春の出社キャンペーン [いろいろ②]
在宅勤務が続いている私にとっての珍事です。
コロナ禍の2020年2月から始まった在宅勤務、当初2週間の予定が1ヵ月、
https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-08-24
半年、1年、、、と継続しているうちに(その間もたまーに出社していましたが)
「新しい働き方」として在宅勤務をメインに仕事するようになりました。
お陰で、婆1号が骨折した時も実家で仕事しながら面倒を見ることができましたし、
私自身が骨折した時も(2022年と2023年)出社することなく自宅で療養しながら
仕事することができました。
何より、往復3時間もかかる通勤時間のストレス(大手町を通るので大混雑)、
これが殆どなくなったのは自分にとってプラスだと思っていますし、そのお陰で
体力作り(転倒骨折防止)でカーブスに通うようになりました。
在宅勤務の唯一のデメリットは孤独になりがちということ。
それは自分が独居なのと、打合せがそんなに多くない部署というのが理由ですが、
だからといって毎日会社に行きたいという気持はすっかりなくなっております。
が、今年の3月の朝礼(オンライン)で、勤め先の社長から
「来月4月、春の出社キャンペーンを行います。
来月●日の会社方針説明会、今年はオンラインでなく対面で行ないます。
その翌日から出社キャンペーンを行いますが、できれば週3回程度出社しましょう。」
といういきなりの春の出社キャンペーン宣言。
え、出社キャンペーンですと!(◎_◎;)
なんか、ヤマザキ春のパン祭りのノリみたいだな、と思いながら、
物理的に行かなければいけないような理由がないのであれば、
今更週3日も会社に行く気力もないし、強制じゃないから週1回くらいでいいだろう、
と思っていたら、他の部署では上司が週3回出社しよう、と声高に叫んで大変、
という社内のザワザワ状態を知るようになり、とはいえ、私の所属する部署は
上司が何もいわないのでうちはまあ大丈夫だろう、と思っておりました。
で、4月初旬の会社方針説明会当日。
コロナ禍では片側4人ずつ、計8人座れるテーブル席、に多くても1人か2人、
という状態だったのが、朝会社に到着すると1列に椅子が5個並んでいました。
そんなにギュウギュウになる?(;゚Д゚)
コロナ禍以降も中途で社員が入ってきているのは知っていましたが、
実は知らないうちに結構辞めたりもしているのでどの程度増えているのか謎。
驚きながらフリーアドレスでいつも座っているところに座ってみましたが、
ギュウギュウになることもなく、1列に3人座るのみで安堵しました。
今回のようにオンラインではなく対面で、という指示で出社したわけですが、
在宅勤務が始まってから全く会っていなかった方々とも再会できたのはよいとして、
翌日から皆本気で週3日出社するのか?前日に人事からキャンペーン開始のメールが
届いていましたが、強制ではないけれど週3日、できれば4日出社しましょう、と
根拠のないことが書いてありました。
コロナ禍で在宅勤務で社員同士で会うことがないので、イベントなどで集まれれば、
という社員の意見が多かったのは確かですが、イベントではなく、普通に出社して
社員同士で交流しましょうというのは、社員の多くの声に応えたものではないというか、
なんかずれてる。( 一一)( 一一)
新しい働き方、と会社が謳ったので私も在宅勤務メインに変わっていきましたが、
今度は会社に来ましょう、というのであれば、社員が会社に行こうと思えるような、
前向きな気持ちになるような仕掛けを考えてやった方がいいのではないか、と思って、
コロナ前からいつも近くに座っていた古参のおじさんともこの話になりました。
在宅勤務に慣れた人達に会社に行こうと思わせたいのであれば、
・社長がキャンペーン宣言した直後に人事からキャンページ実施について
改めてお知らせメールを送る。
(詳細は後日でもいいがすぐ社員に連絡した方がよかったと思う)
・出社キャンペーンスタートまで、週に1度でも詳細を含めてお知らせメールを
送ることで社員一人一人に出社しようという気持ちに誘導した方がよかった。
・唯一人事から送られてきたメールが強制ではないと書いてあるものの、
文面が上から目線で(会社の机は綺麗に使え、といった注意事項ばかりだった)、
あれで素直に出社しようという気持になれるかというと、特に天邪鬼な私は
反発心ばかりが心の中からふつふつ湧いてしまった。
・キャンペーンスタートまでのお知らせメールだけでなく、スタート後も
時折出社を促すようなメールを送った方がよかった。
・会社に来れば楽しいことがありますよ、みたいな仕掛け、
たとえば、会社にくるとお菓子やペットボトルの飲み物がもらえるような仕掛け、
くだらないようでも意外とこんなことで出社する気になる人って多いと思う。
だいたいこんな感じで古参おじさんと話していたのですが、
結果的には私自身が週2回の出社にとどまり、それでも特に注意されることもなく、
(うちの上司はとりあえず週3回出社していました)
他の部署の人たちは、午前中だけ、または午後だけ、酷いと数時間だけ社内に滞在して
会社に来ましたアピールをしたら帰る、士気が下がることがあっても上がらない、
