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「007カジノロワイヤル」再び [映画(007)]

また観てしまいました。「007カジノロワイヤル」。

 2週続けて観てしまった。

本当は「プラダを着た悪魔」を観ようと映画館に行ったはずなのに、
チケットを買う段で、「カジノ・ロワイヤル」と思わず言ってました、私。

先週と同じ映画館に行ったのでですが、今日も3割くらいの入り。
興行成績が気になるところです。

前回観て気になっていたのが、ボンドがマティーニ以外の酒を飲んでいたこと。
今回確認しようと見ていると、序盤で、エリプシスの正体を探りにバハマ諸島の
リゾートクラブ「オーシャンクラブ」に行き、エリプシスこと武器商人のディミトリアスが
ポーカーをやっているバーで頼んだのが「マッカイのソーダ割り」でした。

酒飲みの私もウィスキーは飲めないので詳しくないのですが、
これってスコッチウィスキーのマッカイ?、と思いながら、
細長いグラスでウィスキーソーダを飲むジェームズ・ボンドの姿が
今ひとつピンとこなかったのでありました。

その後、テロリストの資金を運用する男、ル・シッフルを追いかけて
モンテネグロの「カジノロワイヤル」のポーカー大会に参加している時、
ウェイターを呼んで頼んだのが、007のマティーニ。

「ジンを3、ウォッカを1、キナ・リレ(ベルモット)を1/2、
             よくシェイクして、レモンピールを入れて」

と注文したジェームズ・ボンドは、
このマティーニの味に満足し(レモンがグラスの中で非常に綺麗です)、
運命的に出会う女性、「ヴェスパー」という名前をつけるのですが、
そんな場面にも何だかウットリして観ていた私でありました。

といっても、私自身はマティーニを飲んだことがないので
いつか同じものをバーで飲んで007の気分になってみたーい。。。。


ところで、今回、またしてもこの映画で記事を書いてしまったのは、
私の前の列に座っていた男子高校生4人のことが印象的だったから。

「こんな若い子が007なんて観にくるんだなあ」と思っていると、
映画が始まってからずっとヒソヒソ話しながら観ている4人。
しょーがないなー、と思っていたら、ある場面からピッタリと話が止んだのです。

それは、「拷問」の場面。

今まで観た拷問シーンの中でダントツナンバー1で怖いと前記事で書いた場面です。

私自身も鑑賞2度目というのに、拷問されるジェームズ・ボンドを観ながら
先日コメントいただいた撮影秘話を思い出し、「ひゃ~、そんなぁ~、うわぁ~」と
再び怯えていたのでその時は気づかなかったのですが、
彼らがその場面以降は全く話もせず最後までじっと観ていたのを
後ろから観ていて気づき、「もしかして疑似体験しちゃったかな」などと、
失礼ながら可笑しくなってしまいました。

エンドロールになってほっとしたのか、
仲間同士で「すっげーよなー」と言いながら出て行く彼らを見て
「すっげー、って何がすっげーの?」と聞きたい衝動を抑える私でありました。

今回はなかなか↑のようなちょっと面白い光景も観たし、
クレジットが全て流れた最後の最後に
「James Bond will return」などとワクワクするようなことが画面に出たので
少なくともあと1回は観ようと思った「007カジノロワイヤル」でありました。


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「007カジノロワイヤル」を観る [映画(007)]

公開初日に観てまいりました。シリーズ21作目 「007カジノロワイヤル」。

  マーティン・キャンベル監督作品
公開初日、しかも1日「映画の日」で大混雑かと思いきや、
都心からちょっと外れたシネコン(2館で上映)は3割くらいの入りで拍子抜けしました。

「カジノロワイヤル」は1953年に発表されたイアン・フレミング原作の第一話で、
ジェームズ・ボンドが007になるまでの話。
ピーター・セラーズやウディ・アレンも出演していた1967年版もあるのですが、

カジノ・ロワイヤル

カジノ・ロワイヤル

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: DVD



原作を大幅に逸脱したパロディ作品で、コロンビア映画(現ソニー)作品なので
他の「本家」MGM作品とは別物として扱われています。
(そんな訳でシリーズにはカウントされていません)

