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映画「007は二度死ぬ」を観る [映画(007)]

昨年、姫路城に行くまでに見ようと思いながらせっかくだから一作目から見ようと
ドクター・ノオから見始めた007シリーズですが、
5作目を見たらすっかり満足してしまったので007シリーズの記事は今回で一旦終了します。
(さすがにシリーズ最新作まで見続ける気力がないです(笑))

007は二度死ぬ〈特別編〉 [DVD]

007は二度死ぬ〈特別編〉 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • 発売日: 2001/05/18
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

米ソの宇宙ロケットが、次々と行方不明になるという事件が発生した。
事件の背後にスペクターの影を見いだした英国情報部は、真相究明のため、
ジェームズ・ボンドを日本に派遣する。
日本の情報部局長、タナカの助けを得て、ボンドはスペクターの秘密基地に潜入するが……。
ボンドの宿敵、ブロフェルドをD・プレザンスが演じたシリーズ第5作。

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ボンド、全然日本人に見えないから!

(昨年初めて姫路城に行った旅記事)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-01-05-2

初めて今作を見たのは四半世紀前くらい。

美しき獲物たち (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

美しき獲物たち (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
DURAN DURANの主題歌を聴くためだけに映画館に行ってみたのが
初めての007シリーズという完全に傍流からの入り方だったのですが、
その後遡って1作目の「ドクター・ノオ」から見始めて、更に勢い余って
ボックスセットまで買ってしまったものの、ティモシー・ダルトンのボンドが
意外と好きだったりして(完全に傍流)本流に入れないまま007シリーズを漂っている、
どこか中途半端なファンの状態で現在に至ります。(笑)

最初に今作を見たとき、ボンドが表向き香港で殺されたことになった状態で
日本に隠密で入国し、行方不明になった米ソ宇宙ロケットの真相究明に奔走する。
という設定の中で、日本人に化けてニセの嫁キッシー鈴木(浜美枝)と一緒に
謎を探るのですが、日本人に全く化けていないのに本人がうまく化けたと
思っているシチュエーションにツボってしまい、そこから抜け出せないまま
見終わった、それが初回でした。
その後何度も見たのですが、その度に同じところがツボになっていくうちに
決して逃せないこの作品の一番の見どころになっておりました。ごめんなさい。

こうやって記事に書けば更にツボのハマり具合が上昇するだけなのはわかって
いるのですが、やっぱり感想記事に書かないと落ち着かない。(笑)


話の流れとしては、

米の人工衛星が何者かに奪われる
(映っている模型がサンダーバードのようで親近感湧き湧き)
      ↓
米ソ揉める、攻撃物体が日本近くに着水したと報告を受ける。
      ↓
香港で綺麗どころとしっぽりしていたボンドが殺され
ある意味殉職と言われた状態で水葬される。
      ↓
水葬状態を船に拾われる(乗船していたマニーペニーの制服姿が素敵)
Mに日本に行くよう指示される。
協力者との合言葉は「I Love You」とマニーペニーに教わり
日本語勉強用に「Instant Japanese」を渡されるが
「日本語はケンブリッジで学んだ」と豪語したボンドは日本へ。
      ↓
無事日本に到着し、協力者のアキ(若林映子)に合言葉を使って無事合流、
(国技館の升席で相撲観戦するボンドがめちゃくちゃ窮屈そうだった)
アキに紹介された日本在住のヘンダーソンに会って話をしていたら
ヘンダーソンが核心にふれる前に障子越しに刺殺されてしまう。
暗殺者を追いかけると毒で自害してしまい、暗殺者の洋服を着てなりすまし、
仲間の車に乗って連れていかれたのが大企業オーサトケミカル。
(社屋として使われているのはホテルニューオータニ)
       ↓
オーサトケミカル到着後、暗殺者の仲間に身バレしてして格闘後に勝利。
オーサトケミカルの金庫を無事開けて秘密文書をゲットするも、
非常ベルとともに追いかけられる危機一髪状態の中、
トヨタ2000GTで颯爽とやってくるアキに助けられ、
その後、アキに連れていかれた地下鉄駅に仕掛けられたスライダーでひたすら滑り落ちて
たどり着いたのがタイガー田中(丹波哲郎)。

丹波哲郎、英語がものすごくうまくて驚きました。(@_@;)

タイガー専用の車両(丸ノ内線(笑)))に乗ってゴージャスなサロンのような室内で
和服姿の女性に燗酒をすすめられ上機嫌のボンド、金庫から盗んだ写真をタイガーと確認し
写真に写る船(ニンポー号)と近くに写る海女で手がかりに見つけようとする。
      ↓
タイガーに勧められて日本家屋に宿泊するボンド、
下着姿の女性たちに三助してもらいながら和風のお風呂を満喫する。
日本では男が一番、女は二番とタイガーに言われ日本に住もうかなと妄想する。
日本からロケットを発射する手引をしているのがスペクターの一味である大里、
ではないかとボンドが推測し、タイガーもこの考えに同意する。
      ↓
妄想しつつきちんと自分の仕事も進めるボンド、岩風呂でゆったりしたあと、
お気に入りの子にマッサージしてもらいなさい、と
タイガーに言われて好みの女性をチョイス、マッサージしてもらって極楽、
と思ったらいつの間にかキッシーに代わっていてしっぽり。
      ↓
タイガーにアレンジしてもらいオーサトケミカルに正面から入り大里社長に面会。
エンパイア化学のフィッシャーと偽装するものの堂々としすぎるボンド、
(大里の秘書ヘルガに1959年のドンペリニヨンを勧められて断らないのがいかにもボンド)
大里社長(島田テルという日系アメリカ人が演じているのは英語のセリフがあるから?)に
拳銃を持っていることを見破られ殺されかけるが2000GTでやってきたキッシー鈴木に
助けられ、大里の手下たちの車はタイガーが手配したヘリコプターから吊るされた
巨大マグネットにくっついて海上までもっていかれてそのまま海中に放り出される。
      ↓
大里の車がマグネットで海上に運ばれている間、
ボンド、車中でタイガーにリトル・ネリーを父親と一緒に持ってきてくれと依頼。
      ↓
オーサトケミカルから盗んだ写真に写っていた船ニンポー号がオーサトケミカル所有、
荷積みして神戸から出港する情報をタイガーから聞いたボンド、
(2人が会話する2000GT搭載のテレビ電話がSONY製だと今回初めて気づきました)
船を追いかけて神戸港まで行ったもののオーサトケミカルの手下に捕まり気絶。
      ↓
気づけばニンポー号の部屋に拘束されて大里の秘書ヘルガ(美人)と2人。
一緒に巨額を儲けて逃げようと提案され困惑しながらボンドの拘束を解き、
その後しっぽり。
(ヘルガが拘束しているボンドに見せて脅していた採皮刀で拘束を解かれると、
 今度はそれで彼女のドレスのストラップを切って脱がせようとするボンドがエロすぎ)
      ↓
しっぽりした秘書ヘルガと一緒に飛行機で逃げるはずがヘルガに飛行機内で拘束され、
ヘルガ脱出、ボンド危機一髪状態の中、引田天功ばりに拘束を解いて操縦桿を握り無事着陸。
      ↓
敵方の女に鼻の下を伸ばしたがために危うかったことをキッシーに叱られるボンド、
タイガーとアキが英語堪能なので日本語を話す必要ないまま、写真の場所が判明する。
(日本庭園でダルマを呑みながら語るボンド、宣伝色が濃いと感じます(^_^.))
神戸の近くのマツという島だということがわかったところでQがリトル・ネリーと到着
小さな組み立て式のヘリコプター(リトル・ネリー)を見たタイガーが子供用みたいだと
けなすと、苛ついたQがリトル・ネリーについていかに優秀か説明。
マシンガンにロケット弾、熱感知ミサイル、火炎銃に煙幕発生器、空中投下機雷まで
盛りだくさんのリトル・ネリーで早速写真に写っていた島の上空を視察。
      ↓
漁村しかないと思って飛行を続けて火口上空を飛んでいると追いかけてくる敵の
ヘリコプター(たくさん)、リトル・ネリーに内蔵された武器で爆破しまくる。
      ↓
ソ連が宇宙ロケットを発射、衛星が軌道にのったところで
何者かに奪われ交信が途絶えてしまう。
衛星を奪った装置は島の火口内に作られた基地に戻ってくる。
(再びサンダーバードの世界を一瞬味わえます)
基地で指示する大里の背後には白猫を抱えるスペクターNo1のプロフェルド。
      ↓
アジア系(どこの政府かは不明)の男性に米ソロケットを奪ったことで
前金を支払えというプロフェルドに対し、米ソが戦争を始めたら支払うという男性、
お互い譲らない状況になったところで、
大里とヘルガが呼び出され、ボンド殺しを失敗したことで室内のピラニア池に
ヘルガが落とされてしまう。(大里とアジア系に対する見せしめ的な場面)
      ↓
(1時間ちょい経ったところでやっとお待ちかねの姫路城)
      ↓
画面に広がる姫路城。
和服姿のタイガーとアキの前にヘリコプターでやってきたボンド。
リトル・ネリーで偵察した火口が怪しいと推測し、潜入するときに奇襲隊が
必要だとタイガーに言うと、「忍者(秘密扱い)」がいる、ここが忍者道場だ、と
姫路城を指し示す。道着で修行に励む忍者たちを見ながら「忍びの術だ」と
自慢げに語るタイガー。
柔道に剣道に居合術、手裏剣、忍者の修行は大変だと思わせたあとに、
「現代の忍者」とタイガーが紹介するのは、道着を着て拳銃の訓練を行う忍者。
島に基地を作って100人の忍者を送り込む、漁師や作業員に変装させるというタイガー。
私はどうすれば?と尋ねるボンドに

