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映画「私のはなし 部落のはなし」を観る [映画(や・ら・わ行)]

一時期足が遠のいていた田端チュプキさんですが、
年明けに「MONDAYS~このタイムループ、」を観に行ったあと、
チュプキさんのサイトで他に何か面白そうな作品があるかなあ、と探していて
目に留まった作品です。
私のはなし部落のはなし.jfif
あらすじはYahoo!映画さんより。

かつて日本には「穢多」「非人」と呼ばれた身分が存在したが、
1871年に明治政府が発した「解放令」により廃止される。
しかし、それ以降も彼らが住んでいた地域は「部落」と呼ばれ、
差別構造や意識は残り続けた。この問題に関わりのある人々の証言や、
被差別部落に関する裁判を通じ、差別の歴史や背景を解き明かしていく。


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これまで触れてはいけない話題なのか、とボンヤリ思っていたのですが、
(昔、宗教の話よりタブーだと言われたことがあって)
観てよかったと思いました。

(映画公式サイトもどうぞ)https://buraku-hanashi.jp/

この映画を観て、こうあるべき、と言うつもりもありませんし、
観たい人が観ればよいというか、観たくない人に観てという気もなく、
観た人がぞれぞれ何か感じればよいのかな、と思いました。

3時間の長尺ですが(途中休憩あり)長さは全く感じません。
殆どが全国の色々な地域の部落と言われる方々のインタビューで
(一人だけ批判的な方が顔を隠して登場していましたが)
一方に偏らず、反対派や、鳥取ループというジャーナリストの立場からも
その意見を紹介していたので色々な考えや意見があるということを知る、
そのことが大事なことではないかという気持で観終わりました。

私自身、両親が同和問題に殆ど触れることなく育ったせいか
(聞けば同級生に居たみたい、という程度)
特に意識することなく大人になり、新卒で入った会社(墨田区)の新入社員研修で
「差別のない社会をめざして」というタイトルで同和問題について総務部長の講義を
聞いた程度、その後、YouTubeなどで紹介されている動画を観る機会が増えて、
今回の映画にたどり着いたような気がします。

映画鑑賞後、監督の満若勇咲(みつわかゆうさく)さんの舞台挨拶があったので、
色々お話をうかがったのですが、ドキュメンタリーの面白い点は学べるのは一面で
いい意味でモヤモヤするところという話に納得しました。
京都のご出身ながら地元の同和問題について学ぶことがなく、大学卒業後、兵庫の
食肉処理場のドキュメンタリーを撮ったものの、同和団体からの反対意見が出たため
公開に至らず、それが、その後今作を撮影するきっかけになったそうです。

出演される同和地区の方については、監督自らが選んだり出演交渉したのではなく、
監督が知り合ったキーパーソンとなる方が直接交渉してくださったお陰で
うまく進んだそうですが、一方で若い方の身バレするという葛藤もあったそうで、
今回顔を映して名前も出してインタビューを受けてくださった方々の姿を観ることが
できたのは、監督が信頼できるキーパーソンと知り合ったからこそなのだろう、
と思いました。

映画の中で同和地区を指定する出版物を制作する鳥取ループについても描いていますが
観ている人の気持ちが敵意を感じるようには作られていなくて多面的に映し出す、
そういう中での一人という立ち位置で、ご本人も完成版を鑑賞したあと、
フラットに描かれている、という感想だったのも納得でした。

「穢多」「非人」と呼ばれていたころから現在に至るまでの歴史について
説明してくださる学者の黒川みどり先生の説明がところどころで入るのですが、
差別というものが意図的に作られていったものであるということが分かります。
人間は、自分が優位に立つことで安心する生き物なのかと思うのですが
(テレビでおバカな芸人を観て自分の方がまし、とホッとするような感覚)
差別というのもそういう本能に基づくものなのかもしれないと思いました。
インタビューの中で京都の同和地区に滋賀の同和地区から嫁いだ女性が登場し、
同和の人たちの待遇改善を求めて運動していた(戦後)話をされるのですが、
それによって生活レベルは上がったものの、同和地区のみ対応したことで、
それ以外の人たちの不満も募っていったこと、生活レベルを上げるような方策を
同和、それ以外の人、分けることなく全ての住民に対して行うべきだったのでは
ということを仰っていたのが印象的でした。

この作品を観て自分がなにか運動を起こすということには至りませんが、
これまで身近になかったけれど日本のどこかに存在している問題について、
一端でも知ることができたことは自分にとっても世界が広がるわけですし、
それもこの映画のお陰でだと思えた「私のはなし 部落のはなし」でありました。


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映画「ルイス・ウエィン 生涯愛した妻とネコ」を観る [映画(や・ら・わ行)]

映画のはしごをしたとき、上映時間だけで選んだ作品です。
ルイスウェイン.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

イギリスの上流階級出身のルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、
父亡き後イラストレーターとして働き一家を支える。
やがて妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋に落ちた彼は、
身分違いだという周囲の反対を押し切って彼女と結婚するが、
間もなくエミリーは末期がんであることが分かる。
そんな中、庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付けてその絵を妻のために描き始めるルイス。
妻亡き後、彼はピーターを心の友として猫の絵を一心不乱に描き続ける。


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今の時代だったら違う人生になっていたかもしれない。(;_:)

たられば的なのですが、そんな気持ちで最後まで観てしまった映画でした。

ルイスが20代前半で父逝去、長子として母と5人の妹を養わなければいけなくなる
   ↓
給与の安い教職からフリーの画家に転身、雑誌の挿絵(動物、風景)を描く
   ↓
妹たちの家庭教師でやってきたエミリー(30代前半)と恋に落ち結婚、
下層階級で一回り年上のエミリーとの結婚を家族親戚に反対されて2人で引っ越し
   ↓
迷い猫のピーターを飼って幸せな生活を送っていたが、
エミリーは癌で3年後に他界
   ↓
悲しい中、ピーターをモデルに擬人化した猫のイラストを描きまくり話題になる
   ↓
有名人となるが版権をもっていなかったため多忙なのに生活は苦しく
精神を病んでいき病院へ、そこが酷くて更に精神状態は悪化
   ↓
かつて絵を買ってくれた人と再会し良い病院へ転院
作品づくりにいそしむ


