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映画「マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ”」を観る [映画(ま行)]

「アイダよ、何処へ?」を観たシアターと同じ場所なので、
ダッシュで移動することなく、そのまま続けて鑑賞した4本目です。
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予告編を観て気になっていた作品です。
マルジェラマルタン.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

ファッションデザイナーのマルタン・マルジェラ氏は、
ジャン=ポール・ゴルチエ氏のアシスタントを経て、自身のブランドを立ち上げる。
彼は公の場にはほとんど姿を見せず、取材や撮影も断り続けてきた。
だが今回、初めて本人がドキュメンタリーの制作に協力し、
ドローイングやプライベートな記録を初めて公開するとともに、
ドレスメーカーだった祖母の影響などについてコメントする。

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ファッションにはあまり(というか殆ど)興味のない私ですが、
芸術家としてのマルタン・マルジェラ、という視点で観ると
興味深いというか面白いな、と思える作品でした。

ファッションのデザイナーというと、春夏、秋冬のファッションショー、
その最後にモデルと一緒に華々しく登場する、というイメージでしたが、
マルタン・マルジェラは一切表には出てこない、その理由が戦略的なものではなく、
単に人見知りで表に出るのが苦手という理由、逆にそれがミステリアスな印象になって
作品とともに評価されていったようにみえました。

60年代、幼い頃に見ていたパリのファッションデザイナーの番組、
クレージュのデザインした洋服に靴、靴のつま先がカットされているのを観て
自分が持っているバービー人形の靴のつま先もカットしてしまう、
将来の夢は「パリのデザイナー」になりたい、その一途な思いと自分の考えを
具現化することに楽しみを見出していったんだろうなと思いながら観ていたのですが、
マルタン・マルジェラが活躍し始めた1988年ごろの日本といえばDCブランド、
当時、ちゅーちゅーねずみーランドでバイトしていた私、同じ店舗にいた先輩が
(今ならフリーターと言われる方ですが当時は専業さんと呼ばれていた)
シーズンが始まると丸井で思いきり洋服を買って分割払いにして、
その支払のためにせっせとバイトする、みたいな人で、何十万円分の洋服を
一度に買ってしまうその先輩が信じられなかったのを思い出しました。
その先輩が好きだったのはピンクハウス(みたいな他のブランドかも)で
同じシフトで一緒に帰るときにフリフリした可愛らしい洋服を楽しそうに着ていた、
そんな姿をふとこの映画を観ながら思い出しました。

ちなみに、当時の私も丸井でブランド品を買いたいという若い女子でしたが、
洋服を丸井で買う勇気はなく、クレージュのバッグを2つだけ買いました。
まだ一つ、使わないのに持っています。(笑)

と、話が丸井にそれてしまいましたが、マルタン・マルジェラのすごいところは
高級な素材を使うといよりはビンテージの洋服や身近な素材(スーパーの袋とか)を
使っているところ、時に、洋服にかけてあるビニール袋までドレスに仕立てるという、
それを着たいかといわれたら、セレブの方に着てもらってください、と答えますが
既成概念にとらわれない(奇をてらうわけではなく)自分の思ったように作る、
ときに過去の作品を改めて構築しなおして発表していく、常に前向きな気持ちで
創作していたように見えました。

会社が買収され、創作する側からディレクター的な立場で好きなように創作できず
マーケティング部門による戦略やキーワードに合わせて洋服を作っていくようになって
マルタン・マルジェラ自身、それが自分のやりたいことではないと思って20年の節目で
引退していったように見えましたが、20年間の自分の創作について語る様子、
姿は見えませんがその声はどこか温かさが感じられて、
様々な制約から解放されて今は好きなように創作活動を続けていることで
穏やかに過ごしているように思えました。

ファッションショーの会場選びから作り出す洋服の型破りな様子を観ると
一時代を築いた方なんだと思いましたが、ファストファッションが主流となって
こういうブランドも当時のような勢いはなくなっているのように見える現在、
とりあえずなにか着ればいい、程度の手抜き状態の私も、
(在宅勤務1年半で今まで以上にズボラになってしまいました)
気分が盛り上がるような洋服を選んで出かけるようにしてみようかな、と
思った、「マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ”」でありました。






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映画「アイダよ、何処へ?」を観る [映画(あ行)]

喬太郎師匠と大久保さんの映画を楽しんだあとは、
ダッシュでヒューマントラストシネマ有楽町へ移動して、2本続けて鑑賞します。
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予告編を観て気になっていた作品です。

アイダよ、何処へ.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下の1995年、
セルビア人勢力に占拠された東部の町スレブレニツァ。
国連平和維持軍の通訳として働くアイダは、勤務中に重要な情報を知る。
セルビア人勢力が基地にまで迫る中、アイダは助けを求めて押し寄せる同胞や
家族を守ろうと奔走する。


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権力者の争いの犠牲になるのはいつも市井の人たち。

旧ユーゴスラビアといえば、もう14年近く前になりますが、
昔の勤め先の出張で訪れたクロアチアとセルビア、の思い出ですが、
出張前に付け焼刃的に旧ユーゴスラビアからの独立について学んで、
一つの国家(軍事国家)が民族、宗教の違いで分裂(独立)、
共産圏が民主化によって分かれていく、でも、もともと権力を握っていた人たちは
それを好ましく思わず、様々な理由をつけて攻撃する。

1984年のサラエヴォオリンピックでカタリーナ・ヴィットが金メダルをとり、
(1994年のリレハンメルオリンピックで紛争で破壊されていくサラエヴォを思って
 平和の願いを込めて「花はどこへ行った」で演技した姿は記憶に残っています)
その後、紛争が起きてボスニア・ヘルツェゴヴィナとして独立してからも
サラエヴォはセルビア人勢力(スルプスカ共和国軍)に包囲され
多くの市井の方々が殺害されたということは知っていましたが、
この時期と同じ1995年に起きたスレブレニツァの虐殺については
今回初めて知りました。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナは、クロアチア人(キリスト教徒が多い)、
ポシュニク人(イスラム教徒が多い)、セルビア人(ロシア正教会信徒が多い)、
異なる宗教と民族で構成される国ですが、
セルビア人が自分たちで国を統治する、他の民族は排除するという考えで
(セルビア人すべてが悪いわけではないと思いたいのですが、
 セルビア人が民族浄化の名の下に残虐行為が行われている)
国連によって保護される安全地帯だったスレブレニツァにセルビア人が侵略し、
国連軍と交渉し、他の安全地帯に移動させると約束したものの、守ることなく、
男性(子供、老人、女性も含まれていたそうです)8,373人を虐殺する残虐さ。

