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映画「007ゴールドフィンガー」を観る [映画(007)]

続いて観てしまった三作目です。

007 ゴールドフィンガー アルティメット・エディション [DVD]

007 ゴールドフィンガー アルティメット・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

内容はYahoo!映画さんより。

金だけを愛する男ゴールドフィンガー。
彼はアメリカ中の金塊が貯蔵されるフォートノックスを放射能で汚染させ、
自分の金の値打ちを上げようと画策していた。
それに先立つ、大量の金流出を調べていたボンドは、事件の背後にゴールドフィンガーが
存在していることを知るが.....。
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ボンドカー登場!

1作目、2作目のヒットを受けて更に予算が増えたのでしょうか、
ここでアストンマーチンDB5が登場して豪華さが増していました。
(車のナンバーが回転して変えられたり、助手席がボタン一つで飛ぶ(緊急脱出)、
 防弾ガラス以外にも面白い仕組みでした)

また、冒頭のガンバレルから始まってオープニング映像、
主題歌が流れる中、映画のシーンやボンドガール、武器(銃)のシルエットが
映し出されるオープニングのパターンが今作で確立されたということも
1作目から見ていて気付きました。
途中で、危機一髪な状況になるボンドですが(レーザー照射で殺されそうになる)
敵ものんびりやっているうちにボンドが機転を利かせて危機脱出する図式も、
このあたりから確立されているのかな、と思いました。

ちなみに、シャーリー・バッシーによる主題歌(熱唱系)、結構好みです。(^-^)

豪華さといえば、登場するレディースの数が激増したような印象で、
ボンドガールからセリフのないその他大勢的なボンドビューティまで、
なんだか盛りだくさん感がありました。
(その分、ボンドの女性へのだらしなさもレベルアップしたような。(笑))
前半、ボンドとから見ながら全身に金粉を塗られて死んでしまうジル、
お綺麗なのにゴールドフィンガーを裏切って殺されてしまう、
あの全身金粉は今見ても結構インパクトがありますが、公開当時は話題に
なったんでしょうね。
って、この年になると「金粉ショー」とか言ってしまう自分がおります。(笑)
今作で全身に金粉塗られて皮膚呼吸できなくて死ぬ、という図式が怖かったのですが、
その後、皮膚が呼吸なんてことはなく、都市伝説、みたいな記事をみるにつれ、
映像みて思い込む、結構あるんだろうなと今さら思っています。(^-^;
という金粉美女が亡くなった後、本丸のボンドガールが登場しますが、
ゴールドフィンガーに雇われているパイロット、しかも名前がプッシー・ガロア。
今なら許されないだろうな、と思うようなネーミングですが(笑)
プッシーさん、とてもきれいで頭がよく、しかも飛行機を操縦できるという、
当時であればデキる女、だと思いますが、ボンドが狙わないわけもなく、
最後は、Oh, James~♪で終わるという、お約束のパターンで、
この時代だから許されるのでしょうが、観ていて安心しました。(笑)

と、豪華さが増したところで登場人物が多い今作、
ゴールドフィンガーの右腕?のような存在で登場するのがオッドジョブ。
演じているのがハロルド坂田、ハワイ生まれの日系アメリカ人で、
プロレスラーとして活躍している中での映画出演で人気が出て、
その後、新日本プロレスの試合にもオッドジョブの山高帽を持って登場するなど
日本でも人気があったんだろうなとwikiを見て思いました。
山高帽を投げて人も殺せちゃうくらいの強い男として登場しますが、
そのお陰で、今作の本丸、ゴールドフィンガーのインパクトが弱まっていたような
そんな印象でした。

ま、ハロルド坂田が登場する前、トランプでインチキやっているときから
ちょっとセコイ感じでそんなに強くなさそうな(頭もそんなに切れる感じに見えない)、
キャスティングした方には申し訳ないのですが、車体を金と交換して他国に運ぶとか、
アイデア凄い!というより、そんなことしたらすごい重くて長距離走れんのか、とか、

ゴールドフィンガーに突っ込み入れながら見ておりました。(ごめんなさい)
だからなのか、壮大なスケールで悪いことをやりまくっている割に、
最期はなんだかあっけなく(若干自業自得のような)終わってしまう、
このおじさん(極悪顔ではないから?)だからこんな感じなのかな、
変に納得しながら見終わりました。

まあ、60年も前の作品ですから、それを踏まえてみたつもりではあるのですが
(時代の古さは今の時代と比較しても仕方ありませんし)
金粉、ハロルド坂田、プッシー、というド派手な見どころ(脇役)に対して
地味な本丸ゴールドフィンガー、そこに絡んでいくコネリー卿演じるボンド、
こういう展開が作品として作り上げられていくのも007だからなんだろうな、と
改めて思った「007ゴールドフィンガー」でありました。


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