「君は日本人になる、次に早急な訓練で忍者になる」

と答えるタイガー。

やっとここまでたどり着き、私の期待も高まります♪(笑)

   ↓
「そして、正体を隠すために妻をめとる」というタイガーに
期待するアキとボンド、それを否定し、島の海女と夫婦になれ、というタイガー。
そしてタイガーの指示のもとに、(うつぼお待ちかねの)ボンドの変身タイム。
アキが下着姿の女性たちに色々指示(毛抜やかつらなど)しながら変身し、
「コンバンハ」と島の漁師(日本人)にうまく化けたと自画自賛状態のボンドが
アキの寝室にやってきて布団の上でしっぽりタイム、のはずが、天井裏から垂らした糸、
伝って落ちてくる毒薬、ボンドを狙ったはずが寝返りをうったボンドの代わりに
アキの口に入ってしまい絶滅。
(エアコンもない時代、窓あけっぱなしで寝ているのが不用心過ぎ)
    ↓
アキがなくなってもめげずに姫路城で一生懸命忍者修行するボンド、
(その間にも敵に狙われて大変)
タイガーがブサイクと事前に言っていた嫁と神社での結婚式で初対面、
何人ものの文金高島田(結構おばちゃん)が通り過ぎて残念な気分でいるボンドの
前に現れたのが嫁、キッシー鈴木(浜美枝)、美人で顔がほころぶボンド。
(この時点で残り40分切っていてます)
三々九度で夫婦になったボンドとキッシー、タイガーと一緒に島民に化けて船に乗り
4日しか猶予がないタイミングで島に上陸。
(結婚したと挨拶する海女仲間の一人が松岡きっこでびっくり)
    ↓
島で暮らす家について食卓に並ぶのが生牡蠣と赤玉ポートワイン、
仕事だからというキッシーの指示で別々に寝ているところでやってきたタイガー、
猶予期間(アメリカが再度宇宙ロケットを打ち上げるまで)が短くなったこと、
火口以外に不思議なところがないというタイガーに、洞窟が怪しいと指摘するキッシー、
洞窟に入って火口近くまで移動し、火口湖の表面が金属であるころからここが基地であると
推測、キッシーからタイガーに連絡させ、ボンドは自ら基地内に潜入。
    ↓
アメリカが打ち上げた宇宙ロケットが軌道に乗ったことを確認後、島の基地から
略奪したソ連のロケットを打ち上げようとするスペクター、
その間に、略奪された米ソ宇宙ロケットの飛行士たちをボンドが救出し、
スペクターのロケット発射を阻止するために、自ら宇宙飛行士になりすましたものの
途中で見つかり(背が高いので目立つ)大里とプロフェルドのところに連れてこられ、
プロフェルドとご対面。ソ連のロケットがアメリカのロケットを攻撃すれば米ソの戦争が
始まるとプロフェルドに言われてしまう。
    ↓
見張られた状態でまもなく発射してしまうロケット、阻止できないボンド、
火口付近にやってきたタイガーと大勢の忍者、基地内に潜入しスペクターの手下たちと
戦い(日本刀で戦う忍者がいて思わずガン見)、その間、プロフェルドは大里を射殺、
ボンドを殺して逃げようとするがタイガーの手裏剣がプロフェルドにうまくあたって
ボンド命拾い、タイガーとキッシーと合流、ともにスペクターたちと戦う。
(キッシー、丸腰状態でなぜ一緒に基地内に入ったのか謎)
    ↓
ロケットの攻撃をなんとか止めようとするボンド、残り5秒でロケットを爆破し、
アメリカのロケットへの攻撃をなんとか阻止。
    ↓
ホッとしたののもつかの間、プロフェルドが基地を破壊して自分だけ逃げようとする。
火山爆発の勢いで破壊される基地から急いで逃げるボンドとタイガー、キッシー。
海に飛び込み難を逃れる。
    ↓
海上に投げ込まれた救命ボートに乗り込むボンドとキッシー。
ハネムーンの続きをというボンドがキッシーにチュー、ボートが英国の潜水艦の上に
のったところで(マニーペニーが当然乗船している(笑))めでたしめでたし。

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って、めでたしめでたしなんですが、以前買ったボックスセットのボーナス映像で
知ってから個人的には複雑な気持ちになってしまう作品となりました。
もともとは、若林映子が演じていたアキ(ボンドをサポートする)、と
浜美枝が演じていたキッシー(ボンドと偽装結婚して基地に潜入する)の配役が逆で、
英語のセリフが多いアキを演じていた浜美枝、英語が苦手だったことで撮影が難航、
違う俳優に変更しようと製作側が検討すると、そんなことになったら窓から飛び降りると
抗議して苦肉の策として配役を交換したそうですが、公開時にボンド・ガールとして
日本でもてはやされたのは浜美枝、でも、映画のクレジットでは若林映子のほうが上、
個人的にはアキの出番のほうが多くボンドとのやりとりが多くて見応えがある一方で
キッシーは後半40分を切ったところでやっと登場し、ボンドと偽装結婚したものの、
ボンドとの絡みも少なく、スペクターの基地に潜入するときも丸腰(ナイフくらい
持っていたかもしれませんが)で逆に足手まといじゃないの?という感じ、
更に、英語のセリフは吹き替えとなると、その後1作品の出演で引退した若林映子が
残念だと思ってしまう私です。

とはいえ、個人的には笑えるツッコミどころ満載で、
姫路城に行くきっかけを作ってくれた作品として007シリーズの中でも
特別感のある「007は二度死ぬ」でありました。




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映画「007サンダーボール作戦」を観る [映画(007)]

一作目からどんどん豪華になっていく007シリーズ、今回は4作目です。
サンダーボール作戦 [Blu-ray]

サンダーボール作戦 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2015/10/07
  • メディア: Blu-ray
作品についてはYahoo!映画さんより。

核を積んだNATO軍の戦闘機が行方不明になった。
事件を操っていた国際的陰謀団スペクターは、米英首脳に対して、
1億ポンドもの身代金を支払うことを要求する。
期間は一週間。
核の所在探索を命じられたボンドは、わずかな手掛かりからバハマへと飛ぶが.....。
シリーズ第4弾。主題歌はトム・ジョーンズ。


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綺麗どころの登場回数が増えた気がする。(笑)

以前記事にした映画「ラストナイト・イン・ソーホー」で
サンディがタイムスリップしたソーホーの映画館で公開中だった映画がこれ。
1965年の作品ですが、ボンドの手当り次第な感じもマシマシで、
きれいなお姉ちゃんがいたから☓☓☓、みたいで前作よりもパワーアップしている
印象でした。(笑)(おおらかな時代だったのだと思うことにしています(^_^.))

