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札幌旅行記2024~satokotさんと再会編~ [日本の旅(北海道)]

長々と書いてしまいましたが久しぶり明和電機を存分に堪能した後は、
真駒内駅までバスで移動し、そこからは地下鉄で札幌駅に向かいます。
IMG_3414.JPGIMG_3415.JPG
芸術の森では空いていたバスも途中から地元の方が乗ってきてほぼ満席。
IMG_3416.JPG 真駒内駅から地下鉄で札幌へ。
IMG_3417.JPGIMG_3418.JPGIMG_3419.JPG


ホテル時計台

ホテル時計台

  • 場所: 北海道札幌市中央区北2条西3丁目仲通り
  • 特色: 札幌・大通駅徒歩5分!チカホ「3番」出口すぐ!PayPay利用◎

どこか昭和の香りを感じる外観と看板、2階のフロントでチェックインし、
IMG_3421.JPGIMG_3423.JPGIMG_3424.JPGIMG_3426.JPG
古い建物ですがきれいに清掃されていて、消臭スプレー完備と私には十分な設備です。
この後、急いで顔(化粧)を直して、急いでフロントに行くと、
satokotさんが待っていてくれました。
(15年ぶりにお会いします)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2009-04-03-2

satokotとは私がブログを始めて数年くらいの時に呑み記事にコメントをいただいて
お互いのブログを訪問しあっていたのですが、2009年、札幌に遊びに行った時に
satokotさん、とご主人と一緒に食事する機会をいただきました。。
その後、satokotさんもお子さんが生まれて子育てに忙しく、曽根風呂もご卒業、
連絡することもなく時が流れていたのですが、今回札幌に行くことが決まって、
satokotさんに会いたい!と2009年の頃、連絡用に使っていたYahoo!メールに
連絡をしたものの、お互いメインのメールアドレスはgmailに変わっていたので、
私のメールにsatokotさんがなかなか気づかず、今度はsatokotさんが返信を
くれたのに私がなかなか気づかず、そんな文通のような状態だったところで、
satokotさんが携帯番号から私のLINEを探してくれて出発日間近になってから
やっとまめに連絡できるようになりました。
時の流れとともに自分の通信手段が変わっていくとこんなことになるんだな(笑)
そんなことをしみじみ感じながらも連絡がとれたので15年ぶりにsatokotさんと
お会いできるのもLINEなどのお陰ですね。(^-^)
IMG_3427.JPGIMG_3428.JPG
(Q、というオシャレなお店)https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1045631/
お酒が弱いsatokotさん、勤務先の同僚にお勧めを聞いて予約してくれました。

重厚なドアを開けるとコンクリート打ちっぱなしでオシャレな空間が広がり、
普段こういうところで呑まない私にはど緊張なお店かも。(笑)
IMG_3429.JPG再会に乾杯♪
IMG_3431.JPGお通し(2人前)
肉みそ、鶏むね肉のハム、わさび菜、カリフローレなど、どれも美味。
こんなオシャレなお通し、ドキドキします。
IMG_3433.JPGIMG_3437.JPGIMG_3443.JPG
ゆり根の素揚げに、鶏もも、かしらの串焼き。
美味しくてビールもあっという間に呑み終わったのですが、
IMG_3434.JPG日本酒、いいお値段で

IMG_3440.JPGでも呑みたくて、最初は三千櫻
お上品にグラスでいただきました。
IMG_3444.JPGIMG_3445.JPGIMG_3450.JPG
(記憶ぼんやりですが多分)かじきまぐろ、鶏皮、出汁巻玉子をいただいて、
IMG_3446.JPG隠し酒 出してもらいました
隠し酒があるのかお聞きしたらありますよ、と女性スタッフさんが答えるだけで、
何があるのか分からないので教えてください、と聞いたら上の写真の2種類。
でも、他の常連ぽいお客さんには他のお酒も見せていたので、他にもあったみたいです。
ま、アウェーですから常連さんと同じ対応を求めるのも筋違いだと分かっていますが、
その場面を見るとちょっと寂しくなっちゃいますね。(:_;)
IMG_3448.JPG結局、義侠をいただきました
しっかりした味が美味しかったのですが値段を聞かずにお願いして、
あとでお値段みてちょっと驚きました。(笑) 
IMG_3449.JPGIMG_3452.JPG
しいたけ焼きにお酒お代わりしたところで、制限時間いっぱい。
人気店なので夜の部も3回転くらいするのか、私たちも滞在1時間半でお会計。
普段、自らこういうオシャレなお店に行かないので緊張しましたが、
お料理は丁寧に作られていて美味しく、お酒のお値段がもうちょっとお手頃なら
尚良しなのになあ、と思いながらsatokotさんとお店を出て、駅までお見送り。
IMG_3457.JPG地下道が暖かい札幌です
15年ぶりにお会いしたので、お子さんもすっかり大きくなり、
可愛らしさは変わらないもののどこかしっかりした感が滲むsatokotさんと
たくさんお話できました。
お別れが名残惜しく、酔っ払った私は思わずsatokotさんをハグしてしまったのですが
satokotさん、嫌がらなかったのでホッとしました。(笑)
また会いましょう、と言いながらお別れし、
IMG_3459.JPGIMG_3460.JPG
テレビ塔に時計台を見ながら途中セイコーマートでお買い物してホテルに戻り、 
IMG_3462.JPGIMG_3463.JPGIMG_3464.JPG
(セイコーマート、楽しくて魔界です(笑)_
IMG_3465.JPGお風呂に入れて寛ぎました
IMG_3467.JPG部屋で二次会
一度、セイコーマートのお惣菜を食べてみたくて切り昆布煮を買ってみたのですが、
(お供にチューハイ呑みました(^-^;)
手作り感のある感じがホッとする、こういうコンビニがある北海道民の皆さんが
羨ましい!と思った美味しいお惣菜でした。

と、朝から呑んだり歩いたりしてさすがに疲れたところで就寝。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)



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札幌旅行記2024~SAIF2024・明和電機編④~ [日本の旅(北海道)]

明和電機のことを書き続けておりますが飽きられる前に本日の記事で〆ます。(^-^; IMG_3345.JPG再現とありますが、
このあたりはよくわからないのですが、2001年の土佐正道社長の定年退職後は
ライブ(製品説明会)などが行なわれなかったのかなあ。
IMG_3346.JPGステージ
IMG_3347.JPGオタマトーンや
IMG_3348.JPGIMG_3349.JPGIMG_3350.JPG
パンチくん&レンダちゃん、たくさんのライブをこなして表情もお疲れ気味。(^-^;
と、工員さん(⇐明和電機ではスタッフのことをこう呼びます)が登場し、
「これから自動演奏を行います」とアナウンスしてステージをセット。
ほどなくして自動演奏が始まりました。 

今回初めて己の撮った動画をブログに載せてみましたが、スマホの集音箇所を指で押さえて
しまったりで音質が酷いのですが、こうやってブログに載せられるのも便利ですね。
ちなみに冒頭で笑っているのは私です。(笑)
IMG_3352.JPGライブ終了(パンチくんの頭)
この後は、途中で通過した建物内で展示会のグッズ販売と、
土佐社長サイン会が開催されているので、早足で出口に向かいます。
IMG_3353.JPGIMG_3354.JPG
打楽器コーナーにコンテナの展示。
今回のステージもそうですが、台になっているのは展示品などを収納したコンテナ。
コンテナを別途保管することなく展示に使えるというのは、合理的で効率的ですね。
IMG_3355.JPGIMG_3356.JPG IMG_3357.JPGIMG_3359.JPG
明和電機の歴史(お父さんが設立、その後倒産、正道、信道で再度設立、
正道退職、現在にいたるまで)のパネル展示を見て、


