クイーンの♪Live At The Bowl♪を観る [音楽・コンサート]
普段は楽しい記事を書くのが信条なのでこういうと書くのは有りなのかな、と思うのですが
今日はちょっと愚痴じゃないけど愚痴みたいなでも愚痴で無いような、、記事で。
ここ半年くらい、こつこつ続けていた仕事があったのですが、それがやっと実を結び。
本来なら嬉しいのですが、ほぼ一人でこつこつやっていた割に私自身は報われないというか
私の存在は全然ないかのように事が進み、、、という読んでいる人にはナンのこっちゃですが
そんなことがございました。
要はやっていたことが結果は出たものの、当人は報われてないような感じで。(^_^;)
ま、会社の一員ならそんなこともよくあることなので甘えてんじゃねー、な話なのですが、
(だって対価としてお給料貰ってるもんね。。。。)費やした時間とかなんやらを考えると
ちょっと寂しくなったりして、今日友人と飲もうかとおもっていたら「体調悪くて」という連絡で
キャンセル。。。ホントは友人に労をねぎらう一言でも、、、なんて思っていたのですが
何だか気持ちの持って行きどころを失ってしまい、本日はウダウダ記事を書いております。。。
で、自宅で一人慰労会をしたのですが、何をしたかというと、
やっぱり酒かなって。(笑)
夏に呑んだアルザスワインが美味しかったので
アルザスとご近所で同じリースリング種を使っているドイツのワインにしてみました。
ローゼン リースリング Q.b.Aトロッケン
ビールの後に日本酒呑んだくれてるよりお得なお値段のワインです。(笑)
で、リースリングのワインと一緒にいただいたのが、
酒の肴
デパート閉店間際の大値引きなどで仕入れたのでこれで1000円ちょっと。
(これ、全部食べたわけじゃないし、笑)
本まぐろの中とろ切り落としも入ってるのでなかなかお得でしょ。(^^)
で、こんな感じで一人慰労会しながら見たのが、
On Fire at the Bowl (2pc) (Rstr Dol Dts) [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Hollywood
- メディア: DVD
大好きなクイーンのライヴ。
この作品が今ひとつだったクイーンがイギリスのMilton Keynesで行なったライヴ。
フレディ存命中にライヴが見られなかった私にはそんなことは関係ないっちゅうか
(中高校生が千葉県から所沢までライヴ観にいくなんてありえなかった時代です)
とにかくライヴ映像が観たくて見たくて買ったのがこのDVDなのですが、
酒呑んでみていると、更にぐっと来ますな。
一番最初(小学校低学年(^_^.))にクイーンの曲に触れたのが「愛に全てを」なので、
その曲(Somebody to Love)をフレディが歌い始めた途端に
ワインも相まって涙腺が弱くなって。。。。
他にはひたすら観客と向かいあいながらも二十数曲をこなす彼らでしたが、
ワタクシ的には「誰か、私のことを好いてくれる人を探して~」と実態に見合った(笑)歌に
グッときたりしました。
おまけにインタビュー映像で、
レコーディングのプレッシャーに比べるとライヴは観客の反応があるから楽しいと
ブライアンやロジャーが語っているのを観ると
当時メンバー間の不仲を噂されたりしているのをうまくかわしていたのかしらとか、
穿ってみながらも、、、、
もひとつの特典映像で
所沢球場でのライブ映像の「手を取りあって」を見た途端にウルウル。。(;_;)
画像はかなり粗いものの(だって27年前だし、笑)
フレディの在りし日の姿だけでなく、
何年か前に(さいたまスーパーアリーナで)観たのに変わってなかったブライアンと
ブライアンと同じところで見たけれど急激に老けちゃってびっくりしたロジャー、
ご存命ながら今となっては観ることが叶わないジョンと、、、、
30年近く前とは思えない姿にウルウルしながらのクイーンライヴ映像でありました。
ロンリーチャップリン [音楽・コンサート]
フランス旅行記も書き終えて、次は呑み記事にしようかと思っていたのですが
ここ数週間、私の頭に巣食いながら消えてくれないネタにいたします。
ホイットニー・ヒューストン、復活しましたね。
新譜を密林でポチッとクリックして購入した私、
(日本盤が高かったので歌詞カード無しのUS盤を購入)
夫の暴力、薬物依存、離婚などなど、
この後、ずるずると下降線を辿っていくようで何だか気の毒だったのですが、
離婚して、薬物依存症も克服したホイットニーに対して、
アメリカの音楽業界ってすごいというか、売れるアーティストには手を差し伸べるもので、
錚々たるメンバーで新譜を発表したので思わず買ってしまい。。。
感想は、復帰作としては上々ですが、大満足まではいかなかったかなー。
年齢と共に声は低くなるのである程度は仕方ないのですが
高音の伸びが聴けなくなってしまったのと、ちょっとハスキーになっていたのが
残念ではありました。。 時の流れだから致し方ないのでしょうが。。
ただ、彼女のこれまでの体験などを併せ聴くと深い感じもするわけで、
これはこれでアリ、次回にもっと期待、って感じの新譜でした。
で、この新譜と併せてポチッと購入したのが、
ホイットニーのデビュー作品。