今作はボンドカーが登場することが少なくて(冒頭くらい?)、
バハマが舞台ということで海がメインで、当時の最新技術を駆使したかったのか、
水中撮影が盛りだくさん、終盤、ラルゴ(スペクターNo.2)との戦いでも
これでもか、というくらいの勢いで水中(海中)で戦うので、
ウェットスーツを着て水中眼鏡している人だらけ、どれがボンドでどれがラルゴなのか、
途中でボンドが酸素ボンベを捨てて小さい酸素ボンベに切り替えてからは
ボンドは判別できたもののラルゴはどこ?と画面で必死に探し、
最後ボンドがラルゴをやっつけるのかと思ったら、あれ?まさか、そんなことで
ラルゴがやられちゃうの?(以前見たのに記憶なし)という結末のあと、
救出にくるまでボンドとドミノ(ボンドガール)がしっぽり、
という定番のエンディングでになってホッとして見終わりました。

冒頭のフランス人少佐(裏の顔はスペクター幹部)がベールを被った喪服姿の女に
化けたのをボンドが見破ったあと格闘の上やっつけて追手から逃げるときに
背中に背負ったジェットエンジン?で飛ぶシーンを見てロサンゼルスオリンピックの
開会式をふと思い出したり、整形してNATOパイロットになりすます男(核爆弾を奪った
ところで殺されちゃう)が2年かけて整形してなり切る準備をしたという説明に、
土曜サスペンスに登場する明智小五郎(演じているのは天知茂)ならそんな準備に
時間をかけなくてもなりきれるだろうなと、思ったりと、007と違う本筋でないところに
己の連想が及んでしまい、見ながら笑ってしまったのは反省です。(-_-)

と反省している割に、太もものほくろでターゲットの女性を見つけるなんて、
さすが百戦練磨のボンド!と思ったり、ボンドがドミノを誘って注文するのが、
1955年のドンペリニヨンにキャビアで羨ましさが止まらなくなってしまったり、
ラルゴが失態犯した部下を屋敷のプールので泳ぐサメに食べさせるという
怖いはずのシーンなのに、サメがちっちゃくてツッコミ入れたくなったり、
(そのちっちゃいサメの近くを泳ぐボンドは食われない(笑))
略奪した核爆弾の扱いが意外と雑に見えるような気がしたり、
(なにかの拍子にうっかり爆発しそうな気がして見ながらはらはらした私)
電話の横においてある分厚い本に録音機(テープ)が仕込んである!と驚いたり、
いちいち反応してしまう己もおりました。(笑)


前作のゴールドフィンガーに比べると悪役が悪役ぽい、黒いアイパッチをつけて
独眼竜の見た目がかなりハイレベルの悪でボンドを殺そうと極悪ぶりを発揮しますが、
ボンドは不死身なので(最新作除く)結果的には悪役が殺されて一件落着、
ある程度パターンができているのがわかっていみているとハラハラしつつも
ゴージャス感がましていくシリーズ作品として、
トム・ジョーンズ熱唱による主題歌とともに楽しめた
「007サンダーボール作戦」でありました。


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映画「007ゴールドフィンガー」を観る [映画(007)]

続いて観てしまった三作目です。

007 ゴールドフィンガー アルティメット・エディション [DVD]

007 ゴールドフィンガー アルティメット・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

内容はYahoo!映画さんより。

金だけを愛する男ゴールドフィンガー。
彼はアメリカ中の金塊が貯蔵されるフォートノックスを放射能で汚染させ、
自分の金の値打ちを上げようと画策していた。
それに先立つ、大量の金流出を調べていたボンドは、事件の背後にゴールドフィンガーが
存在していることを知るが.....。
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ボンドカー登場!

1作目、2作目のヒットを受けて更に予算が増えたのでしょうか、
ここでアストンマーチンDB5が登場して豪華さが増していました。
(車のナンバーが回転して変えられたり、助手席がボタン一つで飛ぶ(緊急脱出)、
 防弾ガラス以外にも面白い仕組みでした)

また、冒頭のガンバレルから始まってオープニング映像、
主題歌が流れる中、映画のシーンやボンドガール、武器(銃)のシルエットが
映し出されるオープニングのパターンが今作で確立されたということも
1作目から見ていて気付きました。
途中で、危機一髪な状況になるボンドですが(レーザー照射で殺されそうになる)
敵ものんびりやっているうちにボンドが機転を利かせて危機脱出する図式も、
このあたりから確立されているのかな、と思いました。

ちなみに、シャーリー・バッシーによる主題歌(熱唱系)、結構好みです。(^-^)

豪華さといえば、登場するレディースの数が激増したような印象で、
ボンドガールからセリフのないその他大勢的なボンドビューティまで、
なんだか盛りだくさん感がありました。
(その分、ボンドの女性へのだらしなさもレベルアップしたような。(笑))
前半、ボンドとから見ながら全身に金粉を塗られて死んでしまうジル、
お綺麗なのにゴールドフィンガーを裏切って殺されてしまう、
あの全身金粉は今見ても結構インパクトがありますが、公開当時は話題に
なったんでしょうね。
って、この年になると「金粉ショー」とか言ってしまう自分がおります。(笑)
今作で全身に金粉塗られて皮膚呼吸できなくて死ぬ、という図式が怖かったのですが、
その後、皮膚が呼吸なんてことはなく、都市伝説、みたいな記事をみるにつれ、
映像みて思い込む、結構あるんだろうなと今さら思っています。(^-^;
という金粉美女が亡くなった後、本丸のボンドガールが登場しますが、
ゴールドフィンガーに雇われているパイロット、しかも名前がプッシー・ガロア。
今なら許されないだろうな、と思うようなネーミングですが(笑)
プッシーさん、とてもきれいで頭がよく、しかも飛行機を操縦できるという、
当時であればデキる女、だと思いますが、ボンドが狙わないわけもなく、
最後は、Oh, James~♪で終わるという、お約束のパターンで、
この時代だから許されるのでしょうが、観ていて安心しました。(笑)

と、豪華さが増したところで登場人物が多い今作、
ゴールドフィンガーの右腕?のような存在で登場するのがオッドジョブ。
演じているのがハロルド坂田、ハワイ生まれの日系アメリカ人で、
プロレスラーとして活躍している中での映画出演で人気が出て、
その後、新日本プロレスの試合にもオッドジョブの山高帽を持って登場するなど
日本でも人気があったんだろうなとwikiを見て思いました。
山高帽を投げて人も殺せちゃうくらいの強い男として登場しますが、
そのお陰で、今作の本丸、ゴールドフィンガーのインパクトが弱まっていたような
そんな印象でした。

ま、ハロルド坂田が登場する前、トランプでインチキやっているときから
ちょっとセコイ感じでそんなに強くなさそうな(頭もそんなに切れる感じに見えない)、
キャスティングした方には申し訳ないのですが、車体を金と交換して他国に運ぶとか、
アイデア凄い!というより、そんなことしたらすごい重くて長距離走れんのか、とか、

ゴールドフィンガーに突っ込み入れながら見ておりました。(ごめんなさい)
だからなのか、壮大なスケールで悪いことをやりまくっている割に、
最期はなんだかあっけなく(若干自業自得のような)終わってしまう、
このおじさん(極悪顔ではないから?)だからこんな感じなのかな、
変に納得しながら見終わりました。

まあ、60年も前の作品ですから、それを踏まえてみたつもりではあるのですが
(時代の古さは今の時代と比較しても仕方ありませんし)
金粉、ハロルド坂田、プッシー、というド派手な見どころ(脇役)に対して
地味な本丸ゴールドフィンガー、そこに絡んでいくコネリー卿演じるボンド、
こういう展開が作品として作り上げられていくのも007だからなんだろうな、と
改めて思った「007ゴールドフィンガー」でありました。


