映画「トリとロキタ」を観る [映画(た行)]
昨日お知らせした通り、現在左手首を骨折しておりますが、
本日午前中はお仕事、午後に日帰り手術(局所麻酔)を受けてきます。
暫くの間は投稿予約してありますが、術後の経過によってはブログアップを
お休みするかもしれません。
とはいえ、ゴールデンウィークもおそらくお仕事なので(年で一番繁忙期)
タイピングに支障がなければ記事はアップしていきたいと思います。
(無理はしませんのでご心配なさらないでくださいねー(^-^;)
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本日午前中はお仕事、午後に日帰り手術(局所麻酔)を受けてきます。
暫くの間は投稿予約してありますが、術後の経過によってはブログアップを
お休みするかもしれません。
とはいえ、ゴールデンウィークもおそらくお仕事なので(年で一番繁忙期)
タイピングに支障がなければ記事はアップしていきたいと思います。
(無理はしませんのでご心配なさらないでくださいねー(^-^;)
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あらすじを観て興味を持った作品です。
あらすじはYahoo!映画さんより。
アフリカからベルギーのリエージュにたどり着いたロキタとトリは、
姉弟と偽って暮らしている。
10代後半のロキタとしっかり者のトリは、常に行動を共にしていた。
ビザがなく、正規の仕事に就けないロキタは、祖国にいる家族のために
ドラッグの運び屋をして金を稼いでいたが、偽造ビザを手に入れようと
さらに危険な闇組織の仕事を始める。
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まるでドキュメンタリーを観ているような気持ちで切なくなる映画でした。
アフリカ(多分フランス語圏の国)からベルギーにやってきたトリとロキタ。
2人は姉弟ではなく、母国から逃げのびている途中で知り合い、
姉弟を装ってベルギーにやってきて難民申請をするものの、
すぐ難民認定されたトリに対して、ロキタは何度もヒアリングを受けて
(トリについて聞かれてちゃんと答えられないことが多々)
難民認定されずビザもおりないためまともな仕事に就くことができない。
ロキタの目線で見ると、難民を受け入れない国って冷たい、となりますが、
受け入れ側の国としてみれば偽装難民もいるので厳しく審査しなければならない、
となるのですね。
人道的な観点ではロキタを応援したくなりますが、移民、難民を受け入れたことで
治安が悪くなったり国民が仕事を失ったりしたことで暴動が起きている国も
あるわけで(移民排斥運動を行っているヨーロッパの国もありますよね)
どちらの立場も、と思いながら見ておりました。
監督のジャン=ピエール、リュック・ダルデンヌ兄弟のインタビューを
映画鑑賞後に見る機会があったのですが、行方不明になった移民が多い事実を知り
この作品の着想を得たそうです。
ビザがないためまともな仕事に就けず、大麻の売り子でなんとか稼いで
祖国の家族に送金するロキタ、ベルギー迄の密航を斡旋した手配師にも
借金の返済をと脅されお金を巻き上げられてしまう、そんな中で、もっと稼がないと、
と紹介してもらったのが大麻栽培工場で大麻を育て収穫して乾燥させる仕事。
犯罪に手を染めるロキタを励ますトリ。
(雇い主による非道な仕打ちを観ていて怒りと悲しい気持ちになりました)
実際には姉弟ではない2人が祖国から離れた異国の地で励まし合う姿を
観ていても、この先2人に幸せな未来が訪れるとは思えず、
大麻栽培工場までロキタに会いに行くトリ、最初はうまくいっているものの
それがばれてしまい、最後には悲しい結末が待っていました。
(ロキタが射殺されてしまうのです)
2人が望んだのは母国から逃げてたどり着いたベルギーで2人で平穏に暮らすこと、
小さな2人の望みが叶うことなくトリは一人残されてしまう、という終わり方で、
難民が受ける世の中の理不尽さを感じました。
よく婆1号(うつぼ母)と、
日本は政府も内閣も国民目線とはいえないし日々の生活に不満は一杯あるけれど
戦争もないし、自分の家で穏やかに生活できる、ありがたいことだね、
と話すのですが、
あらすじはYahoo!映画さんより。
アフリカからベルギーのリエージュにたどり着いたロキタとトリは、
姉弟と偽って暮らしている。
10代後半のロキタとしっかり者のトリは、常に行動を共にしていた。
ビザがなく、正規の仕事に就けないロキタは、祖国にいる家族のために
ドラッグの運び屋をして金を稼いでいたが、偽造ビザを手に入れようと
さらに危険な闇組織の仕事を始める。
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まるでドキュメンタリーを観ているような気持ちで切なくなる映画でした。
