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映画「ゴジラ(1954年)」を観る [映画(か行)]

先日ゴジラの最新作を観た記事をかきましたが、
Amazonプライムで全作品見られるようになったのを知り、
1作目を鑑賞してみました。


ゴジラ(昭和29年度作品) <東宝Blu-ray名作セレクション>

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: Blu-ray

あらすじは映画.comさんより。

1954年に東宝が製作・公開した特撮怪獣映画の金字塔。
太平洋の沖合いで船舶が次々に沈没する事件が発生。
数少ない生存者が、巨大な怪獣の目撃談をもたらす。
古生物学者の山根博士や助手で娘の恵美子、その恋人でサルベージ機関の所長・
尾形らで結成された調査団が事件現場近くに浮かぶ大戸島に派遣され、
やがて彼らの前に怪獣が姿を現す。
島の古い言い伝えから「ゴジラ」と命名された怪獣は、密かに生き残っていた
太古の生物が、繰り返される水爆実験の放射能の影響で目を覚ましたものであると
され、対応策が練られる。
しかし、その強大な力に人間たちは成すすべもなく、東京に上陸したゴジラは
街を火の海に変えていく。
その頃、山根博士の愛弟子である科学者の芹沢は、ゴジラにも有効な恐るべき
発明を実現させていた。その技術がいつか悪用されることを恐れ、使用を
ためらっていた芹沢だったが……。 
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菅井きんが!(;゚Д゚)

毎回古い映画を観るとこういう反応をしエしまう自分がおりますが、
(先日は「銀座カンカン娘」で浦辺粂子さんに反応しちゃったし)
代議士の役で登場した菅井きんさんが毅然とした態度で「バカモノが!」
と叱責する場面(結構最初の方に登場されます)を観て、ゴジラを観ないと
いけないのに菅井きんさんに目が釘付けになってしまいました。
(とはいえ、その後登場場面、あったのかどうか、、記憶なし)

と、菅井きんさんへの反応から始まった感想となりましたが、
『ゴジラ-1.0』 2枚組 [Blu-ray]

『ゴジラ-1.0』 2枚組 [Blu-ray]

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最近見たこの作品で、1954年の一作目へのオマージュとなっている部分が
多かったことを今回知りました。

銀座をゴジラが破壊しまくる場面でラジオのアナウンサーが実況中継していて
既視感があったり、海にやってくるゴジラをどう退治するか、
1作目で使う手法(オキシジェンデストロイヤー)と違うものの、同じように
科学者が考えた手法でゴジラを破壊しようとする場面など、ああ最新作って
1作目の影響というかオマージュで出来ている部分が多いんだな、と改めて
感じることができました。

1954年の作品なので制作から70年経つ作品、とは思えないくらいの出来で
当然VFXもない時代にここまで作り込む意気込みというか情熱というか、
戦後から10年経つかどうかという頃にここまで見ごたえのある作品が作られた、
この作品を作る情熱は、2度による原爆投下で多くの国民が悲惨な目に遭った日本で、
原爆に対する反対意思によるものであったのだ、ということを感じました。

そういうゴジラという存在を、ハリウッド制作で映画で取り扱うというのは、
どういう心持ちなんだろう(反戦の意味があるのか未見なので分かりません)、
シン・ゴジラ DVD2枚組

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  • 発売日: 2017/03/22
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これは観たことがありますが、今回観た1作目のような意気込みはなく、
すっかり娯楽作品になっているゴジラに見えてあまり楽しくなかったので、
続編などがどんどんつくられていく中で、反戦や反核兵器といった意味合いが
薄れていったのではないかと思いました。
このあたりは、今後時系列で関連作品を観ていこうと思いますので、
時間の流れとともにゴジラ作品がどうやってつくられていったのか、について、
自分で感じることができると思っています。(がんばって全部観たい)

私自身、両親が戦中派で、第二次世界大戦についても少しだけ知っていると
思っていますが、今回のように戦後まもなく作られた意味を考えると、
今世界で起きている戦争(を指示した色々な国の指導者たち)は愚かだということを
改めて感じます。

日本は増税メガネなどの与党の保身、自分たちだけ儲かればいい、的な
国民目線でない政治でかつての国力もなく疲弊しているような状態ですが
それでも争いのないとりあえず平和、とはいえるわけで、そういうことを考えながら
ゴジラという存在によって改めて戦争の愚かさや平和の大切さといったことを
感じることが出来るのではないかと思った「ゴジラ(1954年)」でありました。





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