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映画「クロッカーズ」を観る [映画(か行)]

スパイク・リーの作品を久しぶりに借りました。


クロッカーズ [DVD]

クロッカーズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

あらすじはYAHOO!映画より。

M・スコセッシとS・リーが手を組み、
麻薬社会の実情とそこで生きる黒人達の現状を描いた問題作。
ニューヨーク、ブルックリンの共同住宅で生まれ育ったダンハム兄弟は善と悪、
全く別の道を歩んでいた。
ビクターは家族を持ち、2つの仕事をこなす働き者で尊敬される暮らしぶり。
一方弟のストライクは、部下にクラック・コカインを売らせ、利益を上げていた。
そんなある日、ストライクのライバルのコカイン・ディーラーが殺されるという事件が起こる。
驚くことに、この殺人を告白したのはビクターだった……。



タイトルのClockersはドラッグ売人の意のようですが、
20年前の作品とはいえ、この状況がどのくらい改善されているのかと考えると 
多少よくなっているかもしれませんが、根本的な解決になっているのかどうか、、、
公開から時間が経っているにも関わらず、、、考えさせられる映画でした。

スパイク・リーはNYのブルックリン育ちですが、
黒人社会、銃社会について描く作品ばかりです。

セレブの種 [DVD]

セレブの種 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
  • メディア: DVD



これはちょっとテイスト違いますけれど。

(一応見て記事書いてます)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2007-04-16-1

小さい頃から犯罪に満ちた環境で育ち、いけないと思いながら違法ドラッグの売人として稼ぎ、
そこからちょっとしたきっかけで足抜け出来ない状況に落ちていく主人公ストライク。

使う人がいるから売る、のですが、ボスに言われて売り続け、警察には追われ、
若いストライクにはものすごい精神的な重圧、いつもチョコレートドリンクを飲んでは吐き、
時に吐血までるする、、、というのはストレス以外の何物ではなく、いつかここから脱して
違う世界に、と思うのは理解できます。

若いストライクの未来が、ボスや自己中な人達に振り回され、、
一方、ストライクの兄ビクターは真面目に働き、家族を養うという真逆の状況。

エリアの犯罪を追う白人刑事(これがハーヴェイ・カイテルとジョン・タトゥーロ)も
なんとか状況を改善していきたい気持はあるものの、コミュニティに入っていくのは難しいのか、
根本的なところまではもちろん踏み込んでいけないのは、
それほど悪が蔓延しているということなのか、と見ながら思いました。。

冒頭の残忍な画面を見続けてから本編に入るので、ある程度覚悟はできていますが、
やはりこういう作品というのは考えてしまいますね。

黒人コミュニティを一方的に責めるわけではなく、それを管理しようとする白人たちの傲慢、
そういうものも描いているように思える映画でした。

ずっとダークで切ない場面が続いた後に、ストライクがあてもなくどこか違う地に
旅立って行こうとする姿を見て少しほっとしましたが、
実際はそういうことは製作時は難しいことだったのかもしれませんね。

日本に住んでいるとこういう話は理解しがたい部分はあるのですが、
人種差別も含め、スパイクリーの相変わらずのテーマを感じた「クロッカーズ」でありました。


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「はなの舞」で明日葉 [呑んだり食べたり(チェーン店)]

後手後手に4月の話なのですが、婆1号と久しぶりに外呑みしました。

地元の焼き鳥やに行こうか、なんて話していたのですが、色々なものが食べたい、という
ご要望を聴いて間違いのないチムニー系のお店へ。。

IMGP7602.JPG 一口呑んだあとの生ビール
IMGP7603.JPG お通しは
鶏とカシューナッツ炒め。 お通しにしては若干ヘビーな気がしなくもないな。(笑)
って美味しかったから結果オーライです。

IMGP7604.JPG ほたるいか
小さい頃はこの宇宙人のようないでたちが苦手で食べられませんでしたが
(というか千葉の内陸部ではこういうものは食べられなかった)
四十路近くなったころからは酒の肴にぴったりで好物になりました。