大学生の頃、LP(日本盤)を買ったのですが、
私も持っているLPの日本盤はこのジャケットなんですよね。。(US盤の裏ジャケット写真)
CD音源を持っていなかったので今回日本盤よりお安かったUS盤を買って
「あぁ、懐かしいわね~」と思いながら何気なく聴いていたのですが、
以前気付いていたけれど忘れていたことがフツフツ甦りました。。。
US盤で8番目、日本盤で3番目に収録されているジャーメイン・ジャクソンとのデュエット曲、
“Take Good Care Of My Heart(邦題は「やさしくマイハート」、笑)”
これがどうにも「ロンリーチャップリン」と被りまくるんです。
取敢えず聴いてくださいまっし。
“Take Good Care Of My Heart”
“ロンリーチャップリン”
発表されたのは、
“ロンリーチャップリン”が1987年、“Take Good Care Of My Heart”は1985年。
当時、洋楽をパクッたのでは???というパクリ疑惑の邦楽なんてイッパイあったので
こんな記事も今更感たっぷりですが(ご存知の方も沢山いらっしゃるでしょうし)
こうやって聞き比べると面白いくらいパクっているのが分かるので思わず記事にしますた。
これを知ったら、プロデューサー(ナラダ・マイケル・ウォールデン)がどう思うかなー、
なんて、思わず苦笑してしまったのですが、
久しぶりのホイットニーの新作も、このパクリ疑惑でちょっと霞んでしまったのは事実。(笑)
今度誰かがカラオケで歌ったら、心中でホイットニーの歌を被せてみようかな、なんて
意地悪なことも考えてしまった(^_^.)「ロンリーチャップリン」でありました。
次回は呑み記事で♪
スペイン ビルバオ交響楽団の「アランフェス協奏曲」 [音楽・コンサート]
中央線沿線在住の友人に誘われ武蔵野市民文化会館へ行ってまいりました。
最寄駅は三鷹。(ーー;)
私にとってはちょっとした遠足のようなものですが、
たまには生で聴くクラシックもいいわよね~、と足を伸ばしました。。。
三鷹からはバスに乗るか歩くか(またはタクシー)、で、歩きました。
駅前は居酒屋やらでガチャガチャしていますが、そこを抜けると閑静というか
文化会館通りという細い道をひたすら歩くこと15分弱。
汗かきました。(^_^.)
完売御礼の看板を見ながら中に入ると、、
数年前にソプラノ歌手のコンサートに来た時と同様、観客の年齢はかなり高めです。
今回聴いたのは1922設立のスペイン ビルバオ交響楽団。
これはオペラシティでのコンサートチラシ
指揮者はファンホ・メナさん。
ゲストは南紫音さんと荘村清志さん
武蔵野市民文化会館はチケットぴあなどを通さず直接販売しか行っていないので
知り合いがチラシ(ガリ版刷りの様なシンプルなもの)を見て購入したのですが
(常連さんが多いのか発売日に完売することも暫し、、、です)
上のようなカラー刷りチラシだったらチケット代、高いでしょうね。
って、今回は5000円です、チケット代。
因みに、オペラシティ(7/9開催)は演目が若干違うものの12000円。
武蔵野市の文化に対する志の高さのようなものを感じますな。。
座ったのは2階席の後ろから2列目
と、開演ギリギリに行ったところ、私と友人の座るべき座席にオジイチャン&オバアチャン。
周りも全て埋まっていて、、、「このチケット、、今日だよね??」と、確認しながら
ホールの案内係の女性にチケットを見せたところ、
案内係の女性がオジイチャン&オバアチャン、他、7~8人をシャッフル。。。。
そして「3組の方々がお席を間違っていらっしゃったようです。」と席に案内してくれました。
「座席番号をよく確認してから座りましょうね」 (笑)
19:05には開演。。。
前半は、
①J.グリーディ:サルスエラ「農場」より 第二幕への前奏曲
②モーリス・ラヴェル:「ツィガーヌ」 ヴァイオリン:南紫音
③マヌエル・デ・ファリャ:バレエ「三角帽子」
この時点で5000円分はしっかり堪能した気分ですが、
休憩を挟んで後半へ続きます。。。
④ホアキン・ロドリーゴ「アランフェス協奏曲」 ギター:荘村清志
※ アンコール曲 スタンリー・マイヤーズ:「カヴァティーナ」
⑤モーリス・ラヴェル「ボレロ」
※ アンコール曲 ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚式」よりインテルメッツォ
スペインのオーケストラらしく、
スペインの作曲家の作品をキラキラと散りばめた素晴らしいコンサートでした。
①の「農園」はノドカな農園に日が差して、、、と思ったら、今度は突然雨が降って
といった風景が目に浮かぶような曲。
②の「ツィガーヌ」はジプシーの意味らしいのですが、
非常に旋律が不安定な部分もありながら激しく(凄く不思議な旋律に聴こえました)
まだ二十歳とは思えぬ南さんの演奏にただただ聴き入ってしまいました。。。
因みに、南さん、まだ音大在学中、北九州出身の可愛らしい女性でした。
③の「三角帽子」はたまに聴く曲ですが、
パーカッションが6人もいたので「あら~、多いわね~」と思ったら内3人は殆ど出番なし。
が、最終楽章の終盤になるや、ドラ、大太鼓、トライアングルなどを次々と叩き大盛り上がり。
聴いている私までナンだか妙に盛り上がりました。。。