幸せかどうかは本人が決めることだと思うのですが、
階級(身分)で人を見下すような時代(しかも舞台はイギリス)、
(まあ今の時代もそんな感じのところはあると思いますが)
好きな人との結婚も反対され(エミリーも祝福されず可哀想)
エミリーが亡くなったあと猫を描きまくって有名になるものの
版権をもっていなかったが故に(母と妹たちを養わないといけないし)
苦しい生活から脱出できず(今の時代なら妹たちにも働けといいたい)
精神を病んでいく姿には切ない気持ちばかりが先行してしまい、
楽しい気持ちに殆どなれずモヤモヤとした気持ちで観終わりました。

最近、画家の美術展を見るとき、その人の人生とその時制作された作品を
観てああこういう時にこういう絵を描くんだなあ、と思いながら鑑賞するのが
興味深く思えるのですが(藤田嗣治の晩年の作品などは特に印象深かった)
活き活きとした猫を描いていた印象のルイス・ウェインの印象が
良い意味でも悪い意味でも変わったというか、改めて、彼の作品を時系列で
観てみたいという気持になった「ルイス・ウエィン 生涯愛した妻とネコ」で
ありました。


(ちなに原題は”THE ELECTRICAL LIFE OF LOUIS WAIN”、 
 電気が走ったようなルイス・ウェインの生涯、って意味なのかと思いますが

 邦題は猫で釣っている感じですね。( 一一))



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映画「ラーメンヘッズ」を観る [映画(や・ら・わ行)]

Amazonプライムの見放題終了間近の作品の中からみつけて鑑賞しました。


Ramen Heads [DVD]

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  • 出版社/メーカー: Lorber Films (Kino)
  • 発売日: 2018/09/25
  • メディア: DVD





ラーメンヘッズ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: DVD

日本と海外公開版だとパッケージが全然が違うんですね。(驚)

あらすじはYahoo!映画さんより。

「TRYラーメン大賞」を連続受賞した
人気ラーメン店「中華蕎麦 とみ田」の店主・富田治に密着。
店の10周年イベントで「らぁ麺屋 飯田商店」の飯田将太、
「Japanese Soba Noodles 蔦」の大西祐貴と組んで至高の味を追求する過程や、
個性的な店主たちの活動を追い、日本のラーメン文化に迫る。

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今度行ってみようかな、とみ田。

自宅と同じ市内でそんなに遠くない距離にあるとみ田さん。
早朝に整理券をとりにいくのも並ぶのもなあ、と思って未訪なのですが、
海外から食べに来ている姿を見ると近所だし一度行ってみたいな、
そんな気持ちになりました。

ちなみに、セブンイレブンで発売されているとみ田関連の商品は
何度か食べたことがありますが(冷凍もレンチンも)、
魚の出汁が効いていて結構おいしいんですよね。
当然それを越える美味しさと満足感がお店に行けば体験できる、というのは
分かるのですが、混雑嫌いでこれまでずっとぐーたらしておりました。

とみ田の店主、富田さんがヤンチャな青年時代から変化したきっかけは
東池袋の大勝軒の山岸さんとの出会い、大勝軒で修行して松戸にお店を構え、
必ず自らがお店に立って1杯1杯丁寧に作ってお客さんに提供する姿、
お店が繁盛して売れてくるとスタッフにまかせてしまう人も多いと思うのですが、
山岸さんから受けた影響が大きいのだろうな、と思いながら見ました。

休みの日もラーメン屋巡り、または、家族とラーメン屋で食事、
長男がお店を継ぎたいといいながら「ぼくはバカ舌だから」と話す場面に
クスっと笑ってしまったのですが、子供の頃はそれでいいんだよ、
逆に蘊蓄言ったり味にあれこれコメントする子供の方が怖いし、と、
富田さんのお子さんにも親近感を感じたりしながら、
日本のラーメンの歴史や全国の有名ラーメン店を観ていたら、
ラーメンって本当に国民食なんだなあと改めて思いました。

富田さんの真摯な仕事ぶりを画面越しにみていて
(開店から閉店までお手洗いにも行かずカウンターで作り続ける)
自分に厳しい分、お弟子さんたちにも厳しい姿勢、
それもお客さん目線だからなんでしょうね。

休みの日に読んでいる本もラーメン、と、歴史、特に戦国時代の本、
どういうことをすると部下に裏切られるか、どうやったら慕われるか、
戦国時代から学ぶことが多いそうですが、
(富田さんの好きな武将って誰なんだろう)
お店の10周年記念のイベントに飯田商店の飯田さんと蔦の大西さんが協力して
限定200杯のラーメンを作る様子から、TRYラーメン賞4連覇(祝)で映画は
終りますが、独立したお弟子さんが仕事がきついと富田さんにこぼす場面で、
毎日同じことをやるのって大変だよな、と富田さんが言うのが印象的でした。

毎日同じ味を作り出すことの大変さ、違うことをやるもの大変だと思いますが、
同じことをひたすら着実に行うことの大変さ、何だか自分も身につまされるような
気持になりました。

いつも混んでいるけれど他地域からくる方に比べたら遥かにアクセスのよい私、
まずは系列店(M戸市内に結構あって入るのはそんなに大変ではないみたい)で
練習してから本丸へ、早朝に整理券をもらいにいって一度は食べてみないと、
という気持になった「ラーメンヘッズ」でありました。






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映画「雷電」「続・雷電」を観る [映画(や・ら・わ行)]

Amazonプライムの見放題間もなく終了に表示されていたのを見つけて、
え、宇津井健が雷電為右衛門?と思っただけで観てしまった作品です。


雷電

雷電

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/06/01
  • メディア: Prime Video





続 雷電

続 雷電

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/06/01
  • メディア: Prime Video

内容は映画.comさんより。

尾崎士郎の原作を、「復讐秘文字峠 (前後篇)」の杉本彰と、
中川信夫が脚色し、「東海道四谷怪談」の中川信夫が監督したもので、
大関雷電為右衛門の青春時代を描いたもの。

