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京都旅行記2023Ⅱ~ちょびひげM兄さんと夜の部編~ [日本の旅(京都)]

擬人化という画法から国芳の猫ワールドを堪能した後は、
歩いてホテルに戻ります。
IMG_8183.JPGはちぼしさん
2016年の京都旅でお世話になったお店、まだありました。
(生ビールに枝豆をいただきました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2016-03-31-3

更に歩いているとスーパーがあって、涼みに入ると(この日暑かったので)
IMG_8184.JPG香箱蟹580円 思わず購入。(^^;
思わず買った蟹を持ってホテルに戻り、洗濯、シャワーの後、支度して、
再びホテルを出て錦市場方面に向かいます。
IMG_8189.JPGこの日も外国人観光客でいっぱいでした 
この日は、広島のちょびひげM兄さんと祇園の中山さんで夜の部です。
以前から同じような時期に兄さんは大阪、私は京都に泊まって夏休み、という
パターンが続いていて、ブログを見て興味を持っていただいたので油長さんには
ご一緒いただいたのですが、「中山さんにも行きたい!」と嬉しいリクエストを
兄さんからいただいたので今回日程を決めて2人で訪問することにしました。
とはいえ、互いに勝手に行動していて「夕方ごろに錦市場あたりで集合」と
かなりざっくりしたことしか話していなかったので
「兄さん、錦市場を歩いています!」とMessengerで連絡して互いの位置を
確認しながら、
IMG_8190.JPG錦天満宮あたりでなんとか兄さんと合流
今の時代、頼り過ぎるのもよくないとは思いますが、文明の利器(スマホ)のお陰で
きちんと集合場所を決めておかなくてもなんとか会えるものですね。(笑)

ご無沙汰してます、とご挨拶した後は、祇園方面に歩いていき、
以前一度呑んだことのある「たつみ」さんでゼロ次会を開催しました。
(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26002374/
16時過ぎにお店に入るとかなりの混雑、カウンターに並ぶ皆さんがちょっとずつ
詰めてくださったのでポジションを確保することができました。感謝です。
IMG_8191.JPG目の前に並ぶ魅惑的な酒瓶たちですが 
IMG_8194.JPGポルチーニが入っているわけじゃないんですね 
IMG_8192.JPG懐かしいハイリキをいただきました
赤羽のまるますやさんだとこの大瓶で「ジャン酎」の名で注文できますが、
たつみさんは呑み切れるサイズでの提供でした。
甘めのチューハイが多いですが、やっぱりハイリキ、甘さ控えめ美味しいです。 
IMG_8195.JPG季節のおひたし
どのあたりが季節なのかよくわからないのですが油揚げも入っていたりして豪華、
兄さんと美味しくいただいてお会計しながら、「軽くですみません」というと、
お店のお兄さんが「立ち飲みですからそれが普通ですよ」と優しく言ってくれました。
私や兄さんのような観光客が今は多いお店になったようですが、スタッフの方々が
とても親切なのが嬉しいお店です。
IMG_8196.JPGこの後、鴨川を渡り
(今回は鴨川べりに座っておしゃべり、はしていません(笑)) 
IMG_8197.JPG定点観測ポイント ニューハーフサファリ動物園 
IMG_8200.JPG 歩いて5時半ごろに中山さん。
(たまにはお店のホームぺージも貼っておきます)https://kappounakayama.gorp.jp/

大将と女将さんにご無沙汰してます、とご挨拶して、カウンター席に着席し、
IMG_8203.JPGIMG_8201.JPG
経木メニューを眺めますが、この日は女将さんおススメの鱧しゃぶコースを
予約時に注文していたので、出てくるお料理は決まっています。
ビールで乾杯し(興奮していたらしく(笑)写真撮りませんでした)、
IMG_8204.JPG八寸
鯛の昆布巻き、鱧の骨せんべい、鯛寿司、きくらげ和え。
鱧の身を食べる前に骨せんべいをいただけてテンション上がります。
と、早々にビールを呑み終わり、いつものように英勲にしようかと思ったら、
「うつぼさん、剣菱の黒松があるけど、呑んでみたら?」と勧めていただいたので、 
IMG_8208.JPG素直にいただきました
普通の剣菱より熟成期間が長いらしく、こんな黄色のお酒ですが、
旨口、しっかりどっしりした味が私のツボに的中しました。うまい。(^O^)/
女将さん、黒松って美味しいんですねぇ、と言いながらお酒が進み、
IMG_8209.JPGおつくり
鳥獣戯画のお皿に盛りつけられたまぐろ、たこ、鯛、本当に美味。 
IMG_8210.JPG大将、いつもありがとう[黒ハート]IMG_8211.JPG
大将が目の前でザクザクと骨切りした骨がきれいに盛り付けられて登場。 
IMG_8214.JPGお野菜もたっぷり 
IMG_8215.JPG鱧をモリモリ食べました 
IMG_8216.JPGというわけで黒松お代わり 
IMG_8219.JPG雑炊
お鍋の後の雑炊ってどうしてこんなに美味しいんでしょう。。
旨味たっぷりの雑炊、当然お代わりしました! 
IMG_8221.JPG水菓子で〆? 
ちょびひげM兄さんとの久しぶりの会話だけでなく、大将や女将さんとの会話も楽しく、
女将さんが好きなK-POPの話から私の骨折の話、兄さんのアシアナ航空事件の話など、
楽しくお話して美味しいお料理とお酒を楽しむこと3時間。
お会計してお店を出て、兄さんとは京阪の駅でお別れしたらホテルまで30分近く歩いて
帰りました。
IMG_8226.JPG酔っ払いは食欲ありますね。(笑)
近くのスーパーで買ってしまった北海道産の香箱蟹で二次会してしまいました。。
お値段の割にはカニ味噌も内子外子もあって美味しくいただきました。

その後は爆睡。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)



タグ:剣菱 京都
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京都旅行記2023Ⅱ~京都文化博物館で「もしも猫展」編②~ [日本の旅(京都)]

猫のこととなるとつい長く書いてしまうのですが(=^・^=)
今回で書き終えます。
IMG_8126.JPG龍宮城
歌川国芳「龍宮城 田原藤太秀郷に三種の土産を贈る」という作品だそうですが、
琵琶湖に住む竜神一族を苦しめていた大ムカデを退治した秀郷が竜宮に招かれ、
礼を贈られるという構図らしく、ただ、土産3種ってなんだろう、と絵を見ても
よくわかりませんでした。釣鐘?反物みたいなものと藁に包まれているのは米?
後ろにいる老婆みたいな女性と周りのお魚さんたちが結構リアルな作品でした。 IMG_8128.JPG文明開化
昇斎一景の「開化因循興発鏡」。
明治初期の急速な社会変化を風刺した絵。
人力車と駕籠など新旧の文物対決となっているのですが、
白うさぎが豚をやっつけている様は、養豚用の豚の値段が高騰していたところ
愛玩用のうさぎが投機対象として注目を浴びるようになったことを表す、
と説明が書いてありました。
IMG_8129.JPG豚というより猪ぽく見えるかな 
IMG_8132.JPG温泉

