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映画「アナザーラウンド」を観る [映画(あ行)]

無事青森旅行記を書き終えましたので、次の旅行記の合間に映画記事をアップします。
相変わらず呑み記事ストックはありませんので、毎日映画記事を書き続けま?す。
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大好きなマッツ・ミケルセンが出演している作品ということで
ヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞しました。
アナザーアラウンド.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

さえない高校教師マーティン(マッツ・ミケルセン)と同僚3人は、
ノルウェー人哲学者が主張する「血中アルコール濃度を一定に保つと
仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を確かめる実験を開始。
仕事中でも構わず酒を飲み続けほろ酔い状態を保つと、授業も楽しくなり
生徒たちとの関係も良くなっていく。
仕事だけでなくプライベートも好転するかと思われたが、実験が進むにつれて
制御が利かなくなってしまう。
 
                   


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明日は我が身。(;´Д`)

他人事とは思えない話でした。

あらすじを読んで、最初はうまくいくように見えてそこに落とし穴があるだろう、
(起承転結)と思っていたら、予想通りで。(笑)

冒頭で高校生たちがビールケースを運びながら湖を一周する間に呑み切る、
みたいなレースで瓶ビールをラッパ飲みして走って吐いて、みたいな映像に
え、なにこれ、と思ったのですが、デンマークは16歳から呑めるということで、
その生徒たちが通う高校の先生、の一人がマッツ・ミケルセン演じるマーティン
という設定で、家族ともギクシャク、生徒には授業について改善を求められ、
トホホな状態で登場しますが、教師仲間とノルウェーの哲学者の言葉を検証しよう、
(男性同士で出かけるのことが多いお国柄みたいですが集まる姿が楽しそうだった)
最初は血中アルコール濃度を真面目に測っていたのが、アルコールが入ったほうが
授業も生徒が面白いほど反応して興味を持ってくれるようになって
他の3人も同様に効果が出ていることを確認してから、アルコールに対する反応
個人差があるから各自の判断で、となってからは抑制が効かなくなってしまう、
まあ、そうなるだろうな、数値的に目安を持ってコントロールできるけれど、
それが外れて自己判断となると自分のいいように考えてしまうのが呑兵衛だから。(笑)

お酒を呑んで授業していたことも生徒は知っていた、でも授業が楽しいから黙認、
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ずいぶん前の映画ですが、
アルコール依存症の妻(メグ・ライアン)が夫(アンディ・ガルシア)に隠れて
酒を浴びるように呑むのですが、ウォッカなら呑んだことがばれないからと
ウォッカをがぶ飲みしていたのを見て、いや程度の問題じゃないか、と思ったことを
思い出して、今作でのおじさん4人もあれだけ呑んでいたら(ウォッカ以外も)
絶対ばれるよな、と、バレていないと思って呑み続けている姿も自分のいいように
判断する酒呑みの精神状態かな、なんて思いました。

北欧の人はアルコールに強いのかと(ある程度のところまでは)と思ったのは、
むかーし、勤め先のお客さん(スウェーデン人)がウォッカを呑みながらチェイサーに
ビールを呑んでいたのを見て肝臓大丈夫か、と心配になったのがきっかけですが、
マーティンの奥さんが酒浸りになった夫に「この国の人は呑んだくれているから」
と言っていて、やっぱり北欧ってそうなのかな、いや、日本も一部(私も)の人は
呑んだくれだけれど大半はそうじゃないか、どうしても自分基準で考えてしまうのですが
それでもマーティンはじめおじさんたちの呑み方はさすがに無理だと画面越しに
心配になってしまいました。(フィクションなのに)

ポスターや予告編からはコメディ感ただよう雰囲気を感じていたものの、
いざ見始めるとそんなに軽いものではなく、酒呑みに対する教訓も含めたような、
途中まで笑ってみていたものの、我が身とダブることもあるんじゃないかと
自分には教訓のように感じられる展開となって、でもどうやって終えるのかと
思ったら、高校の卒業式(ノルウェーは高校卒業のハードルが高いんですね)で
楽しそうに踊るマーティンの姿(マッツ・ミケルセン素敵[黒ハート])でホッとしました。

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同じ呑んだくれでもこのイギリス映画とは大違い。(笑)
(この作品も大好きです、念の為)

自分の想像していた通りの展開ではありましたが、想像できるというのは依存症や中毒に
なってはいないということかな、私もちょっとは節酒しないといけないな、
という気持ちになった「アナザーラウンド」でありました。


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