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京都旅行記2021~大河内山荘庭園編~ [日本の旅(京都)]

土砂降りの中の天龍寺観光を終えた後は、テレビで何度もみたことのある竹林の道へ。

IMG_3551.JPG前日訪れた化野念仏寺の案内も。
ここだけ30分って他の観光地より遠い感じがしますが。(^-^;
IMG_3554.JPG竹林!
IMG_3555.JPG幻想的です
実家近辺に昔は竹林がたくさんあったのを思い出すと、
なんでそんなに京都の竹林を観に人があつまるのか謎でしたが、
こういう風景だと竹林=竹の子とれるかな、みたいな発想にはならず
美しい、とか幻想的、とかそういう気持ちになりますね。
でも、ここにギュウギュウに人が歩いている光景は伏見稲荷の鳥居と同じく
一気に興覚めしてしまいそうです。( 一一)
IMG_3556.JPG次に向かうのは大河内山荘庭園
IMG_3557.JPG結婚式の写真撮影中
日程変更できなかったのでしょうね。
こんなどしゃ降りで大変な時に白無垢姿でほほ笑む新婦さん、
とてもハッピーに見えました。(羨ましかった)
IMG_3559.JPG大河内山荘庭園に到着
(京都府観光ガイド)https://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=3683&r=1622071558.962
入園料は1,000円とちょっとお高めに見えますが、お抹茶付きのお値段です。
小倉山(⇐百人一首)の南面に映画俳優の大河内伝次郎がつくった庭園なので
大河内山荘庭園と呼ぶのですが、大河内伝次郎がお亡くなりになった後に
生まれたため(嘘ついてません)リアルタイムに知っている人でもなく
白黒映画の時代劇俳優、という程度の知識でした。
出演作品も一度も見たことがないのですが、Amazon Primeで見られる作品があるようなので
食わず嫌いにならずに見てみようかな、と思います。(見たらとりあえず記事は書くつもり)

昭和初期の銀幕スターの山荘にやってきましたが、混んでいるかと思ったら、
朝9時頃でどしゃ降りという悪天候だったせいか、見かけたのは1人だけでした。
で、着いて早々なのですが、雨宿りもかねて、

IMG_3560.JPGお茶をいただきに移動
IMG_3561.JPGもらったリーフレットが既に雨に濡れ
当然ですが、誰もいないお茶室。(というか休憩エリアみたいな感じ)
結構広かったのでオーバーツーリズムの頃は混雑していたんだろうな、と思っていると、
IMG_3562.JPGあっという間に運ばれてきました
屋根の下で落ち着けるのもありましたが、やはりお茶をいただくとホッとする、
日本人でよかったな、と思います。
(お茶が飲めるようになったのは三十路過ぎからという遅咲きです)
落雁がついていたので何気なく包装の裏を見てみると、
IMG_3563.JPGあれ、小布施。(笑)
油長さんのお通しが蕗味噌だったころ、京都でとれるんですか?と聞いたら
群馬のものだけれどお酒に合えば京都のものでなくてもいいでしょう、と言われ、
確かに京都にこだわる必要はないし、と思っていましたが、和菓子で他県のものが
提供されているとは。すごいな小布施堂。
(いつも小布施堂なのか、訪問時たまたまだったのかは不明です)
IMG_3564.JPGいただいたはがき
お天気がいいとこんなに緑が美しく見えるんですねぇ。
お抹茶でリラックスした後は、庭園を一気に見学します。
混雑時の対策なのか、順路は一方通行になっています。
IMG_3565.JPGIMG_3566.JPG
最初にたどり着いたのが大乗閣という建物。
この山荘の中心施設で、数寄屋風の書院や泉殿のように突出した寝殿(写真右のお部屋かな)、
如庵写しの茶室や民家風の勝手や土間を一体化させた斬新な建物だそうです。
中に入れないのが残念ですが、スターが忙しい仕事から解放されて、
心静かにここで過ごしていたのかな、なんて想像してしまいました。
IMG_3567.JPG四方山です
IMG_3570.JPG順路に従って進みます
IMG_3571.JPG
高台から庭園の花木と合わせて遠くに山を見る、贅沢な空間です。
IMG_3572.JPG曇天
曇天だとこの程度しか山が見えませんが晴天の日は遠くの山々もきれいに見えて
美しい風景を大河内さんも楽しまれていたんでしょうね。
IMG_3574.JPG見どころが多いと言われれば期待しちゃうIMG_3575.JPGこれ何
見どころ多いといわれて歩いてみたものの、自分が花木の名前に疎いので
きれいに咲いているなあと思っただけですが、植える花木も大河内さんが

選定したのかな、四季折々楽しめるようにお庭をつくれる気力、だけでなく
財力もないと、ですね。そのお陰で私も楽しませていただいておりますが。
IMG_3576.JPG雨に濡れる緑を通って
IMG_3577.JPG石塔が見えてきて
IMG_3578.JPG黄色いお花を見て
IMG_3579.JPGIMG_3581.JPG
持仏堂というお堂がありました。
説明書きによれば、山荘の全てはここから始まり、
1931(昭和6)年、すでに大スターだった大河内伝次郎が関東大震災からの念願であった
持仏堂を建て、撮影の合間にここで念仏し、瞑想し、静寂を得たことで、
映画づくりから庭づくりに芸術性を見出し、滴水庵の庭から大乗閣の庭へと
1962(昭和37)年、64歳で逝去するまで創作にあけくれた、と書いてありました。
撮影所(太秦?)から時折持仏堂にきては心を落ち着かさせていた、というのが、
大スターが大スターとして存在し続ける支えになっていたということなのかもしれませんね。
IMG_3585.JPG滴水庵
大乗閣の南方庭園内にある平屋の茶屋で入母屋造、鹿王院の僧より滴水禅師ゆかりの茶室を
譲り受けて「滴水庵」と名付けたそうです。
IMG_3587.JPG外から撮影しました
(中に入れませんが外からも見えるようになっていた)
茶道を習う機会もないまま五十路になってしまったのですが、
こういうところでお茶をたてていただく、趣深いだろうなと妄想。
IMG_3591.JPG山の中腹に見えたのが
IMG_3592.JPGこの建物
Googleマップで調べたら大悲閣千光寺というお寺です。
角倉了以(江戸時代の豪商)が大櫃川を開削する工事で亡くなった人を弔うために、
嵯峨の中院にあった千光寺を移転、建立したもので、ご本尊は千手観音菩薩(源信作)。
伊勢湾台風(昭和34(1959)年)で大悲閣、千光寺とも半ば倒壊し、
長年にわたって仮本堂と大悲閣はワイヤーで支えれていたのが
2012年から改修工事が始まり、足場も撤去されて全景が見られるようになったとのこと。
このお寺にお参りにいって景色を見るのも楽しそうですね。
宿題にします。(いつ行けるか分かりませんが宿題に)
IMG_3595.JPG屋根だけ見えるのが月香亭
IMG_3596.JPGうっすら遠くに比叡山
庭園の頂上付近にあるのでおそらく大乗閣よりも遠くの景色が見えるのではないかと。
ここでお月さまを見るというのも風流でしょうね。
と、大河内伝次郎という大スターを少しだけ身近に感じたところで、
IMG_3597.JPG入口に向かいます。
天龍寺から竹林の道まで行くのだからと軽い気持ちで予定に入れて
訪れただけ、だったのですが、昭和の大スターが30年かけて作り上げた庭園、
そこで過ごす贅沢な時間、想像しながら曇天とはいえ景色もそれなりに楽しめて、
訪れてよかったと思いました。

まだ朝の9時30分過ぎ。まだまだ嵐山散策は続きます。


(つづく)






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映画「電車を止めるな!のろいの6.4キロ」5往復目鑑賞 [映画(た行)]

