SSブログ

骨と闘う2022~術後から退院するまで編④~ [健康・お金]

リハビリが終わって病室に戻り、再びKさん、Aさんと井戸端会議。

2人が体の前につけているクッション2個(そこに手術した手を固定)について
大変そうですね、と聞いてみると、数万円するらしく、しかも買い取りで、
こんなもん退院したら使わないんだからレンタルにしてくれればいいのに、
と2人とも不満そうでした。確かに、松葉杖は病院でレンタルしてくれますが
クッションは衛生面で(布だし)レンタルしづらいのかもしれませんね。

他にはAさんが京都出身というお話に飛びつくと、昨年訪れた修学院離宮の近くに
ご実家があって、自然がいっぱいの故郷が自慢と仰っていました。
他にもKさんのお仕事の話や(得意なお料理を仕事にしているという話を聞いて尊敬)、
3月に入院したものの、同室にコロナ陽性者が発生したために手術日が決まっていたのに
一旦退院させられて、今回やっと入院、手術が出来た話などを聞きました。
こういう時、話の切れ目が見つからないのでエンドレスな感じでしたが(笑)
翌日は退院するし、こういうのもある意味社会勉強だし、と思ってお話しました。
3週間入院だったらこの状況、きつかったかもしれません。(^-^;

夕方5時ごろ、夜勤の看護師さんが来たので各自ベッドに戻ってご挨拶、
IMG_5362.JPGあっと言う間に夕食
かぼちゃにサツマイモ、が両方出てきたのでどっちか片方でもよいかな、と
思いながら殆ど食べきりました。

その後、検温時に眠剤をお願いしてみました。
術後2晩、熟睡出来たのかよくわからなかったのでこの日は眠りたい、と思って
お願いしたのですが、Kさん、Aさんもお願いしていたので3人爆睡できそうです。(笑)

その後は、薬剤師の先生がやってきて、病院で処方された薬(痛み止めと胃薬)、と
持参した薬(血圧)を退院時に返却しますと錠剤の残数の確認をしていったのですが、
ものすごく笑顔を作っていて(骨粗しょう症ナースと真逆)その笑顔にどう反応して
よいのかよく分からずこれはこれでちょっと怖かった、、、です。

消灯少し前、看護師さんが持ってきてくれた眠剤を飲んで、でもすぐ眠くならず、
と思っていたら、Kさん、Aさんがすぐいびきをかき始めたので効き目あるんだと
思っていると、Aさんが寝言なのか奇声をあげて(何を言っているか分からない)
更に眠れず、、と思ったら私も寝ていました。起きたら朝4時。ぐっすりです。

朝ごはんを食べたら退院です。(^O^)/

6時の起床後、窓を開けてKさん、Aさんに挨拶してから井戸端会議。(笑)
私の前に入院していた人について話を聞いたのですが、なかなか凄い人で、
60代半ばで毎日ロング缶のアルコール(ビールやチューハイ)を6本呑むのが日課、
つまみは殆ど食べず、酔って転両足の半月板を損傷、3週間入院して、
松葉づえをつきながら退院していった話に、上には上がいるんだ、、、
いや、私も気を付けないとという気持になりました。(^-^;
他には、私の在宅勤務の話(定期券がないといったら驚かれた)や、
入院前のPCR検査で病院に来て帰るときに電車に乗ったら歩きスマホだらけで
怖かった話など、Kさん、Aさんにしてみれば年少の私も結構興味深かったようです。
IMG_5363.JPG退院日の朝ごはん
業務用?オムレツ、久しぶりと思いながらこの日も完食しました。
病院食にあまり期待していなかったのですが、入院期間が短いのと熱い物は熱く、
冷たいものは冷たく提供してくれることにも驚きつつ毎回美味しくいただけました。

食後は歯磨きしてなんとか着替えて(袖に腕を通すのに難儀)、
荷物をエコバッグなどに詰め込んで(コロコロなくても詰め切れた)
ただ、パソコンが重いので背負って帰るの面倒だなと思いながら、
婆1号がやってくるのを待っていると、姐さんナースが現れて、
「うつぼさん、リハビリがんばってね、お互い呑みすぎに気をつけましょうね!」
姐さんナースらしい言葉をかけてくれました。(笑)

9時過ぎになると、9時半に来るように言っておいた婆1号が到着し、
看護師さんが慌ただしく呼びに来たので、そのままKさん、Aさんに
短い間でしたがお世話になりました、とご挨拶して病室を出て階下に降りて
婆1号と合流してタクシーを呼んだら婆1号が病院まで乗って来たタクシーでした。(笑)

あっと言う間に自宅に着いて、やっぱり汚くても自宅がいいわぁ、と思っていたら
「うつぼは明日から仕事なの?」と婆1号が聞いてきたので、
「うん、明日から仕事です」と答えると、
「じゃあ、私がここにいても邪魔だし、私もここは落ち着かないから帰るね」と
お昼ごはんを一緒に食べたら帰っていきました。

帰り際、
「お前の骨折が1年遅かったら私は保証人になれなかったかもしれないし、
 手術にも立ち会えなかったかもしれないから、転んだのが今年でよかったよ」
と、笑いながら帰っていきました。

80半ば(四捨五入すると90代)の母にはるばる電車できてもらって
明日から仕事だから帰れ、みたいな感じで申し訳ない気持ちと、
母でもあり、骨折の先輩でもある人の存在の大きさには感謝しかありません。

婆1号が帰った後、炭カルのごみ袋を左肩にかけてシャワーを浴びてさっぱりしたら、
リハビリに行きやすい(と言うか日常生活しやすい)ボタンシャツをネットで探して
タンクトップと合わせてポチリ。
患部を冷やすのにアイスノンも買ったら大きすぎて患部に当てることができず(笑)
患部には自宅の冷凍庫にたくさんあった保冷剤を使うことにしました。

その後は、退院しましたメールを上司と同僚に送り、ボンヤリテレビを見て、
コンビニに買い物にいって早めの夕食後(久しぶりの納豆が美味でした)
病院と同じく9時消灯、気づけば眠っていました。

翌日から長いリハビリ生活が始まります。
腐らずこつこつ地道にがんばります。(^-^)


(つづく)




タグ:骨折 珍事
nice!(6)  コメント(6) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~術後から退院するまで編③~ [健康・お金]

痛みもあってなかなか眠れぬまま迎えた術後2日目の朝、
あと1日ちょっとで退院という嬉しさがあるものの寝不足気味です。(=_=)

起床タイムになって物凄い眠気が襲ってきたのですが、
看護師さんがやってくるので二度寝も出来ず、
歯磨き後、氷をもらってきて患部を冷やしながら
ドライシャンプー(シャワー浴びられないので)で頭さっぱり。

友人数人から様子をうかがうLINEやメールが届いたのですが、
タイピングする気力もなく(痛くて長時間スマホを操作できない)
「痛みはありますが大丈夫です」程度の返事を返すのみでした。
IMG_5360.JPG朝ごはん
久しぶりに食べた鮭のふりかけが美味しくて(ウィンナーにケチャップも久しぶり)
ありがたく完食しましたが、牛乳を飲むとテキメンにお腹にきくので快腸でした。
(というか牛乳をのまなくてもいつも快腸な私です)

PCで新聞を読んだりYouTubeを観たりしながら過ごしていると、9時過ぎに回診。
毎日違う先生が担当されるのですが、この日の先生は消毒の仕方(拭き方)が結構強めで
泣くほどではないものの痛くて小声で唸ってしまいました。
前日より小さい絆創膏を貼って、退院後の診察(もじゃもじゃ先生)までこのままで
過ごせます、防水だからシャワーも大丈夫ですが、直にシャワーを当てると絆創膏が
剥がれやすくなるので気を付けて、と言われて回診終了。
回診後、看護師さんに背中を拭いてもらって着替えてさっぱりしたら、
午前中はリハビリのみだったのでごろごろ映画を観ながらのんびりしました。

と、Kさんが、「うつぼさんはお仕事してるの?」とカーテン越しに聞いてきて、
「いえいえ、パソコンで映画とかYouTube観てたんです」と答えて、
そのまま3人の井戸端会議になりました。(笑)

