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映画「フリー・ガイ」を観る [映画(は行)]

YouTubeの広告で頻繁に出てきたので刷り込みされたように映画館に行って
観た作品です。(配給会社の思うツボです(笑))
freeguy.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

銀行の窓口係ガイ(ライアン・レイノルズ)は、平凡で退屈な毎日だと感じる一方で、
連日強盗に襲われていた。
疑問を抱いた彼は、襲ってきた銀行強盗に反撃を試みると撃退でき、
さらに強盗から奪った眼鏡を掛けると、街の至るところにこれまで見たことのなかった
アイテムやミッション、謎めいた数値があった。
やがてガイは、自分がいる世界はビデオゲームの中で自身がモブキャラであることを知り、
愛する女性と街の平和を守ろうと正義のヒーローを目指す。


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爆笑!

予告編で観ていたよりも私には楽しく思える作品でした。(^-^)

おそらく、オンラインゲームを普段から楽しんでいる方にはもっと親近感が湧く、
というか身近なこととして(ゲームに埋没する感覚で)楽しめるのではないかと
思います。(私はオンラインゲームはやりませんがそれでも楽しかった)
逆にゲームが好きすぎて突っ込みどころ満載で楽しめない人がいるかもしれない、
でも私はそういう知識がない分素直に楽しめたというのが正直な感想です。

オンラインゲームに現実の人がアバターを使ってオンラインゲームで戦う、
戦う街もゲーム上の架空の街なら、周囲の人たちもゲーム場の架空の人々。
英語ではNon Play Character(NPC)と表現されていますが、
字幕ではモブ(背景)キャラ、と和訳されていて、背景なので毎日同じ行動パターン、
そうやってプログラミングされているのですが、ゲームのプログラムにAIを組み込んで
あるので、ゲームの背景キャラ(それぞれキャラ設定されている)がAIによって
進化して、プレイヤーと戦ったりするのですが、戦うだけでなく困っている人を助けたり、
ゲーム上ではありえない行動をとるたえ、プレイヤーの間で話題になるという展開が
ゲーム未経験の私には展開が読めずにドキドキな感じで、最後の最後、
ああそうなっちゃうのー、でもそれがいいかもー、的な想像していない結末ながら
ホッとして見終わるという映画でした。

ゲームを開発者のキーズがモブキャラのガイを設定する時に、マライヤの古い曲が好き、
好きなアイスはバブルガムアイスなど、それがゲームに入り込んだミリーのツボに
はまるというのも、キーズがゲームの共同開発者だったミリーを念頭に設定した、
ということに気づくのが本当に遅かった私ですが(もっと早く気づけよお前と自分に突っ込み)
ゲームの中でも人間らしい場面があったりするとホッとしますね。
(とはいえ、ゲーム自体は殺し合い、武器の奪い合いばかりなのですが(笑))

キーズとミリーが開発したゲームを買い取って莫大な利益を上げるゲーム会社の社長、
アントワンを演じていたのがどこかで観たことあるなと思ったら、
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この作品でアドルフも演じていたワイティティ監督でしたが、
これがまた金に目が食らうしょーもないキャラクターを好演されていました。

後半でツボにはまったのが、ゲームの続編に投入するためにつくったキャラター、
ガイがゲームに隠された秘密を見つけにいこうとすると知って、
まだ半分も出来上がっていないうちにアントワンが投入すると、
セリフが(TBD)⇐To Be Decided、みたいな表示になったりするのが
メチャクチャツボでした。

制作会社の20世紀FOXがディズニーに買収されたことで、
キャプテンアメリカの盾や、超人ハルクの腕、スターウォーズのライトセーバーが
次々と出てくる場面はアメコミもスターウォーズも縁遠い私にもわかる演出で
テンポよい展開の中で爆笑できました。

AIによって背景キャラに自我が芽生えるのがよいことなのかどうか、という
疑問はありますが(ゲームの中だからいいだろうって話なんですが)
ガイだけでなくガイをとりまく他の背景キャラたちが活き活きとしていく様子を
観るとなんだか私まで楽しい気分になってしまった、予告編からは想像できない
内容で最後まで楽しめた「フリー・ガイ」でありました。


(映画を観終わった後もこの曲が耳から離れない(笑))


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