本日2つめの記事投稿です。
ほぼリアルタイムで昨日の話。(前回の4往復目に続いてこの件は頑張っています)
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鑑賞当日の夜、映画にも出演されていた木村裕子さんが銚子電鉄のYouTubeに出演され、
銚子電鉄の思い出を色々と語っていらっしゃるのを観て、映画のシーンのヒントになるような
ことを木村さんがファンの方に企画されていたんだな、と知ったわけですが、
(ファンの方と一緒に駅周辺を草むしりって企画なんですが(笑))
このインタビュー動画、面白くてついスパチャしてしまった私です。
電車を止めるな.png今回5往復目

(1往復目は池袋のシネマロサで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2020-12-29
(2往復目は竹橋のKKR東京で貸切)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-01-18
(3往復目は千葉の京成ローザで舞台挨拶も)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-03-02
(4往復目は田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-05-16

今回も田端のChupkiさんで鑑賞です。
(Chupkiさんのホームページ)https://chupki.jpn.org/
IMG_5160.JPG 到着
最初に来たとき気づかずに通り過ぎてしまったくらい小さい映画館ですが、
隣にド派手な看板の業務スーパーがありますので、
業務スーパーが見えたらその手前、と覚えておくと分かりやすいかも。
IMG_5163.JPG入口には上映作品一覧

(映画公式サイト) https://www.dentome.net/
(銚子電鉄サイト) https://www.choshi-dentetsu.jp/

2週間前に鑑賞した後、広瀬じゅず役を演じた池上恵さんがChupkiさんを訪れ
音声ガイドつきで鑑賞されたというのをTwitterで見ていたので、
広瀬さんのサインを探したら、
IMG_5169.JPGポスターの下に発見!
IMG_5170.JPG広瀬じゅずってー。
IMG_5161.JPG片桐はいりさんのサインもありました♪
この日は満席(といっても座席を間引きして10席のみ)でしたが、
前回座った席と同じところがまだ空いていたのでその席を指定。
IMG_5166.JPGミーとスナフキン
スクリーン下で寛いでいらっしゃいました。
IMG_5165.JPG一日乗車券 いただきました
IMG_5164.JPG今回は音声ガイドも楽しみます。


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あらすじが分かっているのに、相変わらず笑ってほろっとして楽しめました。(^-^)

前回の反省を踏まえて今回は音声ガイドを利用したのですが、
上映前から映画の中での音声のつけ方について説明があって
ネタバレにならない程度に説明してくれるのですが、それが面白くて、
初めて見る人もこれからどんな映画が始まるのか、期待が高まると思います。

前回は字幕のお陰で登場人物の名前を知ることができたのですが、
音声ガイドでは映し出される風景の説明も入って、その説明がとてもわかりやすく
目の不自由な方(今回も鑑賞されていました)にも映画を楽しんでいただける、
Chupkiさんのお心遣いを改めて感じました。
音声ガイドで面白かったのは、心霊電車の様子をライブ配信するニコヤカ動画、
名前からお分かりのようにニコニコ動画を模したものですが、
視聴者の書き込みが右から左に流れていくのも音声で読み上げていくことでした。
書き込みが増えると画面いっぱい文字だらけになるのですが、それを何人もの方が
読んでいくのがもう面白くて面白くて爆笑。
また、エンドロールで紹介される写真の説明も音声ガイドのお陰でよくわかりました。
(一番最後に映る白黒写真、銚子電鉄の元専務のお姿だったと知りました)

また、今回も各登場人物を演じる俳優陣の好演を楽しく拝見できました。
やっぱり一番ツボにはまるのは末永百合恵さん演じるめむたんですが、
道井良樹さん演じる蓑毛よだつ(怪談師)のアップで見る顔芸ともいえそうな表情に
怖いはずなのにうっかり笑っている自分がおりました。

で、自分の席に着く時、1席空けて隣に座るおじさんを見て、
「この人、先々週に来た時にもこの席に座っていた人だ」すぐわかりました。
私とおじさんの間の席に大きなカバンを置いてあり(私のカバンを置く余地なし)

IMG_5085.JPG

隣の席にムーミン?ムーミンママ?が置いてあるのですが
(上の写真は4往復目を見終わったあとに撮影)
おじさんの大きなカバンでムーミンが押しつぶされていたので、
なんだか可哀想になってムーミンをカバンの下から引き上げてあげました。
こういうの、気にならない人なんだと思いますが私は気になっちゃうな。
映画と全然関係のない話ですが、靴をはいて歩くところ(電車の床とか)に
置いたカバンを座席にも置く、個人的には嫌いだしやってほしくないのですが、
(そういう床って大●菌とかいろんな菌がうようよしているし)
このムーミンも上映後に除菌スプレーで除菌してもらえるとしても、
なんだか気になって気になって。(V)o¥o(V)
と、上映前からこのおじさんのカバンが気になってしまったのですが、
前回と同じく、映画が始まると序盤からセリフ一つ一つに頷きながら見ていて
時折映画の場面に合わせて身振り手振り。
龍宮司さんが除霊するときの動きや蔵本社長と丑雄君が敬礼する時も一緒にやっていて、
その没入感ぶりが視界の端に入ってきて前回よりパワーアップしている感じがしました。
私ももっと往復して鑑賞していけばこの域に到達できるでしょうか。(^-^;
途中、感極まって泣いてしまうのも(私もウルっとしましたが)、
最後に拍手するのも同じで、このおじさんの拍手につられるように場内拍手に包まれ
温かい雰囲気で映画終了。

この次もう1本映画を観たのですが、その映画上映前にChupkiのスタッフの方に
音声ガイドが本当に面白かったことを伝えて、池上恵さん(広瀬じゅず役)が
Chupkiにいらっしゃった時のお話をうかがいましたが、
役柄(ヒョウ柄のおばちゃん)と全く違って若くて可愛らしい方だったとのこと。
私も京成ローザの舞台挨拶後にお話しさせてもらって映画と全く違っていて
驚きましたと伝えたのですが、出演者が予告なしに映画館にいらっしゃる、
同じ回で鑑賞で来た方はラッキーだなあと羨ましくなりました。

Chupkiさんでの上映は6/1までとあとわずかですが、上映の時間帯がお昼なので、
平日は来づらいけれど夜の上映だったら平日でも鑑賞したいです、
再上映の機会があればぜひお願いします、とスタッフの方に伝えました。
現在は夜8時までに上映終了しないといけないので難しいそうですが、
Chupkiさんでもこの映画の反応が大きいと感じていただけているようですし、
9時までに制限緩和されれば上映してもらえるかな、とひそかに期待しています。

というわけで、Chupkiさんのバリアフリー対応のお陰で映画を更に楽しめて
DVD発売までまだ時間がありそうですので(笑)、
機会を見つけて往復(鑑賞)したいと思った「電車を止めるな!」でありました。


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Chupkiさんの向かいに、
IMG_5168.JPGお茶のお店があったのですが、
IMG_5167.JPGむせかえるほどの(笑)
これは次回Chupkiさんで映画鑑賞の時に食べてみようかな。
(と書いておいてミックスソフトを注文しそうです、私)


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京都旅行記2021~天龍寺編②~ [日本の旅(京都)]

加山又造画伯の雲龍図を観そびれていたことに今頃気づく己の鈍さを反省しながら
記事を書いておりますが、以前天井に描かれていた鈴木松年画伯の雲龍図の一部は
観られましたので訪問した甲斐はあった、、と思っています。

IMG_3501.JPGというわけで雲龍図を観たら
IMG_3502.JPG方丈の正面へ
IMG_3503.JPG説明書き
毎度こういう説明書きを撮影するのも、その場で読んで納得するものの、
記事を書く段になって覚えていないパターンが殆どなので、
撮影しておいて記事を書く時改めて写真を見る、というわけです。
要はその場の雰囲気にのまれて気持ちが盛り上がる割に
内容が頭に入っていないボンクラだからなのですが、
こうやって気軽にスマホで撮影できる時代、ありがたいと思う、
フィルムカメラ世代です。