IMG_3358.JPG社是?  
IMG_3360.JPGIMG_3362.JPGIMG_3364.JPG 

もうこのあたりは完全に駆け足見学。(自動演奏ロボットやオタマトーン)
IMG_3366.JPGIMG_3367.JPG
土佐信道社長が「ヒゲ博士」に扮して紹介する「トマトン」。
背中に入れたトマトを手を使わずに食べながらジョギングできる、というのが
コンセプトらしいです。(笑) 
IMG_3368.JPGIMG_3370.JPG
沢山のオタマトーンを見ながら一旦外に出て、他の建物へ移動。 
IMG_3371.JPGIMG_3372.JPG
グッズショップに土佐信道社長、普通にいました。
気軽に話しかけられる雰囲気が嬉しいのですが話しかけることが出来ず、
グッズを購入してサインをいただき「ライブ、楽しみにしています」と
ありきたりなことしか言えない自分がおりました。(緊張です) 
IMG_3374.JPGIMG_3378.JPG
再び展示会場に戻るとライブ会場は物凄い人でこんな感じ。
次の予定を考えるとライブ全部を見る時間がないので、出口に近い方に移動しました。IMG_3380.JPG土佐社長登場 
IMG_3381.JPGレンダちゃん、首がもとに戻っています(笑)
IMG_3389.JPGIMG_3392.JPGIMG_3393.JPG
打楽器装置のコーナー、お子さんが特に激しく叩いていたせいか、一部壊れてしまい、
(展示会初日なのですが( 一一))
壊れていることに少々ショックを受けながらも
IMG_3395.JPG慣れているのかその後演奏し、 
IMG_3397.JPGIMG_3398.JPGIMG_3399.JPG
ステージに戻って「パチモク」を装着。
IMG_3400.JPG指パッチンすると鳴る木魚に(笑)
IMG_3406.JPGIMG_3410.JPGIMG_3411.JPG
製品説明が30分、その後のライブは時間切りで10分ちょっとしか見られませんでしたが、
20代では魚(魚器シリーズ)、30代では楽器(ツクバシリーズ)、40代でエーデルワイス、
50代ではコンテナと、世代によって色々とアイデアが出ているとお話されていましたが、
今回、大学生の頃の作品(製品)から現在に至るまで土佐信道社長の今の姿も含めて
見ることができて大満足の鑑賞となりました。

この後は、夜の部に向けて宿に向かいます。


(つづく)



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札幌旅行記2024~SIAF2024・明和電機編③~ [日本の旅(北海道)]

土佐信道社長の頭の中は分かりませんが、現在に至るまでの道のりというか
芸術への対し方、みたいなものはじわじわっと伝わってきた感じの状態で、IMG_3316.JPGエーデルワイスのコーナーへ
エーデルワイス、といえば、私にとっては、


サウンド・オブ・ミュージック <1枚組> [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2013/11/22
  • メディア: Blu-ray

この映画の中で鬼のように怖かったトラップ大佐が優しく歌う歌、
というイメージが強いのですが、一体どういうシリーズなんだろうと
明和電機のサイトを見ると、

「女とは、生物的なメスとは何か?」。
この永遠のテーマを、セックス、遺伝子、感情、表層などを切り口として探求し、
シンボリックな花で表現したのがEDELWEISS シリーズです。

と書いてありました。
IMG_3377.JPGエーデルワイスの物語
展示を全て見た後にこの本を読んだのですが、
(展示会に来た方が読むべし、と書いているのをTwitterで観て
 急いで本を探しました(^-^;)
女が強く男が弱くなった世界、、男女差別もよくありませんが、
どっちが強くてどっちが弱いというのは良くないよなあ、かなり怖い世界、
そんなイメージで読みました。

で、実際の展示がどんな感じだったかというと、
IMG_3318.JPGうわっ!(;゚Д゚) IMG_3319.JPG
「プードルズヘッド」という製品ですが、
エンジンで扇動するナイフが並んだ顎でメスを噛み砕く装置。
脆弱になってしまったオスの欠落を象徴化したという説明です。 IMG_3320.JPG噛み砕く(笑) 
IMG_3321.JPG動画もありました
土佐信道社長が装着してデモを行っている様子ですが、ナイフが上下に動いて
物体を食いちぎる様子、エーデルワイスの世界観、想像できる製品でした。 
IMG_3322.JPGIMG_3323.JPG
入口近くで観た大学生時代の作品「回路の中の生物 犬」を重ねたような上に、
プードルズヘッドを装着した土佐社長?の人形、可愛いのか怖いのか。。。
上右の顔がいっぱい並んでいるのは「サバオ・ウォール」。
13週目の胎児、サバオの造形による壁、という説明でした。
そのサバオの前においてあるリンゴのささった銃が 
IMG_3325.JPGニュートン銃 
林檎の弾丸を落下させ、地球の中心を正確に撃つライフル銃。
照準器型の水平器付き。 だそうです。
IMG_3327.JPGサバオがいっぱい
可愛いというよりちょっと不気味、でも、思わず近づいて観てしまいました。 
IMG_3328.JPG二度見しちゃいます(笑) 
IMG_3329.JPGIMG_3331.JPG
末京銃」という製品。
150種類の化粧品が入った、ガラス瓶の弾丸を発射するマシンガン。
発射した液体を混ぜて「末京液」を製造。
物語の中では、集められたごみなどを大砲で都の外に発射されて
服や香水などのごみによる砂漠が広がったという感じでしたが、
この銃は実際にドラッグストアで体にくっついても安全な化粧品やシャンプーを
買って試験管に詰めて弾薬のように装填されているそうです。(^-^;
IMG_3332.JPGIMG_3333.JPG「泣き牛」
液体金属の涙を流す羊のマスク。
泣いているだけでも切ないのに流している涙が液体金属なんて。。

画家も人生の流れの中で作風が変わっていくのを見るのが好きですが
(ピカソとか藤田嗣治とか年表みながら作品を観るのが好きだったりしいます)
明和電機(というか土佐社長)も同じように年を重ねるにつれ世界観などが
変わっていくのかな、、と感じました。魚器シリーズと全然違うし。(^-^;

IMG_3334.JPG一番なじみのある明和電機
初代社長の土佐正道さんと今の社長の土佐信道さんがこのようなお姿で
演奏していたのを何十年前のことなのに今でも印象深く覚えています。
IMG_3335.JPGIMG_3336.JPG 
当時、パチモクを担当していたのは今の社長、土佐信道さん。
IMG_3338.JPGIMG_3337.JPG
コイビートを演奏していたのが初代社長の土佐正道さん。

(最近のものですがこんな感じで演奏します)
電化製品ぽいのですが楽器です。(笑) 
IMG_3340.JPGIMG_3341.JPG
そうそう、こんな感じだったなあ、、思い出しながら(笑)。
IMG_3339.JPGIMG_3342.JPG
こういうライブステージの前方にいる小さなお人形さんは、
IMG_3344.JPGパンチくん、と、 
IMG_3343.JPGレンダちゃん
パンチとレンダ(連打)、彼らの活躍は明日の記事で動画をご紹介しますが、
こういうネーミングも個人的にはツボです。(^-^) 

この後は、明和電機の実際のステージで製品展示会という名のライブを鑑賞します!