腱板損傷のお二人、各々のこれまでの経緯についてお話を聞きました。
Kさんは転んだ後(腱が切れているのに)激痛ではないから大したことがないと思って
近所の整骨院に通ったものの一向に良くならず、次第に手が上がらなくなって、
やっとここ(入院している整形外科)にきて手術が必要と言われ。
入院して翌日は手術、というところで同室にコロナ陽性患者が発生し一旦退院、
その3か月後に仕切り直しで再度入院しやっと手術を受けたら、術後2日は激痛で
本当にびっくりしちゃったわねぇ、と語っていました。
Aさんも原付を運転中に転倒して肩を打った、と思う程度だったのが手が上がらず、
おかしいなと思って診察してもらって腱板損傷と言われて入院、手術したそうです。

うつぼさんはどうだった?と聞かれて、骨折した翌日くらいから激痛だったものの
骨折と思わず、近所の整形外科で折れちゃってるねと言われて紹介状をもらって
ここにきて10日くらいで入院できたからラッキーでした、と話したら、
お互い早く退院してリハビリがんばらないとね、やっぱり入院っていやよね、
境遇が同じ人たちが集まると励まし合えるのがいいな、と思いました。IMG_5361.JPGお昼ごはん
鶏むね肉の味噌漬けが美味しくて(パサパサしていなかった)完食。
久しぶりに食べた海苔佃煮でご飯もりもりでした。

食後ぼんやりしていたら理学療法士のKS先生がやってきてリハビリ室へ移動し、
この日も背中から肩のあたりを優しくほぐしてもらいながら、今後の予定について
説明を受けました。
退院して3週間くらい経てばでアームホルダーが外せるようになるものの、
それまでは肩を動かせないこと、でも、アームホルダーがとれたら今度は頑張って
肩を動かす練習をしないときちんと治らないこと、と言われたので、
10月ごろに夏休みをとって旅行したいんですが、と言うと、
その頃にはスーツケースもって旅行に行けるから大丈夫ですよ、旅行に行けるように
リハビリがんばりましょうね、と励ましてもらいました。

診察で入院、手術と言われた時と同じで、先が見えてくると明るい気持ちになれますね。
先に目標を設定しておくとそれに向けて頑張ろうという気になれるというか、
10月の旅行の手前にも、1週間、2週間先に外出などの予定を入れておけばそれに向けて
頑張ろうという気になれるだろうな、とKS先生との会話でもヤル気が出てきました。
理学療法士の先生って、全体的に若い人が多い印象だったのですが、KS先生もお父さんが
私と同い年(笑)、それでこんなにしっかりしているなんてさすが国家資格、と思いながら、
前日に骨粗しょう症診断にやってきた骨粗しょう症ナースの話をしたら、
ああ、●●さんのことかなあ、確かにそんな雰囲気ですよね、頷いていました。

先が見えない不安はたくさんありますが、手術が終わって一山越えた気分です。
あとは、自分が頑張るしかないんだなあと改めて思いました。


(つづく)


タグ:骨折 珍事
nice!(9)  コメント(6) 
共通テーマ:健康

骨と闘う~術後から退院するまで編②~ [健康・お金]

入院して2度目の珍事、今回はナース一人です。

「うつぼさん」ぼそっとカーテン越しに聞こえたので「はい」と答えると、
見たことのない看護師さんが現れました。

「骨粗しょう症専門の看護師で●●と申します。
 今回、うつぼさんが骨折されたのは『左上腕近位端骨折』ですが、
 これは骨粗しょう症による三大骨折なんです。
 分かりますか?骨粗しょう症が原因で起きた骨折かもしれないんです。
 うつぼさんの生活習慣から骨粗しょう症かどうか診断して、
 その可能性がある場合は検査、治療が必要になります。」

骨粗しょう症ナース、無表情。(´Д`)

ぼそぼそ淡々と、というか、どこか責めるような口調で語るので
どう反応してよいものか分からずじっと聞いていました。
初対面の私に(いくら専門とはいえ)、不摂生で骨粗しょう症になって骨折した、
みたいな烙印を押したいかのように(⇐どこか性悪説みたいな)見えました。
一通り説明を聞いた後、骨粗しょう症ナースの質問に答えていったのですが、
骨粗しょう症の原因で考えられるのって加齢もあると思いますが、
日常生活ではやはり飲酒と喫煙が大きいんですね。(骨粗しょう症に限らずですが)
過少申告してもばれそうだし、いや、過少申告するもんじゃないし、と、
お酒についても正直に答えた内容を診断シートに記入したナースは
「結果は分かり次第もってきますから」と去っていきました。

そして、30分後、骨粗しょう症ナース、無表情で病室に戻ってきました。
骨粗しょう症だったら、とドキドキしていたら、
「うつぼさん、先ほどの診断結果では骨粗しょう症ではなさそうです。 
 でも、お酒の量が多いのは事実です。気を付けてください。
 一応、結果については(もじゃもじゃ)先生に報告します。
 治療が必要かどうかは先生が判断しますから。」と言って去っていきました。

お酒の量について申告した時、日本酒と言っているのに書き込んでいたのは焼酎で、
いや、度数が違うからこれで骨粗しょう症になったらナースの記載が違うから、
と言おうかと思っていたのですが、それでも診断結果はそうでなかったので、
取敢えずホッとしました。

私が骨粗しょう症ではないのが残念というかそんなはずじゃない、と言いたげな、
ちょっと不貞腐れた雰囲気だったので、期待外れの結果でごめんなさい、
でもリハビリ頑張ろうと前向きな人に話するならもっと明るく話しかけほしいもの、
結果的には、その後のもじゃもじゃ先生の診察でも骨粗しょう症については言及なく、
先生は検査や治療の必要性を感じない程度の診断結果だったのかなと思っています。

年齢的に女性ホルモンが激減しているでしょうから、エストロゲンなどを
処方してもらうのもよいのだろうと思いますが、このあたりは同年代の友人に
聞いてみたら、処方している人もいればしていない人もいてまちまちでした。
でも、やっぱり処方して足りない分を補った方がいいのかなと思いました。

気づけば夕方5時。
術前の時間があれほど長かったのに比べるとこの日はあっという間でした。
夜勤の看護師さんが挨拶にきてくれてほどなくしたら夕食タイムです。
IMG_5359.JPGメインはお魚
塩分制限がないのか濃い味付けでしたが、退院したらこんなに多くの食材使って
自炊することもないんだし、とありがたく完食しました。

食後歯磨きしてから消灯まで映画を観てごろごろするかな、と思っていると、
外来の診察が終わったと思しきもじゃもじゃ先生が病室にきてくれました。

先生♪(^O^)/

回診後に貼り換えてもらった絆創膏を見て納得したようで、
「うつぼさん、傷口は痛くないですか?大丈夫?
 とにかく傷口は冷やしてくださいね、
 あとはグーパーグーパー、何度もやってくださいね。」
スマイルで去っていきました。
忙しい中、何度も様子を見に来てもらって恐縮と言うか有難いというか、です。

手術翌日、美味しく3食食べて出血もとまって痛みも薬でだいぶ抑えられているので
9時の消灯後は眠れるかな、と思っていたのですが、若干手先に痺れがあって、
上を向いて寝るときも、腕をどういう形で置けばよいのか分からず
(普通に腕を置くと肩甲骨あたりが痛くなって寝ても目が覚める、の繰り返し)
細切れに寝ていたら外が明るくなって6時の起床タイムになっていました。

退院まであと1日とちょっとです。

(つづく)

タグ:骨折 珍事
nice!(11)  コメント(6) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~術後から退院するまで編①~ [健康・お金]

昨日のブログで己の内出血写真を載せてしまい(お目汚しすみません)ましたが、
ブログランキングのサムネイルって記事の1枚目の写真を使うんですね。
内出血.JPG何事かと思れたかも。(笑)
穏やかな風景の写真の隣にこんな内出血写真が載るようなことをしてしまい、
一時期とはいえご迷惑をおかけしました。。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

術後、眠れたのかよく分からないまま気づけば外が明るくなってきて、
6時の起床タイムとなりました。

病室から近い洗面所に患者さんが入れ替わりにやってきて賑やかですが、
私は導尿管を挿してあるのでまだ寝たきり(起きたらダメ)、
30分経ったところで看護師さんがやってきて管を外してもらったので起き上がり、
貰った濡れタオルで体を拭いてもらいましたが、出血がまだ続いていて、
シーツの背中が当たっていたところに大きな血のシミが出来ていました。(;゚Д゚)

私のがぁぁ。。。。(まるで血の海のようなシミ)