今作はフィクションですが、史実に基づいて国連軍の通訳という架空の人物を
設定してその女性の目線で描かれた作品です。
ジェノサイドとして認定されたのが2004年、約10年後、第二次世界大戦後の
ヨーロッパ最大の虐殺とwikiに書いてありましたが、この映画を観るまで
知らずにいた自分を反省しました。(._.)

民族浄化については、
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自分の故郷(旧ユーゴ)では結婚できない2人が北欧に逃げ延びてくる話とか、

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民族浄化で心にも体にも傷を負った女性を描いた作品など、
これまでも多少観てきましたが、今作のように密室に閉じ込めて外から銃撃して殺す、
というそれでも非人道的で残虐なセルビア人たちの姿を観て、
自分たちの立場を正当化する、または守るために他者を排除するという思考が
悪い方向にどんどん加速していったのかと思いましたが、
虐殺を指示した元司令官に終身刑の有罪判決が出たのが2017年と知り、
ジェノサイドと認められそれから有罪判決が出るまで10年以上かかる、
被害者のご家族にとっては長い長い時間だったと思います。

今作では国連の通訳という立場を使って家族を守ろうとするアイダの姿を観て
平常時であればズルいと思いますがこのような時、家族と離れてしまったら
夫や息子たちは確実に殺されるとわかっているが故の行動であったと思うと
それから時が経っても家族を守りきれなかったという後悔の念がアイダには
いつまでも残っているのだろうと思いました。

時が経ってアイダが教職に復帰する場面で、父兄で授業を見学している中に
アイダの夫と一緒にセルビア人のスルプスカ共和国軍と交渉に行った女性、
国連軍基地にやってきて基地内を見せろと強要するスルプスカ共和国軍の
隊長の姿が見えたところで映画は終わるのですが、平和に生きていくためには
過去の対立は表面上見えないように穏やかにするのがよいのか、
いつまでも心の傷は消えないけれど復讐したい気持ちを抑えていかなければ
いけないのか、アイダの気持ちを考えるとやるせない気持ちで観終わりました。

今作の虐殺は四半世紀前ですが、現在でも、ミャンマーのロヒンギャ族迫害や
中国の新疆ウイグル自治区でのウイグル民族弾圧、
インドでもヒンズー教徒によるイスラム教徒迫害など、宗教や民族の違いで
迫害、弾圧する残念なことが起きていますが、多数が少数を排除するという考えは
同じ人間として持つべきではないと思います。

コロナ禍で大変な中でも総裁選で一部盛り上がっている平和ぼけの日本にいると
こういうことが想像しづらいのですが、宗教も反社会的でなければ自由だと思いますし
他を認める、自分と違うからといって排除しない、平和の世界がどこでも当たり前に
存在できるようにと願った「アイダよ、何処へ?」でありました。









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映画「浜の朝日の嘘つきどもと」を観る [映画(は行)]

昨日アップした「世界一と言われた映画館」を観たあと、
シネスイッチ銀座に移動して観た作品です。
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喬太郎師匠と大久保さん観たさで鑑賞しました。
浜の朝日の嘘つきどもと.png

あらすじはYahoo!映画さんより。

福島県南相馬市の映画館「朝日座」は100年近くにわたり地元住民に親しまれてきたが、
時代の流れに逆らえず、支配人の森田保造(柳家喬太郎)は閉館を決意する。
森田が一斗缶に入れた35ミリフィルムに火を付けると、突然現れた若い女性(高畑充希)が
水をかけて消火する。
茂木莉子と名乗る彼女は、経営難の朝日座を再建するため東京からやってきたと話す。
地域に根差した名画座を守ろうとする莉子と、やむなく閉館を決めた森田の思いが、
朝日座の存続をめぐって交錯する。


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大久保さんが特によかった。^_^

酒田市のグリーン・ハウスの映画を観てやっぱり映画は映画館でみたいな、
と思いながら鑑賞したのもあって映画館で観ることで映画の良さがますような
そんな気持ちになりました。

維持費のかかる古い建物を無理して残すより、
壊して新たに作った建物の中に映画館も入れればいいだろう、という考えに
郷愁だけでは残すべきといったらだめだろう、と思いつつ、
映画の中ではできるだけ残ってほしい、そういう矛盾した気持ちで観ていました。
現実的には今回のような古い建物を維持し続けようとするのは
映画館の収入を考えると難しそうだなと思いながら観終わったのですが、
(もっと夢見ながら見ればいいんですが(笑))
終盤は若干展開が早すぎる(若干強引な感じも)気もしました。

という、最後の部分はまあ置いといて。

震災によって家族の関係が悪化していく中で出会った先生(大久保さん)、
だめ男とばかり付き合っていてしまうものの、莉子(高畑充希)にとって
先生の存在は頼れて安心できてうちに籠りがちだった性格が前向きになっていく、
その大事な役柄を演じるのは大久保さんしかいなかったように思えました。
最後に残した言葉に思わず映画館内爆笑が起きてしまうほど、の演技、
私もこういう先生に出会っていたかったなあと思いました。

朝日座の支配人の森田を演じる喬太郎師匠もくたびれたおじさんの雰囲気が
全面に出ていて(語り口調が落語ぽかったけれど(笑))
大久保さんに続いて莉子を盛り上げる存在、演技で楽しめました。

