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札幌旅行記2024~SIAF2024・明和電機編①~ [日本の旅(北海道)]

札幌芸術の森に到着し、心の中ではテンションがふつふつと上がっていったのですが、
今回SIAFのチケットをいただいた際、公式ホームページを調べて「明和電機」の
展示があることを知って絶対これは行かねば!という気持になったのが当初迷っていた
札幌行を決行した大きな理由です。
IMG_3227.JPGIMG_3228.JPG雪だらけの中を歩き、
IMG_3229.JPGIMG_3230.JPGIMG_3232.JPG
いくつもの建物を通り過ぎて敷地の奥の方に進みます。
IMG_3235.JPGIMG_3236.JPG IMG_3237.JPG
明和電機 ナンセンスマシーン展です。(笑)
IMG_3238.JPG展示会場に到着~ 
IMG_3239.JPGIMG_3241.JPG
明和電機については、wikiをご一読いただければ、ですが、
(こんな時にはwiki)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E5%92%8C%E9%9B%BB%E6%A9%9F
私くらいの60前後の世代には馴染みがあるアーティストだと思っています。

(ねんのため社史も)https://www.maywadenki.com/history/syasi/

元々は明和電機の現社長(土佐信道さん、初期はお兄さんの土佐正道さんが社長)の
お父さんが、神戸の新明和工業におつとめでその後独立されるときに勤め先の社名から
「明和」をいただいて「明和電機」というメーカーを立ち上げたところからスタート、
松下電器の下請け会社として部品製造を行っていましたが、1979年にオイルショックで
経営悪化、倒産した後、1993年に、息子の正道さんと信道さんでアートユニットとして
明和電機を設立。
お兄さんで社長の正道さんは2001年に定年退職と称してユニットから脱退、
現在は、弟の信道さんが社長で、様々な製品(という名のアート作品や楽器)を
色々な場面で発表しています。
IMG_3242.JPG現社長の信道さん
同年代というのもあって、最初に注目されてテレビ(タモリさんの番組など)に
出演していた時に興味をもったものの、その後はたまにYouTubeで活動を知るのみ、
という程度でした。

が、今回国際芸術祭で一つの会場が全て明和電機一色になると知って、
懐かしい気持ちと現在の活動ぶりも気になって少々遠い会場まで足を運びました。
ちなみに上の写真で、土佐信道社長が手にしているのは「オタマトーン」。
明和電機のヒット商品ですが、楽器が苦手な人にも慣れれば演奏できるようになる、
なんだか不思議な楽器として知られています。
IMG_3244.JPG入口で魚器シリーズがお出迎え
魚器(なき)、という明和電機がスタートした初期の頃の作品(製品)です。

(こんな感じで動きます(笑))https://youtube.com/shorts/-7IECwTjv_w?si=_QgKUsO1KsvNBNKL

私が知っている明和電機というと、このあたりの魚器シリーズがメインで
その後はあまりよく知らなかったのですが、入口でいきなりこれを見て
笑いながらテンションも上がりました。
IMG_3247.JPGご挨拶
明和電機の芸術的なセンスはある意味唯一無二、上のご挨拶にも書いてありますが、
アートの枠組みにとらわれない活動は今回の展示会になくてはならないものだった、
のかと思います。

とご挨拶を読んでから中に入ると、魚器シリーズを発表する以前、
土佐信道社長が大学生(筑波大学)の頃の作品が展示されていました。
IMG_3250.JPGいきなりインパクトのある作品
「ロボティ」という名前の作品(というか明和電機さんにとっては製品)、
はじめて本格的に電動機械を作ったのがこのロボティ。
IMG_3252.JPGスイッチパネル 
このパネルに表示された部位(首とか腕)のスイッチを押すと、
それに対応した体の部分が動く仕掛けで、100Vのソレノイド駆動で動く、
と書いてありました。
(ソレノイド、知らなかったので調べました)https://www.takaha.co.jp/technological/action.html
大学時代というと40年近く前、この作品も動かない、のかもしれませんが
動いているところが見てみたくなるルックスの作品でした。
IMG_3253.JPGIMG_3255.JPGIMG_3256.JPG
上左から「回答の中の生物 鳥」「回答の中の生物 犬」「機械のピスタチオ」
創造力想像力があまりない私からすればどうやってこういう発想がイメージできるのか、
私が知っている明和電機のイメージの前にこういうものが作られていたのか、、、、
もう初っ端から目から鱗状態で展示を眺める自分がおりました。
IMG_3257.JPG「機械のエイ」
小さい作品ですが、機械部品が組み込まれている内部をガラスが覆っていますが
これがもっと大きくて海の中を泳いだら凄いだろうなあと想像しました。
IMG_3258.JPG「妊婦ロボット」 
IMG_3261.JPG腹部になぜか車が。(笑)
筑波大学の芸術コースに入学した信道社長、機械加工やコンピュータ技術を学び、
それを「新しい絵筆」として表現に応用したそうです。
卒業制作で制作したのがこの「妊婦ロボット」。
音楽、CG、メカトロ制御を集大成するものとして、音楽に合わせてダンスを踊る
ロボットの制作を思いついて制作したそうですが、”My  Favorite Things”の曲に
合わせて踊り、曲の最後で胎内の車が突き出てくるという仕組み(笑)だそうです。

造形、音楽、コンピュータを融合させ生命を機械で表現するという作品ですが、
機械という常識(コモンセンス)で生命という超常識(ナンセンス)を表現するという
矛盾の大きな壁にぶつかり、その壁を乗り越えるために魚をモチーフとした道具として
の芸術作品として「魚器(なき)」を制作し、パフォーマンスを行った、その際に
芸術家スタイルより電気屋のスタイルの方が適していると閃いて、魚器のプレゼンを
行うスタイルとしてお父さんの会社であった「明和電機」を着想したそうです。

知っているようで全然知らなかったよ、明和電機。(◎_◎;)

ここまで大がかりな展示で明和電機を見ることが出来る機会はないでしょうし、
そう思うとこんな大雪の中、札幌までやってきてよかったよー(^O^)/
まだ入口近くにいるのに既に感激状態になっている自分がおりました。

って、あと3回くらい、明和電機の展示記事、つづきます。


(つづく)



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