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2023年に観た映画 [映画(あ行)]

毎年恒例になってきたと思いますが、大晦日は今年観た映画のおさらい記事です。

今年も映画館でなるべく鑑賞しようと心掛けましたが、
やはり在宅勤務で定期券がないと、東京(主に日比谷と田端)に映画に行くとなると
交通費のことを考えて、ついハシゴで映画を観るという荒業での鑑賞が多めでした。

結果的には、映画館鑑賞62本、Netflix5本、Amazon Prime17本、 機内4本、
田端チュプキさんが銚子電鉄100周年記念で上演してくださったので「電止め」1回
合計86本となりました。
昨年は80本(映画館43本)、一昨年は83本(映画館47本)なので
なんとか映画館での鑑賞本数を増やせたかな、という感じです。

というわけで、2023年に観た映画の中でよかったと思う10本です。
(とくに順位はありません)

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない


MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 豪華版(初回生産限定)[Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: マクザム
  • 発売日: 2023/04/28
  • メディア: Blu-ray

今年初めに観たタイムループものですが、同じ1週間の繰り返し、
狭い雑居ビルで起こる人間模様に笑いながら、
早くタイムループから脱出できますように、と願ってしまった作品です。

RRR
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インド映画はたまに観るので3時間の長尺も平気なのですが(笑)、
ビームとラーマの友情をムネアツな気持ちで観た作品です。
ありえねー的展開がインド映画のいいところ、再認識しました。

私のはなし 部落のはなし
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自分の知らない日本があると最近あちこち旅しておりますが、
自分の知らない日本の一面を知ることが出来た作品です。

劇場版 センキョナンデス
劇場版 センキョナンデス [DVD]

劇場版 センキョナンデス [DVD]

  • 出版社/メーカー: マクザム
  • 発売日: 2023/11/30
  • メディア: DVD
選挙について今までと見方が変わるきっかけになった映画、
関心を持つこと、自分の1票を大切に、日本を託せる人に投票しないとという
気持になれた作品です。

パリタクシー
パリタクシー [DVD]

パリタクシー [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2023/10/25
  • メディア: DVD
タクシーの運転手が老婆を送り届けるだけの話になるはずが、
老婆の語りから彼女の人生が炙りだされるというか、
人生は一期一会だなと改めて思った作品です。

BLUE GIANT
BLUE GIANT DVDスタンダード・エディション

BLUE GIANT DVDスタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2023/10/18
  • メディア: DVD
ジャズは好きなジャンルですが、18歳の若者3人が集まり粗削りであっても
ジャズに対する熱い気持ちで演奏する、迫力のあるアニメに、上原ひろみさんの
演奏が昇華していくような、熱い熱い作品です。

福田村事件
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今の時代にも通じる群集心理の怖さ、今の時代はネットで玉石混交の情報に溢れ、
ガセ情報に惑わされず真実は何なのか、周りに踊らされず落ち着いて判断が
できるようにならないといけないなと思った作品です。

妖怪の孫
妖怪の孫

妖怪の孫

  • 出版社/メーカー: アシスト
  • 発売日: 2023/12/26
  • メディア: DVD
選挙に勝てば何をやってもいいのかと改めて思ったのですが、
昨今のパーティ券問題を見ていると、たった1票しか持たないといっても
その1票を大切に投じないといけないなと思った作品です。

リバー、流れないでよ
「リバー、流れないでよ」Blu-ray

「リバー、流れないでよ」Blu-ray

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2023/12/20
  • メディア: Blu-ray
今年の映画、タイムループものにはまった感ありなのですが、
今作のお陰でヨーロッパ企画さんの存在を知り、過去作品を見て
舞台も鑑賞し、自分の広がりが出来たきっかけになった作品です。

春の画 SHUNGA
shunga.jpg
最近アップした作品ですが、春画について学ぶというか知るというか、
西洋画にはない芸術的な作品が日本にはあるということを知る機会を
もらった作品です。

告白、あるいは完全な弁護
告白、あるいは完璧な弁護 [Blu-ray]

告白、あるいは完璧な弁護 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2023/12/08
  • メディア: Blu-ray
自分の先入観と思い込みの怖さ、二転三転の展開、
今年一番ドキドキしたかもしれない作品です。

と、ここまでが今年観た映画10本ですが、次点というか、
その他に面白かった映画です。

AIR/エア
Air (DVD)

Air (DVD)

  • 出版社/メーカー: Unbranded
  • メディア: DVD
結末が分かっているので、そこに至るまでの展開を楽しむというか、
ベン・アフレックとマット・デイモンの仲良しコンビが本当に楽しく
演じているので痛快に観られた作品です。

インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2023/12/15
  • メディア: Blu-ray
シリーズ最終作品でもうこの先はないのかという寂しさはありますが、
老体に鞭打って演じたハリソン・フォードには感謝しかない作品です。


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昨年に続いて今年も骨折という、何かに呪われているのではないかと思ってしまった、
そんな1年ですが、昨年ほど重篤ではなかったのでリハビリも短期間で終了し
(そのあたりは来年記事にしようと思います)
コロナ明けというのもあって旅の回数も増えて充実した一年だったと思います。

来年はもう骨折したくありませんが。(笑)

仕事は、在宅勤務が4年目に入り、よほどのことがなければ出社しないのが当たり前、
みたいな感じになったので、1年のトータル出社日数も20日未満という、
毎日電車通勤していたのが遠い昔のこととなりました。(^^;

まだ記事にはしておりませんが、転ばないように体力をつけようとカーブスに通うように
なったりと自分の生活にも少し変化が出たりしていますが、人生も折り返した訳ですし
自分の人生に後悔がないように、と思うようになりました。

今年は骨折したものの昨年ほどではなかったのもあって(とはいえタイピング痛かった)
予約投稿を使いながら毎日投稿することができました。
それもこれも、ブログを訪れてくださる皆さんのお陰です。感謝感謝です。