ちなみに、ほたるいかの写真を以前Facebookにアップしたとき、
アメリカ人の知人(オバチャン)が「うえーー!」って感じの気味悪いぜ、これ的なコメントを
書いてくれました。

その後も、「○○○○さん!ほーら、春の訪れを告げてくれるエイリアンだよー!」と
名指しでFacebookに載せる意地の悪い私です。(笑)
IMGP7606.JPG 手づくり豆腐 
最近、チェーン店でもこういうの、増えましたけど、
ある程度見込みでお店で作っておくのかな。売り切れとかあるのかしらね。。。

IMGP7607.JPG ローストビーフ
ステーキと違って柔らかい。(笑)

IMGP7608.JPGで、冷酒頼んで
IMGP7609.JPG明日葉天ぷら
物凄い盛りに婆1号と驚きつつ、サクサクに揚がった食感を楽しみました。

IMGP7610.JPG うまい
明日葉というと、以前、吉祥寺の八丈島料理のお店で20年前くらいに食べたのが初めて。
それから結構関東でも食べられるようになった気がするのですが、
まさかチェーン店で食べられるとは、、、びっくり。

IMGP7611.JPG ビックリしつつ、お代わり
IMGP7613 (2).JPG〆に焼きそば

これがねぇ、、ソース切らしちゃったのかしらってくらいソースの味がしないで、
滅茶苦茶胡麻油の味がしました。

もっと下品な感じのソース焼きそばが食べたかったのにねぇ。。と
残念でございました。。

とはいえ、安定感のあるチムニーグループ、今回もお手頃に美味しく食べて呑めました。

婆1号は父が亡くなってからも元気にしておりますが、、
こうやって時々外に連れていって美味しく食べてもらわないとね。

 
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映画「セッションズ」を観る [映画(さ行)]

ヘレン・ハント出演ということで借りたような気がします。

セッションズ [DVD]

セッションズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画より。

幼少時に発症したポリオが原因となって、
30年以上も首から下が動かない状態にあるマーク(ジョン・ホークス)。
思うように体を動かせないだけでなく、重度の呼吸障害も抱える彼は、
鉄の肺と呼ぶ巨大な呼吸器の中で、一日のほとんどを暮らしている。
38歳になった彼は、美しいヘルパーのアマンダ(アニカ・マークス)に恋をして心身共に
愛する女性と一つになりたいという思いを抱くように。
旧知のブレンダン神父(ウィリアム・H・メイシー)にも背中を押され、
彼はセックスセラピストのもとを訪ねる。






人間は欲求を持った生き物ですが、それって素晴らしいことではないのかな、と思いました。

以前、

セックスボランティア (新潮文庫)

セックスボランティア (新潮文庫)

  • 作者: 河合 香織
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/10/30
  • メディア: 文庫
この本について記事を書いたのですが、

(随分昔の記事ですが)→  http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2007-06-01

体が不自由であっても、欲求というものはやはりあるわけで、
ただ、それを満たしたいと思ったときに不便や不都合がつきものだったりするのですが、
そういうことへ理解を示す人たちの話を読みつつ、
理解しようとする自分と理解しがたい自分とが複雑に混在するような気分のまま読了し、
その後もまだ、この話題については複雑なまま今作を観たわけですが。


やはり複雑。


ただ、今回登場するのは、セラピストという立場で登場するシェリルは
マークの話(小さい頃からの話)を聞き、心理的な部分を理解しながら対していき、
おまけにセラピーの回数は限定的ということを最初に告げるので、
見ながら「ああ、もうすぐセラピー終わっちゃうんだ、この後マークはどうなるんだろう」
そんな気持で見続けていると、セラピーが終了したマークが実に前向きになって、
素敵な恋人を見つけるのを見て。


ホッとしました。


周囲の人物で登場する神父様も頭が固くないというか、きちんとマークの話を聞いて
(といっても最初はビックリしたりするのですが)
マークの気持を理解し励まし応援し、ヘルパーのアマンダもクールな人物ながら
マークの人としての尊厳を尊重するというかで、実に協力的、
演じていたムーン・ブラッドグッドが クールだけどってもいい付添いを演じていて、
(モーテルのレセプション男性(アジア系)との件なんて見ていて微笑ましい感じ)
こういう人との出会いでマークが前に進んでいく姿を見てハッピーな気持になれました。