⑤の「ボレロ」は好きな曲。
小太鼓が主役で木管~金管、弦楽器、、そして最後には全員で演奏するのがもうゾクゾク。
小太鼓の方が場内から大拍手を貰う姿が何ともジンときました。。。。
で、④の「アランフェス協奏曲」。
初めて知ったのは、
エジプト文明の時(王家の紋章)のようにやっぱり漫画です。(笑)
スケートもの漫画だったのですが、
一体どんな曲なんだろうと思ってLP(笑)を買って聴いてみたら地味なのにぐっと来るというか、
静と動が感じられる曲でいつか生演奏で聴いてみたいと思って聴いたのが、
- アーティスト: 村治佳織,ロドリーゴ,アーノルド,カステルヌオーヴォ=テデスコ,ディアンス,山下一史,新日本フィルハーモニー交響楽団
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2000/03/23
- メディア: CD
- アーティスト: 木村大,ロドリーゴ,ペレス(フアン・ルイス),スペイン王立セビリヤ交響楽団
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2002/03/20
- メディア: CD
この2人。 同じ曲ながら演者によって雰囲気が変わるんだなあ、と思いました。
(村治さんは深く優しい感じ、木村さんは激しさ多めな感じ)
で、今回の荘村さんのギターは基本に忠実な演奏と言う感じで、
良くも悪くも無難というか間違いのない演奏で、、ワタクシ的にはやや物足りなかったかな。
ま、座席が舞台からかなり離れていたので元々音量が少なめのギターの音が
オーケストラに隠れがち、というのもありますが。。。。
とはいえ、このお値段でお腹いっぱいにオーケストラの素晴らしい演奏を楽しめた
スペイン ビルバオ交響楽団のコンサートでありました。
まいこー [音楽・コンサート]
最近、気になる人をネタに挙げてしまう私ですが今回はかなりショックです。
だって、まいこーですもん。
最近は奇行が多くて「あらあら、またやっちゃったのねー」とか、
来日しても「影武者じゃないよねー」なんて思っていたのですが
本当に亡くなっちゃったんだよね、、と今日はシンミリ。。。
私とまいこーとの出会いはジャクソン5の頃。
モノラルのラジオから流れる歌を意味も分からず口パクしていたのが始まりです。。。
“ABC”や“I want you back”だけでなく“Blame it on Boogie”“Can You Feel It”、
Can You Feel It: The Jacksons Collection
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Camden
- 発売日: 2009/03/09
- メディア: CD
ゾクゾクするサウンドで好きでした。
ジャクソン5で活躍するまいこーでしたが、
ソロになり、、、ラジオ(FEN)のソウルチャートで聞くまいこーにワクワクしていた中学生時代。
MTVの出現で、このアルバムから生まれた大ヒット曲「スリラー」のプロモーションビデオで
まいこーが踊る姿が高校のクラスでも話題になりました。。。。
そして、、、
早く聴きたくて都心のレコード屋に行って輸入盤のLPを購入した私。
レコードの紙ケースに歌詞が書いてあったのを見ながら一緒に歌っておりました。。。
因みにこのアルバムや前作のパロディで有名になったのが、、
ヤンコビックさんですが今は何をしているのやら。。。。
このアルバムとともに来日したまいこー、出来たばかりの東京ドームで
連日コンサートを行なったのですが、私もご他聞にもれず参戦。
確かS席1万円。。 バイト代を投入してチケットをゲットすると「1階1列」。
やったー!と東京ドームにいそいそ行くと、座った席はステージの真横。
生マイケルは殆ど見えず、、、仕方なく近くの巨大ビジョンを見ながら
「すぐそこにまいこーがいるというのに・・・」ガッカリした記憶がございます。。。。
「あの娘がいった」を歌うたび、涙するマイケル、、、と聞いていたのに見られず。。。
とはいえ、その後のまいこーというと、
東京ディズニーランドの3Dシアターで私を楽しませてくれた「キャプテンEO」とか、
プレスリーの娘と結婚して離婚したとか、、気づけば鼻とか顎が変わっていたとか、
肌が病気で白くなっていったとか、、、というほかに、
自宅のネヴァーランド、浪費癖、奇行などなど、、、常にマスコミに晒されていた印象です。
よく幼い頃に受けた虐待のことが報じられていますが、
それも大人に成長していくのに影響を少なからず及ぼしていたでしょうし、
成功して巨額の富を得たまいこーに群がる人たちもいたのでしょうし、、
何よりマスコミに晒され続けたことで様々なバランスを崩していたのかもしれません。
勿論、これも私の推測の域を出ないわけですが。
彼の奇行を含む行動には共感がもてないままおりましたが、
彼の音楽は私の中で時々とはいえずっと流れ続けていたわけで、
その音楽を奏でていた本人が急にこの世を去るというのはやはりショックなわけで
来月から始まる予定だったロンドン公演が成功して日本にきてくれれば、、、と
思っていた私には残念でありますが、