ちなみに日本国民で一番多いRh+A型です。

ビックリしている私に、
「骨は血を作るところですから骨折の手術をすると血が出やすいんですよね」
夜勤の看護師さん、ニコッと微笑みながら説明してくれました。

この歳になって知ること(今まで知らなかったこともどうなんだろう、ですが)が
まだまだあるんだな、と思っていたら37時間ぶりの食事が運ばれてきました。
IMG_5356.JPGお腹ぺこぺこ
牛乳、久しぶり。(最近は豆乳のんでいるので牛乳は5年以上ぶりくらい)
味付け海苔をごはんに巻いてモリモリ食べてあっと言う間に完食しました。
ごはんが美味しく食べられることに感謝です。(^-^)

久しぶりの牛乳がテキメンに効いてお腹がごろごろして洗手間にいってスッキリ。
その後、姐さんナースが登場し、「うつぼさん!無事手術終わってよかったです!」
朝からハイテンションな大声で声をかけられました。(笑)
「止血用にシートを沢山貼ってあって重いと思いますが、この後、回診がきて
 傷口を消毒した後もっと小さい絆創膏に貼り換えたらさっぱりしますからね、
 あと、めまいがあったらナースコールのボタンを押してください。」
と言って去っていきました。
姐さんナースの豪快な笑いと笑顔を観ると無事戻って来た、としみじみ感じます。

その後、朝8時ごろになると、もじゃもじゃ先生が登場しました。

先生♪ (^O^)/

手術室で見上げた手術着姿のもじゃもじゃ先生、いつもの姿に戻っていました。

「うつぼさん、どうですか?朝ごはん食べられましたか?」と聞く先生に
「空腹すぎてあっと言う間に完食しました。」と答えると、
「食欲あってよかったですね!」と言った後、簡単に手術について説明してくれました。

「うつぼさん、診察から手術まで10日くらい待機期間あったでしょ。
 その間にたくさんニクゲが出来ていてそれをとるのに時間がかかって
 予定より1時間くらい長引いてしまったんですが、きれいにニクゲもとれて
 上腕を整復してプレートで固定できたからあとはリハビリ頑張ってくださいね。」

血が出るのは術後仕方ない(朝きた看護師さんと同じ説明してくれました)からね、
回診の時にもっと小さい絆創膏に貼り換えてくれるからね、と言いながら
もじゃもじゃ先生は去っていきました。

ニクゲ(?_?)

先生がいなくなってからググって、「肉芽」と書くことを知りました。
見た目かなり生々しい単語ですが、怪我した部分を自分で治そうとして肉芽の組織を
作ってしまうそうで、ただ、そのままにして手術するとちゃんと整復してプレートを
固定できないので肉芽を削いだ、ということらしいです。

ちなみに、術後すぐもじゃもじゃ先生から説明を聞いた婆1号は、
「家で待っている間に余計なものが出来ていたからそれをとるのに時間がかかった」
と私に説明していました。
肉芽と言う言葉が頭にはいらず余計なものと記憶していたようです。(^-^;

その後もドレーンから血が垂れてナースコールしたり、なんて感じでしたが、
9時過ぎ、回診で私より若そうですがおそらく偉いポジションの先生が登場し、
「うつぼさん、これから消毒しましょうね」と言って止血シートをはがそうとして
それがかなり無理矢理な感じだったので同行していた看護師さんに注意され、
そーっとはがしてから傷口(かなり血まみれ)を消毒し、ドレーンを抜いてから
防水シートみたいなものがついた大判の絆創膏を貼ってくれました。
(これもよれた貼り方をして看護師に注意されていたものの貼り直しせず終了)
見た目、大きなサイズのスマホくらいのガーゼの上に一回り大きい防水シートが
貼ってある感じで、肩回りが見違えるくらいスッキリしてずっしりと重かったのが
とても軽くなりました。
回診までは患部を固定したプレートがそんなに重いのかと思っていたのですが
重かったのは止血シートと出血した自分の血だったようです。

その後、血まみれの病院着を脱いで新しい病院着に着替え(すっきり)、
やってきた薬剤師さんから退院までの薬の説明を受けた後、姐さんナースが再び登場、
血まみれになった三角巾の代わりにナースステーションにあった予備を貸してもらい、
血まみれシーツを交換してもらった後は、ナースステーションまで行って氷をもらって
患部を冷やし始めました。(これは退院するまでずっと継続)
フェイスタオルの両端を折って縫ってあるのでポケット状の袋になっていて、
そこに氷を入れて振り分け荷物のように肩にかけると氷が当たって冷えるのですが
氷がかなり大きいキューブ状でごつごつ当たるのが少々痛くて。( 一一)
とはいえ、冷やさないと傷口が落ち着かないし、という気持が前面に出ていたので
氷をもらって肩から乗せて患部をなるべく冷やすようにしていました。
IMG_5358.JPGあっと言う間にお昼ごはん
けんちんうどん(味濃いめでしたが美味)、常食だと麺類が出てくるみたいですが、
利き腕の腱板を手術したAさんは箸を使うのが大変なのでお茶碗ご飯の代わりに
おむすびを出してもらっていて、麺類の時もおむすびっだったので、
うどんを食べる私が羨ましいと言っていました。

こういう話を聞くと骨折したのが利き腕でなくてよかったのかもしれません。

前日Sさんが退院したので病室内はKさんとAさんの2人。
同じ病室なので時々井戸端会議に参加した方がいいかな、と参加しました。
互いの入院に至るまでの経緯や手術、退院後のリハビリ計画などを聞いていると
1か月くらい入院するKさん、Aさんと比べて私はあっと言う間に退院するものの、
リハビリはお互い長い道のりで頑張りましょうね、と励まし合いました。

その後、理学療法士の先生がやってきてリハビリ室に歩いていってリハビリ、
でしたが、この日は術後すぐで本格的なリハビリをすることもなく
肩や背中のあたりを優しくさすってもらい心地よい気分で終了。
併せて退院後のリハビリの予約をとってもらいましたが、
リハビリは暫くの間は週3回、退院後1か月くらいは肩を動かせませんが、
家でもアイシングは続けてくださいね、と念押しされました。

リハビリから戻ると今度は病院の会計担当の方がやってきて、
退院日がお休みなのでその日は支払手続きがないこと、
次の診察日(診察予約が入っていることをこの時初めて知る)に来院した際、
支払手続きしてくださいと言われました。
保証金(5万円)だけ持ってくればよかったなんて、、急いでATMで大金を
おろすことなかったのに(結局入院費用は後日クレジットカードで精算)と
お金が足りずに焦るよりはいいものの、なんだか無駄足だった気分になりました。

そして、入院時2回目の珍事が起きました。

(つづく)


タグ:骨折 珍事
nice!(8)  コメント(4) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~手術当日編②~ [健康・お金]

嫌な予感がした点滴ですが、予感的中でした。(;_:)

中堅どころの看護師と研修中ぽい若い看護師の2人がやってきたのですが、
中堅看護師が「点滴つけますから」とぼそっといった後、研修中看護師に向かって
「あなたがやりなさい」と指示すると、研修中は明らかにテンパってしまい、
そんな表情を見たら私も不安になりました。((((;゚Д゚))))
研修中は中堅の様子をうかがうばかりで(私の顔は一切見ない)
「針を刺すところに印つけていいですか?」と中堅に聞いていましたが、
「印つけたって消毒したら消えちゃうよ、それでもいいなら印つけなさいよ」と
私に点滴するのに明らかに2人だけの世界でコミュニケーションしていました。

絶対うまくいかないって。( 一一)

「いつも採血でとりづらいので手の甲か手首でやってもらっていますから
 今回もそこで点滴の針を刺してもらえますか?」

主役は私(笑)なので2人の会話に参加してみました。
「いえ、大丈夫です」と中堅は私に答えると(何が大丈夫なのか謎)
「早くやりなさい」と研修中に指示していました。

研修中は、針を刺せそうな血管を探してもうまく見つからないような雰囲気で、
水性ペンで印をつけて、消毒して(印、消えました(笑))針を刺しましたが失敗、
針を少しだけ抜いて(抜ききると針は廃棄なので少しだけ抜くんですよね)
ポイントを探そうとしたので「それ、痛いし跡が残るからやめてください」と
強めに言ったのですが、その間に違うポイントに刺し直していたので激痛。(:_;)
「痛いからやめてくださいって言ってるんですけど」
再度言ったらやっと針を抜いてくれました。
過去に健康診断や献血(昔はやっていました)でこういうことが何度もあって
その度に、●●中毒患者みたいな針跡の内出血みたいな感じになるので
先にそうならないように手の甲や手首でとお願いしているのに無視してこれ。

