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京都旅行記2022Ⅱ~京セラ美術館で「アンディ・ウォーホル・キョウト展」④~ [日本の旅(京都)]

今回で書き終えますが、キャンベルスープ缶を経てウォーホルがつくっていった作品の
展示に続きます。



【第4章】儚さと永遠
新聞の派手な見出しからハリウッドの憧れのスターまで、日常生活に作品の題材を求めて
いたウォーホルは、1960年代以降、自身を取り巻く、その当時注目を集めた独創的な人々を
描いていきます。
子供の頃からハリウッドスターに憧れていたウォーホルは、1962年、マリリン・モンローや
エルヴィス・プレスリー、エリザベス・テイラーといった有名人を題材とする一大肖像画
シリーズの制作を始めました。
その後10年も経たないうちに、ウォーホル自身が有名人となり、著名な俳優、アーティスト、
ミュージシャン、作家、モデル、裕福なパトロンに囲まれるようになりました。
彼らのほとんどがウォーホルの映画制作や肖像画を通して記憶され永遠の存在となりました。
ウォーホルはまた、ポップ・アーティストの代表的存在となり、フランク・ステラや
ロイ・リキテンスタイン、ドナルド・ジャッドなどといったアーティストとともに
アメリカ美術界における確固たる地位を確立しました。
2022-10-09_14-43-46_000.jpeg2022-10-09_14-43-58_000.jpeg
エルビス・プレスリーやジャクリーン・ケネディの肖像画に続いて、
2022-10-09_14-44-29_000.jpeg岸田今日子や仲谷昇
インタビューの映像でしたが、久しぶりに観た岸田さん、あの独特の話し方を
思い出しました。
2022-10-09_14-45-38_000.jpeg2022-10-09_14-46-27_000.jpeg
2022-10-09_14-47-19_000.jpeg迷彩柄の自由の女神やパンダは撮影していたのに
なぜか、日本初公開のマリリンモンローは撮影しなかったようです。(:_;)

【最終章】光と影 
最終章では、ウォーホルの複雑な生涯をめぐる諸相を探ります。
名声と悪評によって、ウォーホルの存在は謎に包まれるようになりました。
ウォーホル自身、矛盾に満ちた人物として、生と死、公と私、神聖な文化と世俗的な
文化といった、相反する主題と対峙していました。
本章では、死と闇に焦点を当て、自殺、自動車事故、事故現場を写した雑誌や新聞の
画像を使った「死と惨事」シリーズを取り上げます。また、「最後の晩餐」シリーズと
いった晩年の作品を通して、謎めいたスターであり、ビザンティン・カトリックの
信者であったウォーホルの複雑な一面を明らかにしていきます。

2022-10-09_14-48-54_000.jpeg交通事故の場面
2022-10-09_14-54-07_000.jpeg最後の晩餐2022-10-09_14-54-38_000.jpeg2022-10-09_14-54-49_000.jpeg
電気椅子やどくろなど、死の恐怖を感じたウォーホル(熱狂的なファンに刺された後)、
若いころから晩年(といっても今の私と同じくらいの年の頃)まで、
彼の人生の流れとともに変わっていく作風を分かりやすい展示で観ることができて
京都にこのタイミングにこられてラッキーだったな、と思いました。

若い頃に知ったアンディ・ウォーホルのお陰で美術館にも時折足を運ぶようになって
(それより早く知ったパウル・クレーの影響もありますが)
ポップ・アート以外の時代のアートにも触れるようになりましたが、
様々な角度や視点から見るアートの楽しさを今回も感じることができました。
大満足です。(^-^)

この後、グッズを少し買ってからバスで四条烏丸のホテルに戻りましたが、
休みの日でものすごい渋滞(紅葉の頃はもっとすごいんでしょうね)で、
通常なら20分くらいで帰れそうな距離が倍近くかかりました。
(時間があったのと電車に乗り換えが面倒でそのままバスに乗っていました)
相鉄フレッサイン 京都四条烏丸

相鉄フレッサイン 京都四条烏丸

  • 場所: 京都府京都市下京区綾小路通烏丸西入童侍者町160
  • 特色: 【全室禁煙】四条駅・烏丸駅から徒歩2分!抜群の立地と至便の交通アクセスで京都の拠点に最適!
ホテルに着いたら2階のフロントでチェックインしましたが、
スタッフの方はいるもののチェックイン自体は自動チェックインで行いました。
(コロナ禍で普及している非接触というやつですね)
年配のおばちゃんだからなのか、非接触といいながらスタッフの方が傍でつきっきり、
大丈夫ですよ、と言ったのですが、チェックインが完了してカードキーが出てくるまで
ずっと付き添ってくださいました。

2022-10-09_16-01-56_000.jpeg相鉄系なのでこんな装飾もありました
2022-10-09_16-02-49_000.jpegそうにゃん
相鉄の広報担当だそうですが、結構目立つところに座っていました。(=^・^=)
2022-10-09_16-09-18_000.jpegスーペリアダブル
普通のダブルの部屋を予約したのですが、チェックイン中「アップグレードしました」
という表示が出て、部屋に入ったら写真で観ていた部屋より広めでした。
ただ、引き出しや棚がないので連泊する人には不便かな。洋服おけないし。
(あと、セキュリティボックスがないのも少々不安でした)
2022-10-09_16-09-34_000.jpegお仕事もできるデスク付き
ソファとかあったらゆったりできるのですが、ビジネス向けのホテルなのか、
くつろぐより仕事ができるスペース重視ってことなのかもしれませんね。
2022-10-09_16-09-57_000.jpeg2022-10-09_16-09-53_000.jpeg外の景色はこんなもんですね
2022-10-09_16-10-21_000.jpeg2022-10-09_16-15-00_000.jpeg延長コードにゆったりとした浴槽
6泊するにはほどよい空間です。

この後、荷ほどきしてごろごろしてくつろいで暫くいびきをかいてうたた寝して、
お店を予約した時間が近づいてきましたので、夜の部に出かけます♪


(つづく)




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京都旅行記2022Ⅱ~京セラ美術館で「アンディ・ウォーホル・キョウト展」③~ [日本の旅(京都)]

引っ張って書いていますが、あと2回くらい続きます。
(章ごとに分けて書いた方が自分が分かりやすいので)