ご冥福と安らかにお眠りください、、と祈るばかりの、まいこー訃報でありました。。
セガの「グランドピアニスト」 [音楽・コンサート]
地元のケーブルテレビで毎晩「ジャパネットたかた」の通販番組が放送されていて
「ああ、テレビ買い換えたいなあ」と見る度に購買意欲をそそられる私ですが、
うちの上司もジャパネットたかたが大好きでよく観ているらしく、
「高田社長自らが宣伝しているからきっといい商品なんだろう」といって
昨年末にこんなもんを買っていました。
(ジャパネットたかたのサイトを探したら既に販売していないようだったのでamazonより拝借)
因みに白いタイプもあるようです。。。
私も幼い頃ピアノを習っていたので、こういう代物にはぐっと来るものがありますが、
グランドピアノなど一般家庭で買えるわけもなく(置き場所もモチロンないし)、
うつぼ家(実家)ではアップライトピアノがせいぜいで、
現在住んでいるマンションでは騒音になるので普通のピアノを置いて弾く訳にもいかず
ジャパネットたかたで購入したヤマハの電子ピアノ をちまちま練習している程度ながら
こういうおもちゃが販売されるなんて、、、世の中リッチなのねえ、なんて思ったりして。
上司はピアノは全く弾けないのですが、戦中派なのでこういうピアノには思い入れがあるらしく
「その内家に持って帰るけど会社にしばらく飾りたいな」と会社宛に送付したので、
ピアノが弾ける、という理由で何故か私が組み立てることに。(^^)
ま、ピアノを組み立てられるなんて現実的にはあり得ないので楽しみなんですけどね。
中身です
椅子(右上)まで何だかお洒落に出来ているので感心することしきり。。。
ちゃんと弦(もどき)も張ってあるし
グランドピアニストと書いてあります
実際作動しないもののペダルもついていて
非常に芸が細かいなあ、とパーツ一つ一つに感心いたします。
で、組み立てますが、非常に簡単。
本体に蓋をつけて
ペダルはドライバーでネジ留め
所要時間15分。 あっさりとしたものです。
はい、出来上がり♪
鍵盤に載せる布まで芸が細かい
組み立てたピアノを暫し眺めて「これが本物のグランドピアノだったら」なんてことを
考えてしまいました。
電源を入れて鍵盤を押すと音が出ますが、人間の指で一つ一つの鍵盤を叩くことは不可能なので
ねじ回しで使ったプラスドライバーで叩いたりするしかなさそう。。。。。
また、
電子演奏に切り替えると
ちゃんと鍵盤が動きながらの演奏で
感心して顔を近づけて見入ってしまいました。
内臓されている曲はクラシック、ポップス、歌謡曲、映画音楽、ジャズなどなど、
葉加瀬太郎が監修したラインアップとかで結構多彩なレパートリーが100曲。
(別売りのカートリッジを入れると更に演奏曲数が増えるらしい)
ただ難点が一つ。
自動演奏にすると鍵盤がせわしなく動くのですが、鍵盤の上下でカタカタ鳴ってしまうのが
ちょと気になります。。
あとはお値段も5万円程度するので私の中では手が届かないおもちゃかな、という感じ。
とはいえ、上司のお陰でちょっとリッチな気分にもなれた「グランドピアニスト」でありました。
「木村大」のコンサートで「威風堂々」 [音楽・コンサート]
本日、上野の東京文化会館小ホールにて、久しぶりに「木村大」のギターを聴きました。
一昨年暮れにお会いして以来でございます
前回のコンサートで私自身は少々モヤモヤが残ったのもあって
自らチケットを買う気にはなれなかったのですが、
同僚が優待価格でチケットが買えるけどどう?と誘ってくれたのでついつい。。。。
今回は、“HEXANOISE”という6人編成の弦楽グループと組んでの演奏です。
この“HEXANOISE”は、
大阪センチュリー交響楽団最年少コンサートマスターの太田雅音さん(ヴァイオリン)を中心に
編成されていて、その他のメンバーには、人気のヴァイオリニスト(らしい)石田泰尚さん、
吉田翔平さん(ヴァイオリン)、生野正樹さん(ヴィオラ)、向井航さん(チェロ)、
西本俊介さん(コントラバス)。
昨年秋から「威風動々」というツアーをこの“HEXANOISE”と一緒に行なっているそうで、
今日でちょうど日程の中盤まできた、、とのこと。
↑
「威風動々」というツアー名は、エルガーの「威風堂々」からとっているようですね。
で、演奏した曲目は、、、
第一部
①「威風堂々」 (エルガー)
②「アダージョ」 (アルビノーニ)
③「リブラソラチネ~フォーコ」 (ローラン・ディアンス)
④「弦楽セレナーデ」 (チャイコフスキー)
⑤「アメージング・グレース」 (スコットランド民謡)
⑥「ムーン・タン」 (アンドリュー・ヨーク)
⑦「グリーン・スリーブス」 (イングランド民謡)
⑧「タンゴ・アン・スカイ」 (ローラン・ディアンス)
第二部
①「アランフェス協奏曲~第二楽章」 (ロドリーゴ)
②「ユア・ソング」 (エルトン・ジョン)
③「天国への階段」 (レッド・ツェッペリン)
④「エチュード第12番」 (ヴィラ・ロボス)
⑤「タイム・トゥ・セイ・グッドバイ」 (サルトーリ)
⑥「四季~夏」 (ヴィヴァルディ)
アンコール
①「美しきロスマリン」 (クライスラー)
②「威風堂々」 (エルガー)
休憩挟んでアンコール込みで2時間弱。。
クラシックからポップスまで緩急取り混ぜての幅広い選曲で、