(つづく)
 

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札幌旅行記2024~SIAF2024・明和電機編②~ [日本の旅(北海道)]

私が知っている明和電機より以前に土佐信道社長が制作した数々製品、
ナンセンスマシーンに驚き感激しながら、続いて展示されていたのが、
「魚器(なき)」シリーズ。
IMG_3266.JPG土佐社長のノート 
昨日アップした作品のような彫刻的な鑑賞用の作品ではなく、道具としての
芸術作品を制作したのが魚器シリーズ。
IMG_3273.JPG魚器、並んでいます
IMG_3270.JPG「弓魚」
奈良京都大阪の旅で世界の民族が使う弓矢の美しさからインスピレーションを
受けて魚の機能美と合体させることで「弓魚」のイメージを得た作品。
実施矢を飛ばすこともできるそうです。(笑)

この他、「肺魚」「魚打棒」という作品も制作した土佐社長、
日本の華道や茶道のように道具を使って自分を知る芸術があることから、
茶器、花器のように「魚器」という名前をつけたそうです。
ここから明和電機の現在にもつながる工業製品のような芸術作品が始まった、
という説明を見て魚器の由来を初めて知った私です。
IMG_3271.JPG「指パッチン木魚」
電動でノックして音を出す木魚ですが、これが後の作品につながります。
(後日の記事で登場します(笑))
これらの魚器は1993年3月、つくば美術館で開催された修了制作展で
(つくば大学大学院)オールバックにタキシード姿の土佐社長によって
デモンストレーションが行われたそうですが、自身の姿に納得がいかず、
父が経営していた明和電機のように日本の中小企業を象徴するエンジニアの
スタイルで魚器を発表すること、更に、土佐信道ではなく「明和電機」という
アーティスト名で芸術作品を社会に発表しようと心に決め、兄の正道に相談、
賛同を得て、作品ではなく製品、パフォーマンスではなく製品デモ、と称し、
明和電機のスタイルを確立させました。
最初に彼らを観た時は、「え、なんで作業服?」と驚いたことを覚えていますが
オールバックにタキシードより作業服の方が確かに作品とパフォーマンスに
惹かれるような気がします。 
IMG_3277.JPGIMG_3281.JPG
作業服の中に白ワイシャツ&ネクタイの正道&信道さん。 IMG_3282.JPG
明和電機の発表した製品のシリーズ、ロゴも家電品などのシリーズぽいです。 
IMG_3286.JPGコピーだ!でも気に入っちゃった!
この件、知らなかったのですが読んで爆笑した、フライング魚コード事件です。 IMG_3293.JPG
事の発端はこの製品、「魚USBケーブル」。 
IMG_3294.JPGUSB接続でスマホ充電ができます
と、世界的に有名な雑貨店「フライングタイガー」で安価な値段でコピー販売、
というフライング行為がありました。
明和電機が製造委託している会社(おそらく中国の工場)が魚USBケーブルの
金型を使ってつくった製品をフライングタイガーに売り込んだのかもしれません、
コピー品と知らずにフライングタイガーでそのまま販売されてしまった、
フライングタイガーに悪意はないと思いますが、コピー品を見て笑ってしまいました。
IMG_3291.JPGコピー品
コピー品の存在を知った土佐社長、フライングタイガーで販売されているのを
買い集めて明和電機のシールを貼ってサインを入れて明和電機のネットショップで
芸術作品として販売し、ネットで話題になったことから(テレビで放映された)
フライングタイガーは全世界の600店舗からコピー商品の魚コードを回収した、
というのがフライング魚コード事件の顛末。
IMG_3287.JPG
IMG_3290.JPGコピーのコピー商品(笑) 
IMG_3288.JPGIMG_3289.JPG
オリジナルが簡単にコピーされて販売される危険性をネガティブにとらえず、
ネットメディアを巻き込んでお祭りにするポジティブ思考をもつことが、
これからのクリエーションにとって大事だと明和電機は考えているという説明に、
著作権や特許侵害で訴訟、というのが当たり前かと思っていた私も目から鱗、
の気分になりました。 
IMG_3300.JPG「グラスカープ」の設計図 IMG_3303.JPG実物
グラスハープとカープ(鯉)を合わせた作品で、レバーを回して
重なったグラスをぐるぐる回しながら濡らした指で触って音を奏でる、
こういう発想も面白いなあと思います。
IMG_3306.JPG「パチモク」
「指パッチン木魚」の発展形というか、この作品を背負って木魚のついている
アームを上へ挙げながら、電気スイッチを指につけて指パッチンすると木魚が
ぽくぽく鳴るという作品。土佐社長によるパフォーマンス(製品説明会)で
必ず見られる作品ですが、装備の重さで背負うのが大変そうに見える土佐社長と
ぽくぽく軽快に鳴る木魚の音がなんとも面白い製品です。  
IMG_3310.JPG「タコニワ」
IMG_3311.JPGタコ足配線の庭ってことなのかな
水槽内で回転するレーザーを魚が遮るとその真下のノッカーが動くという作品。
作動しているところが見られず残念でしたが発想が面白いです。
IMG_3313.JPGIMG_3315.JPG
ヤンキーホーンの向こうがわにいるのが 
IMG_3304.JPGドスをもった鯉。(笑)
暴走族のクラクションに合わせて、5匹の鯉が5本のナイフを振り回して紙を切る、
という作品だそうですが、ゴッドファーザーが流れるヤンキーホーン、というと
土佐社長や私の世代にはリアルな思い出です。
IMG_3296.JPGIMG_3297.JPG
「ウケ・テル」という作品ですが説明を見てちょっとびっくり。
電話の時報に合わせて天井の針が落下し、タイミングが悪いと下にいる魚に
突き刺さる装置、だそうです。
IMG_3298.JPGちょっと怖い。。
この作品は、明和電機として制作した製品第一号ですが、
魚が人間、矢(針)が運命、時報が神を象徴し、作動させる鑑賞者が117を押して
電話をかけなければならず、その残酷さと向き合い葛藤する、、という意味が
込められていますが、土佐社長は、理性による不可解の探求から死をもたらす装置が
生まれるという手法に限界を感じたため、現在の展示では作動させていないそうです。
その反動から、理性ではなく感情を重視した表現欲求に変わっていき、

「EDLWEISS(エーデルワイス)」シリーズの制作を開始したという説明でした。

と、自分が知らない魚器シリーズがたくさんあってフライング魚コード事件も知り、
既におなかいっぱいな感じですが、続くエーデルワイスなどまだまだ展示は続きます。

(つづく)


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札幌旅行記2024~SIAF2024・明和電機編①~ [日本の旅(北海道)]

札幌芸術の森に到着し、心の中ではテンションがふつふつと上がっていったのですが、
今回SIAFのチケットをいただいた際、公式ホームページを調べて「明和電機」の
展示があることを知って絶対これは行かねば!という気持になったのが当初迷っていた
札幌行を決行した大きな理由です。
IMG_3227.JPGIMG_3228.JPG雪だらけの中を歩き、
IMG_3229.JPGIMG_3230.JPGIMG_3232.JPG
いくつもの建物を通り過ぎて敷地の奥の方に進みます。
IMG_3235.JPGIMG_3236.JPG IMG_3237.JPG
明和電機 ナンセンスマシーン展です。(笑)
IMG_3238.JPG展示会場に到着~ 
IMG_3239.JPGIMG_3241.JPG
明和電機については、wikiをご一読いただければ、ですが、
(こんな時にはwiki)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E5%92%8C%E9%9B%BB%E6%A9%9F
私くらいの60前後の世代には馴染みがあるアーティストだと思っています。

