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石と闘う ~入院編~ [健康・お金]

セカンドオピニオン、、、までは実のところぐずぐずと迷っていたのですが、
内視鏡部長先生のお陰で「手術します!」と固く決意した後は急展開。

というか、意外と悶々悩んで小心者の割に気が短いので(笑)、
方向性が決まった途端にガンガン進もうとする私、
内視鏡部長先生のお取り計らいで、翌週は(執刀してくれる)外科の先生のところへ。

屈強な内視鏡部長と異なり、外科の先生は中肉中背&色白&銀縁メガネ。
白衣の代わりにチェックのシャツ&だぶだぶジーンズを履いて紙袋を持っていたら、、、
アキバ系のオタク」って感じに見えなくもなーい。。。。

いやいや、そんなことを想像しちゃいけません。
ここに在らせられる方は私の胆嚢を摘出してくれる先生なんですから。

           センセー m(__)m ヨロシクオネガイシマス

外科先生は、検査結果を見て内視鏡部長先生と同様のことを仰った後、
「うつぼさんの石はかなり小さくて総胆管に石がつまっている場合も考えられるので、
 (胆管に石がつまると黄疸などの原因になる)
 その場合は腹腔鏡手術の前に内視鏡を入れて十二指腸の筋肉を少し切って
 総胆管から石を掻き出してから胆嚢を切除するので時間がかかりますからね。」と言いました。

掻き出して、、、という言葉がリアルに聞こえて怯む私。 

うつぼさんの石は石というより砂に近いかも、と内視鏡部長先生に言われたのですが、
石が小さいと単純に胆嚢をとるだけではない場合もあるようです。
という訳で、総胆管に石が入っているかどうかの検査(DICと言っていたような)を受けました。
造影剤を注射して40分経ってから20分かけて撮影する検査で、
結果、総胆管には石がないことが分かり、あとは手術日を決めましょう、という話になると、
その大学病院は非常に混んでいるので3週間以上待たないと手術出来ないね、と外科先生。

「実は、夏休みに海外旅行しようと思ってまして、7月末に手術だと旅行、無理ですよねえ」
この期に及んで己の夏休みに言及すると、外科先生は不愉快そうな顔をすることもなく、
「夏休みに旅行するの?じゃ、早い方がいいよね。僕が週1度行っている病院にする?
 そしたら来週手術出来るから夏休みも旅行できるでしょ?」と答えるや、
その場で、先生が行っている胃腸科外科の病院の看護師長に電話し、
「こちらの大学病院の患者さんなんですがすぐ手術できないので、
 そちらに紹介することにしましたからね。
 来週の金曜日、ラパ胆(腹腔鏡下胆嚢摘出術)やりますからね~。」と伝え、

「じゃ、手術は来週金曜日にしましょう!」と笑顔で言ってくれました。。。

海外旅行に行きたいとかなんとかジコチューなことを先生に言っておきながら
手術を急ぎたかった理由はもう一つ。といってもちょっと言い訳がましいのですが、
検査で総胆管に石がないといわれて3週間も手術を待っていると
その間に再び石が総胆管に忍び込むのではという不安もあったので。。。。

そんな私の邪悪な心にも真摯な態度で接してくれた外科先生には感謝でございます。 

因みに外科先生が看護師長に言っていた「ラパ胆」のラパとは
ラパロスコープ(laparoscope)=内視鏡、腹腔鏡のことで
それを使った胆嚢摘出なので短縮して「ラパ胆」と呼んでいるようです。

最初に近所の総合病院に行ってから1ヵ月半かかったのですが、
大学病院に来てからの急展開で手術まであと1週間弱しかありません。

翌週初めに紹介された病院にレントゲン持参で行って院長先生の診察を受け、
あとはトントン拍子で気付けば入院していました。

2階建ての小さい病院なので病床は2階部分のみ。
男性の大部屋の隣に女性の大部屋、そして2人部屋と個室。非常にこじんまりしています。
私は6人部屋の窓側。
チリチリと夏の西日が射すのが難点ですが無理を言っちゃーいけません。

入院手続き、保証金を払ってから、エコー検査、採血、抗生物質テスト、肺活量測定、
更には「剃毛(!)」などなど、慌しくあれこれ検査や準備した後は、
「うつぼ様 油禁メニュー」と札に書かれた病院食で昼食。

油禁メニュー。。。 自分の病気の何たるかを実感した瞬間でありました。(笑)

周りの患者さんたちが「常食(一般メニュー)」の豚肉生姜焼きを食べているというのに、
私は油を使わずに焼いただけのはんぺんソテーと野菜を煮たものだけ。
母は「あんたの不摂生が原因なんだからしょーがないじゃーん」と嬉しそうに言ってました。

夜は量少なめでオムレツなどが出ましたが、

「油禁」「油禁」「油禁」「油禁」「油禁」

の二文字がグルグル頭の中を駆け巡り、大して食べられずに終了。 

更に、夜勤ナースに(レモンヨーグルト風味)液体&錠剤の下剤を渡され、
「ちゃんと出なかったら、朝カンチョーするからね。ふふ。」と言われる私。
カンチョー、幼い頃のイチヂク以来なので出来ることなら避けたいよ。(:_;)

下剤を飲んでシャワーを浴びて、あとは寝るだけ。 翌日は手術でございます。  (つづく)


タグ:胆石
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コメント 6

病院食ですから文句は言えませんね。これにお銚子1本などと言えばホントに腹切られますゾ!次回が楽しみです。
by (2007-07-12 15:47) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
病院食に文句はつけてはいけない、ということは重々承知しております。
栄養を考えて作っていただいているのは入院中よーく分かりましたし。
お銚子一本だなんて、、、滅相もないです!! (笑)
by うつぼ (2007-07-12 23:44) 

YaCoHa

こんにちは。
普段「油禁」なんて考えた事もないです。記事を拝見して思ったのですが、実際に入院しないと、きっと、体を壊すまで気にする事ないのかなぁ。。。なんて思いました。続編、楽しみ(失礼;)にしています。
.
by YaCoHa (2007-07-13 00:37) 

kikuzou

「油禁」ですか・・・ワタシにゃ無理です。
by kikuzou (2007-07-13 01:00) 

うつぼ

Yakohaさん、おはようございます。
そうですね、私も入院して色々考えました。最近、それを忘れていたのですがこうやって記事に書いていて最近の不摂生を反省しております。(笑)
by うつぼ (2007-07-13 06:37) 

うつぼ

kikuzouさん、おはようございます。
油禁、私も無理ですがほどほどにしたいですね。
お仕事一段落のkikuzouさん、ネタよりご自身に体を大事にしてくださいね、って私に言われたくないですか。。。(笑)
by うつぼ (2007-07-13 06:39) 

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