撮影も「東海道四谷怪談」の西本正。

◇正篇--浅間山麓長瀬村の庄屋・上原源五右衛門の屋敷に奉公している
 十六歳の少年太郎吉は六尺豊かの大男である。相撲好きの源五右衛門は、
 太郎吉を江戸に出して力士にしてやろうと思っていた。
 その頃、旱魃と天災で地方巡業ができなくなった浦風一行が、
 上原邸にワラジを脱いだ。太郎吉に、浦風は目を見はった。
 谷川で難を救ってやった小諸の娘おきんが、上田の女郎屋に売られて
 行ったことを聞いた太郎吉は、博徒久六の手ごめになっているおきんを
 助け出した。各地に百姓一揆が起った。太郎吉は彼らの中に父の姿を見、
 親子水入らずで暮すことが何よりだと考え、関取になる望みを断念、
 家に帰った。が、ある日江戸に奉公に出るというおきんに会い、
 考えなおし再び源五右衛門の屋敷に帰って来た。太郎吉は白鳥大明神の
 大相撲で優勝し、やがて浦風一行と 江戸へ上った。
 おきんが老中本多中務大輔の屋敷に奉公に上っていて、太郎吉は会うことが
 できた。浦風部屋の筆頭力士関ノ戸が本多家のお抱えになり、十数人の力士を
 連れて錣山部屋へ移って行った。浦風親方は、関ノ戸お抱えの披露の席上で、
 はずかしめを受けた。太郎吉は憤激し、本多の家臣たちを大川に放りこんだ。
 帰途、浦風は何者かに肩を斬られた。残った力士も去った。
 太郎吉は胸を借りる力士がいない。これを案じた浦風は、太郎吉の身を谷風に
 依頼した。一方おきんは、老女の監視と、好色な本多中務に耐えられなくなり、
 太郎吉の許へ駈けこんだ。浦風におきんと会わないと誓った太郎吉だが、
 二人は屋形船へ身をかくした。
 太郎吉とおきんは、死ぬのが最大の幸せと懐剣を抜いた--。

◇続篇--太郎吉が懐剣を握った時、狂歌を口ずさみながら現われた男があった。
 屋形船に寝ていた狂歌師・大田蜀山人である。話を聞いた蜀山人は命を
 あずかろうと言った。おきんの相手が太郎吉であることを知った本多中務は、
 相撲会所に命じて十両の太郎山(太郎吉)と小結の関ノ戸を取組ませ、
 太郎山を片輪者にしようと図った。太郎山は茶店で酔った侍に追い廻されていた
 町娘お八重を助けた。さて秋場所、太郎山と関ノ戸の一戦。太郎山は関ノ戸の
 頭突きをうけとめ、士俵ぎわで体を開き関ノ戸を破った。
 本多中務は腹いせに、太郎山の本場所出場禁止と、谷風部屋の所属力士の
 夏場所出場停止を申しつけた。仕方なく谷風は、小田原方面の巡業に出た。
 草相撲の大関大岩に因縁をつけられ、太郎山が谷風に代り対決し、
 大岩の両腕を折った。太郎山は行方の知れぬおきんが、伊東のあいまい屋に
 監禁されていることを聞き駈けつけたが、すでに彼女は姿を消していた。
 太郎山の不出場は大相撲の人気を失わせた。蜀山人は、狂歌で本多中務に
 秋場所に小野川と太郎山の取組を約束させた。お八重は、太郎山の名を
 かたり呼び出され、旗本の倉橋にいどまれ懐剣で彼を突きさした。
 お八重の父彦兵衛は、その剣で自分ののどを突いた。
 「太郎関、お八重をよろしく」と言い残して。太郎山は出雲守に“雷電”と
 いう四股名を貰って出場、小野川との一戦には上手技で小野川を破った。
 場所が終り、雷電はお八重と夫婦になり、東海道を下った。
 その姿を、おきんが涙をおさえ見送った。

(動画は見つかりませんでした。。。。( 一一))

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宇津井健の鉄砲姿!

宇津井健といえば赤いシリーズの百恵ちゃんのお父さんのイメージが強くて

甦るヒーローライブラリー 第31集 劇場版 スーパージャイアンツ コレクターズDVD <HDリマスター版>

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2018/11/30
  • メディア: DVD

これについてもリアルタイムで観たことはなくて
(今見ると結構攻めているコスチュームですよね)
ダンディなイメージが強い中で今作を観たので16歳の設定という時点で
違和感があったのとお相撲さんには体格無理ぽくないか、
なんで雷電為右衛門の役柄を引き受けたのか、オファーがあったら断らないのか、
断れなかったのか、よく分かりませんが、演じきった宇津井健も凄いけれど、

前編後編(前編だと思わず見ていたら、「続く」の表示に身震いしながら
仕方なく続編も観た)を続けて見続けた自分の忍耐力凄いな、と
自分で自分を褒めました。(笑)

あらすじについては、映画.comさんから長文を転記したので、
ここで書くつもりはありませんが(書かなくても十分分かる)
奉公先、女郎屋、農民一揆など、落語や教科書に出てくるフレーズや、
時代劇にありがちな身分の高いエロいおっさん(今作では本多中務)、
ことあるごとにタイミングよく助けにやってくる狂歌師、
舞台でありそうなくらい様々なキャラクターが揃っているので
安心して起承転結勧善懲悪といった中で見られますが、
前編後編で3時間くらい、後編の冒頭は前編の長いおさらい、
もっとコンパクトにまとめて作れたんじゃないか、と思いました。

後で調べたら池内淳子が八重という役柄で出ていて、
えー、雷電が結婚したあの相手が池内淳子だったの???見終わった後、
違う意味で驚きがありました。

前編から雷電とおきんちゃんの進まずイライラする恋愛模様が描かれて
見ている方としてはこのままお金ちゃんと結婚してほしいと思うのですが、
頼まれちゃったから仕方なくとはいえ、違う人(それが池内淳子)と
結婚してしまい、おきんちゃんは遠くに去っていく、という終わり方、
個人的には期待と異なる展開となったことが残念でした。

雷電為右衛門といえば、実家近所に(千葉県S倉市もご縁があったらしい)
石碑があるので知っていたお相撲さんですが、長野出身で、奉公していたのを
見込まれて東京までやってきて大関になる、ということを知っていた程度、
でしたので、今作で宇津井健の演技を通じてより知ることが出来たのは
よかったものの、おきんちゃんとの恋愛についてモヤモヤが残ってしまった
「雷電」でありました。


スーパージャイアンツも見たくなりました。(笑)










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映画「リコリス・ピザ」を観る [映画(や・ら・わ行)]

YouTubeの広告でよく予告編を見た作品です。(最近このパターンが多い)リコリス.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

1973年、ハリウッド近郊のサンフェルナンド・バレー。
子役として活動する高校生のゲイリー・バレンタイン(クーパー・ホフマン)は、
ある日学校にやって来た写真技師アシスタントのアラナ・ケイン(アラナ・ハイム)に
一目ぼれする。
「運命の出会いだ」と告白してくるゲイリーを、年上のアラナは相手にせず受け流す。
その後、食事をするなど共に過ごすうちに二人は距離を縮めるが、ふとしたことで
すれ違ったり、歩み寄ったりを繰り返していく。