主演の高畑充希は個人的にはあまりピンとこなかったというか、
好きでも嫌いでもないのですが若干大げさな演技にも見えてしまったりして
そこを大久保さんと喬太郎さんがうまくまとめてくれていたような気がします。

現在は自宅でDVDでもネット配信でも映画が観られるので観る機会はありますが
気が散るというか集中できないというかやっぱり大画面で集中して観られる映画館の
存在は私には大事だなと改めて思ったのですが、学生時代から通っている名画座、
(昔の文芸坐、ギンレイホール、佳作座、早稲田松竹、目黒シネマなど)
どんどん閉館になっていくのを観ると時代の流れとはいえ、2本立ての楽しみ、
今作でも森田の映画の組み合わせが悪いとクレームした先生のエピソードを観て
2本立ての組み合わせ、確かに違和感なく観ていたけれど大事だなと思いつつ、
しばらく行っていなかったので名画座にも行きたいなという気持ちになりました。

今作に出てきた映画で個人的に観たいと思ったのが、
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支配人の森田がフィルムを燃やそうとしていたこの映画と、
太地喜和子が主演の「喜劇 女の泣きどころ」。(密林でも出てこない(笑))
古い映画も良いな、と男に振られる度に女の泣きどころを観ては泣く先生の姿に
どういう映画なのか観たくなりました。

私自身は映画が観られなくなった(映画館がなくなったら)悲しいので、
こういう作品を観ると時々は映画館でみてほしいなと思うわけですが、
時の流れとともに変わっていく中でこういう古い映画館はなくなっていくのは
悲しいけれど仕方のないことなのかもしれないな(文化財になれば別の話だと思いますが)
複雑な気持ちでみながら、大久保さんと喬太郎師匠が観られて楽しい気持ちになれた
「浜の朝日と嘘つきどもと」でありました。



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映画「世界一と言われた映画館」を観る [映画(さ行)]

久しぶりに映画のはしごがしたくなり、シルバーウィークの1日で
4作品、鑑賞しました。
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1本目は、久しぶりに田端のChupkiさんに行って鑑賞した映画です。世界一と言われた映画館.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

20歳で支配人になった佐藤久一氏が作り上げた、
山形県酒田市の映画館「グリーン・ハウス」。
上映ベルの代わりにジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」が流れ、
ホテルのようなロビーや少人数のシネサロンなどの設備やシステムを取り入れた
映画館は、映画評論家の淀川長治氏に絶賛され、街の人たちにも愛された。
しかし1976年にグリーン・ハウスがきっかけとなった大火事によって
街は甚大な被害を受けて、閉館を余儀なくされる。


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一度この映画館で鑑賞してみたかった。(;_;)

山形県酒田市というと、以前みた映画「雪国」のイメージのみというか、
喫茶ケルンのバーテンダー井山さんのイメージなのですが、
その井山さんがグリーン・ハウスが出火元となった酒田の大火について語る場面、
風向きが途中で変わって井山さんのお店は焼けずに済んだそうですが、
井山さん以外にも様々な人たちが出てきて酒田の大火の話と、
グリーン・ハウスの思い出を語っていくつくりになっている映画です。

映画館自体は全焼してしまったので、映画館内にあったであろう資料などは
もう残っていませんし、当時映画館に通い詰めていた方々(60−70代)が
映画のチケットや映画館が発行していた冊子を見せながら懐かしく語るのを見て、
映画館が焼けてしまった1976年ごろ、私も映画館によく通っていたのを思い出しました。
ビデオデッキもない時代(うつぼ家にデッキがきたのは大学生になってからでした)
当時小学生だった私も映画好きの婆1号と一緒に映画館によくいきました。
そんなに裕福ではない家でしたが、近所のお家が映画関連のお仕事をしていたらしく
鑑賞券をよくいただいていたので交通費だけで見られたのはラッキーだったと思います。

金曜日の夕刊のテレビ欄の下に掲載されている映画公開の広告を観るのが楽しみで
次は何をみようかと婆1号と相談していたことを久しぶりに思い出したのですが、
洋画専門の映画館だったグリーン・ハウス、作品の看板が掲げられた外観写真を観ると、
写真ではなく看板の絵師さんが描いた映画のイメージ図、ああこういう感じだったなあ、
懐かしい気持ちになりました。

入口から続く赤い絨毯、切符を買って入る回転ドア、入ってすぐの喫茶から香るコーヒー、
白いカバーがかけられた座席、舞台前に飾られた生花、上映前に流れるグレン・ミラーの
ムーンライト・セレナーデ、映画の中でも言っている方がいましたが、映画を観ることが
ハレの場だったのでしょうね。

冒頭に登場する当時20代の消防士だった男性は、消火の定石が通らず火が広がっていった
酒田の大火について語る際、グリーン・ハウスでみた「タワーリング・インフェルノ」、
この作品だけ2回みたという思い出を語っていたのですが、そうかこの作品って火災の
パニックものだったんだなあと(私は未見ですが)自分の職業につながるような作品、
それは一番記憶に残りますよね。

グリーン・ハウスはダンスホールだったところを初孫で有名な東北銘醸の社長の長男、
佐藤久一さんが東京の映画館などで修行してから支配人として運営していたそうで、
(その後、酒田市内に有名なフランス料理店を開いたり多彩な方のようです)、
酒田の方にしてみれば、東京に行かずとも東京と同時公開で作品が見られるというのが
嬉しく誇りだったというのもなんだか納得。

後半で、平成終わりに閉店した酒田市内の白ばらも出てくるのですが、
(銀座の白ばらも閉店してしまいましたよね)
その時に登場した上々颱風の白崎さん(ボーカル)が酒田出身と聞いて驚きつつ
(JALの沖縄キャンペーンに出でていたので沖縄の方だと思いこんでいた)
今作ろうと思ってもできないであろう昭和のキャバレーをそのままにしておくのも
もったいないとクラウドファンディングで集めたお金で消防設備を整えて、
ここでライブを行っている様子を観ると、もし、グリーンハウスが今あったら、
シネコンなどに押されてやはり役目を終えていたかもしれないなと思いました。

