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「初恋の人からの手紙」(笑) [本・ゲーム・テレビ]

実際にそんなものを貰った訳じゃないのですが。(^_^.)



流行りものには疎い私ですが、浦島太郎さんのところで見つけたらやってみたくなりました。

初恋の人からの手紙」 っていうサイト。 結構こういうの好きなんですよねぇ。

正直に自分の誕生日とか性格などを入力したら、以下のような手紙が。。。


初恋の人からうつぼさんへお手紙が届きました。

うつぼ、元気?
今でも血液型で性格が決まると思い込んでいますか?
本気でB型はマイペースだと言っていたうつぼがなつかしいです。

泣きじゃくるうつぼが「好きだけど寂しいから別れる」と言って
自分から連絡を断ったあの日から、もう26年が経ったんだね。
月日が流れるのは早いものです。

あ、そうそう、手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんだ。
うつぼに名前が似てる犬がいて、ふとなつかしくなったから、
たまには思いついたままに何か書いてみようと思っただけ。ふふ。

今から思うと、なんだかあのときの付き合いは、
おれの一人よがりだったなぁという気がします。
うつぼはいろいろと我慢して溜め込むタイプだったから、
なかなか気持ちに気付いてあげられず、
よく泣かせたり怒らせたりしていた印象があります。
いつのまにか不機嫌そうな顔になっていて混乱したことが何度あったことか・・・。
今では素直に気持ちを言えるようになっていますか?

そういえばうつぼにとっては初恋だったのかな?
だからか、付き合う前から慎重で、いろいろ確認していましたね。
「デート代は割り勘?」「キスは付き合って何ヵ月後の予定?」とか質問されて、
返答に困ったのを覚えています。探りすぎ(笑)。

まだ付き合ったばかりのころ、
うつぼはやたらと「絶対に別れないって約束して」と迫ってきましたね。
おれは「おう、約束するよ」などと言っていましたが、
内心「うっ…」と思っていたのをよく覚えています。
約束を破ってごめんなさい。

恋愛を総合的に考えれば、おれはうつぼと付き合えてよかったなぁと思います。
いつも不安げで泣き虫なうつぼと付き合うことで、
自分が強くなるということを学べたように思えます。

いろいろ書いたけど、おれはうつぼが大好きでした。
これからもうつぼらしさを失わず、それとせめて毎日お風呂には入るようにして
新しい誰かと幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. おれと付き合った過去をみんなに隠しているって本当ですか?

 



どっひゃー。

私、毎日風呂に入ってるよー! 

私と同じ名前の犬って!
「うつぼ」なんて名前つける飼い主なんているのかよー!

と怒ったところでお遊びなのですから(上の手紙で下線引いたのは私)、
余裕を持って笑いたいところです。。

それにしても、、元彼によれば、私はグジグジ湿った女なのね。(笑)



で、ご丁寧に私についての分析結果まで書いてくれました。 親切です。




うつぼさんについての分析結果は以下の通り。

【短評】
温和で優しい。かわいらしさがあるが、自信に欠け、弱気。精神的な波がある。

【あなたの恋愛事情を考察】
うつぼさんは、精神面ではいわゆる「女性らしい女性」だと言えるでしょう。
気性は穏やかで、決して男性を引っ張るタイプではなく、
守るよりは守られたいタイプだと思われます。
しかし、その依存性が苦しみを生んでいる部分もあるのではないでしょうか。

男性に依存していると、人生が「相手次第、恋愛次第」になってしまい、
疲れますし傷つきやすいはずです。
それに苦しんで「強くなろう」と思っても自分にフィットせず、
「もっと温和で誠実な人と付き合おう」と思ってもしばらくするとなんだかドキドキできなくて、
その人に対し「いい人なんだけど」と思いながら付き合いが長引いたりしがちです。

依存することに苦しくなったとき、うつぼさんの中には「依存しない」という方向の解決しか
思い浮かばず、当面はそんな袋小路に苦しむことになりそうです。

ここから言える、うつぼさんにありそうな問題点を列挙します。

◆彼氏や恋愛の比重が大きくなりすぎてしまい、苦しくなる。
◆強くなろうとしても、強さがよくわからない。「我慢」や「意地」のことだと勘違いする。
◆言いたいことがうまく言えない。気持ちが分かってもらえない人と付き合うことが多い。

【もっと上手な恋愛のために】
そういうタイプになったのはなぜなのか、もっとモテるためにはどうすればいいのか、
もっと恋愛上手になるためにはどうすればいいのか、どう考えればいいのか。
恋愛の疑問は尽きないと思います。

恋愛を深くまで知るのと知らないのでは、
その後の人生の豊かさに大きな差があると思っています。
なんとなく恋愛をしているだけでは、同じことを繰り返すなど、成長速度に限界があります。
そして、恋愛できる時間は、実質的に限られています。
経験を積み重ねているだけではあっというまに時間は過ぎるのです。



うつぼさん、、、主体性のない女、って感じに思えますが、意外と当たっているような。。。(笑)
と当たっているような当たっていないような、でも、
私の答えた内容を組み合わせて出てきたわけだから当たっているような。。(^_^;)
と、これを友人に読んでもらって感想を聞いてみたいと思いつつ、
ソネブロの他の方の結果も見た~い、と思った「初恋の人からの手紙」でありました。



タグ:手紙 初恋
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「闇の子供たち」を読む [本・ゲーム・テレビ]

最近映画化され公開されていた「闇の子供たち」の原作を読みました。

闇の子供たち (幻冬舎文庫)

闇の子供たち (幻冬舎文庫)