第1章、第2章と進んできて第3章までやってまいりました。

【第3章】『ポップ・アーティスト』ウォーホルの誕生
ポップ・アート旋風が全米に吹き荒れる中、ウォーホルはこの新しい動きのリーダー的
存在となります。アメリカの美術館はこぞってポップがテーマの展覧会を開催し、
ウォーホルはどの展覧会にも登場し、1963年にはマンハッタンの東47丁目231番地に
新しいスタジオを構えます。
銀色に装飾されたこのスペースは、制作の場であると同時に仲間たちの溜まり場であり、
いみじくも「ファクトリー」と命名されました。
翌1964年、ステイブル・ギャラリーでのウォーホルの個展の開幕後にお披露目された
ファクトリーは、たちまちポップの震源地となっていきます。
当時のシルクスクリーン印刷によるウォーホルのキャンバス画や版画作品は、
「機械生産」されたように見え、消費社会の日常や社会的事件が描かれ、
マスメディアの影響力を認知していたウォーホルは、自作に鑑賞者の注意を引き寄せるべく
同じ手法を用いました。
ウォーホルの創作活動は、その後も何十年とファッション、音楽、映画、出版など、
他のクリエイティブな産業と結びつき、海外の観客にもアピールしていき、
1970年代から80年代にかけて注文制作による肖像画の受注は引きも切らず、
企業との連携によるプロジェクトの需要も大きいものでした。

2022-10-09_14-34-37_000.jpeg2022-10-09_14-36-44_000.jpeg2022-10-09_14-37-15_000.jpeg2022-10-09_14-37-25_000.jpeg
このポートレートにウォーホルの言葉が書いてあったのですが、

「金は金。
 汗を出して手に入れたか楽に入った金かどうでもいい。
 使うときは同じだ。」

悪銭身に付かず、と真逆な感じの言葉、こういうところもウォーホルらしいのかも
しれませんね。(私自身は頑張って得たお金は大事に使う庶民です)
2022-10-09_14-37-36_000.jpeg2022-10-09_14-37-53_000.jpeg
久しぶりに直に観るキャンベルスープ缶、迫力あります。
2022-10-09_14-37-49_000.jpeg2022-10-09_14-38-24_000.jpeg2022-10-09_14-38-35_000.jpegスープ缶の向かいには肖像画
2022-10-09_14-38-38_000.jpeg2022-10-09_14-38-45_000.jpeg2022-10-09_14-39-21_000.jpeg2022-10-09_14-39-31_000.jpeg
王子に教授アレサにスタローン、そして毛沢東。
2022-10-09_14-40-22_000.jpegウォーホルのファッション
ウィッグを被っていたんですよね。
(最初にウォーホルを知った頃は白髪のおじいさんだと思っていました)
2022-10-09_14-41-04_000.jpeg2022-10-09_14-42-19_000.jpeg
「銀の雲」という映像やバルーンで装飾された作品を観て、
2022-10-09_14-43-05_000.jpeg肖像画制作のために撮られた写真
(個人的には久しぶりに観たグレース・ジョーンズのお姿がツボでした)

ファクトリーで様々な人(キース・へリングとも交流あったんですよね)と
交流し、ポップ・アートの作品を作り出していったウォーホル、
これだけの作品を観るとやはりテンションが上がります。(^-^)
この後は、晩年のウォーホルの展示に続きます。


(つづく)



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京都旅行記2022Ⅱ~京セラ美術館で「アンディ・ウォーホル・キョウト展」②~ [日本の旅(京都)]

ウォーホルの商業イラストを見た後は、京都とウォーホルです。

【第2章】ウォーホルと日本そして京都
ウォーホルの長年にわたる日本への関心やその始まりをたどります。

1956年、ウォーホルは世界一周旅行に出発しますが、この贅沢な企ては彼にとって
初めての海外体験であり、おそらく仕事は無関係の唯一の海外旅行。
いわば純粋な休暇であり、若きウォーホルはこの旅行をスケッチブックに記録し、
旅のパートナーであるチャールズ・リザンビーは、観光名所、とりわけ京都のシーンを
写真に収めています。
ここに並ぶのは京都と東京訪問に由来するドローイングや写真、地図や思い出の品々。
ウォーホルはその後1974年にも日本を訪れ、その豊かな文化に影響を受けました。
日本からの依頼で制作された生け花をモチーフとする作品群では、
1950年代に初来日した
頃に用いた古典的な手彩色の手法を応用しています。
2022-10-09_14-27-22_000.jpegジェームズ・ディーン
日本の映画館で観て描いた作品だそうです。
漢字の形に興味を持って描いたのかな、なんて想像しながら鑑賞しました。
2022-10-09_14-27-29_000.jpeg2022-10-09_14-28-06_000.jpeg
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を引用して描かれた「波」という作品。
浮世絵に影響を受けた海外のアーティストは多いのですが、ウォーホルも
こういう作品に影響を受けて作品を描いていたのは今回初めて知りました。
2022-10-09_14-28-29_000.jpeg「エンパイア」
これは世界一周旅行とは関係ない作品ですが、固定カメラでエンパイア・ステート・ビルを
6時間撮影したものを展示会では50分に凝縮(抜粋)して展示されていました。
撮影翌年の1965年に公開されたときはスローモーションで投影したので上映時間が8時間強、
こんなところも型破りでウォーホルらしいのかもしれませんね。
撮影当時「エンパイア・ステート・ビルは、スターなんだ!」と叫んだというエピソードも
説明に書いてありましたが、NYでこのビルが一番美しく存在感があると私も思います。
2022-10-09_14-29-00_000.jpeg1956年の日本旅行でのスケジュール
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6月21日(木)朝8:45にJAL603で羽田空港に到着後、帝国ホテルへ移動
6月22日(金)東京観光
6月23日(土)日光に移動し観光(中禅寺湖、華厳の滝含む)
6月24日(日)東京に戻る
6月25日(月)京都へ移動し(7時間)都ホテルに宿泊
6月26日(火)京都観光
6月27日(水)奈良まで足をのばし、京都に戻る
6月28日(木)京都から熱海に移動(5時間)熱海の旅館(和風のホテル)に宿泊
6月29日(金)箱根湖、十国峠まで足をのばす
6月30日(土)東京に戻る
7月  1日(日)鎌倉まで足をのばす
7月  2日(月)羽田に移動し、3日午前1時に香港行PAA1に乗る
7月  3日(火)朝8:45香港着
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この旅程表は来日前に作成されたもので、ウォーホルと同行したリザンビーが
この旅程表通りに行動していたわけではないそうです。
実際6月24日の消印で母ジュリアに京都から手紙を送っているため、
日光をスキップしてすぐ京都に行った可能性もあるみたいですね。
京都まで7時間(まだ新幹線がなかった頃だから)、とか、
次の渡航先の香港へは今は亡きパンナムで移動、時代を感じます。
2022-10-09_14-29-31_000.jpeg皇居前で記念撮影
2022-10-09_14-29-43_000.jpeg2022-10-09_14-29-58_000.jpeg
清水寺と山鉾巡業、その場のスケッチではなく、日本を離れてから描いた作品です。
(日本滞在の1か月後くらいの日付が書いてある)
2022-10-09_14-30-08_000.jpeg2022-10-09_14-30-24_000.jpeg
2022-10-09_14-30-45_000.jpegJALのコースターやリーフレットなど
ウォーホル自身、こういう思い出を大事にとっておく性格だったそうで、
これらを保存していたタイムカプセルという名前の箱が600もあったというエピソードに
私自身も色々なチケットや旅の思い出をずっと持っていたのをここ数年だ殆ど捨てて
しまったことを(断捨離)若干後悔してしまいました。
2022-10-09_14-30-29_000.jpeg2022-10-09_14-30-33_000.jpeg
舞妓さんの絵もウォーホルが描くと和の中にポップな感じがします。
2022-10-09_14-31-20_000.jpeg京都でウォーホルが訪れた場所の紹介
都ホテルに宿泊し、平安神宮、清水寺、北野天満宮、三十三間堂、桂離宮、龍安寺、
京都御所、山中商会京都支店、流響院(旧織宝苑)を訪れたと書いてありましたが、
山中商会?と思ったら、特設サイトのニュースで理由が分かりました。
https://www.andywarholkyoto.jp/news/?category=column&id=544911