とはいえ、セラピストといてもそれは家族の理解も必要で、
シェリルの家族も理解をしようとしながらしきれない部分も描かれています。


私自身は以前本を読んだときから気持が少しかもしれませんが前向きにクリアになりました。


そういう場面がそれなりにあるのでR指定をつけざるを得なかったもしれませんが、
マークを応援しようとする気持で見ていると全くいやらしさもなく、
ユーモアと優しさに溢れた一人の38歳の男性を応援したくなるような
勇気を持つと前に進めるんだなと思った「セッションズ」でありました。


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六本木「ツム・アインホルン」でホワイトアスパラ [呑んだり食べたり(欧州料理)]

ドイツ在住の経験のある知人からホワイトアスパラを食べにいきませんか?とお誘いあり、
喜んで普段あまり行くことのない六本木までお供させていただきました。

(お店のホームページ)→ http://www.zum-einhorn.co.jp/indexx.html

最寄は六本木一丁目か神谷町。 ベンツジャパンの本社が入っている大きなビルの1階です。

IMGP7574.JPGわくわく 
IMGP7583.JPG トロッケンワインのボトルが花瓶代わりに 
IMGP7576.JPGメニューです

今回は知人にすべてお任せで選んでもらいました。

IMGP7577.JPG最初は冷製メニュー
ホワイトアスパラとスモークサーモンのヴィネグレットソース サラダ添え

以前の会社でドイツに出張すると時期がよくてホワイトアスパラにありつけたのですが、
その時は茹でたところにオランデーズソースかとかしバターというシンプルな食べ方で、
今回のような豪華な盛り付けは初めて。
スモークサーモンの塩気と脂とソースのさっぱりした感じがよく合っていて。

IMGP7579.JPG うまいわぁ
うまいうまい、とあっという間に完食。
IMGP7580.JPG きれなお皿に熱々パン 
IMGP7581.JPGもちろんドイツワイン
IMGP7582.JPGアスパラによく合うワインなんだって 
確かに甘さはほとんどなくてさっぱりした飲み口でよく合いました。(^_^)


IMGP7584.JPG ホワイトアスパラのスープ 
これがねぇ、、コクがあって美味しかった。もうお代わりしたいくらい。

で、このあたりでワインのボトルが空いてしまい(^_^.)
IMGP7585.JPG スモークビールをば
バンベルグのラウフビーア ですが、初めて呑んだ燻製ビール、これがすっごくスモーキー。
燻製っていうと鮭とかお肉類みたいなイメージでしたが、ビールの燻製ってビックリ。
これってこってりした料理にも負けない感じでかなり気に入りました。(^_^)
 IMGP7587.JPGシュニッツェル 
一人前を半分ずつにしていただきました。

IMGP7589.JPGサクサク♪

なんて感じで食べて呑んでいたらかなりお腹も膨らみ(パンお代わりしたし)
デザート、、、要らないって思ったんですが、見せてもらったら美味しそうで。

IMGP7591.JPGプリン
IMGP7592.JPGババロアぽい
IMGP7594.JPG イチゴ好きだし
IMGP7596.JPGこれはこってりしてそうな
IMGP7597.JPG チョコケーキだったかな
個人的には小さい頃からぶるぶるしたデザートが好きなので、

IMGP7599.JPG プリン 
一角獣、店名だということにここで気づきました。。。

IMGP7600.JPG濃いコーヒーで〆。

ベンツジャパンが入っているのもあってドイツ人客が多いお店だそうで、
この日はドイツ人のオニイサンがお給仕していました。
お客さんにもドイツ人らしき人多数。

非常に美味しいのですが、お店のマダムがちょっと威張っている感じが。(-.-)
なんだか食わせてやる的な感じが気になって仕方ありませんでしたが、
ま、こういうお店も都心にはあるんだな、なんて妙に納得。