因みに説明書きには、方丈の説明(禅宗様式伽藍のひとつで住職の居室)、
ご本尊が藤原時代作の釈迦如来像であること、天龍寺が創建以来650年の間に
8回の火災に遭ったもののご本尊のお釈迦様は火難を蒙らず現存していて
お寺に祀られている仏様の中で最古であることが書いてありました。
IMG_3504.JPGまだ土砂降りですIMG_3505.JPG書院
小方丈ですが、来客や接待、様々な行事や法要がここで行われるそうです。
IMG_3507.JPG達磨大師がいらっしゃいました。
拝観受付の正面にも赤い法衣の達磨大師がいらっしゃったのですが、
なんとなく見ると手を合わせてしまいますね。
IMG_3506.JPG廊下も畳敷き
多宝殿は後醍醐天皇の尊像を祀る祠堂ですが、自分のつくった時間割では
見学する余裕はなく今回はパス。(見ればよかったと今更後悔)
IMG_3508.JPG紅葉の季節
やっぱり紅葉の季節は美しいですねぇ。
この日(どしゃぶり)に見た風景と全然違います。(笑)
でもこういう時期は人だらけで大変そう。
と思って結局オフシーズンにこうやってきている自分がおります。
この後、お庭を回って竹林の道を目指して移動します。
IMG_3509.JPG方丈
IMG_3512.JPG貝母(ばいも)
ユリ科のお花だで、白っぽい可愛らしいお花が咲くみたいです。
(見たかったけれど来るのが早すぎました)
IMG_3514.JPG方丈の中から見た庭園へ
IMG_3515.JPGまだまだ大雨です
開山した夢窓国師の作庭、
左手に嵐山、正面に亀山・小倉山、右手遠景に愛宕山を借景にした池泉回遊式庭園。
優美な王朝文化の大和絵風の伝統文化と宋元画風の禅文化とが巧く融け合った庭。
正面の枯山水の三段の石組は龍門の滝といい、中国の故事に由来する。
などなど、説明が書いてあったのですが、
IMG_3517.JPGIMG_3520.JPGIMG_3521.JPGIMG_3522.JPG
もう雨がひどくて傘をさしても歩くの大変。
説明に飽きてあった龍門の滝がどこなのか、ぼんやり見えるのがどの山か、
確認することもなく速足で庭園を通り過ぎてしまいました。
その後、最初に入ってきたところに到着したのですが、
そこから移動するうと竹林の道まで遠いので、ぐるっと回って北門に向かいます。
IMG_3519.JPG庫裏
このあたりを歩いていた時、
大学生(卒業旅行ぽい)とおぼしき若人たちのグループが10人くらい固まって
歩いていたのですが、思い出作り、楽しそうだな、と思って見ていたものの、
2人くらいのリーダーぽい人が、次はあっち、というとぞろぞろついていく、
そんな感じで、幹事(リーダー)の引率、大変そうだなと思いました。
誰かが旅すると聞くと参加したい!という割に主体性がなくて、
どこでもいい、●●ちゃんの行きたいところでいいよ、とかいうものの、
いざ幹事が選んだ観光地やレストランに行くといちゃもんつける人、
こういう中にもいそうです。(笑)
IMG_3523.JPG多宝殿が見えてきましたIMG_3525.JPG椿
加茂本阿弥椿(かもほんなみつばき)と書いてありましたが、
雌蕊と雄蕊のところがかなり大きく筒状になっているので筒しべと
呼ばれるみたいです。大雨の中で咲く白い椿、美しいですね。
IMG_3526.JPGこれは私もわかります
IMG_3529.JPG馬酔木(あしび)
昔の勤め先の近所に馬酔木という名前のスナックがあって、
花の実物を見るより先に漢字の読み方を覚えた私です。
IMG_3534.JPG多宝殿
渡り廊下を歩いていけるのに行かなかった多宝殿を外から見ます。
IMG_3532.JPG撮影していた説明書き
後醍醐天皇聖廟多寶殿。
この地は禅宗最初の道場壇林寺の旧跡に後嵯峨天皇、亀山天皇が離宮を造営され、
そこに後醍醐天皇が幼少の頃勉学し成人となった跡だそうです。
IMG_3535.JPGこれも椿かな
IMG_3536.JPG卜伴椿(ぼくはんつばき)
卜という文字をみると「左卜全」を思い出す昭和世代の私ですが、
(分からない方はポルカ、とかやめてけれ、とかでググればわかります)
この卜伴椿、雄蕊の先が変形して花弁のようになってよじれて盛り上がった唐子咲き、
と呼ばれるそうで、花弁の中にも花弁、みたいな見た目豪華な椿でした。
IMG_3542.JPG四海波?
これは看板を写真に撮っておかずなんて言う名前か分かりません。。
ネットで調べたら四海波という名前の椿がこれっぽく見てたのですが、
合っているかは謎です。
IMG_3543.JPGIMG_3545.JPGIMG_3546.JPG北門近くまで来ました
IMG_3547.JPG隼人三葉つつじ
これもつつじの仲間なんですね。
とてもきれいな紫色。満開だったらもっときれいだっただろうなあ。
IMG_3548.JPG啓翁桜
IMG_3550.JPG
雨の中でも健気に咲いている姿がいいですね。

と、お花の名前に疎い私にしてはそこそこお花の名前を紹介できました。
この後は、有名な竹林の道を通って名所観光を続けます。

(つづく)




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京都旅行記2021~天龍寺編①~ [日本の旅(京都)]

京都滞在3日目の朝。

この日もホテル1階のフロントに行ってお弁当を受け取りました。

IMG_3474.JPG毎日内容が変わります。
前日は牡蠣フライでしたがこの日は豚しゃぶ。
2階のレストラン(滞在時はクローズ)の系列で
お弁当の仕出しをやっている会社があるようでその会社のお弁当。
思っていたより品数が多くてしかも美味しくて、
こういう中でホテル側もあれこれと工夫してくださっているんだな、と
食べながら感謝感謝です。

食後に向かったのは嵐山・嵯峨野エリア。
インバウンドのオーバーツーリズムでいつも渡月橋(と清水寺)が映りますが、
こんなに人がいっぱいのところに行くのもなあ、とずっと躊躇していたエリアです。
おそらく繁忙期に比べればぐっと人出も少なめであちこち観光できるのではないか、
そんな気持ちで事前にバスの時間なども調べながらお昼過ぎまでの時間で
どうやって名所を回るか、ざっくり予定を組んで出発。
四条からバスに乗って最初に向かったのが天龍寺ですが、
外は大雨、取敢えず同じ方向にいくバスのどれかに乗ればいいやと思って
10分遅れでやってきたバスに乗ったのですが、運転手さんが研修中らしく、
かなりゆったりと停車、発車を繰り返しているので通常より時間がかかった、
そんな感じの車内で、黒電話の着信音がいきなり背後から鳴って。(驚)
振り返ると地元のおばあちゃんが大声で通話していて、
お年寄りってどうしてマナーモードにしない人が多いんだろう、と
うちの婆1号もマナーモードにしないで電話が鳴った途端、
私に怒られて怯えていたのを思い出しました。
(怒っちゃダメなんだよね、注意にしないと)
IMG_3475.JPG渡月橋付近を走行していた時の車窓
結局バスは、太秦天神川駅あたりで15分遅れとアナウンスしていて、
そのまま遅れの幅は広がった感じで(私は急いでいないからいいけれど)
朝8時半ごろ天龍寺のバス停に到着。
外に降りると大雨。というか土砂降り雨。
なんか自分の行いが悪いみたいな、そんな気持ちで中へ進みます。
IMG_3476.JPGIMG_3478.JPG人がいない。。
IMG_3479.JPG雲龍図が見られるはず
IMG_3480.JPGあとちょっとで屋内
ずぶぬれ状態で法堂に入って庭園見学料も含めて800円お支払い。
(天龍寺のホームページ)http://www.tenryuji.com/