来年もあまりイラつかずにブログ記事を書ければと思っていますので、
懲りずに訪れていただければ嬉しいです。

皆さまも良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします!<m(__)m>




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テレビ通販問題 [いろいろ②]

久しぶりに骨折以外でエネルギーを使った話です。

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3年前、婆1号が骨折して、入院~手術~退院、と、自宅に戻ってきた頃、
在宅勤務のメリットを生かして暫く実家で仕事をしていた時、
婆1号のいる部屋の隣で仕事していると、BSチャンネルから流れる通販CMの多さに
驚いた記憶があります。

婆1号はそんなに洗脳というかCMにつられて買う方ではないのですが、
近所の未亡人コミュニティのおばあちゃんに勧められ、膝の痛みに効くサプリを
BSのCMで電話番号を控えて買ったものの効き目がない、とこぼしていたので
「ぐるぐるぐるぐるグルコサミーン!(じゃないのを買ったんですが、)も
 そんなに効き目はないだろうし、CM放映料も載ってるから高いんでしょ?
 効き目がないんだったら、キャンセルすれば?」という話をしていたのですが、
今度は、実家になんだか大量に健康系の商品が置かれていたので気になって
聞いてみると、BSのCMで見て買った商品でした。

テレビで見てよさそうだったのと、知り合いが効き目があるといっていたので、
CMで電話番号を控えて申し込んでみたら、欲しいと思って注文した商品が1つ、
それ以外に注文していない商品が3つ届いてびっくりした、
注文していないものは要らないから返したいと電話をしてみると、
もう一つの商品も併せて使うと効果が出るから使ってみてください、の一点張り、
おまけに定期購読になっていたので2ヶ月後にまた商品が届いてしまい、
効き目があるのかもわからない上に、電話に出た人の言い方に自分が丸め込まれて
しまった気がして悔しいし、そんな自分に嫌気がさしている、、
と珍しく弱気な態度でこぼしました。

(V)o¥o(V) うつぼ、怒りモードに突入。

自分が生まれてからずっと守ってきてくれた婆1号、
半世紀以上経っても私のことを心配してくれています。
これまで守ってもらったのですから、私が婆1号を守らないといけません。

そんなわけで、最初に膝腰にいいというアプリの定期購入を解約。
理由は聞かれましたが(効き目を感じられないと言いました)
「またご縁がありましたらよろしくお願いします」
とあっさりカスタマーセンターのオペレータさんが言ってくれたので、
ものの数分で解約手続き終了。

次は、健康関連商品の解約です。これがなんだか色々面倒でした。
念のため、自分のスマホの録音アプリを使って通話を録音しました。
最初に電話するとなかなかつながらず(フリーダイヤルなのでいいのですが)
解約させない作戦か、と思ったのですが、ここで切るのもシャクなので、
実家の固定電話をスピーカーにしたまま待ち続けること5分でやっとつながり
オペレータの女性が出たので定期購読を解約したいと伝えました。

ここでも解約理由を聞かれたので、
・注文した商品(A)が1つ、それ以外に、注文していない(B)が3つ届いた。
・(B)を返品したいので電話したところ、(A)の効果を上げるために
 (B)を使った方がいいのでお送りした、是非使ってほしいと言われた。
・というやりとりを私の母がしたが、オペレータの方の方がスクリプトにそって
   どういうパターンでも消費者を丸め込むように話すのかと思い、
 代理で娘(うつぼ)が電話している。
・念のため録音しているので了解いただきたい。
・実際どういう会話をしたのかは音声を聞いていないので母の言うことを信じて
 こうやって電話しているが、注文したつもりがないものを送ってくること、
 要らないと電話しても使わせるように誘導するトークで料金を支払わせること、
 本当に商品に自信があるのであれば、そういうことはしないのではないか。
・また、年齢を聞いてきたのは何かデータ収集をしているのか教えてほしい。
 (マーケティングの一環で聞いているという回答だった)
・これまで類似商品を母が通販で買ったことがあるが、このように他の商品も
 いきなり送り付けるようなことをされた経験はないので不信感を感じている。
・母が不信感を感じてもう商品を使う気がないと言っているので未開封の分に
 ついては返品したい。
 1回目の分は支払済み、2回目の分はこれから振り込みで支払う。
 料金が戻らなくても構わないので送付先を教えてほしい。

こんな感じでお話したのですが、読んでいて「うわー、うつぼさんこわーい」と
思われるかもしれません。(笑)
とはいえ、こういう場合、情報弱者(しかもお年寄り)を丸め込むような姿勢は
私自身も好きではなく、社会人になってから出来れば出たくないような電話対応を
何十年も経験して、よほど悪質でなければ相手に丸め込まれないように話すことが
出来るという「何事も経験」と思える自信があるので、「絶対負けないぜ」という
気持で電話したのですが、オペレータさん(若そうな声)も困惑されていました。

何度も「確認しますのでお待ち下さい」と保留音が流れ続け、
結局「未開封分を送っていただいたらその分返金します」という話になりました。
が、「金額の確認に時間がかかるのでまた電話します」という説明だったので、
「いつごろ電話をいただけますか?」と聞くと「今日中には。。。。」とお姉さん。
「実家から自宅に移動するので●●時ごろ、私の携帯にご連絡ください」と
電話番号を伝えて電話を切りました。

私の電話のやりとりを聞いていた婆1号、いつものへらへらした私が一変したので
かなり驚いていました。(笑)

その後、帰宅して指定した時間に電話なく、その2時間後にやっと電話がありました。
(あとで婆1号に聞いたら、最初実家に電話したらしく
 「娘がお話するので、娘の携帯番号に電話してください」」と言ったらしい)
最初に話した女性とは違う女性でした。