望斎秀月の「新板ねこの温泉」という作品。
明治期、子供向けに作られたおもちゃ絵には「猫の○○」と題された作例が多く、
なかでも人気のあったのが「猫の温泉(銭湯)」で、擬人化された猫で描くことで
日常が一変する面白さ、水が嫌いな猫がお風呂につかる、着物を脱いで裸になる、
という可笑しさを感じられる作品だそうです。(確かに猫って水が嫌いですよね)
IMG_8133.JPG巨大鯰に猫
作者の記載がなかったのですが「大なまづねこのたハむれ」という作品。
地震の元凶となる大鯰を猫たちが食べてしまおうという絵。
「こう大勢の猫に責められては実に吾輩も恐縮の至り。髭でも切らずばならない。」
と鯰が弱った気持ちを打ち明けるという説明に思わず笑ってしまいましたが、
官吏のことを揶揄する用語に「鯰髯(なまずひげ)」があるそうで、
当時の彼らの対応を風刺しているかもしれないという説明もありました。
今は写真や動画加工で風刺(そう思えないものもありますが)することが
多いように思いますが、こういう鯰に猫の絵で態度のでかい官吏を風刺、
どこか遊び心もあって面白く鑑賞しました。
IMG_8135.JPG役者絵
歌川国芳の「日本駄右ェ門猫之古事」という作品。 
役者絵で猫耳の老婆は三代目尾上菊五郎。
本来は踊る猫たちも人形か着ぐるみに演じさせるそうですが、
じゃれつこうとする現実の猫の仕草をよくとらえて猫又という存在に
実在感を与えている絵。
威嚇する猫の大顔といい国芳の腕が冴える作品、と説明されていました。
歌舞伎も数えるほどしか見たことがありませんが、こういう絵を見ると
歌舞伎座まで観に行きたくなります。(^-^)

IMG_8137.JPG続いて、おこまものがたり 
猫のおこまの一代記をあらわした合巻(長編小説)「朧月猫の草紙」が
天保13年(1842年)刊行され、人気をよんだそうですが、
おこまちゃんの人生ならぬ猫生は波乱万丈そのもの、ハラハラドキドキの連続。
大の猫好きである山東京山と歌川国芳によって、猫にまつわる逸話や歌舞伎の
趣向がふんだんに盛り込まれ、変幻自在に変わる猫たちの姿も飽きさせず、
今回の展示会では、異類(人ならぬもの)の婚礼儀礼をつづった「嫁入物」の
流れの中に同署を位置づけながら「おこまものがたり」の継承と広がりを明らかに
しているという説明でした。
IMG_8139.JPG読んでみたら
いきなり「ぴちぴち」するおこまちゃんという物語に笑うこともできず
粗相で奉公を首になるなんてなんだか可哀想、、、という気持に。(;_:)
IMG_8141.JPG歌川国芳「しん板猫のはなし」
「おこまものがり」がおもちゃ絵にも進出、本作の主人公はおたま、
しろねこと恋仲になるも洋犬に追われて別れ別れに。
横恋慕されたあげく殺されかけたり、逃亡先の先輩猫にいじめられたりと、
散々な目にあうが、ようやく恋人と再会し、めでたしめでたし。
という説明が書いてあったのですが、文章だけ読んでいるとどろどろな感じ、
笑うに笑いづらい(殺されかけてるし( ゚Д゚))のですが、 
IMG_8142.JPG絵を見るとなんだか楽しそう(笑)IMG_8147.JPG「新板猫の海水浴行」
鉄道から始まる海水浴への旅は、この頃の新しいレジャーであり、
母猫が「海に入るよりも魚を食べるのが楽しみ」というように
猫だけに魚に興味津々なあたりが楽しい、尚、駅舎の屋根には擬人化されて
いない普通の猫がいる(絵の下の茶色の猫)、という説明でした。IMG_8151.JPG注意書きも猫!
IMG_8153.JPG歌川国芳「八代目市川団十郎死絵」 
歌舞伎役者の八代目団十郎が急死(自害)したことを伝える浮世絵。
ロウなyク問わずあらゆる立場の女性たちが彼の死を嘆き悲しむ中に
猫がそっと描きこまれています。
涅槃図のパロディだが猫まで悲しむ人気だったのに、、ということだろう。
犬でもなく鼠でもなく、猫だけが参加している、という説明で、IMG_8155.JPG猫も泣いてる。。 IMG_8156.JPG
歌川国芳「初雪の戯遊」。
御殿女中たちが降り積もった雪で作るのが雪だるまならぬ雪猫。
豪華な小袖の裾をからげ、手足を凍えさせながら若君のために作ってみせている
ところのようで、実際に当時の人々がこうした猫の雪像を作っていたというよりは、
国芳らしい作画上の遊びだろう、という説明に、見ながら私も納得しました。 
IMG_8158.JPGIMG_8160.JPG
歌川広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」(左)と、
月岡芳年「風俗三十二相 うるささう寛政年間処女(おとめ)の風俗」(右)

広重の絵は他の美術館でも見たことがありますが、
右の絵は初めて見ました。
鬱陶しそうな表情の猫がなんともいえないのですが、女性の可愛がりぶり、
見ていて思わずにんまりしてしまう絵でした。 
IMG_8162.JPG最後はこちら
天保12年(1841年)、歌川国芳による団扇絵「猫の百面相」が流行し、
猫を人のように描くのではなく、実在する人間の歌舞伎役者を猫に見立てて
描くというこれまでにない新機軸の趣向。
「もしも、あの有名人が猫になったら?」というアイデアにより役者の似顔を
面白かしく描く役者戯画、の展示です。 
IMG_8163.JPG歌川国芳「猫のおどり」
大黒舞を踊る役者を猫の姿で描いたもので、一番右の猫が二代目市川九蔵。IMG_8170.JPG歌川国芳「亀喜妙々」
人面の亀が集う奇妙な絵。
役者の似顔絵になっていて甲羅にそれぞれの役者にまつわる紋が隠されている、
という説明でしたが、ちょっとこれはホラーな感じがしてしまい遠くから眺めて終了。
IMG_8179.JPGやっと最終コーナーにやってきました
いかに対象を観察し描くか、そしてアイデアをどのように膨らませ形にしていくか。
「百面相」で培われた画才は、そのまま猫の戯画に結実し、国芳の観察力や的確な

表現力とともに次から次へとあふれでるユーモラスなアイデアをお楽しみください、
という説明を読んで、確かに観察力、凄いもんなあ、と思いながら鑑賞しました。IMG_8180.JPG作品名失念
(最後の方はちょっと燃え尽き感がありました(笑)) 
IMG_8182.JPGでも楽しかった!
京都を再び訪れてから伊藤若冲の描く鳥の羽の細かい描写に惹かれるようになった
のですが、歌川国芳の描く猫の表情や発想の凄さもこうやって色々見ることができて
40代後半から50代半ばの今に至るまでにそれまで知らなかった世界を見るように
なりました。

今回の企画展、学芸員さんの企画力の素晴らしさを感じましたが、
運よく鑑賞することが出来て有意義な時間となりました。

この後は、一旦ホテルに戻ってある方と一緒に夜の部です!



