映画「フジヤマコットントン」を観る [映画(は行)]
予告編を観て気になっていた作品です。 5/7
内容は映画.comさんより。
山梨県中巨摩郡の「みらいファーム」では、温かい雰囲気の中で、
さまざまな障害を持つ人たちが思い思いの時間を過ごしている。
彼らの日常に目を凝らし、仕事に取り組む姿を見つめていると、花の世話をしたり、
絵を描いたり、布を織ったりする手つきに“その人らしさ”が見えてくる。
友情、恋心、喪失とそこからの回復など、他者との関わりの中で醸成されていく
感情と言葉を丁寧に記録し、時に人生に思い悩みながら生きる彼らの等身大の姿を
魅力的に映し出す。
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穏やかに流れる時間の中で過ごす日常。
障害を持つ方々もそれぞれに個々の性格があるわけですが、
山梨県、山々の向こうい富士山が見える「みらいファーム」に通う皆さんの日常、
もちろんスタッフの方々のサポートもあると思いますが、機織りや綿花づくり、
花の苗の手入れに絵描き、活き活きとした表情で取り組んでいる様子が印象的でした。
とはいえ、時折ぶつかったりすることはないのかな、なんて思ったりもしたのですが、
ある男性が女性に恋心を抱く場面で、悶々とする姿、ふられて落ち込んでいる姿、
カメラが偶然とらえた姿だったらしいのですが、それがなんとも面白くて
(本人至って真面目なのですが観ている観客、全員クスっと笑ってしまうような)
笑いが絶えない場所なのかな、と思いました。
終演後にトークショー
監督の青柳拓さんが登場し、映画についてお話してくださいました。
(建築家の岡啓輔さんという方も登場されたのですがこの方も面白かった)
青柳監督のお母さまがこのみらいファームで働いていらっしゃることから、
青柳監督ご自身も20年くらい、子供のころからここに入り浸っていて、
障害者の皆さんともコミュニケーションをとっていたということで、
スクリーンに映し出される皆さんに緊張感がなく普段の姿を映し出している、
そんな印象を受けたのは、青柳監督と彼らの関係性によるものだと思いました。
建築家の岡さんが一回目の鑑賞でうっかり寝てしまった、と仰っていたのですが
(今回が2回目の鑑賞)
青柳監督がのんびりした日常を映し出しているので寝ちゃうのも分かります、
と仰っていて、私もこの日、ほんわかした映像に時折寝てしまっていたので、
寝てしまって申し訳ない気持ちと寝てもよいのか、とホッとする気持ちが
混在しながらトークショーを観ていました。(^-^;
映画の中で印象的だったのは花の苗を丁寧に手入れするケンさん、と、
不自由な指できれいに綿糸を折るゆかさんとめぐさん、
一生懸命絵を描き続けるたけしさん、でした。
特に、たけしさんの描く絵で思い出したのがヘラルボニー。
(以前成田空港で作品を鑑賞しました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-08-11-3
障害者の作品を正当に評価してもらいその対価を支払う、というビジネスモデルで
飛躍的に成長している松田兄弟による企業ですが、たけしさんの描く絵、
ヘラルボニーと一緒に何かできないのかな、なんて期待する自分もおりました。
実際、地元で展示会なども開催しているようなので、
https://www.yamanashi-nponet.jp/system/users/102/att/170114113736_782091.pdf
たけしさんが活躍する場面が増えていければと思いました。
私が小さい頃は、障害者というだけで腫れものに触るような社会だった記憶ですが、
今回のみらいファームを観て、一人の人間として活き活きと日々を過ごす、
彼らを観ている私自身は活き活きとしていないように思えてしまったので、
彼らのことを思い出して私も日々活き活きと明るく過ごしていきたいな、という
気持で観終わった「フジヤマコットントン」でありました。
山梨県中巨摩郡の「みらいファーム」では、温かい雰囲気の中で、
さまざまな障害を持つ人たちが思い思いの時間を過ごしている。
彼らの日常に目を凝らし、仕事に取り組む姿を見つめていると、花の世話をしたり、
絵を描いたり、布を織ったりする手つきに“その人らしさ”が見えてくる。
友情、恋心、喪失とそこからの回復など、他者との関わりの中で醸成されていく
感情と言葉を丁寧に記録し、時に人生に思い悩みながら生きる彼らの等身大の姿を
魅力的に映し出す。
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穏やかに流れる時間の中で過ごす日常。
障害を持つ方々もそれぞれに個々の性格があるわけですが、
山梨県、山々の向こうい富士山が見える「みらいファーム」に通う皆さんの日常、
もちろんスタッフの方々のサポートもあると思いますが、機織りや綿花づくり、
花の苗の手入れに絵描き、活き活きとした表情で取り組んでいる様子が印象的でした。
とはいえ、時折ぶつかったりすることはないのかな、なんて思ったりもしたのですが、
ある男性が女性に恋心を抱く場面で、悶々とする姿、ふられて落ち込んでいる姿、
カメラが偶然とらえた姿だったらしいのですが、それがなんとも面白くて
(本人至って真面目なのですが観ている観客、全員クスっと笑ってしまうような)
笑いが絶えない場所なのかな、と思いました。
終演後にトークショー
監督の青柳拓さんが登場し、映画についてお話してくださいました。
(建築家の岡啓輔さんという方も登場されたのですがこの方も面白かった)
青柳監督のお母さまがこのみらいファームで働いていらっしゃることから、
青柳監督ご自身も20年くらい、子供のころからここに入り浸っていて、
障害者の皆さんともコミュニケーションをとっていたということで、
スクリーンに映し出される皆さんに緊張感がなく普段の姿を映し出している、
そんな印象を受けたのは、青柳監督と彼らの関係性によるものだと思いました。
建築家の岡さんが一回目の鑑賞でうっかり寝てしまった、と仰っていたのですが
(今回が2回目の鑑賞)
青柳監督がのんびりした日常を映し出しているので寝ちゃうのも分かります、
と仰っていて、私もこの日、ほんわかした映像に時折寝てしまっていたので、
寝てしまって申し訳ない気持ちと寝てもよいのか、とホッとする気持ちが
混在しながらトークショーを観ていました。(^-^;
映画の中で印象的だったのは花の苗を丁寧に手入れするケンさん、と、
不自由な指できれいに綿糸を折るゆかさんとめぐさん、
一生懸命絵を描き続けるたけしさん、でした。
特に、たけしさんの描く絵で思い出したのがヘラルボニー。
(以前成田空港で作品を鑑賞しました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-08-11-3
障害者の作品を正当に評価してもらいその対価を支払う、というビジネスモデルで
飛躍的に成長している松田兄弟による企業ですが、たけしさんの描く絵、
ヘラルボニーと一緒に何かできないのかな、なんて期待する自分もおりました。
実際、地元で展示会なども開催しているようなので、
https://www.yamanashi-nponet.jp/system/users/102/att/170114113736_782091.pdf
たけしさんが活躍する場面が増えていければと思いました。
私が小さい頃は、障害者というだけで腫れものに触るような社会だった記憶ですが、
今回のみらいファームを観て、一人の人間として活き活きと日々を過ごす、
彼らを観ている私自身は活き活きとしていないように思えてしまったので、
彼らのことを思い出して私も日々活き活きと明るく過ごしていきたいな、という
気持で観終わった「フジヤマコットントン」でありました。