そんなキャンペーンとなりました。
個人的に面白かったのは、キャンペーンスタート2週目くらいの頃、
役員のおじさんが、仕事のできる姐さん的存在の管理職の女性に
「春の出社キャンペーン、どうですか?」と嬉しそうに話しかけた時、
「月に1回くらいだったら出社もいいけれど週3回は多いですよね。
新しい働き方で在宅勤務でも仕事が完結するようになったのに、
なぜわざわざ会社にくるのか、会社にきて集中していると、
元気?といきなり声をかけられて集中が途切れて仕事の効率も下がる、
って言っている部下が多いです。
私も物理的にくる必要であれば会社に来ることはやぶさかではありませんが、
そうでなければ在宅勤務でよいのではないかと思います」
ぴしっと答えていました。
役員、想定外の返答が返ってきて「あ、そうですか」と答えるに留まっていました。
確かに会社にくれば色々な人と話す機会があるのは良いと思っていますし、
そこから知ることも仕事に役立つことが多いのは確か、とはいえ、在宅勤務で仕事が
できてしまう今、おまけに、周囲の人たちの電話や会議の声が重なると集中しづらく、
会話だけのためだけに会社に行くのか、と言われたら往復3時間と天秤にかけて、
「いえ、自宅で仕事します」と自分も答えると思います。
上に書いた女性の「月1回」というのは私もそのくらいならいいかな、と思いますし
週1回くらいでもいいかなとは思います。
ただ、週3回、またはそれ以上、というのは環境が変わった今はそこまでしなくても、
という感覚です。
もちろん、仕事の内容によってはほぼ毎日来ている人がいるのも分かっていますが
私の業務内容は、コロナ禍で「殆ど出社の必要がない」と分類されて自宅での業務を
行うように、用事がなければ会社には来ないように言われていたので、コロナ明け、
といっても、出社しなさいといわれると「え、なぜ今頃?そんなこというの?」
という気持になってしまいます。
(出社メインに戻すのであれば、コロナ明けの昨年春にやるべきだったのでは?)
4月いっぱいで終わったキャンペーン後、人事からは何も連絡なく、
アンケートがあれば正直な気持ちを書こうとおもっていたので、
アンケートも送られてこないのが残念なのですが、キャンペーンが失敗したというのは
企画した偉いひとたちや人事も分かっていると思われますので、
この先、秋の出社キャンペーンとかぶち上げることもないかな、と思いつつ、
コロナで加速した「リモート」が定着するとこうも自分の考え方も変わるんだな、
改めて感じた春の出社キャンペーンでありました。
コロナ禍の2020年2月から始まった在宅勤務、当初2週間の予定が1ヵ月、
https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-08-24
半年、1年、、、と継続しているうちに(その間もたまーに出社していましたが)
「新しい働き方」として在宅勤務をメインに仕事するようになりました。
お陰で、婆1号が骨折した時も実家で仕事しながら面倒を見ることができましたし、
私自身が骨折した時も(2022年と2023年)出社することなく自宅で療養しながら
仕事することができました。
何より、往復3時間もかかる通勤時間のストレス(大手町を通るので大混雑)、
これが殆どなくなったのは自分にとってプラスだと思っていますし、そのお陰で
体力作り(転倒骨折防止)でカーブスに通うようになりました。
在宅勤務の唯一のデメリットは孤独になりがちということ。
それは自分が独居なのと、打合せがそんなに多くない部署というのが理由ですが、
だからといって毎日会社に行きたいという気持はすっかりなくなっております。
が、今年の3月の朝礼(オンライン)で、勤め先の社長から
「来月4月、春の出社キャンペーンを行います。
来月●日の会社方針説明会、今年はオンラインでなく対面で行ないます。
その翌日から出社キャンペーンを行いますが、できれば週3回程度出社しましょう。」
といういきなりの春の出社キャンペーン宣言。
え、出社キャンペーンですと!(◎_◎;)
なんか、ヤマザキ春のパン祭りのノリみたいだな、と思いながら、
物理的に行かなければいけないような理由がないのであれば、
今更週3日も会社に行く気力もないし、強制じゃないから週1回くらいでいいだろう、
と思っていたら、他の部署では上司が週3回出社しよう、と声高に叫んで大変、
という社内のザワザワ状態を知るようになり、とはいえ、私の所属する部署は
上司が何もいわないのでうちはまあ大丈夫だろう、と思っておりました。
で、4月初旬の会社方針説明会当日。
コロナ禍では片側4人ずつ、計8人座れるテーブル席、に多くても1人か2人、
という状態だったのが、朝会社に到着すると1列に椅子が5個並んでいました。
そんなにギュウギュウになる?(;゚Д゚)
コロナ禍以降も中途で社員が入ってきているのは知っていましたが、
実は知らないうちに結構辞めたりもしているのでどの程度増えているのか謎。
驚きながらフリーアドレスでいつも座っているところに座ってみましたが、
ギュウギュウになることもなく、1列に3人座るのみで安堵しました。
今回のようにオンラインではなく対面で、という指示で出社したわけですが、
