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山口旅行記2023~岩国へ移動編~ [日本の旅(中四国)]

無事、初めての山口県に降り立つことが出来たのですが、
ツアーを予約して1泊2日の予定を考えたとき、あまり深く考えずに、
空港から近くのときわ公園にいって夕方まで動物園等で適当に過ごそうとしていました。
が、私が行くちょっと前、最近の偏向報道で平成時代を勘違いしていたことに気づいた、
(地上波のテレビ局の忖度報道や新聞系などのディアの忖度報道が酷いと最近気づいた)
その勘違いの1人、某宮家のおじさんがこの公園を訪れていたのをテレビで見てしまって
すっかり行く気をなくしたこと、また、「山口県にいくなら広島県寄りだけど錦帯橋に
いってきたほうがいいよ」とsnorita姐が勧めてくれたので、岩国に行くことにしました。
(某宮家のことが分からない方、カピバラ、とかで検索したらすぐ分かりますです(^-^;
IMG_4698.JPG空港にいたふぐ
山口県といえば下関のふぐ、ですが、高い!というイメージが強く、
以前、下関と同じ漁場ながらフグがお手頃に食べられるという愛媛の八幡浜に行ったことを
思い出し再び行きたくなっております。。。
と、下関は九州寄りですが、今回は逆方向で広島寄りに移動します。
新山口駅行の高速バスはSuicaが使えて910円。
空港からの高速バスは高いイメージでしたが、お値段良心的です。


IMG_4700.JPG緑をたくさん見ること40分弱
IMG_4701.JPGIMG_4702.JPG新山口駅に到着
(写真上左はこの日泊まったFAST HOTEL)
IMG_4705.JPGIMG_4703.JPG
昔は、小郡駅という名前だったんですね。
wikiを観たら四半世紀前に商工会議所が駅名改称を提案したものの、
山口市と勘違いされると頓挫した後、その6年後の2003年、平成の大合併で
山口市と小郡市が合併したこと、新幹線ののぞみが停車することもあって、
新山口駅と改称されたそうです。
バス乗り場から在来線乗り場を通って新幹線改札口に向かうと、
IMG_4704.JPGやっぱりフグ(笑)
新幹線の切符を買い(旅先で有料特急に乗るのは避けたいが今回止む無し)
改札を通ったところの売店を見ると、
IMG_4708.JPG冷えたお酒。。。
獺祭も山口ですね。
むかーしは美味しいと呑んでいましたが、その後のこの会社の戦略などを観て
(紀伊国屋に行くとたくさん売ってますよね)、他にも美味しいお酒はあるか、
という気持になってしまいすっかり遠ざかっております。
と、乗車予定の新幹線の到着時間が近づいてきたのでホームへ。
IMG_4711.JPGかすみちゃん!
山口県のご出身なんですね。初めて知りました。。
IMG_4712.JPGIMG_4714.JPG
私が乗車するこだまは8両編成。
うち指定席が3両ですが、空いているはず、と自由席の一番端、8号車に乗ります。
IMG_4715.JPG駅員さん
体の不自由な方が降車されるのをサポートするため待機されていました。
IMG_4716.JPG九州方面の新幹線も入線
IMG_4719.JPGIMG_4720.JPG
やってきましたレールスター、普段みないカラーリングに興奮しながら
IMG_4722.JPG乗車します。
東海道新幹線より古めですがゆったりしたシートです。(^-^)
車内ではこの新幹線はこだま、のぞみ◎◎号ではありませんと何度もアナウンス、
間違って乗ると遠くに行く人は時間がかかって大変そうです。
のぞみの追い抜き(すごい風圧だった)を待った後出発し、
IMG_4724.JPGこのホテルはなに?IMG_4725.JPGUSA(笑)
山口県の中のUnited Stated of America、ですね。ツボにはまりました。(^-^)
IMG_4730.JPGコンビナートが見えてきました
徳山という駅の近くで見た気がするのですが周南コンビナート、かな。(自信なし)
こういうのを見ると製造業で経済成長した日本の歴史の一端が見えるような気がします。IMG_4731.JPGあっと言う間な感じで到着
IMG_4732.JPGこういう電車も乗ってみたい
(事前予習なしで知ったので宿題にします)
IMG_4733.JPG宇野千代先生!
山口県のご出身なのですね。岩国で宇野千代先生のお姿が見られるなんて嬉しい。

この後は、バスに乗って錦帯橋を目指します!

(つづく)


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山口旅行記2023~出発編②~ [日本の旅(中四国)]

だらだら書くクセでまだ飛行機に乗っていない出発編ですが、
今回で山口にちゃんと着きます。
IMG_4673.JPG搭乗開始
小さなお子さん連れやお手伝いの必要な方の事前改札がなかったので、
すんなり優先搭乗になって1台目のバスに乗ることができましたが、
バスの運転手さんが若い女性で、続々と乗ってくる乗客に「おはようございます!」と
元気に明るく挨拶してくれたのが印象的でした。
私も運転手さんに挨拶しましたが、こういう雰囲気はテンション上がりますね。(^-^)IMG_4674.JPG途中で観た光景

預けた荷物はバーコードのタグで管理されていますが、
バーコードで便ごとに振り分けてそれがこういうカートに積まれて飛行機へ、
ということなんですね。
私は日本でロストバゲージの経験はないのですが日本は正確に荷物を振り分けて
(ロンドンやフランクフルトの乗継時はひどいロストバゲージ経験がありますが)
ロストバゲージなども少なさそうだなと思いました。