  • 作者: 梁 石日
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 文庫



描写も含めて内容の凄さに兎に角驚いた本でした。



タイの山岳地帯の貧しい農村で暮らす8歳のセンラー。
ある日、見知らぬ男が両親にお金を渡すとセンラーをバンコクに連れて行ってしまう。

連れていかれた場所は、
児童性愛者(ペドファイル)が子供を性の対象として買いにやってくる売春宿。
陽の当たらない地下室にはセンラーと同じような年頃の子供たちが沢山いて
大人の言うことを聞かないと体罰を与えられ食事も出来ない劣悪な環境。
センラーもそんな環境の中で恐怖に怯えながら客を取らされるようになる。

2年前に親に売られてバンコクに行ったセンラーの姉ヤイルーンは、
売春の仕事をさせられている内にエイズに罹り
人知れず田舎の売春宿に安く売られてしまう。
発症し客が取れなくなったヤイルーンは
食事もろくに与えられず遂には黒いゴミ袋に入れられ
生きたままゴミ処理場に捨てられてしまう。
何とかゴミ袋から出て故郷を目指して歩くヤイルーン。
途中の村々で疎まれながらやっと故郷の村に辿り着くと、
母親が帰って来たことを喜んだのも束の間、
ヤイルーンがエイズということが分かった途端、
村人達の決定でヤイルーンは檻に入れられてしまう。
病が悪化し、生きながら屍になっていくヤイルーンに蟻が群がるのをみた父親は、
油をかけて燃やしてしまう。。

同郷の出身でヤイルーンと同じように売春宿に売られた少女から
この出来事について書かれた匿名の手紙を貰ったのが
NGO団体社会福祉センターのナパポーン所長。
日本からやってきた音羽恵子とともに問題を解決したいと動き出すが
軍、警察、マフィアが闇で仕切っている為、なかなか活動が進まず
音羽の知り合いの新聞記者、南部に協力を申し出る。

売られた子供たちが幼児売春だけでなく臓器売買の対象にもされていること、
臓器売買にも軍や警察、マフィアが深く関与していると南部から聞かされ衝撃を受ける音羽。

日本人の子供が心臓移植をタイで受けるという情報を得た南部と音羽は
子供の母親に会いに行くが音羽が移植を止めて欲しいと唐突に言った為
心を閉ざして何も話さないのだった。

タイに戻ってからも移植を止めさせたいと思う音羽と、
移植でやってくる子供と母親の写真とともに記事を載せたいと思う南部。

そうしている間にも時間は過ぎて行き、
あちこちを取材してやっと週刊誌に記事を掲載した南部、と同行する音羽は
マフィアの手先に「日本に帰れ」と暴行を受け、
子供に移植する臓器提供者として選ばれたセンラーは病院に連れて行かれ、
労働組合とともにナパポーン達が参加した2万人のデモ行進では
ナパポーンの協力者(実はマフィアの手先)がデモに参加しながら暴動を起こしていく。。


これでも話の全てではなく、書ききれないのが残念ですが、
話自体はフィクションながら、
海の向こうの国の現実を描いたと思うと何ともいえない気持ちになりました。
悲しいとか、やりきれないとか、そう簡単に表現してはいけないような気持ちです。
怒りも感じましたが、どうしてよいのか戸惑いながらの怒りでした。

作品自体はフィクションとはいえ、現実にこういう問題は今でも存在するでしょうし、
欧米諸国(日本もでしょうね)で法律規制が厳しいから自国で叶わないからといって
貧しい国の子供たちを道具のように扱うことに良心の呵責はないのだろうか、
そんなことを考えてしまいました。


この世に受けた命は誰のものであっても平等であるべきでしょう。

でも、自分に余裕がもてない状況や
自分の命さえギリギリのところで保っているような状況だったとしたら、
平等と思うことが奇麗事だと言われてしまうかもしれません。

親(特に母親)だって好き好んで自分の子供を売り飛ばすことはしないでしょうし、
貧しくてどうにもならないと思ったら自分が生きていく為には仕方ない、
他の選択肢を選ぶことが出来ずに已む無く子供を売るのかもしれません。

以前、貧しい国の子供達でイメージするのが、
フィリピンのごみの山から鉄など換金できる資源を集めている子供達だったのですが
こういう子供達は少しでも生活の足しになるようにと
(たとえ親に言われているかもしれませんが)働いて親と一緒に住んでいるわけで、
今回出てくるような子供達は親から売り飛ばされ道具のように扱われ捨てられる、
本当にタイトル通りの「闇」の子供達であると思うと救われる可能性が少ないと思うだけでもどかしく
自分に何が出来るのか考えても簡単には思いつかないというか
日頃大きな問題もなく過ごしている自分に出来ることは何だろうか、
考えても結局思いつくことはありませんでした。

映画化された作品は内容が事実でないとして、
タイ国政府に上映を認められなかったと聞いたのですが、
全くのフィクションではないでしょうし、国のどこかで現実として起きていることなのだ、と
私は思いました。

日本が本当に富める国なのか、それには疑問もありますが、
私が今の生活を色々不満を言いながらも享受できるのは
やはり自分が富める国に住んでいるからであり、
その生活は人件費の安い国の労働力から生み出されるものによって
成り立ってる部分も多い訳でこの本を読んでいても「自分は関係ない」とはいえないわけで。

ペドファイルといわれる児童性愛者が自国での規制から貧しい国にくる、というのは
欧米のように日本も同じといえるのかもしれませんし、こういう嗜好の人たちが
法的な形も含めて規制されなければならないと思いますし、
そうでない人たちも(私を含めて)こういう現実について目を背けずに
知ることから始めるべきかと思った「闇の子供たち」でありました。


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「ハリー・ポッターと死の秘宝」和訳本を読みました [本・ゲーム・テレビ]

しつこいのですが、ハリー・ポッターの和訳本、読み終わりました。。。

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

  • 作者: J. K. ローリング
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: 単行本

当初の予定では先々週末に読み終わるはずだったのですが、
呑んで[ビール][ビール][ビール]帰宅してもファンタジーを読む気になれず(というかすぐ寝ちゃうから、笑)
結局先週半ばまでかかってしまいました。。

