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京都旅行記2024~精進料理と龍源院編~ [日本の旅(京都)]

ゆる坐禅で気持ちも和んだところで、大慈院さんの隣にある泉仙さんで
精進料理の朝ごはんをいただきます。

IMG_5712.JPGここは大慈院店

(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26001216/dtlrvwlst/
他に紫野店、嵯峨野店があるそうです。
IMG_5710.JPG外が見える席です
IMG_5709.JPG豪華な朝ごはんです  
IMG_5711.JPGIMG_5714.JPG
かなりボリュームがあって、特に湯豆腐と煮物のかぼちゃが美味しかったです。
出汁も昆布を使っていると思いますが全体的に優しい味わい、
こういう食生活を続けていれば健康になれそうな、、そんな気持ちになりました。
ゆる坐禅でご一緒した同年代のおばちゃんたち(京都と大阪)とも話が盛り上がり
いつも一人旅で会話が少ない私には有意義な時間となりました。
食後は、開祖堂が公開されている特別拝観を観に龍源院へ。
IMG_5719.JPGIMG_5721.JPGIMG_5722.JPG 
IMG_5723.JPG今回で2回目の訪問です
(前回は2022年)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-11-10-1
前回をおさらいしながら開祖堂に向かいますが、
IMG_5724.JPG滹沱底(こだてい)
IMG_5727.JPG一枝坦(いっしだん) 
中年になってからこういう石庭がいいなあと思うようになりました。IMG_5733.JPGそして開祖堂
中に進むと説明してくれるおじちゃんがいました。
今回の公開が本当に初めてだそうで、確かに移動用のスノコも新しくて木の香りが
ぷーんと漂う新しさ。
ここは、開山の東渓宗牧の木像が飾られていますが、要はお墓だそうで、
建物は昭和のものですが、窓や丸柱に工夫が凝らされているという説明でした。IMG_5735.JPG天井の龍
どの角度からも目線が合うんですよ、という説明に、あちこち移動しては
龍の目を見つめましたが確かにどの角度でも龍がこちらを観ているような、
そんな不思議な体験をすることができました。
IMG_5738.JPGIMG_5740.JPG
オフシーズンならではのこういう特別公開、ありがたい気持ちで楽しめました。 竜吟IMG_5742.JPGIMG_5743.JPG
竜吟庭の苔は寒いのでこんな感じの色合いでしたが気温が上がったらもう少し
鮮やかな色になるのかなあ。  
IMG_5748.JPGIMG_5749.JPG
下間の間(書院の間)で古狐の屏風絵を見てから、 
IMG_5753.JPG東滴壺
IMG_5756.JPGIMG_5757.JPG
方丈室中の間で龍の屏風絵を観たら入口の方に向かいましたが、
いつも達磨の掛け軸がかけて床の間に、初公開らしいのですが、龍の掛け軸と
観音の掛け軸がかけてありました。(これは撮影禁止)
他に、特別公開で秀吉と家康が伏見城で使ったと言われる碁盤と最古の火縄銃も
展示されていました。秀吉と家康が使った碁盤、火縄銃よりびっくりした私です。

と、ゆる坐禅、精進料理の後はかけ足になりましたが、この後は京都駅まで行って
新幹線で帰るのみとなりました。

(つづく)


タグ:京都
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京都旅行記2024~割烹中山さんで夜の部編~ [日本の旅(京都)]

自分が想像していた狸詣でとは違う珍事になりましたが、ランチが美味しかったので
それで結果オーライ的な気分で京都に戻ります。
IMG_5645.JPGIMG_5651.JPG
駅にいた狸さんとお別れして再びリサ・ラ―ソン車両に乗りました。
IMG_5652.JPG無人駅なので乗車証明をもらいます
IMG_5653.JPGにゃぁ
陶芸の森美術館、次回の旅行時何か楽しそうな展示会があれば
また来てもいいかな、と思いながら貴生川駅に戻り、
降車時に運転手さんに運賃をお支払いしたら、
IMG_5654.JPGホームの改札にSuicaをタップして
IMG_5655.JPGこの電車で草津駅まで行ったら京都行に乗り換えます。
行きよりも帰りの方があっと言う間感があるような気がしますが、
車内で爆睡していたのもあってあっと言う間に京都に到着し、
地下鉄で四条駅まできてからホテルに戻る途中、
IMG_5657.JPG以前買ったコーヒー販売を発見
週末(月何回か)やってくる大阪のコーヒーやさん、豆を挽くいい香りに
吸い寄せられ、ブラジルブレンドとマンデリンを購入しました。
この後、ホテルに戻って暫くゴロゴロしてからホテルを出発し、
祇園の割烹中山さんへ向かいます。
2日前に通ったら外国人観光客で激混みだった錦市場はパスして違う通りを歩き、IMG_5658.JPG鴨川を渡って、
IMG_5659.JPG到着~
IMG_5660.JPGIMG_5661.JPG
今回はL字カウンターの真ん中あたりに着席。
端には60代後半くらいの女性と息子さんの2人客。
IMG_5662.JPG最初はビールでかんぱい♪
IMG_5663.JPG八寸
もろこ、鯛のお寿司に蟹入り玉子焼き、きくらげの和え物。
IMG_5667.JPGわらびのイラストが春らしい 
IMG_5669.JPG豪華なおつくり
IMG_5671.JPGと、英勲 美味しいひと時です
IMG_5673.JPG牡蠣松前焼き
ぷりぷりの牡蠣に昆布の旨味が沁みていて美味。
IMG_5675.JPGそしてお待ちかねの
IMG_5676.JPG揚げ出し豆腐
親子客のお母さんから話しかけられて色々とお話させてもらったのですが、
京都の経済界でご活躍されているらしく、はきはきと明るくて楽しい方でした。
男性客が多い中山さんで、こういう女性のお客さんともお会いして話が出来る機会、
なかなかなかったのですが自分の知らない世界というか一端ですが知ることができて
ただの呑んだくれにならずにすんだ自分がおりました。
IMG_5678.JPG〆に剣菱の黒松をいただいて〆

IMG_5680.JPG帰りも歩いて
IMG_5682.JPGまたきちゃった、nicoさん。
IMG_5683.JPGIMG_5685.JPGIMG_5686.JPG楽しく吞めました。
3泊の京都旅行で3晩毎日nicoさんにきてオーナーのカオルさんも驚いて
いらっしゃったようですが、私にしては滅多にこられないお店なので、
行ける時に行く、の気持ちでお邪魔させてもらって美味しく楽しく、
過ごせました。

中山さんでも楽しかったし、こうやって過ごせることに感謝です。

この後、歩いてホテルに戻ってシャワーを浴びたら爆睡しておりました。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)



タグ:英勲 京都 剣菱
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京都旅行記2024~仁和寺で朝のおつとめ編~ [日本の旅(京都)]

3月の京都旅を季節外れに書いておりますが早7月になってしまいました。(笑)
あと10日弱書き続けてしまいそうですが、寛大なお心で読んでください。<m(__)m>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~~~ヾ(^∇^)オハヨウゴザイマス

