとして働きながら、ミュージカル作曲家になることを夢見ていた。
ロックミュージカルの楽曲に何年も取り組んできたが、
恋人のスーザン(アレクサンドラ・シップ)は新たな夢のためにニューヨークを離れる
ことを願い、ほかの仲間たちも夢を諦めようとしていた。
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RENTをまた観たくなりました。(^-^)

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • 発売日: 2010/04/16
  • メディア: Blu-ray
オフブロードウェイからブロードウェイにうつってロングラン公演だったこの作品。
私も2回(ブロードウェイと日本での来日公演)鑑賞しましたが、この作品を作った
ジョナサン・ラーソンがこの作品にたどり着くまでを描いているのを見て、
改めてRENTが観たくなった次第です。

ジョナサン・ラーソンといえば、オフブロードウェイでの初日の前日、
初日終演後の喝采を浴びることなく急性大動脈瘤でこの世を去った、
その程度の知識しかなかったのですが、
30歳を迎えるときの葛藤、ずっと夢を抱き続けてよいのか、
現実を見るべきなのかと葛藤する場面から始まるこの作品、
(タイトルは30歳になる前の状況を時限爆弾に例えているんですね)
作品作りに没頭するがあまり恋人の気持ちを理解できなかったり、
友人と喧嘩したり、人としてどうかな的な部分もありましたが、
それでも音楽への情熱をぶつける姿には見入ってしまいました。

自分が30歳になったときってどうだったんだろう、と思い返しても
新卒で入った会社にいて転職したいと思いながらも行動に移せなかったころ、
ジョナサンのような創作活動(クリエイティブ)ではなく、
毎日電車で会社に通ってこつこつデスクワークな日々、夢を抱くこともなく、
夢の
猶予期限が終わってしまうと焦るジョナサンとは全く環境も気持ちも違って
いたんだろうな、と五十路になった今では、まったく思い出すことができないことを
想像しました。(笑)

ジョナサンが8年間温めてきた作品の視聴会、大盛況でうまくいったかと思いきや
エージェント?(アグリーベティのジュディス・ライトが好演)には
良い作品が商業的にうまくいくとは限らない、次の作品を作るように、と言われて
ジョナサンは自分の苦労が報われずショックを受けますが、
その後、映画のタイトルの作品、そしてRENTへとつながっていった
ということをこの映画で知ることができました。

日常生活で思い浮かんだことをすぐメモにする、
恋人と別れ話になりそうな時でさえ抱きしめた手(指)は
リズムを刻んでいるという(それで彼女が怒って出ていってしまう)、
どんなことでも漏らさず作品にしていこうという情熱というか熱量は物凄くて
それで出来上がった作品なんだな、と思うとRENTの見方が更に深まりそうです。

今作、監督がリン・マニュエル・ミランダ。
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  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 2016/07/19
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最近では、映画化された”In The Heights”の舞台(制作と出演)で有名になり、
”Hamilton”で更に評価が上がり、ディズニー映画の音楽も担当するという
マルチに活躍されている方ですが、彼にとってもR
ENTは大切な作品で、
その作品を作った人を描きたかったんだろうな、と思えるほど、
ジョナサンと作品、ミュージカルへの愛情が全編あふれているのを感じました。

彼が監督だから、というのと、RENTの作者を描いている、という2点で、
色々な場面で出演する人たちも豪華でびっくりしました。
ダイナーの場面では、ブライアン・ストーク・ミッチェル、ジョエル・グレイ、
ハワード・マクギリアン、ベベ・ニューワース、バーナデット・ピーターズ、
チタ・リヴェラ、ダフネ・ルービン・ヴェガ、フィリッパ・スーなどなど、
広告会社でアンケートをとるのがローラ・ベナンティ、
その他にもロジャー・バートなど(見落としている人もまだまだいると思う)
ブロードウェイで活躍されている方々(かなり大御所)が沢山出演されていて
そういう点も見ていて楽しくなれました。(^-^)

ジョナサンが泳ぐプールの底に描かれた線が五線譜に変わっていく演出も
泳いでいるときでさえアイデアが湧いてくるであろうジョナサンを描くには
とても素敵な場面で思わずにんまりしてしまいましたが、
一方で本人も思っていなかったであろう最期となったことは残念だったと思います。
自分の作品が長く公演され多くの人を魅了し、数々の賞を受賞することになって、
でも、その時にジョナサンはこの世にいない、という皮肉というか不運というか、
後悔のない時を過ごしていくことの大切さをスクリーン越しに教えてもらったような
心持ちの「tick tick... BOOM! チック、チック...ブーン!」でありました。