とはいえ、過去の作品の中では一番時間をかけずに読めました。。

とはいえ、原書も入れると過去で一番時間が掛かった。とも言える訳で。(笑)

と、読み終わってからですが、調べてみたら、早いですね。
もう日本語版のwikipediaに掲載されています。。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AE%9D

話自体は原書で読んで理解していたものと同じだったので妙にホッとしましたが、
やはり細かい記述などは日本語で読むのがよございますな。(^。^)

一応、簡単にあらすじを書くと
(字の色を薄くしてますので読みたく無い人はスクロールせず飛ばして下さいね)

ハリー17歳の誕生日を以って母リリーのかけた保護の呪文が解けてしまう
 ↓
呪文が解けるとヴォルデモートがやってくるので安全なところへ移動しよう(by不死鳥の騎士団)
 ↓
移動するとなると護衛するのはやはり不死鳥の騎士団の皆さんですね
 ↓
ポリジュース薬でハリーに変身した皆さんとともに「ハリーだらけ状態」で逃げるハリー
 ↓
スネイプが逃げる日をヴォルデモートに密告していたので死喰い人が追いかけてくる
 ↓
ハリーは安全な場所に到着できたが、騎士団メンバーで失踪者、負傷者発生
 ↓
自分のせいで皆に迷惑かけちゃうと悩むハリー
 ↓
(前作で亡くなった)ダンブルドアからの遺品を貰う
(ハリーは透明マント、ロンは火消しライター、ハーマイオニーは本「ビードルの物語」)
 ↓
ロンの兄ビルとフラーの結婚式に出ていたら死喰い人がやってきたのでハリー逃げる
 ↓
ロン、ハーマイオニーと3人でヴォルデモートの倒すための分霊箱を探す旅に出る
 ↓
ヴォルデモートが分霊箱を隠しそうな場所を探し移動を続ける3人
 ↓
魔法省で取敢えず一つ見つけるが壊し方が分からずそのまま持って移動し続ける
 ↓
ハリーの煮え切らない態度に業を煮やしたロンが離脱 
 ↓
ハーマイオニーと分霊箱探しをしながら危険な目に遭っていたら季節は冬
 ↓
誰かの守護霊(牝鹿)の導きでロンと出会いグリフィンドールの剣を手に入れる
 ↓
死の秘宝の話をルーナの父ゼノフィリウスに聞く
3人の兄弟の話と3人が死からもらったもの(ニワトコの杖、甦りの石、透明マント)
 ↓
その後、思わず死喰い人に3人とも捕まるがドビーのお陰で逃げ延びる
 ↓
分霊箱がきっとあるはず、とホグワーツに向かう3人
 ↓
スネイプがヴォルデモートにニワトコの杖が理由で殺されてしまい
陰で目撃したハリーはスネイプから流れ出る記憶を憂いの篩で見てスネイプの本性を知る
更に、自分とヴォルデモートの関係も知ってショックを受ける
 ↓
マクゴナガル先生やホグワーツの生徒達(除くスリザリン生)がハリーの為に決起する
 ↓
ハリーはヴォルデモートと対決しニワトコの杖で撃たれ
 ↓
自分が死んでいるのか分からないまま彷徨っているところでダンブルドアと出会い
色々と話を聞いて再び現実の世界に戻り再びヴォルデモートと対決
 ↓
めでたしめでたし


端折り過ぎですが、まあ、こんな感じで。(^_^.)
どうやって分霊箱を見つけるとかどうやって壊すかとか、、は書かない。(笑)

映画は二部作になるそうですが、一体どこで区切るんだろう、、、という筋書きです。
和訳本の上巻では、ロンが戻ってくるところで終わっているのですが、
映画的には中途半端なような気がしなくもないような。。

原書では前半ダラダラ読んでいたところも伏線があちこちに散りばめられているので
今回はかなり早い速度で読めましたが、和訳というのは翻訳者の感性もあるので
ちょっとした違和感もありました。。

ルーナやルーナ父などの喋り方の訳し方はどうもイメージと違うというか。。
じゃあ、日本語でどうするのが妥当かと聞かれると、、、
日本語ではっきり答えられない素人の私がいるわけですが。(笑)

あとは、、、翻訳者の感性とは関係ありませんが、
elderという単語が「ニワトコ」という木だということを和訳本で初めて知りました。。。
ニワトコ →   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%AF%E3%83%88%E3%82%B3

elder、、てっきり3兄弟の一番上がもらった杖だったので
年長、、みたいな意味かと思い辞書も引かず、、今回和訳本で知りました。。
とはいえ、こういう木でこれで杖作れるのかな、と個人的には思いまして。
成木だったら作れるんでしょうか。。イヤハヤ、ベンキョになりました。(^^)

今回和訳本を読んで感心したのは、様々な字体を使っていること。
ヴォルデモートのセリフは字体をユラユラさせて際立たせたり、、、
手紙の字体も変えていたり。。
また、呪文には何の呪文か分かるようにルビがふってあったり
看板など、実際こんな感じ?と想像できるイラストつきだったり、かなり工夫されていて感心。。

前回原書を読んだ際はスネイプにばかり気をとられていたのですが、
今回の和訳本では勇猛果敢に敵に立ち向かうネビル&ネビル祖母の2人にジンときました。

今までの総集編のような登場人物フルコースのような作品ですが、
これでオワリなんだと思うとちょっと寂しいですね。
でも、もう一度読むかと言うとあまりに長いので・・・・・・・・です。(笑)

次回の映画(謎のプリンス)も最終巻を踏まえて見られるので楽しみです。

という訳で和訳本まで読みきりほっとした「ハリー・ポッターと死の秘宝」でありました。


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「ハリー・ポッターと死の秘宝」和訳本が届きました [本・ゲーム・テレビ]


やっと原書を読み終えたところで、
DSCF7546.jpg 届きました(^。^)

