映画「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」を観る [映画(さ行)]
この手のアニメはお子さん向けかと思って避けがちだったのですが、
上映時間がちょうどいいという理由だけで1作目を見たらハマってしまい、
新作が公開されると知って公開初日(11月3日)に観に行きました。
あらすじは映画.comさんより。
ある日、森のはずれでつぎはぎだらけの古い建物を見つけたすみっコたち。
そこはおもちゃを作る工場だった。
すみっコたちもおもちゃ作りをすることになり、
手先の器用なしろくまはミシン、ぺんぎん?は虫メガネで検品など、
それぞれの得意なことをいかしておもちゃ作りがスタート。
しかし、その工場にはなにやら不思議なことがあって……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大人だからこそ感じる悲哀。
(1作目は「とびだす絵本とひみつのコ」)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2019-11-14
(2作目は「青い月夜のまほうのコ」)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-09
毎回思うのですが、こんな可愛らしいキャラクターを見てほんわかしながら、
大人に刺さってくる内容だったりするのでついつい見てしまう感じです。
最初はおもちゃ工場で嬉々として働くすみっコたちですが、くま工場長の態度が変化し、
大量生産のために疲弊していくすみっコたちを見て思い出したのが、
上映時間がちょうどいいという理由だけで1作目を見たらハマってしまい、
新作が公開されると知って公開初日(11月3日)に観に行きました。
あらすじは映画.comさんより。
ある日、森のはずれでつぎはぎだらけの古い建物を見つけたすみっコたち。
そこはおもちゃを作る工場だった。
すみっコたちもおもちゃ作りをすることになり、
手先の器用なしろくまはミシン、ぺんぎん?は虫メガネで検品など、
それぞれの得意なことをいかしておもちゃ作りがスタート。
しかし、その工場にはなにやら不思議なことがあって……。
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大人だからこそ感じる悲哀。
(1作目は「とびだす絵本とひみつのコ」)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2019-11-14
(2作目は「青い月夜のまほうのコ」)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-09
毎回思うのですが、こんな可愛らしいキャラクターを見てほんわかしながら、
大人に刺さってくる内容だったりするのでついつい見てしまう感じです。
最初はおもちゃ工場で嬉々として働くすみっコたちですが、くま工場長の態度が変化し、
大量生産のために疲弊していくすみっコたちを見て思い出したのが、
35年くらい前に友達に教えてもらって読んだこの本でした。
映画の絵柄はほんわかなのですが、大量生産のために労働環境が悪化していく、
現在のトヨタでこういう季節工の問題はあるのかどうか、不明ですが、
ラインで分業して効率化を図りながら大量生産するように指示するくま工場長、
実はこの工場長にも悲しい事実があったりして、じわり。(泣いてしまいました)
子供のころ大事にしていたぬいぐるみ、大人になったら捨ててしまうか
どこか家の奥の方にしまってしまうか、そんな存在になることの悲哀も描いていて、
自宅にあるくまのぬいぐるみ、押し入れ奥に入っていたのを鑑賞後思わず外に出し、
「すまんのぉ、もっと大事にするから(´;ω;`)」
とぬいぐるみに話しかける怪しい自分がおりました。
私が生まれた年に婆1号が中野ブロードウェイのおもちゃやさんで買ってくれた
オレンジ色のくまのぬいぐるみ、洋風な名前をつけて大事にしていたのですが、
実家から家出(のような引っ越し)した際、実家に置いていこうとしたところを
「うつぼが生まれた時に中野で買った同い年のぬいぐるみなんだから
連れていきなさいよ」
そういって、婆1号が引っ越し屋さんのトラックに載せてしまったので、
連れてこざるを得なかったぬいぐるみ。