ユネスコ世界遺産の天龍寺、
まっぷる先生の説明をそのまま記させていただきますと(手抜き)

臨済宗天龍寺派の大本山で足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた寺。
開山は夢窓疎石。
尊氏と後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒すためにともに戦った間柄。
しかしのちに南朝と北朝に分かれて戦うことになった。
莫大な建立費用に元との貿易で得た収入をつぎ込んだため、
元との貿易船は「天龍寺船」と呼ばれた。
夢窓疎石作と伝えられる大方丈西側の曹源池庭園が創建当時の面影を伝える。
法堂の天井には、1997(平成9)年に日本画の巨匠、加山又造が描いた
八方睨みの「雲龍図」があり、今にも舞い降りてきそうな迫力で見る者を圧倒する。

と、書いていて思い返すと、ちょうど特別拝観の時期で法堂で観られたはずの
加山又造画伯の「雲龍図」、私、観ないまま大方丈の方に移動してしまったようです。

大失態。( 一一)

というわけで、私は現在の雲龍図より以前に天井に描かれていた鈴木松年画伯の
雲龍図のみ鑑賞いたしました。
IMG_3481.JPG雨降る中、大方丈へ。
IMG_3482.JPG茶色の松
IMG_3483.JPG早く良くなってねIMG_3484.JPG土砂降りですIMG_3485.JPG雨の音が凄い中
IMG_3486.JPG前進
大方丈の襖にも雲龍図?と思ったら、
IMG_3487.JPG若狭物外画伯
昭和30年代に描かれていた雲龍図で、富岡鉄斎の孫弟子の若狭物外は、
この雲龍図を描いて4か月後にこの世を去ったそうです。
IMG_3499.JPG
襖の上にガラスが置いてあるので庭園が反射して見える分、
龍がよく見えなくなってしまっているのですが、
襖にこんな迫力のある龍が観ている部屋では、落ち着いて寝られなさそうです。(笑)
IMG_3489.JPGさ、旧雲龍図を見に行きましょう
(法堂で加山又造画伯の作品を観なかったを今更後悔している( 一一))
IMG_3491.JPG入ります
IMG_3492.JPGIMG_3493.JPG
この龍の赤い枠で囲んだところが展示されています。
IMG_3494.JPG拡大IMG_3497.JPG
IMG_3498.JPG物凄い眼力です
間近に見るとやはりかなり経年劣化していますが、
この龍が天井をに描かれていたというのは凄い迫力ですね。
展示されているお部屋に行ったとき誰もいなかったので
ゆっくり見ることができました。
IMG_3496.JPGと安心した後
IMG_3500.JPG再びお庭を通って
広い敷地を土砂降りの中、散策します。(^-^;


(つづく)


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京都旅行記2021~瀬戸さんで夜の部編~ [日本の旅(京都)]

京都滞在2日目の夜の部は、以前何度かお邪魔したことのある「瀬戸」さんです。
京都市の北の方の里山のような場所にある地鶏料理のお店です。

(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260502/26005179/

バスでもがんばれば行けるかもしれませんがよく分からないのでタクシー移動。
四条のホテルからだと20分ちょっとです。

IMG_3443.JPGIMG_3444.JPG到着しました
いつもだと、ばぁば(女将さん)が出迎えてくれるのですが、
この日は若めの男性が迎えてくれました。
IMG_3445.JPG玄関近くに椿 綺麗ですね
奥のお部屋に案内してもらった後、ばぁばがご挨拶にきてくれました。
緊急事態宣言時、20時までの営業となってその時間にはお店の電気を落とさないと、
見回りに来る人がいるらしく、急いで閉店して電気を消したところ、
足元が暗くてよく見えず転んで骨折、暫くの間お店も閉めていたそうです。
真面目な人はそうやってお店を閉めて電気も落として、と対応している一方で
要請を守らない人もいる理不尽さを感じるのですが
(飲食店だけがやり玉になっているのもそれはそれで理不尽ですが)
飲食街でもない里山にぽつんと建つこのお店でも見回りってなんだか。(V)o¥o(V)
IMG_3446.JPGはい、かんぱい♪
IMG_3447.JPG熱々の炭を見るだけでテンション上げ↑
IMG_3448.JPG最初に前菜で出てきたのが
IMG_3449.JPG青菜のおひたし
IMG_3450.JPGねぎのぬた
どちらもばぁばの畑でとれたお野菜。とれたてです。
IMG_3451.JPG地鶏
敷地内で飼っている鶏を当日のお昼にしめて捌いて冷蔵庫を使わずに
お料理してくれる、朝はまだ畑を走り回っていた鶏さんをいただく、
いのちの勉強、というか、有難い気持ちでいただけます。
IMG_3454.JPGばぁばが焼き焼き
ほどよい焼き加減で焼いてくれて、
噛み応えのあるお肉、噛むと旨味が口の中に広がって幸せな気持ちになります。
IMG_3456.JPGフキノトウ
これも敷地内でとれたもの、カラっと揚げてあってこれまた美味。
三十路を過ぎたころから食べられるようになった山菜も
いまは苦みに対する味覚が鈍くなってきているのでどんどん好きになっています。
こうやって鶏以外のお野菜や山菜で季節感が感じられるのも嬉しい。(^-^)
IMG_3457.JPG結構量がありますが美味しく食べきりIMG_3458.JPGこのお肉はお鍋に
IMG_3459.JPG澤屋まつもとへスイッチ
IMG_3460.JPGお鍋(1回目)
このお鍋が2回出てくる(入っている部位が異なります)ので
食べきると腹はちきれんばかりの満腹太郎になるのは分かっています。
でも、やっとこれたので限界まで食べる気満々です。
(このお店は呑む気満々というより食べる気満々になるお店)
IMG_3461.JPG黄身がぷっくりとした卵
ばぁばが卵たくさんあるからいっぱい食べてね、と言ってくれます。
この卵も当日鶏さんが生んだもの。ありがたくいただきます。
IMG_3462.JPGお代わり用
足りなかったら言ってねとばぁばに言われました。
普段なら卵は一日一個まで、と言われているというか自分に言い聞かせていますが、
こういう時は思いきり食べたいだけ食べてしまいます。
IMG_3463.JPGという感じで
IMG_3464.JPG卵も軽快にお代わりしながら
IMG_3465.JPGお酒もお代わりして
先ほどもってきてくれ卵を食べきると、
IMG_3466.JPGまた出てきた(笑)
IMG_3467.JPGお鍋(2回目)
IMG_3469.JPG鳥すき鍋
甘辛い味付けですが卵をお代わりしながら食べているので飽きません。
(お腹はどんどんいっぱいになってきます)
卵をお鍋におとして固まらせるのもおススメ、とばぁばに言われて
IMG_3470.JPGこれも美味
結局この日は雑炊分も含めたら5個近くの卵を食べました!
なんとかお鍋を友人と2人で食べきり、
IMG_3471.JPG雑炊も食べきって
IMG_3473.JPG水菓子でさっぱり
ばぁばと色々お話させてもらいましたが、最近このお店のあたりも
住宅が増えてお引越ししてくる方が増えているそうです。
ずっと使っている薪ストーブを使っていたところ、煙突から灰が飛んでくる、と
いうご意見(というか苦情)をいただくことがあったそうで、
それまではストーブを焚いてできた薪灰を畑の肥料に使うことで循環させていたのが
出来なくなってしまったと仰っていました。
後から引っ越してきてそれまで住んでいる人の生活スタイルに意見を言うのって
身勝手ではないないのかなと私自身はイラっと(V)o¥o(V)してしまったのですが、
ばぁばが時代の変化なんでしょうね、と仰る姿がちょっと寂しそうに見えました。

と、なんだかイラつくというか寂しいというか、そんな話も聞いた今回ですが、
ばぁばが育てた鶏さん、野菜を、有難く美味しくいただける幸せを感じながら
腹十八分目状態の超満腹太郎になって楽しめた瀬戸さんでありました。