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Netflix「ダイアナ:ザ・ミュージカル」を観る [舞台・ミュージカル]

Netflixから「あなたへのおすすめ」で表示された作品、
こういうのを観るのは、、と迷いながら鑑賞しました。
diana.png

あらすじはNetflixさんより。
どんな時も力強く自分の人生をさがし続けた故ダイアナ妃。
美しくも悲しいその反省を描いた新作ミュージカルを
ブロードウェイ上演に先駆けて収録。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


うーむ。( 一一)

何の目的でこの作品を作ったのだろうか。(?_?)

予告編を観て既にそういう気持ちになった状態で見たので尚更かもしれませんが、
亡くなった人をこうやってミュージカルにするのがダイアナ妃をリスペクトして、
というより話題性があって観客動員が見込める(=儲かる)という算段で
作ったのかなと思いました。

私自身、ダイアナ妃はリアルタイムの世代ですが、
中学生の時、テレビで見た結婚式の様子、はにかむ様子がなんとも言えず
その後、洗練された姿で世界の様々な国々を訪れた姿、来日された時も、
日の丸を意識した赤い水玉のお召し物でテレビ越しに盛り上がったこと、
その後、反地雷活動などご自身の存在感を使って問題提起する姿に
共感する一方、パパラッチに追われ続けて最後は悲しい亡くなり方だった、
当時、テレビを見ていら速報で事故について報道されて驚いて、
その後亡くなってしまったことに世の中の理不尽さを感じたこと、
パパラッチの下衆さ(といってもその情報を好むゴシップ好きがいるので
需給関係もあるのだと思いますが)に対しては今も不快感ばかりです。ヽ(`Д´)ノ

で、今作ですが、昨年プレビュー中にコロナ禍でブロードウェイ全体が休演になり、
(プレビューとは有料のリハーサルみたいなものですが、私も他の作品で観たことが
 ありますが、プレビュー中に出た意見をもとに修正をかけて正式オープンになる、
 その手前で今作、休演になってしまったわけです)
先にNetflixで放送され、今月17日に正式オープンになる予定ですが、
ブロードウェイに行く前にこれを観たらどういう気持ちになるのかな、
私だったらおそらく劇場に行かないだろうな、と思いました。

ミュージカルとしては場面転換や衣装、音楽、良くできていると思います。
ただ、登場人物が実在の人たちで、離婚前にダイアナ妃がうけたインタビューも
内容は知っていたのと、ダイアナ妃が離婚して亡くなった後、チャールズとカミラと再婚、
イギリス国民も不快な人が多いのではないかと思いますが、そういう実際の出来事を
ミュージカルでおさらいするみたいな、国王一家のどこか上から目線な感じはそうやって
育てられているのでしょうから仕方ない部分もあるとはいえ、あまりにもダイアナ妃を
無知な娘とバカにしながらチャールズの嫁に選ぶカミラ、ダイアナ妃を理解しない女王、
唯一ダイアナ妃の側近(執事?)がダイアナ妃の本心を理解してあげられていたのかな、
と思いました。

ダイアナ妃が言いなりの人形かと思いきや、国民を理解し寄り添おうとする行動に出て、
それが尚更、王室との溝を深めて行った場面の描き方も良いのか切ないのか悲しいのか、
観ていて自分の気持ちが複雑に絡んでしまいました。
(エイズ患者と握手する場面はジーンときてしまったのですが)

あとは、忘れていたのに思いだした(笑)ヒューイットさん、今はなにしているんだろう、
この人には何の感情もわきませんが(暴露しまくっていたような下衆な人)、
亡くなってこの人を持ち出されて描かれるのもダイアナ妃は気の毒だなと思ったのと、
ヘンリーが生まれたときのチャールズの反応、こういうミュージカルがつくられたことに
姑や元夫、息子たち、観なくても耳には入るでしょうし(Netflixが放送するくらいですし)
どういう気持ちなんだろうと思ってしまいました。