(つづく)





 

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京都旅行記2023Ⅱ~京都文化博物館で「もしも猫展」編⓵~ [日本の旅(京都)]

保津川下りの後、なんだか残念なお昼ごはんとなった後は、
烏丸エリアに戻ってきて、
IMG_8091.JPG京都文化博物館へ
IMG_8093.JPGもしも猫展
(ホームページ)https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20230923-1112/
記事をアップしているタイミングでは既に京都での開催は終了していますが、
後手に記事を書くとそうなるのだと今回もしみじみ感じております。。。
IMG_8094.JPGIMG_8097.JPGにゃぁ
猫が人間のように話したら?という発想の擬人化作品(主に歌川国芳)を中心に、
江戸時代の擬人化作品を紹介する展示会です。
国芳の猫をたっぷり鑑賞したのは、令和に元号が変わるタイミングで訪れた仙台、
ここで観た「いつだって猫展」なのですが(その時は写真撮影禁止)
国芳が子猫を着物の懐に入れて絵を描く様子をお弟子さんが描いた作品を見て、
国芳の猫愛[黒ハート]を感じて以来、こういう展示があるとついつい見たくなります。 
IMG_8095.JPGIMG_8096.JPG歌川国芳先生
人間が描かれている絵、とそれを擬人化した絵の対比が展示されていましたが、
人間より猫などで描かれているとどこか雰囲気が温かくクスっと笑ってしまいます。 
IMG_8099.JPGIMG_8098.JPG
ちょんまげ姿の男性より猫の方が和む雰囲気になるような気がしました。 
上の猫は国芳の「流行猫の曲鞠」という作品です。 
IMG_8101.PNGQRコードを読み込むとスマホで説明が聞けます
展示会場の説明には以下のように書いてありました。

擬人化表現はパロディの一種ともいえ、人々が共有するイメージ、
つまり当時の人ならば誰もが知っている特質や伝承、
あるいは世間を騒がせた話題を元として制作されることがあります。
その場合、既存イメージからの逸脱によって生まれる「可笑しみ」に
妙趣があるといえるでしょう。
そこででまず展覧会の幕開けとして、擬人化して描いた作品と、
共有されていたイメージを具体的に見比べてみることで、
擬人化表現の魅力を再発見していきます。 
IMG_8102.JPG着物を着てキセルを吸う猫(渋い)
IMG_8104.JPGIMG_8107.JPG 
IMG_8108.JPGIMG_8110.JPG
(人で描いた絵もあったのですがボケボケ写真ばかりで割愛します。。)
お相撲さんは体は人間ぽい感じに顔が猫というのが若干シュールな感じもしますね。
IMG_8111.JPG続いて擬人化の効能 
(説明)
室町時代から江戸時代前期にかけて、たくさんの物語(御伽草子)が創作されましたが
その中でも人ならぬもの(異類)を主役にすえた作例を「異類物」とよびます。
ここでは擬人化世界の入口としてまず異類物を、続いて昔ばなしや戯画、風刺画などに
より、江戸時代から明治にかけての擬人化作品を紹介していきます。
これらを眺めていくことで擬人化することによりどのような効能が引き出されるのか、
感じていただけることでしょう。
IMG_8113.JPG山本梅逸「虫行列図」
カマキリたちが虫籠を中心に列をなす。
前後には秋草を槍のように掲げるもの、蜂の巣や木の実の荷を担ぐものがおり、
まるで大名行列のよう。
武士の行列風俗を虫にやつしった可笑しさを楽しむとともに、
秋の景趣と虫の愛らしさを賞する作品であろう。
IMG_8114.JPG大名行列中の虫さんたち。
虫が苦手な方には愛らしく見えないかもしれませんね。。。。 
IMG_8116.JPG大津絵「猫と鼠の酒盛」
タイトルだけで惹かれた作品です。(笑)
酒にのまれるな
鼠の天敵は猫であるはずなのに、一緒に酒を飲んでいるのはどうしたことか。
つまみの赤唐辛子と酒を入れた瓢箪を挟んで向かい合う猫と鼠をおおらかな筆致で描く。
猫に勧められるままに盃をあおる鼠だが、うっかり酔い潰れてしまったならば
自分自身が食べられてしまうのに。。。
慢心は身を滅ぼすことになりますよ、との教訓を描いた戯画である。

上の説明を読んで他人事ではないなとしみじみ思いました。(笑)
と、この大津絵と同じ画題を国芳が描くと、
IMG_8117.JPGクスっとしてしまいます
猫は自分が好きな蛸(猫の好物とされていたそうです)を鼠に勧めていますが、
「恐ろしいものを、にゃんとも思わざる心から、身をついにとらるる」
と、絵の上の方に書いてあったりして、油断大敵だな、と再び身が引き締まりました。
(まるで自分が鼠だったらみたいな見方をしてしまいました。(笑))
IMG_8119.JPG歌川広重「猫の鰹節渡り 釣狐」
「乱杭渡り」という軽業芸を猫のパロディにした作品だそうです。
木の杭の代わりに鰹節、さらに扇子に「にやん喰渡」と書いてあるのが
面白いですね。その猫の下に描かれているのが狂言「釣狐」のパロディで
狐が仕掛けた罠に猟師がおびき寄せられています。
IMG_8124.JPG歌川国芳「玉取り」
あれ、これどこかで観たことあるかも、と思ったら、
2日前に細辻伊兵衛美術館で観た手ぬぐい作品でした。
IMG_7764.JPGタッチが優しめ
同じ画題でも描き方で怖かったりちょっと優しく見えたりするのが面白いです。

と、長くなってまいりましたので、残りは明日。


(つづく)


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京都旅行記2023Ⅱ~嵐山でランチ編~ [日本の旅(京都)]