アフリカ(多分フランス語圏の国)からベルギーにやってきたトリとロキタ。
2人は姉弟ではなく、母国から逃げのびている途中で知り合い、
姉弟を装ってベルギーにやってきて難民申請をするものの、
すぐ難民認定されたトリに対して、ロキタは何度もヒアリングを受けて
(トリについて聞かれてちゃんと答えられないことが多々)
難民認定されずビザもおりないためまともな仕事に就くことができない。
ロキタの目線で見ると、難民を受け入れない国って冷たい、となりますが、
受け入れ側の国としてみれば偽装難民もいるので厳しく審査しなければならない、
となるのですね。
人道的な観点ではロキタを応援したくなりますが、移民、難民を受け入れたことで
治安が悪くなったり国民が仕事を失ったりしたことで暴動が起きている国も
あるわけで(移民排斥運動を行っているヨーロッパの国もありますよね)
どちらの立場も、と思いながら見ておりました。
監督のジャン=ピエール、リュック・ダルデンヌ兄弟のインタビューを
映画鑑賞後に見る機会があったのですが、行方不明になった移民が多い事実を知り
この作品の着想を得たそうです。
ビザがないためまともな仕事に就けず、大麻の売り子でなんとか稼いで
祖国の家族に送金するロキタ、ベルギー迄の密航を斡旋した手配師にも
借金の返済をと脅されお金を巻き上げられてしまう、そんな中で、もっと稼がないと、
と紹介してもらったのが大麻栽培工場で大麻を育て収穫して乾燥させる仕事。
犯罪に手を染めるロキタを励ますトリ。
(雇い主による非道な仕打ちを観ていて怒りと悲しい気持ちになりました)
実際には姉弟ではない2人が祖国から離れた異国の地で励まし合う姿を
観ていても、この先2人に幸せな未来が訪れるとは思えず、
大麻栽培工場までロキタに会いに行くトリ、最初はうまくいっているものの
それがばれてしまい、最後には悲しい結末が待っていました。
(ロキタが射殺されてしまうのです)
2人が望んだのは母国から逃げてたどり着いたベルギーで2人で平穏に暮らすこと、
小さな2人の望みが叶うことなくトリは一人残されてしまう、という終わり方で、
難民が受ける世の中の理不尽さを感じました。
よく婆1号(うつぼ母)と、
日本は政府も内閣も国民目線とはいえないし日々の生活に不満は一杯あるけれど
戦争もないし、自分の家で穏やかに生活できる、ありがたいことだね、
と話すのですが、
ジンバブエから南アに避難した人達がソムリエとして開花する話、
彼らも大変なご苦労をされたと思いますが、こういう人たちは一握り、
多くはトリとロキタ(フィクション作品ですが)のようなケースが大半なのだろう、
と思うと、ビザがないために非合法な仕事に手を染めなければいけない現状、
そこにつけこむ大人たち、トリとロキタが作品の中で歌う歌、
(ねずみが猫につかまり、猫が犬につかまり、、という弱肉強食のような歌)
彼らのような難民の子供たちがねずみである事実はなかなか変わらないのだろう、
と残念に思いながら、夢ではなく現実を炙りだしたような作品に出会えたこと、
日本から遠いところで実際に起きていることを知る機会を得たことに感謝した、
「トリとロキタ」でありました。
彼らも大変なご苦労をされたと思いますが、こういう人たちは一握り、
多くはトリとロキタ(フィクション作品ですが)のようなケースが大半なのだろう、
と思うと、ビザがないために非合法な仕事に手を染めなければいけない現状、
そこにつけこむ大人たち、トリとロキタが作品の中で歌う歌、
(ねずみが猫につかまり、猫が犬につかまり、、という弱肉強食のような歌)
彼らのような難民の子供たちがねずみである事実はなかなか変わらないのだろう、
と残念に思いながら、夢ではなく現実を炙りだしたような作品に出会えたこと、
日本から遠いところで実際に起きていることを知る機会を得たことに感謝した、
「トリとロキタ」でありました。
切ない映画ですね・・・。
by 溺愛猫的女人 (2023-05-01 12:14)
やがて10人に一人は外国人になるそうです。日本。
他人事ではないと思いますが、ムツカシイ。
by 夏炉冬扇 (2023-05-01 18:13)
溺愛猫的女人さん、こんにちは。
フィクションですが、実際に地球のどこかでこういうことが起きて
いるのだろうと知る機会になる映画でした。
祖国にいることができず知らない国にいかなければいけない、自分なら
生きていけるか、、なんて考えてしまいました。
by うつぼ (2023-05-02 15:26)
夏炉冬扇さん、こんにちは。
今回は難民の話ですが、日本は少子化による労働力不足を外国人で
という考えもあるようですが、増えたら増えたで大変なのだと思います。
昨今のニュース(土葬埋葬地など)を観ていると共存は難しいと
思ってしまいますね。
by うつぼ (2023-05-02 15:27)