痛いんだってば。(V)o¥o(V)

明かに自信ない表情でおどおどしている研修中にその場でやれといった中堅、
先輩の嫌がらせなのか研修中を不安にさせているだけに見えました。
患者を練習台にするんじゃないよと思っていると、今度は中堅が「私がやります」と
ポイントを探し始めたので、「手首辺りでやってもらえますか?」とお願いして、
針を刺したものの失敗し、少し抜いて刺し直したので、
「痛いからやめてください(V)o¥o(V)」
今度は完全怒り顔で言うと針を抜いてくれました。
そして、ガーゼをテープでとめて、「点滴、手術室でやってもらいますから」と言って
謝ることなく中堅と研修中は病室を出ていきました。
IMG_5354.JPG直後でこんな感じ ズキズキ痛いです
(痛む左手でスマホを持って震えながらなんとかこの写真を撮影したのは
 この惨状写真をブログの骨折記事で使う気満々だったからです(笑))
手前が研修中、奥が中堅が失敗した箇所。
この後の内出血の様子については退院後の記事でご紹介しますが直後から痛くて。(;_:)
血管を探しにくいのは私自身も申し訳ないと常々思っていますが、
特に中堅が感じ悪いというか不貞腐れた感じというか、失敗しても謝らずに去っていく、
こんな人も看護師にいるんだな、と残念な気持ちになりました。
(当然ですが、後日姐さんナースに報告してしまいました)
練習台にするなら血管探しやすい患者を選んでね、と思いながら、
病院に対する印象が一気にマイナスに振れてしまいました。

と、気持ちがマイナスに振れてしまったものの、
執刀するのはもじゃもじゃ先生だから!大丈夫だから!と自分に言い聞かせていると
手術開始30分前になりました。
洗手間に行ってすっきりし(とはいえ右手の針跡がズキズキ痛み)
T字パンツに履き替えて病室で待っていると、手術室担当の看護師さんがやってきて
前の手術が少々長引いて予定の30分遅れでスタートすると伝えてくれました。
その後、手術20分くらい前に家族待機室まで連れていってくれると、 
遠くパーテーション越しに立っている婆1号、骨折の先輩らしく余裕の表情で
「泣いても痛いのは治らないから手術に行ってらっしゃい!」と
手を振って見送ってくれました。

手術室に入って、名前と手術する箇所を伝えて手術台に乗って横になると、
担当看護師さん二人が内出血している右手を見て、
「痛かったでしょう、こんなに内出血していて」と申し訳なさそうな表情で、
私の希望通り手の甲に点滴の針を刺してくれました。
あっと言う間、しかも痛みなく一発で刺さったので、
あの中堅と研修中、来なくてよかったのでは?と思ってしまいました。

この後、前日も説明を聞いていましたが手術の流れの説明がありました。
IMG_5351 - コピー (3).JPG入室&確認済み
IMG_5351 - コピー (4).JPG
既にあれこれとモニターを付けられた状態だったので、これも済み。
IMG_5351 - コピー (5).JPGこれはこれから
最初に不織布マスクをつけたまま酸素マスクをして酸素を送り込んでから
麻酔薬を流したらあっと言う間に眠ってしまうので、
(その後、不織布マスクを外すと説明していました)
うつぼさんが次に意識があるのは覚醒したころになりますね、という説明。
麻酔と合わせて神経ブロック注射もうつ(痛みが緩和される)と言われました。
IMG_5351 - コピー.JPGうわ言言いませんように。(笑)
手術中、呼吸用の管を入れますが、覚醒しないと管を外せないので、
うつぼさんに話しかけますから反応してくださいね、確認してから管を抜いて
ベッドに移して病室までうつぼさんを運びますからね、という説明の後、
もじゃもじゃ先生が「はい、サインインしましょう」と声をかけ、
手術台に寝て天井を見ているところに看護師さん3人、もじゃもじゃ先生、ともう一人、
妙にテンション高い感じのおじさんがいて誰?と思ったら麻酔科の先生でした。
もういちど自分で名前と手術箇所を言って全員で確認してから手術が始まりました。

麻酔科の先生がテンション高めに説明しながら麻酔の処置をしてくれたのですが、
酸素マスクをつけて酸素を吸って、点滴からも麻酔薬を入れて、マスク越しに
薬品のような匂いがした、、、と思ったら、もう寝ていました。

気づけばベッドに乗って手術室を出たところで、
(管を抜く前の確認は全然記憶にないのですがちゃんと答えていたらしい)
婆1号の顔が見えて、でも何を言っているのかよく分からなくてヘラヘラしながら
病室に戻りました。

スマホに手を伸ばして時間を見ると3時間半経っていたので予定より1時間長引いたんだ、
と20年前に比べたら多少シャキッとしている感じはあるもののまだぼんやりした状態で
時間だけ確認して、あとはボーっとしていました。

婆1号に立ち会ってくれてありがとうございました、とメールをすると、
先生の説明を聞いたけど、たくさん金属を入れてもらったみたいでお金持ちになったね、
という返事がきて、さすが骨折の先輩は笑わせてくれる、と心の中で爆笑。

その他、友人数人にSMSで手術が終わって病室に戻って来たことを伝えましたが、
「どうだった?」という返事が一人から返ってきました。
知りたい気持ちは分かるけれどお疲れ様くらい言えないのかー!とイラつきましたが
骨折したり手術したことがないとこういう反応になってしまいがちなのかもしれませんね。

病室に戻ってきてから3時間くらいは看護師さんが1時間おきに見に来てくれて
酸素飽和度が上がったところで酸素マスクを外してもらい、夜中も1時間くらいおきに
看護師さんが見にきてくれたのもあって全く眠れませんでした。
夜中、前日手術したAさんがナースコールを連打し痛みを訴えて座薬を入れてもらうと
(腱板損傷の手術は術後2日くらい物凄く痛いらしいです)
今度はいきびきをかいて爆睡し始める様子をカーテン越しに感じながら
朝方までぼんやりしていた感じです。

全身麻酔で体温が下がるので術後は電気毛布をかけてもらっていたのですが
(20年前はベッドに敷いてその上で寝ていましたが今回は上からかけて)
体温が比較的早く戻ったらしく、これも酸素マスクの1時間後くらいに外してもらい、
このあたりは20年前よりも快適な感じでしたが、傷口に挿していた細いドレーンから
血がこぼれていたらしく、看護師さんがそれを見つける度に傷口の上から防水機能が
ついている絆創膏のようなものを貼っていったのですが、明け方に来た看護師さんが
ペット用のおしっこシート位のサイズの長方形の防水シートを肩から腕にかけて
巻きつけるように貼っていきました。
登板後のメジャーリーガー(投手)が肩をアイシングしているような、
肩回りが防水シートだらけで巨大化している自分を想像しながら朝を迎えました。

退院まであと2日半!


(つづく)



タグ:骨折 珍事
nice!(9)  コメント(6) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~手術当日編①~ [健康・お金]

手術前日、久しぶりの9時消灯で病室が真っ暗になったのですが、
昼寝を我慢した割には眠くならず、意外とベッドが狭くて落ち着かないのと、
隣のAさん(この日に腱板手術)を筆頭におばあちゃんたちのいびきが大きくて
(注:私もかなりの大音響でいびきをかくのですが先に眠ったもん勝ちという感じ)
なかなか眠れない、と思ったら、いつの間にか寝入っていました。
と、Aさんが痛みでナースコールする度に私もぼんやり目が覚めて、
私も術後はこうなるんだろうな、と思いながらうとうとしていたら朝4時。
6時の起床まではなるべく洗手間や洗面所の使用は控えるように言われていたのですが
我慢できずに洗手間に行ってさっぱりしてからベッドに戻り、6時近くになったら
急に眠気が襲ってきたところで天井から優しい音量で起床のアナウンスが流れました。
6時半には看護師さんがやってきて血圧、酸素飽和度の測定と検温。