1時間50分の保津川下りを楽しんだ後は、
朝一に名古屋からやってきたご夫婦(船の最前列に座っていた)にご挨拶し、

IMG_8062.JPG近くの福田美術館
訪れた時は「竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」展を開催中。
「夢二式美人」と呼ばれる、色白、小顔、八頭身の女性を描いた絵から
(↑今の時代だと美醜の基準をそういうところにもっていくのか!とクレーム出そう)
夢二の人生、挿絵画家としての夢二から楽譜の表紙のデザインまで、
IMG_8063.JPG今まで思い描いていた竹久夢二のイメージ
これ以外のイメージ(挿絵や洋画風の絵、最愛の人「彦乃」への想いなど)を持つことが
出来て、意外というか自分が知らなかっただけなのですが上の作品のイメージとは異なる
イメージを持つことができました。(どこか人間臭さも感じました)

美術館内はさほど混んでいなくてゆったり見学できたのですが、外に出ると人でいっぱい。
コロナ明けで修学旅行生もたくさん訪れる京都、渡月橋あたりはどこも大混雑、
飲食店は行列、前日訪れたカフェに行こうかと思いながらそれでは芸がないか、と、
Googleマップで「日本蕎麦」で検索し、歩いて20分くらいのところに評価の良いお店が
あるのが分かったので人混みを避けながら天龍寺の方向に歩いていくと、
IMG_8066.JPGIMG_8067.JPGIMG_8068.JPG
昨年、インバウンドも殆どなく土砂降りで誰もいなかった竹林が嘘のようで
半分以上が外国人観光客、という雰囲気の中、野宮神社を通過し、 
IMG_8071.JPG団五郎というお店にたどり着きました。
(Googleと違い食べログの評価は3点ちょっと)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260403/26002514/
予約していませんが1名です、と店内に入ると、喫茶店の居抜きのような店内、
カウンターにどうぞと案内されて着席するとメニューが少なくお酒なし。(;_:)
とはいえ、天ざるが1,300円なので良心的かな、と、食後にお抹茶と一緒に注文。
カウンターの向こうで天ぷらを揚げているのを見ながら待っていたのですが、
お蕎麦は裏の厨房で茹でてるのかなと思ったら、カンターの中で茹でおきのような
お蕎麦をテボでゆがいて冷やして水きり器(丸亀製麺で見かける感じの)にかけて
ざるに盛っているみたいでした。立ち食いそばのような作り方にびっくり。
外国人客が半分以上、注文してから運ばれるまで短時間ってそういうことなんだ、
と思ったらお抹茶もどうやって出してくるのか分からないのでキャンセルしました。
IMG_8073.JPG注文して3分で出来上がり
天ぷらは揚げたてでカリッとしていましたがなぜか人参も入っていて???な感じ、
自家製麺とGoogleに書いてあっので期待したらコシのない麺で残念でした。
観光地で繁忙期ならこの作り方でないと効率よくできないか、と思いましたが、
(外国人観光客、早く作っても食べるの時間かかって回転悪そうですが)
おつゆは業務用か分かりませんが普通。
IMG_8078.JPG蕎麦湯
外国人客はおそらく出されても??だからかお願いしないと出てきませんが、
お願いしたらそば粉をお湯でといて出してくれたのでこれは良心的だと思います。
20分歩いてきてこの残念感、、でも選んだのは自分ですから仕方ありませんね。 
四条方面に戻ろうと思ってGoogleで道を検索したら来た道を少し戻って、
JR嵯峨嵐山駅まで行って電車に乗りなさい、と出たので、
IMG_8079.JPG 再び20分歩いて、
IMG_8082.JPGIMG_8083.JPG
IMG_8084.JPGIMG_8085.JPGIMG_8086.JPG
JR嵯峨嵐山駅近くまで来たら地元の方が利用されているような喫茶店や
お寿司屋さん、洋食屋さんに、発酵食品のお店まであって後悔。( 一一)IMG_8087.JPG納豆、、食べればよかった。。
IMG_8088.JPGここからは電車で移動
烏丸御池で下車して、
IMG_8091.JPG京都文化博物館に到着
IMG_8089.JPGこの展示を鑑賞します!(=^・^=)

(つづく)


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京都旅行記2023Ⅱ~保津川下り編②~ [日本の旅(京都)]

初めて保津川下り乗った時の船頭さん(マスター)と再会して、
心躍りながら船は出発しました。

IMG_7990.JPG船首にいる船頭さんは沖縄出身
と、マスターが説明していたのですが、本当かどうかは謎です。
ただ、顔立ちがとてもくっきりして南国ぽい感じだったので、本当かも。 
IMG_7992.JPG沈下橋
橋と言えば以前訪れた「流れ橋」を思い出すのですが、今年9月の台風7号で
橋が流れてしまったようで(Google表示も「臨時休業」となっていました(^^;)
大雨の時に流されるのがいいのか、沈むのがいいのか、どっちがいいんだろうと
考えてしまいます。(その土地にあった方法があるのだと思いますが)

と、流れの早いところに入る前、マスターがハワイからやって来たRちゃんに
「漕いでみる?」と声をかけ(マスターは可愛い女子が好きみたいです)
IMG_7999.JPG写メサービス中
(Rちゃん、ホットパンツをはいていたので掲載にあたり塗って隠しました( ゚Д゚))
この後、楽しそうにしていたRちゃんからマスターに交代し流れの早いところに入り、
IMG_8001.JPG請田神社(多分)
5年前の台風でご神木が折れて下流に流れて行ったと以前は説明があったのですが、 
今回は割愛なのか時の流れとともに船頭さんの説明も変わっていくのか謎ながら
特に説明もなくそのまま先にすすみました。
IMG_8002.JPGIMG_8006.JPG 
IMG_8005.JPGIMG_8008.JPG
9人しか乗っていない上に、水量が少なめなので、迫力に欠けるそうですが、
水量が多くて流れが早くて1時間もかからず嵐山に到着する船は怖そうなので
(おまけにびしょ濡れになりそうな気がする)
私にはこの日くらいのゆるゆるな感じがちょうどいいです。(笑)
台風によって削れた山肌などを見ながら船は進み、
IMG_8016.JPGJRの鉄橋をくぐります
川がくねくねうねって流れているので鉄橋をくぐる度に愛宕山の位置が変わりますが
この日は前列のご夫婦に「名古屋はどっち?右?左?」と聞くマスター、
橋をくぐる度に右に左に位置が変わるのを不思議がるご夫婦の様子がほほえましくて
私も一緒に楽しめました。
IMG_8018.JPG途中何か所か勢い強めの場所を通過 
と、ハワイからのRちゃんが漕ぐのを見て「私も漕ぎたいです!」と手を挙げた
オランダ人のJさん、流れが緩いところでね、とマスターに言われて暫し待ち、
IMG_8020.JPGやっと漕げてメチャクチャ嬉しそう
日本でこれから1年留学生として勉強するらしく、トライアスロンの大会にも出るそうで
漕ぎ方も非常にスムーズ、その漕ぎっぷりを観て驚き感心したマスター、
「紅葉の時期、バイトしない?」とかなり本気な感じでスカウトしていました。
(その後Jさんがどうしたのかは不明です)
IMG_8031.JPG岩に竿を指すポイントがあります
とはいえ、タイミングを合わせて竿をポイントに入れて船を岩から遠ざける、
見ているほど簡単ではないだろうというのは私にも想像できます。
IMG_8042.JPGIMG_8045.JPG船頭さんに交代 
IMG_8046.JPGIMG_8047.JPGトロッコ列車
以前、運休日に保津川下りに乗ってトロッコ列車が見られず寂しかったのですが、
この日は見ることが出来て大きく手を振りました。
(列車からも多数の方が手を振ってくれました)