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映画「007ロシアより愛をこめて」を観る [映画(007)]

第一作のドクター・ノオを観て結構面白かったので
続いてみた第二作。
ロシアより愛をこめて [Blu-ray]

ロシアより愛をこめて [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2013/04/03
  • メディア: Blu-ray
内容はYahoo!映画さんより。

英国情報部い、ソ連情報部のタチアナという女性が亡命を希望してきた。
彼女は手土産に、最新式の暗号機を持ち出すという。
そして、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンドが派遣されることになった....。
国際的犯罪組織スペクターが仕組んだ、英ソ間を巻き込む陰謀との闘いを描く。
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急なゴージャス感。(笑)

前作のヒットで予算が増えたような壮大海外ロケ。
イスタンブールにオリエント急行、そしてベネツィア。
007シリーズのパターン(海外あちこちで豪華にロケ)が今作で確立されたのかな、
と思ったのですが、これは今の時代に見ても贅沢だなあと思いました。
(特にオリエント急行で旅するのって贅沢)

ベリーダンスが途中に出てきて(トルコのジプシーの村)
作品に彩りを添えている感もありつつ、一人の男を取り合う2人の女性の戦い、
(そういう風習が本当にあるとしても今の時代には描きづらい場面かな)
前作でも感じた男尊女卑みたいな感じは全般的に感じますが、
クレッブ大佐のように共産圏では女性も出世していくんだなというのが
どこか対比的に描かれているように思えました。

といっても、クレッブ大佐はスペクターのナンバー3でもあって、
英ソと見せて実はスペクターの策略というか、スペクター幹部のドクター・ノオが
殺された復讐?としてボンドを殺そうとする、その大役を担ったのがクレッブ大佐、
見た目、結構小っちゃくて弱そうなおばあちゃんで、なにがどうして組織のナンバー3に
のし上がっていったのか、そのあたりが(卓越した頭脳の持ち主にも感じがたい)
今見ると謎めいているような気がしました。
特に、終盤、ベネツィアに到着したボンドとタチアナ(ダニエラ・ビアンキが美しい)、
ホテルの部屋に入るとそこに掃除人に化けてクレッブ大佐が部屋に入ってくるのが
今見ると若干コントにも見えなくないというか、靴先に仕込んだナイフで殺そうと
しながら、味方のはずだったタチアナにあっさり銃殺されておしまい、という、
ボンドが殺さずボンドガールに殺されてしまった、ある意味気の毒なボンドガール、
そんな風に思ってしまった私は意地悪かもしれません。(笑)

時代が変わると世の中の考え方も変わっていくので、当時と同じ目線で観るのは
難しくなるのかもしれませんね。

と、色々ツッコミ入れてしまったのですが、マニーペニー(ロイス・マックスウェル)と
Q(デズモンド・リュウェリン)の存在は時代が変わっても見ていて楽しいですね。(^-^)
今作からQによる新型兵器も登場するようになるのですが(ボンドカーはまだ登場しません)
今作でQから渡されたアタッシュケース、当時の最高技術が詰め込まれていると思えば
かなり面白く、ナイフ、赤外線照準器付のアーマライトAR-7と銃弾、金貨50枚、
ケースを開けると催涙ガスが出てくるなどの仕込みぶり。
金貨?と思ったら途中でちゃんと役立つ場面が登場して(敵の買収用(笑))面白く
見られました。

オリエント急行で激しく戦う敵役のグラント(クレッブ大佐が送り込んだマッチョ)に
殺されかけても殺されないボンドの不死身な姿、前作よりパワーアップしたアクションに
ジェントルマンらしい身のこなしの一方女にだらしないボンドというスタイルが確立され
スペクターの狙いが「暗号解読機」という時代を感じつつも十分楽しめた、
「007ロシアより愛をこめて」でありました。


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映画「007ドクター・ノオ」を観る [映画(007)]

Amazon primeで007シリーズが観られることを知り、
先日記事を書いた姫路城に行く前に予習しようと、
姫路城が登場する4作目まで、1作目から鑑賞することにしました。
007 ドクター・ノオ アルティメット・エディション [DVD]

007 ドクター・ノオ アルティメット・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
内容はYahoo!映画さんより。

自分の意志で殺人を犯すことを認められた、"00"ナンバーを持つ英国情報部員、
ジェームズ・ボンドの活躍を描いた、記念すべきシリーズ第1作。
アメリカの宇宙開発の妨害を図る謎の中国人、ドクター・ノオとの闘いを描く。
ジャマイカの英国情報局長が何者かに殺害された。
本部は事件究明にボンドを派遣する。
やがてその死は驚くべき陰謀を明らかにする.....。

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全然中国人に見えないから!(笑)

1962年の作品です。
60年前(私が生まれる前)ですから、ドクター・ノオがドイツとのハーフという設定と
しても全くアジア系が入っているように見えないところはご愛敬ですね。(^-^)

ブログを始めたころに一度記事を書いていますが、どうしてもドクター・ノオの
見た目が気になるという点は変わっておりませんでした。
そこが見どころではないのに己の集中力のなさを反省したのですが、
無線機で通信する時代、放射能の扱いが雑でも(おそらく予算の問題かと)
タランチュラでボンドを殺そうとしても、ボンドはボンド、
冒頭で、盲目の3人組男性が英国情報局長ストラングウェイをあっという間に殺し、
次は彼の屋敷に入って秘書を殺害し、ドクターノオのファイルを奪う、
カリプソ?陽気な音楽が流れる中で3人の残虐な行動が相反していていて、
とてもテンポよく展開していくのでそこで「つかみはオッケー」みたいな状態に
観客をもっていく、私は製作側の戦略に素直にはまりました。(笑)
冒頭でひきつけられた後に登場するジェームズ・ボンドに期待を抱きながら
その後の展開にドキドキしながら見てしまう、様々なツッコミどころはあるものの、
それでも飽きずに見られるのが007シリーズの良さというか楽しさですね。
敵地にボンドガールと乗り込み、敵を倒して、ボンドガールとしっぽり、
Oh, James~。という流れは007シリーズの王道ですし。
(といっても、最新作はそんな流れではなく驚いた私。)

ドクター・ノオがスペクターの一員ということが中盤で明かされることで、
スペクターという悪の組織の存在を観客も知るわけですが、
その組織との闘いがその後の作品でも続いていき、米ソ冷戦がなくなって、
途中で戦う悪が違うところにいってしまい(製作側も苦労していたんでしょうね)
そして、ダニエル・クレイグボンドになるとスペクターが戻ってくるという、
シリーズを長年続ける苦労や迷走?の後に、最新作でもスペクターが登場するので
そういう点で第1作を見ると、ボンドがスペクターと闘う構図が紹介される作品、
として、感慨深いものがありますね。

60年前なので女性軽視というか女性は添え物的な扱いで、
そんな感じで描かれている女性を見ると手あたり次第なボンド、
「ボンド、女ならだれでもいいのか、やりたい放題じゃねーか」とツッコミの
ひとつも入れたくなりますが(笑)、悪と真剣に闘い敵を倒して勝利する姿を見ると
フィクションだし、まいっか、という気持になります。(笑)

敵に出されたコーヒーを飲んであっさり昏睡状態のボンドを見ると、
詰めが甘い、とここもツッコミどころなのですが、監禁されたところから
ダクトを伝って脱出する場面を演出するための詰めの甘さだからまいっか、
と、結局なにがあっても、「ボンドだから、まいっか」という気持になる、
他の映画だとそんなことはないのですが、007シリーズだから許せる、みたいな
ツッコミどころを探すのも意外と面白いかもしれません。(^-^;

ショーン・コネリーが初代で演じたことで出来たボンド像というか、
それに対して評価もよく続編も作っていけたのかな、と思うと、
ボンドの身のこなし(危険な状態でも慌てないのがすごい)、
60年前なので現在と比較して「つまんねえ」といったら勿体ない、
スパイなのに自らの本名を語り(身バレ上等な人)華麗に敵を倒す、
そんなジェームズ・ボンドという唯一無二な存在を感じた
「ドクター・ノオ」でありました。




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映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観る [映画(007)]

公開が度重なる延期、となっていた作品、やっと公開で観られました!
公開初日の昨日の鑑賞、後手にならぬうちに記事をアップします。(^_^)
notimetodie.jpg
あらすじは映画.comさんより。

現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、
CIA出身の旧友フィネアスリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、
平穏な日常は終わりを告げる。
誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、
その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を
追うことになるが……。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ダニエル・クレイグの花道!