Sさんはこの日退院なので既にお着換えしていましたが、
入院が長かったのでせっかく白髪染めしたのに生え際が白くなってきちゃった、
家に帰ったら染めないと、と嬉しそうに言っている姿に、白髪染めをいつやめるか問題は
誰にでもあるんだな、と思いました。
婆1号は白髪染めをやめて1年くらい中途半端な状態でしたが、
皆さん、中途半端な時期が嫌だとなかなか染めるのをやめられないみたいですね。
という私は染めていないので(年の割に白髪が少ないらしい)白髪が増えてきたらそのまま
白髪婆の道を一直線の予定です。(^-^)

前日手術したAさんはやっとT字パンツから解放されて普通のパンツに履き替え
(20年前の入院時はT字帯でしたが、現在はパンツタイプに進化していてびっくり)
「昨日痛くて全然眠れなかったわぁ~」とKさんにこぼしていましたが、
いえいえ、消灯後まっ先にいびきかいて寝ていたのはAさんです。(笑)

Aさん、Kさん、Sさん3人は朝から「息子の嫁」について話をしていましたが、
食器の洗い方とか洗濯の干し方とか気になっても注意できないし、
大事にしないと機嫌悪くなるから大変よね、と楽しそうに話していました。
こういう話、婆1号もしているので嫁姑問題はどこにでもあるんですね。(笑)

この日は朝ごはんも昼ごはんも食べられないので(手術は夕方5時くらい)、
IMG_5349.JPGこれを飲みます
朝から午後1時くらいまでに2本飲み切って下さいと言われて飲み始めましたが
ペットボトルの蓋って開けるのに力が要るんですね、軽く左手をペットボトルに添えて
右手で蓋を開けようとしたら、左上腕に振動が伝わって激痛が走り涙目になりました。
2本目はボトルを足の間に挟んで左手に振動がなるべく伝わらないように開けたので
涙目にはなりませんでしたが、何も考えず負担なく日常生活を過ごせることって
ありがたいことなんだな、と改めて思いました。

ちなみにこの経口補水液、マジで美味しくなかったです。(笑)

常温で飲みましたがなかなか飲み進まず、4時間かけてやっと1本飲み切り、
その頃にSさんが退院し、その後3時間でなんとかもう1本飲み切りましたが、
これ、二度と飲みたくないです。(:_;)

と、経口補水液と格闘しながら、
まんが日本史(1)~古代の日本~ [DVD]

まんが日本史(1)~古代の日本~ [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2014/04/02
  • メディア: DVD
こんな感じのアニメがAmazonプライムで観られたのでPCでちまちま見ていると、
朝9時(外来開始直前)にもじゃもじゃ先生が病室現れて、
「おはよう、うつぼさん!これからマジックで切るところと神経ブロック注射を
 打つ場所に印をつけますね!」と言いながら
「お名前と今日どこを手術するか言ってください」と聞いてききたので、
「うつぼです。本日は左上腕を手術して頂く予定です」と答えると
「はい、いいですよ!この質問、手術室でも聞きますからね!
 不安かもしれないけれど、大丈夫だからね!」と言いながらマーキングして、
「またあとでね!」と言いながら去っていきました。
こういうやりとりで安心感ともじゃもじゃ先生への信頼が増していきました。(^-^)

その後、この日の担当の看護師さんによる検温、血圧、酸素飽和度測定、と院内回診。
といっても手術前なので、「手術まで時間がありますけれどリラックスしてくださいね」
と、回診担当の先生(偉い人らしい)は笑顔で声をかけてくれました。

※昨年の骨折記事、スマホにメモを書いていたものを見ながら書いているのですが、
 手術当日の回診担当の先生のことを偉い人らしい、と書いていて名前もメモして
 あったのを改めてみたところ、なんと、今年の骨折の主治医でした。
 こんな時にメモを残しておくと色々気づく事もあるものですね。
 (って2年連続で骨折する自分もどうかと思いますが(笑))

エアコンをつけていないので窓を開けていると近所の小学校で運動会の練習中、
昔の運動会の練習(何度も行進の練習したっけ)を思い出しながらまんが日本史を見て
合間にやってきた姐さんナースに「うつぼさん、手術がんばってね!」と大きな声で
言ってもらって、術後のリハビリ、頑張らないとという気持ちになりました。
とりあえず会社のメールもお昼過ぎまでチェックしていましたが、私の仕事の大半を
振られた同僚が切れ気味だったのを申し訳なく思いつつ、でも自分の体も大事だし、
同僚には退院後きちんとお礼をしないといけないなという気持ちになりました。

と、まんが日本史に飽きてきたところで、
俺の家の話 Blu-ray BOX

俺の家の話 Blu-ray BOX

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/08/13
  • メディア: Blu-ray
最終回含めて3話連続で鑑賞し、笑ってダダ泣き。(:_;)


合間にコロナ対策でスタッフの方がベッドの手すりなどを拭いてくれたのですが、
入院中、一日に何度も消毒に来てくれて感染予防策とはいえ大変だと思っていると
婆1号から「ゴロゴロ持って行ったほうがいい?」というメールが入っていました。
コロコロではなく濁点付のゴロゴロと書いてあるので笑ってしまったのですが、
手術なのに退院と勘違いしたようなメールを送ってきたので、婆1号も年齢なりに
直近の記憶とか判断力が落ちているんだろうなと寂しく思いながら、
今日は退院じゃなくて手術だから荷物を運ぶ必要がなくてコロコロもいらないよ、
と返信すると、勘違いした自分が恥ずかしいというか嫌悪感を感じたような返信が
返ってきました。
脳疾患で頭の回路にいろいろ不具合が発生してしまった父も良く分からないことを
言っていましたが、母もそうなっちゃうんだなあ、いずれは自分もか、と思うと
婆1号につい厳しく当たってしまう自分も優しく接しないといけないな、という
気持になりました。

手術の2時間前くらいになって、点滴をつけに看護師が登場しました。
今回の入院で2回だけイラついたのですが(V)o¥o(V)、その1つが点滴でした。
嫌な予感です。(´Д`)


(つづく)


タグ:骨折 珍事
nice!(9)  コメント(8) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~やっと入院編②~ [健康・お金]

お昼ごはんの後は、シャワーかな(術後はシャワーNG)と思っていたものの
浴室が空かないのか呼ばれることがなく、と、今度は麻酔科の女医さんが登場しました。
以前の手術で麻酔から覚めやすかったか聞かれたので、なかなかシャッキリせず、
婆1号と見舞いに来た友人によくわからないことを話していたことを伝えると、
20年前と比較すると麻酔薬も物凄く進化してるので今回はそうならないですよ、
と説明されてホッとしました。

次こそシャワーと思っていたら、MRI検査の時間がちかづいてきたので別棟に移動して、
検査装置のカプセルみたいなところに入ると、患部が動かないように砂袋のような
重い袋を肘あたりに載せられたのが重くて痛くて涙目に( ノД`)なったのですが、
この痛みも手術のためだからと、検査の15分間、イヤホン越しでも聞こえる大音響の
メタル系みたいな音を聴きながら(レッドツェッペリンの移民の歌が脳裏に浮かんだ)
何とか検査を終えて病室に戻ったらやっとシャワーに案内されました。

病院スタッフの方にお手伝いが必要か聞かれたのですが、とりあえず一人でなんとか、
と伝えて病院着を脱いで(⇐普通の服よりは脱ぎ喜しやすくできている)シャワータイム。
さっぱりして病室に戻ると、今度は理学療法士のKS先生が登場しました。

現在の痛みの状態などを確認した後、
IMG_5347.JPG指の体操をしてください
IMG_5348.JPG特にぐーぱー
最初の診察時、もじゃもじゃ先生に浮腫みが治らなくなると言われて
自宅待機中もぐーぱーやってました、というと、そうなんですね、
やってやり過ぎることはないので時間があったらとにかく動かしてください、と
アドバイスをいただきました。
また、術後は暫く週三回のリハビリ通いが必要なので頑張りましょうね、と
言ってくれたのですが、入院している病院(駅から遠い)の系列のクリニックが
駅近にあるのを聞いて、通いのリハビリは駅近クリニックに通うことにしたので、
KS先生のリハビリは結果的に入院中のみとなりました。

KS先生が去っていくのと入れ替わりで、隣のベッドのAさんが手術室から帰還。
看護師さんと普通に会話しているのを見て、私も明日は術後はちゃんと覚醒して
看護師さんに変なことを言わずに済みそう、ちょっと自信がつきました。
IMG_5349.JPG経口補水液
手術当日は、これを朝から2本、術前までに飲み切らないといけません。
(自分で買わないといけないので階下の自販機まで行って購入)
以前は二日酔いの時、ポカリとか飲んでいましたが最近は遠ざかっていた系飲料、
冷やした方が飲みやすいですよと看護師さんに言われたものの、お腹がぐるぐる
しそうだからと冷蔵庫に入れずそのままベッド横に置いておきました。