「この度は▽▲様(婆1号)には不快な思いをさせてしまい申しわけありません」と
初っ端に謝られてしまったので、今回も録音している旨を先に伝えてから、
「謝罪を求めて電話したのではなく、返品に応じてほしくて電話しましたので、
 謝罪は不要です。返品に応じていただけるのか教えてください。」と言うと、

*未開封の商品について返品可能
*初回はサービス価格でお送りしたので(B)については1つ××円、
 2回目にお送りした(A)は××円、合計で、××××円なので、
 初回のお支払い済み分と相殺すると、▽▲様のお支払い額は××円、
 再度振込用紙をお送りするのでその分はお支払いください。
*返品についてはご希望の日にちに集荷に行きます。

「集荷はどの業者さんがきますか?」と聞いてみると、
「事前にお知らせする必要があるのでしょうか?」と返されたので、
「最近、チャイムを鳴らして自宅に入ろうとする犯罪者もいますので
 (実際近所でそういう事例があったりしたのでドアを開けないように
  婆1号に言い聞かせています)
 事前にどの業者さんが来るか分かっていれば母も安心してドアを開けられます」
そう答えると、「しばらくお待ちください」と長らく保留音の後、
「C社が集荷にまいります。さきどほど申し上げましたが、新しく振込用紙を
 お送りしますので今お手元にある分は破棄ください。よろしくお願いします。
 他に何かございますでしょうか?」と聞かれました。

・皆さんのようなカスタマーセンターの方が前線でご対応されているのは大変だと
 いうのは理解しており、私自身はクレーマーではないと思っているが、
 今回こちらもこういう電話かけて申し訳ないと思っている。
・ただ、立て板に水のようなスピードで決められたスクリプトの文章を言われても
 初めて聞く側、しかも高齢者が全てを理解するのは難しいと思う。
 最初の電話でも言った通り、商品に自信があればこういう販売の仕方はしないのでは
 と母も私も不信感をもっており、不信感をもったまま商品を使う気にはなれない。
 もちろん、こういう販売の仕方でも喜んで使う消費者がいるということも理解している。
・可能であれば、今回私が伝えたように貴社の販売方法に疑問を感じている消費者が
 いることを営業などのご担当の部署に一つの意見として伝えていただければ幸いです。

最近、ヒマなお年寄りがモンスタークレーマーになってこういうカスタマーセンターに
電話をかけることが問題になっていますが(しかも上から目線がたちが悪い)
おれおれ詐欺には絶対引っかからないと思っている婆1号が
(互いの呼び方について兄や私と取り決めしている)
今回のようなことで自分の娘の世話になることが申し訳ないと思わせてしまったこと
そのことに私も申し訳ない気持ちになりました。

とはいえ、返品できるというので婆1号に集荷にくる業者と日にちを伝えて、
新しい振込用紙がきたらコンビニで支払うように伝えて一件落着。

かと、思ったら翌日、続きの電話がありました。

朝、仕事を始めたころ、前日のフリーダイヤルから電話があったので出てみると、
今度はカスタマーセンターの男性がフルネームを名乗りました。

なぜフルネーム? (。´・ω・)?

ちょっと気持ち悪いな、と思いながら、「昨日の件でしょうか?」というと、
「集荷の際、段ボールに入れてもらわないと業者が集荷できないので、
 段ボールを用意して入れてもらますか?」という内容でした。
「実家に届いた段ボールはすぐ捨ててしまい、手元に段ボールがないので
 送ってもらえないでしょうか?」と答えると、
「お待ちください」と暫く保留音の後、
「わかりました、段ボールを送りますのでそれに入れて業者に渡してください」
というやりとりで電話を切りました。

これで終わり、、と思ったら、その1時間後、再び電話がありました。
同じ男性、またもやフルネームを名乗っていました。

だからなんでフルネーム?

私と同じような年代の方なので管理職の方なのかなと思っていると、
「段ボールのご用意が難しいので、未使用の分はどうぞお使いください」
少々投げやりな感じだったので、
私を「メンドクサイヤツ」認定したのかも、と思いながら、
「母本人は、注文していない商品を沢山初回に送ってくるような対応に
 不信感があって、開封したものも使わずそのままにしているので
 返品したいとお願いしているのですが」と答えてみると、
「今回不信感を与えたことは申し訳ありませんが、これ以上やりとりするのも
 手間がかかりますのでご返送いただかなくて結構です。
 使っていただいていいなと思っていただけれるかもしれませんので、
  お手に取って使ってみていただきたいんです」と言われました。

だから、もう使いたくないって本人が言ってるんだって。( 一一)

仕事中の電話で不毛感だけが増していき、向こうもこれ以上話したくないのかも
と思って、不本意ですが、ここでやり取りをやめた方がいいなと思いました。
「そうですか、本人には返品しなくていいと伝えますが、
 使いたくないということであれば申し訳ありませんが廃棄させていただきますので
 ご了承ください。長らく多々ご対応いただきありがとうございました。」

こちらから会話を〆ようとしたら、
「あ、そうですか、あの、お差支えなければ娘さんのお名前、下のお名前を
 教えていただけないでしょうか?」と慌ててフルネームおじさんが言ったので
「△▼(婆1号)の代理で娘、ということでよいのではないでしょうか。
 連絡用に携帯番号をお伝えしましたが、今回の受電対応の記録には代理と
 書いてください、よろしくお願いします。」
食い下がられましたが断りました。

カスタマーセンターで褒められる機会があったとしても数えられるほど、
殆どがクレーム対応で日々大変だと思うと申し訳なかったのですが、
母(婆1号)が困っていたら助けて守るのは自分の役目だと思って、
今回このような対応をしました。
こういう販売方法で情弱のお年寄りにたくさん売りつけるようなやり方をさせる、
企業の姿勢を疑ってしまいますが、婆1号本人もテレビで見たからといって
すぐ買うのはやめる、買いたいものがあったら相談するから、と言ってくれたので
今後はもうこういうことがないと願いたい、今回のテレビ通販問題でありました。