と、バスに乗ったものの行けども行けどもなかなか沖どめ飛行機にたどり着かず、
南ウィングから北ウィング方面まで移動して、IMG_4680.JPG国際線機材たち
ボーディングブリッジから乗るとこういう光景は近くに見えませんね。
国際線もコロナ前に戻りつあるのかな、という雰囲気で嬉しくなりました。
IMG_4675.JPGIMG_4676.JPGやっと到着
IMG_4677.JPGIMG_4679.JPG乗りますIMG_4681.JPG雨でなければ沖どめも楽しいものです。IMG_4683.JPGトーイングカー
ドアが閉まって飛行機をプッシュバックする際に使う車ですが、
今回まじまじみたらコマツが製造している車でした。
コマツというと建設機械のイメージが強かったのですがこういうところでも
活躍しているのを知ってびっくりです。
IMG_4684.JPGやっぱり沖どめは楽しい!
IMG_4685.JPGB737と小ぶりの機材
IMG_4688.JPGクラスJの3人掛けの真ん中です
周りは金曜日の朝だったのでスーツ姿のサラリーマンが多めの印象でした。
IMG_4686.JPGいつものように機内誌を見ると
IMG_4687.JPG三菱のリージョナルジェットが!
導入予定の記載だったのがついに消えていました。。寂しい。。
3月の釧路の頃からマスクは任意ということだったので、マスク無しの方もそこそこいて
まあそうなんだよなあ、と思っていたら、隣にやってきたおばちゃんもノーマスク、
それ自体は別によいのですが、デニム生地を浴衣のように仕立てた和服風の装いで、
(ノーマスクで)ずっと隣でゲホゲホしていたので自分はマスクしていてよかった、
本気でそう思いました。(不織布マスクも全てシャットダウンできませんが(^-^;)
このおばちゃん、ちょっと挙動不審な感じで、除菌ティッシュで顔を拭いたかと思ったら、
続いて前の席のシートについているフック(洋服などをひっかける)をシートで拭いてから
シートポケットに入っているエチケット袋に入れていました。
除菌を気にするならマスクもしておいた方がよいかな、と思ったのですが、
飛行機に乗る人も十人十色なですね。
IMG_4689.JPG安全のお知らせを頭上モニターで確認
私が着席した後にやってきたバス2台分で搭乗終了のはずが、
荷物の積み込みに時間がかかっていてるため出発が遅れておりますとアナウンス、
ドアが閉まってからちょっと時間が経ってから滑走路に向かいました。
IMG_4690.JPGやっと離陸
IMG_4694.PNGこの日のお伴はサザンオールスターズ
私にしては珍しいかもしれませんが、今年の骨折の関係でこのバンドの音楽を
久しぶりに聞いたら懐かしくて機内でも聞いておりました。
IMG_4695.JPG熱々コーヒーをいただいて
機長様のご挨拶で定刻5分遅れで山口宇部空港に到着予定と聞いたのですが、
この後の予定がそんなにタイトではないのでちょっと遅れても大丈夫、と気分的には
結構余裕がありました。(笑)

隣のおばちゃんは機内前方まで行ってJAL保有機材の絵葉書をもらった、かと思うと、
スカイタイムをおかわりしてら飲んでいたり、と落ち着かない様子でしたが
飛行機が苦手なのかもしれないし思いながらの1時間20分の飛行時間、
無事山口宇部空港に着陸しました。
IMG_4696.JPGスターフライヤーが滑走路に向かっていきました
まだ乗ったことがないスターフライヤー、一度乗ってみたいですねぇ。。
前方に座っていたのでゲートに到着してほどなくして降機できたのであっという間。IMG_4697.JPG
エヴァンゲリオンとコラボしているようでこんなポスターが迎えてくれました。
って、エヴァンゲリオン、私、未見です。(ファンのみなさん、ごめんなさい)

この後は、空港からちょっと遠いのですが未踏の場所へ向かいます。

(つづく)

タグ:JL 山口
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山口旅行記2023~出発編①~ [日本の旅(中四国)]

骨折前の旅記事は先日の釧路旅行記で書き終えたのですが、
今回は骨折(今年)してからの旅記事す。

以前、京都の高山寺の御住職に「新緑の時期もおススメ」と言われたので
昨年5月に京都を訪れる予定が左上腕(肩のあたり)を骨折してキャンセル、
今年こそ、と5月下旬に京都のホテルを予約していく気満々だったのですが、
2年連続で骨折(左手首)してしまい、ダメか、いや手首だったら行けるかも、
今年は桜も開花が早くて新緑どうかとネット検索したら私が予約した時期は
もう新緑終わりごろ、みたいな感じで再びキャンセル。

でも、どこかに行きたい。。。
度重なる骨折で自分に自信がなくなっていたのもあって(結構凹みました)
遠出して自分に自信をつけたいというのも今回の旅の理由だったかもしれません。

で、JALのツアーで色々探してみたのですが、どこも高い。( ノД`)シクシク…

そんな中で、予算的に行けそう&行ったことのない場所、で、選びました。

山口県[魚][魚][魚]

とりあえず空港から宿泊場所までの移動距離だけ確認して予約しました。
(出発日の2週間くらい前の話です)

小さい頃の記憶で何かのCMで(山口の観光CM?)、

おいでませ、やまぐちへ。

このフレーズは知っていたのですが行ったことがなかった山口県。
ツアーを予約してからは1泊2日の日程で何をするか調べたりしていたら、
あっと言う間に出発当日になっておりました。