初めて聴く人にも多分面白い構成だったと思います。
私個人としては、ソロで弾いた曲(第一部の③⑥、第二部の④)が全て早弾き系で
しかも曲の途中から、とか、以前に比べて少々弾き崩し、、、のように感じられる場面もあり
これは彼が成長している証なのか、、、などと色々考えてしまいました。。
また、弦楽器と一緒に演奏しながらギターで主旋律を弾くとどうしても音量で負けてしまい
旋律が弦楽器の演奏の中に埋没してしまいそうな場面もあったりして、
「よくギターが聴こえない(ーー;)」などと心中不安に思ってしまったり。。。
驚いたのは、ソロで弾いた「ムーン・タン」以外は、アンプにつないで弾くギターを使っていたこと。
(色々調べたらヤマハ製のようです)
弦楽器と一緒に弾くに当たって、色々挑戦したい、といったようなことを言っていたので、
この楽器もその一つのようですが、アンプにつないでも音量が劇的に大きくなるという感じはせず、
時に高音低音で音が安定しない感じも見受けられ、、ちょっと残念だったかな。
大ホールでマイクを通じて弾くギタリスト(外国からやってくる超有名ギタリストなど)もいますが、
折角の繊細な楽器ですから、できればアンプなどを通さずに聴かせる方法もあるんじゃないかしら、
そんなことも考えました。。。
ギタリストというと、年をとるにつれ挑戦しながら演奏曲のレパートリーを広げていく、、、
そんなイメージを持っている私ですが、今回のコンサートを聴いていて
木村さんはレパートリーというより演奏スタイルを突き詰めていきたいのかな、
なんて思ったのですがどうでしょう。。。
前回も思いましたが、現在二十代半ばの木村さんは過渡期なのかもしれないですね。
弦楽器の音色も非常によくて(吉田さんのソロなどうっとりしてしまい・・・・)、
一緒の演奏もある意味実験的でよいのかもしれませんが、
もしかしたら、別々に聴いた方がよいのかも、
特に、次回は是非ソロ演奏を通しで聴いてみたい、と思った木村大のコンサートでありました。
トッパンホールでベートーヴェン「英雄」を聴く [音楽・コンサート]
先週末、トッパンホールで今年最初のニューイヤーコンサートへ行ってまいりました。
飯田橋から徒歩13分
非常に冷えた雨の中、てくてく歩いてホールに向かいましたが、、寒かった。(T_T)
出演は、指揮が鈴木秀美→
演奏は在京オーケストラから集まったトップ奏者と欧州からの名手を集めたチェンバー・オーケストラ。
小ぶりなホールに合わせて人数も少なめですが「トップ奏者」と聞くだけで期待も高まります。
因みにメンバーは以下↓の通りです。(トッパンホールHPより)
チェンバー・オーケストラ メンバー
ヴァイオリン | : | 三浦章広/双紙正哉/菅沼ゆづき/西野ゆか/島田真千子/瀬﨑明日香/ 佐々木絵理子/竹原奈津/井上静香/菅谷 史 |
ヴィオラ | : | 鈴木 学/渡邉信一郎/小島綾子/冨田大輔 |
チェロ | : | 銅銀久弥/大友 肇/平野玲音 |
コントラバス | : | 山本 修/西澤誠治/渡辺章成 |
フルート | : | 斉藤和志/小池郁江 |
オーボエ | : | 青山聖樹/和久井仁 |
クラリネット | : | 四戸世紀/齋藤雄介/高子由佳 |
ファゴット | : | 岡本正之/功刀貴子 |
ホルン | : | サボルチ・ゼンプレーニ/ヴォルフガング・ブラウン/水野信行 |
トランペット | : | 神代 修/霧生貴之 |
ティンパニー | : | マールテン・ファン・デァ・ファルク |
コンサートで演奏される曲目は、
ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調 HobI-103「太鼓連打」 と、
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」 の2曲。
昨年秋、会社後輩が所属する市民オーケストラで「英雄」を聴いたのですが、
非常に激しくて難しい曲で「弾くの大変そうだなあ」などと思いながら聴いたので、
プロのが控えめ人数で演奏するとどうなるのかしら、と期待しつつ着席。
座席は殆ど最後列に限りなく近いエリアでしたが、
「全ての席がS席」というのが自慢のトッパンホールですから、
ギターなどコンサートだとちょっと遠いかな、という距離でも
オーケストラで聴くには適度な距離があって非常に好位置。
最初のハイドン「太鼓連打」は、冒頭でティンパニー連打のソロから始まり、
暗い雰囲気から華やかな雰囲気まで、緩急取り混ぜて、という流れで、、
心地よくなって途中眠っておりました。(笑)
ハイドンというと、昔習っていたピアノの練習曲でもソツなく綺麗な旋律、
というイメージだったのですが今回の交響曲を聴いてそれだけではないのねと実感。
実際、プログラムを読むと、この曲で使われている手法などは
後にベートーヴェンが学んでいたり、とハイドン自身の先進性と技術が窺えるとか。
という訳で、ハイドンという作曲家についての先入観が変えられた後の後半は、
ベートーヴェンの「英雄」。
舞台を見てあれ?と思ったのが、
前半で第一バイオリンだった女性3人と第二バイオリンだった女性3人が
ポジションを入れ替えていたこと。
普段はあり得ないことでしょうしニューイヤーコンサートならではなんでしょうね。