 

タグ:珍事
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日本橋「まえ田」でたら白子 [呑んだり食べたり(割烹)]

年末に滑り込むように日本橋のまえ田さんで呑みました。
IMG_1661.JPG最初にビールで乾杯♪
IMG_1662.JPGこちの薄造り
まえ田さんに来ると鰹を注文しがちなのですが、たまには違うものと思って
注文してみたら、コリコリっとした食感のこち、とても美味しかったです。
IMG_1665.JPGしいたけ焼き
椎茸がよく見えないビジュアルですが、オクラも一緒に焼いてあって
ぱらっとかけられた鰹節に醤油を垂らすとこれは絶対日本酒の肴です。
IMG_1666.JPGというわけで本日のおすすめ
IMG_1668.JPGIMG_1669.JPG
佐賀県のお酒、生原酒なので度数高めですが、超辛口と謳うだけあって、
かなりきりっとした飲み口のお酒でした。美味。
IMG_1670.JPGたら白子焼き
冬になると食べたい白子、焼きでお願いしましたが、昆布の上で焼いてあるので、
昆布の旨味が白子にも沁みていてめちゃウマでした。(^-^)
IMG_1671.JPG深谷ネギの豚バラ巻
いつもカリッと焼いてあるのでそれを想像して注文したのですが、
今回はなぜか煮てあって味濃いめで想像と違う形の料理になっていたのがちょっと残念。
IMG_1673.JPG〆にアスパラと
IMG_1676.JPG六十餘洲
年末らしく忘年会の団体さんが2階で賑やかな店内でしたが、
1階カウンターはまあまあ静かでいつものようにゆったり落ち着いて食べて呑んで
楽しめたまえ田さんでありました。




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映画「ミラベルと魔法だらけの家」を観る [映画(ま行)]

この映画も最近、国際線の機内で観た作品です。
ミラベルと魔法だらけの家 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

ミラベルと魔法だらけの家 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/02/18
  • メディア: Blu-ray
あらすじは映画.comさんより。


コロンビアの奥地にたたずむ、魔法に包まれた不思議な家。
そこに暮らすマドリガル家の子どもたちは、ひとりひとりが異なるユニークな
「魔法の才能(ギフト)」を家から与えられていた。
しかし、そのうちの1人、ミラベルにだけは、何の力も与えられていなかった。
力を持たずとも家族の一員として幸せな生活を過ごしていたミラベル。
ある時、彼らの住む魔法の家が危険にさらされていることを知った彼女は、
家族を救うために立ち上がることを決意する。


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音楽はディズニーらしく楽しくて素晴らしいんだけどなあ。。。。。

後半までずっと引っかかってしまったのが、家父長制度の家、
ミラベルだけ魔法が使えず疎外されている感じ、何かしようとすれば、
余計なことはするなと煙たがられる、、という状況だったことでした。

まあ、そういう状況がベースであっての映画なので仕方ないのかもしれませんし、
フィクションだから、といえばまあそうなのですが、ミラベルだけが不憫で。( 一一)

そんなミラベルが一家の危機を救うので、さすがミラベル!と言いたいところですが
それまでの展開の長さに集中しづらい機内という条件もありながら、
最後まで観ようかどうしようか途中で迷ってしまうような感じの映画でした。

魔法一家が絆を取り戻すために活躍するのが魔法が使えないミラベル、
一家のメンバーが魔法を失っていくことに恐怖を感じる場面には、
誰しも出来ることが出来なくなれば焦るし不安になるし怖くなるしなあ、
そんなところには共感できたのですが、一家がまとまってめでたし、となった、
かと思ったら、その後魔法が復活するっていうのはなぜ?なぜなぜ?
魔法使えなくなっていいじゃないの?と、スッキリ感がモヤモヤ感に戻って
観終わるというなんだか予想外の映画でした。

リメンバー・ミー MovieNEX アウターケース付き [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

リメンバー・ミー MovieNEX アウターケース付き [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: Blu-ray
この作品のように、おばあちゃんとの触れあいにじんわり、みたいな展開を
期待してしまった自分も悪かったのかなあ。

自分が話に入り込めなかったという己の問題もありますが、
ディズニー作品に「こうあってほしい」という希望と先入観を持ちすぎた、
その結果が家父長制度へのモヤモヤと展開のモヤモヤにつながってしまった感ありの、
「ミラベルと魔法だらけの家」でありました。



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品川「あきた美彩館」できりたんぽ鍋 [呑んだり食べたり(郷土料理&お鍋)]

寒い時は鍋、ということで、きりたんぽ鍋を食べに行きました。
いつもはアラカルトでいただいているお店ですが忘年会シーズンで
コース予約必須とのことでしたのできりたんぽ鍋コースに
アラカルトで一品注文しました。
(ねんのため食べログです)https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13110528/
IMG_1646.JPG最初は田沢湖ビールのアルトで乾杯♪
IMG_1644.JPG先付け
じゅんさい酢の物、はたはた寿司、いぶりがっこ、と秋田らしいお料理と
IMG_1645.JPGギバサ&海鮮
これも美味しいのですが、納豆入りが食べたくて、
IMG_1647.JPGばくだんも注文
ぎばさのネバネバに好物納豆のネバネバの相乗効果が堪らないお料理です。
IMG_1648.JPGIMG_1649.JPG
IMG_1650.JPGIMG_1651.JPG
今回訪れてびっくりしたのが紙のメニューがなくなっていて、
注文はタブレットで行う方法に変わっていたことでした。
最近、タブレットやスマホ(でQRコード読み込み)で注文、多いですね。
日本酒については、徳利にするか蛇の目の利き猪口にするか選べるのが
親切だとは思いましたが、最初、注文するのに難儀した中年です。(^^;
IMG_1652.JPGハタハタフライ
これもコースのお料理ですが、焼くのと揚げるのでは雰囲気ががらっと変わります。IMG_1653.JPGIMG_1654.JPG
きりたんぽの具材(せりは根っこも提供されます)に両関。
IMG_1655.JPGぐつぐつ
比内地鶏の出汁にきのこなどから美味しい出汁が出ているので、
きりたんぽにも旨味がたっぷりしみこんで美味しくいただけました。
IMG_1658.JPGだまこもち
以前書いたかもしれませんが、横手出身の先輩がだまこもちの方がポピュラー、
といっていたのを思い出します。
きりたんぽよりぎゅっと固められているので食べ応えがあって美味。