京都滞在3日目。二日酔いになることもなく無事起床しました。
この日も朝早めに行動開始、起きて支度したら7時ごろの市バスで
仁和寺に向かいます。

いつも京都に行く前に美術館、博物館での展示スケジュールやイベントなど、
ネット検索して面白そうなものがあれば参加、という感じなのですが、
今回見つけたのが「仁和寺:金堂にて僧侶と早朝修行」という企画。
仁和寺は2019年に訪れているのですが、
(当時の記事)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2019-09-03
春に訪れた旅を6か月後に書いているので(今より後手(笑))
訪問当時の旅メモもなく、記憶がないまま雑な記事を書いて終了でした。

が、今回はちゃんとメモしていますからもうちょっとまともな記事が
書ける、、、ような気がしています。(^-^;

当日、朝7時ごろのバスで仁和寺に向かったのですが朝でもかなり混んでいて
土曜日だったので観光客が多め、と思ったら、途中の妙心寺でごっそりと
乗客が下りて行き(狩野探幽の「雲龍図」で有名ですからね)すかすかに
なったバスにもうちょっと乗って仁和寺の前で下車。
IMG_5484.JPGIMG_5485.JPG
朝7時半頃の仁和寺、晴天です。
自分が記憶していた感覚よりも大きいお寺、イベントの受付が8時、
IMG_5495.JPG人もいないし時間もあるし、
で、近くをぶらぶらして時間をつぶしました。
IMG_5497.JPG嵐電の御室仁和寺駅
日中は多くの外国人観光客とちょっとの日本人で賑わう電車ですが、
さすがにこんなに早いと駅前も人が殆どいません。
IMG_5498.JPGIMG_5499.JPG前回も写メした水神様
(水神:雨水をためて生活用水に使うためのタンクです)
IMG_5501.JPGIMG_5502.JPG
ちょうど嵐電がきたので撮影したら、
IMG_5503.JPGまさかの江ノ電(◎_◎;)
嵐電と江ノ電、姉妹鉄道なのでしょうか、
京都で鎌倉の大仏様を見るとは思いませんでした。びっくり。
と、嵐電の車両も見て満足したところで仁和寺に戻ります。
IMG_5504.JPGIMG_5505.JPG
IMG_5506.JPG桜の時期の看板や特別公開の看板 
前回、この近辺のお寺をいくつもまわって記憶がうっすらなのかと思いますが
オフシーズンでお花も咲いていない時期に来ていたのでで気付かなかったものの、
仁和寺、桜と紅葉で有名だそうです。
平安時代の仁和4年(888年)宇多天皇が開基されたので仁和寺、なんですね。
(記事を書く段になって調べて知りました。(^-^;)
法皇になってからもここにお住まいだったので、御室御所と呼ばれていたそうですが
(嵐電の駅名も「御室仁和寺」となっているのはそういうことなんですね)
明治維新以降は仁和寺の門跡に皇族が就かなくなり旧御室御所と言われているとか。
また、古都京都の文化財の構成資産として世界遺産に登録されています。
で、まだ集合時刻まで時間があったので、本坊表門に近づくと、
IMG_5487.JPGIMG_5488.JPG
竜王戦のポスターが貼ってあって、
IMG_5489.JPGIMG_5490.JPG
門から中に入ると御殿の入口だったのですが、開くのは9時から。
この時朝8時前なので入ることができませんでしたが、
IMG_5491.JPGIMG_5492.JPG
入口のところに竜王戦のパネルがあったのですが、2023年10月の竜王戦、
ここで開催されたんですね。
藤井竜王と伊藤匠七段がたたかって藤井竜王の勝利だったそうですが、
この取り組み、あれ、どこかで、と思ったら今年の叡王戦と同じで、
伊藤さんが勝利し、新叡王、藤井八冠が七冠になったというニュースが
あったのを思い出しました。(後手だからこういうことも書けます(笑))
●●戦、となると、対局が何回もあってその都度開催場所も変わるというのを
最近知ったのですが、スポンサーがついて巨額のお金が動くのでしょうね、
世界遺産で行なわれるということは施設維持などにも役立つということ、
なのかもしれない、なんて思いました。

と、そろそろ集合時刻の8時なので仁王門の中に入っていると、
同じような年頃のおばさんもいたので「朝のおつとめに参加されるんですか?」と
声をかけてみたのですが、「はい」とそっけなく答えて背中を向けてしまい、
朝のおつとめに参加するのにその冷たい感じって、、ちょっと残念。(:_;)IMG_5493.JPG赤い丸が金堂
手前の仁王門から奥の金堂に移動して朝のおつとめに参加します。

ちなみに、仁和寺の宿坊(御室会館)のホームぺージをみたら
宿坊に泊って朝6時からのおつとめに参加できるとあったので、
今回私が参加したイベントは宿坊に泊らない人向けで、少々遅めの時間に
実施されているようです。
(宿坊のご案内はこちらから)https://omurokaikan.jp/

と、8時を過ぎたころ、アラサーくらいの若いお坊さん(Sさん)が登場し、
私ともう一人のおばさんの名前を確認し「はい、では金堂に向かいましょう」
と言って歩き始めたのですが、予約メールでは、参加用QRコードをその場で
提示するようにスマホをご用意くださいと書いてあったのに提示することなく
拍子抜けしながらSさんに急いでついていきます。
IMG_5508.JPG声が渋くて(⇐修行のお陰でしょうね)頭の形がきれいなお坊さん
この企画に参加されたきっかけは何ですか?と聞かれたので、
以前仁和寺にきたことがあるので企画を見て興味を持って申し込みましたと答えたところ、
(おばさんも同じ理由でした)お坊さんは今年2月に仁和寺にきたばかりで、それまでは
高野山で修行した後、実家のお寺でおつとめしていたそうです。
お経を唱える時、お経を書いた紙を配りませんが(檀家のお寺では配っていたらしい)
般若心経は唱えられますか?と聞かれ、そんなにハードル高い企画なの?と驚いて
不安になってしまったのですが、もう一人のおばさんが唱えたことはありますが、
暗記していません、と答えたのに続いて、冒頭をちょっと知っている程度です、
すみません、、、と初心者ともいえないレベルの自分が切なくなりました。(:_;)
いえいえ、よくご存じない方でも大丈夫ですから安心してくださいね、と
お坊さんがフォローしてくれたのですが不安感が増す一方でした。
IMG_5509.JPG予習してこないでごめんなさい。。
IMG_5510.JPGIMG_5511.JPG
満開だったらすごくきれいなんだろうな、という桜の木を見ながら金堂に到着。
IMG_5512.JPG金堂(国宝)
IMG_5514.JPGここから上がって中へ
お坊さんが戸を開けてくれておばさん2人でついていって正座して。

中は当たり前ながら撮影できませんでしたが、
この後、映画館で山崎賢人さん主演の「陰陽師0」を観た時に、
なんともいえない既視感があったのですが、それもそのはず、この金堂で
撮影されたというのをネットで知り、国宝って撮影に使えるの?と
驚いた私です。