で、演奏自体は非常に素晴らしいものでした。
「英雄」は、フランス革命後、ナポレオンに共感したベートーヴェンが
彼を讃える曲として作曲した作品だそうで、
肖像画で観るナポレオンの顔を思い浮かべながら聴くとある意味感慨深いです。
激しい第一楽章の後に第二楽章で葬送行進曲があったり、
ハイドン作品以上に緩急取り混ぜた雄大な構成に、全く眠気にも襲われず、
50分の間、十分に堪能いたしました。
「英雄」は以前からベートーヴェンの交響曲の中でも非常に印象深いのですが、
今回生演奏で聴いてみて改めて感じ、
更に、人数が少なめのチェンバー・オーケストラ、
普通の大編成のオーケストラと何ら変わることのない迫力ある演奏に
すっかり魅了されました。
という訳で、普段、ギターなどの器楽系のコンサートが多い私ではありますが、
オーケストラもいいわね、と実感したトッパンニューイヤーコンサートでの
ベートーヴェン「英雄」でありました。
CDをお年玉買い [音楽・コンサート]
「イカ天復活祭」を観ていたら懐かしくなってCDを聴きたくなったのですが殆どが売り切れで(泣)、
一枚だけ在庫があったので購入したのですが、それだけでは何だか諦めきれず、
amazonでそれ以外に懐かしいものはないのかしら?と検索していたら、、、、、
お酒の力も手伝って(笑)、お年玉買いしてしまいました。
買いすぎた感もありますが、自分にクリスマスプレゼントもなかったから、ま、いっか、なんてね。
- アーティスト: オムニバス, ノーマ・ジーン, 茂木淳一, ザ・ニューズ, シバ, グレイトリッチーズ, オーラ, カブキロックス, ブラボー, マサ子さん, リモート
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/12/28
- メディア: CD
これは検索したら在庫がありましたので即買い。(笑)
学生の頃から聴いていたAlexander O'Neal。
デビュー当時の作風が好きだと段々練れてサウンドが凝って変わっていくのについて行けないもの。
この方も、途中から練り過ぎちゃった感あり、遂に買わなくなっていたのですが、
amazonのレビューを観ると原点回帰のようなことが書いてあったので思わず購入。
原点といっても甘~い歌詞と歌声で聴いていると照れるのですが懐かしくなってついつい。。。。。
デビュー当時から好きでズルズルと買い続けているマット・ビアンコ。
脱退した初期メンバーのBASIAが一時的にグループに戻って作った作品。
この作品をナゼ買わなかったのか分からないのですが、
2年前の再結成コンサートで東京国際フォーラムに足を運んだことを思い出し今回購入。
(音は良かったものの、BASIAがブクブクに太っていてショックでした・・・・)
白人系ファンク&ラテン(当時ファンカラティーナと呼ばれていました)のサウンドは健在で
聴くのが楽しみです。
- アーティスト: Fairground Attraction
- 出版社/メーカー: RCA
- 発売日: 1992/05/01
- メディア: CD
実はよく知らないグループなのですが、
昔よく聴いていた80年代UKポップスのオムニバス盤“NOW That's What I Call Music”で
Now That's What I Call the 80s
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Virgin TV
- 発売日: 2007/10/29
- メディア: CD
(こんな感じのジャケットで数十曲収録されている割にお買い得なLPでした。)
♪Perfect♪という曲を聴いてアコースティックなサウンドで心和んでいたので
中年の今、もっと心和むはず(笑)、、、とアルバムを購入。。
ナゼか「カートに入れる」をクリックしてしまった一枚。
ハードロックはあまり聴かないのですが(でもKISSは好き)、
このグループはそれなりに知っている、、、というレベルながら、
エディ・ヴァン・ヘイレンのギターが素敵だったわね、、、、と懐かしくなり購入。
結構好きだったのに一枚もレコードCDを持っていなかったので今回購入しました。
不良になりきれない雰囲気のポール・ウェラーをボーカルに据えた3ピースバンドで、
映画「リトル・ダンサー」の中でも流れている「悪意という名の街」も収録されているベスト盤なので
結構聴き応えもあるのではと期待。。。
ここまで書いていてなんですが、
これらのCD、お正月に注文したので、実物はまだ手元には届いておりません。
そんな訳で早く来ないかな~、と思いつつ書いたCDお年玉買いの話でありました。
「イカ天復活祭」を観る [音楽・コンサート]
年末に放送されていた「三宅裕司のいかすバンド天国」の特番「イカ天復活祭」を懐かしく観ました。
といってもバタバタしていたので録画して年明けに見たのですが。。。
2時間弱の番組でしたが、観ながらもう懐かしくて懐かしくて。。。。 ウルルルルの私。
平成に入ってすぐの頃の深夜番組で(駅伝記事で悪いこと書いてしまったTBSです、笑)、
2年弱の放送期間ながら、元気あるアマチュアバンドが沢山出演するのを観るのが楽しみで