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爽やかに楽しくてどこか懐かしい作品。

余り事前知識ないままに観たのですが、
ブギーナイツ [DVD]

ブギーナイツ [DVD]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2002/03/22
  • メディア: DVD
この作品も監督した、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品なんですね。
(ファンの方が頭文字をとってPTA監督と呼んでいるのが面白い)
今作で印象的だった(PTA監督作品の常連だった)フィリップ・シーモア・ホフマン、
早逝されてしまったのが残念ですが、彼の息子のクーパー・ホフマンが今作の主役、
というのは、PTA監督が自分の作品で演じてほしいと思っていたのでしょうね。
初の大作出演とは思えない堂々とした演技、今後も違う作品で観てみたいです。

って、上の作品で先輩ポルノ男優を演じていたジョン・C・ライリーも今作に出演して
いたらしいのですが(実在の俳優の役)ショーン・ペンのインパクトの強さのあまり
気づくことができませんでした。(^-^;

また、アラナを演じていたアラナ・ハイム、今まで知らなかったのですが、
サムシング・トゥ・テル・ユー

サムシング・トゥ・テル・ユー

  • アーティスト: ハイム
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/07/07
  • メディア: CD
有名な姉妹バンドのメンバーなんですね。
可愛いという感じではないのですが(ごめんなさい)動き方や喋り方、
本当にこういう人物がいるのではないかと思うくらいの演技で、バンドも含めて
彼女たちの今後も追いかけてみたくなりました。

物語は15歳の男子が25歳の女性と出会い、年齢の差を超えて意識しあう、
2人がうまくいくのかどうか、連続性があるようなないような、様々なエピソードを
挟みながら2人を軸に進んでいくのですが、よくある年齢の差がある恋愛とは
違っていて、年上のアラナがゲイリーをリードするのかと思いきや、
子役出身でPR会社を経営するゲイリーが大人びていて逆に将来定まらないアラナを
リードする、かと思いきや、ゲイリー(未成年)が仕事に行くときアラナが付き添いを
したり、移動するときの運転するのもアラナ、互いの優位性がころころ変わっていく、
そんな展開が面白く見られました。
1973年の時代設定、後半で描かれるオイルショック、私も思い出したのですが、
アラナとゲイリーがダイナーで新聞を読んでいる場面で、オイルショックで
ゲイリーが会社を作って販売しているウォーターベッド(懐かしい(笑))が
売れなくなるというアラナの説明を理解できないゲイリー、
(ゲイリー、そのとき新聞でエロ広告欄ばかり見ていた)
ビニールや化学製品が石油から作られていることを教えられても緊急事態で
何がおきるかとっさには想像できないというのはやはりお子様なのかな、と思わせる、
そんな場面でしたが、個人的にはオイルショックになってしまったところからの
展開がツボでした。

実在のプロデューサー、ジョン・ピーターズを演じたブラッドリー・クーパーが
もう本当に楽しそうに演じていて映画館の中も笑いに包まれたのですが、
(それより前に登場したウィリアム・ホールデンを演じたショーン・ペンも
 決して悪くなかったのですが、ホールデンのキャラクターに共感できず)

バーバラ・ストラインド

ゲイリーが何度も、サではなく濁点つきのザと発音するのを必死に修正しようとする
ピーターズ(を演じているブラッドリー・クーパー)がおかしくて、
更に、出かけたはずがガス欠でガソリンスタンドで暴れまくる、
その後、(女たらしのキャラクターなので)みかけた女性たちをナンパする、
(ピーナツバターの件はご本人から承諾をとるときの条件だったらしい笑い)
映画を観終わって何日経ってもあの姿が脳裏に残っています。(笑)

ピーターズをアラナとゲイリーたち(トラックでウォーターベッド搬送)が
ガソリンスタンドまで連れていった後、ゲイリーの意向?でガス欠で停車中の
ピーターズの車のところまで戻り、ゲイリーがスパナで車のフロントガラスを
叩きまくってスッキリしたと思ったら今度はトラックがガス欠してしまい、
このままではガソリンを調達したピーターズが戻ってきてしまう!と、

下り坂でトラック逆走(笑)

アラナがのぼってきた坂道をバックで下り続ける場面(ハンドルさばきが凄い)が
ハラハラする、というよりおかしくておかしくて(周囲もみんな笑っていた)
ピーターズに捕まらずに街中まで戻ってきてほっとする場面で、
ゲイリーと未成年の仲間たちがガソリンの入ったポリタンクであほなことを
やっている光景に、アラナとの年齢の差をこんなところでも描いているんだなと
思いながらそれでも笑っておりました。

アラナとゲイリー2人の関係性を描くときに脇役陣たちが盛り上げているのが
この映画では印象的だったというか効果的だったのですが、
お久しぶりのショーン・ペンやブラッドリー・クーパーだけでなく
(ジョン・C・ライリーには気づけなかったけれど)
アラナの姉2人にお父さんお母さんが実の家族(妙にしっくりしていた)も
観ていて楽しい人たちでした。

日本食レストラン経営者を演じていた男が、最初の妻にカタカナ英語で話しかけて
いるのとか、着物(日本食レストランで浴衣きてる)の着方に違和感とか、
日本人差別というレビューも見たのですが、確かに不快とはいえ、
70年代の日本食レストランはこんな感じだったかもしれないし、日本人を妻にして
日本食レストラン経営する男が不快であって、差別を意図して監督が描いている訳では
ないだろうし、当時のカリフォルニアを描く中のひとつだったのだろうと思いました。

映画のタイトルのリコリス、というと、
昔お土産でもらった真っ黒なタイヤゴムみたいな飴(まずい)を思い出しますが、
それをピザサイズまでぐるぐる巻いていくとLP版みたいな形になるので、
リコリス・ピザという名前のレコード屋さんが当時カリフォルニアにあったことから
このタイトルを監督がつけたようで、最初??と思ったものの、LP懐かしいな、
と劇中で流れる懐かしい音楽も併せて、ゲイリーとアラナが走り続ける様子を
どこか幸せな気持ちで観ながら楽しく観られた「リコリス・ピザ」でありました。





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映画「ザ・ロストシティ」を観る [映画(や・ら・わ行)]

