映画「〇月〇日、区長になる女。」を観る [映画(ま行)]
予告編を観て気になっていた作品、田端のチュプキさんで鑑賞しました。
内容は映画.comさんより。
劇作家・演出家のペヤンヌマキが監督を務め、
2022年の杉並区長選挙を記録したドキュメンタリー。
人口57万人、有権者数47万人という規模の選挙でありながら、わずか187票差で
現職区長を破った岸本聡子と、彼女を草の根で支えた住民たちに密着した。
東京都杉並区在住のペヤンヌマキ監督が、自身の住んでいるアパートが
道路拡張計画で立ち退きの危機にあることを知り、止める方法を調べ始めた
ことをきっかけに本作の制作を開始。
地域問題の当事者となった監督が、それまで無縁だった選挙や政治の世界へ
飛び込んで住民たちと連携しながら学び悩む過程をとらえ、候補者や支援者たちと
合意形成のため対話を積み重ねていく姿を映し出す。
主題歌には、杉並区民がつくった応援歌「ミュニシパリズム」を、
上田ケンジと小泉今日子による音楽ユニット「黒猫同盟」がカバーした
「黒猫同盟のミュニシパリズム」を起用。
本作のテーマでもある「ミュニシパリズム」とは、地域に根付いた自治的な
民主主義や合意形成を重視する考え方のこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
再開発がその土地に住む住民の幸せにつながるわけではないのに、
自治体や首長、議会の人たちの目線が住民に向かず、
首長や議員の自分の功績や利害関係に基づいて成り立っているのではないか、
自分の住む自治体、市政についても興味を持たないといけないな、
そんな気持ちで観終わりました。
杉並区といえば、阿佐ヶ谷や高円寺、のイメージが強いのですが、
中央線沿線でも都心に近いのにどこか温かい雰囲気、
住民が知らないうちに色々なことが起きるというのは杉並区に限ったことでは
(何十年以上前に決まったことだからと見直さずに実行しようとする自治体)
なく、日本には本当の民主主義があるのだろうかと思うことも多いので、
市長や市議にまかせっぱなしで意に沿わないことがあって文句をいうのではなく
きちんと何が起きているのか自分でも興味を持つことの大切さを教えてもらった
そんな気持ちになった「〇月〇日、区長になる女。」でありました。
内容は映画.comさんより。
劇作家・演出家のペヤンヌマキが監督を務め、
2022年の杉並区長選挙を記録したドキュメンタリー。
人口57万人、有権者数47万人という規模の選挙でありながら、わずか187票差で
現職区長を破った岸本聡子と、彼女を草の根で支えた住民たちに密着した。
東京都杉並区在住のペヤンヌマキ監督が、自身の住んでいるアパートが
道路拡張計画で立ち退きの危機にあることを知り、止める方法を調べ始めた
ことをきっかけに本作の制作を開始。
地域問題の当事者となった監督が、それまで無縁だった選挙や政治の世界へ
飛び込んで住民たちと連携しながら学び悩む過程をとらえ、候補者や支援者たちと
合意形成のため対話を積み重ねていく姿を映し出す。
主題歌には、杉並区民がつくった応援歌「ミュニシパリズム」を、
上田ケンジと小泉今日子による音楽ユニット「黒猫同盟」がカバーした
「黒猫同盟のミュニシパリズム」を起用。
本作のテーマでもある「ミュニシパリズム」とは、地域に根付いた自治的な
民主主義や合意形成を重視する考え方のこと。
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再開発がその土地に住む住民の幸せにつながるわけではないのに、
自治体や首長、議会の人たちの目線が住民に向かず、
首長や議員の自分の功績や利害関係に基づいて成り立っているのではないか、
自分の住む自治体、市政についても興味を持たないといけないな、
そんな気持ちで観終わりました。
杉並区といえば、阿佐ヶ谷や高円寺、のイメージが強いのですが、
中央線沿線でも都心に近いのにどこか温かい雰囲気、
ねじめ正一に阿佐ヶ谷姉妹を思い浮べるような地域です。
近作の監督、ペヤンヌマキさんが長らく住むお家が立ち退きの危機に晒され、
知らされていなかったことへの不信と大好きな環境にある住まいを奪われる