やはり頑張って読み終わっていてよかった、、、と一安心。

amazonで予約したところ、
DSCF7548.jpg 静山社のバッグ(外で持つのは少々恥ずかしい)
DSCF7547.jpg ブックカバーがおまけでついてきました。

原書が細かい字で750ページくらいあったので(おまけに英語で)難儀しましたが、
和訳本は、上巻565ページ、下巻559ページ。

思ったより字が大きくて行間もスペースがあるので、
夏休み、友人に貸す約束をしているので焦っておりましたが、
今週末で読みきれるのではないか、と自信が出てまいりました。。。

今日はお酒も抜いてるし(笑)早速読み始めることといたします。(^^)



(追)本日の和訳本発売の関連なのか、
   原書を読んだときの記事の本日の閲覧数が尋常でないくらい爆発していてビックーリ。。
   大したネタバレもしていないのに色々な方にご訪問いただき恐縮しちょります。(^_^;)


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「ハリー・ポッターと死の秘宝」を読む [本・ゲーム・テレビ]

やっと原書、、、読み終わりました。。。(^_^.)

Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)

Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)

  • 作者: J.K.Rowling
  • 出版社/メーカー: Arthur A. Levine Books
  • 発売日: 2007/07/21
  • メディア: ハードカバー
昨年夏に買ってから早一年。。。

最初は頑張って読もう!とやる気ミナギリ、国内出張などにも持ち運んでいたのですが
シャッキリしないハリーに業を煮やしたというか遅々として展開しないのにイラッとしたというか、
すっかり放置してから早半年以上。。。。。

と、和訳版の発売があちこちで報じられるのを見た私、
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

  • 作者: J. K. ローリング
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: 単行本
思わずamazonで予約してしてしまったのですが、、そんな自分にふと気付き、

「このまま原書を読み切らない内に和訳版買っちゃったら
     何の為に原書を買ったのか意味分からないじゃん(ーー;)」


そんな訳で、、、放置したままの本を引っ張り出して再び読み始めることとしました。。

チキンな割に、意外と(自分に対して)負けず嫌いです。(笑)

通勤時にも重たい本(1.2㌔あるんです)を立ちながら読み続け、
頑張って読み続け、、、、インターネットのネタバレサイトにも心揺れながら決して近づかず、
7月14日遂に読了。。。。

長かった。。。  でもホッとしました。。。


話はこれから和訳版を読まれる方もいらっしゃるので、細かいことは書きませんが、

初っ端に「名前を言っちゃいけないアノ人(ヴォルデモート)」が現れて、
第一章から登場人物が殺されてしまい(でもよく知らない人だった)ウヒーなんて思っていると
ハリーが登場します。

17歳になったハリー。
誕生日を以って母リリーがハリーにかけた保護の魔法が切れてしまうので安全な場所へ、、、、と
ダーズリー一家に別れを告げ(意外とこの場面がウルッとします)
不死鳥の騎士団に守られながら移動するのですが、
ここで騎士団のメンバーが怪我したり行方不明になったりします。

ハリーは「僕がいるせいで皆が傷ついてしまうんだ(;_;)」とグジグジしてしまい
結局、皆から離れることを決意して、
ロン、ハーマイオニーと3人でヴォルデモートを倒す為のHorcrux探しの旅に出ます。

Horcrux、、、魂を分かつ箱、、分霊箱?てな感じのものでいくつも存在していて、
前作でスネイプに殺されてしまった(?)ダンブルドア校長先生から探すように言われた品。
これを見つけないとヴォルデモートを倒せない、、、らしいです。

これを探しにあちこちに行くのですが(この間が非常に長くて個人的にはイラツキマシタ)
途中でロンと仲違いしてしまい、ロンが途中で怒って離脱、
ハリーはハーマイオニーと2人で移動しながらHorcruxを探すのですが、読んでいて

しっかりしろ! 主役はお前なんだよ、ハリー!


自分が英語にもたついてるのも一因なのに(笑)ハリーに怒りをぶつけるワタクシ。。。

でも、、、
この長々とした流れもきっと最後のハリーvsヴォルデモート対決の伏線になるに違いない。

そう思いながら読んでいるとうまいことロンが戻ってきて合流して。
よかったよかったこれからは3人で力を合わせて、、、と思っていると、

途中に懐かしい登場人物があれこれと出てきます。
(ドビーとかルーナ・ラブグッドとか、ドラコ・マルフォイとか、ジョージとかフレッドとか、とかとか)
で、残り150ページくらいのところで

「本当は良い人なの?それともやっぱり悪い人?」

前作で敵なのか味方なのか分からなかったスネイプがやっと登場します。

やっと、出てきたよ、こいつ(=スネイプ)。。。。

今後の展開に期待が高まっているところにマクゴナガル先生も登場したホグワーツ。

4つの寮(グリフィンドール、レイヴンクロー、スリザリン、ハッフルパフ)の生徒たちが集められ、
避難するように指示されているところで、、

やっと登場したよ、ヴォルデモート。

で、ここからハリーとヴォルデモートの対決が、、、と思っていたのですが
対決はやはり最終章までのお楽しみで、、その前に死喰い人との戦いがあったりして
かなり重要な人物が命を落とします。。。

予想外の展開に涙、涙。。。

そして、(激しくネタバレなので字の色を変えておきます。読みたくない人はスルーしてくださいね)

スネイプが最終章を前にしてヴォルデモートに殺されてしまいます。。。
ナゼ?ナゼナゼ? このままじゃスネイプが敵か味方か分かんないじゃん。(ーー;)
でも、この時スネイプがハリーに託した謎の液体、、、これが後々役に立つのです。。


そして、最終章。

遂にハリーがヴォルデモートと対決します。 (ハリーは死なないです)

そして。。。 (めでたしめでたし)