もうドイツに出張することもないので、こういう機会ってなかなかないと思ったら、
誘ってもらって満足満腹のホワイトアスパラでした♪


 


タグ:六本木
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映画「ウィズアウトユー」を観る [映画(あ行)]

借りた理由を思い出せない作品です。


ウィズアウト・ユー [DVD]

ウィズアウト・ユー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



あらすじというか内容はAmazonさんより。

ニューヨークを舞台に、運命的に出会った映画監督とスーパーモデルの恋の行方を描いたラブストーリー。
人気ミュージシャン、U2のボノの出演も話題に。




邦題はおそらくU2の曲からとったと思われますが、原題は“Entropy”。
(一応wikiでもね)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%94%E3%83%BC

こういうのって好き嫌いが分かれる作品なのかもしれませんが、
まあ何がいいたいのかな、って感じで観終わりました。

映画監督の男、、、業界の大変さを描く一方で(予算とか演出とか納期とかとか)、
運命的とも思えなかったんですが、上のあらすじだと運命的に出会ったモデルの女性。
スーパーモデル、、、なのか、、そのあたりも謎ですが(きれいな女性なんですけど)
その2人の燃え上がり(あってすぐ結婚しちゃう)と映画製作の大変さと、
でも男の身勝手が理由で、女が去っていって。というありがちな展開でもあり。

ま、その女に未練たらたらの男が女を追いかけるけど、元には戻らない。

まさに不可逆Entorpy的な。 そんな映画です。


映像的にはウディ・アレンみたいに、主人公の男がいきなり画面に向かって説明してくれたり
それが見ていて流れを止めてしまう感じがして私はモヤモヤ感の残る映画でしたが、
完全に男目線で描かれているので見ていてイライラもしちゃったり。

男性がみたらこの作品に共感するのかは謎ですが、
さほどドラマチックに展開する訳でもないままサラッとみらえる作品ではあります。
(それは間違いない)
結局、観終わった後もなぜ借りたのか思い出せなかった「ウィズアウトユー」でありました。


うーん、まだもやもやする。

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四谷「オテル・ド・ミクニ」で誕生会② [呑んだり食べたり(欧州料理)]

なんかテンション上がってないんですが、続きです。(^_^.)

おそらくこういう書き方をしていると??と思われているかもしれませんが、
このお店、私には合いませんでした。(-.-)

ま、そのあたりは続きを読んでいただければ分かっていただけるかな、と。




で、お店について、なかなかお店の人が注文とってくれなかった上に、
シャンパンを注文したらラベルもみせず説明もせずグラスにさっさと注いでいってしまい、
バター置いてパンがなかなかこなくて催促してやっともってきもらって
やっと美味しいって思ったもののお店に入ってそこまでで1時間半以上たっていたという事実。

コースにしなかったとはいえ、アラカルトでも遅すぎるかな、というのが正直なところです。。

IMGP7552.JPG ボルドーだったかワインは美味しかったけれど

で、メインは各々好きなものを注文したのですが、
3名の内、1人が注文したのが、オマール海老。
アラカルトだと結構いいお値段ですが、メインに白身魚がないというのもあって選んだ模様。
平目とか鱸とか白身魚のソテーがあればよいのですが、それが魚のメインにないというのが、
コースだけでなくアラカルトでも、、というのにちょっとがっかり。

で、 IMGP7530.JPG最初に見せに来た。
冷凍ものだと思いますが、ブルターニュの、、、と説明して提げていきました。

 IMGP7555.JPG で、出来上がり
見せてからテーブルに来るまで1時間半弱。 そんなもんなのかもしれませんが、長い。

正式名称は「ブルターニュ産オマール海老のキャベツ包み、そのクレーム・ドゥ・コライユ風味」
長いのですが、このお店のメニューはみんな長いみたい。

 IMGP7565.JPGで、これ。
私も少し分けてもらったのですが、ちりめんキャベつがもう切りづらくて、、、
味はよいのですが、キャベツの食べにくさと、ソースにこってり加減にちょっと飽きました。
1/2だけでも飽きるというの考えると、1つにして、付け合せをつけて値段下げればいいのに、
でも一尾全部つかって出したいとこんな感じになるのかな。
とにかく一人で食べるにはボリュームは普通ですが、ソースがきつすぎる感じかな。