ホテルに戻ったらあっという間に爆睡です。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)











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京都旅行記2021~あだしの念仏寺編~ [日本の旅(京都)]

京都の高雄、三尾のうち2つの尾(高雄、栂尾)を見学した後は、
嵐山方面に向かいましたが、

IMG_3426.JPG山がいっぱいの京都
京都だけが山だらけという訳ではないのは分かっているのですが、
時折書いているように一番高い山が鋸山(330m)という千葉県に住んでいると、
山を見るだけで曇天でもテンションがあがるというものです。(^-^)

IMG_3427.JPG嵯峨野エリアに到着
鳥居の近くには大根炊きで有名な平野屋さん。
関東は煮るというのが関西では炊くというのが文化の違いだなって思いますが、
大根炊き、いずれ食べてみたいですね。(宿題店が増えていきます)
IMG_3428.JPGと、ぶらついて
IMG_3429.JPG寂聴さん
そうか、寂庵って嵯峨野にあるんですね。(今回初めて知る)
作家時代の作品をむかーしいくつか読んだことはありますが、
良くも悪くも熱い人なんだなと思っています。
出家されてからもあれこれと批判されることがありますが、
ご本人の思う通りに生きているのはそれはそれで良いことだと思いますし、
(それが仏の道には合わないというのも分かるのですが)
寂庵もいずれ訪れる機会があれば、って思いました。(宿題にします)
IMG_3430.JPGと、ぶらついた後、
向かったのが化野(あだしの)念仏寺です。
(あだしの念仏寺ホームページ)http://www.nenbutsuji.jp/

IMG_3431.JPG拝観料は自販機で購入します
こういう自販機があるというのは拝観者も多いということなのでしょうが、
曇天で梅が咲き終わり桜がまだまだという時期は空いているようで、
到着時から帰るまで他に見かけたのは数人程度でした。
IMG_3432.JPGIMG_3433.JPG
正式名称は華西山東漸院念仏寺。
入ってすぐのところから石仏がたくさんあるのが見えます。
まっぷる先生にはものすごくちっちゃく掲載されていたのですが、
「夏の夜の千灯供養」と書いてあって夏に来るのがおススメなんだということが
パッと分かるもののお寺についての説明がかなりざっくりだったので、
お寺でいただいたリーフレットから転載しますと。

寺伝によれば、化野の地にお寺が建立されたのは約1200年前、
弘法大師が五智山如来寺を開創され、野ざらしとなっていた遺骸を
埋葬したと伝えられる。
その後、法然上人の常念仏道場となり、現在、華西山東漸院念仏寺と称し、
浄土宗に属する。
本尊阿弥陀仏座像は湛慶の作、参道の釈迦・彌陀二尊の石仏と共に
鎌倉彫刻の秀作とされている。
現在の本堂・庫裡は、正徳2年(1712)11月、岡山より来た寂道和尚によって
中興されたものである。

法然上人が念仏道場を開いて念仏寺と言われているようですが、
お寺というより墓地という雰囲気の、いつも見ているお寺とは敷地内の様子が
かなり違うなあと思いながら見学しました。
IMG_3434.JPG苔もきれいです
IMG_3435.JPG仏舎利塔
IMG_3437.JPG中に進むと
IMG_3438.JPGもの凄い数の石塔
境内に並んでいる石仏や石塔は、明治時代に化野に散在していた多くの無縁物を
掘り出して集めたものだそうです。
この場所は賽の河原に因んで西院の河原、と呼ばれていますが、
外から写真を撮るのはOKで、中に入って写真を撮るのは禁止されています。
確かに、賽の河原に入って写真を撮るというのは、いわゆる「あの世」の中では
ここに集められた無縁仏を供養するべきであって写真を撮るものではない、
そういうことなのかな、と思いました。
IMG_3440.JPG西院の河原の中も入ってみましたが、
自然と手を合わせている自分がおりました。
この後、ご朱印をいただいて本堂でお参りして帰ります。
IMG_3439.JPGありがとうございました
IMG_3441.JPG入口でお寺の方にお話を聞くと、
このリーフレットの写真、千灯供養という行事で現在は毎年8月28,29日に
開催されているそうですが、昨年はコロナ禍で中止、今年もホームページでは
中止と記載されていました。残念。

ガイドブックには本当に小さく紹介されているだけのお寺ですが、
無縁仏と聞いても実際それをみる機会がなかった私には、
無縁仏を掘りかえして集めて安置する、という仏様の御心というか、
いまを生きられることへの感謝を感じました。

と、有難い気持ちになってこの日の観光は終了。
一旦ホテルに戻って一休みした後は、お楽しみの夜の部です。♪


(つづく)




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京都旅行記2021~神護寺編②~ [日本の旅(京都)]

blog記事を書いていると毎度思うのですが、あまり下調べをせずに訪問して、
その場でまっぷる先生を観たり、いただいたパンフレットでほほぉと分かったつもりが
後手後手に記事を書く段になって覚えておらず( ゚Д゚)慌てて調べて思い出したり
新たに知ったことに驚いたりしながら記事を書くという感じです。
まあ、このblogは自分自身の備忘録として書いているのでそれでいいんだと思いますが、
訪問時にもうちょっと調べてから行けよ、と自分自身に突っ込みを入れたりして、
でも、この年になるとそんなに成長しないというか、おそらくこんな感じの繰り返しで
blog記事をこれからもアップするんだろうな、とぼんやり感じています。(笑)
というわけで、神護寺の続きです。
常時非公開の鐘楼を遠目に見た後は、入ってきた楼門に向かって進みますが、IMG_3389.JPG毘沙門堂
この前に訪れた金堂が昭和初期に出来るまではこの毘沙門堂が金堂で、
薬師如来さまも安置されていた場所です。
現在の金堂に比べるとかなりこじんまりした感じですが、
このお堂の中に安置されていたときの薬師如来さまの様子はどうだったのかな、
なんて想像してしまいました。(中に入れなかったので尚更)
IMG_3390.JPG五大堂
入母屋造の三間堂。
IMG_3391.JPGしゃくなげ?
花の名前が相変わらず疎くて(アプリ入れよって突っ込みありそう)
よくわかっていないのですが、この葉っぱはしゃくなげ?誰か教えて。
その後、書院(大学生の頃、書院って名前のワープロ(古)あったのを思い出し)を通過
IMG_3396.JPG和気公霊廟
神護寺を建立した和気清麻呂の霊廟がある場所ですが、
秋篠宮ご夫妻のエピソードと薬師如来さまにお会いできたのとで
すっかり神護寺滞在で満足しきっていたのでスルーしてしまったのですが、
中に入れるのかどうかは、、、分かりません。
IMG_3398.JPG楼門
改修中で外観が見えませんでしたが、
ジャッキで持ち上げてのかなり大きな改修だったので、
こういう場面がみられるというのは逆に良い機会だったかもしれません。
この後は15分かけてのぼった坂道を降りていくだけですが、
帰りは10分もかからず戻りました。
IMG_3400.JPG硯石
空海が神護寺で修行していた頃、嵯峨天皇が空海に金剛常寺の門額を書くように
勅使を送った時、神護寺の下を流れる清滝川(往路擬宝珠があった橋の下を流れる川)が
増水して勅使が渡ることができず、空海がこの石を硯石として墨をすり、筆に含ませて
空に向かって文字を書き、墨が飛び散って遥か遠くの金剛定寺の門額の文字として
表れたという話に基づいて硯石と呼ばれているそうです。
書道の授業が苦手だった私には硯、と聞くだけでぷるっとしてしまう伝説ですが、
五十路も過ぎて気持ちを落ち着けて書道をやってみるのもよいのかな、と
慶弔時にきれいに自分の名前が書けない己が未だに悲しいうつぼです。
IMG_3401.JPGラヴ苔[ハート]
IMG_3402.JPGたんたんたぬき
IMG_3403.JPG途中で見かけた硯石亭さん
こういう時期なのでお休みかと思ったら開いていました。
うどん、そばの他にピザなどもメニューで置いているのが時代の流れかも。
IMG_3404.JPGって、気になっていながら入らず。
坂を下り切ったところに何軒かお店があるだろうとぶらぶらしたのですが、
最初に見かけた高雄観光ホテルの喫茶室しかなかったのでお昼はこちらで。
喫茶室の外の植え込みをお手入れしていたおばちゃんに「開いてますか?」と聞くと、
「はいはい、どうぞ!」とおばちゃんが案内してくれました。
IMG_3407.JPGIMG_3410.JPG
こういう雰囲気、落ち着く五十路です。
IMG_3405.JPG軽食メニューに
IMG_3406.JPGドリンク
ミックスジュースがあるのって関西圏だからなのでしょうか。
冷やしあめ、というのも以前東尋坊でいただいたのを思い出したのですが、
関東ではあまり見かけないメニューかな、と思いました。
IMG_3409.JPGやっぱり呑むよね。(笑)
おつまみが塩昆布というのは初めてですがこれだったら日本酒の方がいいかも。
店内ではなぜか、というかおばちゃんの好みなのか、70年代の洋楽が流れていました。
多分、有線だと思うのですが、高雄エリアの昭和ぽい喫茶室で聞くツェッペリン、
こんな雰囲気、堪りません。(笑)
IMG_3412.JPGおばちゃんがお手入れ中だった植え込み
IMG_3413.JPG外に見えるぼんぼり
IMG_3416.JPGきつねそば
関西って揚げ玉は無料、というかこれでお金をとるなんて、という考えと聞きますが、
油揚げの他に揚げ玉も入っているというのが嬉しいです。
IMG_3417.JPG渦巻なるとも2枚♪
おつゆは薄味、業務用の茹で麺で可もなく不可もなく、という感じですが、
ゆったりした昭和の雰囲気の店内で70年代洋楽を聴きながらきつねそば、
そんな体験、なかなかできないだろうし贅沢な時間となりました。
IMG_3418.JPGジャニーズも来ていた高雄
(どのグループがきたのかちゃんとチェックせず(^-^;)
IMG_3415.JPG食べ終わって外へ出ると
IMG_3414.JPG高雄ちゃん?
もみじの帽子をかぶっているのでやはりここは紅葉の季節がよいのかな、
なんて思いながら、季節外れで逆にゆったり見学できてよかったかも、
と思いながら、
IMG_3420.JPG再び擬宝珠を観ながら橋を渡り
次の場所に向かいました。
IMG_3423.JPG途中で観た比叡山
この後は、嵐山方面に向かって移動します♪