旅行記の後に呑み記事、がないので(旅記事ストックはそこそこある)
骨折入院以降たまっていた映画記事(多分10日+αくらい)をここで放出します。

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YouTubeの広告でやたらと予告編が流れていて
すっかり刷り込まれてしまい映画館まで観に行きました。
ロストシティ.jpgポスターから漂う下らない感(笑)
あらすじはYahoo!映画さんより。

新作の宣伝ツアーに駆り出された恋愛小説家のロレッタ(サンドラ・ブロック)は、
作品の主人公を演じるセクシーな表紙モデル・アラン(チャニング・テイタム)の
軽薄な様子にいら立つ。
そんなとき謎の実業家フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)が現れ、
彼女は突然南の島へ連れ去られてしまう。
彼は小説を読み、ロレッタが伝説の古代都市の場所を知っていると考え誘拐したのだった。
一方、ロレッタの誘拐を知ったアランは彼女を助けに島へ急行し、
再会した二人は脱出しようとするが、思わぬアクシデントが続発する。


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笑えるハーレクインロマンス。(笑)

高校生の頃、婆1号がママさんバレー仲間から大量にハーレクインロマンスを渡され
自宅に持ち帰ってきたことがあったのですが、
「私は読まないけど(婆1号は西村京太郎、内田康夫ファンでロマンスと対極(笑))
 うつぼが読みたいならたくさんもらってきたから読みなさい」
と、自分が読まないのに私に読めといってきたのような、押し付けてきたような、
そんなハーレクインロマンスですが、ちょうど高校生で多感な頃(笑)だった私、
20冊くらい読んだのですがどれも同じだと思ったのが正直な感想でした。(^-^;
20代くらいの女性が穏やかに過ごしているところに男性が現れて心ザワワになって、
くっついたり離れたり楽しかったり揉めてみたり、ああもう駄目ね、と思っていると
男性が白馬に乗ってやってくる(⇐そう見える精神状態になれるイベントが偶然起きる)、
2人仲良くめでたしめでたし、というパターンが決まっている、ある意味読んでいて
安定したドキドキを感じながらホッとして読み終わるという(精神的に優しい)
確立されたカテゴリーだった記憶です。

富豪は天使しか望まない (ハーレクイン・ロマンス)

富豪は天使しか望まない (ハーレクイン・ロマンス)

  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ジャパン
  • 発売日: 2022/07/07
  • メディア: Kindle版
密林で検索したらまだ販売されていることに驚きました。
(私が読んでいたのって40年くらい前の話ですし)

で、この映画ですが、私は予告編でかなり刷り込まれていたのもあって
下らないんだろうなという心構えで臨んだせいか普通に楽しめました。
(レビューを見るとハードル上げてつまらなかった人も多かったみたいですが)

夫を亡くして執筆活動にも身が入らないのに新作の全国ツアーに駆り出されたのが
サンドラ・ブロック演じるロレッタで、エージェント(マネージャー?)が調達した
全身赤紫ラメがちりばめられたジャンプスーツを渋々着てイベントに出たところを
ダニエル・ラドクリフ演じる富豪フェアファックスに誘拐され、ロレッタが作品に
書いたロストシティがあると言われる南の島に連れていって、という展開で、
大変な思いをするだろうけれど最終的にはロレッタは助かって、彼女を助けようと
やってきたアランともうまくいくだろう(ハーレクインロマンスのパターン)と
予想しながら見ていたので精神的にドキドキ感は殆どなく(笑)、
豪華俳優陣がみんな楽しそうに演じているのを私も楽しく見られました。

キラキララメの衣装でジャングルや山を逃げまくるロレッタ、ラメが原因で
フェアファックスの子分たちに追いかけられるのですが、ラメを仕掛けにして
逆に子分たちをやっつける場面はベタ過ぎて笑えました。

アラン(ロレッタの作品シリーズのカバーモデル)が冒頭でロン毛金髪で
イベントに登場した場面で吹きそうになったのですが、ここでつかみはオッケー、
という精神状態になって最後まで笑えたかもしれません。
演じていたチャニング・テイタムというと、
ステップ・アップ [DVD]

ステップ・アップ [DVD]

  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/08/29
  • メディア: DVD
ブログを始めたころに見て記事を書いた作品が印象的ですが、
その後いろいろな作品で観てもどこか筋肉バカぽい(ごめんなさい)の
イメージが強かったのが今作でも更に強まった一方、ダンスの場面になると
見違えるような雰囲気に変身する、今作のそんな演出も楽しめました。

予告編で期待していたブラピは後半に出てくると思いきや冒頭に出てきて
面白いくらい活躍してあっという間にやられていました。(笑)
映画館の予告編で観た「ブレット・トレイン」でもサンドラ・ブロックと
共演していますが、この組み合わせ、結構好きだなと思いました。
(エンドロールでまさかの展開も見られて二度おいしい感じ)

フェアファックスを演じていたダニエル・ラドクリフは、
スイス・アーミー・マン Blu-ray

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2018/02/21
  • メディア: Blu-ray
ガンズ・アキンボ(特典なし) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2021/07/21
  • メディア: Blu-ray
死体だったり、手に拳銃を打ち付けられたり、ハリーのイメージ払拭なのか
濃いキャラクターを演じたいみたいに見えましたが、今作でも弟に事業を奪われ
(このあたりの嫉妬のグジグジ感が見ていて不愉快でここだけ残念ポイント)
弟を見返すためにロストシティの秘宝を探し出すというお金あるけど目的が
ちょっとつまらないように思えた男を好演していました。

最後にロレッタとアランが仲良くめでたしで終わって安心して見終わったのですが、
なにより俳優さんたちがみんな楽しそうに演じているのが観ていて感じられる、
そういう作品は観ている側も楽しい気持ちになれていいですね。
細かいところはツッコミどころが満載かもしれませんが
(個人的にはあの急な崖を登れるなんて軌跡、とか(笑))
深く考えないで観られるので、軽く楽しみたいという人にはおススメの、
「ザ・ロストシティ」でありました。







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映画「ラストナイト・イン・ソーホー」を観る [映画(や・ら・わ行)]

YouTubeを見ていたらこの予告編がたくさん流れていて
気になって観に行きました。(配給会社の策略にちゃんとはまりました(笑))
ラストナイトインソーホー.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。
ファッションデザイナー志望のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、
ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学するが、
寮生活に向かず一人暮らしをすることに。
新しいアパートで暮らし始めた彼女は、1960年代のソーホーにいる夢を見る。
エロイーズは夢の中で、歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)と出会い、
肉体的にも感覚的にも彼女と次第にシンクロしていく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もー、ハラハラしっぱなし。