今回の「カジノ・ロワイヤル」は、、、
(ネタバレてんこ盛りですのでご注意くださいませ)

チェコ、プラハ。
不正を働いていた(イギリス情報部の)局長とその仲間を殺すことで
ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は
殺しのライセンス‘00’を持つ諜報員として英国諜報機関MI-6から
‘007’のコードネームを与えられる。

007として向かったのはマダガスカル。
世界中のテロリストの資金を運用する男の正体を突き止める為、
男に雇われた爆弾男モロカ(セバスチャン・フォーカン)を捕まえようとしたが、
逃げ込んだ大使館の中まで追いかけ、大使館内でモロカを殺してしまう。
 国際ルールを破った行為を非難されるボンド、
Mも窮地に立たされるが(「冷戦時代が懐かしいわ」などとこぼすM)、
ボンドはモロカの携帯に着信履歴の残っていた「エルプシス」の発信元、
バハマ諸島へ飛ぶ。

エルプシスの正体は武器商人のディミトリオス(サイモン・アブカリアン)、
情報を得ようと妻のソロンジュ(カテリーナ・ムリーノ)に近づき、
 ディミトリオスが急遽マイアミに行くことを知り
マイアミまで追いかける。

目的は、マイアミ国際空港から初飛行予定の最新鋭機スカイフリートを爆破し、
スカイフリート社を破綻に追い込み、株価を下げること。
スカイフリート社株式を既に空売りしている謎の男、ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)が
1億ドルの利益を上げる為に、給油車に時限発火装置を取り付け、
飛行機に激突させて爆破させようとするディミトリオスの企みを察知したボンドは、
滑走路でのカーチェイスの末、爆破を阻止する。
(因みにディミトリオスも殺されちゃいます)

飛行機を爆破できなかったことで1億ドルの損失を抱えてしまったル・シッフル。
テロリスト資金を運用するはずが、莫大な損失を発生させてしまったル・シッフルは
モンテネグロの「カジノロワイヤル」で行なわれるポーカー(テキサスホールデム)
ゲームで勝ち、損失を取り戻そうとする。

この動きを読んだMは、
ル・シッフルを破産に追い込み、テロリストの資金の流れを突き止める為、
ボンドをモンテネグロに向かわせ、ゲームに参加させる。
移動途中の車内でボンドに合流したのが、
財務省から派遣されたヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)。
監視役をつけられたことを不満に思って露骨に態度で表すボンドに対し、
怯まず同様に切り返すヴェスパー。

モンテネグロに到着し、現地諜報員マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)、
ヴェスパーとカジノに向かうボンド。

国家から与えられた資金1500万ドルを賭け、
ル・シッフルを含めた9人とポーカーゲームで闘うボンド。
一進一退の勝負が続いた後に休憩時間となり、
部屋に戻ったル・シッフルが、ウガンダのテロリストに待ち伏せされ
「預けた資金を返せ」と殺されそうになっているのを知ったボンド、
その場をそっと離れようとしたがテロリスト2人に見つかり殺されそうになるが
逆に殺してしまう。

その場面を目撃してしまったヴェスパー。
ショックのあまり部屋に戻り、シャワーブースの中に座ったまま
冷たいシャワーに打たれて震えるヴェスパーをそっと抱きしめるボンド。
 (このシーンがとても良いのです・・・)

翌日、前日のゲームでル・シッフルのブラフ(はったり)に気づいたボンドは、
ブラフを読んで全額を賭けるが、それはル・シッフルの罠だった。
全額を失ってしまったボンドはヴェスパーに資金追加を申し出るが断られる。
途方に暮れるボンドに声をかけてきたのはメンバーの一人の男。
男はCIAフェリックス・レイター(ジェフリー・ライト)で、
自分は直に負けるので残った資金を使ってほしい、
その代わり、ル・シッフルを捕まえるのはCIAにさせてほしいと申し出る。