(ねんのため社史も)https://www.maywadenki.com/history/syasi/

元々は明和電機の現社長(土佐信道さん、初期はお兄さんの土佐正道さんが社長)の
お父さんが、神戸の新明和工業におつとめでその後独立されるときに勤め先の社名から
「明和」をいただいて「明和電機」というメーカーを立ち上げたところからスタート、
松下電器の下請け会社として部品製造を行っていましたが、1979年にオイルショックで
経営悪化、倒産した後、1993年に、息子の正道さんと信道さんでアートユニットとして
明和電機を設立。
お兄さんで社長の正道さんは2001年に定年退職と称してユニットから脱退、
現在は、弟の信道さんが社長で、様々な製品(という名のアート作品や楽器)を
色々な場面で発表しています。
IMG_3242.JPG現社長の信道さん
同年代というのもあって、最初に注目されてテレビ(タモリさんの番組など)に
出演していた時に興味をもったものの、その後はたまにYouTubeで活動を知るのみ、
という程度でした。

が、今回国際芸術祭で一つの会場が全て明和電機一色になると知って、
懐かしい気持ちと現在の活動ぶりも気になって少々遠い会場まで足を運びました。
ちなみに上の写真で、土佐信道社長が手にしているのは「オタマトーン」。
明和電機のヒット商品ですが、楽器が苦手な人にも慣れれば演奏できるようになる、
なんだか不思議な楽器として知られています。
IMG_3244.JPG入口で魚器シリーズがお出迎え
魚器(なき)、という明和電機がスタートした初期の頃の作品(製品)です。

(こんな感じで動きます(笑))https://youtube.com/shorts/-7IECwTjv_w?si=_QgKUsO1KsvNBNKL

私が知っている明和電機というと、このあたりの魚器シリーズがメインで
その後はあまりよく知らなかったのですが、入口でいきなりこれを見て
笑いながらテンションも上がりました。
IMG_3247.JPGご挨拶
明和電機の芸術的なセンスはある意味唯一無二、上のご挨拶にも書いてありますが、
アートの枠組みにとらわれない活動は今回の展示会になくてはならないものだった、
のかと思います。

とご挨拶を読んでから中に入ると、魚器シリーズを発表する以前、
土佐信道社長が大学生(筑波大学)の頃の作品が展示されていました。
IMG_3250.JPGいきなりインパクトのある作品
「ロボティ」という名前の作品(というか明和電機さんにとっては製品)、
はじめて本格的に電動機械を作ったのがこのロボティ。
IMG_3252.JPGスイッチパネル 
このパネルに表示された部位(首とか腕)のスイッチを押すと、
それに対応した体の部分が動く仕掛けで、100Vのソレノイド駆動で動く、
と書いてありました。
(ソレノイド、知らなかったので調べました)https://www.takaha.co.jp/technological/action.html
大学時代というと40年近く前、この作品も動かない、のかもしれませんが
動いているところが見てみたくなるルックスの作品でした。
IMG_3253.JPGIMG_3255.JPGIMG_3256.JPG
上左から「回答の中の生物 鳥」「回答の中の生物 犬」「機械のピスタチオ」
創造力想像力があまりない私からすればどうやってこういう発想がイメージできるのか、
私が知っている明和電機のイメージの前にこういうものが作られていたのか、、、、
もう初っ端から目から鱗状態で展示を眺める自分がおりました。
IMG_3257.JPG「機械のエイ」
小さい作品ですが、機械部品が組み込まれている内部をガラスが覆っていますが
これがもっと大きくて海の中を泳いだら凄いだろうなあと想像しました。
IMG_3258.JPG「妊婦ロボット」 
IMG_3261.JPG腹部になぜか車が。(笑)
筑波大学の芸術コースに入学した信道社長、機械加工やコンピュータ技術を学び、
それを「新しい絵筆」として表現に応用したそうです。
卒業制作で制作したのがこの「妊婦ロボット」。
音楽、CG、メカトロ制御を集大成するものとして、音楽に合わせてダンスを踊る
ロボットの制作を思いついて制作したそうですが、”My  Favorite Things”の曲に
合わせて踊り、曲の最後で胎内の車が突き出てくるという仕組み(笑)だそうです。

造形、音楽、コンピュータを融合させ生命を機械で表現するという作品ですが、
機械という常識(コモンセンス)で生命という超常識(ナンセンス)を表現するという
矛盾の大きな壁にぶつかり、その壁を乗り越えるために魚をモチーフとした道具として
の芸術作品として「魚器(なき)」を制作し、パフォーマンスを行った、その際に
芸術家スタイルより電気屋のスタイルの方が適していると閃いて、魚器のプレゼンを
行うスタイルとしてお父さんの会社であった「明和電機」を着想したそうです。

知っているようで全然知らなかったよ、明和電機。(◎_◎;)

ここまで大がかりな展示で明和電機を見ることが出来る機会はないでしょうし、
そう思うとこんな大雪の中、札幌までやってきてよかったよー(^O^)/
まだ入口近くにいるのに既に感激状態になっている自分がおりました。

って、あと3回くらい、明和電機の展示記事、つづきます。


(つづく)



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札幌旅行記2024~味噌ラーメンでランチ編~ [日本の旅(北海道)]

SIAF2024の未来劇場で100年後の未来を想像しようとしたものの、
分かったような分からないような気分で鑑賞を終えたところで
2か所目の会場に向かおう、、としたのですが、味噌ラーメンのお店の看板を
見つけたらそうか北海道にきたら味噌ラーメンだ!という気分になったので
まず味噌ラーメンのお店に向かうことにしました。
IMG_3200.JPG北海道といえばセイコーマート
店内見学したかったのですが、お楽しみは後にとっておきます。
IMG_3201.JPGIMG_3202.JPGIMG_3212.JPG
さっぽろテレビ塔が近くに見えるところにあった吉山商店さん。
(創成橋店らしいです)https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1028357/
お店に入ったのが12時ちょうどくらいだったので店内ほぼ満席状態。
ああやっぱり人気あるんだなあ、と思ったらスタッフの方が数席空いていたカウンター席に
案内してくれました。

先に書いてしまいますが、この店、客の入れ替わりも多くて忙しそうな中で、
どのスタッフの方も明るくしかも丁寧な対応でびっくりしました。
客層の大半が地元の方っぽかったので観光客が少ない、ということは
リピーターが多い、ということだと思いますが、お店に入ってから食べて
お会計してお店を出るまで、ずっと心地よく過ごせる雰囲気のお店でした。
看板を見て立ち寄ってよかったと思っています。(^-^)
IMG_3203.JPGメニュー
味噌ラーメン専門ではなく、醤油や塩ラーメン、サイドメニューも色々あって
夜はおつまみで呑んでから〆にラーメンというのも良さそうな感じ。
周囲の注文を聞いているとごま味噌ラーメンが一番人気のようでしたが、
意外と醤油ラーメンも人気がありました。
IMG_3206.JPGはい、かんぱい♪
ハートランドビールだったのでついつい注文してしまいました。(^-^;
IMG_3208.JPGほどなくしてお料理も運ばれてきて
混んでいるのに注文から5分も経たず、だったので、これまたびっくり。
IMG_3209.JPG水餃子も注文してしまった
店内で作っているのかは不明ですが、つるもちっとした食感が美味。
IMG_3210.JPG 味噌ラーメン
注文してからごま味噌ラーメンにすればよかったかなあと思ったのですが、
普通の味噌ラーメンも生姜が効いていて、深みのある味噌がとても美味しい一杯。
黄色いちぢれ麺(西山製麺)を使って炒めたもやしがのっている、という
定番の札幌味噌ラーメンではありませんが、地元の方に人気のあるお店というのも
なんだか分かるような気がしました。
IMG_3211.JPGアキラ100%さんの色紙
有名人の色紙がたくさん飾られていましたが私が認識できたのはこれでした。


翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ 通常版 [Blu-ray]

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ 通常版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2024/05/29
  • メディア: Blu-ray

この映画で埼玉県の職員?の役柄(奥さんを演じていたのが和久井映見)で
暑い熊谷でイベントを仕切る姿が真剣なのに観ていて笑ってしまったのを思い出しました。

と、事前に何も調べず入ったお店で大満足できた後は、今度こそSIAFの2ヶ所目に移動します。IMG_3213.JPGIMG_3214.JPGIMG_3215.JPG
大通りは雪が積もっていないので歩きやすいのでなるべく大通りを歩き、
途中の三越では雪まみれの獅子にお会いしてから大通駅から地下鉄で移動、
IMG_3217.JPG真駒内駅に到着
真駒内、というとフィギュアスケートのリンク(真駒内アイスアリーナ)がある場所、
というイメージしかないのですが、地下鉄で15分くらい、郊外に向かって移動すると
かなり駅前の風景がのんびりした感じでした。

ここからバスで札幌芸術の森まで移動しますがバスが出発したばかり、
次のバスは15分後だったので待合室の洗手間に入ったら、 
IMG_3219.JPG こんなお知らせ
最近、商業施設などの洗手間でも、トイレットペーパーを持ちだすな、といった
張り紙を見かけることがありますが、イタズラってもっていっちゃうのかな、
なんだか日本の治安も悪くなっているのかと心配になりますね。( 一一)

と、バスがやってきたのでSUICAをタップしてから乗車したのですが、
IMG_3218.JPGIMG_3223.JPG
アジア系の外国人観光客のお姉さん、交通系ICカードを持っていないので現金払い、
しようとしていたらしく、運転手さんに英語で「いくらですか?」と聞くと、
運転手さん、「え、現金ですか?スリーハンドレッドエン」と答えていました。
私も旅先でバスの乗り方が異なると困惑するのですが、電車みたいない統一してくれると
いいのにな、なんて思ってしまいました。
(都バスは前から乗って先払いだけれど、首都圏の民間バスは後ろから乗って後払いとか)IMG_3225.JPGIMG_3226.JPG
展示内容が若い人向きなのか、バスの半分以上は若い方々、
私も若干アウェー感がありましたが、会場に到着したら盛り上がってきました。

ここで見学するのは明和電機です!

楽しみ~。


(つづく)



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札幌旅行記2024~SIAF2024・未来劇場編②~ [日本の旅(北海道)]

未来劇場で観る未来の世界、もうちょっと続きます。
IMG_3176.JPGIMG_3177.JPG「100年後の物語」
ー今、私たちが生きている世界は、過去に生きた人々の様々な想像力によって
創られてきました。2024年の想像力が2124年の世界を創り出すとしたら、
どんな物語が未来の可能性を切り開くのでしょうか。人間は、どんな装いで、
何を食べ、どんな場所で暮らし、どのように生まれ、どのように死んでいくのか、
人間は、何をどうコミュニケーションし、どんな移動体でどこに向かうのか。
そして、人間は、何を信じ、どのようなコミュニティーで生き、どんな知性が
その世界を統治しているのか。6組のアーティストが描く100年後の物語を
読み解いていきいましょう。ー

2021年、100年の間、成長を夢見てきた札幌市は戦後初の人口減となり、
大きな転換点を迎えている、という説明とともに、展示の内容について書かれて
いましたが、3年前戦後初の人口減、というのは他の自治体と比べても
珍しいのかなと思いました。(大都市ですし。)
100年後、自分が生まれ変わっているのか分かりませんが、自分が生きてきた
半世紀ちょっとの間にも世の中が大きく変化しているわけですから100年後、
私には想像もつきません。(^-^;
IMG_3179.JPGIMG_3181.JPG
シン・リウ氏の多様な遺伝子を未来に残すことを目的にした種子バンクから着想を
得た展示空間の作品から、
IMG_3182.JPGIMG_3184.JPG
クアヨラ氏(上左)による実在の風景を高精度の3Dレーザースキャナで読み取り、
高解像度で大判出力した作品や、
国松希望根太氏(上右)による北海道の巨木の朽ちかけた丸太をチェーンソーなどで
削った作品など、
IMG_3186.JPGIMG_3187.JPG
100年後を想像できない凡人の自分には創造性が薄いのかな、なんて思いながら
鑑賞しました。
IMG_3189.JPGIMG_3188.JPG
最後は未来ラボ。
順路通りに歩いていると、劇場の舞台にたどり着きます。
上は舞台から見た客席の様子。

ーいよいよ旅も終わりに近づいてきました。この場所は演劇を楽しむ鑑賞者で
溢れるはずの観客席です。通常、観客席は舞台を見つめる場所ですが、
今日は未来を創造する演者(アクター)として、赤い花のように鮮やかな椅子に
座ってみましょう。このラボでは、これからの未来を書き、コーディングし、
描く「未来のための道具」を体験できます。絶え間なく流れる時間のなかで、
過去における行動が現在につながり、現在における行動が未来につながる。
この劇場を出た後のみなさんの行動が、2124の世界に影響をあたえるはずです。ー

未来を創造するアクターか。(^-^;
年齢的にも創造性の低さにも引き気味のおばさん(私)ですが、
せっかくやってきたので楽しみます。
IMG_3191.JPGIMG_3192.JPG
観客席にペンタブが置いてあって、北海道で連想するものを描いて
いきましょう、というコーナーだったので、
IMG_3193.JPGIMG_3194.JPG
絵心がないなりに頑張ってかきました。
(私が描いたのはシャケを咥えた熊(のようなもの)です)

最後に会社展示、桧森さんと大森さんとあと?に挨拶、絵を描いて終了、
IMG_3195.JPGIMG_3197.JPG
IMG_3199.JPG思い浮かばなかった。。。(笑)
最後のコーナーは、小さいお子さんの想像力、創造力が発揮されそうな、
自分もお小さい頃なら恥も感じず思いきり描いていたかもしれない、
と万年図工3だった割に自分が小さい頃にこういう展示があったらなあ、
想像しながら未来劇場を後にしました。

こういう展示、現代アートといってもテーマが面白いですね。
チケットをもらってきましたが、楽しくなってきました。
この後は、他の会場に向かう途中で腹ごしらえします。(^-^)


(つづく)


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札幌旅行記2024~SIAF2024・未来劇場編①~ [日本の旅(北海道)]

大声で話す外国人乗客たちに香水臭いお兄さん、という機内から解放され、IMG_3143.JPG白い恋人
名古屋空港のバゲージクレームは矢場とんの豚さんたちが並んでいましたが、
北海道はやはりド定番の白い恋人なんですね。
矢場とんに比べると地味ですが(笑)札幌に来たなあと実感します。
飛行機の到着が遅れたものの、予定していた快速エアポートにホッとしましたが、
混んでいたので思わず指定席にしてしまいました。(指定代840円は高い( 一一))IMG_3145.JPGIMG_3146.JPG
室蘭からの特急が遅れたという理由で南千歳駅で暫く信号待ち、
その後、千歳駅まで減速運転、と定刻よりものろのろでしたが、安全運行第一です。
指定席は円安でうはうはのインバウンド(主に微笑の国の方々)の観光客が多く、
途中、車椅子の男性が乗車して乗車口近くの通路を塞ぐようにしているのが見えて、
JR北海道の車両って古いものが多いので車椅子の方が乗る場所がないのかな、と
思ったのですが、新札幌駅(札幌駅手前)で降りる時、このままでは降りられない、
と思って、すみません、と移動していただいてなんとか下車することが出来ました。