金堂の中に入るとお経の前に少し説明がありました。
阿弥陀如来坐像、勢至菩薩立像、観音菩薩立像の阿弥陀三尊像が並んでいますが、
他のお寺と配置が
逆で(普通は勢至菩薩立像が左脇侍、観音菩薩立像が右脇侍)
理由としては、元々天皇家の門跡寺院であることから住職が座った側から見える
右手、左手、という考えで配置しているので他のお寺とは違いますという説明でした。
上手も逆になるためお坊さんが座る側も通常左側と逆になるそうです。
同じ真言宗でも御室派は他のお寺と違うんですよ、という説明の後、
お経を唱えていただいたのですが、最後に天皇陛下の繁栄を願う文言が入っていて、
これもむかし門跡寺院だったからなのかな、と思いました。
上の説明にも書きました明治時代以降は天皇家からではなく、同じ宗派から
任期制で門跡が選ばれているそうです。

金堂には菊の御紋もついていましたが1600年代御所から移築したものだそうです。

お経の後に、三力(仏力、経力、信力)についてのお話。
お経を唱えると回向が阿弥陀如来様から返ってくるので、余剰は困っている人に回向、
それが巡り巡って自分にまた返ってくる、という考え方についてうかがいましたが、
私も私利私欲に走らず、余剰は困っている人に、、出来るようにしないと、という
気持ちになりました。

今回の参加費は1500円で宿坊に泊るよりも気軽(といってはいけないかも)に
参加できるのですが土曜日で2人というのもちょっと残念。
といってもこれが外国人だらけだったら嫌なので静かな空間の中で、
阿弥陀如来に手を合わせお経を聞き穏やかな気持ちになれました。

イライラしてばかりじゃダメですね。反省です。(^-^;
IMG_5516.JPGIMG_5517.JPG雪がちらついています
金堂を出て入口まで歩いていく時、両脇にある桜の木も低木で古く白い粉を
ふいているものは高圧洗浄機でそれを落とすんですよという説明を聞いて、
桜が満開できれい、と多くの人が楽しむ背景にそういうご苦労もあるんだな、と
ハイシーズンの桜満開に来ることはないと思いますが、お坊さんにお礼を伝えて
帰りに桜咲く仁和寺のポスターを再び観ながらその風景を想像しました。

早起きは三文の徳ですね。(^-^)

この後は、京都駅まで移動してからちょっと遠出します。


(つづく)

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京都旅行記2024~Locanda Seneseで夜の部編~ [日本の旅(京都)]

昼食の後、思わずケーキ(ヴィ―ガンなのでさっぱりしてましたが)を食べて
空腹ではないものの、ホテルに戻って少し休んでから夜の部です。
と書いていますが、ホテルの隣の隣にあるビルの地下のお店なので、
あっと言う間に到着です。(^-^;
IMG_5447.JPGIMG_5448.JPG
(Locanda Senese(ロカンダセネーゼ)さん)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26035935/

京都はイタリア料理のお店が多いと聞いていますが、昨年ランチで入ったお店、
美味しくてお店の方も感じがよかったので今回夜の部で訪れました。
ネット予約する際、以前ランチが美味しかったので夜の部を予約しました、と
書いておいたのですが、お店に入ると店主さんが
「以前ランチにきていただいたことがあるんですね!」スマイルで迎えてくれました。
IMG_5450.JPGIMG_5459.JPG
IMG_5458.JPGシエナの旅籠(小さなレストラン)
シエナで修行されたことがあるそうで、店名にシエナを入れているそうです。
シエナといえば、
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映画の序盤で登場するロケ地ですが、個人的に思い出されるのはイタリアの男。
20年以上勤めた会社を退職した後、イタリアを訪れてイタリアの男にあちこち
案内してもらったのですが、ここシエナにも立ち寄ったものの、土砂降り大雨
違う意味で思い出深い場所になったシエナです。

なんて、話をしながらカウンター席に着席し、
IMG_5451.JPGスパークリングワインで乾杯♪
IMG_5454.JPGIMG_5456.JPG
パスタがとても美味しそうに思えたのですが、
IMG_5452.JPGビステッカが食べたくて 
200gからか、、、パスタどうしようかな、と思っていたら、
ビステッカを食べてお腹に余裕があったら注文してくださいね、と店主さん。
私が当日の口開け客(18時入店)でその後お客さんが入ってくるようになったのが
18時半以降だったので、最初の30分はかなりゆったりと店主さんとお話できました。
IMG_5457.JPGグラスワインの種類も色々
IMG_5464.JPGIMG_5465.JPGラベルが可愛い白
イタリアワインなのですっきりした飲み口、ぐびぐび進みます。IMG_5460.JPG 
豪華な前菜盛合せが運ばれてきました。
IMG_5463.JPG説明書き 
海のないキャンティ地方に伝わる豚を魚に見立ててつくられる前菜。
左上から時計回りに、
・プロシュート(みんな大好き 生ハム)
・ソプレッサーヌ(豚の色々な部位を使い押し固めたシエナ地方のサラミ)
・ポルケッタ(説明になかった料理 香草で焼いたローストポーク)
・クロスティーヌディミルツァ(近江牛の脾臓のペースト)
・モルタデッラ(京都産鴨・九条ネギを使ったイタリアハム)
・パンチェッタ(豚バラ塩漬けをスライス)
どれも美味しかったのですが、初めて食べたソプレッサーヌが特に美味しくて
お代わりしたいくらいでした。(ブッフェなら5枚くらい食べたい感じ)
IMG_5461.JPG熱々のパンも美味  
IMG_5466.JPG続いて赤にスイッチして 
IMG_5467.JPGビステッカ!

綺麗な焼き色、香ばしい焼き目、シンプルな味付けなのでモリモリいけます。
上にのっているルッコラも合わせると健康的な気分でお肉が食べられて大満足。
以前入ったホテル隣のイタリアンはいまいちだったのですが、今回は大当たり。
1人で色々種類が食べられないのが残念でしたが、ここは京都旅できたときは
訪れたいお店です。(^-^)

と、満足した後は、ホテルを通り過ぎ、四条駅方面まで歩いて、
IMG_5471.JPGまたきちゃった ワイン食堂nicoさん
IMG_5473.JPGカスレが美味しいのですがもう無理 
IMG_5472.JPGこのあたりも食べられない(満腹) 
この日は、京都に転勤してきた男性と奥様。
もう一人転勤族のおじさん。

転勤で京都にきた中年男性がお客として多い印象のお店ですが、
フラッとは入れて気軽に呑める感じ、店主のカオルさんの気さくな感じが
お店の魅力なのかもしれません。(ワインとお料理はもちろん美味しいです)
IMG_5474.JPGこの日のワインから 
IMG_5476.JPGお通しの鶏ハム(しっとりした食感美味)
IMG_5475.JPGIMG_5477.JPGIMG_5478.JPG白ロゼ赤をいただいて
インバウンドの話題になったのですが、地元スーパーのフレスコに行くと
外国人観光客がメチャクチャ多いという話で盛り上がりました。
円安なんだからスーパーで夕飯買わないでお店に行けばいいのになんて
思いましたが(お土産のお菓子を買っているだけ?)インバウンドで
どのくらい京都は潤うのか、それよりも迷惑度の方が高いのであれば、
やはり規制とかしてオーバーツーリズムにならないようにしてほしい、
みたいな話になったのですが、観光業でなければ地元の人にとっては
迷惑度の方が高いのでしょうね。。