戦前からニューヨークにも支店があった古美術商をウォーホルが訪れ
屏風6点を73,000円で購入したと書かれた手紙がタイムカプセルに残されていた、
というのを観て、京都の美しさに触れながら日本の古美術もたくさん購入されて
本当に楽しまれていたんだろうな、と京都をめぐるウォーホルの姿を想像しました。
2022-10-09_14-31-45_000.jpeg京都を満喫中のウォーホル
2022-10-09_14-32-56_000.jpeg徹子!
これは1974年に来日されたときのものだそうですが、
徹子さんとウォーホルが会っていたとはびっくりです。
2022-10-09_14-33-04_000.jpeg生け花
第2章の説明にもあったとおり、1974年に来日した時の作品ですね。
2022-10-09_14-33-57_000.jpeg2022-10-09_14-34-05_000.jpeg
初来日の際の舞妓さんと比べると彩色も淡く静かな感じ。
私自身は生け花の心得はないのですが、生け花も芸術でウォーホル自身も
刺激を受けたのでしょうね。

ここまででもかなりの見ごたえのある展示でしたが、
この後は、私がウォーホルを初めて見たポップアートの時代に進みます。


(つづく)






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京都旅行記2022Ⅱ~京セラ美術館で「アンディ・ウォーホル・キョウト展」①~ [日本の旅(京都)]

どしゃ降りの中歩いて到着したのが、京セラ美術館。

2022-10-09_13-50-42_000.jpeg正面から撮らずこんな角度からのみ撮影
旅行の計画を立てるときに旅先の美術館や博物館で何か面白そうなところがあるか
調べるのですが、今回は大好きなアンディ・ウォーホルの展示があるというので
事前にネットで予約しました。

(特設サイト)https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20220917-20230212

ちなみに巡回展ではなく、日本では京都のみでの開催です。

予約した時刻の30分前についてしまったのでスタッフの方に聞いてみたのですが、
混雑しているのでお時間までお待ちくださいと言われました。
確かに人気ありますし(若い人が物凄く多いのが印象的でした)
休日だったので予約枠いっぱいだったのでしょうね。
とはいえ、実際は間の10分くらい前から並んで入れたので待ったのは20分くらい。
東京の美術館のように事前に行列させることもなく、ちょっと前に並んだら
デジタルチケットの予約時刻だけチェックしてすぐ入れてくれるのが好印象でした。2022-10-09_13-55-34_000.jpegマリリン~
(マリリン、日本初公開の作品だそうです)
2022-10-09_14-03-49_000.jpeg展示エリアへ歩く途中で見えた景色
今回、フラッシュ無しであれば撮影可だったので殆どの作品を撮影しました。
(こんな機会、滅多にありませんから!)
2022-10-09_14-22-52_000.jpeg

アンディ・ウォーホルといえばキャンベルのスープ缶で知った私ですが、
今回の展示会のタイトルにもなっている京都とウォーホル、については良く知らず、
どういう作品があるのかな、という興味がありました。

(とりあえずwikiも)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%AB

最近、美術館でこういう展示を見るときは、画家の人生の流れとともにどう画風が変わって
いくのか、というのを観るのが楽しいと思えるようになったので、ウォーホールについても
キャンベルスープ缶より前、からキャンベルスープ缶を経て晩年までの変化をこの展示会で
感じることができました。