在宅勤務が始まってから全く会っていなかった方々とも再会できたのはよいとして、
翌日から皆本気で週3日出社するのか?前日に人事からキャンペーン開始のメールが
届いていましたが、強制ではないけれど週3日、できれば4日出社しましょう、と
根拠のないことが書いてありました。
コロナ禍で在宅勤務で社員同士で会うことがないので、イベントなどで集まれれば、
という社員の意見が多かったのは確かですが、イベントではなく、普通に出社して
社員同士で交流しましょうというのは、社員の多くの声に応えたものではないというか、
なんかずれてる。( 一一)( 一一)
新しい働き方、と会社が謳ったので私も在宅勤務メインに変わっていきましたが、
今度は会社に来ましょう、というのであれば、社員が会社に行こうと思えるような、
前向きな気持ちになるような仕掛けを考えてやった方がいいのではないか、と思って、
コロナ前からいつも近くに座っていた古参のおじさんともこの話になりました。
在宅勤務に慣れた人達に会社に行こうと思わせたいのであれば、
・社長がキャンペーン宣言した直後に人事からキャンページ実施について
改めてお知らせメールを送る。
(詳細は後日でもいいがすぐ社員に連絡した方がよかったと思う)
・出社キャンペーンスタートまで、週に1度でも詳細を含めてお知らせメールを
送ることで社員一人一人に出社しようという気持ちに誘導した方がよかった。
・唯一人事から送られてきたメールが強制ではないと書いてあるものの、
文面が上から目線で(会社の机は綺麗に使え、といった注意事項ばかりだった)、
あれで素直に出社しようという気持になれるかというと、特に天邪鬼な私は
反発心ばかりが心の中からふつふつ湧いてしまった。
・キャンペーンスタートまでのお知らせメールだけでなく、スタート後も
時折出社を促すようなメールを送った方がよかった。
・会社に来れば楽しいことがありますよ、みたいな仕掛け、
たとえば、会社にくるとお菓子やペットボトルの飲み物がもらえるような仕掛け、
くだらないようでも意外とこんなことで出社する気になる人って多いと思う。
だいたいこんな感じで古参おじさんと話していたのですが、
結果的には私自身が週2回の出社にとどまり、それでも特に注意されることもなく、
(うちの上司はとりあえず週3回出社していました)
他の部署の人たちは、午前中だけ、または午後だけ、酷いと数時間だけ社内に滞在して
会社に来ましたアピールをしたら帰る、士気が下がることがあっても上がらない、
そんなキャンペーンとなりました。
個人的に面白かったのは、キャンペーンスタート2週目くらいの頃、
役員のおじさんが、仕事のできる姐さん的存在の管理職の女性に
「春の出社キャンペーン、どうですか?」と嬉しそうに話しかけた時、
「月に1回くらいだったら出社もいいけれど週3回は多いですよね。
新しい働き方で在宅勤務でも仕事が完結するようになったのに、
なぜわざわざ会社にくるのか、会社にきて集中していると、
元気?といきなり声をかけられて集中が途切れて仕事の効率も下がる、
って言っている部下が多いです。
私も物理的にくる必要であれば会社に来ることはやぶさかではありませんが、
そうでなければ在宅勤務でよいのではないかと思います」
ぴしっと答えていました。
役員、想定外の返答が返ってきて「あ、そうですか」と答えるに留まっていました。
確かに会社にくれば色々な人と話す機会があるのは良いと思っていますし、
そこから知ることも仕事に役立つことが多いのは確か、とはいえ、在宅勤務で仕事が
できてしまう今、おまけに、周囲の人たちの電話や会議の声が重なると集中しづらく、
会話だけのためだけに会社に行くのか、と言われたら往復3時間と天秤にかけて、
「いえ、自宅で仕事します」と自分も答えると思います。
上に書いた女性の「月1回」というのは私もそのくらいならいいかな、と思いますし
週1回くらいでもいいかなとは思います。
ただ、週3回、またはそれ以上、というのは環境が変わった今はそこまでしなくても、
という感覚です。
もちろん、仕事の内容によってはほぼ毎日来ている人がいるのも分かっていますが
私の業務内容は、コロナ禍で「殆ど出社の必要がない」と分類されて自宅での業務を
行うように、用事がなければ会社には来ないように言われていたので、コロナ明け、
といっても、出社しなさいといわれると「え、なぜ今頃?そんなこというの?」
という気持になってしまいます。
(出社メインに戻すのであれば、コロナ明けの昨年春にやるべきだったのでは?)
4月いっぱいで終わったキャンペーン後、人事からは何も連絡なく、
アンケートがあれば正直な気持ちを書こうとおもっていたので、
アンケートも送られてこないのが残念なのですが、キャンペーンが失敗したというのは
企画した偉いひとたちや人事も分かっていると思われますので、
この先、秋の出社キャンペーンとかぶち上げることもないかな、と思いつつ、
コロナで加速した「リモート」が定着するとこうも自分の考え方も変わるんだな、
改めて感じた春の出社キャンペーンでありました。
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