序盤から危機一髪の連続、時折しっとり、そして悪と戦う終盤、
おばさん(私)3時間近い作品、ずっと目頭熱く観ておりました。
そして、最後にダダ泣き。(;_;)

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今作の予習として前作のスペクターを観てから鑑賞したのですが、
観ていないよりは観ていたほうがより作品に入り込めると思います。
今作の冒頭、幼い頃のマドレーヌに起きた事件、それがきっかけで
マドレーヌが銃をボンドから渡されても自衛のために持とうとしない、
そんな場面がスペクターの中で出てくるので
(2人が列車の食堂車で語るベレッタの話)
ああ、そういうことだったのか、幼い頃の経験がそうさせたのか、
と冒頭から納得できました。その話を今作の中でボンドにするのかどうか、
気にしながら観ていましたが結局話さなかった(話せなかった)
過去の記憶を冒頭で消そうとしながらできなかった、マドレーヌの心の葛藤、
そういうものも垣間見えた今作です。

これまでの007というとガンバレルに続いてオープニングですが、
今作はガンバレル(というか悪を倒す)の後、マドレーヌとの別れ、
そこからビリー・アイリッシュの主題歌とともにオープニング、
つかみはオッケー的に私は製作側の演出に素直に丸め込められました。(笑)

ただ、序盤で、
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この主題歌がインストゥルメンタルで流れるのでなぜ昔の作品の主題歌?と
思いながら観ていたのですがああそういう展開でその演出ーと思って涙。
(エンドロールではルイ・アームストロングの歌が流れました)
このあたりはネタバレになるので書きませんが、ダニエル・クレイグの
最後の出演作品としての演出なのかと思いました。
また、前作スペクターからの流れとしては、「家族」がキーワードになって
いると思いますが、このテーマも女王陛下の007にもつながるのではないかと
思います。このあたりはちょっと意外でしたが、個人的にはツボでした。

60年近く続くシリーズ、時代背景も大きく変わり(米ソの冷戦は昔の話)、
メディア王、麻薬王、みたいな国家ではない巨大組織が出てきたりして
いましたが、ダニエル・クレイグのボンドになってからは
悪の組織スペクターと対峙するボンド、出演した5作品がつながっていく、
そんな楽しさも感じられました。

ボンドの後任の007が女性だったりするのもダイバーシティと言われる昨今に
配慮した演出かと思いましたが、ボンドと2人で悪の組織に向かう姿は
なかなか面白く観られました。

前半で登場するCIAのエージェント、パロマを演じていたアナ・デ・アルマス、
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この作品でダニエル・クレイグと共演していた看護師役のお姉さんですが、
今作でのロングドレスを身にまといながらアクション満載で戦う姿が
そうそう、007ってこうでなくちゃ!という場面でしたが、20分くらいで
敵をやっつけて出番終了、というのがちょっと残念でした。
これまでの007であれば、この後も一緒に行動してOh,James〜となりそうですが
前作、今作とボンドのお相手役、メインのボンドガールはレア・セドゥ演じる
マドレーヌなので、残念ながらカラッと明るい演出のみとなったのですが、
彼女は次回作でも登場してくれると盛り上がりそうな、そんな気がしました。

本筋と全然関係ないところで軽くツボに入ったのが、
CIAのフェリックス・ライターが引退したボンドと再会したときに
一緒にいたCIAのアッシュという若めの男性、ボンドが今のCIAってああなの?
とアッシュを指してライターに聞くのですが、実際ボンドがアッシュのことを
`Book of Mormon`と呼んでいて、ただ若いというだけでなく、
世界中いろいろなところで布教活動を行うモルモン教のエルダーの意味で
ブロードウェイ・ミュージカルのヒット作品のタイトルで皮肉に言っていたところ。
おそらく、若いというだけでなくちょっと風変わり、CIAのイメージに見えずに
そうやって聞いたのかと思ったのですが、
字幕(戸田奈津子と冒頭に出てがっかり、字幕監修という人もいましたが)が
日本では通じないと判断したのか凡庸な感じの和訳になっていたのが個人的には
とても残念でした。(このミュージカル、大好きなだけに)

って、戸田奈津子、もう字幕やらなくていいような気がする。(-.-;)

字幕残念の他に、海外映画で観る不思議日本みたいなところがあったのも
少々気になりました。ラミ・マレック演じる悪のサフィンが細菌兵器をつくる基地、
ここに石庭の砂紋、とか、畳敷きの大きな部屋とか、そこに飾られているのが盆栽、とか
サフィンが着ているのが柔道着の生地で作ったような作務衣みたいなものとか、
(畳なのでボンドが正座してサフィンに謝る場面でもボンドがそんなこと!とびっくり)
まあ、亀が忍者になっているわけではないので目くじら立てることもありませんが、
どうせやるなら、
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このくらい弾けてくれれば違和感よりも笑えたのですが。
(って007でそんな笑いは許されないんだろうな)

これまでのボンド作品を色々回収しながら、世界のいろいろなところで悪と戦い、
(サフィンの基地が北方領土にあるっぽい設定)
ソニーピクチャー時代にVAIOやOMEGAをこれみよがしに映し出していたのと違い、
アストンマーチンから繰り広げられる仕掛け、万能な腕時計(今回何度も活躍)、
2人乗りグライダーなど、007はこうでなくっちゃ!(2回目)なQ作品も
観ていて楽しく、いつも以上に弾薬使ってる感じも花道を飾る大盛りな仕掛け?
と思いながら観ましたが、もうこれでダニエル・クレイグの新作ボンドは
観られないのだなあと思うと、15年間で刻まれた皺さえも愛おしくて、
予想していなかった展開と合わせて結局泣いて観終わりました。

エンドロールで、ボンドは戻ってくるって書いてあったけれど、
それはダニエル・クレイグではないのだなあって思うと。(;_;)

と時間の長さを感じずに没入しながら楽しく観終わりましたが、
歴代の007の中で一番人間臭く、泥臭く、静かに、でも熱く、真の愛をもった男、
そんなボンドを演じたダニエル・クレイグの最後の出演作品として
監督が温かく送り出しているようにも思えた
「007 ノー・タイム・トゥー・ダイ」でありました。
(あと2回は観ます!)





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映画「007スペクター」を観る [映画(007)]

本日2つめの記事ですが、これは早めにアップしたいと思って
見た当日にアップです。




先行上映で「007スペクター」を見てまいりました。

って、10月末にイギリスでプレミア、その後各国で公開されているのに
未だ日本は未公開。正式公開は12/4って遅いよね。(V)o¥o(V))

poster2.jpg サム・メンデス監督作品

あらすじはYahoo!映画さんより。

ボンド(ダニエル・クレイグ)は、
少年時代の思い出が詰まった生家“スカイフォール”で焼け残った写真を受け取る。
彼はM(レイフ・ファインズ)が止めるのも無視して、
その写真の謎を解き明かすため単身メキシコとローマを訪れる。
死んだ犯罪者の妻ルチア(モニカ・ベルッチ)と滞在先で巡り合ったボンドは、
悪の組織スペクターの存在を確信する。






2時間半の長尺ですが、きれいにまとまっている作品でした。

冒頭で、ボンドが銃痕のおなじみシーンが復活しておぉっ!と萌えた後、
オープニングのシークエンスも主題歌に合わせて美女のシルエットという
これまた懐かしいシークエンスが復活という、007ファンには、
これだけで萌え萌えだと思いました。