怖い映画が苦手で自らは観に行かないことは何度か書いておりますが、
この映画もホラーというにはマイルドなんだと思いつつ(サスペンス?)
かなり残虐(妄想というか幽霊というか現実ではないんですが)な場面が
中盤以降は畳みかけてくるのでゾワゾワしながら見ておりました。(;_:)

60年代の流行(音楽やファッション)が好きなエロイーズがタイムスリップして
60年代のソーホーを疑似体験するという流れ、映画館に掲げられている看板が
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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2015/10/07
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この007作品なので公開された1965年ごろのソーホーというのを観客に印象付けて
物語が展開していきます。
コーンウォール(イングランドの南西端にあるのどかな場所)からロンドンで
ファッションの勉強が出来ると前向きな気持ちでやってきたエロイーズが
学校の寮で同室になったジョカスタと合わず(というかイマドキの若者はみんな
こんな感じなのかと驚いたのは私だけでしょうか)下宿先を見つけて引っ越して、
部屋で観た幻覚(というか妄想というか)の中で出会ったのが1960年代に生きる
サンディ、そのファッションと行動力に魅入られて彼女とそっくりになろうと
髪を染めたりサンディのドレスを実際作ろうとしたり、楽しい様子が見ていて
ほほえましいと思って見続けて、いや、でもこんな楽しい時が続いてばかりじゃ
映画として成り立たないだろうと(起承転結がないと、ですし)見ていると、
サンディの夢が無残に打ち砕かれていく様子がこれでもと描かれていく、
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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2022/01/07
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この映画は現代ですが、今も昔も男の身勝手な女に対する考え方、
それによって悲しい思いをする女性、の姿と重なって見えました。
今作はそれに加えて夢を打ち砕かれたサンディが搾取されていく、
芸能界の闇の構造みたいなものも描かれて(胴元の男がクズ過ぎる)
いたように思えましたが、劇中のサンディの立場がどんどんつらくなっていくと
それを時代を超えてみているエロイーズの精神状態もおかしくなっていく、
コーンウォールからはるばる電車でロンドンにやってきたときの
希望に満ちたエロイーズの表情がどんどん病んでいく様子を見るのは見ていて
切なく悲しく、早くこの状況が一転してほしいと思いながら見ておりました。

終盤の種明かし、バーに出入りする謎の老人と大家さんの正体ですが、
老人はテレンス・スタンプが演じているのでそれなりに意味深いキャラクターだろう、
サンディと接点があるあの男性かな?と目星をつけていたとおり、
大家さんもおそらくそうだろうな、と思っていたとおりの正体だったので
個人的にはそのあたりの予想外れた的なドキドキ感はなかったのですが、
(サンディがつらい思いをする場面がとにかく私にはショック)
大家のおばあさんを演じていたのが、
007/女王陛下の007 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2021/09/29
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ジョージ・レーゼンビーがボンドを演じた時のボンドガールだったダイアナ・リグ、
ボンドが結婚する相手を演じた方ですが、鑑賞後に当時の彼女の写真を見て、
監督が彼女を大家(コリンズさん)にキャスティングしたかったのか、納得。
(ちなみに、今作が彼女の遺作となったそうです)

監督のエドガー・ライト作品といえば、
ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン!- [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2012/06/20
  • メディア: Blu-ray
田舎に左遷されたお巡りさんの話とか、
ショーン・オブ・ザ・デッド [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2015/06/24
  • メディア: Blu-ray
町中ゾンビだらけになってパブに駆け込むおっさんの話とか、
どちらもサイモン・ペッグ、ニック・フロストの大好きなコンビ、
この作品のイメージが強すぎたので(ベイビードライバー未見というのも理由かも)
今作が全く毛色の違う話で驚いたのですが、監督の振れ幅の広さみたいなものを
感じました。

冒頭で新聞紙で作ったドレスを聞きながら踊るエロイーズ、
鏡越しにサンディとエロイーズが映し出される場面、効果的に60年代の音楽が
流れますが、今作で知ったのが、
The Hit Singles, 1963-1971

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  • アーティスト: Cilla Black
  • 出版社/メーカー: Verse Sarabande
  • 発売日: 2015/10/30
  • メディア: CD
実はこれまで知らなかったCilla Black。
1960年代後半生まれの私ですが、当時の音楽、意外と知らないので
これを機に聞いてみたくなりました。(^-^)

エロイーズの彼氏役がいまいち冴えない感じだったのと、
(主人公が男子の場合、彼女は大体綺麗なお姉さんなのに、
 今回は女子が主人公で彼氏がイケメンでないのはなぜだ、と疑問に)
イマドキの若者の乱れ振り(あんなに酒浸りだったりドラッグやるの?)には
共感できないまま見終わりましたが、サンディとエロイーズが時代を超えて
シンクロする姿(CGでなく意外とアナログに撮影したそうですね)や
60年代ファッションや音楽に観ている私もワクワクしながら、
怖かったり驚いたり、後味はそんなにいい終わり方ではないものの、
新しい感覚で観ることが出来た「ラストナイト・イン・ソーホー」でありました。

(サンディを演じたアニャ・テイラー=ジョイのこの歌、ゾクゾクします)

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映画「リスペクト」を観る [映画(や・ら・わ行)]

アレサ・フランクリンって意外とどんな歌手かよく知らないかも、と思って
映画館で鑑賞しました。

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あらすじはYahoo!映画さんより。

子供のころから圧倒的な歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華として
喝采を浴びるアレサ・フランクリン(ジェニファー・ハドソン)。
しかし輝かしい活躍の裏では、尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)や
愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)の束縛や裏切りに苦しんでいた。
ぎりぎりまで追い詰められた彼女は、全てを捨て自分の力で生きていこうと決断する。
やがてアレサの心の叫びを込めた歌声は世界を熱狂させ、
彼女自身も自らへの“リスペクト”を取り戻す。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いろんな意味でビックリました。(◎_◎;)

アレサ・フランクリンというと、彼女が40代になったころのヒット作、
この曲とか、ジョージ・マイケルとのデュエット、というイメージ、
あとは、50代になってからちゃんと見た、
ブルース・ブラザース [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: Blu-ray
この作品でダイナーのおばちゃん(と言っても今の私より若い)で登場し、
ソウルフルに歌い上げる姿のイメージくらいしかありませんでした。