いつものように朝早いフライトなので、松戸駅から朝一高速バスに乗ったのですが、
4月からJALのシステムが変わり、空港に行かなくても当日空きがあれば出発3時間前から
アップグレードが出来るようになったのでバス乗り場に行く前にスマホで確認したところ
窓側ではないものの(3人掛けの真ん中)空いていたので迷わずアップグレードしました。
足元がゆったりしている最前列も空いていたのですが、骨折リハビリ中では荷物を頭上の
棚に上げることができないので(保安上、最前列は足元に荷物を置けない)2列目の席を
選んで決済、「旅の初めからラッキー」と喜んでバスに乗ったのですが今回も満席。
コロナ前に戻ってきたのだなあと改めて感じながら一路羽田空港に向かい、5時55分には
第二ターミナルに到着していました。
IMG_4643.JPG南ウィング(朝6時くらい)
以前、できたてのおむすびが買えた空弁工房をちょっと覗いて朝ごはんを調達し、
保安検査(JGC専用もかなり混雑)場を通ってラウンジにたどり着き、
IMG_4646.JPGはい、かんぱい♪
IMG_4645.JPG久しぶりに見つけた地雷也!
コロナ禍でずっと朝早い時間には買うことができなかったので迷わず購入、
IMG_4652.JPG付け合わせのきゃらぶきが好き
空腹だったのもあってほぼ完食いたしました。(^O^)/
IMG_4648.JPGで、ラウンジのおしぼり。個包装でなくなっていました。
おしぼりマシンみたいなところから一個ずつ出てくるのですが、
こういうおしぼりもおつまみ同様、鷲掴みで持ってい行く人がいるのかな、
JALのご厚意で使わせてもらえるのにそういう人がいたら残念だと思いながら、
ビールを呑んで(いつもありがとうございます)いると、
隣にやってきた若いカップルの彼女の方がラウンジに置いてあるハッピーターンを
10枚くらい立て続けにバリバリ食べていました。(朝食代わりみたいだった)
彼氏の方は声が小さいので彼女が一人で喋っているような雰囲気でしたが、
コールセンターのお仕事をしているみたいで、上司(実名)や電話をかけてくる人に
ついてかなりブラックな話しぶりでした。
コールセンターのお仕事って精神的にタフでないと大変ですよね、と思いながら、
おばちゃん(私)は、隣に静かに座っているけど聞いてしまいました。(笑)
(というか、聞こえちゃったというのが正しいかもしれません)
IMG_4649.JPG気分転換にA350を観ましょう
IMG_4654.JPG富士山が見えました
IMG_4655.JPGシンガポール航空(SQ)
以前UAの特典旅行で帰りになぜかSQに振り替えてもらったことがあって
一度だけ乗ることが出来ましたが(それもスイートクラスという衝撃)
それきり乗ることもない飛行機です。
SQはスターアライアンスなので乗る機会がないというのもありますが、
楽しい思い出のままにしておくのがよいのかもしれませんね。
IMG_4659.JPGお手振りを眺めたり
IMG_4660.JPG到着した飛行機を眺めていると
IMG_4661.JPG何やらもって爆走している人が
IMG_4662.JPG結構重そうでした
車輪止めみたいに見えましたが、色々な人が安全運航を実現してくださるんだな、
そんな思いで飛行機の出発準備を眺めました。
IMG_4665.JPG給油車到着
IMG_4667.JPGってこれには乗りません。
事前に調べておいたので特に驚くことではなかったのですが、
山口行のフライトは楽しい沖どめです。(笑)
今回も雨でなくてよかった、と思いながら早めにバス乗り場に向かいます。
IMG_4670.JPGバスまで10分くらいあったので
近くをぶらぶらすると、売店があって、
IMG_4672.JPG崎陽軒に目を取られる前にヨネスケ(笑)
ヨシカミとのコラボ弁当もありました、ヨネスケ。
ご本人は売上に応じてなにかロイヤルティがもらえるのでしょうか。。。
IMG_4673.JPGバスに乗ります!

(つづく)



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アニメ版「リトル・マーメイド」を観る [映画(や・ら・わ行)]

そんなわけで(どんなわけで(笑))、
公開から34年も経つというのにこれまで一回もまともに観たことがなく、
なのに、先日実写版を先に見てしまい皆さんのレビューを読んでモヤモヤ、
という感じだったので、Amazonプライムでレンタルして鑑賞しました。
(今回初めてレンタルしたのですが、観始めてから48時間で期限切れになるので
焦って3回観ました(^^;)
リトル・マーメイド スペシャル・エディション [DVD]

リトル・マーメイド スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/10/04
  • メディア: DVD
あらすじは映画.comさんより。

純粋で好奇心にあふれた人魚のアリエルは海の王国のお姫様で、
仲良しの魚のフランダーやカニのセバスチャンら愉快な仲間たちと
楽しい毎日を過ごしている。
陸の世界にあこがれるアリエルは、ある日、嵐で難破した船から海に落ちた
人間の王子エリックを助け、恋に落ちる。
アリエルはその一途な恋をかなえるため、海の魔女アースラと契約して
人間の姿になり、エリックに会いに行くのだが……。


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自分が小さい頃に観たかった。

心が汚れる前に観たかったなあ、、正直そんな気持ちで観終わりました。
まあ、公開当時で既に成人していたので心が汚れ始めていましたが(笑)
心の底から素直に楽しむ年頃ではなくなって初めて見たことでそんな気持ちに
なってしまいました。(^-^;

小さい頃にこのアニメを何度も何度も見てその世界観やアリエルが大好きになったら、
実写化の映画をすんなり受け入れられない人もいるよなあ、と思います。

アニメ版が1時間半もないのに対して、実写版は2時間超。
50分くらい長いのはどこが違うの?みたいなYouTube動画も見て、
今の時代(男尊女卑ぽいのはダメとか、喫煙シーンはNGとか)に配慮して
展開を変えたりした部分もあるのは理解したのですが、
そのあたりの変化もダメという方も多いのでしょうね。

人間になって(足が生えて)陸にあがるアリエルが生まれたての小鹿のように
ゆらゆらしている場面が実写版で消えていたのが比較して気づきましたが
だから実写版はダメということには私はなりませんでした。

アニメ版を見てああこっちの方が絶対いいな、と持ったのは、
セバスチャン(蟹)、フランダー(魚)、スカットル(鳥)について。
アニメ版の方が表情が豊かで愛着がわきました。
実写版でもCGではなく、アニメとのコラボみたいに出来れば楽しさ倍増だったかも。

あとは、アニメ版でツボだったのが王国の宮殿シェフのお魚料理調理場面。
それを観たセバスチャンが怯えるのですが、こういうのって今の時代はダメなのかな。
ブラックな味付けの場面で今の私にはウルスラの悪役ぶりと同じくらい良かったものの、
これはお子さんには教育上よくない(ちょっと暴力的?)ということなんでしょうね。

今回アニメ版を観た後ネットで調べていて驚いたのが、こちらのサイト
ご存じない方の方が多いと思われるのでここでここで書くのもと思ったのですが、
ウルスラのモデルとなったのが、
Pink Flamingos:25th Anniversar [DVD-AUDIO]

Pink Flamingos:25th Anniversar [DVD-AUDIO]

  • 出版社/メーカー: Warner Archive Collection
  • 発売日: 2017/06/13
  • メディア: DVD
カルト映画でおなじみ(⇐私にとっては超有名人)のDIVINE様。
彼女(彼?)がウルスラのモデルになっていたという説明に、
アリエルよりウルスラへの親近感がぐっと増しました。
(ディスにーもやるねぇ、と違う面でディズニーをリスペクト)