そのオープニングで、ヴェスパーや、ル・シッフル、シルバなどなども
サブリミナル効果のようにインサートされているので、
あら、この作品って、

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ダニエルボンドの集大成かな、って気持ちで見始められます。


相変わらず世界の様々なロケーションでボンドがするのですが、
最初のメキシコシティでの爆破場面は、いきなりでまじ驚きました、私。

ま、ボンドはつらい思いをしても死なないってわかってるので(笑)
そんな心臓バクバクなシーンも、安心して見られるのですが、
MI-6の過去、現在、未来、、どうなっていくんだろう、
00のライセンスは過去の遺物的な場面もあったりして、
うーん、確かに冷戦がなくなって今も必要なのか、と思いながら見ていた
私もおりました。

00について懐疑的な意見を述べるマックスってあんちゃんが黒幕で、
それが私にはイケメンにも見えず、なんだか頭がよさそうにも見えず(すみません)
もうちょっとインパクトのある(小ずる賢そうなタイプ)配役がよかったな、と思ったり。


色々気になる点はありました。


スカイフォールから見つかった品を受け取るボンドのシーンが
その後の秘密のカギを解くのに役立つのですが、意外とあっさり描かれていたり、

モニカ・ベルッチが予告編から劣化していて気になっていたのは
私だけじゃないと思うんですが(すみません)
スペクターの存在をボンドとエッチしちゃってするっと教えるところまでで
残りは一切出てこない(そのためだけのローマ撮影)贅沢さとか、

ボンドガールのレア・セドゥ、、、美人ってほどではないけれど
かなり好みですんなり見られつつ、バネッサ・パラディのようなすきっ歯が
なんだか気になってしまったり、

オーストリアの雪山なのに、あら、スキーシークエンスが出てこないって、
ボンド映画でどういうこと?と思わず突っ込みそうになったり、

ダニエル・クレイグ、あれだけ脱いで肉体美を見せまくっていたのに
今回は全然出てこないや、ってちょっと残念に思ったり、


いろいろ気になったものの、大したことはなく。


個人的には009用にQが用意したアストンマーティンを
黙って拝借してローマで水没させちゃうボンドなのですが(このあたりお約束)
カーチェイス中に、車内のボタンを押しまくる場面で、
環境ってボタンを押したときの、脱力感あふれる展開なんて
007のお遊び的な要素で結構好きだったりするので、
見終わった後、ダニエル・クレイグは今回までかもしれないけれど、
次がまた気になる気になる、な気持ちになりました。


また、今回楽しみにしていたクリストフ・ヴァルツについては、
配役ミス、、にも思えたかな。 この人、大好きなんだけど。
せっかくの俳優なのに勿体ない使い方というか、
スペクター自体の描き方がちょっと弱く思えたのもありますが、
ボンドとの過去のつながり、とか、、さらっと伝えて終わった感ありで、
もっと深堀することで心の闇が描けていいのかな、と思いました。


最近007を見始めた方にもおそらく楽しめるつくりになっているとは思いますが、
ダニエルクレイグを先におさらいして、できれば昔の作品でスペクターについて
知っておくと楽しさが増すかもしれないな、と思った、
「007スペクター」でありました。


タグ:007
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映画「007スカイフォール」を観る [映画(007)]

だらだら香港旅行記をアップしている途中ではございますが、
これだけはタイミングを逃すと、、、なので割り込み的にアップします。


待ちに待っていた「007スカイフォール」を初日に観ました!

skyfall 1.jpg 今回はサム・メンデス監督です




ここからはネタバレしてます。 

公開直後は文字の色を薄くしておりましたが、すでに公開2週目になりましたので、
文字の色はフツウにしておきます。
が、見にいくまで内容を知りたくないかたはここから先はスルーしてくださいね。




冒頭に登場する場所はトルコのイスタンブール。

トルコの作戦に参加していたボンド(ダニエル・クレイグ)は、仲間のMI6諜報部員を殺され、
テロリストに潜入中のNATO諜報部員のリストが入ったハードディスクを奪われてしまいます。
データを奪った犯人パトリスを同じMI6のイヴ(ナオミ・ハリス)とともに追いかけ、
(イスタンブールの民家の屋根をバイクで追いかけるシーンがなかなかの迫力でした)
長距離列車まで追い詰めたものの、イヴがパトリスを狙って撃った銃弾がボンドに命中し、
ボンドは列車の屋根から谷底に流れる川に落下していきます。 

M(ジュディ・デンチ)の指示によりイヴが狙撃したのが失敗した格好で銃弾が当たったボンド、
行方不明により死亡と推定され、Mが死亡報告書を提出します。

機密情報の入ったハードディスクを盗まれたMは、情報安全委員会委員長に就任した
ギャレス・マロリー(レイフ・ファインズ)に辞職を勧められて辞職を固辞しますが、
その直後、MI6本部のシステムが犯人にハッキングされ、諜報部員リストが5人ずつ公開され、
毎週リスト上の諜報部員の情報を公表すると予告する犯人は、
Mが戻る前にMI6本部を爆破します。
(爆破により職員が命を落としたことでMはさらに窮地に立たされます)

奇蹟的に助かり、海辺の地で酒と女の日々を過ごしていたボンドは、
MI6本部爆破のニュースを知りロンドンに戻ることを決意します。
復帰の為に受けたテストは不合格。
しかし、Mは自分の判断で合格としボンドを現場復帰させます。
(ボンドも自分の勘が戻らないことは分かっていたようですが、合格と言われ安心します)

ボンドは、犯人に撃たれた時に残っていた弾丸の破片を分析してもらい、
犯人がパトリスであること、近い内に上海に現れることを知って上海へ飛びます。
(この時、新しいQが登場し、ボンドに兵器を渡します)

パトリスが潜入したビルの高層階で隣のビルにいる男性を狙撃するところを見たボンド、
パトリスから雇い主を聞き出すことができないまま高層階から落下させてしまいますが、
パトリスが残したマカオのカジノのチップを手掛かりにカジノへ足を運ぶと
狙撃された男と一緒にいた謎の女セヴリン(ベレニス・マーロウ)と出会います。
(カジノのチップで受け取ったのはパトリスが受け取るべき狙撃報酬の400万ユーロでした)

セヴリンはボンドが殺されると警告し、自分の雇い主を殺してくれるなら手伝うと申し出ますが、
ボンドとセヴリン、2人とも、雇い主の手下に囚われ、廃墟となった島へ連れていかれます。
島で待っていたのはセヴリンの雇い主、シルヴァ(ハビエル・バルデム)。
元イギリスの諜報部員でMの腹心だったシルヴァは、中国の任務中に囚われてしまい、
拷問を受けても黙秘を貫いたにも関わらず、Mに裏切られ見捨てられたことを恨みつづけ、
Mへ復讐する為、機密情報を盗みMI-6のシステムをハッキングし本部を爆破したと告白します。

その場では、Qがボンドに手渡していた発信機のお陰でシルヴァを捕えることに成功し、
シルヴァは爆破後引っ越したMI-6(チャーチル時代に作られた地下シェルター)に拘束され、
Mと再会を果たしますが、Mはシルヴァに謝ることなく二度と会うことはないと去っていきます。
(この時のシルヴァの顔が凄いことになって私も(@_@)しました)

Mは公聴会に呼ばれ、大臣からハードディスクを盗まれたことについて問い質されていたころ、
MI-6では、シルヴァのPCをQが分析解読するはずが、
シルヴァのシステムがMI-6のシステムに侵入し、シルヴァはMI-6のシステムを操って逃げ、
警官に変装して地下道を移動しながら、仲間とともにMの居る公聴会会場へ向かいます。

シルヴァを追いかけるボンド。(地下道に地下鉄車両が突っ込んでくるシーンに(@_@))

公聴会会場まで追いかけたボンドは、イヴ、マロリーなどとともに、シルヴァの攻撃を退け、
Mを連れ出して、(追尾システムのついていない)アストンマーチンDB5に乗り換え、
ボンドが幼いころを過ごしたスコットランドの「スカイフォール」に向かいます。
ボンドは、Qにシルヴァが追いかけてこられるように電子的にパンくず(跡)を残すように指示し、
マロリーもそれを認め、Qはボンドのいう通り、シルヴァの為に形跡を残します。