申し出を受け入れたボンドは、勝ち続けて資金を取り戻していくが、
資金が減って焦るル・シッフルはボンドのマティーニに毒薬を入れて殺そうとする。

毒薬に気づいて吐き出そうとするがうまくいかないボンド。

そこで登場したのが、
 アストン・マーティンDBS
マダガスカルでの一件を理由に、Mの指示で腕に埋め込まれたGPSのような装置を
(ボンドがどこにいるのかMI-6本部で追跡できるシステム)つなぎ、
指示を仰ぎながら車に搭載している解毒剤・除細動器を使って事なきを得る。

病院にいくように指示するMを無視してゲームに戻るボンド。
毒を盛ったはずが生きているボンドを見て動揺したル・シッフルは動揺し、
全額を賭けた1対1のゲームでボンドが勝ち、
ル・シッフルは負けて資金全てを失ってしまう。。。

CIAがル・シッフルを捕まえるということで一件落着かと思いきや、
ル・シッフルがボンドとヴェスパーを拉致監禁し、
ボンドがゲームで勝ち取った合計1億5千万ドルの口座にアクセスする為の
パスワードを聞き出そうとするがいくら拷問されてもボンドは口を割らない。


この拷問がすごいのです。私、女なもんで殿方の気持ちは分かりませんが、
今まで見た映画の拷問シーンではダントツナンバー1の怖さです。。。。

絶体絶命か、と思うところで見知らぬ男が拷問部屋に入ってきて、
ル・シッフルをズドンと一発。
男はテロ組織幹部のミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)だった。

意識の戻ったボンドがいたのは病院。
ヴェスパーがずっと付き添っていてくれたことを知り、嬉しく思いながら、
互いの気持ちが通じ合っていることを知る。
体調が戻るまで仕事を休むことになったボンドは、
ヴェスパーと共にヴェネツィアで2人だけの時間を過ごしている内に、
 もうラブラブです
「この仕事をやりすぎると魂が腐ってしまう。今なら仕事を辞められる。」
と気持ちが動いたボンドは、Mに辞表をメールで提出してしまう。

そして、ヴェスパーと新しい生活を始めようと思ったボンドだったが。。。



ああ、もうこれ以上は書けません。 
ここからも、というかここからがスゴイんです。 

驚いたり切なくてウルウルしたりしてしまいました。

007になる前、なって間もないころのジェームズ・ボンドを描いているので、
非常に人間臭いジェームズ・ボンドをふんだんに見ることができました。
初めて人を殺すシーンは、全然クールではないし、悪戦苦闘するのですが、
そういうところも‘00’が与えられる前だからなんでしょうね。

 ダニエル・クレイグも、
最初「この人こそ悪役じゃないの?」と思ったのですが、
実際スクリーンの中で動く姿は意外とはまっていた感じ。
 マッチョでびっくりしたし。 
今までの007では考えられない筋肉ムキムキ感に戸惑いつつも
しっかり拝ませていただきました。(笑)

脇役陣は、
 Mは今回もジュディ・デンチ
女性のMでも良いと言えば良いのですが、
秘書=マニーペニーと思い込んでいるので、
弱弱しいオニイチャンがMの秘書で物足りなかったのと、
007/ワールド・イズ・ノット・イナフ〈特別編〉

007/ワールド・イズ・ノット・イナフ〈特別編〉

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: DVD

この作品で、知人の娘(ソフィー・マルソー)に騙されて捕らわれの身になってしまい、
結局007に救出してもらう場面を見て「Mが捕まっちゃダメじゃん」と思って以来、
もうそろそろ違う人に替えてイメチェンしてほしいなあ、と思ったりして。

今回、出演者の中で一番しっくりきていたのは、あっさり殺されたものの、

 ル・シッフル役のマッツ・ミケルセン
左目の色が不気味で涙腺異常が原因で時々赤い涙を流す、
それが気味悪く思える(それを拭う姿はもっと気味悪く)キャラクターを好演。

ブラックな笑いでツボにはまった映画「フレッシュ・デリ」に主演している方ですが、

フレッシュ・デリ

フレッシュ・デリ

  • 出版社/メーカー: アット・エンタテインメント
  • 発売日: 2005/12/28
  • メディア: DVD

 このおじさんを演じている俳優とは思えない。
映画のパンフレットの彼の出演作には載せてないのが残念です。。。
(後で見返したら"The Green Butchers"というタイトルで載っていました・・)