結局初めて見てこんな感想になってしまうので記事にしようか迷ったものの
観たからには記事にして(備忘録)おこうと今回書いた次第ですが、
昭和の終わりごろ、と令和の今、時代が大きく変わってしまった中で、
あちこちに配慮しないと企業業績や社会的責任にまで影響が出てしまうディズニー、
アニメ版とそっくりそのままに実写版をつくれない事情というのもあるのだろう、
そんな気持ちも頭の片隅に置きながら見るので純粋な喜び方ができない残念感は
ありつつ、アニメ版、実写版それぞれの良さを見つけながらみるのがよいのだろう、
そういう結論に至ったアニメ版「リトル・マーメイド」でありました。

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映画「新宿タイガー」を観る [映画(さ行)]

映画館で見そびれた作品です。(Amazon Primeで鑑賞)
新宿タイガー

新宿タイガー

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: Prime Video
あらすじはYahoo!映画さんより。

虎のお面をかぶりインパクトのある格好をして、
新宿に出没する通称・新宿タイガーは、24歳だった1972年に
タイガーとして生きることを決意した。
彼が働く新聞販売店や新宿ゴールデン街の店主、
タイガーをポスターに起用したタワーレコード新宿店の関係者らへの
インタビューを通じ、タイガーの人物像、新宿の街の役割を探る。



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新宿歌舞伎町(やゴールデン街)の多様性を垣間見るような映画でした。
が、タイガーさんに共感できるかというと私自身は???という部分が多くて
☆2つくらいかなあという感想が正直なところです。(すみません)

高校卒業後上京、大学に通いながら新聞配達のアルバイトに勤しみ、
20代半ばで虎のお面をつけてあるくようになったそうですが、
映画、舞台を楽しみ、役者(主に女性ですが)と呑むのを楽しまれている姿を見ると
新宿という場所だからこそタイガーさんが長らく虎のお面をつけて愛と平和を訴える、
そんな環境を作ってこられたのかな、と思いました。

以前からこの方の存在はテレビやネットで拝見したことがあったので
一度本物を見てみたいという興味は未だにあったりしますが、在宅勤務になった今、
東京に行くのもちょっとした遠足のような感じなので歌舞伎町に行く機会、
そうそうなさそうです。(^-^;

自分と違うから受け入れない、というつもりはないのですが、
タイガーさんで引っかかったのは世代なのかもしれませんが、女性の前での態度、
スナックでちょっと上から目線で女性に語り抱きしめる、なんて場面があって
女性もお酒が入ってタイガーさんの言葉に泣きそうになっていたりするので
そこに私がツッコミ入れる権利もないのですが、ちょっと引きました。

虎のお面を被り始めた頃と映画に映る40年以上経ってからの姿を比較すると
派手さ加減がかなり進んでいて(ファミリーと呼ぶぬいぐるみが増えていた)、
小学生の頃初めて見たジャガーさん(関東以外の方は馴染みないと思いますが)が
いつの間にかかなりメイクも衣装も派手になっていったのをふと思い出しました。

自分の思うように生きられることはなかなかないと思いますが
(思うようにならないこともあるから思うように出来ると更に嬉しいような)
タイガーさんは我が道を進まれて楽しそうな姿を見ると、自分の思うように生きていく
そんな人にも見えたのはちょっとうらやましい気持ちもありつつ、
新宿という土地で映画を観て女性と語り平和と愛を祈って長生きしてほしいと思った
「新宿タイガー」でありました。




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映画「あゝひめゆりの塔」 [映画(あ行)]

以前、田端のチュプキさんで見た柴田昌平監督の「ひめゆり」のお陰で
昨年、沖縄を四半世紀ぶりに訪れ、ひめゆりの塔と平和記念館を見学しましたが、
吉永小百合さんの映画を見ていなかったので、チュプキさんで鑑賞しました。
日活100周年邦画クラシック GREAT20 あゝひめゆりの塔 HDリマスター版 [DVD]

日活100周年邦画クラシック GREAT20 あゝひめゆりの塔 HDリマスター版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2011/11/02
  • メディア: DVD
あらすじは映画.comさんより。

昭和18年。まだ戦争の影の薄い沖縄で級友たちと運動会を楽しんでいた
沖縄師範女子部の与那嶺和子は、師範男子の西里順一郎と出会う。
翌19年になると戦局は悪化。ついに沖縄も戦場になろうとする中、
陣地構築の作業に従事するようになった和子と順一郎は、
互いに愛情を抱き始める。やがてサイパン島が陥落。
小学校教員である和子の母ハツは、内地への疎開が決まった学童たちに同行するため
輸送船に乗るが、船を撃沈され帰らぬ人となってしまう。
10月、ついに空襲が始まる。全島に非常戦時体制が敷かれ、
女子学生は臨時看護師として南風原陸軍病院へ、男子学生は鉄血勤皇隊として
陸軍と行動を共にすることになる。


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私が見た初めての吉永小百合作品となりました。
(なぜか今まで一本も彼女の出演作品を観たことがありませんでした)

昨年、30年ぶりくらいで沖縄を訪れるきっかけになった映画「ひめゆり」

ひめゆり.jpg柴田昌平監督とトークショーでお話できました
生き残ったひめゆり学徒隊の方々によるインタビューの映像を
当時の野戦病院だった防空壕の様子や青い空、青い海をまじえて描く、
今は自然豊かな沖縄の地でかつて何があったのか、戦後80年近く経った今でも
凄まじとしかいえない光景を思い浮かべながら沖縄の地を訪れたのですが、
ひめゆり平和祈念館で映画でも見た方々の映像を再び見ることが出来て、
今自分が平和の中で過ごせることに感謝しました。

今作は公開当時と今とでは見る立場や時代背景が異なるので、
当時みたら(公開当時、産まれていましたがまだ映画を観る年頃でなかった)
どう思ったかな、と考えたものの、戦争未体験な立場だと、やはり柴田監督の
「ひめゆり」の方がその場面がなくてもよりリアルに想像することが出来た、
と思いました。

