京都旅行記2021~天龍寺編①~ [日本の旅(京都)]
京都滞在3日目の朝。
この日もホテル1階のフロントに行ってお弁当を受け取りました。
この日もホテル1階のフロントに行ってお弁当を受け取りました。
前日は牡蠣フライでしたがこの日は豚しゃぶ。
2階のレストラン(滞在時はクローズ)の系列で
お弁当の仕出しをやっている会社があるようでその会社のお弁当。
思っていたより品数が多くてしかも美味しくて、
こういう中でホテル側もあれこれと工夫してくださっているんだな、と
食べながら感謝感謝です。
食後に向かったのは嵐山・嵯峨野エリア。
インバウンドのオーバーツーリズムでいつも渡月橋(と清水寺)が映りますが、
こんなに人がいっぱいのところに行くのもなあ、とずっと躊躇していたエリアです。
おそらく繁忙期に比べればぐっと人出も少なめであちこち観光できるのではないか、
そんな気持ちで事前にバスの時間なども調べながらお昼過ぎまでの時間で
どうやって名所を回るか、ざっくり予定を組んで出発。
四条からバスに乗って最初に向かったのが天龍寺ですが、
外は大雨、取敢えず同じ方向にいくバスのどれかに乗ればいいやと思って
10分遅れでやってきたバスに乗ったのですが、運転手さんが研修中らしく、
かなりゆったりと停車、発車を繰り返しているので通常より時間がかかった、
そんな感じの車内で、黒電話の着信音がいきなり背後から鳴って。(驚)
振り返ると地元のおばあちゃんが大声で通話していて、
お年寄りってどうしてマナーモードにしない人が多いんだろう、と
うちの婆1号もマナーモードにしないで電話が鳴った途端、
私に怒られて怯えていたのを思い出しました。
(怒っちゃダメなんだよね、注意にしないと)
結局バスは、太秦天神川駅あたりで15分遅れとアナウンスしていて、
そのまま遅れの幅は広がった感じで(私は急いでいないからいいけれど)
朝8時半ごろ天龍寺のバス停に到着。
外に降りると大雨。というか土砂降り雨。
なんか自分の行いが悪いみたいな、そんな気持ちで中へ進みます。
ずぶぬれ状態で法堂に入って庭園見学料も含めて800円お支払い。
(天龍寺のホームページ)http://www.tenryuji.com/
ユネスコ世界遺産の天龍寺、
まっぷる先生の説明をそのまま記させていただきますと(手抜き)
臨済宗天龍寺派の大本山で足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた寺。
開山は夢窓疎石。
尊氏と後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒すためにともに戦った間柄。
しかしのちに南朝と北朝に分かれて戦うことになった。
莫大な建立費用に元との貿易で得た収入をつぎ込んだため、
元との貿易船は「天龍寺船」と呼ばれた。
夢窓疎石作と伝えられる大方丈西側の曹源池庭園が創建当時の面影を伝える。
法堂の天井には、1997(平成9)年に日本画の巨匠、加山又造が描いた
八方睨みの「雲龍図」があり、今にも舞い降りてきそうな迫力で見る者を圧倒する。
と、書いていて思い返すと、ちょうど特別拝観の時期で法堂で観られたはずの
加山又造画伯の「雲龍図」、私、観ないまま大方丈の方に移動してしまったようです。
大失態。( 一一)
というわけで、私は現在の雲龍図より以前に天井に描かれていた鈴木松年画伯の
雲龍図のみ鑑賞いたしました。
大方丈の襖にも雲龍図?と思ったら、
昭和30年代に描かれていた雲龍図で、富岡鉄斎の孫弟子の若狭物外は、
この雲龍図を描いて4か月後にこの世を去ったそうです。
襖の上にガラスが置いてあるので庭園が反射して見える分、
龍がよく見えなくなってしまっているのですが、
襖にこんな迫力のある龍が観ている部屋では、落ち着いて寝られなさそうです。(笑)
(法堂で加山又造画伯の作品を観なかったを今更後悔している( 一一))
この龍の赤い枠で囲んだところが展示されています。
間近に見るとやはりかなり経年劣化していますが、
この龍が天井をに描かれていたというのは凄い迫力ですね。
展示されているお部屋に行ったとき誰もいなかったので
ゆっくり見ることができました。
広い敷地を土砂降りの中、散策します。(^-^;
(つづく)
タグ:京都