当時着ていた衣装も再現され観れば観るほど複雑になってしまいましたが、
リアルタイムではない人には興味深い作品になるのでしょうかね。

ダイアナ妃を演じていたジーナ・デ・ヴァールさん、当然ながら実力派、
YouTubeでダイアナ妃の様子を研究して身のこなし方など似せるのように努力されたと
ネットの記事で見ましたが、イギリス英語が微妙なのと最初見たときヒラリーに見えて
しまったのとで、ダイアナ妃だと思いながらヒラリーの姿もちょっと重なってしまったのは
最初からこの作品を前向きに観ようとしていなかった自分自身にも、
楽しめなかった理由があるかもしれません。。

と、超ネガティブな感想になってしまったのですが、
ヒットしてもヒットしなくても気分的には複雑なんだろうな、と思ってしまった
「ダイアナ:ザ・ミュージカル」でありました。




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シンガポール旅行記2017~”West Side Story" 鑑賞編 [舞台・ミュージカル]

足つぼマッサージですっきりした後にやってきたマリーナベイサンズ。
ミュージカル開演前に少し食べておこうかとぶらぶらお店を探しました。
IMG_1082.JPG室内は涼しくて快適
IMG_1087.JPG一風堂がありました
特製(具全部のせ)みたいでしたが赤丸で24ドル。
ラーメンに2000円近く支払うなんて、、ぶるぶる(*_*)、と
当然ここはスルーして、

IMG_1088.JPGフードコートへ
IMG_1092.JPGこの緑を見て
IMG_1093.JPG漏れなく注文
IMG_1094.JPGチェンドル♪
見た目恐ろしい緑色ですが、パンダンリーフで作られたチェンドル自体は
味が薄いというか、他のコンデンスミルクや小豆の味が強いので、
見た目とにゅるんとした食感を楽しむ感じ。
IMG_1096.JPG3.5ドル ご馳走様
と、少しお腹にたまったところでシアターへ移動します。
IMG_1083.JPGIMG_1084.JPGここ
IMG_6790.JPG
ウエスト・サイド物語 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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小さいころから何度も何度も見ているミュージカルです。
今みるとちょっとスピード感がゆったりしている感じですが(^-^;
ロミオとジュリエットをアイルランド移民VSプエルトリコ移民に置き換えたというのが
小さいころは斬新に思えました。

今回は結構前の方の座席でしたが、周囲は日本人駐在と思しき中年カップルが多く、
あとは、同じく駐在なのかな、白人ファミリーとか、多かったです。
目の前には中国系のファミリーがいたのですが、お子さんが小学校低学年くらいで
この子が見て面白いのかな、と思ってたら始まって10分もたつと寝てました。(笑)

話は知っている上に演者さんたちの素晴らしい歌やダンスに魅了される一方で、
なんでこんな男と結婚したいと思うのかな、マリアは人を疑わない純粋な女子だからかな、
とか、中年になるともうこんな邪念だらけで鑑賞するわけで、
ストーリーで泣けず音楽で泣く、小さいころからの刷り込みで覚えているメロディが
流れるとパブロフの犬みたいに涙スイッチが入るのでありました。(笑)
(特に泣いたのは”Tonight”です)


長めの幕間だったせいか、もともと長尺のミュージカルだからなのか、
終演は16時ちょっと前。
冷房がガンガンきいた場内ですっかり冷え切ってしまったので、
なにか温かいものでも食べましょう♪


(つづく)



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ミュージカル「サタデーナイト・フィーバー」を観る [舞台・ミュージカル]

最近すっかりミュージカル(とういかNY)離れしているのですが、
たまには日本でもミュージカルを観ようと思って東京国際フォーラムへ。


saturday night fever.jpgこれ

サタデー・ナイト・フィーバー 製作30周年記念 デジタル・リマスター版 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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これのミュージカル版ですね。

観たのは東京公演の初日だったのですが、、周りはほぼ同年代。(笑)
まあ、わかるっちゃわかるのですが、若い人もちらほらいたりして、
この人たちは、テレビの宣伝とか親の影響で、、なのかもしれませんね。




私は1階席の13列目の左ブロックでそこそこ見える席でしたが、
前の女性が大きくて舞台センターが見えない(笑)ものの、
そこそこ舞台が見える席でした。

舞台自体は、映画ほどの踏み込み方は難しいのかな、と思う部分もありますが、
映画で観ていたことがこうやってミュージカル化されるんだなと感激しました。
ただ、主人公のトニーはトラボルタのような雰囲気ではなく(顎が割れてないし(笑))
端正な顔立ちの主役でそこは物足りない感じでした。好みの問題ですね。
マシュー・ボーンに見いだされた主役なのでダンスもうまいのですが、
彼のダンスよりも、どちらかといえば、音楽の方がいいなと思ったのが今回の正直な感想。