毎週土曜日の深夜欠かさず見ていた番組。
あれから20年近くも経っていたとは、、ああ、時の流れを感じます。。。。(笑)
出演していたバンドから結構多くのバンドがプロデビューし、私もあれこれとCDを買いました。
- アーティスト: FLYING KIDS, 浜崎貴司, 丸山史朗, JIM WILLIAMS, CLARENCE SATCHELL, LEROY BONNER, MARSHALL JONES, RALPH MIDDLEBROOKS, MARVIN PIERCE, WILLIAM BECK
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1990/12/16
- メディア: CD
- アーティスト: FLYING KIDS, 浜崎貴司, 橋本淳, 浜谷淳子
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1991/10/21
- メディア: CD
初代イカ天グランドキング(5週勝ち抜いたバンド)で独特のファンクサウンドが好きでしたねぇ。
グラムロックの怪しいサウンドが良かったのです。。
演奏は若干粗めでしたが妙に勢いのあるバンドでした。。
それにしても発売後大分時間が経っていて在庫なし商品だからでしょうか、
全然画像が出ません。(泣) と思いながら検索し続けたら画像の出た作品も。
画像がでてほっと一安心。
最初に観た時ひたすら驚いたバンド。未だに私の中ではオンリーワンな存在です。
と、特番を観て懐かしくなったので番組自体のCDを検索して出てきたのですが、
(一部中古で15000円などという値がついていましたがそんな高額では買えず)
唯一在庫のあったのが↓
- アーティスト: オムニバス, ノーマ・ジーン, 茂木淳一, ザ・ニューズ, シバ, グレイトリッチーズ, オーラ, カブキロックス, ブラボー, マサ子さん, リモート
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/12/28
- メディア: CD
収録曲の選び方にはちょっと物足りなさもありますが無いよりはあった方がいいので購入。(笑)
とここまで書いていて散々懐かしがっているの私ですが、
これに飽き足らずYouTubeまで足を運び検索したら止まらなくなっていました。
今まで殆どYouTubeで検索したことがなかったのですが、
こんなに色々あって面白いところだとは、、、世の中便利だなと感心することしきり。。。
但し、古い画面なので音が大分ゆらゆらしています。。。それだけが残念。
まず、“サイバーニュウニュウ”の「ひねりつぶせ」↓
“トゲオ”の「ユキエさん」↓
これもCDには入っていませんが
上手いのか下手なのかよく分からないながら不思議な気分になりました。。
苦手なカラオケで困った時に歌う、“たま”の「オゾンのダンス」“セメントミキサーズ”の「東京ラッシャイ」
これもいずれカラオケで困った時に歌いたいと思っている一曲
“えび”の「日本人」
これはさすがに自分では歌えません(^_^.)
“突撃ダンスホール”の「メリーゴーランド」
ボーカルの人、一歩間違えるとウメズ先生に見えなくもないような。。。
↑のバンド名の元になった“突然段ボール”の「凍結」“マルコシアスバンプ”の「バラが好き」
手袋しながらベース弾くのってすごいなー、と素直に思いました。
お気に入りだった“グレートリッチーズ”は見つからず。(泣)
“フライングキッズ”の「我想うゆえに我あり」
番組中のものではなく特番の画面ですが懐かしい。。。。。
また、コピーバンドとして面白かったのが、
“グイーン”の「伝説のチャンピオン」と、
“アース、ウィンド&ファイターズ”「イン・ザ・ストーン」なのですがまたも画像なく。。。(泣)
そして、今回の特番でもちょろっと放送されたのですが、
多分私の中で一番印象深いのが“中学生日記”の「さざんかの宿で」↓
東京国際ギターコンクールに行く [音楽・コンサート]
11/22の二次予選を見そびれた代わりに
昨年の優勝者「アレクサンダー・ツボルスキー」のコンサートを堪能した翌日11/23。
コンクールの本選を観に上野に再びまいりましたが、上野駅前は「人だらけ」。
秋空は清清しくて良いのですが、
横断歩道を渡るだけで一苦労の人・人・人の渦で驚く(滅多に出かけない)私。
世の中の人ってこうやって皆お出かけするのねぇ、、変なとこで感心するのでありました。
東京文化会館に入って一段落、
さー、本選観るよー、、、と中に進むと既に一人目の演奏が始まっていて。。。
開演は11時だけれど最初に長々と色々な人が挨拶するから12時前くらいに行けば余裕だよ、と
急用で来られなくなったギター好きオジサンに言われていたので11時半に着いたのですが、
1人目が観られないとは。。。 オジサンの嘘つき、と思いながら仕方なくロビーのモニターで鑑賞。。
因みに、本選は課題曲1曲+自由曲(3~4曲)で一人当たりの持ち時間は30~40分。
課題曲は予選と本選で異なるのですが、本選課題曲は武満徹の「フォリオス」でした。
また、自由曲は古典・近代・現代から各々選択し、20~30分内で演奏しなければならないのですが、