船はカリブの海賊の最初のところくらいの(ザブンとする)箇所が何か所、
1時間40分ちょっとしたところで、
IMG_8055.JPG酒船がやってきました!
なんだろうこの既視感、いやいや、前日もこの船からビールを買ったんだよ、
前日、かっぱちゃんと屋形船に乗った時に呑んだビールのことを思い出しました。
IMG_8056.JPGIMG_8058.JPG
イカの焼ける匂いが食欲をそそるのですが(目の前でジュージュー焼いている)
結構お値段がしているのでグッと我慢、と、 
IMG_8057.JPGビールを買ってしまいました。(笑)
酒船のお姉さんに昨日は嵐山通船の屋形船に乗ってビールを買ったんですよ、というと、
「あら!2日連続でご利用いただいてありがとうございます!」と言われました。(笑)IMG_8060.JPGIMG_8061.JPG星野リゾート
専用の船で宿に行くって豪華ですよね。(一生泊まれそうもないけれど)

この後、船着き場で下船しましたが、以前よりも安全対策を改善し、
その上で楽しく過ごせるようにコミュニケーションしてくれる、
(とはいえおばさん一人旅の私は船頭さんもあしらい辛い様子(笑))
運航側は当然ですが、乗客側も安全の意識を持って乗ることが大事だと
改めて思った今回の保津川下りでありました。

この後は、お昼をいただいて次の場所に向かいます。


(つづく)