今回の最終巻を加えたハリポタシリーズを通して
一番好きになったキャラクターは「スネイプ」でした。
とにかくこんなに良い人だったとは思いませんで。途中でウルッときてしまったくらいです。
本当は良い人だったのにずっと「気持ち悪い」「性格悪い」と思い込んでいた自分を反省。。

今回の最終巻では、自分の勝手な推測↓
・ヴォルデモートとの対決にスネイプが現れてハリーをかばい命を落とす
・だからスネイプ実は良い人
・そしてダンブルドアも生き返り。。
これらの推測が良い意味で裏切られる結末でございました。。


最初の600ページはとにかく長くて長くて、、だったのですが、
ラスト150ページ、特に残り100ページを切ってからは怒涛の展開でグングン読み進み、
そして、「ああ、もうすぐ読み終わっちゃうよ・・・」と一抹の寂しさも感じながら、でした。。

とはいえ、まるで今までの作品の総集編かのような登場人物テンコ盛り、
ウィーズリー一家で家族に反発していた兄ちゃんのパーシーも戻ってきて和解、
お気に入りの登場人物が数々命を落としてしまってウルルルル~、なところもありましたが、
取敢えずホッとするような結末でございました。

これで安心して和訳版が読めます。(^^)


でも、
Life with My Sister Madonna

Life with My Sister Madonna

  • 作者: Christopher Ciccone
  • 出版社/メーカー: Simon & Schuster Ltd
  • 発売日: 2008/07/15
  • メディア: ハードカバー
こんな暴露本(英語)、買っちゃったんでつ。。。(^_^.)

ナニを思ったか高校時代、マドンナのファンクラブに1年間入っていたこともあって
(1枚目と2枚目のアルバムが好きでございましたな)
バーニング・アップ

バーニング・アップ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD
ライク・ア・ヴァージン

ライク・ア・ヴァージン

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD
この頃はファンでした。。今はどっちでもございませんが。(^_^.)

ハリポタ和訳版発売まで1週間あるので読み始めようかと思ってはいるのですが
こっちは夏休みの宿題にして、ハリポタ和訳版を先に読もうかな。。。。

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「海外ブラックロード」と「危ない世界の歩き方」を読む [本・ゲーム・テレビ]

学生の頃からブラリ出かけるのが好きな私うつぼ、
他の方々の旅などにも興味があって、たまに書籍化された旅行記などを買うのですが

鳥頭紀行 ジャングル編―どこへ行っても三歩で忘れる (角川文庫)

鳥頭紀行 ジャングル編―どこへ行っても三歩で忘れる (角川文庫)

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫

こういうくだらないのとか大好きだし(所謂企画ものなんですけどね、笑)

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 文庫

幻のムベンベという獣を探しにアフリカの奥地に行ってその地の言葉も覚えながら旅をする、
そんな人にも興味があったりするので(非常に事前の計画をしっかりされて旅されています)、
本屋で旅行記が平積みにされているのをみると思わず買ってしまいます。。
そんな訳で今回勢いで買ったのが下の2冊。

海外ブラックロード -危険度倍増版-

海外ブラックロード -危険度倍増版-

  • 作者: 嵐 よういち
  • 出版社/メーカー: 彩図社
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 単行本

「危ない」世界の歩き方

「危ない」世界の歩き方

  • 作者: 岡本 まい
  • 出版社/メーカー: 彩図社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 文庫

女性でもこういう本書くのねえ、、と思って買ってみたのですが。。。。


さらさらっと、ぱらぱらっとあっという間に読み終わりまして。。


感想:旅は十人十色、でも2人は共感できませんでした。。。


もっと目次くらいちゃんと観てから買えばよかったといえばそうなんですが。
見ないで買った自分も甘かった、、、と反省反省。。(ーー;)

どんな形で旅するかは十人十色、なので、
彼らの旅行記に共感される方も勿論沢山いらっしゃることとは思いますが。

以前にも

アジア「裏」旅行

アジア「裏」旅行

  • 作者: 平間 康人
  • 出版社/メーカー: 彩図社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫

この本を読んだときにちょっと恣意的な空気を感じてしまい、
(自ら問題の火種を起こしてそれに対処した話をちょっと得意げに書いている感じだった) 
バックパッカーの中には団体旅行に行くような人達をコバカにするというか見下げると言うか、
自分のような旅行者こそ真の旅人だと思っているのかもしれないなー、なんて思いました。

今回読んだ2冊も同様に自分が思うような旅をするのが一番、と思っているようで、
ガイドブックを読んで旅する人達のことは心中見下げているような書き方で、
(そりゃ私も外国の街中で堂々とガイドブックを広げる日本人観光客を見ると心配になりますが)
自ら火中の栗を拾うようなことをやって「いや~、キケンでしたよ(^_^.)」と書いているような。
そんな気がしました。


これらの本を読みながら、

女が現地で男と1対1になったら危ない、とか考えないのかしら、

著者の方々は日本に居る時どういう生活を送っているのかしら、

日本では真面目に過ごしていて海外に行ったらバンバン夜遊びするのかしら、

わざわざ治安の悪いところに行ってるんじゃないかしら、

日本にいたらそんな治安の悪いところ行かないんじゃないかしら、

いっそ海外に住んじゃったらいいんじゃないのかしら、

何が目的で旅しているのかしら、、、


かしら、かしら。。。 そんな意地悪なことも考えてしまいました。



私自身、著者のようなアジアや南米などには行きませんでしたが、
学生の頃はバックパックを背負ってヨーロッパと香港を長期間旅したことがあります。
親には日本との往復フライトだけ正しく書いて日程は適当に書いて渡し(今考えるとヒドイ娘)
電車に乗って安宿に泊まって「次はどこに行こうかな~」なんて旅行をしていたので
旅のトラブルも多少は経験しましたが(変な人に連れていかれそうになったり、、など)
夜遊びしたり、まして、薬に手を出したり、、は決してしてないですもん。(きっぱり)