という話など(それ以外の話題もありましたが)をした後、
カオルさん手作りの金柑のコンポートをテイクアウトしてホテルに戻り、
お風呂に入ったら爆睡していました。。。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)




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京都旅行記2024~正伝寺編~ [日本の旅(京都)]

毎年訪れているので何か新しいものも体験、と今回の五辻の昆布さんに行きましたが、

毎回変わらないルーティーン、正伝寺さんに向かいます。
正伝寺さんは更に北にあるので最初にバスを降りた堀川今出川まで向かっていると、
IMG_5396.JPG大正製パン所
京都は歩いていると喫茶店とパン屋さんが多いイメージなのですが、
ここはなんだか庶民のミカタ的な老舗感があります。
IMG_5397.JPG竹輪パン!
他の地域でも見たことがありますが具材が竹輪ってなんだかホッとします。
で、何かここでパンでも、と中に入ると商品棚が殆ど空。。。
お店のおばちゃんが「あ、ごめんね!さっき大量に買っていったお客さんがいてね、
今殆どパンがないのよ、本当にごめんなさいね。」謝ってきました。
何かのイベントで差し入れするからとお店にあったパンをほぼ全部買っていったそうで、
(総額4諭吉くらいだったらしいです)
予約していなかったんですか?と聞いたら予約なくてねぇ、もうびっくりしちゃってね、
一旦お店閉めようと思ったんだけど、焼きたてのパンもあるからそのままにしていたら、
お客さん(私)が入ってきたのよ、と言われました。
パン屋さんで1万円買っても凄い量だと思いますが、そんなことあるんですね、
お店側は売れていいのでしょうが、突然じゃびっくりですよね、と話しながら
くるみパンを購入してお店を出ましたが、お店のおばちゃん、まだパニック状態で
会計が終った後も、「ほんとにごめんね」謝られました。。。
パンを4万円ぶんってどんだけ、、と思いながらバス停に向かい、
IMG_5399.JPG京観世の看板(和菓子屋さん)を見ながらバスに乗り
いつものように神光院前で下車して、定点観測スポットを通過。
IMG_5400.JPGIMG_5401.JPG在庫充分
IMG_5402.JPGIMG_5403.JPGカフェアルシェと松庵も通貨
IMG_5404.JPGIMG_5405.JPGIMG_5406.JPGIMG_5407.JPG
定点観測ポイント、100円オンリー野菜スタンドでは大根、小かぶが販売されているのを
見ましたがここでなかなか買う勇気がない自分を反省しております。
IMG_5408.JPGIMG_5409.JPGIMG_5410.JPG
畑を見ながら坂道を上って正伝寺に到着。
IMG_5412.JPGIMG_5413.JPG
いつものように坂道を上がって拝観料を支払って方丈に行くと先客1名。
IMG_5420.JPG
IMG_5415.JPG比叡山、きれいに見えましたIMG_5416.JPGIMG_5421.JPG
青空というには雲が多めでしたがそれでも比叡山がきれいに見えて
しばし方丈の廊下で比叡山を眺めてぼんやりしました。
IMG_5422.JPGIMG_5423.JPGたぬきさんに挨拶して
この後は、ホテルに戻る前に行きたいところがあったので、西賀茂車庫まで歩きます。
IMG_5424.JPG人がいないところを歩いて
IMG_5425.JPGごりら
院長がゴリラ似の方なのでしょうか、気になって写メしました。。。
この後、バスターミナルの西賀茂車庫についてバスに乗り、
二条城前で下車して歩いてほどなくしたところの、

IMG_5426.JPGカフェパランさんへ
私のブログでカフェ、なかなか珍しいのですが(笑)来た理由は、
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劇団ヨーロッパ企画さんの映画の舞台になったカフェだからです。
IMG_5427.JPGIMG_5428.JPG
お値段はオシャレカフェぽい感じ。(というかカフェってこんな感じなのかしら)
IMG_5429.JPGIMG_5430.JPG
IMG_5431.JPGIMG_5433.JPG
私は映画つながりで来ましたが、二条城の近くなので欧州系外国人も多く、
声がでかいしスタッフに態度でかいし、食べ終わっても帰らないし、な感じの
お客さんが店内にぽつぽついてオーバーツーリズム、こんなところにも、、、
観光客相手のお店でないもののやっぱりいるだなあと思いました。
IMG_5434.JPGIMG_5435.JPGIMG_5436.JPG
注文したブレンドコーヒーとヴィーガンチーズケーキが運ばれてきました。IMG_5438.JPGヴィ―ガン
健康志向なメニューなのかな、と思ったのですがおそらくお豆腐にレモンとか、
使ったとおぼしきチーズケーキは食べても体に優しいというか、日頃の呑んだくれを
優しく注意喚起するような、そんな味わいでした。
ちなみケーキとコーヒーで、五辻の昆布で食べた昆布ラーメンより高くて
(記事を書いている24年6月時点では同じくらいかもしれませんが)
びっくりしながら食べましたが、こういうカフェも怖がらずに近づいてみると
楽しいことがあるような気がしました。(^-^)
IMG_5440.JPG伝票もオシャレ
IMG_5441.JPG貴船まで行ってしまった映画
昨年知った劇団ヨーロッパ企画さん、映画を観て舞台も見に行きましたが、
自分のボケ防止というか笑って考えて楽しむような芸術に触れる機会をもって、
ヨーロッパ企画さんにはこれからも接点を持っていきたいと思います。IMG_5442.JPGドロステの主役2人
が、貴船を舞台にした
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この作品にも出ているので(貴船の旅館の仲居さんと猟師)、
ドロステ、、の2人が貴船の作品を観た感想をコメントで書いている、という
ファンの人にしてみたら笑って楽しんでグッとくるような感じで私もコメントを
ガン見してしまいました。(^-^)

お会計の時、映画の話をしたら、あら、そうなんですね!とお店のステッカーを
くださったのですが、ヨーローパ企画のメンバーの方もこのカフェに来るとのこと、
また来て見て偶然を期待したい、と思いながらお店を出て、
IMG_5443.JPGちゃんぽん亭!
以前、滋賀県(琵琶湖沿い)を旅した時にお昼でちゃんぽんをいただいたお店の
チェーン店舗ですが、長崎ちゃんぽんよりさっぱりしたスープ、また食べたくなりました。

この後は、ホテルに戻って少し休んだら夜の部に繰り出します!(^O^)/


(つづく)


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京都旅行記2024~五辻の昆布・「喜一」でラーメン編~ [日本の旅(京都)]