酒田市に限らず、地方都市は人の流れが駅前から郊外の商業施設に移っていて、
映画も映画館に行かなくてもネットで見られる時代になって、ハレの場では
なくなったわけですが、世の中、便利になればなるだけのメリットはありますが、
不便だったからよくなかったということもなく、不便な中でも楽しみを見つける、
その一つが映画だったのかな、と思うと、私も小さい頃に映画館で映画を観る機会が
あったことが今の「できるだけ映画館で映画を見たい」という気持ちになって
いるのだと思います。

今作のタイトルから想像すると映画館の話メインだろうと思ってしまいますが、
世界一と言われた映画館の思い出を通じて酒田への気持ち(愛)を語るという
意味合いが強いと思いつつ、大杉漣さんのナレーションから映画愛を感じられる
「世界一と言われた映画館」でありました。
















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映画「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」を観る [映画(さ行)]

YouTubeで頻繁に予告編が流れていたので
シャンテシネマ日比谷まで観に行きました。
summer of soul.jpg
内容はYahoo!映画さんより。

1969年の夏、ニューヨーク市マンハッタンのハーレム地区で、ブラックミュージックの
フェスティバル「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」が行われる。
時を同じくして、ニューヨーク州サリバン郡ベセルでは現在もアメリカ音楽史上に
語り継がれるウッドストック・フェスティバルが開催されていた。
「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」には、スティーヴィー・ワンダー、
B・B・キング、フィフス・ディメンションといった、ブラックミュージックの
スターたちが続々と登場する。


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お宝映像!

ウッドストックはリアル世代ではないものの(生まれていましたが小さすぎて記憶なし)
知っていましたが同じ時期にハーレム・カルチュラル・フェスティバルというイベントが
あったことは知りませんでした。
しかも、その映像が「黒いウッドストック」と売ろうとした思惑に反して売れず
結果的に50年間地下で保存された後に掘り出されて公開されたことに感謝しました。

ライブ映像のみをひたすら映し続けるのではなく、当時参加した観客や出演者、
彼らのインタビューや当時の社会情勢(マルコムXやキング牧師の暗殺など)も
交えて編集されているので、白人優位という社会の中で有色人種の社会的地位が
低いことへの不満、そこで開催されたフェスティバルで音楽を純粋に楽しんで
不満を発散したい、という方が多かったのではないかと思いました。
当時、初の月面着陸で白人たちが盛り上がる中、このイベントに参加する人たちは
全く興味なく、そんなことに大金を使うなら貧困をなんとかしろと怒る、
そのエネルギーを音楽にぶつけているようにも見えました。

このイベントは6週間(毎週1回)にわたって30万人を集めて開催されましたが
スポンサーになってくれたマックスウェルコーヒー(アフリカのコーヒー豆を使って
商品を作っていることから)のおかげで観客は無料で参加できるということも
多くの人が集まったのかもしれませんね。

19歳のスティービー・ワンダーのドラム演奏が冒頭に出てきて驚き、
BBキング、フィフス・ディメンションのアクエリアス、アフリカ音楽だけでなく
中南米移民も多いことからラテン音楽も演奏されていて、ソウルだけでなく、
ルーツとなる地域の音楽も演奏するその間口の広さも感じました。
中盤くらいまでで印象的だったのはゴスペルなのですが、
晩年のマヘリア・ジャクソンと彼女をサポートするステイプル・シンガーズ、
魂を揺さぶると安直に言ってはいけないのですが、このパフォーマンスを
近くで見られたら私は震えがとまらないかもしれない(ノンアルでも(笑))と
思いました。

中盤以降のスライ・ストーンは、


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今作を見ていたので特に盛り上がれましたが、
メンバーに白人や女性(トランペットを演奏する姿がとても素敵)がいて
黒人、男性にこだわらないスライの姿勢とその迫力のパフォーマンス、
更に続いて登場するニーナ・シモン、
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この映画で、ジュリー・デルピー演じるセリーヌが好きなアーティストとして登場し、
その後気になってCDを買って聞いていた方ですが実際のパフォーマンスを見たのは
今作が初めて、社会情勢に対して問題提起するパフォーマンスに見入りました。

その他にもグラディス・ナイトやマックス・ローチ、レイ・バレットなどなど
これほど多くのアーティストが趣旨に賛同して出演してくれたこと、
主催したトニー・ローレンスの手腕のおかげで私も50年の時を経てスクリーンで
観ることができて感謝です。
できれば、この作品でイベントについて知ることができたので、
パフォーマンスだけを編集した映像も見てみたいなと思った、
「サマー・オブ・ソウル」」でありました。


映画には関係ない話)
作品と関係ない話ですが、チケット売り場で発券してもらおうと並んでいると、

前にいたおっさん2人(60代くらい)が手にハイボールのロング缶を持って
同じシアター内に入り、3,4列後ろで本編スタートまでずっと大声で話していました。
シアターでもアルコール販売が中止されている中でアルコールを持ち込んで、
劇場内で呑んで大声で話す、本編が始まったらおそらく没頭できたのか静かでしたが
こういう人の隣に運悪く座ったら楽しめなかったかもしれないな、なんて思いました。
シアター内で買ったものだけ飲食可と以前から注意されているのにこういう態度って
自己中で嫌ですね。(~_~メ)

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映画「アナザーラウンド」を観る [映画(あ行)]

無事青森旅行記を書き終えましたので、次の旅行記の合間に映画記事をアップします。
相変わらず呑み記事ストックはありませんので、毎日映画記事を書き続けま?す。
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大好きなマッツ・ミケルセンが出演している作品ということで
ヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞しました。
アナザーアラウンド.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

さえない高校教師マーティン(マッツ・ミケルセン)と同僚3人は、
ノルウェー人哲学者が主張する「血中アルコール濃度を一定に保つと
仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を確かめる実験を開始。
仕事中でも構わず酒を飲み続けほろ酔い状態を保つと、授業も楽しくなり
生徒たちとの関係も良くなっていく。
仕事だけでなくプライベートも好転するかと思われたが、実験が進むにつれて
制御が利かなくなってしまう。
 