【第1章】ピッツバーグからポップ前夜のニューヨークへ
1950年代から60年代にかけて時代の寵児として活躍した商業イラストレーター時代の
ウォーホルの紹介。
アメリカのペンシルヴァニア州ピッツバーグで生まれ育ったアンドリュー・ウォーホラは、
地元のカーネギー工科大学(現在はカーネギーメロン大学)で絵画デザインを学び、
1949年に卒業後すぐニューヨークへ。アンディ・ウォーホルとして自己変身を遂げ、
出版や広告業界で働くクリエイティブな才能に溢れた性的少数者のエリートの間で
頂点を極めていきます。
当時のウォーホルのイラストに特徴的なスタイルは、単純な版画にも似た
「プロテッド・ライン(にじみ線)」であり、同じ絵柄をもとに色づけや装飾を変える
ことで複数のバージョンを生み出しました。
これらの軽妙洒脱なイラストは、『グラマー』誌や『ハーパーズ・バザー』誌の誌面を
飾り、自動車メーカーのキャデラックI・ミラー.・シューズ社の広告に使われました。
また、この章では、商業イラストの珍しい例として、金箔や銀箔を用いた初期の作品も
紹介しています。美術品における金銀の使用は何世紀にも及んでいますが、少年時代に
通った東方カトリック教会の宗教画や、1956年の世界一周旅行で訪れたアジア諸国の
美術にも影響されたのかもしれません。
(上記含め今後の章の内容は展示会に掲示されていたものです)
2022-10-09_14-23-56_000.jpeg2022-10-09_14-24-29_000.jpeg
(上右の「孔雀」は日本初公開)
2022-10-09_14-24-46_000.jpeg2022-10-09_14-24-53_000.jpeg
2022-10-09_14-25-44_000.jpeg2022-10-09_14-26-07_000.jpeg
ウォーホルは生涯を通じてイメージの反復を実験的に試みていたそうですが、
軽快なスタンプ模様の多くは、鳥や星、果物、花などの自然から着想していたとのこと。
スタンプを押すことで手描きのイラストに質感や動きが加わり遊び心の要素も生まれ、
上右の"I LOVE YOU SO"のドローイングには赤いハート模様の反復とウォーホルの
母ジュリアによるレタリングが見られます。
当時の作品にある文字のほとんどは母の手によるものだったと説明がありました。
2022-10-09_14-26-34_000.jpeg2022-10-09_14-26-36_000.jpegにゃぁ
2022-10-09_14-26-48_000.jpeg
ウォーホルの猫の絵は知っていましたが、この時代のウォーホル作品は
温かい雰囲気やウォーホルのアイデアを感じるものの、やはりどこか商業的な
イメージを感じるイラストだと思いました。(実際商業イラストですし)

ニューヨークにやってきたウォーホルの作品を観た後は、
世界一周旅行で来日し、京都を訪れたウォーホールに関する展示に続きます。

(つづく)



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京都旅行記2022Ⅱ~京乃四季でランチ編~ [日本の旅(京都)]

いつものように油長さんで伏見のお酒を美味しくいただいた後はランチタイム、
中書島駅から電車でこの後移動するため中書島駅方面に向かいます。
2022-10-09_11-45-21_000.jpeg餃子の冨士
2度入ったことがありますが、お店を営むご夫婦がご高齢だからなのか、
今回お店の前を通った時はシャッターが閉まっていました。
2022-10-09_11-47-24_000.jpegお祭りの雰囲気を楽しみながら左折

2022-10-09_11-47-31_000.jpeg以前カレーを食べたお店を過ぎたところで
2022-10-09_11-48-04_000.jpeg飲酒運転はダメダメ
ハロウィン仕様みたいですがちょっとシュールでした。
2022-10-09_11-48-52_000.jpeg2022-10-09_11-50-06_000.jpeg龍馬通りを進んで
2022-10-09_11-51-07_000.jpeg川を渡ってもうちょっとで中書島駅
2022-10-09_11-53-21_000.jpeg揚子江さんに到着
以前YouTubeで観て美味しそうだったので行ってみたのですが、
1階のカウンター席は満席、2階にも座敷席があるみたいですが、
地元の常連さんで賑わっている中に入っていくほどの気合と勇気なく、
来た道を戻ってどこか入れるお店はないかと探していると、
2022-10-09_12-37-04_000.jpeg2022-10-09_12-37-11_000.jpeg2022-10-09_12-37-22_000.jpeg
お登勢さんの写真が飾ってあるお蕎麦屋さんがあったので入りました。

(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260601/26027744/

12時を過ぎたころだったので店内はかなり混んでいましたが、
カウンターにどうぞと言われて着席しました。
2022-10-09_12-00-23_000.jpeg2022-10-09_12-00-41_000.jpeg
2022-10-09_12-01-06_000.jpeg場所柄&手打ちだからかな
って感じのお値段でした。
2022-10-09_12-07-02_000.jpegさすがにお酒はもう呑まないです。(笑)
きのこと小柱の天ざるを注文すると、150円増しで二八から十割に変更できますよ、
と言われたのですが、二八の方が好きなので断りました。
2022-10-09_12-08-54_000.jpegざるそばとごはん、でもよかったかなぁ。
2022-10-09_12-01-26_000.jpeg2022-10-09_12-08-33_000.jpeg柿 秋ですねぇ
後から頼んだ人の天ぷらそばが運ばれた後数分後に私の注文がきました。  2022-10-09_12-14-06_000.jpegきのこと小柱の天ざる
2022-10-09_12-14-20_000.jpeg手打ちでのど越しよいお蕎麦2022-10-09_12-14-28_000.jpeg小柱が一個だけ(:_;)
なんだろう、この楊枝にささっているの、ぱくっと食べたら小柱でした。
この1個だけだったので(好きなものは最後までとっておく性格です)
ああ最初に食べちゃった、、、自分に残念な気持になってしまいました。
勝手にきのこと小柱のかき揚げを想像していたのでお皿の8割がきのこ、という天ぷら、
それで1500円かぁ、、、京都だしなぁ、、そんな気持ちになりましたが、
お祭り当日で地元の方行くようなお店は軒並みお休みだった中では妥当ですね。
食べ終わった後は、再び中書島駅に向かいます。
2022-10-09_12-45-16_000.jpegセリーヌと順子を見ていたら
2022-10-09_12-45-28_000.jpeg花魁と舞妓のコスプレのお嬢さん方
花魁姿、若い方には映えるんでしょうかね。
2022-10-09_12-47-46_000.jpegゆうちょですか
びっくりしました、ミュージックビデオがあって。。
女の賞味期限が切れて、とか、あいつを見返してやるために貯金とか、
今の私にはなんだか沁みる歌です。(笑)
2022-10-09_12-50-23_000.jpeg2022-10-09_12-57-00_000.jpeg2022-10-09_12-57-30_000.jpeg
中書島駅で坂本龍馬と立ち食いそば店を確認してから乗車して三条で下車、
2022-10-09_13-21-18_000.jpeg篠田屋さんの前から市バスで平安神宮に向かうと、
平安神宮付近で大きなイベントがあるのでバスは岡崎公園に行きません、と言われ
手前の神宮道で下車してどしゃ降りの中、歩いて平安神宮に向かいます。
2022-10-09_13-45-54_000.jpegと、ここが目的地ではなく、
2022-10-09_13-50-42_000.jpeg京セラ美術館が目的地。
2022-10-09_13-55-34_000.jpeg
アンディ・ウォーホールの世界を楽しみます!