相変らず世界各地でのロケや、緻密に作られた場面など、
007らしい構成で私は良い出来の映画だと思ったのですが、
万人受けする映画かと言われると「微妙」かも。
007シリーズが好きな人なら多分気に入ってくれると思うのですが。。

最後のシーンが非常に印象的で、「ああ、これこそ007」と思いながら、
取敢えず次作もダニエル・クレイグで観てから、
金髪ボンドに未だ少々残っている違和感は拭えるのではないかな、と思った
「007カジノロワイヤル」でありました。


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「007ドクター・ノオ」を観る [映画(007)]

 先日20作目の「ダイ・アナザー・デイ」を観て気になったので、                                                                                                      1作目「ドクター・ノオ」を観直す。

 1962年、最初の公開時の邦題は「007は殺しの番号」。

ロケット打上げの妨害電波を発する正体を探るジャマイカ駐在の                                   イギリス情報部ストラングウェーズが秘書とともに殺される。                                                彼の死と謎を解く為、派遣された007ことジェームス・ボンドが、                                               クラブ・キー島に行き、島を仕切るドクター・ノオと対決する。。。。

主題歌無し、あの有名なテーマ曲のみという一作目。

40年以上前の作品ということで、小道具(交信道具が無線)含め、                                                          話の流れが微笑ましいスピードです。

ボンドガールのウルスラ・アンドレスは非常にセクシーだし、                                                      話が盛り上がるのに効果的ながら、登場するのは本編開始後1時間後と、                                            ちょっと物足りない感じ。(ロケでは蚊と戦い大変だったらしい)

更に、中国とドイツのハーフ、悪役ドクター・ノウ(スペクターの一味)が、

メークしててもこの容貌。

強そうでいながら、最期は意外にあっさりやられてました。

他にも中国系女性が出てくるんだけれど、髪が黒髪でも顔が明らかに白人、                                                        という光景に思わず笑ってしまいつつ、話や演出には納得です。

イアン・フレミング原作の007を映画化するに当たり、紆余曲折の中、                                                                                     「一番簡単な演出で、一番安い製作費で作れるだろう」と判断され                                                                                  選ばれた原作「ドクター・ノオ」に、                                                                                                                                                「007を一番理解できる人」とテレンス・ヤングが監督に選ばれ、                                      更に、ケーリー・グラント、ロジャー・ムーアに断られた007役に                                                                                           「三流俳優の中でもマシなヤツ」と選ばれたショーン・コネリー、                       これらの要素が合わさり、最初にアメリカでヒットし、                                                                                    その後20作目も続いているというのも感慨深いものあり。 

製作のブロッコリ、監督のヤング、主演のコネリー、                                                                                                                                    この3つが揃ったからこそ、後のシリーズ化に続く、                                                                                               「ドクター・ノウ」でありました。                               


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「007ダイ・アナザー・デイ」を観る [映画(007)]

 先週テレビで観たが吹替がしっくりこなかったので、DVD(字幕)で再度観る。

                                                                    シリーズ40周年の第20作目

北朝鮮(と思しき国)で捕らえられたジェームス・ボンド(ピアース・ブロスナン)、                                                                                                                           14ヶ月間の拷問に耐えた後、中国諜報員殺害の罪で捕らえられていた                                                                    捕虜ザオとの交換で解放されるが、同時にライセンスを剥奪されてしまう。

今作でボンド役は卒業です

しかし、そこはジェームス・ボンドなのでおとなしくしている訳もなく、                                                                 ザオ(リック・ユーン)を追いかけてキューバに飛び、                                                                                                        

 顔にダイアモンド埋め込んでます

イギリスでダイヤモンド王グスタフ・グレーヴス(トヴィー・スティーブンス)と会い、                                                                                                                   

 マギー・スミスの息子です 

アイスランドの氷の宮殿で、世界制覇を目論む黒幕グレーヴス                                                 (実はボンドが殺した筈の北朝鮮の大佐がDNA治療で化けていた)と                                                                              ザオと対決、格闘の末、勝利する。