ここからは地下鉄で目的の場所に向かいます。

今回の旅の目的は、昨日も書いた通り、SIAF(札幌国際芸術祭)を観るため、と、
もう一つお楽しみがあるのですが、最初はまずSIAFが開催されている複数会場の内、
面白そうだと思った会場に向かいます。
IMG_3147.JPGIMG_3148.JPG
北海道に着いて気づいたのですが、マスク装着率が高く、
私もアウェーから来ているし、と私もマスクを着けました。
バスセンター前という駅で下車して外に出ると、
IMG_3149.JPGIMG_3150.JPG
広い通りは雪が少ないのですが、人通りが少なめのところだと雪が山盛り。
IMG_3151.JPG転ばぬよう雪を踏みしめながら歩いて到着。
IMG_3152.JPG未来劇場
普段は東1丁目劇場と呼ばれているそうですが、かつては北海道四季劇場、
劇団四季って全国各地に劇場あったよなあ、なんてことを思い出しました。

で、今回やってきたSIAF(札幌国際芸術祭)、
(ホームページ)https://siaf.jp/
公式サイトによれば、以下のような展示会です。
札幌国際芸術祭、Sapporo International Art Festival 略称:SIAF)は3年に一度、
札幌で世界の最新アート作品に出合える、特別なアートイベントです。
これまで2014年に第1回、2017年に第2回を開催しました。
3回目となる2020年の開催は残念ながら中止となりましたが、
SIAF2020特別編として、オンラインプログラムや予定されていた企画の紹介展示を
実施しました。
2024年には初の冬開催となるSIAF2024を開催し、札幌市内6会場を中心に、
多彩な展覧会やプロジェクトを展開しました。

丸々コピペで芸がないのですが(^-^;コロナ禍で開催中止となっていたので、
今回7年ぶりの開催となるんですね。
6つの会場で展示されていますが、さすがに全部回れる体力もないので、
今回は3ヶ所だけ見学しました。その1か所目が未来劇場。

「未来」と名付けられている通り、舞台に続く通路を「タイムトラベル」しながら
見学するように展示されています。

荷物を預けてからQRコードの入場券を提示し、かなり暗い中を歩いていくと、
IMG_3156.JPGIMG_3154.JPG現代アート
最初のコーナーは「未来の風景」。
ーアニメや小説などのフィクションの世界では、進歩的で明るい未来や、
厳しい環境の中で人々がなんとか生き延びていく暗い未来など、
さまざまな未来がの姿が描かれてきました。
これらの多様な世界観を貫くテーマは「テクノロジーとの共存」でした。
ロボットや機械は将来、人や電気から解放され、自らの意思を持ち、
自律的に動くようになるのでしょうか。
そして、私たちの周りにはどのような世界が広がり、
そのとき人類はどうなっているのでしょうか。ー

という内容の展示だそうです。

入ったところに展示されていた作品(上の写真)は、チェ・ウラムさという
アーティストの作品。
IMG_3157.JPG「穴の守護者」
ゆらゆらと漂うような花びらのように見えますが、
この下に「無限の穴」という作品がありました。
IMG_3158.JPG「素敵に枯れていきたい、君と」
というタイトルを観ても君って誰なのかよくわからないまま作品に近づき、
IMG_3159.JPGIMG_3160.JPG
なんとも近未来的なイメージ漂う不思議な作品を鑑賞しました。
IMG_3161.JPG続いて「時空の錬金術」
ーかつて錬金術師たちは、化学的手法を使って金以外のものから金をつくりだそう
としていました。その過程で発見されたことの多くが、今日まで続く技術の基礎に
なったと言われています。
アーティストは時に、私たちに身近な素材から、見たこともない風景や現象を
目の前に出現させます。その背景には、そのための絶え間ない探求と鍛錬、そして
現代の最先端の哲学観や技術が複雑に絡み合っています。
それはまるで現代の錬金術師のようです。100年後も変わらない時空の錬金術とは
どのようなものでしょうか。ー

という内容の展示です。
IMG_3163.JPG人形みたいなものが動いています
ですが、物凄く暗くて二度と転びたくない(骨折したくない)私には暗すぎて
すり足で移動するのに必死でした。
アートの演出とはいえ、小さいお子さんや高齢者に優しくない暗さのように
思えてしまったのは私だけではなかった、、、と思います。( 一一)
と、難儀しながら観たこの作品、ガラスの人形のようなものが回っていましたが、
IMG_3164.JPGIMG_3165.JPG
固形物が置いてあるわけではなく投影したものが人形に見える、という感じ。
(こういう書き方をするとアートを鑑賞している感想に思えないといわれそう(笑))

と暗闇ゾーンを通ると、パッと明るくなって。
IMG_3168.JPGホッとしました
IMG_3170.JPGIMG_3171.JPGIMG_3172.JPG
青木美歌さんというアーティストによるガラス造形作品で、
IMG_3173.JPGIMG_3174.JPG
ガラス食器にはない自由な姿、生きているような、動きが感じられるような作品、
館内が明るかったのもあって落ち着いて鑑賞することができました。
IMG_3175.JPG非常に繊細なつくり
ちょっと触れたら壊れてしまいそうな細かいつくりにびっくり。

と、冒頭、館内の暗さに戸惑って警戒しながら見学しましたが、
この後は、落ち着いて見学できそうです。


(つづく)

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札幌旅行記2024~出発編 [日本の旅(北海道)]

時系列でアップしているので後手後手な記事が多い私のブログですが(笑)
自分の熱量が大きい銚子旅(銚子電鉄の竹本社長と一緒に銚子をめぐる旅)を
先にアップしたので更に後手になってしまった旅の記事を暫くアップします。

今回は北海道、札幌です。

北海道といえば昨年初めて釧路に行きましたが、
(とても寒かった)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-05-30
札幌に行ったのはいつだっけ、と自分の記憶媒体になっているこのブログで
検索したら、2018年、けーすけ兄、snorita姐とのチームS旅でした。
(もう6年も前のことでびっくり)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2018-08-12

今回なぜ札幌かというと、年に一度の楽しみ「サンキュー[黒ハート]ちばフリーパス」旅が
昨年できなかったので、今年1月に千葉県内を電車で周遊するつもりだったところ、
「札幌国際芸術祭2024」というイベントの無料チケットを某所からいただき、
これも札幌に行きなさいという神様のお告げかもしれない、、、、
なんというのか、運とか縁とかなんだかそういうものを感じたからです。

とはいえ、札幌は季節問わず人気観光地なのでツアー料金もお高め、
比較的安い時期、安い時間帯のフライトにホテルをツアーで手配しました。
2月の雪まつりは代金が跳ね上がるのでその前の1月下旬の札幌旅。