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京都旅行記2023Ⅱ~保津川下り編①~ [日本の旅(京都)]

~~~ヾ(^∇^)オハヨウゴザイマス
 
エアウィーブのおかげか、夜中に何度も起きることなくほぼ爆睡できました。
背中も痛くないし、エアウィーブの凄さを実感した後は、朝風呂に入って
IMG_7963.JPG朝ごはん
ホテル内にレストランがないのはやはり不便ですが、このくらいでちょうどいいのかも。
(連泊で毎日ブッフェでモリモリ食べるのもなあ、って気がしています)
この日はセブンイレブンのおむすびと比叡ゆばとブロッコリの和え物(関西限定かも)を
いただいたのですが、このゆばとブロッコリ、関東でも販売してほしいくらい美味でした。
と書いておりますが、その後、自分で作ってみました。(作れました(^^;)

京都滞在3日目は、まず保津川下りに向かいます。
今年3月、船頭さん2人がお亡くなりになるという悲しい事故がありましたが、
再発防止策を講じて7月半ばから運行再開となった保津川下り。
事故当時、Yahoo!ニュースなどのコメント欄を見たのですが、原因究明中でも
酷いコメントを書き込む人が多く、「自分が乗ったときは救命胴衣がなかった」と
嘘の情報を書いている人を見つけて(その人の記憶になかっただけかもしれませんが)
「ベスト型ではなく腰に巻くタイプの救命胴衣があったはずですよ」と書き込みました。
SNSもそうですが、匿名だと気持ちが大きくなる人もいるんだろうなと思います。

原因究明後、再発防止策の徹底の上、営業再開となったことをニュースで知り、
次回京都に行くときは保津川下りに行こうと思っていたので、
IMG_7965.PNG運航するのを確認してからホテルを出発しました。
去年の秋、何も確認せず亀岡駅に着いてから運航中止と知ったことがあるので(笑))
IMG_7964.JPG烏丸御池から地下鉄で二条駅まで移動して、
IMG_7967.JPGJRに乗り換えます(JR二条駅は木の屋根)
朝7時台なので通勤通学の人たちで混んでいましたが、高校生の方々は戸口に
固まって立っている感じだったので奥の方に進んでボックス席に座れました。
IMG_7970.JPGIMG_7973.JPG意外とあっさり亀岡駅に到着
IMG_7974.JPG京都パープルサンガのスタジアムを通って 
IMG_7975.JPG保津川下りの建物に到着 
IMG_7976.JPG自販機も保津川下り
10時の船に乗ろうと思いながら、結局8時半には着いてしまったので、
朝一番、9時の船に乗船します。
乗船名簿用に氏名、住所などを紙に記載してお支払い、と思ったら、
今回はそれに加えてタブレットに表示された注意書きを読んだ後、
タブレットに名前をフルネームで署名して登録するという段取りがありました。
運航側も当然安全には今まで以上に配慮していると思いますが、乗る側もきちんと
安全について認識しないといけないということなのだろうと思いながらサインして、
乗船まで20分ちょっと、待合室で待機します。
IMG_7977.JPGコタツはん(京都在住のYouTuber)
舞妓さんのような白塗りでカツラを被って京都を紹介するお兄さんで、
私も2年前から時々動画を観ているのですが(最近素顔を出すようになった)
保津川下りも再開した後、船に乗って楽しい光景を紹介していました。IMG_7979.JPG真島さんの隣に佳菜子ちゃん
マツケンサンバの振付師と元フィギュアスケーターが並んで飾ってあって
どうやって飾る場所を決めているのか(決めていないのかも)と不思議です。 IMG_7984.JPGこの並びも凄い
談志師匠にざこば師匠、その下に美空ひばりさん&ヒロミGO。 
IMG_7985.JPG伊丹十三さん 日付書いてないけれどいつ頃だろう
と、一通り色紙を観た後、乗船前に水分を絞っておこうと洗手間に行くと、
相変わらず中国語による注意書きが目立っていてガン見してしまいました。
文化が違えば使い方を間違えることもあるとはいえ、私自身、大陸の方々の使い方は
正直言って嫌(というか迷惑)で遭遇するとゲンナリするので、しつこく注意書きを
書いていただけるとちょっとは安心します。
IMG_7980.JPGIMG_7986.JPGこのモニター
以前は、本日の運航時間は1時間●●分です、といった表示しかなかったのですが、
今年の事故以降は安全のための注意を表示するようになっていました。 
緊急時の体制についての注意事項、船から出てしまった場合は、ラッコが泳ぐような状態で
浮いてくださいと何度も注意のビデオが流れていました。
飛行機の安全のビデオも毎回ガン見する性格なので運航までこのビデオを何度も観ましたが
他の乗客の方はあまり気に留めていなかったみたいです。
100%安全というのは世の中ないと思っていますが、自分の身は自分で守る、という気持が
大事なのかもしれませんね。
IMG_7981.JPGIMG_7983.JPGベスト型の救命胴衣
以前の腰に巻くタイプと違って上半身が自然と浮くようになるので泳ぎが得意でない人にも
良いだろうなと私も泳ぎが得意でないので安心感が増しました。
IMG_7982.JPG角倉了以さん 凄い
以前訪れた大悲閣千光寺も建立された京都の豪商、荷船として保津川を利用することで
その後(鉄道の発達で川から陸路での輸送に切り替わった後)は観光船として
私もこうやって川下りが出来るも角倉さんのお陰です。

待合室には中年カップル2組、一人客のおじさん、外国人のお姉さんが1人、
乗船時間ぎりぎりに背の高い金髪のお兄さんとお母さんとおぼしき女性がやってきて
私(1人)も含めて乗客9名、船頭さん3名の合計12名で出発です。

最初にベスト型の救命胴衣を受け取って、着用。
IMG_7987.JPG前に座っていたおじさん
IMG_7988.JPG自動で膨らみます
膨らみが足りない場合はこの赤いボタンを引くようにと言われました。
もし、落水したら 必ず下流に足を向けて、川の流れにそって流されてください、
泳ごうとおもっても服を着ているので難しいし体力を使うだけなので、
そのまま下流に流されてくださいね、と念押しされました。

最初に船頭さんが乗客9名がどこから来たのか質問したのですが、
私の前に座っていたのは朝一で名古屋から車でやってきたというご夫婦、
その隣に一人で乗船したハワイからのお姉さん(Rさん)、
2列目に私(1人)と隣に大阪からやってきたご夫婦、
3列目にオランダからやってきた背の高いお兄さん(日本に留学)とお母さん、
一番後ろに水戸からやってきたおじいさん、という9名。 
IMG_7989.JPG船頭さん
あれ、この人見たことあるけど、、しばし考えて思い出しました。
2年前、初めて保津川下りに乗ったときの船頭さんでした。
(初めての保津川下りなので覚えていた)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-12-16
有楽町で通っていたもつ焼きや「たもつ」のマスターに似ている船頭さんで、
心の中で「マスター」と呼んでいたのですが、またお会いできるとは思わずびっくり。
とはいえ、私はマスターに殆ど声かけしてもらうことがなかったので、
「以前乗った時の船頭さんにまた会えてうれしい」とは言えませんでした( ノД`)

と、朝一番で乗客も少なめの船、1時間40分の川下りに出発です!


(つづく)


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京都旅行記2023Ⅱ~てんぐ大ホールで夜の部編~ [日本の旅(京都)]

かっぱちゃんとの楽しい一日、あっという間だったなあ、とホテルまで歩きながら、
どこかで呑もうかと思って歩いていて目に入ったのが、 
IMG_7939.JPGてんぐ大ホール
(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26037837/
昨年、池田屋の跡地に出来たはなの舞にいって大落胆&大激怒した後、
私の心を癒してくれたオアシスです。
(関西のチムニー系はダメなのかと思ったはなの舞)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-11-09

1人です、と入口で言うと、カウンターに案内されるかと思ったら
空いていたからなのかテーブル席に案内されました。

あれー、せんべろってカウンターだけしか注文できないんじゃなかたかなー、
と思ったのですが、せんべろでなくてもいいか、とそのままテーブル席に着席。
お飲み物は?と聞かれたので、えーいきなり?と思いながら黒ホッピーを注文。