時間は午後3時。
眠くなってきたのですが昼寝すると就寝9時になっても寝られそうにないので
そのままPCでYouTube(主に猫動画)を見て時間をつぶしました。

2時間後、姐さんナースが再び登場し、
「うつぼさん、シャワー浴びました?経口補水液は、あ、買ってきましたね」
と私のTo doに加えて、今痛い部分と痛みのレベルを確認した後、

「うつぼさん、明日の夕方から手術ですよね。
 手術が終わったら夕食の時間が過ぎちゃっているから夕食は無理なんですけど、
 軽食、注文しておきますか?」

麻酔から覚めて自分に食欲があるのかどうか、多分食べなくても平気じゃないかと思って
注文しなかったのですが、夕方からの手術予定だった同室のKさんは軽食を注文したら、
前の手術が大幅に長引いたため、自身の手術が予定の時間で終了したものの、
病室に戻ってきたのが日付が変わる直前(ほぼ0時)、その後、運ばれてきた軽食が
小さいメロンパン2個だった、という話を後で聞いて、術後すぐにメロンパン食べるのは
無理そうだし、私は注文しなくてよかったと思いました。
(でも、そういう気遣い(有料ですが)があることに驚きました)

心配してくれる友人たちのLINEに短文で返信し(腕が痛くて長文打てない)
夜勤の看護師さんに挨拶していると、翌日退院のSさんが病室の窓を閉めて
病室内が急に蒸し暑くなりました。
エアコンをつけると物凄い音で(修理を依頼しても全然きてくれなかったらしい)
エアコンをつけなかったので蒸し暑くなったのですが、就寝までつけてほしいものの
入院したての新参者、何も言えずに我慢しながらじとじと汗をかいておりました。IMG_5350.JPG夕食タイム
結構なボリュームに驚きつつ、明日は経口補水液だけだから、と完食。
炒めずにお肉を湯通ししてからキムチなどで味付けしているみたいで、
それでカロリー少なめなのかな、全部食べたら満腹太郎になりました。

お腹いっぱいで眠くなってきたころ(まだ夕方の6時半)、
今度は翌日の手術室で担当して下さる看護師さんが病室に来ました。
IMG_5351 - コピー (2).JPG手術の流れ
2時間30分と書いてあったので婆1号の右肘骨折の時より短いなと思いました。
(3時間、長くて5時間と言われた婆1号の手術、結果的には8時間半かかりました)
2時間30分といっても、手術室に入って麻酔などに1時間、そこから手術で
病室に戻るまでの時間ですから手術自体は1時間30分くらいです、と言う説明に
胆石で4時間かかったのに比べたら格段に短いことにこの時点でホッとしてしまい、
いやいや、婆1号の事例もあるし、延びる可能性もゼロではないだろうから、
あまり延びると婆1号を心配させてしまうかもと思ってしまいました。

看護師さんの説明が終わって帰っていった後、
Sさんが亭主関白のダンナの面倒を長男の嫁が見てくれていて感謝していること、
退院したらちゃんとお嫁さんにお礼しないとね、ダンナは何もしないから、
私が家であれこれやっちゃいそうだわー、大変と言いながらどこか嬉しそう。
Kさんに退院直後からそんなに無理しない方がいいんじゃない、と言われても
(痛みなくあるけるようになって退院できるのですから)嬉しそうでした。
Sさんが、私は山育ちの長女だからやらないと気になっちゃうのよね、と言って
いましたが、同じく山育ちで長女の婆1号とどこか似ている感じ。
自分がやらないと、という責任感が強い性格で、そのお陰で今回も私は面倒を見て
もらえたわけですが、Sさんの話を聞いていて、退院したらちゃんと婆1号に
お礼をしないと、という気持ちになりました。

あとは就寝時刻までのんびりかなー、と思っていたら、
夜7時過ぎ、今度はもじゃもじゃ先生が病室に現れて、
「うつぼさん、ちょっといいですか?ナースステーションまで行きましょう」と
私を連れてナースステーションへ移動しました。

翌日の手術についての説明だったのですが、最初に、
「20年前(胆石)とは麻酔技術も手術の道具も各段に進歩していますから、
 麻酔から覚めにくくて、なんてことはないですからね。」
と言ってくれて、過去に覚醒しきれずに私が訳の分からないことを呟いたことが
再び起きるのではという不安を完全に取り除いてもらいました。

手術自体は三角筋から切って上腕骨を肩の方によせて(ホームポジションに戻す)
整復してプレートで固定して終了です、と、説明してくれました。

場合によってはうつぼさんの骨が想定以上に欠損していたら人工骨も使いますが
今の人工骨は人体になじみやすい素材なのでそこは心配しないでくださいね、という
説明の他にも、輸血や麻酔についての説明(リスクについても)をしてくれて、
説明終了後、手術自体について説明を聞きました、と言う書面、輸血、人工骨を入れる
場合の同意書に署名しました。

今の時代、インフォームドコンセント、なんでも同意書をとらないと、
何かあった場合訴訟されてしまうからと念には念を入れて、なんでしょうね。
お医者さんだって患者さんを助けようと一生懸命治療してくれるのに、
その結果によっては不満で訴訟を起こす人もいて、お医者さんも大変、と思いながら
明日はよろしくお願いします、ともじゃもじゃ先生に挨拶してから、電話できるエリアに
移動して婆1号に電話しました。

電話に出た婆1号、私の話を聞く前に、自宅にカレンダーも壁掛け時計もないから不便だ、
と大クレームを受けましたが(笑)、確かに置時計も掛け時計もないので実家に比べて不便、
カレンダーは洗手間のドアにかけてあるのを持ってきて使ってとお願いしました。
(時計は自分の腕時計でなんとかしてくれとお願い)
また、シャワーを浴びようとしたけれどお湯がでないとクレームが出たので、
給湯器の位置が遠いのかお湯が出るまでずいぶん時間がかかるから暫く待ってみて、
と伝えましたが、実家と勝手が違い過ぎて混乱している婆1号の姿を想像しながら
申し訳ない気持ちになりました。

翌日の手術についても曜日を間違って言っていたので●月●日(▲曜日)、◆時◆分からの
予定だから、その1時間前に病院に来てください、と言って復唱してもらいました。
(結局、翌日も再び電話して復唱してもらいました(笑))

時計を見るとそろそろ9時。就寝時刻が近づいてきました。
俎板の上の鯉の心持で、と思いながら、消灯、就寝。


(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)






タグ:珍事 骨折
nice!(6)  コメント(8) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~やっと入院編①~ [健康・お金]

骨折してから11日間の自宅待機の後、やっと入院する日となりました。

丈の短いソファベッドで寝たせいか背中が痛かったのですが、
ベッドで寝た婆1号が爽快な目覚めの様子だったのでほっとしました。(^-^)

軽く朝ごはんを食べたあと、タクシーGOで予約したタクシーで病院に移動して、
入院棟に到着すると、コロナ禍ということもあって、付き添い(婆1号)は
中に入れませんと言われて私だけ手指消毒、検温後、院内へ入りました。
と、コロコロキャリーケースに荷物を入れて持ってきたのをみたスタッフが
「キャスター付きはダメなので荷物を病室の収納に移したら
 もってかえっていただきたいんですが」と申し訳なさそうに言ってきたので、
入口外の椅子に座っている婆1号に電話して事情を説明してキャリーケースを
もって帰ってほしいとお願いしました。
大部屋でキャリーケースの保管場所がないこと、手術室から病室に戻るとき、
手術台から病室のベッドに移してもらって、そのまま病室に戻ってくるので、
ベッドの下にも保管できないこと、が理由だそうです。

個室ならそういう心配はないのですが大部屋だと規制があるものですね。(^^;

入院書類の確認後、入院の概算費用をきくと20万円くらいとのこと。
ネットで調べたら50万円くらいと書いてある記事もあったので用心して多めに
もってきたので拍子抜けしました。
(立替えないといけませんが健保から高額医療費の自己負担上限金額を越えた分は
 3か月後くらいに返金されたので財政的にはさほど逼迫しませんでした)