懐かしい音楽、自分が洋楽にはまっていたころを思い返すような曲の数々、
これらがビージーズ以外の楽曲も盛り込まれているのが個人的にはツボでした。
DISCO 80’s SPECIAL ‾THE 常連‾

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  • 発売日: 2010/06/02
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特にTrampsのDisco Infernoなど久しぶりで盛り上がり。

もう音楽で楽しめました。(^-^)

最後にカーテンコール(というか最近はお約束な感じで必ずあるけれど)で、
ミラーボールがぐるぐる回り、場内全体がディスコタイムになったので、
みんな楽しそうに踊っていたのですが、
3列前の中年夫婦が撮影禁止にも関わらずっと動画を撮っていて、
これをYouTubeにあげるのか、自分で楽しむのか分からないものの、
ダメと言われているのにずっと撮り続けているのが気になって(V)o¥o(V)でした。

とはいえ、楽しかった場面もあり。

映画と違うのは、ビージーズ風の外見のミュージシャンが舞台の遠くにいて、
顔はぼんやりとしか見えませんでしたが、歌うのが(特にバリーギブの高音)
ビージーズに似ていてそこも感激。
見た目をそっくりにして(髪形とか衣裳とかも)いたのは個人的に盛り上がりました。


ブルックリン橋の向こうに見えるマンハッタンとの格差や、
移民の2世などの対立など、映画に比べると物足りなさは感じましたが、
生演奏にライブのダンス、煌くミラーボールを楽しめたサタデーナイト・フィーバーでありました。




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ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリー・インチ」を観る [舞台・ミュージカル]

後手記事が毎度のことなのですが、この記事は昨日の話。(笑)
最近はあんまりミュージカル記事もないのですが、今回は超特別!

mainvisual.jpg 

大好きなヘドウィグの脚本主演(オリジナル)のジョン・キャメロン・ミッチェルが来日、
というので、何が何でも!と渋谷のシアターオーブへ。


(公式サイト)→ http://www.hedwig2017.jp/






しかし、気づいたときはチケット完売、ダフ屋みたいな人が高値で販売している、
某チケットキャンプというサイトで定価に割り増しつけて即落札。
急遽いけなくなったというのであればまだわかりますが、行くつもりもないのに
販売上限枚数買って転売している人もいるんだろうな。
って、足元見られた感じでチケットを買った私も私。。(^_^;)




元々オフブロードウェイで上演され、その後映画化、そして、日本でも公演されたり、
最近でもブロードウェイで再演されている作品。


私も過去に山本耕史ヘドウィグを見たことがあるのですが、
どうしてもどうしてもオリジナルのジョン・キャメロン・ミッチェルが見たくて、
今回参戦した次第です。


(山本ヘドウィグ)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2007-02-26


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

で、公演日当日。


IMG_7294.JPG 幕間なし
座席は前方の右ブロック、の一番端。
とはいえ、そこそこ見やすい位置でした。

ホールのスタッフはとにかくビデオや写真撮影厳禁を何度も注意、
肖像権の侵害、という説明を繰り返していたのですが、
よほど厳しいのかな、、、なんて思いました。


で、19時10分ごろ開演。



圧倒的な存在感!



もうこの一言に尽きました。



公演タイトルに「スペシャル・ショー」って言葉がちっちゃくくっついていて、
特に気にしていなかったのですが、通常の公演とは異なっていて、
確かに、


ヘドウィグ
 ・ロックショー♪



って感じがしなくもなかったのは事実です。


ジョン・キャメロン・ミッチェル(JCM)が日本での公演を配慮したのか、
従来ヘドウィグが自分の人生を語りながら歌う、という展開を、
イツハク演じる中村中(あたる)をヘドウィグマペットと称して、
代わりにヘドウィグの人生を語らせる演出。


日本語で展開していくので(歌は英語でセットの背景に字幕投影)、
日本に住む外国人の観客はガッカリしていた、、、だろうな。


中村中が悪いということはないのですが、元々のイツハクのイメージではなく、
一人何役も演じるのはすごいと思いながらどこか違和感がありました。


と、違和感があるのですが、いざ、JCMが歌いだすと、
場内一体がヘドウィグワールドに包まれて、うつぼ、感涙しっぱなし。


50を過ぎてあの美しさ、前方、特に左通路近くに座る皆さんは、
ヘドウィグが何度も目の前で歌ってくれて私以上に感激していたはず。


幕間なし、90分一気に駆け抜けるライブ感、演出の違和感を差し引いても、
JCM演じるヘドウィグを見られたことは何よりも幸せです。(^O^)/


観客の中に、ヘドウィグやイツハクのコスプレで参戦している人もちらほら、
大きなライブハウスでライブを見ている感覚で、最後は総立ち、
私も久しぶりにこぶしを振り上げ楽しめた、
「ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリー・インチ」でありました。




(おまけ)
IMG_7298.JPG 勢いで買ったパンフレット 
というかJCMの写真集。 萌えます!