両親もなくなり、すでに誰も住んでおらず廃墟のように変わり果てていたスカイフォールでは、
幼いころに世話になった猟場の番人キンケイドと再会し、Mと3人で、あるものを使いながら、
スカイフォールに罠を仕掛け、シルヴァを待ったが、やってきたのはシルヴァの仲間のみ。
全員撃退したが、Mはこのとき銃弾を受け、傷を負ってしまいます。

その後、ヘリコプターに乗ってシルヴァがやってきたところで、キンケイドとMは、
宗教改革時代に作られた隠し地下道を使って遠くの教会まで逃げますが、
ボンドは、スカイフォールをガスボンベで丸ごと爆発させ、自分も教会に逃げます。

シルヴァは負傷しながらも、Mは自分の手で殺めたいと思いながら教会まで辿り着きます。
シルヴァはMに拳銃を握らせ、自分の頭も隣に並べて共に死ぬことを求めます。。。

ああ、どうするどうする、、、、、と思ったところで、ボンドがやってきてナイフを投げ
それがシルヴァの背中に命中して、シルヴァが息絶えた後、Mも力尽きてしまいます。。。。




個人的には、

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この作品の方がやっぱりインパクトが強かったのですが、今作もなかなか良い出来でした。


skyfall 3.jpg ダニエル・クレイグ様もskyfall 4.jpgマッチョムキムキだったし
走り方が、ターミネーター2の新型ターミネーターみたいで気になるのは仕方ないのですが(^_^.)
相変わらずアクションシーンは見ていてハラハラしながら清々しい気分になれます。
ロジャー・ムーアのナヨい感じとは対極かもしれないです。
(ってロジャー・ムーアも好きですが)

skyfall 2.jpg今回の悪役 シルヴァ
どうしても、ハビエル・バルデム、と思い出せずに
「バブデム?」「バビデブー?」とかついつい言ってしまう役者さんで申し訳ないのですが、
あんまり悪役に見えなかったかな。 Mに裏切られた思って復讐を誓ってここまで用意周到に計画して
Mを追い詰めていくんですが、「嫌い嫌いも好きの内」っていうか、Mのことを好き過ぎちゃったから
こんなことしてしまったのでは、、なんて思いました。
ボンドと初めて会う場面で「2匹のネズミ」について話をするのですが、その話がラストにも登場して
「ああ、ちゃんと伏線張ってるんだなあ」なんて感心しました、私。

また、この金髪がはたしてよいのかどうか。 警察官に扮してMを襲撃に行くのですが、
帽子の下から金髪が出ていて結構目立っちゃうような気がしたのは私だけ?

バルデムさんの顔が怖いのか怖くないのか、シルヴァの人間臭さを描いたせいか、
悪役としては、「カジノ・ロワイヤル」のルッシッフルを演じたマッツ・ミケルセンの方が怖いかも。

 skyfall 5.jpg で、M。
今作は、Mが主役なのかな、なんて思いました。
今作で出演が最後、ということでこういう演出だったのかな、と思いましがが、

007 ワールド・イズ・ノット・イナフ 特別編 [DVD]

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この作品から出たんでしたか、ジュディ・デンチ、いきなりソフィー・マルソーに捕まって
Mがなにやってんの、なんて最初の頃はあまり好意的に見られなかったMだったのですが、
ボンドに対する気持ちは作を重ねるごとに熱くて強いものを感じられるようになって
親近感が湧いていたので、今作が見納めというのも残念です。。。
次のMがいいのかどうか、、、私の中では未だにカンタス航空のCAさん事件を思い出させる
名俳優という位置づけなので、個人的には微妙です。。

 skyfall 7.jpgボンドガール
セヴリン役のベレニス・マーロウはちょっぴりしか出てこなくて、「あれ?」って感じだったのと、
イヴ役のナオミ・ハリスは、「ああ、そういうことなのね」という展開でした。
(これは見てのお楽しみかな)

この2人の露出を控え目にしたのもジュディ・デンチ引退の花道の為なのかな、なんて
個人的には思い出しました。

007といえば、世界の色々な場所でのロケが豪華で好きなのですが、
今回は、乾燥して暑いイメージのイスタンブール、ネオンきらびやかな上海、
凍てつく曇天に建つ廃墟のスコットランド、、、どれも味わい深くて楽しくみられました。

あとは、廃墟の島で登場した軍艦島。ああいう設定で使うのねぇ、、、なんて妙に感心。


あと、スコットランドに移動するときに使われたアストンマーチンDB5。
出てくるのは事前に知っていましたが、こういう使い方なんだなあ、と思いました。
シフトレバーのボタンを押すとミサイルが出てくるとか、座席が飛ぶとか、懐かしいなあ、なんて思ったり。
終盤でこの車がボッコボコにハチノスにされてしまうのですが、あれはレプリカだったのかな、なんて心配。
だって、ホンモノは物凄く高いでしょうからねぇ。。。

ショーン・コネリー時代の懐かしい武器をアストン・マーチンで思い出すだけでなく、
若いQがボンドにワルサーPPKと発信機だけ渡すところで、ボンドが??という表情をするのですが、
「ペン型の爆弾なんてアンティーク」とQが言い切る場面で、先日六本木で見た

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この中で出てきたのを思い出し「そりゃ、時代だもんねぇ」と苦笑してしまいました。(^_^.)

007が好きな中年世代でしたら(今回も中年の殿方が劇場の半分以上いた)絶対ツボにはまります。
冷戦時代を描けない現代だからこそというあらすじも私は面白いと思いましたし、

007/ゴールデンアイ〈特別編〉 [DVD]

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元諜報部員が復讐する為に敵になる、ってのはこの作品でもありましたが
復讐相手が今回はMだもんね。
というわけで、資金難やら色々と問題を乗り越えて出来上がった今作、
私は前作よりはずっと出来がよかったと思ってますので、あと2回くらいは映画館でみたいです。
007は別に、、、という方が見ても面白いか分からないのですが、
007とMの人間臭い部分を描いた作品という点ではかなり面白いと思いますので、
アクション一辺倒でない作品がいいな、と思われる方にはお勧めの「007スカイフォール」でありました。

 




アデルの主題歌も素晴らしい!!
(上は映画のシーンと共に、下は歌詞を知りたい方用ということで)

(おまけ)
ボンドファンの方が作った50周年記念、50の名場面集。


タグ:007
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映画「ロシアより愛をこめて」を観る② [映画(007)]

折角の007作品上映会だというのに、トークショウに出てきたのが細川茂樹、、、で
私自身はテンションだだ下がりです。。(-.-)

念の為、、ですが、細川さん、好きでも嫌いでもありません。

家電に詳しい俳優さん、、、というのが私の位置付け。



司会がボンドガール総選挙の話をすると、ジュディ・デンチが入っていたことを不思議がり。
そりゃ私もそうだとは思うけど、007が好きでこの上映会にゲストで出るなら事前にこのサイトを
チェックしてくれば彼女も候補者に並んでいたことが分かるはず。

おまけに「今日来てる方、ホントは投票してないんじゃないですか?」とか、
「(3位が浜美枝、、というのを見て)これは贔屓目に見て、ってことですか?」とか
投げやりというか言いたい放題というか。

年配のお客さんなんだから、キッシー鈴木(浜美枝の役柄)が好きな人、いるんだよ。(V)o¥o(V)

007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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ここに出ています、キッシー鈴木。 私は今作に出ていた女優さんだと若林映子の方が好き。


更には、一番好きなボンドはダレ?と聞かれて「ピアース・ブロスナン」と答えてたりして。(V)o¥o(V)

細川さん、ショーン・コネリーの作品、観たことないんじゃないの?と心中突っ込みいれました。

だって、二番目に好きなのがダニエル・クレイグとかいうんだもん。
古い作品見てないのバレバレじゃん。


そんなヤツが自他ともに認める007好きとか言ってはいけませんぜ。(V)o¥o(V)(V)o¥o(V)