忘年会シーズンだったのでグループでの来店客が多くて賑やかでしたが、
美味しい秋田料理と秋田のお酒が呑めて大満足のあきた美彩館でありました。




タグ:品川
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映画「魔法にかけられて2」を観る [映画(ま行)]

記事にするのはおそらく来年の春ごろになると思いますが(堂々と後手宣言です(笑))
久しぶりに国際線でちょっとだけ海の外に足を伸ばした際に機内で観た作品です。
魔法に.jpg
あらすじは映画.comさんより。

アニメーションの美しいおとぎの国アンダレーシアから現代のマンハッタンへと
追放され、離婚弁護士のロバートと結ばれたジゼルは、ロバートの娘のモーガンと3人、
ニューヨーク郊外の町モンロービルで新たな暮らしをスタートさせるが、
新生活はトラブル続き。
意を決して魔法の力を借りることにしたが、うっかり町全体をアンダレーシアのような
おとぎ話の国に変えてしまい、事態はますます悪い方向へ。
魔法によって一見するときらびやかになった町には、不穏な空気が漂いはじめて……。


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続編があるのを知りませんでした。
なぜならDisyney+のみでの配信(映画館公開無し)だったため、
まったく気づいていなかったのですが、映画館で公開してもよさそうな、
そんな作品でした。

(前作も公開から大分経ってみたのを思い出した)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2013-01-02-3

前作はおとぎの国から大都会NYにやってきたジゼルの姿を面白く楽しく描いていた
作品で笑ってほろっとして楽しめたのですが、続編で同じことをやる訳にはいかないので、
今回はNYから郊外のモンローヴィルに引っ越して起きる珍騒動、の中で、
思春期でコミュニケーションが難しいロバートの娘モーガンとの関係を築いていく、
血のつながりのない親子が互いを信じ合うようになれてめでたし、という感じで
観終わりました。

子育ても含めて現実世界での暮らしに色々不満を持つジゼルが、
娘ソフィアの誕生祝いにもらった魔法の杖でかつて住んでいた
(おとぎの国)アンダレーシアのような世界になることを願うと、
最初は、現実世界にアンダレーシアのようなファンタジーが入ってきて
(台所でのシーンは美女と野獣とかファンタジアを想起させます)
おぉぉ、、と観ていたものの、そのうち、願いをかけたジゼル本人が、
モーガンとの関係も良好に過ごせるようになってよかった、と思っていると、
街にある大きな時計の鐘が鳴った途端、意地の悪い母親に変身する、という
まさかの展開になってしまう。。

あれ、なんでそうなっちゃうの?と見ながら私も不思議な気分でしたし、
主役のジゼルも困惑してしまうのですが、モーガンにとってジゼルは義理の母、
鐘が鳴ると、ジゼルが願ったおとぎの国、その中に出てくる意地悪継母に変身、
という展開とわかり、さすがディズニー、と納得しつつ、ディズニーの映画なので
そこはもううまくまとめてめでたしになるはず、と思っていたら、魔法の杖のお陰で
モーガンとジゼルが血のつながりを持つ親子同様の絆を築いて終わりました。
(想像していながらきちんと落ち着きどころがあって安堵しました)

今回、引っ越し先のモンローヴィルの街を牛耳っている(ように見える)、
マルヴィナ・モンロー(おとぎの国では意地悪そうな女王様に変身)を
演じていた俳優のマーヤ・ルドルフ、どこかで見たような記憶が、、、と
思い出したのが、

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン [Blu-ray]

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2013/06/05
  • メディア: Blu-ray
お下劣だけどどこか共感もしてしまったこの映画の中で、
結婚式を挙げる新婦の役で出ていた方でした。

かなり癖の強い雰囲気を醸し出している方なので
(上のポスターで冠被っている女性)ジゼルとの戦いの場面も
かなり見ごたえがありましたが、こういう悪役のキャスティングも
話に入り込めるかどうか、大事な要素だなあと思いました。

アンダレーシアからやってきてジゼルに魔法の杖を渡すナンシーを演じていたのは
前作同様イディーナ・メンゼルですが、前作では歌う場面があったか記憶なく、
今作ではさすがアナ雪のエルサ!という歌唱力を披露していて大満足。
(前髪おろしている髪型はちょっと違和感ありましたが(^-^;)

ジゼルを演じていたエイミー・アダムズは前作から15年経っているのもあって
ちょっと年取っちゃったなあ、という感じがなくはなかったのですが、
相変わらずの歌唱力とおとぎの国の感覚と意地悪な継母の演じ分けも含めて、
また、ディズニーらしくリスや鳥などのアニメーションとコラボする姿も
楽しく観られました。

前作ほどのインパクトがないような気もしたのですが(続編は難しいですよね)
安定のディズニーの雰囲気と、エイミー・アダムズやイディーナ・メンゼルの
素晴らしい歌を堪能できて個人的には満足の「魔法にかけられて2」でありました。








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木場「阿Q飯店」で満足セット [呑んだり食べたり(町の中華屋さん)]