幼い頃に望まない妊娠、出産という場面が序盤で描かれていて
(リアルではなく、連想させるような描き方とはいえ)
え??と驚いてしまったのですが、牧師である父がアレサの音楽の才能を開花させた、
(別居している母(オードラ・マクドナルド先生でこれまたびっくり)も
 アレサと一緒に歌ったり才能を伸ばしていたものの幼い頃に亡くなります)
とはいえ、父として一家の長として常にアレサをコントロールし、アレサを抑圧し、
実質的に支配していたので、ダメ男と駆け落ち的に結婚してしまう、
自分がこの環境から逃げ出すためには、という気持もあったかもしれませんが、
ダメ男も最初はアレサの音楽の才能をどうにかマネージできないかと努力するものの、
だんだんアレサの才能に嫉妬し、父と同じようにアレサを支配しようと暴力をふるう、
ヒットも出ない状況、常に抑圧されている状況からアレサが解き放たれる、
よかったよかった、と思うと、今度はヒットして取り巻きが増え、仕事のプレッシャー、
そこから逃げるようにお酒に溺れ、仕事にも支障をきたしてしまう、という展開。

伝記ものだとこういう展開が多いような気がしますが、
(エイミー・ワインハウス、エルトン・ジョン、エリック・クラプトンなど)
そこから復活していく姿で映画は終わります。

とはいえ、売れるまでの苦労、売れて喜んだものの苦悩して挫折、そして復活、
復活(自分のルーツであるゴスペルのアルバムを出そうとする場面)のところ、
もうちょっと厚めに描いてもよかったような気がしました。

What Happened Miss Simone / [Blu-ray]

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  • アーティスト: Simone, Nina
  • 出版社/メーカー: Eagle Rock
  • 発売日: 2016/09/02
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先日見たニーナ・シモンのドキュメンタリーで描かれていた黒人解放運動、
アレサも同年代の人なので全米各地を牧師の父とめぐりながら、
歌うことで運動をサポートしたり活動家としての顔も見えていたのですが、
政治色が強すぎて仕事から干されていったNina Simoneのようにはならず、
(おそらくその頃はまだヒット歌手ではなかったからなのかも)
その後ヒット曲で成功していったのを見ると、人間、どこで運命が変わって
いってしまうのか、運、もあるのかもしれませんが、2人のことを思わず
比べて世の中の皮肉のようなものも感じました。

ジェニファー・ハドソンの歌は文句なく素晴らしく、
生前のアレサが自分を演じるならジェニファー・ハドソンがいいと
言っていただけあるなと思いつつ、彼女が尊敬するアレサ・フランクリンを
(プレッシャーの中)演じる気合を感じましたが、
エンドロールでご本人が晩年歌う姿が投影されると
"(You Make Me Feel Like) A Natural Woman"震えるほどの素晴らしさ、
苦労の多かったアレサの人生を観た後に聴いたこの歌に、
改めてアレサ・フランクリンの歌を聴いてみたくなった「リスペクト」でありました。


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映画「竜とそばかすの姫」を観る [映画(や・ら・わ行)]

久しぶりに何かアニメでもと思って選んだ作品です。
(鬼滅の刃とシンエヴァンゲリオンは結局観ないまま終わりそう)
竜とそばかす姫.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずは周囲に心を閉ざし、
一人で曲を作ることだけが心のよりどころとなっていた。
ある日、彼女は全世界で50億人以上が集うインターネット空間の
仮想世界「U」と出会い、ベルというアバターで参加する

幼いころに母を亡くして以来、すずは歌うことができなくなっていたが、
Uでは自然に歌うことができた。
Uで自作の歌を披露し注目を浴びるベルの前に、
ある時竜の姿をした謎の存在が現れる。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

映像が美しい。

Yahoo!映画のレビューを見ると期待値が高い人の残念コメントが散見されますが、
以前から書いている通り私自身はそんなにアニメに詳しくないというか、
そこまで没入していないというか、映画がたまたまアニメだった、という感覚で
毎度みているせいか、監督の世界観とかそういうものへ期待したり、ということがなく
普通にきれいな映像を楽しんで見終わりました。

会社のアニメ好きおじさんも突っ込みどころはあるけれど良い作品と言っていたので
私はもうちょっと万人受けしているのかと思ったのですがコメントを見て
あらそうでもないのね、なんて思いました。

サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2010/08/01
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同じ監督のこの作品と比較して残念、という方が多いみたいですが、
私、この作品、未見なので比較のしようがないという。(笑)

小さいときに母を不慮の事故で亡くしたすず(景色がきれいな田舎住まい)が
母をなくしてから内向きな性格になってしまい、
(その原因の大きな部分を占めるのがSNSでの心無い中傷)
唯一の友達ひろちゃんがそんなすずの背中を押して仮想空間の「U」に送り込み、
自分の内側にあるものから作られたアバター?を使って思いきり歌うことで
多くの人から求められ称賛されるようになる、現実とは違う世界にいるもう一人の自分、
躊躇いながらもその世界で自分が自由になれることを嬉しく思うのですが、
そこでめでたしになるわけもなく、仮想空間でのすず(ベルという名前で活動)の前に
突然現れたのが荒くれ者の竜。

こういう仮想空間で正義と秩序のために戦う戦隊ヒーローみたいな人たちが
登場するのですが、背後に無数の企業ロゴ(スポンサーでついてる)が出てくるのが
イマドキのネット事情だなあと思いながら、その正義(ジャスティスだったかな)が
正義という理由を振りかざして行う行動がもう極悪過ぎて、途中でなんだかおかしく
なってしまった私です。
現実のSNSやネット社会でも、こういう人っているよなあ、悪を正す、みたいな
態度なんだけどお前の方がよっぽど態度が悪質だよって思う人。

竜の荒れた行動を何か現実で原因があってのことと感じたすずが竜を追いかけて
本当の姿を観ようとする、みたいなあたりから、展開は読めてきていたので、
さほどのドキドキ感はなく、無事想定どおりに着地して私はほっとしたのですが、
この監督作品が好きな人には満足なのか物足りないか、もしれませんね。

個人的に突っ込みどころはありましたが、
(それ、美女と野獣じゃないの?とか、そんな都会でどうやって探すの?とか  
 おばちゃん4人組も大事だけれど実のお父さんともっと交流しなくていいの?とか)
今作に限らずそういう突っ込みどころはあるものだと思っていますので、
そのあたりを差し引いても映像の美しさ、すずの美しい歌、竜と心を通わせていく
様子、そこからすず自身も学び成長していく、ひと夏の少女の物語というには
かなり壮大なスケールではありますが、すずがお母さんを亡くしたこと、
それ自体とネットによる心無い中傷でずっと心を閉ざしていたのが