司会とのやりとりを見ていても直前に打ち合わせした通りに話してる感じありあり、だし、
007に関する知識とか思い入れみたいなものも「付け焼刃的」な感じが否めず、
007DVDボックスやTシャツがあたる抽選会はいいとしても、このトークショウは不要というか、
やるならゲストをちゃんと選んでくださいよ、と言いたくなるようなお粗末なものでありました。 (V)o¥o(V)


そんな感じで時は既に20時。 

こんなつまんないトークショウなら開演の後、
簡単に説明して抽選会やって(当たらなかったけど)本編上映してほしかったですぜぇ。。。。
(ちなみに細川さんはトークショウの後、本編見ぬままお帰りになりました。。。。)




ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


念の為、あらすじは毎度のAmazonさんより。

ソ連の暗号解読機“レクター”を引き渡すことを条件に、
イギリスに亡命を望む謎の女、タチアナがボンドに接触。
しかしその陰には世界的な犯罪組織“スペクター”の恐るべき陰謀があった……。
ボンドは罠と知りつつイスタンブールに向かう!
1960年代の東西における冷戦構造を背景に、
ジェームズ・ボンドの存在を決定づけたシリーズ屈指の名作!
ボンドの危機を救うアタッシェケースも大活躍! 日本では『007/危機一発』のタイトルで初公開。
スパイ映画らしいシリアスな展開に国内では評価の高い作品だ!



1963年作品ですから、非常にノドカナ雰囲気ではありますが、ダレる感じはなく、
2時間あっという間、、という感じで観終わりました。


パンナムが出てくるのも時代ですね。(^_^.)
(ボンドがロンドンからイスタンブールに移動するときに使っていました。)

悪の組織スペクターが狙うのがソ連の暗号解読機、というのも時代を感じますね。

Qがボンドに渡す秘密兵器がアタッシュケースなのですが、
鞄の底に銃弾、中に金貨やナイフ、催涙ガスなども仕込んであるというアイデアもので、
ちゃんと作中でこれらがうまく使われながら、ボンドが危機一髪状態から脱出します。
(ちなみにボンドカーは2作目の今作ではまだ出てきません)

暗号解読機は意外にあっさりソ連から盗めちゃったりするのですが、
大変なのはそこから先、イスタンブールから列車に乗って暗号解読機を運び出すボンドが、
ユーゴスラビアのベオグラード(現セルビア)、ザグレブ(現クロアチア)を通って、
敵と戦いながら途中からは船で逃げ切る、、と思ったら最後の最後にも敵が潜んでいて、
それをやっつけて、ヴェネツィアでボンドガール(ダニエラ・ビアンキ)とゴンドラに乗りながら
ラブラブになってめでたしめでたし。。。


ボンドガールといちゃいちゃしてめでたしめでたし、、、という展開は今も変わらないのですが、
(浜美枝とはそういう終わり方でなかったのですが、色々製作時に問題あったからかしらね
やはりダニエラ・ビアンキはお美しい。。。
最近のボンドガールのような逞しさがないのも時代だからでしょうね。。。


007というと、ハラハラするもののジェームズ・ボンドは不死身なので、
どこか安心しながら秘密兵器やら恋模様やらも楽しめる作品だと思ってますが、
時代の古さも50年近く前なら仕方ないし(今年で50周年の007です(^_^))
それを差し引いても楽しめる娯楽作品だと思った「ロシアより愛をこめて」でありました。






新作「スカイフォール」は12/1公開!必見!!


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映画「ロシアより愛をこめて」を観る① [映画(007)]

久しぶりの007ネタです。

最近ツイッタで必死に私が007検定をやっていたのをご存じの方もいらっしゃるかと思いますが
そこで応募して当たったのが、

007 製作50周年記念版 ブルーレイ BOX(007製作50周年記念キーチェーン付) 〔初回生産限定〕 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


このBOX、、、が当たったわけではなく、、この発売を記念して行われた上映会。

RIMG4095.JPG招待はがき
珍しくクジ運よかった私。
こういうのって殆ど当たったことがないんですが、応募者少なかったのかしらね。。。
で、この招待はがき、
RIMG4096.JPGショーン様が左寄り
RIMG4097.JPGダルトン様は右端
どういう基準で配置したんでしょう。。。
ジョージ・レーゼンビーが右端だと思うんだけどな、私は。


今回のブルーレイ化、、非常に興味があるのですが吹き替えは入ってないそうです。
(私は俳優さんの地声を聴きたい字幕派のため、吹き替えなしでも問題ないけど)
普通のDVDですでにBOXセットを持っているので迷っておりますが。。
物欲がふつふつ湧きあがるのですが、無職の身、そうそう簡単には買えません。(-.-)

で、上映されたのは、

ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


007シリーズ2作目の「ロシアより愛をこめて」。 私が生まれる前の作品です。(ホント)


どうしてこの作品になったかというと、
この作品に登場するボンドガール、ダニエラ・ビアンキ演じるタチアナが
歴代ボンドガール総選挙なる人気投票で一位になったから、、です。

ちなみに私が投票したのはロイズ・マックスウェルが演じたマニー・ペニー。 
結果は17位くらいでした。(^_^.)


でもね、↑にリンク貼ったのを見てもらえば分かりますが、
マニーペニーのほかにも「M」とか入ってるんですよ。 ジュディ・デンチのM。。 
30名くらいの候補者からクリックして投票する方法だったのですが、
候補者も本当のボンドガールも結構混じっていて、、、ジュディ・デンチもマニーペニーも。(笑)
個人的には候補者盛り込み過ぎな感じもしましたね。。




もし、複数投票できるんだったら、

007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

この作品のエヴァ・グリーン演じるヴェスパーとか、

リビング・デイライツ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



この作品に出てくるマリアム・ダボ演じるカーラとか、かな、なんて思ったのですが。。。。

 

で、上映会は六本木のTOHOシネマズで。

チケット引き換えが17時、開演は19:10だったのですが、
チケット引き換えで早めに六本木に移動し、17時ちょっと前に映画館に行くと、
時間前という割にすでにチケット交換が始まっていて。。。。焦りました。

とはいえ、こんなに早く来る人はそんなにいないので、
かなりの良席のチケットを確保し、安心してお茶してまったりして18時半。
元勤め先の先輩が到着したので一緒に映画館に入り、18:45頃早めの開場で劇場内へ。。

着席すると、新作「007スカイフォール」のトレーラーが投影されていて、

わー、テンション上がる上がる!!と思っていたら、
開演まで2種類のトレーラーがループ状態で何度も何度もずーっと投影され続け。。

本編(12/1公開)観たらデジャブと思ってしまいそうなくらい刷り込まれました。。。

これなら、1作目から新作まで美味しいところをうまく編集して流し続けてくれる方がいいかもね。
(そこまで予算がなかったのかもしれないけど)

いくら007が好きでもこんなに同じものを何度も見続けるのは逆効果、、って気がしました。。(-.-)


で、19:10に司会のオネエサン(キンキン声で聞きづらかった)が出てきて、
DVD関連の雑誌の宣伝をひとしきりした後、今回の上映会の説明やらをしたのですが、
聴いていてもうもどかしくて。。。
いいから、もう本編上映してほしいな、って感じでいたところに、特別ゲストが出てきました。


なぜだろう。。 出てきたのは細川茂樹。。。。


司会の説明だと「芸能界でも有名な自他ともに認める『007好き』」なんだとか。


ホントかしら。 もっと渋い年配のゲストが語ってくれた方がいいんだけどな。


先輩も「なんで、仮面ライダーが出てきたの?」と不思議顔。


事務所の力なのか、ギャラの関係なのか、都合つく芸能人がいなかったのか。。。
古い007作品から見ていると思しき年配客だらけの劇場内、、ゲストの登場にも拍手も弱弱しく。


トークショウ、、、要らないんじゃね?と思ったのですが、予定通りトークショウが始まりました。。


(つづく)


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