東西線沿線の駅というのは知っていながら下車したのは人生初めて。
呑み友から「満足セット」を食べに行こうと誘われて阿Q飯店さんに行きました。
IMG_1606.JPGIMG_1609.JPG
(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13033011/
木場駅の出口からすぐなので迷うことなくたどり着けました。
IMG_1607.JPG満足セット
幹事さんが最初3人で予約しようとしたところ、もっと人数多い方が、
とお店の方に言われたらしく、とはいえ1人増えただけで4人でいただきます。
参加人数に関係なく料理の選択は2種類ということらしいので、
4人で2種類というのはちょっと寂しいかな。
(3人なら3種類、4人なら4種類としてくれた方が個人的には嬉しい)
これに餃子が一人3個、あんかけ焼きそばがついてきます。
飲みものは3人の場合、紹興酒1本にビール2本という説明でしたが、
4人で行っても紹興酒1本にビール2本、それ以外は追加料金だったので、
結果的には満足したのかどうか微妙なでした。(と先に書いておきます(^^;)

お店に早めに着いたのですが、既に2人到着していたので、
IMG_1608.JPGセット外でレモンサワー
を呑んでいたところで残り1人も到着したので満足セットをスタート。  
IMG_1610.JPG瓶ビール2本
4人なので2本あっと言う間です。(笑) 
IMG_1611.JPGサービスの搾菜
お料理は、長老が豚肉と白菜の辛味煮込みときくらげの玉子炒めを注文。IMG_1612.JPGきくらげの玉子炒め
美味しかったのですが、4人で食べるにはそれほど量が多くないような感じでした。
 
IMG_1615.JPGセットの紹興酒
IMG_1616.JPG餃子
かなり大ぶりな餃子で生姜が効いていたので美味しくいただけました。
IMG_1618.JPG豚肉と白菜の辛味煮込み 
見た目よりも意外と辛いのでお酒が進んで、
IMG_1620.JPG紹興酒ボトルをお代わりし、
お料理もなんとなく足りないような気がして追加注文。 
IMG_1621.JPGイカの高菜炒め 
これがもうしょっぱくて。(´;ω;`)
高菜に塩分があるところに塩気を足したような感じで、ご飯にのせてもしょっぱそうな、
高血圧の私と長老(イカ好き)には、食べたいけれどしょっぱくて食べられない、
という感じでした。残念。

IMG_1622.JPG結局もう1本追加して 
IMG_1623.JPGあんかけ焼きそば
豚肉と白菜の辛味煮込みと材料がかなりかぶっていた感じだったので、
既視感のあるビジュアルでしたがこちらか辛味なし、でした。

結果的にはお会計はセットの倍になってしまったので、
(セットで紹興酒が要らないならレモンサワー3倍というので
 別料金だったらボトルで1500円くらいかなと思ったのにお会計高め)
最近よくある晩酌セットのような感じで1セット頼んで他にアラカルトにした方が
いいのかな(このお店には晩酌セットがあるのか不明)と思ったのですが、
人数が多いと種類も色々食べられるのがメリットなので、前菜とか冷菜も選べて
呑み放題でもうちょっと値段を高くしてくれた方がいいかな、なんて思ってしまった
阿Q飯店さんでありました。残念。



タグ:木場
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映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観る [映画(か行)]

ゲゲゲの鬼太郎は小さい頃に観ていましたが、
その後にシリーズ化が進んでいったのは知っているのですが、
画風におどろおどろしい雰囲気がなくなっていったような気がして
ずっと見ないまま現在に至っておりました。
が、今回タイトルを見て気になって映画館に観に行きました。
ゲゲゲ.jpg
あらすじは映画.comさんより。

昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、
行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。
その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。
血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、
鬼太郎の父と出会う。
当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、
村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。
それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
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私の知らないゲゲゲワールドを見せてもらった気持ちになりました。
104分(PG12)、本当にあっという間。


今作は、水木しげる先生の生誕100周年記念作品だそうで、
2018〜20年に放送されたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースに、
シリーズの原点である目玉おやじの過去と鬼太郎誕生にまつわる物語を描いた
長編アニメーションとのこと。

(改めてゲゲゲの鬼太郎についてwikiを読んでみました)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%B2%E3%82%B2%E3%81%AE%E9%AC%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E


私が観ていたのは、第1シリーズ (1968年1月3日 - 1969年3月30日 全65回 )と、
第2シリーズ (1971年10月7日 - 1972年9月28日 全45回)のおそらく再放送で、
自分の記憶に刷り込まれている主題歌といえば熊倉一雄さんのこれ。


おばけの学校、意外といいかもしれないと本気で思っている時期がありました。(笑)

という、もう半世紀くらい前の記憶しかないので、その後ゲゲゲの鬼太郎がどうなって
いったのかも知らずに今回観て、やはり画質の良さとおどろおどろしさのマイルドさには
最初だけ置いていかれそうになりましたが、そこはなんとかついていけました。

戦後の日本、自分の出世のために弔事を利用して哭倉村に向かう水木、
彼が勤める血液銀行に並ぶ売血希望の人たちの姿を観ると、
婆1号が若い頃勤めていた製薬会社でも売血が行われていた話を思い出します。
五木寛之だったかの小説でも、お金を稼ぐために造血剤をのんで血を売る人がいた、
というのを読んだことがありますが、そういうことが映画の冒頭の場面に出て、
そういう時代だったんだなあと思い出しながら観ていたのですが、
龍賀家を訪ねてからの一族のどろどろを観ていると、
犬神家の一族 角川映画 THE BEST [DVD]

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/01/29
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スケキヨが出てくるのでは!とあり得ないことを考えてしまう自分がおりました。
お金のある一族でのもめ事は犬神家以外でもあるんですね。(笑)