                   


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明日は我が身。(;´Д`)

他人事とは思えない話でした。

あらすじを読んで、最初はうまくいくように見えてそこに落とし穴があるだろう、
(起承転結)と思っていたら、予想通りで。(笑)

冒頭で高校生たちがビールケースを運びながら湖を一周する間に呑み切る、
みたいなレースで瓶ビールをラッパ飲みして走って吐いて、みたいな映像に
え、なにこれ、と思ったのですが、デンマークは16歳から呑めるということで、
その生徒たちが通う高校の先生、の一人がマッツ・ミケルセン演じるマーティン
という設定で、家族ともギクシャク、生徒には授業について改善を求められ、
トホホな状態で登場しますが、教師仲間とノルウェーの哲学者の言葉を検証しよう、
(男性同士で出かけるのことが多いお国柄みたいですが集まる姿が楽しそうだった)
最初は血中アルコール濃度を真面目に測っていたのが、アルコールが入ったほうが
授業も生徒が面白いほど反応して興味を持ってくれるようになって
他の3人も同様に効果が出ていることを確認してから、アルコールに対する反応
個人差があるから各自の判断で、となってからは抑制が効かなくなってしまう、
まあ、そうなるだろうな、数値的に目安を持ってコントロールできるけれど、
それが外れて自己判断となると自分のいいように考えてしまうのが呑兵衛だから。(笑)

お酒を呑んで授業していたことも生徒は知っていた、でも授業が楽しいから黙認、
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ずいぶん前の映画ですが、
アルコール依存症の妻(メグ・ライアン)が夫(アンディ・ガルシア)に隠れて
酒を浴びるように呑むのですが、ウォッカなら呑んだことがばれないからと
ウォッカをがぶ飲みしていたのを見て、いや程度の問題じゃないか、と思ったことを
思い出して、今作でのおじさん4人もあれだけ呑んでいたら(ウォッカ以外も)
絶対ばれるよな、と、バレていないと思って呑み続けている姿も自分のいいように
判断する酒呑みの精神状態かな、なんて思いました。

北欧の人はアルコールに強いのかと(ある程度のところまでは)と思ったのは、
むかーし、勤め先のお客さん(スウェーデン人)がウォッカを呑みながらチェイサーに
ビールを呑んでいたのを見て肝臓大丈夫か、と心配になったのがきっかけですが、
マーティンの奥さんが酒浸りになった夫に「この国の人は呑んだくれているから」
と言っていて、やっぱり北欧ってそうなのかな、いや、日本も一部(私も)の人は
呑んだくれだけれど大半はそうじゃないか、どうしても自分基準で考えてしまうのですが
それでもマーティンはじめおじさんたちの呑み方はさすがに無理だと画面越しに
心配になってしまいました。(フィクションなのに)

ポスターや予告編からはコメディ感ただよう雰囲気を感じていたものの、
いざ見始めるとそんなに軽いものではなく、酒呑みに対する教訓も含めたような、
途中まで笑ってみていたものの、我が身とダブることもあるんじゃないかと
自分には教訓のように感じられる展開となって、でもどうやって終えるのかと
思ったら、高校の卒業式(ノルウェーは高校卒業のハードルが高いんですね)で
楽しそうに踊るマーティンの姿(マッツ・ミケルセン素敵[黒ハート])でホッとしました。

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同じ呑んだくれでもこのイギリス映画とは大違い。(笑)
(この作品も大好きです、念の為)

自分の想像していた通りの展開ではありましたが、想像できるというのは依存症や中毒に
なってはいないということかな、私もちょっとは節酒しないといけないな、
という気持ちになった「アナザーラウンド」でありました。


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青森旅行記2021~あとは帰る編~ [日本の旅(東北)]

保安検査を通過した後はゲートに向かいますが、
IMG_5770.JPGエアポートスナックって言い方が昭和
昔はお店があったのかもしれませんね。(現在自販機のみ)
IMG_5771.JPGゲートは1つ
なので、ゲート番号もないってことですね。
ゲートが1つの空港、もしかして初めてかもしれなくてちょっと興奮。
IMG_5772.JPG待合室の椅子もソーシャルディスタンス
搭乗開始前に機内Wi-Fiは使えますがインターネットは使えないアナウンスがありました。
機材の問題なのか分かりませんが短時間のフライトですしインターネットが使えないから
致命的ということもありませんし、こんなに何度も申し訳ない感じでアナウンスするのも、
と思ってしまいました。(クレームする人が多いということなのかもしれませんね)
定刻15分前に搭乗開始しましたが、こんな小さい空港でも上級会員アピールのおっさんが
搭乗口に一番近いところで待っているのをみるとちっちゃいな、って思います。(笑)
と、意外と優先搭乗の上級会員が多いことに気づき、やはりこの空港はビジネス需要が
多いのだろうと思いました。
IMG_5773.JPGお久しぶりのエンブラエル♪
IMG_5774.JPG非常口確認は必須です
搭乗率は6割くらい。
後ろから2列目の席に変更してもらいましたが、
確かに、すぐ後ろ、とかすぐ前、には人がいなかったので、
対応してくださったカウンターのお姉さんには感謝です。
帰りに機内販売と思っていたら、カタログ、入っていませんでした。(;_:)