危ないと書かれた国でも普通に幸せに生活している人は沢山いるわけですし、
それを「この国は危ないですよ~」と書いてしまうのはどうなんでしょうか。
危ない、といったら日本だって今では十分危ない国なんでしょうし、
どこに行ってもその人自身の心の持ち方次第で旅行が如何様にでもなるのではないかしら。

渡航先の危険情報なら外務省のホームページでも今なら情報がすぐ取れますしね。


じゃあ、何でこういう本を買っちゃったのか?と問われると
「勢いで」としか答えられないのですが。。。

勿論、この本を読んで自分も旅行してみよう、と思う方はそういう旅行をすればよいと思います。
ただ、旅の恥は掻き捨て、というような旅はしてほしくないものです。。


ここまで書いてしまったのでもう一つ。
お2人とも、あまり文章の書き方(まとめ方?)があと一歩な感じで、
個人的な旅日記の域を越えられなかったように見受けられたかな。
自分の旅行体験を文にしたためて活字にするということの難しさも感じた次第。
このような文章、内容でなにがしかのお金を読者から頂戴するのであれば
もうちょっと頑張ってほしいですね。。。

もしかしたら、一般人の旅ブログを読んでいる方がずっと面白いかもしれないですし。(^_^.)


と、ちょっと厳しく書いてしまいましたが、
もし、私が20代の時に読んでいてもきっと同じような感想だったろうな、、
と思った旅行記2冊でありました。


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任天堂の花札 [本・ゲーム・テレビ]

今年のお正月、久しぶりに実家で花札を取り出して母&姪と遊んだところ、
花札初体験の姪が殊の外気に入ってキャーキャー喜んでしまい、
「このままではキケンキケン」と焦った母と私で止めたのですが(笑)
その話を会社のオジサン(蕎麦の会会長)にしたところ、後日、「ほい、お年賀」と言って
 任天堂の花札をプレゼントしてくれました。
会社のオジサンに花札をプレゼントされる私、、、ってのもナンですが、
ま、そういうキャラクターってことで。(笑)

花札 天狗 (赤)

花札 天狗 (赤)

  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • メディア: おもちゃ&ホビー

amzonでも検索したら出てきましたが(赤)札バージョンのみ。
私がいただいた(黒)札バージョンは出てこず。。。。

私の中では花札=黒札なんですが、赤札もあるんですね。。。
因みに、うつぼ家の花札は、

花札 大統領 (黒)

花札 大統領 (黒)

  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • メディア: おもちゃ&ホビー

「大統領」の(黒)。天狗よりグレードが高いらしいです。
こういうところには惜しみなくお金かけるなんてさすが私の親。(笑)

私にとって花札といえば、小学生の頃から祖母、大叔母に教えられた数少ない遊びの一つ。
当時浅草に住んでいた大叔母がかなりにギャンブラー体質で、
人数合わせの為に私に花札を仕込んでいたと思うと(兄は拒絶していたので花札は出来ない)
「バアチャン(←大叔母)、花札教えてくれるなら麻雀教えてくれた方が今役立ってるのに(ーー;)」
今更ながら思うのでありました。
そう、私は最近麻雀が出来る人たちが羨ましくて仕方ないのです。
麻雀が出来るというと場が盛り上がるのに、花札が出来るといっても賛同者がいないので。。。。

・・・・・・・・・・・・・・・。

気を取り直して。

プラスチックのケースを開けると中に紙箱があって、
 任天堂さんのコメントが
「当社は我国で消費される花札類の過半を製造販売し、
その品質の優秀さは消費者各位に絶大な御好評を賜っております。」と書いてあります。

今回、花札=任天堂だと思いながらwikipediaなどで調べたら、
田中将軍堂や松井天狗堂、大石天狗堂、というところでも製造されていることを知りました。
とはいえ、花札からファミコン、DS、今ではWiiで世界中で親しまれている任天堂が
今でもこうやって花札を製造販売しているのは原点を忘れないように作っているのかしら、、、
なんてちょっと穿ったことを考えてしまいました。

で、箱を開けると中はプラスチックのような触感の平たい花札。
実家の花札は紙製で買って30年以上経って毛羽立っていたせいか、
目の前の新品が非常にスリムに見えました。。。

 1月は「松」

 2月は「梅」

 3月は「桜」

 4月は「藤」

 5月は「菖蒲」

 6月は「牡丹」

 7月は「萩」

 8月は「芒(すすき)」

 9月は「菊」

 10月は「紅葉」

 11月は「柳」

 12月は「桐」

さすがに1人では出来ないので、自宅では、

1500DS spirits Vol.5 花札

1500DS spirits Vol.5 花札

  • 出版社/メーカー: タスケ
  • 発売日: 2007/08/09
  • メディア: ビデオゲーム

 パッケージはこんな感じ
これでコンピュータのキャラクター相手に奮起していますが、
次回実家に行った時にでも母父相手に使ってみようと思う任天堂の花札でありました。


タグ:任天堂 花札
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「最悪」を読む [本・ゲーム・テレビ]

奥田英朗の「最悪」を読みました。

最悪 (講談社文庫)

最悪 (講談社文庫)

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫

何でこんなタイトルの本を読んだかというと、、、

昨年末、怒涛の勢いで続いた忘年会、の後、
年が明けたら燃え尽きてなんだかすっかり腑抜け状態になってしまい、、
また、新年会が思ったほどなかったのも相まって最近すっかりアルコールも控え気味。
更に、公私にわたり色々な出来事がドドッと押し寄せてきてテンションがどうにも上がらず、
どよよ~ん、とした精神状態のまま(合間に呑みに行ったりはしてたんですけどね)気付けば2月。