IMGP7563.JPGもう一人のメイン
北海道白老町の阿部さんが育てた黒毛和牛三歳雌のフィレ肉のロティ、です。

普通に美味しいお肉って感じでした。残念ながら値段ほどのプレミアム感があったかどうか。


IMGP7559.JPG私は仔羊
オーストラリア産仔羊ブレゼロースト スパイス風味グリーンピースの軽い煮込みと春野菜添え。

仔羊はよほどのことがなければ間違いないと思いますが、
フレンチでは違うものにすればよかったかもしれません。。

驚いたのは、メインがきても、フォーク、ナイフがセットされていなかったので、
すみません、ナイフとフォークくださいってお願いしてスタッフの人にいただいたのですが、
(グランメゾンでそれってどうかと思うけど)
魚介とか前菜で使うのと同じギザギザ無のナイフでお肉が本当に切れなかったのがねぇ。。。

で、結構お腹いっぱいになったところでデザート。 

IMGP7566.JPG 私はさっぱりの一品
東京産甘夏のデリス、その甘夏のグラニエとマルムラード、北海道増毛の日本酒國 稀のパルフェ添え

長過ぎるけどそんな名前。(笑)
國稀、好きだけど、分からないよね、どこで使われているか。

IMGP7570.JPG もう一人 
IMGP7571.JPGともう一人

エスプレッソを飲んで終了して22時近く。。。


周囲がコースばかりでアラカルトがいないとはいえ、
オペレーションの遅さにガッカリでした。

スタッフ、沢山いますし、テーブルぎゅうぎゅうで狭いところなので、
ある程度はコントロールできるのかと思いますが一見客だからかかなりスローな対応でした。

コースならある程度の間隔で飽きずに食べられますし、デザートもやたら出てきてモリモリですが、
アラカルトだと玉ねぎキッシュもなく、アミューズもちっちゃくて、その後も対応がイマイチ。
(アラカルトの方が意外と高くつくもんなんでそんな気分になるわけです)
アラカルトの対応がちゃんと出来ないならコースだけにすればいいんだよな、って思ったのですが、
オーナーがテレビに出まくるような店はダメなのかもしれません。
おまけに、熟年ぽいホールスタッフの対応の遅さとソムリエの素っ気なさはこういうお店では
あり得ないだろうというのが正直なところ。
おそらく常連さんには対応がよいのだと思いますが、一見にもちゃんと対応しないとリピートないでしょう。

ちょうど一年前の誕生会で、京橋のシェ・イノさんに行きましたがそのときの対応とは雲泥の差。
(今回も私の誕生会できましたが特にサービスもなく)

(去年は楽しかったシェ・イノさん)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2014-04-19-10


金額的には多分、シェ・イノさんと変わらないか、シェ・イノさんの方がお手頃かもしれないのを考えると、
今回のお店は良い経験だったのかな(要は再訪無)って感じのオテル・ド・ミクニさんでありました。

  


タグ:四谷
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四谷「オテル・ド・ミクニ」で誕生会① [呑んだり食べたり(欧州料理)]

私の誕生会ネタですが既に後手となっております。(本当は4月)

今回は四谷のオテル・ド・ミクニさん。
私はお初ですが、他の参加者は何度も来ていて今回の機会に私を連れていってくれました。

(とりあえずホームページ)→ https://www.oui-mikuni.co.jp/hoteldemikuni/

IMGP7517.JPG 四谷から10分弱で到着 
中に入ると厨房を通って奥の方のテーブル席に案内され。

IMGP7532.JPG 予約のメモ。
これ、ずっと真ん中に置きっぱなしでちょっと鬱陶しくて途中から端に移動しましたが、
こういうのって最初に提げてくれていいものではないかと、思ったり。(-.-)

IMGP7519.JPG こんなテーブル
IMGP7521.JPGフィンガーボウルもあり
IMGP7524.JPG このナイフが刃が上向いてて(-_-;)
IMGP7525.JPG 真ん中が隆起している皿?
で、へーと思ってメニューみていてもなかなかスタッフ来ず。