(つづく)



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京都旅行記2021~神護寺編①~ [日本の旅(京都)]

宋から運ばれてきた茶の実を茶園で育てたお寺で鳥獣戯画(の複製)を観た後は、
同じ高雄エリアにある神護寺に行きました。

IMG_3365.JPGこの橋を渡る前、
有料駐車場のおじさんが声をかけてきて、
神護寺に行くには橋の向こうの坂道を15分くらい歩くこと、
門をくぐって一番奥にある地蔵院の近くからかわらけ投げができること、
本堂で薬師如来像が今なら拝めることなどを丁寧に説明してくれました。
このおじさん、脳疾患の後遺症があるみたいで、うつぼ父と同じように
病気に罹って話すのも大変そうだけれど一生懸命観光客に説明してくれて
(おそらくそれでおじさんの士気も上がっているような)
ありがたいと思いながら、
IMG_3366.JPG擬宝珠[ハート]をみながら
IMG_3367.JPG橋を渡り
IMG_3368.JPGこの階段を15分。。
IMG_3369.JPG道のり長そうです。(+o+)
IMG_3371.JPG観光ホテルの喫茶室 どこか昭和な趣
IMG_3370.JPG大丈夫 今日は全然多くないから。(^-^;
IMG_3372.JPG西明寺は今回は訪問しませんでしたが
また機会があれば訪れてみたいですね。
前方に大学の卒業旅行と思しき若い女性3人組が楽しそうに階段を上っていましたが、
私うつぼ(運動嫌い)は序盤からぜーぜーしながら汗もかきつつ必死に上りました。
橋のたもとで説明してくれたおじさんの15分は誇張だと思っていましたが、
まじで15分かかりました。久しぶりにちゃんと運動した気分です。(笑)
IMG_3373.JPGあと少しで楼門
遠目に写っていますが、楼門、改修中で全体が見えなかったのが残念。
IMG_3374.JPGかわらけも一緒に購入しました
IMG_3375.JPG奥に奥に進みます
(神護寺ホームページ)http://www.jingoji.or.jp/
高雄山神護寺は高雄山の中腹にあって、高雄、槇尾、栂尾の三尾きっての古刹。
奈良時代、和気清麻呂の氏寺として創建され、のちに空海が高野山へ入山する前、
14年間住職をつとめたのがこの神護寺なんですね。
ご本尊は薬師如来、これは地蔵院を観た後にお参りします。
IMG_3379.JPG地蔵院
ちょうどこの近くで林友会と書かれたベストを着たおじちゃんが
敷地内の草木の手入れをされていたのですが、
誰もいないからなのか、明らかに観光客だというのが分かったからなのか、
こんにちは!と明るい表情で話しかけてくれました。
秋篠宮ご夫妻が新婚当時に神護寺を訪れ、地蔵院でお参りした後、
奥の建物の縁側からかわらけ投げをしたそうで、その後ほどなく(^-^;して
お生まれになったのが真子様。
(地蔵院のご利益があったのではないかというのがおじさんのご意見でした)
その後、裕仁様が生まれてまだ小さい頃ご夫妻と3人で再び神護寺にいらっしゃったものの、
公式訪問ではなく完全プライベートでの訪問だったせいか事前連絡がなく、
地蔵院近くの売店のおばちゃんがご夫妻と裕仁様に気づいて!慌てて連絡、
ご住職が急いで一番良い衣を羽織ってご挨拶にきた、、のだそうです。
というエピソードを聞くと、この地蔵院でお二人がお参りして、
IMG_3377.JPGこの建物の縁側からかわらけ投げ
そして真子ちゃんが生まれて、すっかり大きく成長されて数年前の会見で
ああよかったねぇ、と思った後の大混乱(☜いまここ)でマスゴミの下衆な報道に
すっかりげんなりしているのですがこじれていくばかりな状況で、
絡まりまくった糸が解けるにはまだ時間がかかるのかな、真子ちゃんには幸せになって
ほしいなと、エピソードを聞いて現場をみながらしみじみ思いました。
IMG_3380.JPG私もここからかわらけ投げ
昨年行った天橋立で投げたかわらけは思った方向に飛んでいかず、
かなり至近距離の輪っかのはるか遠くに飛んでいきましたが、
IMG_3381.JPG今回は輪っかなし
どこに飛んでいっても大丈夫と輪っかに入れないといけないプレッシャーなく、
京都を訪れることができたことへの感謝と、婆1号が穏やかに過ごせますように、
とお願いしながら投げました。
投げたかわらけ、あっという間に視界から消えていきました。
無事、かわらけも投げたところで次は金堂に向かいます。
IMG_3384.JPG巨大な椿の木
私の身長を遥かに超える高さの椿。野生だとこのくらいワイルドに大きくなるのかな。
周りを気にせずすくすく成長している感じが羨ましく見えました。
IMG_3383.JPGこれなんだったかな
その場で何か感じて写真を撮っているはずなんですが、
ろくに旅メモを記録せずに写真撮りっぱなしで(雑な性格です)
写真を拡大したら「歓喜天」と書いてあるように見えたので、
こうやって記事を書く段になって調べてみたら(このパターン多い)
仏教の守護神である天部の1つというのは分かりましたが
槇尾山西明寺には歓喜天が秘仏として祀られているというのは見つけたのですが、
神護寺にあるのはなぜなのか、、結局分かりませんでした。
もうちょっと調べてみて分かったら追記します。
IMG_3385.JPG閼伽井
こうやって書いて、「あかい」と読むんですね。初めて知りました。
閼伽、が、功徳、功徳水などを意味して、それが湧いてくるのが閼伽井。
要は井戸、なんだと思いますが水が湧くということはご利益があるということですね。
IMG_3386.JPG金堂
入母屋造で、本瓦葺きの本格的な密教仏堂。
この建物は昭和初期に山口玄洞さんという実業家の寄進によって建てられたものだそうです。
この金堂が建てられるまでは、入口に近い方の毘沙門堂が金堂だったそうですが、
完成後は薬師如来さまもこの金堂に安置されています。
IMG_3387.JPG中に入ります
金堂の中は撮影禁止でしたが、薬師如来さまを間近に拝むことができます。
中にいらっしゃるお寺の職員の方が説明してくれましたが、国宝2号の薬師如来さま、
繁忙期は近くで見ることができないそうですが、今回のようなオフシーズンには
近くで見られるそうでそういう意味では紅葉や桜の時期ではないので周りの風景は
若干寂しい感じでしたが、平安時代から無傷のままこうやってご本尊として金堂に
いらっしゃるお姿を拝めることはありがたいですね。
感謝の気持ちで、薬壺を左手で胸のあたりの位置で持っているお姿に手を合わせました。
ちなみに、ご本尊の薬師如来立像の左右には日光・月光菩薩立像と十二神将立像、
左右端には四天王立像が安置されています。
IMG_3388.JPG下から見上げた金堂 
5月1日から5日間だけ(毎年ですが今年は残念ながら中止)虫干しと称して、
神護寺が所有する国宝の特別展示があるという説明も聞いたのですが、
ゴールデンウィークの特別展示、非常に興味があるものの物理的にうかがえず、
一度でいいので見てみたい気持ちはあるんですが行けそうもありません。( 一一)
IMG_3393.JPG鐘楼
この鐘楼についても金堂の中で説明を聞きましたが、
国宝の梵鐘がさげてあるものの常時非公開のため見ることはできないそうです。
鐘を鳴らすこともないというのでかつては鐘をついていてどんな音が鳴って
いたのかな、なんて思いましたが見ることも聞くこともできない鐘楼、って
あるんだなあとちょっとびっくり。