自分自身を受け容れ、解放しすることによって、小さいころのすずのように
お父さんにも素直に接することができるようにになって、見てよかったと思った
「竜とそばかすの姫」でありました。


(映画と関係ない話ですが
シネコンで今回鑑賞したのですが、前後左右、カップルかファミリー、全員ポップコーンを
食べながら鑑賞していたので、その臭いとドリンクが減ってきたときにカップを振ると
氷がシャカシャカ鳴る音で映画序盤から後半まで集中が削がれかけましたが、
なんとか集中を保ちながら見ることができました。
シネコンの収入源とはいえ、鑑賞する曜日とか時間帯(今回は土曜日のお昼過ぎ)を
考えた方がいいな、と反省。( 一一)



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映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」を観る [映画(や・ら・わ行)]

先行上映中のTOHOシネマズ日比谷で鑑賞した作品です。(7月半ば)
promisingyoungwoman.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

明るい未来が約束されていると思われていたものの、理解しがたい事件によって
その道を絶たれてしまったキャシー(キャリー・マリガン)。
以来、平凡な生活を送っているように思えた彼女だったが、
夜になるといつもどこかへと出かけていた。
彼女の謎めいた行動の裏側には、外見からは想像のできない別の顔が見え隠れしていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドキドキしっぱなし。(;゚Д゚)

予習せずに見たのですが予習しないでよかったというか、
アカデミー賞で最優秀脚本賞をとったというだけあって、
展開が読めないというか、脚本の構成がしっかりしているからこそ、
話に引き込まれて違和感なく伏線も回収されながら見終わりました。
(途中からは想像していた流れでしたがそれでもドキドキ。)

変な邦題にしなかったことも変なところに気が散る無駄がなかったので
(私が邦題を毎度気にし過ぎなんだとは思いますが(笑))
キャシーの一挙手一投足、彼女が仕掛ける復讐劇に見入ってしまいました。

キャシーの友人(ニーナ)が泥酔させられてレイプされたことから自ら命を絶った、
そのことを10年経っても忘れることなく加害者に復讐していく、のですが、
その前段(中盤でもそういう場面がありますが)で、泥酔したふりをして
見知らぬ男にお持ち帰りされ、男の優しさ(外側)の中に隠れている暴力的な
一面が露呈したところでキャシーが男に性犯罪を犯す愚かさを思い知らせる、
そんな場面を観た後に、キャシーが友人ニーナの命を奪った人たちに復讐する、
その根底にあるものを観客にも思い知らせているように思いました。

泥酔させてレイプする、日本でも大学生がそういう性犯罪で逮捕されたのを
ニュースで観た記憶がありますが、決して対岸の火事ではなく、
キャシーが復讐する加害者たち(傍観したりニーナの訴えを無視した人達も同罪)
彼らに自分や自分の家族が同じ目に遭ったら(遭う可能性があったら)という
精神状態にするのですが、そこで被害者の気持ちになって考えていなかったことを
やっと知ることができる人たちの中にニーナと同性である女性もいる、
いまの自分の立場、社会的地位、家族との関係を壊されたくなくて、
必死な形相でキャシーに赦しを乞う彼らを見て、自分のことしか考えられない人には
同じ思いをして他人を考える気持ちを持て、そんな気持ちで彼らを見ていました。

唯一、ニーナが訴訟しようとしたのを取り下げさせた加害者側の弁護士、
彼だけは自分の行ったことをずっと悔いていたことをキャシーは知り、
その気持ちを理解しようとする場面を見て、全員が自己中心的な悪人ではなく、
中には被害者の気持ちを理解しようとしていた人がいたことに若干でですが、
救われた気持ちになりました。
この弁護士の存在もあって、キャシーは最終的な復讐まで突き進むわけですが、
この人がいなかったらもしかしたら復讐も完全に果たせなかったかもしれません。

キャシーが中退した大学で同級生だったライアンと久しぶりの再会で
不安定だった気持ちが安定してきて、復讐も途中で終わってしまうのかと思ったら、
加害者の1人から渡された事件の動画から知った事実でキャシーの気持ちが
ニーナを実際犯した男を復讐する、一気に加速してその場面まで突き進んでいく、
(ブリトニースピアーズのTOXIC(スローテンポなメロディのみ)が流れて
 逆にそれが怖い雰囲気を醸し出していった)
大事な友人は死んでしまったのに、死なせた男は社会的地位を確立し、
過去のことなど忘れてしまったようで許せないキャシーのとった行動は
本人も命を懸けて復讐するその姿が切なくて悲しくて思わず泣いてしまった私です。

男性による性犯罪がアメリカや日本だけでなく世界の様々な国で起きている、
それに対する警告としてこの映画は作られていたのではないかと思いました。
事件の動画は音声のみなのでそこから観客が想像するしかないのですが、
キャシーが加害者の男に復讐に行く場面で、物理的に女性の方が力が弱く、
抗えずに女性が犠牲者になってしまうことを暗示していたように見えたのですが、
キャシーの復讐が結果としては果たせたことはよかったけれど、
キャシーだけでなくニーナも本来であれば前途有望な女性(原題)であったのが
性犯罪をきっかけに、思い描いた将来に向かって進む機会を失ってしまう、
そういうことが実在していることを描きたかったのだと思います。

主演のキャリー・マリガン、久しぶりにみましたが、
わたしを離さないで [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2012/06/02
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過去作品も結構好きなのですが、年齢を重ねるとともに深い味わいを出しているというか
今作のキャシーは精神的に不安定で30歳という設定の割に疲れている表情で
(元同級生のライアンと良い関係になってきたところでは急に明るく乙女な感じ、
 その変化も見ていて演じ分けているのが凄いと思いました)
おそらく、製作にクレジットされているマーゴット・ロビーとも役柄について
議論して作り上げていったのかと想像したのですが、そのくらい現実に起きている
問題を提起する強い力を感じた映画でした。

今までに経験したことのない映画というか、ジャンルをどこに分類したらよいのか、
そういう意味でオンリー1的な存在感、今年観た映画のトップ3には確実に入る、
観てよかったと本当に思った「プロミシング・ヤング・ウーマン」でありました。
(あともう1回は映画館で鑑賞したいと思います)



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