だから、ということも無いのですが、
「最悪か・・・どんなもんで最悪なんだろう」と、題名に惹かれて思わず買ってしまいました。。

元々この作家は、

イン・ザ・プール

イン・ザ・プール

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本

この本で散々笑わせてもらったので、
「最悪」というタイトルでも面白いのでは、という淡い期待もあり買ったのですが。。。



川崎で小さな鉄工所を営む47歳の川谷信次郎。
大手メーカーの下請けのそのまた孫請けでタイ人のコビー、物静かな20歳の松村を雇って
日々単価の安い仕事をこなし細々と暮らしている。
父親の仕事を嫌う年頃の娘に頭を悩ませ、
取引先のムリな注文にも夜遅くまで、また休みの日も働いて対応し、
不良品を出したとメーカーに叱られては頭を下げ、
近所に出来たマンション住民からの作業騒音の苦情を言われ、
しまいには市役所職員(環境課のお役人)にも責められる始末。
そんなところに取引先から仕事を出すから中古の工作機械を買わないかと持ちかけられる。
設備を入れれば仕事も増えて収入も増えて娘も進学させられる。。。
でも、設備を買うには銀行から借り入れしないいけないが大きなリスクを背負えるか悩む。。


かもめ銀行の北川崎支店に勤める二十二歳の藤崎みどり。
単調な窓口業務と毎日やってくるボケ老人柴田の対応、
出世のことしか考えず上司にゴマスリしかできない課長の嫌な態度にガマンしながら
半強制的に参加させられた新入行員歓迎キャンプでは嫌いな支店長によって強姦未遂。。。
家では高校生の妹がぐれて家出してしまい。。。
上司にも言えず銀行を辞めようと思っているとセクハラで訴えようと行内の課長代理に言われるが。。


プータローでパチンコでたまに稼いでぷらぷらしている二十歳の野村和也。
親と仲たがいして田舎を飛び出して川崎にやってきた後は、
パチンコ屋で知り合った年増のホステスと寝たり、仲間とトルエンを盗んで売りさばいたり、
その日暮らしで日々を過ごしていたが、、ある日仲間と工場に忍び込んでトルエンを盗んだところ
使った車がヤクザの車で足が着いてしまい、組の事務所に呼ばれて落とし前をつけるのに
500万円を用意しろと脅される。。。。


「イン・ザ・プール」のような爆笑はありませんが(そりゃタイトルがタイトルだし)
後半に、接点がないと思われていた不運な3人が不運に不運を重ねながら(負の連鎖ですね)
一つの事件に巻き込まれて共に行動すると、負の相乗効果で3人の運命が急降下していきます。

とはいえ、3人の中で気の毒で切なくなってしまったのは鉄工所の社長さんの川谷。

野村和也はちょっと甘えてるかな、という感じで、不運に転がっていくのは自業自得に思えなくもなく、
また、藤崎みどりも強姦未遂は気の毒だし、鼻持ちならない支店長や上司などに囲まれるのは
腹も立つだろうな、なんて同情も出来るのですが、この川谷が別格というか。

やっと独立した鉄工所で細々と下請けの最底辺で真面目に働いていただけだったのに
物事を杓子定規にしか図れない近隣マンションのジコチュー商社マンや
これまた杓子定規にしか話の出来ない役所のオッサン、
更には、陰でリベートを受け取るためだけに保管料が嵩む大きな中古工作機械を
信次郎に買わせようとする取引先によって人生転落の一途を辿り。。。。

3人の運命が交錯した後の展開は、あまりにひどくて途中から顔が笑っていたのですが、
人間、何か悲しいものや辛いものを通り越すと笑ってしまうのでしょうか。。。

最後の最後、3人がとりあえず、見た目だけでも最悪を脱してくれたことはホッとしましたが、
先が気になって600ページ超ありますが、非常にテンポよく読める物語です。

という訳で、登場人物3人に比べたら私なんて屁のカッパ、、、なんて思ったら
思わず読み終わった後に笑ってしまった「最悪」でありました。 


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三が日は駅伝三昧 [本・ゲーム・テレビ]

毎年書いている記事なのですが、実家でまったりと迎えた元旦の三が日、、
他にすることもなくずるずると駅伝を観戦していました。

元旦に見たのは全日本実業団駅伝

さほど強くはないのですが勤務先のチームも出てるので観ています。
特に、愛社精神がすごくあるからという訳でもないのですが他にすることないし、
外出している同僚や放送地域外に帰省中の同僚に途中経過を報告するのもあるし。
要は家でゴロゴロしていて見ている、、という感じなんですが。(笑)

でも、強くないので(控えめ申告)、画面に殆ど映ることがなく、、観ていてイライラが募ります。。。

毎年観ていて思うのですが、TBS、もう少し公平に放送できないものかな~って。
最初にTBSの描くシナリオがあるらしく、
「コニカミノルタ」対「中国電力」という2強の対決とそれを取り巻く古豪チーム、、、
という図式に引っ掛からないその他実業団チームは放送対象外なのか、
たまに会社名や選手名を呼んでくれるものの、実にさらっとしたもので扱いが非常に軽いのです。

中継もトップが通過してしばらくは映しているのですが、
その後、たすきを受け取った先頭選手が走っている画面に切り替えてしまうか、
それともCMを流してしまうか、なので、さほど強くない勤務先が全く映らないのでありました。(泣)

先頭と注目選手ばかり映して他は映さないのは相変わらずだなぁ、TBS。
37チームも出ているのだからもう少し公平感をもたせてね。
と、思わずTBSに電話してお願いしようかと思いました。(笑)

その点は相変らずで5時間ず~っと観ていてモヤモヤが残りましたが、良くなった点もありました。

中継地点の女子アナウンサーが昨年まで原稿棒読みの社歴浅めのアナウンサーだったのが、
今年は社歴もそこそこありそうなアナウンサーが2人でソツなくこなしていたこと。

駅伝で選手が一生懸命走っている間に1月からの日曜劇場の番組宣伝をバンバン行なうのですが、
(それが、面白い展開になっているところでも構わず流すのが以前から気になっていた)
昨年のキムタクの「華麗なる一族」の飽き飽きするほどの宣伝時間に比べると
今年の稲垣吾郎の「佐々木夫婦の仁義なき戦い」の宣伝時間は警戒したほどではなく、
ウットウシーナーとは思いつつ、多少は控えめにしたのかしら、TBS、、とちょっと見直し。