というわけで長くなってきたので、神護寺、もう1回続きま~す。


(つづく)




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京都旅行記2021~高山寺編~ [日本の旅(京都)]

~~~ヾ(^∇^)おはようございます。

二日酔いもなく起きた京都滞在2日目の朝。
ホテルの朝ごはんはブッフェお休み中でフロントでお弁当を受け取る方式、
でしたので、チェックインの時にいただいた500円の金券をもって1階へ。
1階で金券と引き換えでいただいたお弁当は、

IMG_3345.JPG結構豪華です
昨年9月は和食か洋食の二択で選んで予約しないといけなくて、
その後の11月は2階のレストランでお弁当を食べるか、
持ち帰り用のお弁当を受け取って部屋で食べるか、の二択、で、
レストランで食べるとおかずの種類が少ないかな、って感じだったのが、
今回一択にしたらこんな感じで結構豪華でした。
各階のエレベータ近くに電子レンジも置いてあるので温められますし、
お味噌汁もいただいたので部屋の電気ケトルでお湯を湧かせばOKなので、
納豆が食べられない物足りなさはあるとはいえ、
意外とサクサク感が良い牡蠣フライをいただいて大満足の朝ごはんでした。(^-^)
(無料でここまで朝食提供いただいてホテルには感謝)

で、この日ですが、関西圏に住む友人が(←ブログ読んでる)がネタ作りのために
一日付き合ってくれました。
「うつぼ、京都でも行ってないところ、まだたくさんあるでしょ?」という友人が
薦めてくれたのが、たかお。

たかお? 高尾? 隆夫(山田)? たかお(来生)? じゃない、高雄。
まっぷるの京都版でも最後の最後の方に郊外おススメでちょっぴり載っている高雄。
高雄って私にとって台北、台中、台南、高雄、みたいなイメージというか、
台湾の地名だと思っていたのですが、京都にもあるんですね。
って、京都の高雄から台湾の高雄の地名も出来たのですよね。(ごめんなさい)

というわけで高雄をぷらっと巡ります。

友人に言われてから5年前のまっぷるを急いでみたのですが
(私の行く場所は5年前のまっぷるで十分情報がとれるという認識)
たったの1ページ、「平安時代からの紅葉名所」って書いてありました。
紅葉の名所って、今回は春。どうすればいいんでしょう。(笑)

ま、紅葉のシーズンを完全に外しているのでゆったり見学できるのは
よさそうです。(^-^;

高雄というと、まっぷる先生によれば、高山寺、西明寺、神護寺が
おススメらしいのですが、今回は高山寺、神護寺を訪問しました。
IMG_3346.JPG最初は高山寺 
IMG_3347.JPG奈良時代創建の古刹
IMG_3348.JPG鳥獣戯画!
日本史の授業が苦手だった私でさえ知っている鳥獣戯画。
国宝の石水院で動物を擬人化した「鳥獣人物戯画」の模写を展示している、
とまっぷる先生に書いてあったので鳥獣人物?と思ったら鳥獣の他に
人物も描いている巻物なんですね。
オリジナルは現在東京(上野)と京都の国立博物館で所蔵していますが、
それを上野の国立博物館で展示するというポスターを見て
ゴールデンウィーク中になんとか予約できた私ですが、
緊急事態宣言発出で休館になってしまい、その後延長になってから
博物館はOKとなったので再度予約する気満々だったのが、
百合子さんが横やりを入れて都内の博物館は休館継続になってしまい、
結局この展示って最初の2週間くらいで終了、私も見られず、という
残念な結果となりました。
博物館に行く人の流れを止めたいのかもしれないけれど、
東京(関東)で見られる機会が今後いつになるのかと思うと、
博物館OKの政府判断に突っ込み入れた百合子には(V)o¥o(V)です。

※6/4追記
 緊急事態宣言が6月20日まで延長されたものの博物館はOKとなり、
 国立博物館側が会期延長の措置をとってくれたおかげで、
 私も6/6鑑賞の予約がとれました!(^O^)/
 5/30の朝10時から予約開始と知り必死にPCとスマホで攻めたのですが
 予約出来たのは4時間後。(笑)
 かつて黒電話で必死に何度も電話してつながったら売切れ、
 (洋楽アーティストの来日コンサートの話です)
 若い頃に何度も経験している私にはネットで予約できること、
 隔世の感ありですが、予約できて一安心です。

IMG_3349.JPGIMG_3353.JPG
と、記事を書きながらイラついている私ですが、訪問したころは、
曇天の中とはいえ、人もまばらな中で郊外の古いお寺に来られたことに
有難い気持ちになって中へ。
IMG_3354.JPGIMG_3355.JPG
日本最古の茶園とあるのですが、まっぷる先生にも書いてなかったことを
調べてみたら、和歌山からやってきた明恵上人によるものなのですね。IMG_3357.JPG茶園
(お寺のホームページ)https://kosanji.com/chaen/
お寺のURLにも「chaen(茶園)」となっているのが面白い。
栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を明恵上人につたえて育てたところ、
修行の妨げになる眠りを覚ます効果があったので衆僧に伝えたと書いてありましたが、
お茶のカフェインがよかったということなんでしょうね。
元々ここにあった神護寺の子院が荒廃した後に、明恵上人が建てたのが栂尾山高山寺。
ご本尊は釈迦如来。
IMG_3358.JPGこのお花はなんでしょう
(相変わらずお花の名前が分からないのに写真をアップする私に誰か教えて)
この後、国宝の石水院に行ったのですが、
入ったところに撮影禁止とあって、それが入口の売店エリアなのか、
石水院全体なのか分からず(その後やってきた外人はバシバシ写真撮ってた)
一枚も写真を撮っていないのですが、切り立ったところに建てられた石水院、
360°とはいえないまでもほぼぐるっと一周、四季折々の花木を楽しめる、
おそらく紅葉の季節には素晴らしい景色を眼前に見られるんだろうな、と
思うような建物でした。
(冬はメチャクチャ寒そうで修行も大変だったのではないでしょうか)
IMG_3362.JPGこんな感じ
(雰囲気はこちらから見てくださいね)https://kosanji.com/guide/
複製の鳥獣戯画というか鳥獣人物戯画を見たのですが、鳥獣の巻と人物の巻があって
どこかクスっと笑ってしまうような構図の巻物になっているのを一部(複製)を
見ることができました。
石水院の入口には鳥獣人物戯画の複製(縮小したもの)やクリアファイルなどなどの
グッズ販売がかなり積極的に展開されていましたが、鳥獣人物戯画のオリジナルは
京都と上野の国立博物館で2巻ずつ所蔵していることなどをスタッフの方から
おうかがいしたりと人も少ない中でのんびりと過ごすことができました。
と、帰り際、お昼過ぎのガイドツアーより1時間半くらい早いタイミングで
やってきてしまったけれど今からダメですか?という中年夫婦がやってきて
ガイドツアーもやっているんだなと思う一方で、1時間半も早くきて今からダメ?と