近くにドイツ語を話すがたいのいいおじさん4人がいてラーメンを食べ終わり、
会計せずに大声で話している、、そんな感じのところに座りました。
(心の中で、おじさんたち早く帰ってと祈りました)
IMG_7948.JPGブログネタ的に楽しそうなメニュー
(胸やけしそうな気がして注文せず⇐ダメなヤツです私)
IMG_7940.JPG最初の注文の品々
注文してから5分も経たずにすべて運ばれてきました。
さすがテンアライド。(⇐てんぐ大ホールを経営する会社名です)
IMG_7941.JPG焼酎の量はまあまあです
焼酎のお代わりはテーブルに記載されているQRコードからお願いします、と
言われましたが最近、タブレットではなく自分のスマホで注文するスタイルが
増えていますね。
店内、Wi-Fiも使えますから問題ありませんが、充電もできれば尚良しかなあ、
と思いながらスマホでメニューを確認しながら夜の部スタート。 
IMG_7942.JPGもやしナムル
ビールやホッピーにはよく合います。ごま油が効いていて美味。
IMG_7943.JPGもつ煮
みため薄味でしたが、思っていたよりこってりしていてちょっと意外でした。
IMG_7944.JPGいかのぽっぽ焼きが高すぎて(;´Д`) IMG_7947.JPGレバテキにしました。
ごま油って食欲が増す感じがします。ぺろりと完食。
最初、テーブルに案内してくれたお姉さんが、「大判塩つくねがおすすめです」と
私だけでなく他のお客さんにも言っていたのですが(お店の強化キャンペーン?)、
メニューの写真を見るとシソが入っている感じだったのでリスク回避で注文せず。(笑)

ホッピーの中をお代わりしようとスマホでQRコードを読み取ると、
IMG_7949.PNGばか盛り(笑)
昔通っていた有楽町の「たもつ」のストロングハイはジョッキのふちちょっと下まで
焼酎が入っていたので、このくらいでばか盛りというのも物足りませんが(笑)
この歳になったらやめておいた方がよいだろうというのは分かるので普通の中を注文。
IMG_7950.PNG1リットルサワー

団体でくれば盛り上がりそうですが、意外と呑むのが大変そうな感じです。
(あとは、お値段に割高感もあるような気がしました)
IMG_7952.JPG普通の中
IMG_7953.JPGオクラのおひたし
さっぱりしたものが食べたいけれどサラダもシーザーだったりするので、
メニューをあれこれ見ていたら、定食メニューのサイドにオクラのおひたしが
あって注文しました。こういうさっぱりしたものがありがたい年になりました。(^^;
IMG_7954.JPGもう一つ中をいただいて
IMG_7945.JPGハムエッグに惹かれたものの、IMG_7955.JPGお約束のサイコロステーキ
天狗系のお店にくるとなぜか食べたくなるメニュー。
(大学生の頃から食べているので中毒性があるのかもしれません(笑))
この日のステーキもいい感じで噛み応えがあって、そうそうこれこれ、と納得しながら
店内滞在1時間くらいで食べ終わってお会計。
お店からは更に歩いてホテルにたどり着き、部屋のお風呂でくつろいだ後、
IMG_7959.JPGIMG_7960.JPG二次会
各フロアに電子レンジが設置されているので軽く温めてからいただいた鰻肝串。
香ばしい香りにタレの味がよく合っていて美味しくいただきました。

この後は、部屋でごろごろしながらテレビを見ていたら爆睡しておりました。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)




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京都旅行記2023Ⅱ~鴨川べりでデート編~ [日本の旅(京都)]

かっぱちゃんとの京都旅も終わりに近づいております。
嵐山からどこに行こうか、と話していると京阪に乗って帰るというので
じゃあ、錦市場あたりから祇園の方に行こうかというと、
かっぱちゃん.png鴨川べりでお話しませんか?
そうね、そんな過ごし方も素敵だね、とバスに乗って四条に行き、
IMG_7926.JPG錦市場を通ると周りはほぼ外国人
円安で外国人観光客にとっては何もかも安く見えるのだろうな、と
羨ましさしか感じないのですが、聞く耳を持てない増税メガネさんには早く交代して
もらいたいもんだなあとこうやって記事を書きながら思う私です。
IMG_7929.JPG中国語でも表記されている鰻肝
これは日本の美味しい鰻の肝です、って書いてありますね。(笑)
どこの鰻か分からないのですが部屋呑みのおつまみによさそうなので購入。

と、外国人を見ながら錦市場を端から端まで歩き、
IMG_7930.JPG定点観測ポイントを通って
IMG_7931.JPG鴨川までやってきました
カップルが等間隔に座って話している光景を橋の上から見るのみでしたが、
今回折角かっぱちゃんと久しぶりに会ったので鴨川べりに座って
かっぱちゃんのシンデレラタイムまでお話することにしました。(1時間くらい)
橋より川下(川床などがあって賑やかな方)は既に人がいっぱいだったので、
反対側で人が少ない方にいきペタッと座りました。
IMG_7932.JPGIMG_7934.JPG
橋の向こうにはユニークな形の菊水ビルや南座が見えます。 
IMG_7935.JPG鷺? 鳥も結構いました 
20年ぶりに会うので、かっぱちゃんと接点のあった会社関係の人の動向について
お話しました。
彼女の上司だったおじさん、私の上司でもあった人なのですが、
昨年亡くなったことを知らずたいそう驚かれました。
私が彼の通夜に行くのに骨折リハビリ中で喪服のファスナーを上げるのに一苦労した
話を交えながら話をすると笑っていましたが、互いに若いころにお世話になった方が
この世を去るというのは時の流れとはいえ寂しいものですね。
このおじさんの他、会社にいたユニークなおじさんなどの話などでも盛り上がった後、
かっぱちゃんのご家族の話や、私の骨折話や近況などを話したり、
会社にいたその他の人の話で大変盛り上がりあっと言う間にお別れの時間となりました。
自宅にお土産を買っていきたいというかっぱちゃんにくっついて祇園まで移動し、
八つ橋やお茶のお店でお土産を買うかっぱちゃんの姿を眺め(私は何も買わず)
京阪の祇園四条駅前まで一緒に歩いてここで本当にお別れ。
かっぱちゃん.pngうつぼさん、楽しかったです!
また会いましょうね、と約束し、笑顔のかっぱちゃんと名残惜しい中お別れ。(;_:)
私はホテルまで歩いて帰ります。
IMG_7937.JPGIMG_7938.JPG伊兵衛?
前日訪れた細辻伊兵衛美術館の元々やっているご商売、永楽堂のお店。
こんなところにお店があったんだと驚きながら中に入り、ちょっとだけ
お土産を購入しました。(お値段そこそこするので控え目に(^^;)

一人旅ばかりしているのでこうやって2人で過ごす旅っていうのもいいなあ、
そんな気持ちで楽しめた一日でしたが、ホテルに戻る前に、〆の場所を探します。


(つづく)

 

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京都旅行記2023Ⅱ~嵐山で屋形船編~ [日本の旅(京都)]

かっぱちゃんと20年ぶりに会ってもっと気後れするかと思っていたのですが
意外と当時の時間に戻るのは早いというかあっという間にうちとけたように思えます。

これはあくまでも私側の感想で、後輩のかっぱちゃんの気持ちは不明ですが。(笑)

とはいえ、西芳寺さんでかっぱちゃんも写経と苔の美しさを楽しんでくれて何より。
この後は、折角なので嵐山に移動します。
混んでいるのは覚悟の上ですが、平日(月曜日)なので多少はましだろう、と思いながら
お上り観光客(かっぱ&うつぼ)はバスに乗って嵐山へ。

バスの中ではお互い年をとりましたねぇ、という中年らしい会話に終始し、
IMG_7878.JPG渡月橋近くのバス停に到着。
バスを降りると修学旅行生と外国人観光客があふれていました。
想像していたより人が多く、このあたりでランチしようと思ったら、
長時間並ばないと難しそうだね、、と言っていて思い出したお店があったので
電話して席が空いているというので歩いて15分、人混みもなくなったあたり、
清凉寺近くのCafe Dinig Seraさんに到着しました。
大覚寺に行って目当てにしていたお店がお休みではるばる歩いて辿り着いたお店

(食べログ)https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260403/26035541/