朝の清水寺参りから白峯神宮、宝鏡寺とお参りしたところで10時40分ごろ。
この後は、予約していた五辻の昆布、という老舗昆布屋さんに向かいます。
IMG_5354.JPGIMG_5357.JPGIMG_5358.JPGIMG_5359.JPG
古い民家が並ぶ通りを歩いていたら懐かしいたんきり飴のお店を通りました。
のど飴でなくたんきり飴というのがなんだか歴史を感じてしまうのですが、
(小さい頃、駅にた●●ぼがあったのを見ていた世代です)
IMG_5360.JPG民家の室外機の上
関東でも家の前に植木鉢を並べてガーデニング状態のお家を見かけますが
京都でも住宅の多いところで室外機の上にこういう人形を置いているお家、
ちょくちょく見かけます。なんだか気持ちがほっこり。 
IMG_5361.JPG唐揚げが買いたくなる鳥専門店
錦市場と違って地元密着な雰囲気のお店を見ると何か買いたくなりますが、
この後、昼食をいただくので我慢我慢です。 
IMG_5362.JPG到着~ 
(五郎辻の昆布さん)https://itutuji.com/
京都駅でも昆布の佃煮など販売されている老舗の昆布屋さんですが
お店の五代目である久世章斗さんが昆布の価値を再認識してほしい、と
店舗2階「喜一」で2023年5月から昆布ラーメンを提供しています。
京都で楽しいところないかなあ、とYouTubeで探してみて見つけたお店、
運よく予約が出来たのでやってまいりました。
IMG_5364.JPG 
(喜一さん)https://itutuji.com/kiichi/ 
私が訪問した今年3月は昆布ラーメンで参加費1152円(いいこぶ)でしたが、
現在のホームページを見るとつけ麺に変更されていて1520円(これも、いいこぶ)に
値上げされていましたが、この参加費+店舗で1品購入がマストといえ、
参加した感想としては、値上げした価格でも満足の体験はできると思います。
開始時刻10分前に集合、と書いてあったのでそれより前にいきましたが、
既に5人並んでいたので6番目に並び受付しました。
ちなみに、休業日(一部火曜日と毎週水曜日)以外の11時、12時、13時の3回、
各回10席限定(ホームページから予約)なので土日などは予約とりづらそうです。
IMG_5365.JPG目の前には北海道の昆布
並んだ順に奥から座るので6番目に受付した私は運よくカウンター真ん中に
座れました。最初に来た方には申し訳ないです。。。
IMG_5366.JPGIMG_5367.JPGワイングラスと水
ワインではなく、このワイングラスで昆布水をいただきます。 
IMG_5369.JPGIMG_5370.JPGオシャレなバーみたい
私は11時の回に参加したのですが、11時になっても残り3名が現れず、
じゃあ、始めますね、と5代目主人の久世さんが始めようとしたところで、
外国人観光客3名(内1名が通訳)が物凄い勢いでやってきました。

10分前集合って書いてあったのにね。(V)o¥o(V)

アジア系の中年夫婦と若めの女性(通訳)でしたが、久世さんの話を通訳が
大きな声で通訳し、それに夫婦が大声で答えて、の繰り返しで、
折角の雰囲気がぶち壊しな感じでしたが(声が大きくなりがちな言語でしたが)
こういうところにもインバウンドなんだなあ、、、円安恨めしや、、、の
気持ちになってしまう自分がおりました。

とはいえ、折角予約が出来たので、久世さんの昆布に関する説明と
昆布に関する体験を楽しみます!
IMG_5371.JPGIMG_5372.JPG
最初に昆布に関する説明。持っているのは函館の真昆布。
日本三大昆布は、真昆布、羅臼昆布、利尻昆布ということもここで知りました。
IMG_5374.JPG羅臼昆布をあおぐ久世さん
ザ・昆布、ちょっと甘い感じの昆布の香りが鼻孔を突き抜けます。なんか幸せ。 
IMG_5376.JPG 続いて昆布水のみくらべ
前日水に昆布をつけた状態のものだそうですが、自宅でも普通にできるとのこと、
こういうのを朝のめば健康になりそうですが、おそらく毎日は続けられないだろうな、
というのは自分でなんとなく分かっています。(笑)
最初に利尻昆布、ふんわり香る昆布の香りと旨味、出汁をとるのによいそうです。
続いて真昆布(函館の尾札部でとれた昆布、最近は養殖だそうです)、海藻感強め、
四角く炊けるので塩昆布などに適しているそうです。
最後に羅臼昆布、色が濃い目、柔らかいので昆布巻きやおでんなどに使うと、
旨味もよく出るのでおススメだそうです。

昆布もこんなに違うのかあ、出汁こぶ、早煮こぶ、という分類で選んでいましたが、
こうやって産地で違うことを知り目から鱗状態でした。

昆布水飲み比べの後は、おぼろこぶ作りの実演見学。
とろろ、と、おぼろ、の違いについては知っているようで知らなかったので、
とろろ(昆布を固めて機械削り)、おぼろ(手削り)の違い、からお値段も違うのか、
と思ったのですが、おぼろ昆布は職人が削るので技術力が求められるそうです。
この喜一さんでは独自の装置を作っておぼろこぶを削って見せてくれます。
IMG_5379.JPGIMG_5380.JPGIMG_5381.JPG
昆布に穴をあけて装置に挟んだら、昆布を伸ばしながら特別の包丁で
しゅっしゅっと削ります。
IMG_5383.JPGIMG_5384.JPG

IMG_5387.JPG残った白いところは鯖寿司にのせたりするそうです
そうか、白っぽい昆布がうっすらのっているのってこれなんだ、と納得。
IMG_5386.JPGIMG_5388.JPG
削りたてのおぼろこぶをちょっとつまんだらお待ちかねのラーメン。

3種類の昆布と、かつお節、あご節、うるめ、ドライトマト、ドライフルーツ、
などで出汁をとっていて、油も京都の老舗豆腐店とようけ山本の揚げを使用、
醤油や化学調味料は使わず塩分はきちんとはかっているので、
スープは全部のんでも大丈夫ですよ、との説明でした。
1度に5人分の提供とのことで、私は後半の部でいただきました。
IMG_5389.JPG見た目から体によさそう

IMG_5390.JPG筍、鶏、九条ネギ
全粒粉の麵はかんすいが入っていないのか少ないのかお蕎麦を食べるような感じ、
とろろを入れると口の中が昆布ワールドになるという贅沢なラーメンでした。
IMG_5393.JPGひと口大のおむすびも
スープ全部のめますよ、と言われましたが結構ボリュームがあって
残してしまったのが悔やまれますが(スープ持ち帰りたかった)
IMG_5394.JPG美味しかったです ごちそうさま
IMG_5395.JPG伝票替わりのカード
これをもって1階の店舗に移動し、1品買って会計してください、との
ことでしたが、京都駅で観たことのなかった商品が沢山あったので、
お土産に色々と選んで購入しました。

老舗のお店も代替わりして今の時代の流れも観ながら新しいことに
取り組む、という姿勢に共感できて美味しいラーメンで大満足。

この後は、京都旅で毎回訪れている場所に向かいます。


(つづく)