決して今作が悪い訳ではないのですが、
戦後(60年代)のゴーゴーバーで踊る若者たちが映るところから始まり、
そこでインタビューに答える男(渡哲也)が内田裕也の歌う「相思樹」の流れる中、
沖縄で起きたことを知ってほしいと答えた後に、戦時中の沖縄に舞台が変わる、
おそらく、当時の若者に対して戦争のことを忘れないでほしいという気持から
冒頭の場面をつくったのか思ったのですが、今の時代に見るとこの場面は逆の効果、
この場面なしで沖縄の舞台から始まってもよいかなと思えました。

「ひめゆり」と異なるのは、ひめゆり学徒隊で動員される前の平和な様子が
かなり長めに描かれていたことで、そこで先生を目指す生徒たち真剣な姿、が、
政府(軍)の命令によって一転、野戦病院(壕)での負傷兵の手当てに従事、
そして解散命令を受けて逃げるときに大勢の生徒たちが命を落とす、
この展開は、「ひめゆり」を観ていたせいか、この先どうなるのか理解しながら
観ていたので吉永小百合演じる和子が助かるのかなと思って観ていたら、
手りゅう弾で自害するという選択をしたので驚いたまま映画が終っていました。

見る順番が逆であったらもうちょっと違う印象だったかもしれませんが、
先にドキュメンタリーを観てしまうとやはり今作は心打たれるものの
フィクション(史実に基づく映画ではありますが)なんだなあというのが
正直な感想でした。

冒頭に出演者が映ったところに「野呂圭介」の名前を発見し、
「え、ドッキリカメラ!のおじさん、どこに出るんだろう」と
不謹慎ながら全然違う視点で見ている自分がいたのも原因かもしれません。
(野呂圭介、野戦病院の衛生兵としてちょびっと登場していました)

あと、南極に行ったり銀座をママチャリで爆走する姿しか知らなかった和泉雅子、
今作では悲しい最期だったトミを好演していて、若いときは可愛かったんだ、
新たな発見となりました。

と、ずれた感想を書いてしまいましたが、今作で思ったのは今と違う時代、
先生と生徒の信頼関係がとてもつよいこと(「ひめゆり」でも感じましたが)、
先生が生徒のために命をかけることを厭わないこと
(東野英治郎の校長先生や乙羽信子の先生の姿に泣いてしまった)
今の荒れた教育環境(⇐ニュースでその一端を観るとそう思う)と比べると、
学ぶことに真剣な生徒とその生徒と真摯に向き合う教師、という図式が
羨ましく思えました。

先生だけでなく当時は政治家ももっとまともだったのだろうな、なんて
見ながらふと思ってしまったのですが(^-^;
今こうやって(不平不満は山盛り状態ですが)平和で過ごせることに
感謝しないといけませんね。

私としてはどちらか一本だったら「ひめゆり」をお勧めしますが、
できれば両方見て戦争のない世界を作ってこうと気持ちをまず持つこと、
そのために自分でもできることはないか探すことが大事なのだろうと思った
「あゝひめゆりの塔」でありました。






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荒木町「神棚」で日本酒祭り [呑んだり食べたり(割烹)]

予約困難なお店らしいのですが、呑み友が半年ぶりに予約がとれたと
誘ってくれたので大人の街、荒木町まで繰り出しました。
神棚 (1).jpeg神棚 (2).jpeg
(隣に書いてある、部長ちゃん、というお店も非常に気になる) 

(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13265131/
神棚 (5).jpeg今回は8人で貸切 L字カウンターの端っこに着席
神棚 (18).jpeg頭上には神棚がありました 
3時間で入れ替え制(今回は17時から20時)、
一杯目にビール、その後日本酒呑み放題にお料理がついて8000円、
お料理がどのくらい出るのか分からずにお店に行きましたが、
お酒呑み過ぎてお会計を見て目玉が飛び出そうになることもありません。
神棚 (3).jpegというわけで一杯目はハイネケン、で乾杯♪ 神棚 (6).jpeg最初のお料理
見ただけでワクワクするようなお料理の数々です。
神棚 (7).jpeg
しらすと蟹?の和え物(マヨネーズ風味)、椎茸の肉詰め 
神棚 (8).jpegつるむらさきのおひたしと卯の花 神棚 (9).jpeg
ひじき、小松菜の煮びたし、もずく、辛子明太子
神棚 (10).jpegガスパチョ
洋風なものが出てきて驚いたのですが、これがまた美味しくて日本酒に合います。 
神棚 (13).jpegたくさん入りそうな酒器を選びました。(笑)  
神棚 (16).jpegお水もちゃんと飲みましょう
(ガラスのコップの柄がどこか昭和っぽい感じで萌えました)
と、お料理に目移りしながらビールを呑み終わったころ、
店主さんがカウンターに座る私たちの目の前に日本酒を並べ始めました。 
神棚 (15).jpeg神棚 (17).jpeg
飛露喜、水鳥記(気仙沼のお酒、初めてです)、姿(栃木)、磯自慢(久しぶり) 
神棚 (20).jpeg神棚 (23).jpeg
仙禽(栃木)、川亀(以前訪れた愛媛県八幡浜市のお酒)、而今
紅白のボトルは千葉県山武市の寒菊酒造さんのTrue。
今回呑んだ中で一番気に入ったのがこのお酒(特に白)でした。
(基本的にはしっかりした飲み口が好きですがこれはしっかりして優しくやわらか、
 という感じが美味しかった!) 