(つづく)



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京都旅行記2022Ⅱ~吟醸酒房油長で昼酒編~ [日本の旅(京都)]

無事京都に着いたらお楽しみの前に荷物をホテルに預けます。
相鉄フレッサイン 京都四条烏丸

相鉄フレッサイン 京都四条烏丸

  • 場所: 京都府京都市下京区綾小路通烏丸西入童侍者町160
  • 特色: 【全室禁煙】四条駅・烏丸駅から徒歩2分!抜群の立地と至便の交通アクセスで京都の拠点に最適!
今回はこことフライトを組み合わせてツアーを予約しました。
四条烏丸エリアで四条駅かの出口から数分で着く、SUINA室町の裏手という、
(エレベータのある1番出口からも5分かからない)
アクセスの良さ、ダブルのお部屋に朝ごはんをつけてもお手頃だったのが選んだ理由です。2022-10-09_10-18-42_000.jpeg和風な入口
2022-10-09_10-22-33_000.jpeg入口横は老舗の奈良漬店
2022-10-09_10-18-47_000.jpeg2022-10-09_10-18-51_000.jpeg奥に進みます
途中にキックボードが停めてありました。
宿泊者は借りられるのかもしれませんが自分が乗ることはないだろう、と
特にホテルにも聞かないままでした。
2022-10-09_10-21-34_000.jpegエレベータ前の装飾
紅葉した葉っぱ(造花)に殻付きの栗、粽、ウサギさんのてぬぐいみたいなもの。
秋のイメージで飾られているんですね。
真っ赤に色づいた紅葉には1か月くらい早かったので、この偽物葉っぱで私なりに
秋を感じました。
2階のフロントへエレベータで上がって荷物を預けたら、心置きなく飲めます。
いつものように四条から地下鉄に乗って竹田で降りてから近鉄を待っていると、
2022-10-09_10-41-21_000.jpegヤマザキデイリーストアが消えている!!
IMG_7407.JPG在りし日のヤマザキデイリーストア
この時は台風の影響で閉まっていた
最近は関東でもホーム上の売店がどんどん消えていっていますが、
そんな中で竹田駅のお店を定点観測していましたが、時の流れなのでしょうね。
(必要なものは駅前のコンビニで買ってね、てことなのかと思います)
飲み物とスナック類は自販機で販売されていましたが、やはり寂しい。
と、大事な何かを失ったような気持ちで近鉄に乗って桃山御陵駅前で下車し、
大手筋商店街に向かっていると、
2022-10-09_10-57-34_000.jpegえ、なにこれ。
お祭りみたいな雰囲気がトラックに乗って移動していました。
2022-10-09_10-58-54_000.jpeg2022-10-09_10-59-18_000.jpeg商店街も祭りっぽい
2022-10-09_11-01-26_000.jpeg中塚家具さんを確認し
2022-10-09_11-04-17_000.jpeg到着~
2022-10-09_11-24-12_000.jpeg秋限定は呑みたいよね~
2022-10-09_11-25-39_000.jpeg2022-10-09_11-06-48_000.jpeg
2022-10-09_10-43-41_000.png油長さんのTwitterより
いつも事前にTwitterでおススメをチェックしてからお店に行くのですが、
(そしてそれを店主さんに伝えてチェックしているアピールをする私(笑))
2022-10-09_11-08-58_000.jpeg呑みたかった〜
店主さん、覚えていてくれているみたいで最初からグラス(利き猪口でない)
で注いでくれました。たまにしかいかないけれどなんだか嬉しい。(笑)
2022-10-09_11-09-29_000.jpeg伏見のお酒揃い踏み    
富翁さんのひやおろし、英勲さんの無圧ひやおろしと、      
京都の酒米、祝米で醸した純米吟醸を半年間マイナス2度で貯蔵した限定酒。
どれもおいしいのですが、富翁のひやおろしが一番きりっとして好みでした。
といっても本当にいつも伏見のお酒はどれも美味しくいただけます。(^^)
店主さんに商店街の手前でトラックにのったお祭りぽい雰囲気のものを見た話をしたら、
線路を挟んで反対側にある御香宮のお祭りが3年ぶりに開催されたものの、
お神輿は担がず(結構ダイナミックなお祭りらしいです)トラックで運ぶことで
開催に至ったらしいです。
毎年お神輿を担いでいる方々にしてみると物足りないお祭りになってしまうかも、
というお話でした。
(神輿を担げないのにまつり開催ってなんだよ、って人が多いでしょうね。)2022-10-09_11-15-56_000.jpegあ、安田美沙子だ
伏見のお酒イベントがちょうど錦市場で開催されていた頃でしたが、
10月1日の日本酒の日に会場に安田美沙子さんがいらっしゃったそうで、
京都出身だからイベントキャラクターなんだろうけどどこだろう?と調べたら
宇治市でした。伏見じゃないじゃん。(^-^;

これまで油長さんでは呑むだけでしたが今回は自宅に送ろうと、呑んだ3種類、と、
以前呑んで面白かったワイン樽で醸したBONITA(赤ラベルがなく青ラベル)を自宅に
発送してもらうように手続きしました。

うっかりスタンプカードを持参し忘れてしまい、今回で10個目のスタンプだったのが
悔やまれて仕方ないのですが、次回(来年3月ごろかな)に行ったときには、
10個目のスタンプを押してもらってコンプリートの達成感を味わいながら、
油長さんとの絆も深めたい(勝手に一人でそう願っている)そんな気持ちで
今回も楽しめた油長さんでのぐびぐびでありました。

この後は、お昼をいただいて予約したある場所へ向かいます。


(つづく)

タグ:京都 英勲 富翁
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京都旅行記2022Ⅱ~出発編〜 [日本の旅(京都)]

いつも後手後手なのが常態化している私のブログですが(笑)、
呑み記事や映画記事などのストックがないので今月初めの京都旅行記をアップします。
お陰でやっと記事がリアルタイムに近づいてきたような気がしますが、
コロナ前ほど外呑みしていないのかな、なんて思います。(その分、家呑み増加)