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京都旅行記2024~朝の清水寺参りと白峯神宮&宝鏡寺編~ [日本の旅(京都)]

~~~ヾ(^∇^)オハヨウゴザイマス

前日そこそこ早く寝たのもあって意外とすっきり目が覚めて。
いつものように、京都滞在中一度は朝の清水寺参りです。
5時に起きて身支度し、四条から市バスに乗って清水道まで移動しますが、
IMG_5284.JPG朝5時40分くらいの四条です
このちょっと後に市バスに乗ると早朝出勤の方々が5人くらいの乗っていた中で、
ずっと大きな声で独り言(一人何役も演じていた)がいて話しかけられたら、、、と
不安に思っていたのですが、その後、四条河原町で外国人(英語圏)が5人乗ってきて
彼らの話声があまりにもうるさくて独り言のおじさんの声は聞こえなくなりました。
オフシーズンでも外国人観光客は結構いるんだよなあ、オーバーツーリズムで今も
色々問題視されているのをニュースなどで観ると、来てもいいけれど自国とおなじ
ような行動ではなく郷に入っては郷に従ってほしいと思いました。
IMG_5286.JPG清水道で下車して清水寺を目指します
IMG_5287.JPGあれ、今年もこけしがいる(笑)
IMG_5288.JPG猫?もいました
IMG_5289.JPGIMG_5291.JPG
ヤノベケンジさんというアーティストの”SHIP'S CAT(Ultra Muse Black)"
という作品ですが、宇宙船に乗る猫、のイメージなのかな。
IMG_5294.JPGIMG_5296.JPG
巨大コケシの「花子」、昨年は東本願寺さんでお姿を拝見しましたが、
敷地広めのお寺などで展示される機会(恐らくオフシーズンでしょうね)が
多いと思われますが、花子とは3回目のご対面、知り合いになれた気がします。(笑)
IMG_5304.JPGIMG_5306.JPGIMG_5307.JPGIMG_5308.JPG
早朝でも海外観光客が多めで驚いたのですが、オーバーツーリズムと報じられていて
問題と分かっていても政府は何も策を打たずに外国観光客歓迎みたいな態度ですが
何事もほどほどがよいのではないかと思ってしまう私です。(^-^;
IMG_5309.JPGIMG_5310.JPGIMG_5312.JPG
IMG_5315.JPG八坂の塔に手を合わせましたが、
ここも周りは外国人観光客だらけ、細い道をふさぐようにポーズをとって
写真を長時間かけて撮っている人達、以前、伏見稲荷の鳥居でも混んでいるのに
他の人を通らせずに写真を撮っている外国人に嫌な気分だったのですが、
1度しか来ないかもしれない日本での思い出作りも分からないではないものの
他の人の迷惑にならないようにやってほしいものです。
と思っているので、「ごめんなさい、通ります」と言いながら撮影中の外国人の
間を縫って道を通りました。
清水寺も八坂の塔も、周辺は観光客相手のお店だけでなくてお住まいの方々も多く、
観光客が増えてご苦労されることもあるのではないかと思いますが、
私も観光客なのでなるべく騒いだりしてご迷惑をかけないようにと思っています。
この後はバスで四条高倉で降りてホテルに戻り、
IMG_5318.JPG朝ごはん
途中ですき家を見つけて思わずテイクアウトしたまぜのっけ丼。
年に一度か二度食べたくなるメニューですが今年初めてのまぜのっけ丼、
なぜか京都で食べてしまいました。美味しかったです。(^-^)

食後は少しごろごろしてからホテルを再び出発し市バスで堀川通を北上、
お昼に予約している場所の近くまで移動します。
堀川今出川でバスを降りましたが、途中の二条城前で外国人が下りてからは
ガラガラの車内(殆どが地元の方)で北上したのですが運転手さんが丁寧で
お年寄りの方の乗り降りにも気を付けてくださいね、と声掛けされたり、
私が下りる時にもお気をつけて!と声をかけてくださったり、と、
フレンドリーで感じの良い方でした。
IMG_5320.JPG到着したのは白峯神宮
(ホームページ)https://shiraminejingu.or.jp/

配流されて亡くなった崇徳天皇・淳仁天皇が祀られている神社ですが、
蹴鞠の宗家である飛鳥井家の屋敷の跡地、地主社に祀られているのが蹴鞠の守護神の
精大明神、現在は球技全般およびスポーツの守護神とされているそうです。IMG_5321.JPGIMG_5323.JPG
御神木(上右)は樹齢800年の小賀玉(おがたま)の木。
おがたま、招霊(おぎたま)が訛ったという説もあるそうです。
IMG_5324.JPG拝殿にも蹴鞠?が飾ってありました。
IMG_5325.JPGIMG_5326.JPG瀬をはやみ、、
この白峯神宮に祀られている崇徳天皇の歌、百人一首にも入っているので
この私でも知っています。
「瀬をはやみ 岩にせかるる瀧川の われても末に あはむとぞ思ふ」
そうだ、この歌、落語の「崇徳院」で詠まれている歌だった、石碑を見て
ふと思い出しました。
IMG_5327.JPGスポーツ関連のお守りなど
かなり品揃えが多い印象でしたがこちらで御朱印をいただきました。
IMG_5328.JPGIMG_5330.JPG
尻尾がラケットになっている牛、クスっと笑ってしまいました。
IMG_5331.JPG蹴鞠の碑
はめこまれた球、くるくる動きます。
拝殿のところに飾ってあった色紙にバレーボール選手の高橋藍さんもあって、
(実はうちの婆1号が高橋藍さんのファン)
スポーツ選手がお参りにくる神社だと実感しました。
予約しているお店に来ることがなかったら立ち寄ることもなかったかも
しれませんが、お陰で崇徳天皇の歌碑もみたりで充実の訪問でした。
IMG_5333.JPGIMG_5334.JPG
左近の桜と右近の橘を観たら白峯神宮を後にして、ここから5分くらい歩き、
IMG_5335.JPG宝鏡寺
ここは2度目の訪問です。人形寺と言われている臨済宗のお寺。
(ホームページ)http://hokyoji.net/
IMG_5336.JPGこれを見に来ました
IMG_5337.JPGドローンも禁止って書いた方がいいような気がする
IMG_5338.JPGIMG_5339.JPG人形塚
京都では尼門跡寺院に入寺する内親王に父である天皇から人形が贈られることが多く、
宝鏡寺でも孝明天皇遺愛の人形など多くの人形を所蔵していたことから、
昭和32年から人形展が開催され、その後人形供養が行われるようになったそうです。
この人形塚は京人形の振興を目的に昭和34年に建立されたもので、御所人形像と
武者小路実篤の歌、「人形よ 誰がつくりしか 誰に愛されしか知らねども 
 愛された事実こそ 汝が成仏の誠なれ」が描かれています。

IMG_5340.JPGIMG_5342.JPG
十二単は平安時代(十世紀)から始まる女性貴族の正装ですが俗称で、
実際に十二枚重ねて着るわけではないものの一般的にそう呼ばれることが多いとか。
正装は五衣(いつつぎぬ)、唐衣(からぎぬ)、裳(も)、または女房装束と呼ぶ、
という説明に十二単って俗称だったのか、、びっくりしました。
皇后陛下御着用の御料のみ「御」の字を冠し、現在では即位礼正殿の儀をはじめ、
大嘗祭、結婚の儀等の行事で着用されますが、重量は約20㎏!だそうです。
IMG_5349.JPGIMG_5350.JPG
IMG_5353.JPGIMG_5352.JPG