やっときたソムリエさんにシャンパングラスで、とお願いし、
IMGP7523.JPG グラスでいただいたのですが、
ソムリエの男性、さっさと注いでボトルラベルを見せることなく退散。。。

味が分かる客と思っていないのかもしれませんが、
ちょっとした間とか説明があるといいのにね。 グランメゾンだしね。

って少し(V)o¥o(V)になりながら、ま、この後の対応も期待してるからと待っていたら、
IMGP7533.JPG バター
すぐパンがきますからって言ったのに。全然こない。
10分経ってもこないので、まだですか?って聞いたら、

IMGP7536.JPG 20分後にこれ
たしかに焼き立てで時間調整があったかもしれないのですが、
パンの時間を確認してバター出してほしいですよね。
パンが美味しかっただけにオペレーションのお粗末さにションボリ。



IMGP7534.JPG アミューズ
コースを注文すると玉ねぎのキッシュが出ると予習していたのですが、
今回はアラカルトにしたせいかキッシュは出てこず。
どういう基準でやっているのか謎ですが、このちっちゃいアミューズだけで
個人的には残念感ございましたなあ。。

IMGP7531.JPGで、ボルドーかなにかのワイン
お支払する幹事が選んだので私はなんだかラベルも見せてもらえず。(-.-)

で、今回は前菜とメインをそれぞれ選びました。

IMGP7539.JPG 一人は野生きのこのカプチーノ仕立て
トリュフがのっていて(@_@)ですが、コクのある美味しいスープだったそうです。

IMGP7543.JPG もう一人はこれ。
フォアグラ・ドゥ・カナールの温製長なすのコンフィ合え、ムッシュー・ハインリヒゾーン
ってメニュー。

要はフォアグラなのですが、一口もらったら、普通に美味しいフォアグラでした。

IMGP7544.JPG で、私。
愛知県産平貝のウニのせ、そのウニ風味のリゾットとソース、鹿児島県産 春グリーンピース添え
もともと貝が大好きなのでお願いしたのですが、

IMGP7549.JPG [黒ハート]
深海でとれる平貝で、その漁師さんのドキュメントを見てから本当に大事にいただいておりますが、
はごたえのある厚い平貝の身に雲丹のトロトロ感がもう成金。(笑)


IMGP7551.JPG リゾット。。 特に要らなかった。
グリンピースは好きですが、ここで米は要らないのが正直なところ。

って、もうこれでお腹いっぱいなんですが、メインまで続きます。


(つづく)


タグ:四谷
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映画「あなたを抱きしめる日まで」を観る [映画(あ行)]

予告編を観て気になっていた作品です。

あなたを抱きしめる日まで [DVD]

あなたを抱きしめる日まで [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD



あらすじはYahoo!さんより。

1952年アイルランド、未婚の母フィロミナは強引に修道院に入れられた上に、
息子の行方を追わないことを誓約させられてしまう。
その後、息子をアメリカに養子に出されてしまった。
それから50年、イギリスで娘と暮らしながら常に手離した息子のことを案じ、
ひそかにその消息を捜していたフィロミナ(ジュディ・デンチ)は
娘の知り合いのジャーナリスト、マーティン(スティーヴ・クーガン)と共にアメリカに旅出つが……。



原題は“Philomena”.

自分が産んだ子を探しに行く主人公の女性の名前ですが、
こういう邦題もなあ、、結果的に主人公が精神的に息子を抱きしめることができたような気もしますが、
もうちょっと考えてほしいなあ、といつものように邦題に対してしっくりこなかったのですが。

実に穏やかでジンとくる映画でした。

1950年代、私も生まれていませんので日本のことさえ実感できない訳ですが、
同じ頃のアイルランドの田舎、それもカソリックで未婚の母、教会が救いますが
結婚前に異性を関係を持つことについて殊更にシスターに責められ、
子供を産んだ後も子供に会えるのは一日ほんのわずかな時間。
あとは重労働の日々。そしてある日突然、自分の子供が養子で連れていかれ。