神棚 (25).jpeg燦然(倉敷のお酒で初めてです)
目の前のお酒を呑み終わったらリレー形式で移動させて他のお酒を受け取る、
呑兵衛達(笑)なのでそこはスムーズにお酒を入れ替えては呑んでおりました。 神棚 (27).jpeg続いてお刺身
しまあじ?、鱧、キンメダイ、マグロの脳天、あとはよく覚えていませんが、
マグロの脳天のとろける脂と、 
神棚 (28).jpegうに&帆立 めちゃうまでした 
神棚 (30).jpeg目の前が爽やかなボトルの夏酒へ  
神棚 (32).jpeg神棚 (37).jpeg
星天航路(山形の栄光冨士さん)、と千葉県の不動
星天航路、もったり甘酸っぱい感じが美味でした。
神棚 (38).jpeg神棚 (41).jpeg
大きくてプリッとした食感の牡蠣にすき焼き、 
神棚 (43).jpegなめこそばで〆 
神棚 (45).jpegデザートは桃のソースがかかったアイス
たくさん呑んでたくさん食べて、満腹太郎で3時間の夢のような時間が過ぎていきました。

幹事さんが次回の予約をお願いしたら、1年先、となりましたが、
これだけのお料理とお酒でこのお値段なら人気があるのも納得です。
今回運よく参加することが出来て(感じのPちゃんご夫妻には感謝!)、
沢山の種類のお料理とお酒を楽しめて大満足の「神棚」さんでありました。



 

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映画「ラストエンペラー」を観る [映画(や・ら・わ行)]

リアルタイムに映画館で観た映画ですが(当時20代)、公開から36年後(50代)、
田端のチュプキさんで、坂本龍一さん追悼上映として見る機会を持つことができました。
ラストエンペラー [DVD]

ラストエンペラー [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 2001/06/21
  • メディア: DVD
あらすじは映画.comさんより。

1950年、ハルピン。
ソ連での抑留を解かれ母国へ送還された大勢の中国人戦犯の中に、
清朝最後の皇帝・溥儀の姿があった。
手首を切って自殺を図った彼は、薄れゆく意識の中、
波乱に満ちた自身の半生 を思い起こしていく。


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観てよかった。(^-^)

今作でアカデミー賞最優秀音楽賞を受賞された坂本龍一さんの追悼上映で
観る機会を得ましたが、自分が大幅に歳をとったことによって溥儀の時代の荒波に
翻弄された人生を更に深く感じることができたような気がします。

3歳で皇帝になって年長者が皆自分の言うことを聞くとなれば、
世間知らずで傲慢な人間に成長していってしまうのですが、
(宦官に墨汁を飲めと命令するあたりは本当に酷いなと思いながら見ていました)
その後、紫禁城の中だけの皇帝となり(紫禁城の外では袁世凱が皇帝)、
あれだけ紫禁城の外に出たくても叶わなかったのに、今度は北京政変によって
1時間以内に紫禁城から出ていけと言われてしまう。
その後は、満州人としての誇りをもって満州に移動し、満州国の皇帝なる、
とはいえ、そこには日本軍の力が大きく働いているわけで、
傀儡政権(英語だとPuppet governmentと言っていて妙に納得)の
皇帝として結局は操られる立場だったこと、第二次世界大戦で日本が敗戦し、
再び皇帝の座を降りて亡命中にソ連軍につかまり収容所へ。。。

ベルナルド・ベルトルッチ監督によって脚色されている部分もたくさんあるとは
思うものの、敗戦後と幼い頃からの流れを交互に映し出すことで、
運命に翻弄された溥儀の人生がより深く描かれているように思えました。

・今回観てウルっとしてしまったのは、西太后の命令で母親から引き離されて
 紫禁城に連れていかれるところ(でも乳母のアーモも一緒)

・出かけている間に太妃たちの策略でアーモから引き離されてしまうところ、
 (小学校高学年くらいで乳母のおっぱいを恋しがるのも親の愛を知らず、
 また、アーモに恋心を抱いていたのかな、と思うと胸熱)

・満州に移って皇帝として君臨(宣言)するところ、

・婉容(第一妃)の寂しさからくるアヘン中毒への道まっしぐら、と、
 生まれた子供を殺され更にアヘン中毒で精神破綻した姿

・文繍(第二妃)の紫禁城を出たらただの愛人扱いに対する悲しみ、と、
 この先辛いだろうに溥儀と婉容の元から去っていく姿

・収容所の所長が紅衛兵に暴行され罪人として晒される姿
 (ここだけ急に時間が流れているけれどなぜか)

こういう胸熱ポイントの他に、
家庭教師のジョンストンを演じるピーター・オトゥールの素敵な姿に
(結構おじいちゃんだけれど)萌えました。
溥儀にとって人生の折々に出会った人たちの中でもジョンストンの存在が
非常に大きく思えたのですが(皇帝相手でもいいなりにならない姿)
20年くらい一緒に過ごしていたということなので、人格形成にも彼の影響は
大きかったのではないかと思いました。

公開当時(20代)の頃、一番記憶に残ったのが、コオロギを入れた缶を
紫禁城の玉座の裏に隠しておいたのを晩年紫禁城に行った溥儀が探す場面、
その5年後に北京にツアーで行って紫禁城も見学したのですが、
映画で見たよりも紫禁城が意外と小さく見えたこと、玉座の周りをぐるぐると
歩いてコオロギ缶があるんじゃないかと探そうとしたことを思い出しました。
(同じことをやっている人が他にもいました(笑))

今の時代ではあり得ないのだと思いますが(絶対CGで再現するでしょうね)
実際の紫禁城が撮影に使われたというのはスケール感を画面越しに感じることが出来て、
今回も感激しました。昔だから撮影許可されたのんでしょうね。

坂本龍一教授(と、デヴィッド・バーン)による音楽がアカデミー賞を受賞、
今回観てもその音楽の存在感と画面の迫力との相乗効果を見ると納得ですが、
この時に受賞を逃したエンニオ・モリコーネについて映画で見たばかりなので
モリコーネ 映画が恋した音楽家 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2023/07/05
  • メディア: Blu-ray
こういう賞レースも運やタイミング、縁もあるのかなと思いました。

自分の平々凡々な人生と比較するのもおこがましい(不敬ですみません)のですが
どいういう立場で生まれるか、どの時代に生まれるかは自分で決められないとはいえ、
ここまで時代に翻弄される方の人生を(映画の中の全てが事実ではないとは思いますが)
垣間見せてもらった気持ちになって36年の時を経てまた観られてよかったと思えた
「ラストエンペラー」でありました。








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松戸「チャイナ天府」で陳麻婆豆腐 [呑んだり食べたり(中国料理)]

