映画「さよならほやマン」を観る [映画(さ行)]
よく映画を見に行くMOVIX亀有の上映スケジュールを見ていて
タイトルだけで選んだ作品です。(ホヤ、好きなんで(^-^))
あらすじは映画.comさんより。
豊かな海に囲まれた美しい島で一人前の漁師を目指すアキラと、
生まれつき障がいを抱える弟のシゲル。
両親は行方不明で莫大な借金を抱えているが、
島の人々に助けられながら、どうにか暮らしている。
そんな彼らの前に、都会からやって来た訳ありの女性漫画家・美晴が現れる。
美晴は兄弟に彼らの家を売ってほしいと言い出し、
3人はなぜか一緒に暮らすことになるが……。
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ムショウにほやが食べたくなりました。(^-^)
東日本大震災の影響については、今年夏の旅行でも実際にその場に行くことで
知ることができましたが、今作はフィクションとはいえ、東日本大震災を境に
時間が止まってしまった兄弟のことを描いていました。
震災時に海にいって未だに行方不明の両親、その両親の代わりに障碍者の
弟シゲルの面倒を見ながら漁にでるアキラ、そこにやってくる漫画家の晴美。
傷害事件を起こして執行猶予中の人気漫画家の晴美、
居場所がないというか、世間の目から離れたかったのか、
いきなりやってくるのが多部島(実際は網地島で撮影されたそうです)、
という若干のツッコミどころはあるものの、そこまでは追いかけてこないだろう
とやってきたのかもしれない、と思いながら晴美と兄弟の関係の変化を観る、
そんな楽しみ方のできる映画でした。
とはいえ、お金を払った上から目線の晴海の態度は最初ムカつくんですが。(笑)
アキラがとってきたホヤを晴美が手でつかんで齧ってお酒を呑む、
その場面が毎日繰り広げられるので見ていて私もホヤが食べたくなるのですが、
アキラは行方不明の両親が原因でホヤを取るのに食べられない、
アキラの抱える心の闇が描かれているのを見て、震災から10年経っても
その場にいた人たちにはいつまでも忘れられない心の傷があるのだと
この映画からも感じました。
行方不明の父が演じていた「ほやマン」でユーチューバーになって大金を稼ごう、
と甘い気持ちで機材を買ってほやマンの衣装を作って動画を作るものの
そんなに簡単に稼げるわけもなく、人気漫画家の晴美のお陰で拡散したことに
気づかないという鈍さのアキラですが、その動画が一転批判の対象となるや、
世の中の手のひら返しも酷いもの、というのは現実でもあることなので
見ていて悲しい気持ちになってしまいました。
真面目なアキラ、そのアキラを信頼してついていく弟のシゲル、
突然やってきて兄弟との信頼を少しずつ築いていく晴美、
この3人を軸に描かれている作品ながら、叔父(津田寛治が演じていた)の
存在も非常に大きいのですが、ご近所のおばちゃんの春子(松金よね子)の
存在感が実は非常に大きかったのではないかと思いました。
島にずっと暮らしている春子をどこかバカにする晴美に対して、
ババアだって生きてるんだよ、と晴美に言い放つのですが、
自分だけが大変で辛いと思っているかもしれないけれど、
誰もが何かしら悩みや辛い思いを抱えているのだと思わせるようなセリフで、
とかく自己中になりがちな自分にも大変響くものがありました。
いつまでも弟の面倒をみなければいけないことへの我慢の限界、
家を晴美に売って自分は島を出ようとするアキラにつきつけられる事実。
とはいえ、最後はハッピーに終わってホッとしました。
ロケ地だった網地島と聞いて思い出したのが、
令和に元号が変わるタイミングで訪れた宮城県石巻、
猫の島として有名な田代島に行こうとしたら悪天候で船が欠航になってしまい
猫とのふれあいが叶わなかったのですが、
(島に行きたかった)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2019-11-24
その時見かけた看板
田代島以外にも島があるんだなあと思ったのですが、
折角この映画をみましたので、
田代島リベンジの時に網地島にも行ってみようかな、と思った、