また、昨年出演していた黛まどかが登場しなくなったのも個人的にはホッとしました。
駅伝応援の俳句を募集して放送中に時折紹介するコーナーに出演していたのですが、
↑の番組宣伝同様、レース展開に関係なく、ダラダラと俳句紹介しているのが気になって。
「俳句やるなら、選手をもっと映して!!」と画面越しにカリカリしていたので、なくなって一安心。

最近のスポーツ番組というと、
視聴率を上げようとするあまりの、本筋から逸れた演出が気になるのですが、
(バレーボールの大会にジャニーズ事務所タレントなどが出たりするのも、、、)
出演者にそのつもりがなくても(勿論そんなつもりで出ている訳もないでしょうが)、
スポーツ自体を楽しもうとチャンネルを合わせている人にはも目の上のたんこぶになりがちで
個人的にはその手の演出は不要と思っているのでテレビ局にはもう少し配慮がほしいですね。。。。

あとは、 毎年解説で出ている瀬古さん。 
毎年、知っている選手のことだけをほめちぎり、知らない選手はサラッとスルー(笑)
区間賞のインタビューでは「○○くん、ひさしぶり」と知り合いであることをアピール、
解説しても大して選手のことを調べてないんじゃないの?という雰囲気だったのですが、
今年はアナウンサーがあまり瀬古さんにコメントを求めなかったのと、
一緒に解説していた増田明美が的確にコメントしていたのでホッとしました。。。。
一度、瀬古さんがある選手のコンディションを良くない、、とコメントしてしまったら、
増田明美に「どうしてそう思われるのですか?」と突っ込まれていて思わず。(笑)
(結局、不調と言われた選手は全然不調ではなく好タイムでした)
名選手が必ずしも名解説者になり得るとは思わないので、
TBSさんには瀬古出演について来年は再考していただきたいものです。。。

と、放送の仕方や、余計な番組宣伝などにカリカリしながらも、5時間見続け、
取り敢えず「がんばりましたで賞」くらいの結果に終わった勤務先の選手達に
「テレビに全然映らなかったけれど頑張ったね」と画面越しに声をかけ元旦の駅伝は終了。。。。。


そして、2日と3日は箱根の大学駅伝。。。

親戚の新年会やら、こたつで爆睡してしまったのやらで全てを観られた訳ではありませんが、
実力が安定している実業団と異なり期待されている選手が体調で崩れてしまったり、、という光景が
今回も見られたのがちょっと気の毒だったりしたのですが、
どの大学の選手も一本のたすきをつなごうと精一杯の力で走る姿に思わずウルルルル。。
後方順位の大学のこともある程度は画面に映す日本テレビの姿勢にも感心し、
TBSにもゼヒこの放送姿勢を見習っていただきたい、、と思いながら
三が日を過ごした駅伝三昧でありました。


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「5年後、幸せになる」を読む [本・ゲーム・テレビ]

忘年会の時、酔った後輩から「うつぼさん、ぜひ読んで下さい!」と渡されました。

5年後、幸せになる (新潮文庫)

5年後、幸せになる (新潮文庫)

  • 作者: 唯川 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫

タイトル見た時点でグッと来ました。(笑)


この後輩、

不運な女神 (文春文庫 ゆ 8-1)

不運な女神 (文春文庫 ゆ 8-1)

  • 作者: 唯川 恵
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫




以前この本を貸してくれた後輩(←因みに男です)なんですが、
私がすっかりツボにはまったのを知っていて今回も貸してくれた模様。

気遣ってくれてありがとうよ、後輩。。。。

という訳で読んでみたのですが、
ソフトタッチの文体のエッセイながら内容は身につまされるものばかり。。。

エッセイなので一つ一つの文の量はないのですが、もう中身が濃くて。。。

「年齢に追いついていますか?」

「人を裏切ったことはありますか?」

「ダイエットでキレイになりたいですか?」

「高望み、してますか?」

「そんなに愛されたいですか?」

「友達とうまくいってますか?」

「嫉妬に振り回されてませんか?」

「結婚すれば幸福になれますか?」

「仕事についてどう考えていますか?」

「ひとりになる勇気、ありますか?」

「男の親友、いますか?」

「やっぱり美人は得ですか?」

「彼の浮気を許せますか?」

「お金になめられていませんか?」

「セックスの悩み、ありますか?」

「今までどんな嘘をつきましたか?」

「昔の彼を忘れることができますか?」

「優しい人になりたいですか?」

「結婚向きの男って何ですか?」

「ブランド品は好きですか?」

「感情とうまく付き合っていますか?」

「自分は絶対に不倫しないと言い切れますか?」

「今の自分は好きですか?」

「夢を持っていますか?」

エッセイの各々のタイトルは以上の通りですが、
真面目に読めば読むほど(こういう本、意外とサラッと読めない性格で、、、)
自分のダメダメぶりを唯川さんに指摘されているような気分になりました。。

とはいえ、読んでいて思ったのは「自分の幸せは自分で作る」ということで、
変に気負わず自分のペースで年を重ねていきたいと思った「5年後、幸せになる」でありました。


あとわずかで今年も終わり。
私自身は、身の回りでチョボチョボと色々なことがありましたが、
今年一年、楽しいブログライフを過ごすことができました。
それもこれも遊びにきてくださる方々のnice!やコメントあってこそ。
ただただ感謝でございます。m(__)m

来年もマイペースで綴っていきたいと思いますので遊びにきてくださいね。

ではでは、皆様も良いお年をお迎えくださいませ。 


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