ここ数年、時折テイクアウトしたり、呑み友と一緒に食事していたお店が、
6月半ばで閉店すると聞き、滑り込みで予約できたのでうかがいました。
IMG_5416.JPG入口には閉店のお知らせと、当日満席の貼り紙
このお店の店主(尾関さん)が四川飯店六本木店の料理長の頃に知り合った
うつぼ呑み友から閉店のことを聞いてテイクアウトをお願いしてお店に行って
事情をうかがいこの日の予約をお願いしました。
ニュースでもよく聞かれる物価高騰の煽りを受けて特に今年に入ってからは
原材料費の爆上りでお店の経営も大変だったそうで(忙しくて儲からない)、
ご自身の今後を考えて、お店は一旦閉めて、料理人として新たな道を歩まれる、
というお話を聞いて安堵しました。(いつものようにお元気そうだったし)

訪れたのは閉店の1週間くらい前でしたが、壁に貼ってあったメニューは殆どなく、 
IMG_5421.JPG黒板メニューがチョコッと残っていました
IMG_5417.JPGというわけで、はい、かんぱい♪  IMG_5422.JPG呑み放題メニュー
瓶ビールお一人2本まで(以前は3本まで)の表記、
やっと普通になった、という感じです。 
IMG_5418.JPG前菜はクラゲと鴨
クラゲのコリコリに甘酢漬けの大根が良く合いいます。鴨は旨味たっぷり。
IMG_5423.JPGイカとレンコンの大場炒め 
ぬぅ、、苦手なシソがぁ、、、と思いながら、箸でちょいちょいシソをよけて
(それでも取り切れなかった)いただきました。
シソがなかったもっと美味しかったと思いますがシソが食べられない私が悪いんです。
IMG_5424.JPG軽快に紹興酒にスイッチして 
IMG_5425.JPGエビチリ
溶き卵が入っているので、ピリッと旨辛な中に卵の優しさもあって美味。 
IMG_5427.JPG鶏肉のc炒め 
見た目はよくわからないかもしれませんが、柔らかい鶏肉にほっこりとした里芋、
そこに豆豉の深い味わいが合わさって紹興酒にぴったり。
IMG_5428.JPG水餃子をいただいて 
IMG_5430.JPG濃ゆいウーロンハイ
この濃いウーロンハイが呑めるのも今回で最後なんだなあと思うと悲しい。(;_:)
IMG_5431.JPG雲白肉
ちょっと甘くてピリッと辛いタレのかかったぷるぷるの豚バラ肉も美味でした。 
IMG_5432.JPGうっかり2本目に突入し 
IMG_5433.JPG陳麻婆豆腐
食べ納めです。と思うと悲しいし、一気に食べられずちまちま食べました。 
IMG_5434.JPGちょっとだけご飯をもらってオンザライスしました 
IMG_5435.JPG〆にもう一度濃ゆいウーロンハイ 
IMG_5436.JPG美味しい杏仁豆腐で〆ました。御馳走様 
IMG_5437.JPG本当に閉店なんですよね。
(って記事をあげている時は既に閉店してしまったのですが)

店主の尾崎さんと奥様にはいつ行ってもよくしていただいて、
呑み友のお陰で知ったのですがもっと早く知っていれば、、、という気持。
新しい生活が始まって落ち着かれたらあって下さいね、とお願いしてお店を
出ましたが、一緒に行った2人は麻婆豆腐を持ち帰りし帰り道も楽しそうでした。

私も持ち帰ればよかった。。。と記事を書きながら思っています。

電車に乗らずして本格中国料理が食べられるとは思っていませんでしたが、
お陰で何度も美味しく楽しい時間が過ごせたことには店主ご夫妻には感謝です。

というわけで、もう食べられないのが残念ですが、
良い思い出となったチャイナ天府さんでありました。 

タグ:松戸
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映画「リトル・マーメイド」を観る [映画(や・ら・わ行)]

事前の評判(ポリコレ色が強い)を聞いていたので迷ったのですが、
ディズニーだしやっぱり見ておこうかな、と水曜日の割引デーに鑑賞しました。
little mermaid.jfif
あらすじはYahoo!映画さんより。

おきてを破り人間界に近づいた海の王女アリエル(ハリー・ベイリー)は、
嵐に遭った王子エリック(ジョナ・ハウアー=キング)を救う。
彼女は王子との出会いにより、人間の世界への憧れを抑えきれなくなり、
海の魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)と取り引きをする。
それは3日間だけ人間の姿になる代わりに、アリエルの美しい声をアースラに
差し出すというものだった。

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悪くない、、、と思います。 

ただ、素晴らしいか、、と言われると、普通に良い、って感じでした。

冒頭で目が釘付けになったのは、CGのフジツボ。
リアルな描写でイマドキの技術のハイレベルを感じました。(^O^)/

観終わった後、映画レビューをYahoo!映画やYouTube、noteなどで見たのですが
可哀想なくらいディズニーやアリエル役のハリー・ベイリーが叩かれていて、
叩く方の気持ちもわからないではないけれど、なんだか気の毒に思えてしまいました。



リトル・マーメイド スペシャル・エディション [DVD]

リトル・マーメイド スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/10/04
  • メディア: DVD

ディズニーとしては普通というか、別に悪くないと思った私、実はアニメ未見です。
なぜ見なかったのか未だに分からないのですが観るタイミングを逃してしまったのか、
ということなのだと思います。(先日の金曜ロードショーも外出していて観なかった)
とはいえ、リトル・マーメイドについて全く知らないのか、と言われれば、
ディズニーシーのマーメイドラグーンシアターで何回か見たのでそのイメージは
持っています。

(私がこれまで知っていたリトル・マーメイドのほぼすべてがこれ)
現在は内容がリニューアルされて、ウルスラ(映画ではアースラと英語読み)が出てこず
更に楽しいショーになってしまったらしいのですが、セリフが日本語なのに歌となると
いきなり英語という違和感を感じつつ、くるくる回るアリエルに、蟹のセバスチャン、
魚のフランダーにクラゲなどの海の生物たちの楽しそうな様子が何度見ても楽しかった、
(ウルスラの巨大な顔とタコ足もディズニーお約束の悪役で好き)

アニメ未見なので普通に良かったものの、
物凄いCGによるあり得ない加減(あの荒海で王子がケガ一つしなくてびっくり)、
深い海だから仕方ないのですが結構暗い画面が続いて老眼には厳しい、
陸に上がって人間になったアリエルの装いがいまいち、
蟹のセバスチャン、鳥のスカットル(オークワフィナの声は最高)、
魚のフランダーがアニメではなく実写風でアニメやシアターほどの豊かな表情を
再現できていない雰囲気が終始漂う残念感。
他にもありますが、ぽつぽつとツッコミどころはありました。