という話。

冒頭のシーンでは、シリーズで初めてボンドが捕まってしまい、                                                                                                                                                                               どうなることかと思ったら捕虜交換で解放されるものの、                                                                                 拷問を長期間受けた割には体格が良いボンドに少々の違和感。                                                                                                          

米ソ対立がなくなってからの007シリーズ、「悪」が誰か毎回気になるのだが、                                                                                                                                                                                                                                                            今回は北朝鮮と思しき共産国の指導者の息子。                                                                                           (現地語で喋っている設定らしいのだが、中途半端な中国語にしか聞こえない)

ボンドガールは、ハル・ベリー(ビキニ姿が◎)と豪華だが、 

 アクションは少々苦手な様子。                         

透明人間ならぬ透明自動車のアストン・マーチンが消えたり出てきたり、という                                                              シーンには驚いたが、アイスランドの氷の宮殿で融けた氷が大波になったところでの                                                                                                                                                                                 サーフィンシーンは明らかに合成画面という出来で、思わず失笑。

Qもデズモンド・リュウェリンが前作発表後、事故で亡くなったので                                                                     新しい人になっちゃったし。

 合掌です 

 前作のR役から昇格したジョン・クリース

感想:「良くも悪くも007ファンの為の映画」。そんな私も007ファンですが。        

面白いのに少し物足りないような。凄いんだけれどもっと派手にやってほしいような。

アクションやCG等、どんどん派手になっていく007シリーズ、                                                          今後どこまで行ってしまうのか? という懸念もありつつ、                             

 金髪だし今までと違うボンドになるような予感

次回の6代目ボンド、ダニエル・クレイグに期待しております。


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「007 私を愛したスパイ」 [映画(007)]

久しぶりに007を観る。

1977年作品「私を愛したスパイ」。

シリーズ第10弾、ロジャー・ムーア3作目の作品。

英国の潜水艦レンジャー号とソ連の原子力潜水艦ポチョムキン号が相次いで行方不明に。                                                                                                  ソ連の仕業と考えた英国はジェームス・ボンドを調査の為エジプトに送り込むが、                                                                                                        そこにいたのは敵方KGBの「トリプルX」こと女性エージェントのアニヤ・アマソヴァ少佐。                                                                                                                                                                           (演じていたのはバーバラ・バック←リンゴ・スターの奥さん)                                                              敵対する2人双方に襲い掛かるジョーズ(リチャード・キール)との攻防の後、                                      実は海運王、ストロングバーグの世界制覇の野望だったことが分かり、                                                              ボンドとトリプルXが共に野望阻止の為にストロングバーグに立ち向かい。。。

007なので結末はメデタシとなる訳で。

冒頭での スキーチェイス、断崖からのパラシュートジャンプ、                                                 水陸両用のロータスエスプリ(撮影には7台使用したとか)、                                                                            ケン・アダムズデザインの海運王ストロングバーグの要塞「アトランティス」、                                                                        潜水艦を飲み込む巨大タンカー「リパルス号」など、30年近くも昔の作品とは                                                                                                                     思えない斬新なデザイン。                                                                                                                                                    (計器やコンピュータのデザインはやはり古臭さを感じるけれど)

それに、ロイス・マックスウェル演じるマニーペニー。                                                                                  

 マニーペニー

23年間(ロジャームーア最後の「美しき獲物たち」まで)演じ続けた彼女、                                                                世界中どのMのオフィスでも入口に座ってボンドと軽妙な会話を交わすシーンは                                                                                                                            ちょっとした楽しみだった。

製作スタート段階からブロッコリの巨額負債、度重なる監督・脚本スタッフの交代、                                                                                                                                      イアン・フレミングから原作の引用を認められず、オリジナルの物語を作らなければ                                                                                                                                                                                         いけなかったなど(ジョーズのキャラクターだけは引用できた)、                                                       トラブルを抱えながらの撮影となったと、特典についていたメイキングで言っていたが、                                                                                                                 出来は007シリーズの中でも上位に入ると思える作品。

 


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