会社からもらった季節休暇で毎年遅めの夏休み旅行に出かけていますが、
本当は9月に京都に行こうと予約していたのが春に骨折してしまい、
9月は無理だろう、と1ヶ月ずらして10月に予約をとりなおしました。
その頃はさすがにリハビリを卒業しているだろう、と思っていたのですが、
リハビリ、まだ続いています。多分冬頃まで続きそう。意外と長い道のりです。(;_;)
とはいえ、リハビリもだいぶ前進しているので、まだ不具合はあるものの、
スーツケースは引いて歩けそうだからと決行しました。

旅行の写真を整理しながら記事をアップするので大変そうですが、
季節感がずれる前に(といっても書き終わる頃には紅葉がきれいな時期になっている)
記事をアップするという珍事(笑)、しばらくお付き合いください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
出発する1週間前、腰をひねって軽めのぎっくり腰になってしまい、
このままでは旅行も危ういと、中山式のコルセットで固定して過ごすこと1週間、
なんとか旅に出られそうな状態に整いました。(筋肉つけないといけないなと反省)
出発前日、実家で呑みすぎて二日酔いぽく(毎回こんなパターンですね(笑))
寝不足のまま朝3時半に起床、二度寝しそうだったので無理やり起きて
支度してスーツケースに荷物をつめてごみ捨てして、家をでました。
いつものように松戸から高速バスに乗って
1朝焼けを見ていたら、
25時45分に羽田空港到着
前回の沖縄旅行のように空港に7時間滞在するというアホなことはせず、
朝の飛行機で伊丹空港に移動しますが、それでも出発まで1時間半あります。(笑)
バスは南ウィングに到着するのでそこから北ウィングに移動しJGCカウンターで荷物を預け、
(紙の搭乗券はご入用ですか?と毎度聞かれるのは私が年配だからなんでしょうか)
保安検査場を通ってBLUE SKYで朝ごはんを探していると、
3
羽田空港にまさかの銚子電鉄ぬれ煎餅
最近、都内のNEW DAYSなどでも見かけるようになりましたが、
まさか飛行機に乗る前にも買えるとは思わず三度見してしまいました。
(いつもオンラインショップでまとめ買いしているのでここでは買わなかったのですが
 今思い返すとここで買って販売実績を作っておけばよかったと後悔しています。。。)
4
北ウィングのラウンジは空いていました
5いただきます
6だしがきいているやまやのおむすび 
冷たくても結構いけます。でも、地雷也が食べたかったなあ。(最近売ってません)
二日酔いで空港にたどり着いたのにビールサーバーを見ると呑みたくなるもので、
ついついサッポロ黒ラベルを注いでいる自分がおりました。ダメな酒呑みですね。
少しずつ混んできたラウンジ内、フェイスシールドしながらビールを呑むおじさん、
2人できて大声で話しているおばさん、様々です。
7出発準備中のA350を眺め
8せっかくきたのでキノコと格闘し(ピクミンブルームです)
9遠くにぼんやり見えていた富士山が
10.jpeg見えてきました!
11.pngこの日のお供はZZ Top テンション上げ上げです
12.jpegスカイマークを見たところでゲートにむかいます
13.jpegといっても幹線なのですぐ近く
搭乗開始まで5分くらいありましたが、左にグループ1(超上級会員)、
右にグループ2(私のような平JGC会員)が既に列を成していたので
私もつられてそのまま右側に並びました。
と、おばあちゃんが私にくっついて並んできて。
年配のおばちゃん(私)が並んでいるからつられてきちゃったんだろうなあ。
と思っていたら、スタッフの方がやってきて、グループ3はもうちょっと後でお呼び
しますから座ってお待ち下さいね、とベンチに案内していました。
以前(エメラルド、サファイアといった案内)より搭乗順番がわかりやすくなったかな、
と思うのですが、搭乗前から並んでいるのが自分が分類されているグループなのか、
それとも違うグループなのか、わからないとこういうことも起きてしまうんでしょうね。
子供連れ2組が搭乗した後、グループ1、続いて2の搭乗が始まり、後方の席に着席。
一列後ろにはラウンジで近くに座っていた一眼レフカメラおじさんが座っていました。
ラウンジでも望遠レンズをつけてパシャパシャ撮影していたので、富士山が見える側(K)に
座っているから私みたいに富士山を撮影するのかな、と思っていたら、私以上に熱心に
高級カメラでパシャパシャ撮影していました。
一列前には若いお姉さん(隣に彼氏)、手鏡を見ながらアイメイクを仕上げていました。
14.jpeg乗っている飛行機
15.jpegA350 です
那覇便でもこの機材でしたが通常B737(通路1本)ばかり乗っていたのが、
急に大きな飛行機になると(通路2本あるし)その広さに気後れしますね。
16.jpeg17.jpeg三沢!
機内誌に紹介されていた青森県の三沢。
以前、復路便を三沢にして行ってみたものの、
18.jpeg休館日だった航空科学館
ここが開いているときにもう一度訪れてみたいですね。
新しい機材で国内線でもモニター付き、ビデオやデジタル書籍が見られるので、
19.jpegこんな漫画を開いてみたら
想像していた以上にページ数が多くて早々に諦めてトップページに戻そうとすると、
どこを押して戻してよいのか分からず、ずっとこの表紙が私の目の前にありました。
26.png機中で聴いていたのはパスカルズ
(水平飛行になって機内Wi-Fiが使えるようになってからでないと聴けないのは難点)
定刻にもドアが閉まらず、コックピットで整備士が最終確認中、とアナウンスがあり、
定刻の5分後にドアが閉まったのですが、5分でも何度も謝るので定時運行って大変、
と思ってしまいました。
ドアが閉まってプッシュバックした後、滑走路に向かっていると、
20.jpeg縄文ジェットが近くにいました。
(プッシュバック後のお手振りは反対側だったので見られず(:_;))
離陸前に爆睡してしまったのですが、起きたところで、