聞いてしまうマインドにも驚いてしまいました。(V)o¥o(V)
おそらく空いている頃だったからか、ちょっと待ってくださいね、ガイドしますから、
とお寺の方も柔軟な対応をされていましたが良識の範囲内って人によって違うのかな
そんな気持ちで石水院をあとにして、敷地内をもうちょっと散策しました。
IMG_3359.JPG静かな場所でした
IMG_3360.JPG開山堂
明恵上人が晩年を過ごし入寂された神堂院の跡地にたつ開山堂には
明恵上人の坐像が安置されているそうです。
歩くか馬?で移動するような時代、和歌山から京都までやってくるというのは
並々ならぬ気持ちだったのだと思いますが
(煩悩だらけの自分と比べるだけで失礼千万ですね)
このような山奥で修業し、茶園をつくって育ててくれたおかげで
私もお茶を飲めるのかな(と言っても緑茶がのめるようになったのは三十路過ぎです)
と思いました。
IMG_3363.JPG苔ラブ[ハート]
高雄、まっぷる先生で観ただけでは全くどんなところかわかりませんでしたが、
趣深い場所だなと思いながら次の場所に向かいます。


(つづく)



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京都旅行記2021~割烹 中山さんで夜の部編~ [日本の旅(京都)]

京都滞在時のお楽しみのひとつが祇園の割烹中山さんなのですが、
今回は2回お店にお邪魔して楽しませていただきました。(^-^)
お店まではいつものようにホテルからぶらぶら30分くらい歩きます。

IMG_3314.JPG一風堂跡 
純とんという名前のお店に変わっていました。
一風堂が撤退して同じ系列で違うブランドを出すこともないし、
と調べてみたら、京都の有名店「京都北白川ラーメン魁力屋」さんが
新たに出店したとんこつラーメンのブランドらしいです。
インバウンド需要がなくなっている今、一風堂もお客さんが減って撤退、
そこに違う経営者がとんこつラーメンで国内のお客さん向けにお店を出す、
色々な判断があるんだなあと思いますね。
IMG_3315.JPGIMG_3316.JPG錦市場
平日の17時30分ごろに通ったのですが、食べ歩きしながらだらだら歩きする人たちの
波を除けきれずにいらつきながら歩くこともなく、
すいすいと進むことができました。
IMG_3317.JPG定点観測的なジャンボオムライス
IMG_3318.JPG新たな店子が入っていない旧天下一品
地元の若い人たちの他に、関西圏からの卒業旅行と思しき若い人たち、
(レンタル着物を着ているのは卒業旅行と思われ)
インバウンド客がうじゃうじゃしていたのが嘘のような光景です。
IMG_3319.JPGたつみさん(定休日)
と、定点観測ポイントを通過しながら、
IMG_3320.JPG鴨川を渡ると
IMG_3321.JPG南座が見えてきました
川を渡った祇園エリアは人もまばらで寂しい感じ。
訪問した時期は、京都も飲食店は21時閉店の規制があったころ、
観光客が少ないと祇園もこんな感じなんだなあとしみじみ。
IMG_3323.JPG夜に賑わう飲食店が並ぶ通り
18時ごろはこんな感じです。
クラブ系のお店は21時閉店となると休業なのかもしれませんね。
IMG_3324.JPGはい、到着。
(食べログ) https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26029556/
中山さんも20時でアルコール提供終了、21時閉店、となっていたので、
18時スタートであれば2時間たっぷり呑めるしって感じです。(余裕)
IMG_3325.JPGメニューIMG_3326.JPG色々
毎回この手書きメニューを見るだけでテンション上がります。
IMG_3327.JPGこの月は上皇と上皇后でした
私は今回L字カウンタの端っこに座りまましたが、ちょっと離れたところに中年のご夫婦。
鴨鍋を召し上がっていましたが美味しそうでした。
という私は、予約した時にお造りとかぶら蒸しをお願いしていたので、メニューを見ながら
追加でお料理を注文しました。
IMG_3328.JPG先付
湯葉に雲丹。贅沢過ぎ♪
IMG_3329.JPGお造り
事前にお願いしていたのですが、肝つきの鮑だなんてこれまた贅沢過ぎる。
贅沢過ぎるけれど美味しいからもう既に至福。
IMG_3331.JPG蓋を開けるのが楽しみですIMG_3332.JPG若竹煮
注文を受けてからさっと煮つけてくれた竹の子。春を感じます。
IMG_3333.JPG勢いに乗って英勲にスイッチ。
IMG_3335.JPGあ、タバター復活してる。(笑)
常連の田畑さんのリクエストで大将がつくったお料理。
これは京都滞在3日目の夜も中山さんを予約していたので
その時に食べたいです、とお願いしました。
IMG_3336.JPG次のお椀は
IMG_3338.JPGかぶら蒸し
他で食べたことないので比較のしようがないのですが、
女将さんが仰るには「うちのかぶら蒸しが一番よ!」とのこと。
丁寧に作られたかぶら蒸し、優しい出汁の味にねっとりしたかぶの味、
本当に大好きです。(もちろんお酒にも合うし)
IMG_3339.JPGそして〆に
IMG_3340.JPG揚げ出し豆腐
お豆腐自体が美味しいのもあるのだと思いますが、とにかく出汁が美味。
中山さんの揚げ出し豆腐、私にとっては日本一、いや世界一です。

今回は、再びNetflixで観たイ・ビョンホンのドラマの話に加えて、
大将が好きなBSのドラマの話。
特に大将が好きなドラマが、
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  • メディア: DVD
これなのは以前から聞いていたのですが、最近D-LifeがなくなってCSIみたいな
ドラマが見られなくなったと嘆いていらっしゃったので、
D-Lifeってディズニーのチャンネルだったんですけど、有料チャンネルを作って
切り替えるのでD-Life自体は終了しちゃったんですよね、と伝えると、
あれはディズニーのチャンネルだったの?もうなくなったの?
大将にさらなる打撃を与えてしまった私でした。反省。( 一一)
企業の接待も激減して営業が大変そうでしたが、そんな中でも美味しいお料理と
温かい雰囲気でもてなしてくれる中山さんには感謝感謝です。(^-^)

明後日もよろしくお願いします、とお店を出たのが20時ごろ。
帰りも歩いてホテルに戻ります。
IMG_3343.JPG静かな錦市場
激混みも嫌ですがこうやって静かなのもちょっと寂しいですね。
IMG_3344.JPG純とん
〆のラーメンが食べたい酔っ払いでしたが、
かろうじて残っていた理性で本能を抑えながら無事にホテル着。

お風呂に入って一段落したら爆睡しておりました。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)



 

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