時が流れてもこうやってきれいにお庭が整えられていて
ここを散策されていたのか、想像しながら暫し庭を眺めました。

人形展で面白かったのは、万勢伊さん(ばんぜいさん)というふっくらした
女性の人形でしたが、足の関節が曲げられて着せ替えもできるお人形、
皇女がこういうお人形で遊んでいた様子を思い浮べながら見学しました。
他には狩野探幽の襖絵など小さいお寺ながら充実の見学、
途中、猫の泣き声がしたので受付でスタッフの方にお尋ねしたら、
お寺に住んでいる猫で見学者がいない時間帯はお寺の中を探索して
過ごしているとのこと、会えなかったのが残念ですが猫の鳴き声にも
なんだか癒されました。

この後は、予約した時間も近づいてきたのでもうちょっと北上して
目的の場所に向かいます。


(つづく)




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京都旅行記2024~割烹中山さんで夜の部編~ [日本の旅(京都)]

村上隆さんの世界を満喫した後は、四条烏丸のホテルに移動してチェックイン、と、
市バスに乗ったのですが、以前紅葉の季節にも乗って大混雑の上に大渋滞だった路線、
今回も遅れて到着したバスは激混み(オフシーズンなのに)、大きな荷物はダメ、と
張り紙があるにも関わらず大きなスーツケースをもって乗り込んでいるインバウンドが
4人くらい乗っていてそれでなくても混んでいるのにスーツケースのスペースの分、
乗れない人がいるのにな(V)o¥o(V)と思いながらバスに揺られて20分ちょい、
途中で偶然座れましたがそこから5分くらいで四条に到着し、歩いてホテルへ。
チェックイン四条烏丸

チェックイン四条烏丸

  • 場所: 京都府京都市中京区手洗水町654-2
  • 特色: ◆全室エアウィーヴ使用◆旅の疲れを癒す最上階浴場♪全室洗濯機・浴室衣類乾燥機を有する街ナカホテル☆
移動に便利な四条エリアでお手頃価格、よく泊っているホテルです。
IMG_5247.JPG今回はダブルのお部屋(豪華)です
最初に泊った時、狭い和室(布団を敷いたら余剰スペースなし)に泊って
それでも居心地悪くなかった記憶からよく利用していますが、
(入口から寝室までにスペースがあって荷物を置く場所に困らなかった)
広い部屋に泊ると人間そっちに慣れて贅沢したくなるもので、今回も
広めのお部屋にしてしまいました。いつか原点回帰で和室に泊ってみる、
それもアリかと思いますが空室があればやはり広いお部屋がいいですね。

部屋で暫しまったりした後は、祇園の割烹中山さんまでいつものように
歩いて向かいます。
IMG_5249.JPG激混み錦市場
日本人大学生の卒業旅行とおぼしきグループもちらほら見かけましたが
殆どがインバウンド、あちこち見ながら狭い通路を歩いているので
(しかも食べ歩きしている人が多い)
通り抜けするだけならここを通らず違う道にすればよいのですが、
とりあえず京都に来たら一回は通り抜けしながら、オーバーツーリズムを
実感するのがなんとなくルーティーンみたいになっています。(笑)
IMG_5250.JPGいつもの巨大オムライスを見て 
IMG_5251.JPG鴨川べりに座る人は少なめ(寒いから)
ここまでは人がいっぱいですが、川を渡ると歩いている人が減ります。
IMG_5252.JPG南座を通過して細道に入って 
IMG_5255.JPG到着~
予約していた宴会のお客さんがキャンセルになって貸切状態になりました。 
IMG_5256.JPG経木のメニュー 毎回楽しみです
IMG_5259.JPGはい、かんぱい♪ 
IMG_5263.JPG八寸
蟹肉の入った玉子焼き、自家製からすみ、もろこ、
赤こんにゃく(⇐滋賀県名物)、きくらげの和え物。
大将が丁寧につくった自家製からすみ、めちゃうまでした。 
IMG_5264.JPG豪華なお刺身の後、
今回は、焼きふぐをお願いしていたので、 
IMG_5266.JPGその前に薄づくり
以前、中山さんで、焼きふぐ2人前を黙々と召し上がっている男性と
居合わせたことがあるのですが、焼いている香ばしい香りがなんともいえず、
そういえば焼きふぐって殆ど食べたことないや、と思って今回お願いしました。
(とはいえ、私は1人前です(^-^;)
IMG_5267.JPG炭も熱々です 
IMG_5269.JPG結構ボリュームあり
IMG_5270.JPG大将を観ながら英勲
と、日本酒を呑み始めたら、 
IMG_5272.JPGほやの塩辛 
これ、お酒に合うでしょ?と下戸の大将が出してくれました。
好物のほやの塩辛にテンション上がったところで、フグを焼きます。
IMG_5273.JPGお腹いっぱい
IMG_5274.JPG剣菱の黒松で〆
大将と女将さんを独り占め状態で色々楽しくお話ししながら食べて呑んで、
大満足でお店を出た後、ホテルまで歩いて帰ったのですが、 
IMG_5275.JPGワイン食堂nicoさんに寄ってしまいました。(^-^;
snorita姐が出張の時に見つけたお店、昨年秋の京都旅で訪れてから
オーナーソムリエのカオルさんとのお料理やワインのお見立て、楽しいお話に
お気に入りのお店となりました。
IMG_5276.JPGIMG_5277.JPG
前回はカウンター席のみだったのがその後改修されて、立ち飲みスタイルに
変わったので、軽くつまめるお料理がカウンターの目の前に並んでいました。 

IMG_5278.JPGIMG_5281.JPGリースリングとロゼ 
カウンターにあったチーズシューも一緒にいただきました。(満腹なのに)
先客で男性2名が呑んでいたのがほどなくしてお会計されたので貸切状態で
カオルさんとちょっとお話させてもらって私もお会計。
カウンターにあったキッシュを朝ごはんにテイクアウトしました。

お店からホテルまで10分弱歩いて戻って、久しぶりにホテル上階にある
大浴場(貸切でした)でスッキリした後は、呑み過ぎと疲れとで爆睡。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)

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京都旅行記2024~京セラ美術館で村上隆展②~ [日本の旅(京都)]

村上隆さんというと4,5年前くらいに都内の美術館で展示会を鑑賞しましたが、
今回はそれよりもずっと規模と展示作品数が多く非常に見ごたえがある分、
コロナ明けというのもあって人数制限の上限も通常モードだったと思われ、
本当に混雑していてその人気を改めて実感しました。

と書いた後で展示作品の続きです。
IMG_5208.JPGIMG_5209.JPG
作品制作の指示書ですが、巨大な作品を多くのメンバーで制作するので、
村上さんの考えをきちんと理解するためにトレーシングペーパーも重ねて
細かく指示を書いているというのが近代美術の頃にはあり得ないというか、
現代のアート制作の手法の一つであるのだなと改めて思いました。
IMG_5211.JPG狩野派に村上さんテイスト
IMG_5213.JPGIMG_5214.JPGIMG_5215.JPGIMG_5217.JPGIMG_5218.JPGIMG_5224.JPG
入口すぐの洛中洛外図とは雰囲気が異なる狩野派などに雰囲気や、
どこだったか有名なお寺(仁和寺?妙心寺?)の天井画にありそうな龍、