IMG_7879.JPGIMG_7880.JPG
地元のお客様も多いお店、おしぼりもなんだか可愛らしいです。
IMG_7883.JPGはい、かんぱい♪
宴会で一緒に呑んだくらいで酒豪ではなかった記憶なのですが、
かっぱちゃん.png ビール、大好きです!
嬉しそうにいうのでじゃあ昼から呑んでしまおうと乾杯しました。
お天気の良い中、沢山歩いて2人で呑むビール、本当に美味でした。(^-^)
IMG_7884.JPGIMG_7885.JPG
ハンバーグ(私はトマトソース、かっぱちゃんはおろしポン酢)、
人参やほうれんそうの小鉢にサラダ、ごはんと白みそ仕立てのお味噌汁。
話ながら食べるごはんは美味しい。(´;ω;`)

お腹がいっぱいになった後は、再び歩いて渡月橋まで戻り、
IMG_7888.JPG橋を渡って
IMG_7889.JPG屋形船
(嵐山通船が運行している船です)https://arashiyama-yakatabune.com/
IMG_7890.JPGIMG_7891.JPGお値段1500円
高校生の場合は沢山乗ればちょっと安くなるのは修学旅行生向けですね。
料金を支払うと「あと15分くらい待ってね」と言われたので、
IMG_7892.JPGIMG_7893.JPG
いただいたリーフレットを見ながら出発を待ちます。
IMG_7894.JPG今まで行ったところ
嵐山は人がいっぱいの観光地というイメージでずっと避けていたのを、
コロナ禍で人が少なくなったところを訪れるようになってから、
お寺もいくつかお参りする機会がありました。
今回の屋形船も観たことはあったのですがそれまであまり興味がなかったものの、
2年くらい前から見ている篠原常一郎さんのYouTubeやブログなどで嵐山通船の
存在を知って微力ながら応援の意味も含めて今回乗船させていただきました。
(何があったかは篠原さんの発信内容を見ると分かりますのでここでは割愛します)
IMG_7896.JPGIMG_7898.JPG乗船時間は35分
アフリカ系のお姉さんがやってきて3人で船に乗った後、
外国人観光客3人組と日本人カップルが駆け込みでやってきたので、
船を変えますね、と乗った途端に乗り換えて(^^;
IMG_7900.JPGこんな感じで出発します
船頭さん、長い竿一本で船を漕ぐのですが、穏やかな水面とはいえ舵取りから
前進まで非常にスムーズな舵取りで乗り心地も非常にいい感じ。
IMG_7903.JPGIMG_7905.JPG
ぎりぎりに乗ってきた外国人3人組の1人が一生懸命手を振っていたので、
私やかっぱちゃんもなんとなくつられて手を振ったのですが(笑)
川辺にいた白人カップル1組にガン無視された以外は振り返してもらいました。
知らない者同士ですがこういう時に恥ずかしいという気持を捨てれば楽しいですね。
IMG_7906.JPG2人漕ぎボート
カップルや女子同士、男子同士でが漕いでいる様子を見るのも楽しいのですが、
途中で「八千代中学」と書いてあるシャツを着る男子たちを見かけたので、
近づいた時に「千葉県から?」と聞いてみたら「茨城県です!」という答えが返ってきました。
千葉県に八千代市という市があるのですが、調べてみたらお隣茨城県には八千代町、という
町があるらしく意外と隣県を知らない自分にびっくり。
「茨城県なのね!私は千葉県から!千葉にも八千代市ってあるから千葉かと思った!」
おばさんがいきなり大声で話しかけて中学生たちもびっくりしたと思いますが、
意外に素直に答えてくれてホッとしました。旅の恥はかきすて、です。(笑)
IMG_7908.JPG保津川下り
乗客、ほぼ全員外国人観光客でした。びっくり。
船頭さんが私たちが乗っている屋形船を指さして、
嵐山オンリーボート!!」と大声で言って笑っていましたが、
(長距離を移動することなく嵐山のみを漂う船と言いたかったみたい(笑))
なんでも笑わせるネタにする船頭さんのコミュニケーションスキル、素晴らしいです。 
IMG_7909.JPGIMG_7910.JPG
酒船(⇐私が勝手にそう呼んでいる)の基地を遠くに見ながら屋形船はゆるゆる進み
時折見える猿(近くのモンキーパークから脱走?)が見えたりしていたら
IMG_7912.JPG酒船がやってきた! 
気持ちのゆるんだ観光客にお酒やみたらし団子はいかがですか~?と悪魔の囁きで
上手に売り込んでくる船です。(笑)
保津川下りの時についつい買っちゃうんだよね、という私に、
かっぱちゃん.pngビール、飲んじゃいましょうよ!
かっぱちゃんの積極的な姿勢に素直に従い、
IMG_7913.JPG冷え冷えのスーパードライで再びかんぱい♪ 
船上で焼くイカ焼きがいい匂いでしたが、ハンバーグでまだお腹いっぱいなので我慢。
アフリカ系のお姉さんもストロングハイを買って呑んでいらっしゃいました。
日本ってこうやって外でも普通に呑めるので(アメリカはNG)開放的になるのかも。
IMG_7914.JPGIMG_7916.JPG
以前訪れた大悲閣千光寺の入口辺りを越えたところで船は折返し、
船着き場に向かって戻っていきます。
IMG_7918.JPGIMG_7922.JPG
IMG_7921.JPGビールを美味しそうに呑むかっぱちゃん
船は40分くらいのんびりと桂川を漂い、船着き場に戻ってきて下船。
かっぱちゃん.png屋形船、とても楽しかったです!
私もかっぱちゃんと一緒に乗れて楽しかったです!
IMG_7924.JPG渡月橋を渡って
この後、バス停から四条方面のバスに乗って移動しました。
楽しい時間もあとわずか、行ってみたいけれど一人で躊躇っていた場所に
2人で向かいます。


(つづく)



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京都旅行記2023Ⅱ~かっぱちゃんと西芳寺編~ [日本の旅(京都)]

昨日ご紹介したかっぱちゃんとこの日は夕方くらいまで一緒に過ごしますが、
最初に訪れたのが西芳寺さん。

(昨年3月に初めて訪れました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-06-15-1

どこに行く?と聞いたら意外と京都は知らないというかっぱちゃんに、
写経して苔を観ようといっても拒否されないと思ったので誘いました。

かっぱちゃん.png写経、やったことがないので楽しみです!

と言っていたかっぱちゃんと20年ぶりに再会し、
IMG_7858.JPGIMG_7859.JPG
お寺の受付にいってお支払いすると前回同様、筆ペンなどをいただきました。
IMG_7860.JPGその後本堂に上がらせてもらい
写経についての説明を聞き各自写経の用紙が置いてある机を選んで写経タイム。

集中 集中 集中 。。。。

10分かもうちょっとか、そんなに長くない時間ですが、一文字一文字丁寧に書く、
前回訪問してから2年連続で骨折してしまったものの、また西芳寺さんを訪れて
こうやって写経する機会を得たことはかっぱちゃんのお陰かもしれません。
書いているうちに日頃の世俗にまみれた己のドロドロに汚い心がちょっとだけでも
洗われたような心地で写経を終了し、今回も書いたお経は納めさせていただきました。

かっぱちゃん.png 写経、緊張したけれどとても楽しかったです!

かっぱちゃんも満足されていたようでホッとしました。

この後は、お寺の庭を歩いてきれいな苔を眺めたのですが、
IMG_7861.JPG新緑後、紅葉前のお庭です
どちらの時期も予約を取るのは倍率が高いので難しそうですが、
せめて新緑の季節に一度は来てみたいものです。。。
IMG_7862.JPGIMG_7863.JPGIMG_7864.JPG
IMG_7866.JPGIMG_7868.JPGIMG_7869.JPG
互いの話をしながらのろのろ池泉回遊式のお庭を歩いたのですが、
まだ滞在可能な時間があったので、更に1周2人で歩きました。
IMG_7871.JPGIMG_7873.JPG
IMG_7865.JPGIMG_7875.JPG
かっぱちゃん、意外と写真を撮らないので「写真、撮らなくていいの?」と聞くと
急にしゃがみこんで苔の写真を撮っていました。
若いカップルがそうやって写真を撮っているのを見て真似したらしいです。(笑)IMG_7872.JPGIMG_7877.JPG
青い紅葉を見て紅葉の時期はきれいだろうな(おそらく記事を書いている今頃)
と赤く染まる紅葉を想像しながら、ビロードのような苔を見納めました。

この後は、観光客らしく嵐山に移動して楽しみます。(^O^)/


(つづく)


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