危機感とで立ち退きされないようにするための方法を模索する中で、
地域で活動する区民の方々が「住民思いの杉並区をつくる会」を結成して、
現職(再開発推進派)の対抗馬として候補者を探して区長選挙で巨大な力と
戦う様子を見ながら、私自身の住まいの自治体への無関心を実感し反省しました。
この団体が区長選挙の候補として見つけたのが、長らくヨーロッパのNPOで
環境活動していた岸本聡子さん、実家は横浜、杉並区と縁がなかった岸本さんが
区長候補として選挙に臨む姿、支援者の区民の方々と候補者の岸本さん、
対等に議論し、時にぶつかるものの住民のために、という気持は一緒なので、
公示からの選挙活動、投票日、開票日、187票の僅差で勝利という流れ、
当選したことが分かっていて観ているのに当選したことが分かった時の
様子、私もなんだか目頭が熱くなりました。
選挙活動も殆どが区民のボランティア、自分の住む場所を守りたい、という
強い気持ちから志願して駅前などでの「一人街宣」をする姿、それに対して
耳を傾ける人も結構多いのに(そういう編集かもしれませんが)驚きました。
岸本区長の初登庁、初議会で与党議員が嫌な感じの発言をするのを観て
長く政権握っている党は本当に腐れているなと嫌な気分になったのですが
その後、岸本区長の選挙で一人街宣していた女性3人も区議選挙に立候補、
当選を果たして区議として杉並区のために活動されているのを知って
住民のために区政(市政)はあるべき、当たり前のことが当たり前に
行なわれていない異常に自分も気づいていないのかもしれないな、
その後、自分の住むM戸市の区政についても知ろうとしないといけないな、
と思いました。
今回、岸本さんが仰った「ミュニシパリズム」という言葉、
地域に根付いた自治的な 民主主義や合意形成を重視する考え方ですが、近作の監督、ペヤンヌマキさんが長らく住むお家が立ち退きの危機に晒され、
知らされていなかったことへの不信と大好きな環境にある住まいを奪われる
危機感とで立ち退きされないようにするための方法を模索する中で、
地域で活動する区民の方々が「住民思いの杉並区をつくる会」を結成して、
現職(再開発推進派)の対抗馬として候補者を探して区長選挙で巨大な力と
戦う様子を見ながら、私自身の住まいの自治体への無関心を実感し反省しました。
この団体が区長選挙の候補として見つけたのが、長らくヨーロッパのNPOで
環境活動していた岸本聡子さん、実家は横浜、杉並区と縁がなかった岸本さんが
区長候補として選挙に臨む姿、支援者の区民の方々と候補者の岸本さん、
対等に議論し、時にぶつかるものの住民のために、という気持は一緒なので、
公示からの選挙活動、投票日、開票日、187票の僅差で勝利という流れ、
当選したことが分かっていて観ているのに当選したことが分かった時の
様子、私もなんだか目頭が熱くなりました。
選挙活動も殆どが区民のボランティア、自分の住む場所を守りたい、という
強い気持ちから志願して駅前などでの「一人街宣」をする姿、それに対して
耳を傾ける人も結構多いのに(そういう編集かもしれませんが)驚きました。
岸本区長の初登庁、初議会で与党議員が嫌な感じの発言をするのを観て
長く政権握っている党は本当に腐れているなと嫌な気分になったのですが
その後、岸本区長の選挙で一人街宣していた女性3人も区議選挙に立候補、
当選を果たして区議として杉並区のために活動されているのを知って
住民のために区政(市政)はあるべき、当たり前のことが当たり前に
行なわれていない異常に自分も気づいていないのかもしれないな、
その後、自分の住むM戸市の区政についても知ろうとしないといけないな、
と思いました。
今回、岸本さんが仰った「ミュニシパリズム」という言葉、
住民が知らないうちに色々なことが起きるというのは杉並区に限ったことでは
(何十年以上前に決まったことだからと見直さずに実行しようとする自治体)
なく、日本には本当の民主主義があるのだろうかと思うことも多いので、
市長や市議にまかせっぱなしで意に沿わないことがあって文句をいうのではなく
きちんと何が起きているのか自分でも興味を持つことの大切さを教えてもらった
そんな気持ちになった「〇月〇日、区長になる女。」でありました。