演奏者によって作品の選び方が異なり、この辺りの聴き比べも面白いものがあります。
そして、本選出場者は6人(敬称略)で青字部分が当日演奏した自由曲です。
ヨウ・ウー(中国) 予選1位
プレリュード、アレグロBWV998 (J.S.バッハ)
「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲 (F.タレガ)
ランドスケープop.126 (C.ドメニコーニ)
残念ながら生演奏を聞き逃してしまったのですが、
モニターで見ても非常に繊細に弾く姿に見入ってしまいました。
サミュエル・T・クレムケ (ドイツ) 予選5位
即興曲より第一番、第二番、第五番 (R.R.ベネット)
シャコンヌBWV1004 (J.S.バッハ)
序奏とカプリスOP.23 (G.レゴンディ)
最初の曲で躓いてしまった後、若干丁寧さに欠けてしまったような感ありちょと残念。
でも、全体的にはそつなくまとめて弾いていた感じでした。
ミン・レ・ホアン(オーストラリア) 予選4位
ソナタ ニ長調K.490、ニ短調K.1 (D.スカルラッティ)
夢OP.19 (G.レゴンディ)
ソナタより第2、3,4楽章 (A.ヒナステラ)
非常に曲と一体感があるというか、こなれた感じで開放的に弾いていました。
同じオーストラリア在住だからか、前日聴いたツボルスキーさんが応援に来ていて
演奏が終わった途端歓声を上げて大きな拍手をしているのが印象的でした。。。
クレイグ・レイク(オーストラリア) 予選3位
シャコンヌBWV1004 (J.S.バッハ)
大序曲op.61 (M.ジュリアーニ)
黒いデカメロンより第一楽章 (L.ブローウェル)
丁寧に弾いていた印象だけで(大変申し訳ないのですが)特に印象に残らなかったような。。
熊谷俊之 唯一本選に残った日本人 予選6位
ティエント (M.オアナ)
無伴奏チェロ組曲第六番BWV1012よりプレリュード (J.S.バッハ)
「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲 (F.タレガ)
練習組曲第8番、第12番 (H.ヴィラ=ロボス)
課題曲の武満作品を一番無難に違和感なく弾いていた感じです。
非常に丁寧で、他の奏者に比べて重たい感じが印象的でした。。
パヴェル・クロポフスキー (ロシア/在ドイツ) 予選2位
無伴奏チェロ組曲第二番BWV1008よりプレリュード (J.S.バッハ)
アラビア風奇想曲 (F.タレガ)
祈りと踊り (J.ロドリーゴ)
ファンタジアop.16 (L.レニャーニ)
曲に入り込んで弾いている雰囲気が一番感じられた奏者です。
個人的には③のホアンさん同様に気に入った方ですが
写真で見るより実物の方がずっと素敵です。。。(^。^)
課題曲の武満徹、私には少々難解で苦手な作曲家なので、
6人全員が同じ曲弾くのを聴いていて飽きてしまったのですが(申し訳なし)
自由曲は出場者各々の好みやコンクールに当たっての戦略のようなものも感じられ、
同じ曲でも奏者によって雰囲気が全く違うのを聞き比べできるのが面白く。。。。
途中休憩が何度か入り、6人の演奏が終了したのは16時半。
ここで帰ろうかとも思ったのですが、結果が分からないまま帰るのもなー、と思い、
17時半~の結果発表&表彰式まで残ることにしました。
結果発表までは、皆ロビーでお茶を飲んだり談笑したり思い思いに過ごしているのですが、
出演者もフツーにその中に混じっていたりして、
結構近くに皆さんいらっしゃいます。
昨年優勝のツボルスキーさん(赤)&クレムトさん(黄)。
ロビーで普通に話しているが「コンクールの出場者って控え室にいたりしないのね」と
少々意外に思えました。
そして、17時45分くらいから結果発表。
出演者は私達観客と同じようにホールの観客席に好き好きに座っています。
荘村清志さんによって発表されたのは、予選と全く異なる結果となりました。
尚、( )内は予選順位です。
1位 ミン・レ・ホアン (4)
2位 熊谷 俊之 (6)
3位 パヴェル・クロポフスキー (2)
4位 サミュエル・T・クレムケ (5)
5位 ヨウ・ウー (1)
6位 クレイグ・レイク (3)
予選の採点表を見た時にも思ったのですが、
審査員によってかなりバラつきがあったので
(日本人に特に点の高い審査員や若い出場者に点の高い審査員など様々、、)
本選でギタリスト以外にバイオリニストや作曲家が審査員に加わったので、
予選と違う結果が出る可能性も高いのかと思っていたら、、、大分違う結果が。
審査員の主観的な部分も出るのでしょうし、出場者自らが選んだ曲との相性もあるようなので、
予選と違う結果が出るんでしょうね。
で、表彰式 順位通りに座っています
優勝したホアンさんには今後1年間、
主催団体の(社)日本ギター連盟のサポートがついて演奏活動が行なえるようですし、
来年のコンクールでは今年のツボルスキーさんのようにコンサートも開かれるようなので
1年後のホアンさんの演奏にも期待しつつ、コンクール自体も観にいこう、、と思った
「東京国際ギターコンクール」でありました。
(おまけ)
本選の採点表
1~3位はかなりの僅差。
とはいえ、やはり審査員によって見方が違うもんだなあと感じました。。