21.jpegあ、富士山!22.jpeg
23.jpeg24.jpeg
冠雪している富士山の方が「富士山!」と興奮しがちですが、
こうやってきれいに見えるといいことありそう、という気持になります。
(って今回の旅行、珍事もあったのですが(笑))
離陸から30分くらいでやっとコーヒーをもらったかと思ったら、
着陸態勢に入るからとその数分後にカップの回収にやってきたCAさん、
猫舌なのに必死でコーヒーを飲んでカップをCAさんに渡しました。
大きな機材だと飲みもののくるタイミングが座っている列で大きく差が出るので、
後方席に座っているとこんな感じになるんですね。(飛行時間45分だし)
25.png伊丹まであっと言う間です
28.png着陸直前、さすがに陸地(ピクミンブルームです)29.jpeg30.jpeg3分遅れで伊丹空港到着
ゲートについて三段階降機(ファーストクラス、クラスJ、普通席)なので、
後方席はなかなか降りられないし、預けた荷物が出てくるまで時間がかかるし、
と思ってのんびり降りたら、バゲージクレームについて5分くらいで荷物が出てきて
私のスーツケースも早い段階で出てきました。伊丹空港からは高速バスで京都駅へ。
31.pngピクミン、高速を爆走中。
通常55分ですが、通常ルートが一部工事中で迂回するため70分と言われていたのが、
結果的には60分くらいで到着しました。
新幹線なら京都駅に着いたらすぐ行動できますが、飛行機はこういうところがちょっと不便。
32.jpeg曇天の京都駅
この後は、ホテルに荷物を置いていつもの場所に向かいます!

(つづく)


タグ:JL
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映画「SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー」を観る [映画(さ行)]

Amazonプライムで「間もなく見放題終了」に表示されていた映画というだけで
観てしまいました。
SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー [DVD]

SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

Sex Pistols のベーシストとして活躍し、薬物の過剰摂取で若くして亡くなった後も
パンクロックの伝説的な存在として圧倒的な人気を誇るシド・ヴィシャス。
そして彼の恋人で、不可解な死を遂げたナンシー・スパンゲン。
二人の幼少期、関係を終わらせることになった1978年にニューヨークにあるホテルで
起きた事件、いまだ完全に解明されていないナンシーの死にまつわる謎に迫る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
切ない。(:_;)

Sex Pistolsというと、


この曲や、ブルーマンの舞台で流れる"Anarchy in the U.K.”くらいしか知らず、
パンクブームの火付け役とはいえ、当時の私と言えば、
News of the World [12 inch Analog]

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  • アーティスト: Queen
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2015/10/02
  • メディア: LP Record
お小遣いで買った初めてのレコードがクイーンの「愛にすべてを」で、
パンクとは真逆の世界にいたので高校生くらいになって買ったananで
ロンドンのパンク(失業率が高かった頃のイギリス)について知った程度、
あとは、マネージャーだったマルコム・マクラーレンがその後、
Duck Rock

Duck Rock

  • アーティスト: Mclaren, Malcolm
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 1993/05/19
  • メディア: CD
”ダブルダッチ”という曲でヒットしていたという記憶くらいだったので、
今回の映画を観てもジャンキー沼に落ちていったカップルの話程度で
観始めたものの、才能があってこの先も期待されていたシド・ヴィシャスが
グルーピーからのし上がっていったナンシー・スパンゲンとの出会いによって
薬漬けになり、果てはナンシー殺しで収監され、出所した後、薬物過剰摂取で
21歳でこの世を去るという、ドラマチックすぎる人生、今回wikiで観たら、
21年という短い人生、非常に濃くて切なくて悲しいと思ってしまいました。
(Sex Pistols加入前はドラマーとしてスージー&ザ・バンシーズにいたという
 説明に個人的にびっくりしました)

ミュージシャンが薬物中毒、というのは他でも色々見ましたが、
AMY エイミー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2017/01/11
  • メディア: Blu-ray
時代が違うとはいえエイミー・ワインハウスと同じような、
とても優しくて真面目な人が周囲(恋人や配偶者)によって薬漬けにされ、
心身ぼろぼろになっていき最後には命を落とす、エイミー・ワインハウスの場合は
クズ夫が原因ですが、シド・ヴィシャスは恋人ナンシーとの出会いによって
その人生を短いものにしてしまったように見えました。
(長生きするだけがよいことではないとは思いますが、短すぎます)

様々な証言を元に2人の関係を炙り出すようなドキュメンタリー作品ですが、
当時交友のあった方々の年齢のとりかたをみると、ずいぶん昔のことだったんだな、
なんて思いつつ、
シド・アンド・ナンシー [DVD]

シド・アンド・ナンシー [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2017/08/25
  • メディア: DVD
未見のこの作品(ゲイリー・オールドマンが演じているんですよね)も
観てみようかなという気持になった、
「SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー」でありました。









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大手町「紀州山海料理 愚庵」で骨せんべい [呑んだり食べたり(割烹)]

久しぶりに丸ビルに行って、6階にある「愚庵」で呑みました。
IMG_9497.JPG
(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13219111/