しかも退院日が休みの日で会計の人がいないという理由でその日は支払がなく、
後日、退院後の診察で病院に行ったときに支払ったので、
結果的には入院時に手持ち現金を準備して行く必要がありませんでした。(笑)

また、入院期間について(もじゃもじゃ先生には術後3日で退院と言われていた)
再度確認すると、術後3日目に退院です、と言われて更に拍子抜け。

術後3日くらい=術後3日間は病院にいてその翌日退院、と思い込んでいたのですが、
術後3日くらい=術後3日目に退院(自分の予想より1日短い)でした。

早く家に帰れるのは嬉しいのですが、術後の自分が想像できないので
この時点では不安もまだ渦巻いている状態でした。

この後、スタッフの方に病室まで案内してもらい、収納スペースに着替えなど、
セイフティボックスにPCや現金を入れて、空のキャリーケースを婆1号のところまで
運んでもらいました。(婆1号は受け取って再びタクシーでうつぼ宅へ帰宅)
IMG_5336.JPGこの風景 20年ぶり
(前回は石と闘いました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2007-07-10
IMG_5338.JPG入院のしおりのようなものを熟読
IMG_5339.JPG購入品
買いそろえるのもメンドクサイと思って購入したのですが、
ティッシュボックス、ボディソープ、シャンプー、コップ、歯ブラシ、歯磨き粉、
これで確か1000円くらい、高いか安いかよく分かりませんが、余ったものは
自宅に持ち帰って使ったので勿体ないという感覚はありませんでした。

病院着に着替えてベッド周りを整理していると、
担当の看護師さん(30代後半くらい、屈強な体格で大声で笑う姿が豪快な姐さん)が
挨拶に来てくれたのですが、黒いアームホルダーを装着して左腕を吊っている私を見て、
このアームホルダーはどこで買ったんですか?と聞いてきたので、翌日配送のAmazonで
買いました、と答えると、「Amazonってなんでもあって便利ですよね!」と言いながら
豪快に笑っていましたが、その姿は周囲を飲み込みそうな勢いでした。(笑)

看護師さん全般が大きな声で話しかけてくるのは、高齢の患者さんが多いから、
なのだと思いますが、姐さんナースにも、
「一番痛い時のレベルが10として、今はどのくらいですか?」
と大きな声で聞かれました。

入院中、常に痛みについて質問されたのですが、
「骨折した翌日、と次の日の痛み(+不安込み)が10として、
 先が見えてきたことと痛み止めが効いているので今は5ぐらいでしょうか」
と答えたものの、0(無痛)に今後たどり着けるのかどうか、不安です。

姐さんナースとのやり取りが終ってから、同室の方々にご挨拶。
私(50代)以外は全員(3人)70代半ばでした。私、最年少。(笑)

Sさんは股関節に人工関節を入れる手術をして入院していましたが、
(以前右の股関節を手術、今回左を手術)
手術して痛みがなくなってサクサク歩けるようになったことが嬉しいと語る
明るいおばちゃんでしたが翌日退院というので私とほぼ入れ替わりな感じ。

斜め向かいのベッドのKさんは左の腱板を損傷して術後1週間経過、
(1年半前に転んで損傷してから暫く整骨院に通っていてよくならず
 この病院で診察してもらい2ヶ月待ちで入院、手術したそうです)
内視鏡で手術して痛みはなくなったものの、術後3週間は低反発クッションを
2つ重ねて体の前に置いてそこに手を回してベルトで固定しているのが大変そうで
しかも、リハビリを続けてこのクッションが1つとれる状態にならないと
退院できないらしく、私の骨折と比べて長期入院で大変そうに思えました。
(全く同じではないのですがこのサイトの外転装具のイメージです)https://www.souseikai.net/general/content/16

もう一人、私の隣のベッドのAさんはこの日手術(右の腱板損傷)、
私が入院した時はちょうど手術中で午後になってから病室に戻ってきました。

挨拶後、PCを立ち上げて仕事したのですが(病室では弱めながらWi-Fi使えた)、
入院の話をしておいた他部門のおじさんがこれからオンラインで打合せできる?と
メールしてきたり(入院してるから出来ないと返信すると、、あ、そうだった、
うつぼさん、入院だったね、ごめんごめん忘れてた!と明るい返事が返ってきた)、
会社の社長からTeamsでお見舞いメッセージが届いていたり(恐縮)
カーテンの向こうではSさんとKさんが井戸端会議、中村メイコと神津善行が
オシドリ夫婦でいいわね、なんて話をしていました。
数週間も入院しているとワイドショーネタが一番盛り上がるんだろうな、
振られたら私もこういう話をした方がいいんだなという気持ちに。(^^;

と、今度は薬剤師さんが登場し、術後の点滴についての説明がありました。
(術後直後は痛み止めと抗生物質を、その後は抗生物質を投与しますという説明)
20年前の入院時、こんなにあれこれと聞かれたり説明を受けたり、なんてことは
なかったのですが、病院側はきちんと患者に説明しているという実績作りなのか、
これも時代の流れなんでしょうね。
(あとは、説明することで医療費の点数を増やせるのかもしれないですね)

入院からあまり落ち着けない状況でしたがやっと12時。お昼ごはんです。
IMG_5343.JPG病院のご飯も久しぶり
IMG_5345.JPG結構豪華
IMG_5344.JPG常食です(一日3食で1600㌔カロリー)
20年前の胆石入院の際は、消化器系だったのもあって油禁メニュー、
術後は重湯から全粥まで少しずつ米粒の形が大きくなっていったので、
今回常食と言うのは腕はいたいけれど有難いなと思いながら、
ミートローフにサラダ、ごはんにもやしのお味噌汁を完食。
驚いたのは温かいものは温かく、サラダなどは冷たく、温度が違うことで
今の病院食ってこういう感じなのかな、と時の流れを感じました。


食後、婆1号にメールをすると、

「俎板の上の鯉の気持ちで頑張って下さい」

という返事が返ってきました。(笑)
鯉にしては巨大な私ですがこういう言葉も有難かったです。

不幸中の幸いというか、婆1号も骨折経験者だったので不安になっても
婆1号の言葉に救われることが多く、今こうやって記事を書きながら、
婆1号には感謝の言葉しかないしもっと優しくしないといけないな、と思いました。

お昼ごはんが終って12時半、就寝の夜9時まで長いな、と思ったのですが、
結構色々とやることがありました。


(つづく)


タグ:骨折 珍事
nice!(7)  コメント(6) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~入院するまで自宅待機編②~ [健康・お金]

入院するまであと8日間。
(診察後まだ3日しか経っていない、いや、3日も経っている?)

夜のんだ痛み止めが切れると朝痛くて目が覚める、を繰り返し、
頭から洋服をかぶって着るのもつらいのでだぼだぼしたタイプの洋服を着て、
入院前までにやっておける仕事(タイピングつらかった)を続け、
近所のコンビニに腕吊り状態で買い物に行くと、
いつもお会計してくれるインド系の店員さんに
ウデ、ダイジョウブデスカ?」と心配され、
キッチンバサミ使いが格段に向上してマジックカットも怖くなくなり、
「俺の家の話」を観る度に笑って泣いて、
お酒が呑めない代わりに集中力はあるので自宅で映画をたくさん見て、
毎日、婆1号に電話して話がループするのを聴き続け、
友人からの絵文字デコメ盛りのLINEやメールに有難いと思いながらイラっとし
婆1号に入院を見送ったら帰るからと言われて慌て(手術の立ち合いが一番大事)
入院に必要な書類に書き込んだり入院4日前から検温記録をつけたり、
気づいたら、内出血が上腕から肘くらいまで広がっていて焦りました。
内出血.png紫に黄土色が混じるグラデーション
ちょっと食欲が戻ってきたのでコンビニでカツ丼を買って食べたら思いきりもたれて、
(転倒の衝撃で内蔵も損傷していると後日の入院後主治医に言われて反省)
内出血が更に広がって軽めのホラーになつてきて更に慌てて、
内出血2.png凄いことになっていました。(不安)
重力があるので内出血もそれに従って移動しているだけなのですが
理科の授業で学んだはずなのに当時はそんなことも分からず
自分の腕を紫と黄土色で埋め尽くす内出血の勢いにゾワゾワしました。
とはいえ、主治医に言われた通り、ぐーぱーぐーぱーを思い出しては繰り返して、
入院2日前にタクシーで病院に行ってPCR検査を受けて(無事陰性でした)、