「さよならほやマン」でありました。
タイトルだけで選んだ作品です。(ホヤ、好きなんで(^-^))
あらすじは映画.comさんより。
豊かな海に囲まれた美しい島で一人前の漁師を目指すアキラと、
生まれつき障がいを抱える弟のシゲル。
両親は行方不明で莫大な借金を抱えているが、
島の人々に助けられながら、どうにか暮らしている。
そんな彼らの前に、都会からやって来た訳ありの女性漫画家・美晴が現れる。
美晴は兄弟に彼らの家を売ってほしいと言い出し、
3人はなぜか一緒に暮らすことになるが……。
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ムショウにほやが食べたくなりました。(^-^)
東日本大震災の影響については、今年夏の旅行でも実際にその場に行くことで
知ることができましたが、今作はフィクションとはいえ、東日本大震災を境に
時間が止まってしまった兄弟のことを描いていました。
震災時に海にいって未だに行方不明の両親、その両親の代わりに障碍者の
弟シゲルの面倒を見ながら漁にでるアキラ、そこにやってくる漫画家の晴美。
傷害事件を起こして執行猶予中の人気漫画家の晴美、
居場所がないというか、世間の目から離れたかったのか、
いきなりやってくるのが多部島(実際は網地島で撮影されたそうです)、
という若干のツッコミどころはあるものの、そこまでは追いかけてこないだろう
とやってきたのかもしれない、と思いながら晴美と兄弟の関係の変化を観る、
そんな楽しみ方のできる映画でした。
とはいえ、お金を払った上から目線の晴海の態度は最初ムカつくんですが。(笑)
アキラがとってきたホヤを晴美が手でつかんで齧ってお酒を呑む、
その場面が毎日繰り広げられるので見ていて私もホヤが食べたくなるのですが、
アキラは行方不明の両親が原因でホヤを取るのに食べられない、
アキラの抱える心の闇が描かれているのを見て、震災から10年経っても
その場にいた人たちにはいつまでも忘れられない心の傷があるのだと
この映画からも感じました。
行方不明の父が演じていた「ほやマン」でユーチューバーになって大金を稼ごう、
と甘い気持ちで機材を買ってほやマンの衣装を作って動画を作るものの
そんなに簡単に稼げるわけもなく、人気漫画家の晴美のお陰で拡散したことに
気づかないという鈍さのアキラですが、その動画が一転批判の対象となるや、
世の中の手のひら返しも酷いもの、というのは現実でもあることなので
見ていて悲しい気持ちになってしまいました。
真面目なアキラ、そのアキラを信頼してついていく弟のシゲル、
突然やってきて兄弟との信頼を少しずつ築いていく晴美、
この3人を軸に描かれている作品ながら、叔父(津田寛治が演じていた)の
存在も非常に大きいのですが、ご近所のおばちゃんの春子(松金よね子)の
存在感が実は非常に大きかったのではないかと思いました。
島にずっと暮らしている春子をどこかバカにする晴美に対して、
ババアだって生きてるんだよ、と晴美に言い放つのですが、
自分だけが大変で辛いと思っているかもしれないけれど、
誰もが何かしら悩みや辛い思いを抱えているのだと思わせるようなセリフで、
とかく自己中になりがちな自分にも大変響くものがありました。
いつまでも弟の面倒をみなければいけないことへの我慢の限界、
家を晴美に売って自分は島を出ようとするアキラにつきつけられる事実。
とはいえ、最後はハッピーに終わってホッとしました。
ロケ地だった網地島と聞いて思い出したのが、
令和に元号が変わるタイミングで訪れた宮城県石巻、
猫の島として有名な田代島に行こうとしたら悪天候で船が欠航になってしまい
猫とのふれあいが叶わなかったのですが、
(島に行きたかった)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2019-11-24
その時見かけた看板
田代島以外にも島があるんだなあと思ったのですが、
折角この映画をみましたので、
田代島リベンジの時に網地島にも行ってみようかな、と思った、
「さよならほやマン」でありました。