と、犬神家の一族のテーマ曲が脳裏に流れそうになったものの、
鬼太郎のお父さん(まだ人の姿)が出てきて、どうなるんだろうと思って
観ていたらぐいぐい引き込まれていきました。
戦争で辛い思いをした水木が、今度は、日本経済発展の競争の中で勝ち抜いて
いこうとする姿、龍賀一族の秘密を握って出世する、という思いが全面に出ていた
のが、鬼太郎の父との出逢い、そこから知る鬼太郎父の願いと龍賀一族の野望、
水木も自分の野心よりも鬼太郎父の思いに共感して共に戦う姿に目頭が熱く
なってしまいました。

水木しげる先生ご自身の戦争体験も、今作の中の水木に込められているように
思ったのと、鬼太郎父は幽霊族ですが、家族の愛は人間と変わらないと思うと、
その後、苦難の末に生まれた鬼太郎の姿を改めて(過去作品含めて)見直して
みたいな、という気持になった「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」でありました。


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浅草「もつ焼き のんき」でボール [呑んだり食べたり(焼き鳥/もつ焼き)]

「のんき」というと堀切菖蒲園のお店か綾瀬(足立区)のイメージでしたが、
観光客で盛り上がる浅草にもお店があると知り行ってみました。
IMG_1553.JPG都営浅草線の出口からすぐ
昔の勤め先の時は浅草にくるとこのあたりは通っていたのですが
(この通りにあったしゃぶしゃぶ「四万六千日」でよく宴会もしました)
現在浅草に来るときは東武線を使っていてこのあたりに近づかず、
久しぶりにきてみたら、ずいぶんと景色が変わっていてびっくりしました。
(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13268717/
最近、堀切菖蒲店の本店に隊長と行った時の呑み記事を書きましたが、
(下町のもつ焼きやさん)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-12-06-1
浅草店は店構えが新しそうで最近できたのかなという雰囲気でした。
IMG_1564.JPGIMG_1563.JPGIMG_1555.JPG
入口入ってすぐ屋台風のつくりと店舗があると思しき場所が描かれた提灯。
IMG_1554.JPG最近こういう札をよく見ますね
予約した幹事さんが「恥ずかしい」といってすぐ札を下げていました。(笑)
IMG_1557.JPGIMG_1560.JPG
しろたれ、もつ煮込、ハイボールが三大名物なのは知っていましたが、
このお店にはパテドカンパーニュやリエットなどのフランス風のメニューも
あって、そのあたりの裁量はお店に任されているのかもしれませんね。 
IMG_1562.JPG千葉県民が喜ぶメニュー(ですが今回注文せず) 
IMG_1558.JPGというわけで
IMG_1567.JPGのんきボールで乾杯♪ 
IMG_1566.JPGIMG_1568.JPG
お通しのキャベツ(堀切の本店では出てこない)、タン刺し 
IMG_1570.JPGIMG_1573.JPG
ポテトサラダ(上にひき肉のようなものがのっているのが本店と違ってました)、
厚揚げ(揚げたて熱々、外かりかりで美味) 
IMG_1571.JPGIMG_1576.JPG
しろたれ&かしら、これは堀切の本店と変わらぬうまさ。 
IMG_1575.JPGはんぺんチーズ
はさむだけでなく外側にも惜しまずチーズ、というのが中年たちにはヘビーでした。  
IMG_1577.JPGIMG_1578.JPG
シャリキンがあったので注文しましたがセットで600円越え。(笑) 
IMG_1579.JPGでも美味しいのでOK 
IMG_1581.JPG他の参加者はボールの大 
と、盛り上がったように見えるかもしれませんが、店内大音響でBGM、
更に、テーブルを詰めて並べてあるので後ろに座る40代くらいの4人組が
宴もたけなわ状態で大声で喋って大笑いする、の繰り返し、
BGMは音量下げていただけますか?とスタッフさんにお願いしましたが、
音量下がった感じもしなかったので対応していただけなかったぽくて、
その大音響とお酒が入った状態で大声になる後ろのお客さんたち。。
隣の人とはかろうじて話せてもその向こうに入る人と全く会話にならず、
と、幹事(参加者の中で最年少)が次には入れそうな店を探しますと
外に出て近くのお店を予約してくれたのでお会計、と思ったら、
追加注文の品が怒涛の勢いで運ばれてきたので、私たちも怒涛の勢いで
食べました。(笑)
IMG_1582.JPGIMG_1583.JPGIMG_1584.JPG
ブロッコリのナムル(もやしの方が好き)、もつ煮、ハムカツに続いて
IMG_1585.JPGしろたれお代わり
お料理は本店と同じく美味しいし、スタッフさんの対応も悪くはない、のですが、
とにかくBGMがうるさすぎて(本店は静か)後ろのお客さんもうるさすぎて
もつ焼きを食べるならやっぱり本店なのかなあと思ったのんきさんでありました。


(その次に行ったお店)
IMG_1586.JPGIMG_1587.JPGIMG_1588.JPG 
(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13229687/
調べてみたら「駒形どじょう」が運営するお店のようです。
IMG_1591.JPG生ビールで乾杯して
IMG_1593.JPG単価は若干高め 
IMG_1595.JPGIMG_1596.JPGワインに大根唐揚げ
IMG_1597.JPGIMG_1598.JPG味噌チーズに銀杏
フロアスタッフが少ないみたいで注文するのにも時間がかかったので、
1軒目で食べまくってきた客(私たち)には都合がよかったというか、
ビールの後はワイン1本(5人で)におつまみで2時間近く滞在できました。
ちなみみ店内はBGMなく、お客さんの話声だけでしたが静かでした。(笑)
お料理は味濃いめで(お酒を進ませるため?(笑))塩分が気になる年頃には
若干きついかなという感じですが悪くはなかったかなという印象でした。
IMG_1599.JPG店内にぶら下がる杉玉を観ながら退店 
IMG_1601.JPG吾妻橋付近で観た東京スカイツリー(この日は緑)
 




タグ:浅草
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映画「春の画 SHUNGA」を観る [映画(は行)]

注:18禁です!