定刻よりちょっと早めにドアが閉まり、
IMG_5775.JPG外を見ていたら
安全についてのアナウンスが始まったので、
IMG_5777.JPGガン見(これ好き)
IMG_5779.JPG米軍基地内に向かいます
IMG_5780.JPGお世話さまでした!
開いたゲートから基地内に入ると、
IMG_5782.JPGトラックが見えてきましたIMG_5784.JPGなんだか不思議な感覚ですIMG_5785.JPGIMG_5787.JPG
自分の生活圏にこういう基地がないので珍しいものを見るような感覚ですが、
身近にあれば雇用は生まれてもそれ以上に問題も多いのだろうと思います。
戦後70年以上経っていますし、米軍基地の在り方についても政府はきちんと
考えるべきではないかと思いました。
という、楽しいような楽しくないようなどこか複雑な気持ちで
IMG_5791.JPG離陸
滑走路に入るやいなやすぐ離陸って感じであっという間でした。
IMG_5798.JPG水平飛行になったころアナウンス
機体では3分間に1回、空気を入れかえているので換気は十分ですが、
飲食時以外はマスクを着用してください、という内容でした。
ワクチン接種で気が大きくなってマスクしない人もいるんでしょうかね。
私自身は2回接種しましたが、感染しないわけではないのでやはりマスクを
つけることは大事だと思っています。

と、再びここでアナウンス。
あと10分で降下態勢に入りますのでお手洗いはお早目に、というので、
急いで先手間に行って座席に戻る時、低い天井に思いきり頭をぶつけました。(;O;)
IMG_5800.JPGその後、コーヒーをもらったのですが、
既に機体はかなり揺れ始め、飲み物のある方は気を付けてくださいとアナウンス。
いや、もらったばかりでメチャクチャ熱いし(猫舌です)すぐ飲めないんだけど、
と思っていると、今度は違うアナウンス。
気分がすぐれない人は座席前のポケットに入っているエチケット袋も使ってください、
と言っていたのですが、そんなに揺れるんですか?(◎_◎;)
着陸まであと40分くらいあるのに、その間こんなガクガク揺れるなんてー。
インターネット繋がらないのでどのあたりを飛んでいるか分からないし、
コーヒーをもらって2分でCAさんがゴミ回収にきたのですが全然飲んでないし。(笑)
霞ヶ浦が見えるころまで(着陸10分くらい前)までのんびり飲もうと思っていたら、
そのすぐあと、乗務員も着席します、アナウンス。
搭乗時に機体が揺れる説明、そんなにしていなかったので油断していたのですが、
結構長い時間揺れるのが分かっていたのであれば、事前にもっと言ってくれると
私も心の準備が出来ていたのにな、なんて思っていたら機体が激揺れし始めました。

ヒエーッ(;゚Д゚)

揺れても運行に支障はございませんってアナウンスしていたのを聞いて、
いや、そんなことは分かっている、分かってるけど揺れが苦手なんだってば、
と心の中で叫んでおりました。
あのガクンガクンという揺れが苦手なので、

ちびりそう。

でした。いや、ちびってないけれど。(笑)

あと15分で着陸です、とアナウンスがあったちょっと後くらいから
揺れが収まり、平たい土地が見えてきました。
普段だと茨城の霞ケ浦が見えてきてそのまま南下して千葉に入って房総半島の
ゴルフ場だらけが見えたら東京湾(右手)に曲がって海ほたるが見えると着陸、
というイメージしかないのですが、今回は都心方面を飛んでいたので、
私が観た平たい土地は埼玉かもしれません。
IMG_5802.JPGきっと埼玉
IMG_5805.JPG間違いなく東京IMG_5806.JPG国立競技場!
IMG_5808.JPG森ビルなども見えて
IMG_5809.JPG東京タワーもぼんやり
IMG_5810.JPGお台場あたり
IMG_5811.JPG船の科学館も見えていたら
IMG_5814.JPGIMG_5816.JPG
IMG_5817.JPG着陸しました
IMG_5818.JPGお世話様
幹線では飛ばない小さい飛行機なので予想通りターミナルの端っこ、
IMG_5819.JPG24番ゲートに到着
この後は山形空港まで飛びます。
IMG_5820.JPGモノレールで浜松経由で帰宅。
旅行を決行するかどうか迷ったものの、弘前で観た不思議なアート、
のらくろさんでのたけちゃんとの会話と、美味しいホヤ&鯵、
初めての三沢空港での温泉や昼酒などなど、日頃在宅勤務が続いて
閉塞感たっぷりの自分には新鮮な気持ちになれる旅となりました。
次回は来年の冬、雪深いときに訪れたいと思っています。

(これにて青森旅行記2021 おわり)



タグ:青森 JL
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青森旅行記2021~展望台で見学編~ [日本の旅(東北)]