今回の旅記事、2週間くらい続くかと思いますがお付き合いください。<m(__)m>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というわけで1月下旬の出発日です。
いつものように松戸駅から朝5時過ぎの高速バスに乗りましたが、
満席とはいかないまでも8割くらいの乗車率。
コロナ明けに人の往来が元に戻ってきていることを感じました。
今回、シートベルトが3点式に変わっていましたが、周囲を見ると、
意外とシートベルトをしていない人が多いのが気になりました。
(↑高速走行中に何かあっても自己責任ですね。)
IMG_3103.JPGいつものように朝6時前には羽田空港第二ターミナル着
飛行機の時間まで2時間ちょいありますが、まるで国際線のようです。(笑)
天むすを買ってから保安検査を通り。
IMG_3104.JPG朝ビール 
冷蔵ケースから冷えたグラスをとろうとしたら、反対側からグラスを補充している
女性スタッフの方と目が合ってしまい(照)「あ、おはようございます」と挨拶を
交わしながらどこか気まずさを感じてしまった呑兵衛は私です。(^-^;
IMG_3106.JPG付け合わせのきゃらぶきも好き
IMG_3105.JPG朝6時くらいなのでまだ外は暗いのですが
 IMG_3107.JPG40分くらい経つと外も明るくなってきて
IMG_3109.JPGマッサージチェアでぶるぶるリラックス
横長のラウンジの端っこにあるので気づかない人もいるのかもしれません。
4台中3台空いていたのでありがたく20分使わせていただきました。
極楽ぶるぶるタイムの後は、エスカレーターで降りてすぐのゲートへ。
IMG_3114.JPGゲート15
このゲートで思い出すのが、昨年名古屋便に乗った時なのですが、
最初ゲート15と書いてあったのがゲート31(バスに乗って沖どめ)に変更、
随分じゃないの!と思ったのですが、その時ゲート15が新千歳行に変更された、
というのを考えると、こんな便利な場所にあるゲートはやはり幹線用なんだなあ、
今回改めて感じました。

幹線で大きな機材&乗客が多いということもあるからなのか、
今回も搭乗整理担当のスタッフがいて非常にてきぱきと乗客を案内していました。
事前改札は3歳未満のお子さん連れの方なら利用できるのですが、
外国人(たくさんいた)の乗客が子供がいるから先に乗せてというのに対して
お客様のお子さんは5歳なので一般の搭乗までお待ち下さいと英語で丁寧に答えていて、
ごり押し気味の乗客に対しても毅然とした態度で対応しているのに好感が持てました。
とはいえ、こういうお仕事、ストレスフルで大変そう。(⇐おつかれさまです)

私は優先搭乗のグループ2に該当するので待っていると、
先に搭乗が始まったグループ1の搭乗、大半が外国人。(笑)
JALというよりもBAやAAなどワンワールドの航空会社の上級会員なのかもしれませんが、
伊丹便に並ぶ大量のサラリーマン上級会員と同じような面白い光景に見えました。
ほどなくして私も搭乗しましたが、当日クラスJにアップグレードできたので、
ありがたく1列目の窓側席に着席。
IMG_3115.JPGIMG_3116.JPGB767
新千歳行の機材の中では小さいかもしれませんが、それでも通路が2本あるので
大きな機材です。
IMG_3117.JPG機内誌を読むのも毎回楽しみ
隣はガタイのいい若い男性でしたが、香水臭くて鼻が曲がりそうでした。(´;ω;`)
おまけに足が通路にはみ出ているので、コロコロ引いたお姉さんが通ったあと、
CAさんが「お客様、ぶつかってないですか?」と丁寧に聞いていて。
おそらくステータスの高い上級会員さんなんだろうと思いますが、コロコロに轢かれても
自分が足を通路に出しているから自己責任じゃないの?と思ってしまいました。

と、香水臭さに思わずマスクをつけて(それでもマスク越しに漂っていました)
お願いですから早く出発してください、、、と思っていたら、
荷物の積み込みに時間がかかるらしく定刻の5分くらい遅れでドアが閉まりました。
とはいえ、ほぼ満席、荷物積み込みに時間がかかっても5分くらいの遅れで出発するって、
安全、定時運航のために働く航空会社の皆さんのお陰なんだなと思います。

と書いていて、今年に入ってから吉幾三さんのYouTubeで機内での態度の悪さを
暴かれていた長谷川岳(国会議員)のことを思い出しました。
(税金で乗ってるのにね)https://www.sankei.com/article/20240321-MSWPSGH4Z5HINPMFZBBQ2W4FII/
こういう人の対応もしないといけないって本当に航空会社って大変ですよね。
(新幹線だったらそんなに偉そうにしないと思いますが)
安全、定時運航のために国交省に機内での経験を意見として伝えているとか
もうそれって詭弁でしかないと思いますが、こういう腐れ議員ばっかりなのかと
思うと国会議員、もっと少数精鋭にした方がいいような気がします。

と、当日の機内の話に戻しますが、
クラスJにも外国人がたくさん乗っていて(英語話す人って大概声が大きい)、
乗客同士が喋っているのが賑やかというよりはうるさい機内、
新千歳に着くまでずっとそんな状態が続いていたので、
インバウンドが増える影響をそんなところからも感じるフライトになりました。
ちなみに隣の香水臭いお兄さんは、離陸前から爆睡しいびきをかいていましたが、
外国人の話し声と負の相乗効果、というか、でイヤホンをつけて音楽を聴きながら
なんとか気を紛らわせようとしていた私です。(^-^;
IMG_3121.JPGIMG_3122.JPG離陸~
IMG_3124.PNGこの日のBGMはポリス
飛行時間1時間10分と思っていたより短めのフライトですが、離陸後20分弱で
ドリンクサービスが始まった、、、と思ったら反対側の通路は始まったものの、
私が座っている通路ではドリンクサービスがなかなか始まらなかったのは、
担当のCAさんが訓練生だったからのようでした。
1列目に座っているのが怖そうなおばさん(私)だったから緊張も高まったのか、
ホットコーヒーをブラックでお願いしますと伝えたものの、
「お砂糖とミルクはどうされますか?」と聞き返されてしまい少々困惑。( 一一)
IMG_3128.JPGもっと笑顔になろう、自分。(笑)
外国人の大きな声に香水にいびきに、、なんだかいつもと違う雰囲気の機内、
と、思っていたら機長様からご挨拶がありました。
出発が遅れたこと、到着も遅れることへのお詫び、今年1月の羽田空港での
衝突事故でご心配をおかけしたことへのお詫びなどの後、安全運航に努めます、
という言葉で〆ていましたが、英語も非常にお上手な機長様で好感もてました。

と、洗手間へ、と、いびきかいて寝ているお兄さんを起こさないように通路に出て
洗手間に行ってみたら。

汚!(;゚Д゚)

洗手間に外国人乗客が何人も行っているのは離陸後から見えていたですが、
彼らが使った後の洗手間、なんともいえない汚さでした。
日本人でも使い方がよくない方もいますが、インバウンドで洗手間が汚くなる、
観光地などの洗手間では女性用の個室のドア(内側)に使い方とか図示されて
いるところも多かったりしますが、こうやって書かないときれいに使って
もらえないのかな、と思うと、インバウンドと騒ぐだけの国会議員とか政府に
イラつきが増してしまいました。
日本に来るなら郷に入っては郷に従え、ですよね。
みんなが気持ちよく使えるようにきれいに使ってほしい、そしてお金をたくさん
落としていってほしい、、、そんな気持ちになりました。
IMG_3129.JPGIMG_3130.PNG北海道に入りました 
IMG_3131.JPGIMG_3132.JPG
思っていたより雪が少ないような気がしたのですが、新千歳空港に到着すると、
IMG_3136.JPGIMG_3137.JPG
IMG_3138.JPG結構雪がありました
空港の雰囲気、雪があっても青森や三沢空港とは違う印象です。
(北海道の方が土地が平らで広い感じ)
着陸時の衝撃もなんのその、隣のお兄さんは爆睡していて驚いたのですが、
空港付近の気温がマイナス10℃とアナウンスがあって更に驚いていると
マナーモードの感覚があまりない外国人乗客のスマホが大音量で鳴っていて、
長距離フライトではなくてよかったとしみじみ思いました。
IMG_3139.JPGIMG_3142.JPG
エアドゥにサッポロクラシック、北海道に来たんだなあという気持と、
ちょっとカオスな機内から解放された安堵感を感じながら、
この後は電車で札幌方面に向かいます。


(つづく)


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春の出社キャンペーン [いろいろ②]