小さい時は、楽しいことや悲しいことがあると話しかけていたのに
捨てることもできず(人形捨てるのが怖い)そのまま気づけば50年以上。(笑)
映画を観てから「行ってきまーす」「ただいまー」と再び声をかけるように
なりました。映画の影響力って凄いです。(◎_◎;)
と、何だかいろんなことを連想したり思い出したりしながらの鑑賞となりましたが、
今回のナレーション、本上まなみさんだけになった(イノッチいなかった)のが
よかったように思えたのですが、イノッチも事務所問題で渦中にいなければ
ナレーションやっていたのかな、と思うと、2人でのナレーションも聴きたかった、
というのも正直な感想です。
今回の鑑賞で気づいたのですが、1作目から脚本をヨーロッパ企画の角田さんが
担当されていて、
映画の絵柄はほんわかなのですが、大量生産のために労働環境が悪化していく、
現在のトヨタでこういう季節工の問題はあるのかどうか、不明ですが、
ラインで分業して効率化を図りながら大量生産するように指示するくま工場長、
実はこの工場長にも悲しい事実があったりして、じわり。(泣いてしまいました)
子供のころ大事にしていたぬいぐるみ、大人になったら捨ててしまうか
どこか家の奥の方にしまってしまうか、そんな存在になることの悲哀も描いていて、
自宅にあるくまのぬいぐるみ、押し入れ奥に入っていたのを鑑賞後思わず外に出し、
「すまんのぉ、もっと大事にするから(´;ω;`)」
とぬいぐるみに話しかける怪しい自分がおりました。
私が生まれた年に婆1号が中野ブロードウェイのおもちゃやさんで買ってくれた
オレンジ色のくまのぬいぐるみ、洋風な名前をつけて大事にしていたのですが、
実家から家出(のような引っ越し)した際、実家に置いていこうとしたところを
「うつぼが生まれた時に中野で買った同い年のぬいぐるみなんだから
連れていきなさいよ」
そういって、婆1号が引っ越し屋さんのトラックに載せてしまったので、
連れてこざるを得なかったぬいぐるみ。
小さい時は、楽しいことや悲しいことがあると話しかけていたのに
捨てることもできず(人形捨てるのが怖い)そのまま気づけば50年以上。(笑)
映画を観てから「行ってきまーす」「ただいまー」と再び声をかけるように
なりました。映画の影響力って凄いです。(◎_◎;)
と、何だかいろんなことを連想したり思い出したりしながらの鑑賞となりましたが、
今回のナレーション、本上まなみさんだけになった(イノッチいなかった)のが
よかったように思えたのですが、イノッチも事務所問題で渦中にいなければ
ナレーションやっていたのかな、と思うと、2人でのナレーションも聴きたかった、
というのも正直な感想です。
今回の鑑賞で気づいたのですが、1作目から脚本をヨーロッパ企画の角田さんが
担当されていて、
今年はまったヨーロッパ企画さんの映画で料理長を演じていた角田さんが
こんなほんわかしながらも大人に刺さる作品の脚本を担当されていること、
その多才さに驚かされました。
今回の作品は、SDGsについてもその大切さを伝えるように思いましたが、
お子さんだけではなく私のようなおばさんでも楽しみながら考えることのできる、
真ん中ではなくすみっこにいるすみっコたちが、困った人には寄り添う姿勢、
一緒に問題を解決しようとするその優しさには今回も目頭が熱くなりました。
すみっコたちが働いた工場の行く末も最後はハッピーな気持ちになれるような
展開になってホッとしましたし、このシリーズ、今後も見続けていきたい、
と思った「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」でありました。
こんなほんわかしながらも大人に刺さる作品の脚本を担当されていること、
その多才さに驚かされました。
今回の作品は、SDGsについてもその大切さを伝えるように思いましたが、
お子さんだけではなく私のようなおばさんでも楽しみながら考えることのできる、
真ん中ではなくすみっこにいるすみっコたちが、困った人には寄り添う姿勢、
一緒に問題を解決しようとするその優しさには今回も目頭が熱くなりました。
すみっコたちが働いた工場の行く末も最後はハッピーな気持ちになれるような
展開になってホッとしましたし、このシリーズ、今後も見続けていきたい、
と思った「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」でありました。