昼酒で燃料補給した後は、展望デッキで飛行機を眺めようと思ったのですが、
その前にお土産を買っておこうとお店に行ってみると、

IMG_5722.JPG
幼虫グミ。(;゚Д゚)
八戸市の「カフェ・ワンズワン」のオーナー大下さんが甥御さんのために
(ムシキングが流行っていたころ)
作った昆虫の形のグミらしいのですがかなりリアルで手が伸びず。
snorita姐が苦手なフナムシの形のケーキを見ても美味しそうに見えましたが、
この昆虫グミはちょっと苦手意識が出てしまいました。
ちなみに、白い部分はカルピス味、中(内臓)はブルーベリー味なんだって。
IMG_5723.JPGはちの子もありました。(笑)
と、昆虫グミに一瞬ひるんだものの、無事ホヤの塩辛などを買って(呑む気満々)
IMG_5724.JPG展望デッキへ
IMG_5725.JPG100円です(地方でよく見かけるタイプ)
IMG_5726.JPGIMG_5727.JPGぼやけてますが(笑)
私のスマホでズームしてこれが限界です。
IMG_5729.JPGMISAWA
展望デッキには私の他におじさん2人。
うち一人は高そうなカメラ2台使い分けながら撮影していました。
外に出て早々飛行機(戦闘機?)が見えておぉーと思ったのですが、
IMG_5731.JPGIMG_5737.JPG
あまりに頻繁に飛んでいるので焦って撮影するのをやめました。(笑)
それにしてもかなりの爆音。このあたりの住民の方は日々大変でしょうね。
IMG_5732.JPGと矢印のあたりのゲートが動き始めIMG_5739.JPG機材到着に備えて色々な車もやってきました
そろそろ羽田行の機材が米軍基地内に到着して、開いたゲートを通って空港に
やってきて降機の後は出発準備、という雰囲気になってきました。
と、展望デッキにもアナウンス。
本日の羽田空港行(日本航空〇〇便)は、機材がエンブラエル、
機内Wi-Fiはありますがインターネットには接続できません、と
お詫びのアナウンスでした。しかも2回。
機内Wi-FiサービスでJALのコンテンツは観られるけれど
SNSなどは出来ないということなのか、そういうのは初めてなので
アナウンスを聞いてちょっと驚きました。
IMG_5741.JPG黄色い車がゲートまで移動
黄色いので安全確認用かなのかの車両だと思いますが、
本数は少ないとはいえ、離発着の度にゲートの開閉があるので、こういうところは
他の空港とは違うのでしょうね。
IMG_5742.JPGと飛行機を見ていたら
IMG_5746.JPGゲートが開いて
IMG_5750.JPGIMG_5751.JPG
ボーディングブリッジ近くにもスタッフの方がやってきました。
IMG_5752.JPG爆音
IMG_5754.JPGIMG_5756.JPGIMG_5757.JPG到着
IMG_5759.JPGIMG_5760.JPG
ボーディングブリッジがつけられたら、
預け荷物の作業(おろしたりのせたり)が始まって、
IMG_5764.JPGそれにしても次から次へとな感じで飛んでます
IMG_5766.JPGIMG_5767.JPG給油
羽のところから給油するんですね。
思わずガン見してしまいました。
と、ぼんやりしていたら保安検査の締め切り時間も近づいてきたので
展望デッキを後にしてゲートに向かいます。
IMG_5769.JPG今日は再入場しないから大丈夫。(笑)
保安検査に行くと、上級会員気取りのリーマン(おっさん)が荷物で引っかかってて
思わず笑ってしまいましたが、こういう人が偉そうにしていて失態、となると、
観ているのも結構面白いです。(心が邪悪ですから)

あとは、飛行機に乗って羽田に帰るだけ!


(つづく)



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青森旅行記2021~三沢空港で昼酒編~ [日本の旅(東北)]

温泉でさっぱりした後は三沢空港で昼酒タイムです。(^O^)/

IMG_5690.JPG歩いてすぐ空港到着
IMG_5689.JPG羽田便が一日4往復とはびっくり
青森空港だとアクセスがいまいちな方には便利な空港なのでしょうね。
IMG_5691.JPGIMG_5692.JPG
トーテムポール並みに背の高いこけしがあったのですが、
隣の説明書きが劣化し過ぎていてよく読めず。
とはいえ、なんとか読んでみると、
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玉代・勝世姫 こけしの案内

遠く飛鳥時代、朝廷貴族であった橘中納言道忠公は世をはかなみ流浪の旅に出ました。
息女の玉代・勝世姫は、母のなげき悲しみと病を案じて父を尋ねてこの地まで来たが
父はすでにこの世の人ではなかった。
父の霊に誘われて、それぞれ、沼に身を投げました。
以来、姉が入水した方を姉沼と呼び、妹が入水した方を妹沼と呼んでいるのが
現在の小川原湖のことです。
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なにやら悲しいお話です。(:_;)
お父さんがなぜ世をはかなんだか分からず(娘たちを入水させているし)
調べてみたら、屋敷を賊に襲われ重臣を失って遁世したと書いてあって、
まあそれは気位が高い人だったんだろうな、と思いますが、
奧さんと娘を残していなくなった上に、娘たちが病に倒れた母をおいて
いなくなった父親を捜した挙句、亡くなった父の霊に誘われて入水って、
最初に読んだ時は悲しかったのですが、読み直して考えてみると
(時代が違うとはいえ)イラッとしてしまう私でございました。(; ・`д・´)
IMG_5693.JPG空港入口のポストには
IMG_5694.JPG三菱XF-2A
ハセガワ 1/48 三菱XF-2A