そういう時代、宗教でそういうことになった、ということは理解できるのですが、
その後50年経っても息子のことを思い出してばかりのフィロミナがBBCを追われた記者と共に
養子で連れていかれたアメリカまで行くのですが、この記者は無宗教者、
フィロミナの信仰心の強さや息子を連れていかれた話を聞いてもあまり最初は興味なかったのが、
教会近くのパブで、教会が子供を養子縁組で売買していたという噂を聴いて、
俄然やる気を出してフィロミナを取材に連れていきます。

最初は、自分の記者生命を取り戻す為の起死回生&美味しいネタくらいにしか考えていなかった
記者のマーティンも、フィロミナと一緒に過ごしていくうちに彼女の気持を尊重して行動しようと
気持が変わっていく流れが非常に自然でした。

息子が既にこの世を去っていたことは、スタートから1時間くらいで分かります。

あれ、じゃあ、この後どうするのかな、と思ったら、息子と親交のあった人達を訪ね、
どういう暮らしをしていたのか、その人となりなどを聴いて回ります。
(そんなに簡単に話してもらえないんですが、当然のことながら)
そして、息子が実はフィロミナが保護されていた教会に埋葬されていることを知り、
再びアイルランドに戻り、教会のシスターに話をきく訳ですが。

そりゃもう、この教会のバアサン達が見ていてムカつくくらい悪い奴なんですよ。(-.-)

それでも、フィロミナが最後は教会や当時自分の息子を売りとばしたバアサンシスターを赦す、
そんなに信仰心が厚いフィロミナに「仕返ししなさいよ」と画面越しに言いたくなった私です。
フィロミナは赦すことも苦労が要ると言うのですが、彼女がずっと息子のことを思いながら
年を重ねられたのも信仰心があったかなんだろうな、なんて観ながら思いました。

こういう話、息子と再会できてめでたし的な筋書きを思い浮かべながら観がちな私、
1時間で息子がこの世にいないと知り「え?」と驚きながら見続けたのですが、
最後も非常に心地よいというか、誰もが嫌な気分にならないで見られる映画だと思います。

実話の映画化だそうですが、私もほぼ無宗教なので、こういう信仰心を持って生きていくことに
あまり理解は示しづらいのですが、神でもほとけでも日々感謝し手を合わせることの大切さの
ようなものは感じています。

とはいえ、自分にこういうことが起きたらフィロミナのように行動できるか、、、謎ですが。

主人公のフィロミナ、カソリックで殉教した処女の聖フィロミーナからつけられたとすると、
どこか意味深な感じもしますが、重くなりがちなテーマながら、丁寧に描かれていて、
どんよりすることなく、フィロミナを応援したくなる気持で見られる
「あなたを抱きしめる日まで」でありました。


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東銀座「カラヴェーラ」でカタプラーナ [呑んだり食べたり(欧州料理)]

lovin姐さんとお会いしたカラヴェーラ、実は2週間くらい前にも行ってました。

IMGP7486.JPG 壁にかかっているメニュー
美味しそうなんですけどね、、今回は注文していません。(^_^.)
IMGP7489.JPG こぼれスパークリングワインで乾杯♪
IMGP7490.JPG お通し
パンとサラミですが、このパンが熱々もっちもちで、、お代わりしました。
IMGP7495.JPG 南蛮ぽい
IMGP7491.JPG 牛コツに入ったガーリッククリームをつけると美味
IMGP7492.JPG 魚のマリネ?
何の魚だったか既に失念しておりますが、
甘すぎず酸っぱすぎずな味がよく染みた魚と野菜がとても美味しくてお酒が進みます。

IMGP7497.JPGハチノスの煮込み?
トリッパですが、スペイン料理のようなこってりトマト味とは違って
豆たっぷりの優しい味わい。具合の悪いときでも食べられそうな感じの料理でした。
(ま、モツ系は体調いいときに食べたいけれどね)

IMGP7499.JPG パクチーのないサラダ
IMGP7500.JPG ほたるいかのアヒージョ
オイル煮とかそういう名前の料理だったかもしれませんが、
スペイン料理のアヒージョと同じで、これがまたワインが進む進む。

IMGP7501.JPG 今回いただいたポルトガルワイン?