とはいえ、ディズニーですから(笑)、原作の悲しい結末と異なりハッピーエンド、
それを念頭にみているので安心感はあります。

昨今、多様化、自分と異なるものも受け容れましょう、という、
ダイバーシティ&インクルージョンが声高に叫ばれている中で、
ポリコレでこういう映画制作でも資金提供元などからのプレッシャーは強いのかも
しれませんね。上場企業であれば尚更社会の流れに配慮しなければいけない訳で、
アリエルや王子の養母はアフリカ系、アリエルのお姉さんたちにはアジア系、
ラテン系、インド系、トリトン王(アリエルの父)はハビエル・バルデム、なので
ラテン系なわけで、あとは、王子の国の国民もいろいろな人種がいるのがうかがえて、
恐らく配慮されている部分もあると思いましたが、私自身はそのあたり敏感ではなく
少々ぼんやりしている方なのでやり過ぎ?と思うほどでもなく気にはなりませんでした。

とはいえ、
こういうポリコレもBLM(Black Lives Matter)運動やLGBTQ問題などからの
動きなのだと思いますが、アメリカでアフリカ系の方がアジア系に暴行を働く、
先日も(まだ日本にいるかもしれない)、来日したアフリカ系アメリカ人YouTuberが
電車内で日本人に対して暴言吐いて(⇐韓国系アメリカ人のお兄さんに注意された)
それで散々非難されたにもかかわらず日本に居続けてライブ配信していたら、
今度は自分が通りすがりの人に叩かれる、というのをニュースで見ましたが、
(日本が嫌いなら日本に来るな、ですし、こういう人は入国拒否すればいいと思った)
BLM運動でアフリカ系が差別されていると訴える一方、彼らがアジア系を差別して
暴行を働くのもアメリカで問題になっているのを知ると(ヘイトクライムの標的)
表面的に多様性といっても実際がこうであっては、映画でいくらやってますと
アピールしても現実的ではないように思えてしまいます。
(エンドロールを見ると特殊効果チームはインド系の方のお名前が多くて、
 製作スタッフの多様性は観ていて逆に興味が湧きますが)

という、多様性という観点から(製作側は歌のうまさで主役を採用したと発表)
考えるだけでなく、noteでアニメ版が大好きな方の感想を読んでみて、
みんなに浸透しているイメージの忠実な再現も大事だと思いました。
この記事を書いていらっしゃる方は、アニメ版が大好き過ぎて
実写版が観ていてもどかしくて悲しくなったのだろうな、そんな気持ちになりました。
(記事に書いてある通りエマ・ワトソンがムーランを演じるの、私も嫌だし)

よく原作の小説と異なる結末やキャスティングの映画化に不満を感じる原作ファン、
みたいなことも映画レビューで見たことがありますのでファンであればあるほど
忠実に再現してほしいのにそれが異なっていることに対して残念で悲しい、
私もハリポタの原作ファンで映画化については大好きな場面が端折られていて
残念(そしてちょっとイラつく)だったことも多々ありますが、原作は原作、
アニメはアニメ、割り切りがないと作品を楽しむことは難しいのかもしれませんね。

主人公のアリエルを演じていたハリー・ベイリーは確かに表情がちょっと乏しい感じが
したのですが、歌は素晴らしく、彼女の違う作品を見ていたいという気持になりました。

また、トリトン王のハビエル・バルデムも
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殺人鬼とか元英国諜報部員(悪役)に比べるととても優しいお父さんで、
アリエルの人間の世界を見てみたいという気持ちに怒りに狂っている場面さえ優しくて
どこか微笑ましい気持ちで見守っている自分がおりました。(笑)

もう一人、ウルスラ(アースラ)を演じていたメリッサ・マッカーシー、
好みでない俳優だったのですが(ごめんなさい)、今作ははまり役で観ていて楽しく、
私が知っているディズニーシーのシアターで見た巨大ウルスラと重なって見えました。
(手下の巨大ウツボもツボでした(笑))

あと、王国の執事を演じていたアート・マリック、どこかで見たことあるような、
鑑賞後にiMDbで調べてみたら、
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たった2作で降板しちゃったティモシー・ダルトン演じるボンド映画の悪役とか、
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シュワちゃんの映画でテロリストとか、歳をとって白髪になって気づかなかった、
でも、この濃ゆい顔、確かに昔見たよ、、思い出しながらびっくりしました。

映画と直接関係ない話ですが、観に行った日、同じ列と後ろの列に大学生くらいの
女性グループが2組座っていて、上映前からポップコーンを食べながら大声で話していて
( 一一)シズカニシテ!と心の中で思っていると、上映が始まっていても映画について語りあい、
あまりにそれが酷かったので、(V)o¥o(V)ウルサイ!と言いそうになったのですが、
アリエルが辛い目にあったり、王子とこのままでは結ばれないのでは、、、みたいな
ところになると、複数人がすすり泣き(結構泣いているのが聞こえてきた)、
最後はめでたしめでたしになったら拍手して、エンドロールが終った後には、
「よかったねえ、感動しちゃったよー」嬉しそうに話していました。

まるで自宅で観ているかのようなリラックスぶりで若い方はこういうものなのかな、
近くに座っているおばちゃん(うつぼ)は鑑賞意欲を削がれかけましたが、
彼女たちが映画を思いきり楽しんで鑑賞していた様子にホッとしました。
おそらくアニメも大好きな方々が映画も見に来たのだと思っていますが、映画は映画、
として楽しんでいたのように見えたので、この映画については、アニメと違うからと
減点していくと全く面白くない映画になりそうです。
(Yahoo!映画の星の数もなんだか悲しいくらい少ないし)

というわけで、私自身は定番のディズニー映画として普通に楽しめましたが、
アニメファンがどうしてがっかりしたり怒っているのか、アニメ版を見て確認して
みようと思った(ディズニーチャンネル未加入なのでレンタルします)
実写版「リトル・マーメイド」でありました。

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