でも、村上ワールドになるとどこかクスっと笑ってしまいそうな様子を
観た後は、
IMG_5226.JPGIMG_5227.JPG萌え系IMG_5230.JPGIMG_5233.JPG
歌舞伎だ、と思ったら團十郎襲名披露の横断幕を制作した際の原画、
だそうです。祇園の南座でもこの絵の横断幕がかけられたそうですが、
守備範囲の広さ、日本画と村上ワールドの融合というかオンリーワン的な
存在感を満喫できました。
昨年のアンディ・ウォーホル展をこの京セラ美術館で鑑賞しましたが、
若い方がとにかく多いのが印象的な美術館、なのか企画力、なのか、
今回も私は年齢高めな来館者層に含まれながらの鑑賞となりました。

この後は、入口で観た外のお庭にある作品も鑑賞します。
IMG_5234.JPG金ピカて
IMG_5235.JPGルイ・ヴィトーン
いち早く村上隆さんとのコラボを望んだ有名ブランド、LV。
IMG_5236.JPGキラキラしていました。
この写真をsnorita姐とけーすけ兄に送ったところ、
京都に出張で来ていたけーすけ兄はこのオブジェの搬入中の様子を
観たと写真を送ってくれました。
クレーンなどを使っての搬入、組み立て、大変だったようです。
IMG_5237.JPGIMG_5238.JPGIMG_5239.JPG
銅像、石像などを観ると後ろも観たくなる性分で今回もオブジェの周りを一周。
IMG_5240.JPG途中で見かけた京都市立動物園
昨年行きましたが、ひたすら草むらの中を往復し続けていたヤブイヌ、
また会いたくなりました。
IMG_5241.JPGIMG_5242.JPG
こういう作品も村上隆さんならでは、なんでしょうね。
IMG_5244.JPGIMG_5245.JPG
入口に戻って阿吽像を後ろから写メ。
IMG_5246.JPGなんか笑っちゃう。
この後はホテルにチェックインしてから夜の部に繰り出します♪


(つづく)


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京都旅行記2024~京セラ美術館で村上隆展①~ [日本の旅(京都)]

普段あまり美術館に行かない割に、旅先だと訪れてみたくなるのですが
今回も京セラ美術館で村上隆さんの展示会を開催されているのを知り
足を運びました。
最近はこの手の大きな展示会ともなると事前予約がほぼ必須なので、
今回も日時指定で予約して、送付されたQRコードを入口の機械にかざして
入場というスタイルです。
紙チケットがないのは紛失リスクがないのでよいとしても、スマホ不調の時は
QRコードが表示できずにまごつきそう(飛行機搭乗時に度々経験あり)で
こういうのも一長一短(主催者側の管理面では大幅メリットなんでしょうね)、
という気持ちにQRコードを表示する度に思います。
IMG_5160.JPG遠目に見ても村上ワールドと分かります(笑)IMG_5161.JPG IMG_5163.JPG
巨大な阿吽像が出迎えてくれます。
怖そうに観えるのですが、そこかユーモアというかクスっと笑えそうな
表情もあって展示を観る前から楽しい気持ちになれます。IMG_5164.JPG 
今回の展示会では、日本美術の傑作を引用し村上流に再解釈した作品の数々が
観られるということなので楽しみにやってきましたが、
IMG_5166.JPG外にも作品が。(◎_◎;)
IMG_5168.JPG金ぴかのカイカイキキ
私自身が村上隆さんの存在を知ったのは20年くらい前、
オークションで村上さん制作のフィギュアが高額で落札されたという
ニュースの後、昔の勤め先が村上隆さんの作品を会社関連のイベントで
使いたいということで、担当が交渉しに埼玉のスタジオに行ったら、
二階建のプレハブ(工房)で村上さんがスタッフと巨大作品を制作していた
光景が印象的だったと言っていたのを覚えています。
現在は世界の色々なブランドやアーティストとコラボするようになってもっと
大きな組織やスタジオになっているようですが、芸大で日本画を学んだ人が
自分の思う世界観を創作してこういう作品になっているというのが面白く、
大好き、というほどでもないのですが、ずっと興味を持っているアーティストです。
IMG_5167.JPG最初は洛中洛外図
IMG_5170.JPG
洛中洛外図の中にカイカイキキがいるのが遠くからも分かりますが、
IMG_5171.JPGIMG_5172.JPGIMG_5173.JPG近づいて今回ところも観ると楽しいですIMG_5176.JPG不思議ですが「和」を感じます
IMG_5177.JPGIMG_5178.JPGIMG_5179.JPGIMG_5180.JPGIMG_5181.JPG
あれ、村上さんのイラストに手書き、なんだろう?と思ったら、
IMG_5182.JPG(笑)
雲の部分に金箔を貼る予定だったのが会期に間に合わなかったそうで、
こういうややこしい作業はこの展示会でリクエストされなければ絶対やらない、と
書きつつ、大学時代に模写の授業も自分に関係ないと受けなかった村上さんが
30代前半にアメリカ現代アート業界で活動し始めたころ芸術のルーツを知らないと
表現者としての軸足が作れないということに気づいて辻惟雄氏の「奇想の系譜」を
作品制作の礎としたそうです。
奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 辻 惟雄
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2004/09/09
  • メディア: 文庫
この本ですね。
この本の中で辻先生が岩佐又兵衛(今回の村上さんの作品の元の作者)の作品を
熱気のこもった筆致で描かれていたものの、村上さんご自身は曾我蕭白や伊藤若冲の
項目に傾倒し、岩佐又兵衛の項目は横目でにらむ程度だったのが、今回の制作で参考に
するようになった、、という言い訳が書いてありました。
巨大作品なので村上さんを始め大勢のチームで制作するわけですが、村上さんが軸に
なっていかないといけない中で、それまで他の画家ほど注目していなかった岩佐さんの
作品に注目するようになってその後、洛中洛外図スタイルの作品を制作したというのは
何かのご縁なのかもしれませんね。
IMG_5185.JPGIMG_5187.JPGIMG_5188.JPGIMG_5189.JPGIMG_5191.JPG
鮮やかな色彩の作品も村上さんらしいのですが、金や銀の彫像(金のどくろ!)や
想像世界にいそうな動物たちの絵も楽しく鑑賞しました。
IMG_5192.JPG村上ワールド全開の中を進んでいきます
IMG_5194.JPGIMG_5195.JPG
IMG_5196.JPGIMG_5197.JPG
IMG_5201.JPGIMG_5205.JPG
IMG_5203.JPGIMG_5206.JPG
風神だけ写真を撮って雷神は撮り忘れたようです。(^-^;
風神雷神ってもうちょっと迫力のあるイメージでしたが、
ちょっとおどけた感じが楽しい村上風神様、かわいくてゆるいのが特徴らしいです。

今回170点くらいの作品が展示されているのですが、若い人多めで大混雑。
あまり近づいて作品が観られなかったのが残念ですが、めげずに先に進みます。


(つづく)




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