「007ドクター・ノオ」を観る [映画(007)]
先日20作目の「ダイ・アナザー・デイ」を観て気になったので、 1作目「ドクター・ノオ」を観直す。
1962年、最初の公開時の邦題は「007は殺しの番号」。
ロケット打上げの妨害電波を発する正体を探るジャマイカ駐在の イギリス情報部ストラングウェーズが秘書とともに殺される。 彼の死と謎を解く為、派遣された007ことジェームス・ボンドが、 クラブ・キー島に行き、島を仕切るドクター・ノオと対決する。。。。
主題歌無し、あの有名なテーマ曲のみという一作目。
40年以上前の作品ということで、小道具(交信道具が無線)含め、 話の流れが微笑ましいスピードです。
ボンドガールのウルスラ・アンドレスは非常にセクシーだし、 話が盛り上がるのに効果的ながら、登場するのは本編開始後1時間後と、 ちょっと物足りない感じ。(ロケでは蚊と戦い大変だったらしい)
更に、中国とドイツのハーフ、悪役ドクター・ノウ(スペクターの一味)が、
メークしててもこの容貌。
強そうでいながら、最期は意外にあっさりやられてました。
他にも中国系女性が出てくるんだけれど、髪が黒髪でも顔が明らかに白人、 という光景に思わず笑ってしまいつつ、話や演出には納得です。
イアン・フレミング原作の007を映画化するに当たり、紆余曲折の中、 「一番簡単な演出で、一番安い製作費で作れるだろう」と判断され 選ばれた原作「ドクター・ノオ」に、 「007を一番理解できる人」とテレンス・ヤングが監督に選ばれ、 更に、ケーリー・グラント、ロジャー・ムーアに断られた007役に 「三流俳優の中でもマシなヤツ」と選ばれたショーン・コネリー、 これらの要素が合わさり、最初にアメリカでヒットし、 その後20作目も続いているというのも感慨深いものあり。
製作のブロッコリ、監督のヤング、主演のコネリー、 この3つが揃ったからこそ、後のシリーズ化に続く、 「ドクター・ノウ」でありました。
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