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映画「007ロシアより愛をこめて」を観る [映画(007)]

第一作のドクター・ノオを観て結構面白かったので
続いてみた第二作。
ロシアより愛をこめて [Blu-ray]

ロシアより愛をこめて [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2013/04/03
  • メディア: Blu-ray
内容はYahoo!映画さんより。

英国情報部い、ソ連情報部のタチアナという女性が亡命を希望してきた。
彼女は手土産に、最新式の暗号機を持ち出すという。
そして、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンドが派遣されることになった....。
国際的犯罪組織スペクターが仕組んだ、英ソ間を巻き込む陰謀との闘いを描く。
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急なゴージャス感。(笑)

前作のヒットで予算が増えたような壮大海外ロケ。
イスタンブールにオリエント急行、そしてベネツィア。
007シリーズのパターン(海外あちこちで豪華にロケ)が今作で確立されたのかな、
と思ったのですが、これは今の時代に見ても贅沢だなあと思いました。
(特にオリエント急行で旅するのって贅沢)

ベリーダンスが途中に出てきて(トルコのジプシーの村)
作品に彩りを添えている感もありつつ、一人の男を取り合う2人の女性の戦い、
(そういう風習が本当にあるとしても今の時代には描きづらい場面かな)
前作でも感じた男尊女卑みたいな感じは全般的に感じますが、
クレッブ大佐のように共産圏では女性も出世していくんだなというのが
どこか対比的に描かれているように思えました。

といっても、クレッブ大佐はスペクターのナンバー3でもあって、
英ソと見せて実はスペクターの策略というか、スペクター幹部のドクター・ノオが
殺された復讐?としてボンドを殺そうとする、その大役を担ったのがクレッブ大佐、
見た目、結構小っちゃくて弱そうなおばあちゃんで、なにがどうして組織のナンバー3に
のし上がっていったのか、そのあたりが(卓越した頭脳の持ち主にも感じがたい)
今見ると謎めいているような気がしました。
特に、終盤、ベネツィアに到着したボンドとタチアナ(ダニエラ・ビアンキが美しい)、
ホテルの部屋に入るとそこに掃除人に化けてクレッブ大佐が部屋に入ってくるのが
今見ると若干コントにも見えなくないというか、靴先に仕込んだナイフで殺そうと
しながら、味方のはずだったタチアナにあっさり銃殺されておしまい、という、
ボンドが殺さずボンドガールに殺されてしまった、ある意味気の毒なボンドガール、
そんな風に思ってしまった私は意地悪かもしれません。(笑)

時代が変わると世の中の考え方も変わっていくので、当時と同じ目線で観るのは
難しくなるのかもしれませんね。

と、色々ツッコミ入れてしまったのですが、マニーペニー(ロイス・マックスウェル)と
Q(デズモンド・リュウェリン)の存在は時代が変わっても見ていて楽しいですね。(^-^)
今作からQによる新型兵器も登場するようになるのですが(ボンドカーはまだ登場しません)
今作でQから渡されたアタッシュケース、当時の最高技術が詰め込まれていると思えば
かなり面白く、ナイフ、赤外線照準器付のアーマライトAR-7と銃弾、金貨50枚、
ケースを開けると催涙ガスが出てくるなどの仕込みぶり。
金貨?と思ったら途中でちゃんと役立つ場面が登場して(敵の買収用(笑))面白く
見られました。

オリエント急行で激しく戦う敵役のグラント(クレッブ大佐が送り込んだマッチョ)に
殺されかけても殺されないボンドの不死身な姿、前作よりパワーアップしたアクションに
ジェントルマンらしい身のこなしの一方女にだらしないボンドというスタイルが確立され
スペクターの狙いが「暗号解読機」という時代を感じつつも十分楽しめた、
「007ロシアより愛をこめて」でありました。


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