内野聖陽さん主演の映画「春画先生」を観ようと思っていたものの、
観ないうちにずるずると時間が経ってしまった、と思ったら、
他にも春画を扱った映画が同じシネスイッチ銀座で上映されているのを知り、
こちらの作品を観に行ってしまいました。
shunga.jpg
内容は映画.comさんより。

江戸時代に隆盛を極め、明治時代に禁じられた「春画」の美の世界に迫るドキュメンタリー。


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この映画を観てから春画展に行きたかった。。。。

7年前、京都旅行の際に、細見美術館で開催されていた春画展を観に行ったのが
春画の実物を初めて観た時だったのですが、

(メチャクチャ混んでいた細見美術館)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2016-03-30-4

知識も殆どなくて、ただ、明治時代以降は猥褻画として取り締まられるようになった
とはいえ、実物はモノがデフォルメされているのもちょっとおかしかったりして
単なるエロいものでもないように思えました。

世界的に春画が改めて注目されたのが2013年に大英博物館で開催された春画展、
そこから2015年に永青文庫、2016年に細見美術館でも開催されたので
私も観る機会をいただいたのですが、春画について学ぶ、という点で
非常に興味深い映画でした。

デンマークの肉筆春画コレクター(世界的に有名な方らしいです)が
日本画の春画が芸術品として素晴らしいのは、有名な画家が春画を描いていたこと、
西洋画では有名な画家が春画を描いていない、という説明をされていて、
ああそういう考え方があるのかあ、と冒頭で腹落ちしてから鑑賞していたので
その後、スクリーンに写される(大写し)春画の数々を観て今まで以上に興味を
もてるようになりました。

映画の初めの方で、鳥居清長の「袖の巻」を復刻させた高橋工房さんの様子が映り、
ああこうやって春画は作られるのか(いわゆる浮世絵なので知ってはいますが)
彫師の方の繊細な彫刻刀捌きや刷師の方のバレン捌きなどを観た後に、
復刻した作品を観てその緻密な作業から生まれる素晴らしさを感じられました。

(18歳以上の方だけ観てね)https://takahashi-kobo.com/sode_no_maki/

その後、春画の歴史や特徴などを様々な方々が登場して語る中
(横尾忠則も出ていてびっくり)
個人的に共感したのは、Twitterでもフォローさせていただいている
「春画ール」さん(https://twitter.com/tuyashun)の、
「攻めも受けも男女平等」という言葉でした。

まだ若い女性の表情と結婚した中年の女性の表情の違いについての説明、
武士の娘が嫁ぐときの嫁入り道具の中に春画が入っていたという話、
(子作り書としての意味で持たせていたそうです。。)
鈴木春信から葛飾北斎、歌川国麿、歌川国芳、歌川国貞などなど、
私でも名前を知る画家による春画が紹介されて、
冒頭のデンマーク人コレクターの言葉とあわせて芸術と言われる理由が
分かるような気がしました。

春画の本などは庶民に貸本として読まれていたそうですが
(どれにしようか選ぶのは女性というのが江戸時代はおおらかですね)
松平家が発注した春画になると着物の柄の描き方が緻密で光る素材を別に
のせてみたり(今の印刷だとスポットコーティングみたいな感じ)
浮世絵全盛期の頃は、卓越した技術の彫師と刷師によって素晴らしい作品が
沢山誕生した(毛の繊細で細かく描かれている様子には本当にビックリ)、
その後、世相が悪くなっていく中で、描かれる内容も変化していき、
怖かったり奇想なものだったり(幽霊も出てきておどろおどろしい)、
そして明治に入ってからは猥褻なものとして取り締まられ、ひっそり作られて
いたものの、時代の変化に伴って実際の人間の裸を写真で撮るようになっていく、
時の流れを経て(150年くらい?)、現在、またその価値が認められるように
なってこういう映画を観ることができたことは感慨深いものがありました。

中盤で、葛飾北斎の「蛸と海女」がアニメ―ションでも描かれるところで、
森山未來と吉田羊がナレーションしているのがクスっと笑えてしまい、
春画から思い浮かべる想像力、こんな楽しみ方もあるんだと目からウロコでした。

映画の最後に京都の北野天満宮の蚤の市の風景が映し出されるのですが、
そこで販売されていたのが春画の本。(庶民向けで作者は当然不明)
売っているおじちゃんが、江戸時代に作られたこういう本が
何重にも折りたたまれていてぼろになった状態でも今の時代まで残っているのって
すごいよね、といったようなことを仰るのですが、庶民から身分の高い人まで、
手に取っていた絵なのだなあ、と改めて感じ、春画についてもっと知りたい、
春画に書かれている文章の字体(くずし字)が読めるようになればもっときっと
春画が楽しくなるだろうと、思った「春の画 SHUNGA」でありました。

で、映画記事はここで終わるのですが、
この後、上映館のシネスイッチ銀座さんが映画館横にオープンしたギャラリ―で
ミニ春画展を鑑賞しました。

(予約制です)https://artsticker.app/events/16073?utm_source=art_event&utm_medium&utm_campaign=web

2013年大英博物館で開催された春画展のスポンサーで2015年に永青文庫の春画展でも
中心的な役割を果たしされた浦上蒼穹堂代表の浦上満さんが監修した展示会で、
葛飾北斎「喜能会之故真通」“蛸と海女”から、喜多川歌麿、勝川春潮、歌川国芳、
歌川国貞など豪華浮世絵師の作品など江戸時代の春画約50点を観ることができる
ミニ春画展とはいえかなり内容の濃い展示でした。

(撮影OKだった歌川国芳の作品)
IMG_1643.JPG拡大しないでくださいね。(笑)



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