IMGP7506.JPGで、お待ちかねのカタプラーナ!

IMGP7510.JPG至福。。。
あさりや海老が好きな人は絶対はまります、このお鍋。(^_^)

IMGP7513.JPG リゾットで〆たら。
IMGP7515.JPGあらまぁ[黒ハート]
いつも対応してくださるホールスタッフのHさんに誕生日が近いんですよ、って軽く話したら、
機転を利かせてくれたようで、こんな素敵なサプライズ♪
焼き立て熱々、中からカスタードクリームがとろ~んこぼれるエッグタルトが
私の五十路近い誕生日を祝ってくれるなんて、、、嬉しい。

IMGP7516.JPG 嬉しくてつい撮影。

回数としては年に3~4回くらいしか行かないお店ですが、
よく呑んで食べるお客さんとしてHサンが覚えてくださっていただいたようで
こういうところもリピートしたくなる理由の一つでございます。

というわけで、誕生日当日ではなかったものの、美味しい料理にお酒に、
お祝いのサプライズに大満足のカラヴェーラさんでありました。

?


タグ:東銀座
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映画「大統領の料理人」を観る [映画(た行)]

以前、lovin姐さんが記事にされていて、ふーん、どうなんだろ、こういう人、って思いながら、
私もついつい借りてしまいました。

(lovin姐さんの記事)→ http://lovin-tiger1.blog.so-net.ne.jp/2014-09-21-3

大統領の料理人 [DVD]

大統領の料理人 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



あらすじはYahoo!映画さんより。

ある日、
フランスの田舎でこじんまりとしたレストランを経営するオルタンス(カトリーヌ・フロ)のもとに
フランス政府の公用車がやって来る。
彼女はパリ中心部にあるエリゼ宮殿と呼ばれる大統領官邸へと招かれ、
フランソワ・ミッテラン大統領のプライベートシェフに任命されたのだ。
だが、これまで女性料理人がいなかった男社会の厨房ではオルタンスはよそ者でしかなく……。



lovin姐さんが書いていた通り、人として好きになれないかも、、なんて思いながら観終わりました。

もうねぇ、、、画面に映し出される料理の数々は本当に美味しそうなんですよ。
最初に出てくるサーモンのファルシーなんて、ちりめんキャベツと何層にも重ねられた
その断面を見るともう。。。。。

白ワイン、シルブプレ。


なんて気分になります。(笑)


大統領以外の官邸料理を作る大勢の男性シェフも(特に古参のオッサン)
結構性格悪くて陰湿そうなので、多勢に無勢的な感じで女性のオルタンスも気の毒ですが、
真っ向から戦うのではなくて、うまく周りを味方につけながら自分の存在を納得させる、
そういうやり方が出来なかったのかな、なんて思いました。
ま、男女平等、私は間違ってない!って感じで
まっすぐ進む人もいるので否定はしませんが。(^_^.)

ミッテランが懐かしい気持で食べられる料理を作るオルタンスは、
まさに「胃袋」でミッテランの心をひきつけますが、
予算オーバーや、栄養士には材料や料理方法を指摘され、
自分のやりたいとおりに出来ないことに対してストレスを感じまくって、結局は去っていく。。。。 

という筋書きに、自分が絶対間違っていなくて、周りと妥協ができない人なのかな、
そんなことを見ながら思いました。

個人のレストランならそれでもいいけれど、場所が変わったらある程度は妥協点を見つけないと
そりゃ孤立するし、居づらくなるよね、なんて、会社勤めが長いとそう思ってしまいますね。

結局たくさんのストレスで大変だったわ、私、って感じで、南極観測隊の料理人に変身し、
2年勤めてお金をためて新たな人生をスタートさせるってところで映画は終わりますが、
料理の数々に実際食べたくなったりはしたものの、オルタンスの性格には殆ど共感できぬまま
観終わってしまった「大統領の料理人」でありました。





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