ハセガワ 1/48 三菱XF-2A

  • 出版社/メーカー: ハセガワ(Hasegawa)
  • メディア: おもちゃ&ホビー
プラモデルも売ってるんですね。びっくり。
航空自衛隊の単座支援戦闘機とのことですが、自衛隊だけど戦闘なんだなあ、
と、かつて友人のダンナ(スイス人で徴兵拒否した経験あり)が
自衛隊といっても国を守るためには戦うでしょ、と言っていたのを思い出しました。
こういう設備を持つことはある程度必要なんでしょうけれど、
これを戦地で実際使うことがないことを願うばかりです。
この後、空港内に入って自動チェックイン機がなかったのでカウンターに行って
できるだけ後方で空いている席に変更したいのですが、とお願いしたところ、
(名札を観たところ、この空港では三八五交通に業務委託してるようです)
後ろから2列目の座席に変更してくれました。
前後空いていて、今日はあまり混んでいないので、このまま空いていると思いますので、
と言ってくれたのですが、普通席でこんなに丁寧に対応していただけるなんて申し訳ない。
座席変更後の搭乗券をいただいて、お目当ての昼酒会場に向かっていると、
IMG_5695.JPG自治体の観光PRセンター
ここも以前は何か店舗が入っていたのでしょうか、店子がいなくなって
自治体がPRコーナーを作る、よくあるパターンかなと思いながら通過し、
IMG_5696.JPGパタパタじゃない!と驚きながら
IMG_5697.JPG到着
レストラン三沢空港さん。潔い店名です。
(食べログ)https://tabelog.com/aomori/A0203/A020303/2008658/
店頭のメニューサンプルにカーテンがかけて隠してあるのは、
コロナ禍でメニューをしぼって営業しているから、というのを知って、
残念な気持ちになりましたが、こういう時期ですから仕方ありませんね。
お好きな席にどうぞ、と言われたので窓側のカウンター席に着席。
IMG_5698.JPGそれでもそこそこあるかな
IMG_5700.JPG飲み物もいろいろ
メニューをしぼっているので、鮮魚系(お刺身)はありませんでした。
とはいえ、青森のB級グルメ、牛バラ焼きなどはあったので、
それなりに楽しめる程度にはメニューが揃っていると思います。
IMG_5702.JPGはい、かんぱい♪
IMG_5701.JPGボーディングブリッジ
出発1時間半前なのでまだ機材も到着していません。
IMG_5717.JPG札幌、羽田、伊丹の3拠点
これだけ路線があるのはビジネス需要があるということなんでしょうね。
IMG_5705.JPG地元のホテルが運営しています
と、空港らしく(あとはお客さんが殆どいなかった)注文して5分も経たないうちに
料理が運ばれてきました。
IMG_5704.JPGごぼうの唐揚げIMG_5707.JPG帆立フライ
IMG_5710.JPGソースもよかったらどうぞ、と置いていってくれました。
揚げ物だらけなのですが、青森らしいもの、と思って何となく選んでみました。
IMG_5709.JPGぷりっぷり
店員のおばちゃん(似ていたので紅葉さんと心中呼んでいた)に
青森らしいものは、と聞いたらごぼうでしょうかねぇ、といったので
いかの一夜干しではなくごぼうを選んだのですが、ビールにぴったりで美味。
ホタテはさすがに地物でしょうし、厚めの貝柱の旨味と衣のサクサクがたまらん。
IMG_5712.JPG桃川もいただいてしまいました
IMG_5715.JPG向こうに見えるのは米軍基地
戦闘機がじゃんじゃん飛んでいるのが(豆粒より大きいくらいのサイズ)
見えたので米軍基地ってこんな感じなんだなあと思ったのですが
(あとは基地内をランニングしている兵士とか)
こういう基地が島内にいくつもある沖縄県は騒音、飛行機事故リスク、
治安問題等、日々それと向き合って生活していかなければならない現状で、
以前いくつか見た関連映画でも思いましたが、米軍基地がこれほど必要なのか
県内で基地を移設させるような国の考え方に、沖縄県以外の人ももっと興味を持って
いかなければいけないなと思いました。
IMG_5721.JPGと、車がやってきたので
お酒もちょうど飲み終わり、そろそろ羽田行の機材が到着するかと思ってお会計。
紅葉さん、ちょっとぎこちない感じいの対応でしたが、
質問に丁寧に答えてくれたりと好感持てました。

この後は、展望台に行って飛行機を眺めます。


(つづく)


 

タグ:青森 三沢 桃川
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青森旅行記2021〜三沢空港温泉編〜 [日本の旅(東北)]

三沢空港方面に向かうバスの乗り場を確認しに駅の反対側へ行く途中、IMG_5654.JPG飛行機?
ライト兄弟でもないし、なんだろうと思ってみたら、
IMG_5655.JPG無着陸太平洋横断飛行?
三沢の淋代海岸(さびしろ)から離陸したミス・ビードル号という飛行機で、
41時間の飛行後、ワシントン州ワナッチー市に着陸したそうです。
その偉業達成から今年で80年という看板が飾ってありました。
IMG_5657.JPG駅の反対側にあったバス停
バス停横の案内看板にもミス・ビードル号らしき形の飾り付き。
で、このバス停の時刻表を見たら違うバスのようだったので
誰もいない駅前のロータリーをぐるぐるしてみたら、
IMG_5659.JPG駅舎がこんな感じで見える位置IMG_5662.JPGミス・ビードル号かな
IMG_5660.JPGバス停を発見
IMG_5661.JPG乗りそびれると大変
バスの時間まであと15分くらいある&バス停に立っていると日差しが強くて暑い、
という理由でさきほどのんびりしていたミークル(冷房効いてる)に戻りました。
IMG_5665.JPG1階にあった立ち食いそば店
IMG_5666.JPG写真つき
おすすめはミニ豚丼&かけそばセットみたいです。

IMG_5667.JPG稲荷がついてる
IMG_5670.JPGおにぎりもついてる(笑)
オプションにすればいいんじゃないかと思いますがお得感を出そうとしているのかな。
とメニューに軽くツッコミを入れたあとは再び上階に戻ると、
IMG_5664.JPGほきのすけがWi-Fiの案内をしていました
IMG_5671.JPGいや、食べられちゃうって。(笑)
IMG_5672.JPG時間つぶしに読んで
IMG_5673.JPGやっと乗車
地元のお客さんと思しき方がぽつぽつと乗ったり降りたり、
IMG_5675.PNGこのくらいの距離ですが
20分くらい乗っていたような感じで(料金は均一で150円)
IMG_5677.JPG到着
IMG_5678.JPG目の前に空港が見えますIMG_5679.JPGここで日帰り温泉[いい気分(温泉)]
IMG_5680.JPG大人は370円
IMG_5681.JPG小学生は半額以下
IMG_5682.JPG場所柄こういう求人もあるんですね
IMG_5684.JPG地元だったら頻繁に通いたい
IMG_5685.JPGこれはかさばるかと思って
普通のフェイスタオルを買いました。
飛行機のデザインがついていて300円だったかな。
広い浴槽で凄まじい湯量、湯船からものすごい勢いでお湯があふれる中、
内湯と外にある露天風呂を楽しみました。\(^o^)/
ちなみにドライヤーは持ち込み禁止、施設内のドライヤーは3分で20円。
20代で訪れた銭湯でドライヤー持参して使おうと思ったら電気3分20円、
(実家のお風呂を改修している間仕事帰りに途中駅で銭湯に寄っていました)
って書いてあって10円玉を入れて使ったのをふと思い出しました。
IMG_5686.JPGお風呂を出たあとはこちらへ
IMG_5687.JPGレッツマッサージチェア♪
15分で300円くらいです。(記憶ぼんやり)
IMG_5688.JPGしっかり指圧のボタンを押したら
それはもう強力なもみ具合、時折「うっ」と声が出てしまうほど、
己の凝り固まった体をゴリゴリとほぐしてくれました。すっきり。

朝ラーのあとにたくさん電車に乗って温泉[いい気分(温泉)]につかれるなんて幸せです。

このあとは、空港に行って昼酒して飛行機を見たら帰ります!


(つづく)



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