和歌山旅行で訪れた老舗の日本料理店「銀平」の運営するお店です。
IMG_9501.JPGはい、かんぱい♪
千葉県に籠って在宅勤務の日々を過ごしておりますが、
久しぶりの都心、しかも丸ビルにきてテンション上がっております。(笑)
IMG_9498.JPGIMG_9499.JPG
普通の居酒屋よりは高いものの、銀平さん系列なのでお魚に期待してしまいます。 
IMG_9500.JPGみかん鶏?
南紀白浜のアドベンチャーワールドの後に立ち寄っている「とれとれの湯」では、
紀州うめ鶏が提供されていますが、紀州といえば梅、と、みかん、なので、
みかんを食べて育った鶏がいても不思議ではありませんね。
今回食べていませんが次回くることがあれば食べてみようかな。 
IMG_9503.JPGお通し
銀平さんでも数種類のおつまみが盛られたお通しですが、
愚庵さんも同様でした。
IMG_9504.JPG茶碗蒸し、胡麻豆腐、きのこのお浸し  
IMG_9505.JPGめはり寿司、ひめちのすり身揚げ
どれも美味しかったのですが、個人的にはひめちのすり身揚げが一番気に入りました。
(骨もすりつぶしてあるのか旨味たっぷり) 
おつくりと骨せんべいを注文したら、先に骨せんべいが運ばれてきたのですが、IMG_9506.JPG!!
私にとっての骨せんべいは鯵のイメージでしたが、
まさか太刀魚がとぐろ巻状態でかりっと揚げられているとは思いませんでした。
目の前で獰猛な表情を見せる太刀魚にいただきますと声かけしてからいただいた骨せんべい、
カリッカリで香ばしくてビールだけでなく日本酒にもよく合いました。
IMG_9508.JPG 
おつくり(写真は1人前)もなかなか豪快な盛付です。
和歌山らしく太刀魚が主役、という見た目、たくさんの氷も銀平さんらしい演出、
(本店の方がお刺身のボリュームより氷の方が多かったけれど)
IMG_9510.JPG素敵
きはだまぐろ、ぶり、かつお、すずき、真鯛、太刀魚、いか、
かなり厚みのある切り身なので食べ応えがあってお魚の旨味を楽しめます。 
IMG_9502.JPGとなれば日本酒
和歌山旅行の時、和歌山駅前の多田屋さんで呑んでいる車坂を、
とお願いしたら残念ながら品切れ、では、伯楽星をお願いします、と
宮城県のお酒を注文してしまいました。
IMG_9511.JPG久しぶりの伯楽星 美味 
IMG_9513.JPGきゅうり&金山寺味噌
和歌山といえば金山寺味噌、ということで注文しましたが、
もろもろした食感で少し甘めの金山寺味噌がきゅうりによく合います。 
IMG_9512.JPG呑んだことのない紀ノ酒を注文 
IMG_9516.JPGこういう色 好き
きりっとしてコクのある味わいのお酒、私の好みのタイプでしたが、
IMG_9517.JPG実直そうなイメージのラベル
和歌山というと黒牛、紀土みたいなイメージだったのですが、
他にも色々あって東京で呑めるというのも本店が和歌山のお店だからなんでしょうね。
IMG_9514.JPGクエの唐揚げ
クエってちゃんと食べたことがなかったのですが、ふぐのような身で
ふわっとしているんですね。 
IMG_9515.JPGカリカリの鱗も美味 
店内がかなり混んでいて注文しても時間がかかりそうだったので、
ここまでで〆ました。
IMG_9519.JPG頭は残しちゃった。
丸ビルという場所柄お値段はまあそれなりな感じではありましたが、
お料理の盛り付け方やお酒の品ぞろえなど、私にとっては居心地よく感じられて
美味しく楽しく食べて呑めた「愚庵」さんでありました。






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映画「こころの通訳者たち」を観る [映画(か行)]

5年前のオープンからたまに通っている田端のミニシアターChupkiさんが
製作に携わった映画(先行上映)をChupkiさんまで観に行きました。
こころの通訳者たち.jpg

(映画のホームページ)https://cocorono-movie.com/

あらすじはYahoo!映画さんより。

上映する全ての映画に音声ガイドと字幕を付ける、
日本で初めてのユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」。
代表の平塚千穂子氏のもとに、舞台手話通訳者の活動を記録した
『ようこそ 舞台手話通訳の世界へ』に目の不自由な人のための音声ガイドを
つけたいという相談が舞い込む。
集まった舞台手話通訳者や目の不自由な人たちが、音声ガイド作りのための
アイデアを出し合う。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

諦めず、妥協せずに作り上げていく姿、見習わないといけないな、と思いました。


短編ドキュメンタリー「ようこそ舞台手話通訳の世界へ」に音声ガイドを付ける、
というドキュメンタリー映画なのですが、聴覚障碍者のために舞台のセリフを
舞台手話通訳者3人が同じ舞台に立って手話通訳する、その手話通訳の部分を
今度は、視覚障碍者が聴く音声ガイドにする、という複雑な作業です。

舞台のセリフ⇒手話通訳⇒音声ガイドへ変換

もともとあったセリフを手話通訳にしてそれを音声ガイドにする、
一体どうなるんだろう、どうやって手話を音声ガイドで表現するんだろう、
皆目想像つかないまま観ていると、Chupkiの代表、平塚さんを中心に
何度も議論を繰り返しよりよりものを作っていこうとする過程で、
手話の奥深さを知ることになります。

舞台手話通訳を担当した3人(加藤さん、水野さん、高田さん)、
視覚障碍者で音声ガイドについてレビューする難波さん、石井さん、白井さん、
ナレーション担当の彩木さん、手話についてアドバイスする廣川さんなどなど、
通常の音声ガイドにはセリフにセリフをかぶせないことが鉄則であるのに、
今作では舞台で流れるセリフに舞台手話通訳者の訳している内容(言葉)を
ナレーションでかぶせていく、そこに平塚さんが舞台手話通訳者の動きを
合わせて伝えることで音声ガイドが完成するまで、
聴覚障碍者側の意見(手話の歴史なども交えて)、視覚障碍者の意見、
そこに平塚さんの意見を時にぶつけあいながら作り上げていく姿、
最後の完成した音声ガイド、エンドロールに流れる白井さんの歌、
(石井さんのラップも素晴らしかった)
観終わった後、場内から拍手が湧き上がる素晴らしい作品でした。

私自身、手話について知識がなさすぎたのですが、舞台手話通訳の場合、
セリフ全部を通訳するのではなく、肝となる言葉を手で通訳しながら、
あとは表情で表現するということ、実際、手話自体、顔の表現がとても大事だと
いうことを知りました。

一方、視覚障碍者は視覚の部分を聴覚、嗅覚などの感覚で補っていくこと、
成人してから視力を失った難波さん(失ってから合気道を学んでいる)、
突然視力を失った石井さん(風を感じながら海でぱどリングを楽しんだり)、
特に響いたのは、難波さんの言葉だったのですが、視力を失ったことで
出来なくなったことを嘆くのではなく、視力を失って入院していたベッドの上から、
何ができるようになったのか考えるようにした、という言葉でした。
私自身が骨折してできなくなったことが多く、まだできないというか元に戻らない
ことが多いのを鬱々思っていたところでこの言葉を聞いて、そうやって思えば
骨折した時よりもできることは増えているし、という心持になりました。
(でももっとリハビリ頑張らないといけないなという気にもなりました)

バリアフリーシアターとしてオープンしてから5年のChupkiさん、
今回の映画製作に関連してクラウドファンディングに参加しましたが、
鑑賞した日、帯広から映画を観に上京された視覚障碍者の男性が
映画に感激したとおっしゃっていたを間近に聞いて私も感激したのですが、
本当の意味でのバリアフリーの輪がどんどん大きくなっていく中で、
私も微力ながらでもサポートしていきたいと思ったChupkiさん、
自分と違う環境にいる方を理解するきっかけを与えていただいたことに感謝の
「こころの通訳者たち」でありました。

※都内では新宿のK'sシネマさんでも上映予定です。
 上映館がもっと増えていくことを願っています。(^-^)


















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