映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」を観る [映画(さ行)]
現在の勤め先で在宅勤務前にはフリーアドレスで近くに座っていた
アニメ好きの会社のおじさんが勧めてくれたアニメ作品を鑑賞しました。
アニメ好きの会社のおじさんが勧めてくれたアニメ作品を鑑賞しました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
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若いって素晴らしい~。
といっても、自分が若い頃に戻りたいわけではありませんが、
主人公のチェリー(名前でなんか違うものを想像する汚れうつぼです(笑))と
スマイル、同年代の方はこの作品をどういう気持ちでみるんだろうう、
そんな気持ちで観ていました。
そう思う私自身は今更キュンキュンすることもなく(笑)、
出っ歯がコンプレックスって若いときはそうだよなあ、とか、
人付き合いが苦手で俳句にはまっているというのも今の若い人であり得るのかな、
色々な気持ちが絡んでいましたが、主人公の言動はおそらく想定内の範囲で展開し
想定内の結末に着地する、という想像を前提に見ていたので、そこから逸脱するような
奇想天外な展開もなく落ち着いて見られました。
個人的にツボにはまったのは、細野晴臣似のおじいちゃん、フジヤマさん。
LPのケースを大事に持っているおじいちゃんですが、中のピクチャーレコードが
紛失してしまい、それを一生懸命探している、ちょっとぼけかかているものの、
(チェリーがバイトしているデイサービスに通っているような年代)
そのレコード探し、レコードを一生懸命探そうとする思い出話、
そして見つかったレコード(ネタバレすみません)をプレイヤーでかけて
流れてきたのが大貫妙子の歌声。
ダダ泣き。
私と同年代の方であれば、フジヤマさんにツボりながら見ていたのは
私だけではない、と思います。絶対。
フジヤマさんの思い出で登場するレコードプレス工場、
そこで働く若い頃のフジヤマさんの思い出。
(;O;)
途中からチェリーとスマイルのことは完全に脇に追いやって観ておりました。
フジヤマさんが探していた「YAMAZAKURA」は山桜なのですが、
その意味、チェリーが詠む俳句の世界からもうかがえるオチもついていて
田舎の風景の移り変わりと、どこか懐かしいドラマなどの展開ぽい感じ、
目新しさよりも懐かしさに浸って楽しめるような(私くらいの世代には)
爽やかで楽しく、ほろっとできて温かい気持ちにもなれる
「サイダーのように言葉が湧き上がる」でありました。