在宅勤務が続いている私にとっての珍事です。

コロナ禍の2020年2月から始まった在宅勤務、当初2週間の予定が1ヵ月、
https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-08-24
半年、1年、、、と継続しているうちに(その間もたまーに出社していましたが)
「新しい働き方」として在宅勤務をメインに仕事するようになりました。

お陰で、婆1号が骨折した時も実家で仕事しながら面倒を見ることができましたし、
私自身が骨折した時も(2022年と2023年)出社することなく自宅で療養しながら
仕事することができました。

何より、往復3時間もかかる通勤時間のストレス(大手町を通るので大混雑)、
これが殆どなくなったのは自分にとってプラスだと思っていますし、そのお陰で
体力作り(転倒骨折防止)でカーブスに通うようになりました。

在宅勤務の唯一のデメリットは孤独になりがちということ。
それは自分が独居なのと、打合せがそんなに多くない部署というのが理由ですが、
だからといって毎日会社に行きたいという気持はすっかりなくなっております。

が、今年の3月の朝礼(オンライン)で、勤め先の社長から
「来月4月、春の出社キャンペーンを行います。
 来月●日の会社方針説明会、今年はオンラインでなく対面で行ないます。
 その翌日から出社キャンペーンを行いますが、できれば週3回程度出社しましょう。」
といういきなりの春の出社キャンペーン宣言。

え、出社キャンペーンですと!(◎_◎;)

なんか、ヤマザキ春のパン祭りのノリみたいだな、と思いながら、
物理的に行かなければいけないような理由がないのであれば、
今更週3日も会社に行く気力もないし、強制じゃないから週1回くらいでいいだろう、
と思っていたら、他の部署では上司が週3回出社しよう、と声高に叫んで大変、
という社内のザワザワ状態を知るようになり、とはいえ、私の所属する部署は
上司が何もいわないのでうちはまあ大丈夫だろう、と思っておりました。

で、4月初旬の会社方針説明会当日。
コロナ禍では片側4人ずつ、計8人座れるテーブル席、に多くても1人か2人、
という状態だったのが、朝会社に到着すると1列に椅子が5個並んでいました。

そんなにギュウギュウになる?(;゚Д゚)

コロナ禍以降も中途で社員が入ってきているのは知っていましたが、
実は知らないうちに結構辞めたりもしているのでどの程度増えているのか謎。
驚きながらフリーアドレスでいつも座っているところに座ってみましたが、
ギュウギュウになることもなく、1列に3人座るのみで安堵しました。

今回のようにオンラインではなく対面で、という指示で出社したわけですが、
在宅勤務が始まってから全く会っていなかった方々とも再会できたのはよいとして、
翌日から皆本気で週3日出社するのか?前日に人事からキャンペーン開始のメールが
届いていましたが、強制ではないけれど週3日、できれば4日出社しましょう、と
根拠のないことが書いてありました。

コロナ禍で在宅勤務で社員同士で会うことがないので、イベントなどで集まれれば、
という社員の意見が多かったのは確かですが、イベントではなく、普通に出社して
社員同士で交流しましょうというのは、社員の多くの声に応えたものではないというか、

なんかずれてる。( 一一)( 一一)

新しい働き方、と会社が謳ったので私も在宅勤務メインに変わっていきましたが、
今度は会社に来ましょう、というのであれば、社員が会社に行こうと思えるような、
前向きな気持ちになるような仕掛けを考えてやった方がいいのではないか、と思って、
コロナ前からいつも近くに座っていた古参のおじさんともこの話になりました。

在宅勤務に慣れた人達に会社に行こうと思わせたいのであれば、

・社長がキャンペーン宣言した直後に人事からキャンページ実施について
 改めてお知らせメールを送る。
 (詳細は後日でもいいがすぐ社員に連絡した方がよかったと思う)

・出社キャンペーンスタートまで、週に1度でも詳細を含めてお知らせメールを
 送ることで社員一人一人に出社しようという気持ちに誘導した方がよかった。

・唯一人事から送られてきたメールが強制ではないと書いてあるものの、
 文面が上から目線で(会社の机は綺麗に使え、といった注意事項ばかりだった)、
 あれで素直に出社しようという気持になれるかというと、特に天邪鬼な私は
 反発心ばかりが心の中からふつふつ湧いてしまった。

・キャンペーンスタートまでのお知らせメールだけでなく、スタート後も
 時折出社を促すようなメールを送った方がよかった。

・会社に来れば楽しいことがありますよ、みたいな仕掛け、
 たとえば、会社にくるとお菓子やペットボトルの飲み物がもらえるような仕掛け、
 くだらないようでも意外とこんなことで出社する気になる人って多いと思う。

だいたいこんな感じで古参おじさんと話していたのですが、
結果的には私自身が週2回の出社にとどまり、それでも特に注意されることもなく、
(うちの上司はとりあえず週3回出社していました)
他の部署の人たちは、午前中だけ、または午後だけ、酷いと数時間だけ社内に滞在して
会社に来ましたアピールをしたら帰る、士気が下がることがあっても上がらない、
そんなキャンペーンとなりました。

個人的に面白かったのは、キャンペーンスタート2週目くらいの頃、
役員のおじさんが、仕事のできる姐さん的存在の管理職の女性に
「春の出社キャンペーン、どうですか?」と嬉しそうに話しかけた時、

「月に1回くらいだったら出社もいいけれど週3回は多いですよね。
 新しい働き方で在宅勤務でも仕事が完結するようになったのに、
 なぜわざわざ会社にくるのか、会社にきて集中していると、
 元気?といきなり声をかけられて集中が途切れて仕事の効率も下がる、
 って言っている部下が多いです。
 私も物理的にくる必要であれば会社に来ることはやぶさかではありませんが、
 そうでなければ在宅勤務でよいのではないかと思います」

ぴしっと答えていました。

役員、想定外の返答が返ってきて「あ、そうですか」と答えるに留まっていました。

確かに会社にくれば色々な人と話す機会があるのは良いと思っていますし、
そこから知ることも仕事に役立つことが多いのは確か、とはいえ、在宅勤務で仕事が
できてしまう今、おまけに、周囲の人たちの電話や会議の声が重なると集中しづらく、
会話だけのためだけに会社に行くのか、と言われたら往復3時間と天秤にかけて、
「いえ、自宅で仕事します」と自分も答えると思います。

上に書いた女性の「月1回」というのは私もそのくらいならいいかな、と思いますし
週1回くらいでもいいかなとは思います。
ただ、週3回、またはそれ以上、というのは環境が変わった今はそこまでしなくても、
という感覚です。

もちろん、仕事の内容によってはほぼ毎日来ている人がいるのも分かっていますが
私の業務内容は、コロナ禍で「殆ど出社の必要がない」と分類されて自宅での業務を
行うように、用事がなければ会社には来ないように言われていたので、コロナ明け、
といっても、出社しなさいといわれると「え、なぜ今頃?そんなこというの?」
という気持になってしまいます。
(出社メインに戻すのであれば、コロナ明けの昨年春にやるべきだったのでは?)

4月いっぱいで終わったキャンペーン後、人事からは何も連絡なく、
アンケートがあれば正直な気持ちを書こうとおもっていたので、
アンケートも送られてこないのが残念なのですが、キャンペーンが失敗したというのは
企画した偉いひとたちや人事も分かっていると思われますので、
この先、秋の出社キャンペーンとかぶち上げることもないかな、と思いつつ、
コロナで加速した「リモート」が定着するとこうも自分の考え方も変わるんだな、
改めて感じた春の出社キャンペーンでありました。


タグ:珍事
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