アームホルダーしているからと急に歩きたくなって田舎道を30分歩いたりして、
でも転ぶのが怖くなってやっぱり電車に乗って帰宅して、
(Amazonで買ったアームホルダーのレビューに、
 三角巾を見てわざとぶつかってくる人がいると書いてあったのがずっと気になって
 暫くはタクシーで移動しようと思いました)
健保に電話して高額医療費の補助について確認して(労災でないことを念押しされた)
とりあえず仕事は同僚に割り振るはずの部分の殆どをやり終えて一段落した、と思って
ほっとしたら、内出血が手のひらにまで広がっていて、
手のひら.png観たことのないホラーの世界
ぐーぱーし過ぎが原因ではないと思ったのですが、見ているだけで凄い色。

そんなこんなで、やっと入院前日になりました。

夕方、婆1号が大汗をかきながらうつぼ宅に到着したものの、
(書いて渡した通りにちゃんと移動できてホッとしました)
オートロックに鍵を挿したもののそれを右に回さなかったためドアが開かず、
結局部屋番号を押して私がインターホンで開錠し(婆1号、惜しい)、
食料品を大量に持ってきてくれて感謝していると、
ここの環境に慣れないといけないからと近所のコンビニに出かけて買い物して
戻ってきた後、お見舞いをもらいました。

この歳になって80代半ばの親から見舞いをもらうなんて親不孝だな、と思いながら、
まだ仕事中なのにテレビをつけてガンガン話しかけてくるのに苦笑して
なんとか仕事を終えたところで2人で夕食。
自宅で揚げた天ぷらと炊いてきてくれたたけのこご飯、本当に美味しかった。感謝。

この後、私のベッドで婆1号が寝るというので、私はソファをベッド状態に倒して
いつもと違う環境に戸惑いながら就寝しました。

翌日はやっと入院日です。


(つづく)



タグ:珍事 骨折
nice!(8)  コメント(6) 
共通テーマ:健康

骨と闘う2022~入院するまで自宅待機編①~ [健康・お金]

「骨折して手術」と整形外科で言われて帰宅した翌日。(転んでから4日目)
3日続けてお酒抜きだったので、腕は痛いものの目覚めは良いものです。(笑)
が、この日は婆1号が病院に提出する保証書にサインをしにうつぼ宅にやって来る日。
(実家から兄宅に移動する途中で立ち寄る)

焦りました。( ゚Д゚)

それは家の中がちょっとしたカオスだったからです。(要は片付いていない)
いつも私が実家に帰っているので婆1号がうつぼ家に来るのは20年ぶりくらい。
家の中が汚いと「こんなに汚いところに住んでいるなんて」と言われそうだったので、
朝6時起き、軽く食べて痛み止めを飲んで落ち着いたところで(三角巾で腕を固定して)
せっせとごみ(酒瓶含む)を階下の集積場まで数往復して捨てた後は(腕痛かった)、
掃除機をかけてクイックルワイパーして洗濯して干して1時間ちょっと経ったところで
自分の限界がやってきたので諦めました。(笑)(それでもだいぶ綺麗になりました)
その後、仕事を始めたのですが、タイピングするのが大変で
(ほぼ片手、時々両手でタイピングしましたが、予測変換機能があって助かりました)
腕を下げている状態だと痛みが凄いので、三角巾をした左腕をクッションの上に置いて
上腕に刺激が来ないようにしながら仕事していると、
骨折について連絡した友人数人から「利き腕でなくてよかったね」という返事がきて、
まあ、確かにそういわれればそうなのですが、

どっちの腕でも痛いのは同じなんだってば。(:_;)

骨折の経験がなかった頃の自分なら同じことを言っていたと思いますので、
そういう返事も仕方ないのですが、痛み止めが多少効いているとはいえ、
痛いし精神的に不安定な状況の中、メールをいただくのは有難い一方、
そのメールが絵文字やデコメ盛り盛りだと(中年ってそういう傾向なんですよね)
悲しいというか辛いというかイラっとするというか。(V)o¥o(V)

おまけに、長時間タイピング(スマホもPCも)できないので細かく何度も聞かれると
心配してくれていると分かっていながらテンションが下がりました。
心配をかけている自分が悪いんですが、痛みで更に心が狭くなる小粒な私です。(反省)

と、お昼前、イライラモヤモヤしているところに婆1号がやってきました。
合鍵を持っているのでオートロックの設備に鍵を挿してドアが開いたら中に入って
部屋のある階までエレベータで上がってきてね、と言っておいたのですが、
ピンポーン♪となったインターホンの画面を見るとマンション入口のカメラに
ドアップで映る婆1号でした。(笑)

部屋までやってきた婆1号が開口一番「思っていたより部屋、きれいじゃないの」
と言ったので、そりゃ必死で片づけたもん、と心の中でつぶやきながら
保証書に署名捺印してもらい(感謝)しばらく話したのですが、
2年前に骨折している(しかも右腕)婆1号、どこか骨折の先輩のようで(笑)
「とにかく入院前にまた転ばないように、術後はリハビリ頑張るように」と
励ましてくれました。

その後、手術前日にうつぼ宅まで電車でくる方法をコピー用紙に大きな文字で書いて
説明して渡しましたがちゃんと来られるか心配です。( 一一)

保証書の署名など用事が済んだところで、近くの駐車場で待っている兄にも挨拶しようと
家を出ると、玄関の段差で婆1号がつまづきそうになって本人以上に私が慌てました。
自宅なら段差があるところが分かっているので転ばずに済んでいる婆1号ですが、
知らないところだと段差などに気づかないものなんですね。
兄にも挨拶したところで婆1号(と兄)は去っていきました。
煮物やピザ(実家近所のお店で私が好きなピザ)などを持ってきてくれたのですが、
プリンやゼリーなどのぶるぶるした食べ物をリクエストしたら、何種類かのプリンや
ゼリーの中に、プッチンプリンのジャンボサイズが入っていたのでこれでお昼。
IMG_5330.JPGジャンボじゃなくてハッピーだった
プッチンプリン、久しぶり~と嬉しくなってふたを開けてお皿の上にひっくり返すと、
IMG_5334.JPGプッチンする前に落ちてた(笑)
IMG_5335.JPG久しぶり、プッチン
懐かしい味、食欲が少しずつ戻ってきてホッとしました。
(プッチンプリン、こんにゃく粉とかも入っているんですね、びっくり)

その後、仕事に戻り(業務の大半を割り振られた同僚からの嫌味メールに凹み)、
業後、干した洗濯物を取り込んだのですが、干すときも大変だったものの、
洗濯ばさみを外して畳むのはもっと大変で( 一一)、見た目が畳んだような雰囲気に
なったので妥協し、夕飯の支度をしようとインスタント味噌汁の袋を開けようとすると、

マジックカット こちらのどこからでも切れます

と書いてあるのに、左手で袋をもって、右手で切ろうとすると、
ちょっと右手に力が入ったのが左手に伝わり激痛で切ることが出来ず、

マジックじゃない。(:_;)

自分の怪我が理由で思ったように切れないのはわかっているのですが、
この時の私にはマジックではないマジックカットに切ない気持ちになってしまい、
この頃から、ちょっとしたものでもキッチンバサミを使って切るようになりました。

もってきてもらった煮物と納豆で夕ご飯を済ませた後、三角巾の結び目(首の後ろ)が
意外と痛いな、と密林でアームホルダーをぽちり。
見た目はどれも同じなのですが、違いが良く分からなかったので、
レビューを読んで手頃で良さそうなものを注文しました。
三角巾と違って首の後ろが痛くならず、メッシュタイプだったのでさほど蒸れず、
親指をかけるところがあるので固定しやすかったので買ってよかった商品です。
(翌日配送のAmazonプライムに入っていてよかった、と思いました)

そして、この日から、
俺の家の話 DVD-BOX

俺の家の話 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/08/13
  • メディア: DVD
笑って泣きたい気持ちになってこれを観始めました。(一昨年一番はまったドラマ)
痛みはあるものの薬のお陰でかなり抑えられているので手術日に向けて気持ちは前向き、
前向きの気持ちでいないと入院日まで気持ちが持たないような気がして、このドラマを
見てひとり笑って泣いて気持ちを保っておりました。

とはいえ入院まであと8日。まだ道のりは長いです。


(つづく)


タグ:骨折 珍事
nice!(8)  コメント(6) 
共通テーマ:健康