 


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ミュージカル「プリシラ(日本版)」を観る [舞台・ミュージカル]

今年の秋、シアターオーヴに“Kinky Boots”を見に行った時
チラシをもらって、、日本人版でやるのか、、、と思いながら、
チケットを買って日生劇場に行きました。

mainpage2.jpg 明日までやってます
子役の労働時間の関係なのか夜の部でもスタートが18時と早いので、
半休をとって日比谷の日生劇場へ。  
IMG_1423.JPG 初の日生劇場 
IMG_1422.JPG 記念撮影できます
IMG_1428.JPGWキャストらしいです
って、そういうのを気にするほど役者さんのことを知らないので
加藤憲史郎君って子供店長の弟?という反応程度です。

IMG_1425.JPG これ
公演中、3回だけプリシラナイト、というのが開催されたそうで、
その初回にいったのですが(まったくそんなことも知らず)
終演後のプリシラナイトまで折らないように、という注意書きにも関わらず
カバンに入れる時にポキッと折れてしまい、あっという間に発光。(笑)
3時間半くらい光るらしいのでイベントにも使えましたが、焦りました。。

今回は一番安いB席(4000円)、2階席の後ろ2列か3列くらいの席なのですが、
ここだけなぜかすごく安いです。
当然オペラグラスがないと俳優さんが豆粒にしか見えません。(笑)

(ミュージカルのサイト)→ http://www.tohostage.com/priscilla/

で、後ろから2列目の席に座ると、観客は9割くらいが女性。
おそらく、主役の俳優さんのファンとかじゃないのかな。
NYで見たときは、中年多め、ゲイカップルもかなり多いという観客ですが、
所変われば、なんでしょうね。

(NYではじめて見た時)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2011-05-12-6
(リピートした時)   →   http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2012-05-14-6


日本人キャストの場合、俳優の熱狂的ファンみたいな人がいるせいか、
どこかアイドルのコンサートみたいな雰囲気もあるというかなんというか、
そんなところも違和感があったのですが、見ていて微妙だな、と思うところもあり。
メガネヒヨコさんも鑑賞されて、演出について記事にされているので、

(細かい鑑賞力が羨ましい)→  http://blog.goo.ne.jp/megahiyo1414/e/1ac25c42cb1fb831571cf0b89c3efddf

それを読んで、そうそうそうなの、と納得することしきりでした。

期間限定で予算も限られている中での演出はある程度仕方ありませんが、
振り付けを変えたり、くすっと笑えたりする場面を端折ったり、
そういうのは残念だったりします。

一番の残念ポイントは、もともとの設定が、老年、中年、青年の三世代の珍道中、
それが、日本人キャスト版は、中年役がどうみても青年で、
演じている山崎育三郎さんがいい役者さんだとしても、
ここは最大のがっかりポイントでした。

老年のドラッグクイーン役の陣内孝則さん、
ブロードウェイ版とあまりにかけ離れてい過ぎて逆に見ていて面白かったのですが、
ダンスの場面などではギコチナサ過ぎてちょっと苦笑してしまいました。。


終演後のプリシラナイトでは抽選会の後、みんなで一緒の振り付けで踊る、
という企画でしたが、初回で段取りが悪く(仕方ないか)
おまけに中2階、2階席は立って踊ろうとすると座ってくださいと注意され、
振り付け通りに踊るには席幅が狭いので隣にぶつかりまくるので踊れない、
という事情で、ここも残念。。。


おそらく、NYブロードウェイ版の印象が強すぎて
(演じていた3人が本当に素晴らしかったし、全体のチームワークもよかった)
比べてしまうのもいけないのですが、日本語と英語が混在する歌なども、
訳されている歌詞に???となることも多く、B席くらいなら仕方ないけれど
S席だったらガッカリだったろうな、と思った「プリシラ」でありました。 

(ブロードウェイ版)


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