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骨と闘う2022~やっと入院編①~ [健康・お金]

骨折してから11日間の自宅待機の後、やっと入院する日となりました。

丈の短いソファベッドで寝たせいか背中が痛かったのですが、
ベッドで寝た婆1号が爽快な目覚めの様子だったのでほっとしました。(^-^)

軽く朝ごはんを食べたあと、タクシーGOで予約したタクシーで病院に移動して、
入院棟に到着すると、コロナ禍ということもあって、付き添い(婆1号)は
中に入れませんと言われて私だけ手指消毒、検温後、院内へ入りました。
と、コロコロキャリーケースに荷物を入れて持ってきたのをみたスタッフが
「キャスター付きはダメなので荷物を病室の収納に移したら
 もってかえっていただきたいんですが」と申し訳なさそうに言ってきたので、
入口外の椅子に座っている婆1号に電話して事情を説明してキャリーケースを
もって帰ってほしいとお願いしました。
大部屋でキャリーケースの保管場所がないこと、手術室から病室に戻るとき、
手術台から病室のベッドに移してもらって、そのまま病室に戻ってくるので、
ベッドの下にも保管できないこと、が理由だそうです。

個室ならそういう心配はないのですが大部屋だと規制があるものですね。(^^;

入院書類の確認後、入院の概算費用をきくと20万円くらいとのこと。
ネットで調べたら50万円くらいと書いてある記事もあったので用心して多めに
もってきたので拍子抜けしました。
(立替えないといけませんが健保から高額医療費の自己負担上限金額を越えた分は
 3か月後くらいに返金されたので財政的にはさほど逼迫しませんでした)

しかも退院日が休みの日で会計の人がいないという理由でその日は支払がなく、
後日、退院後の診察で病院に行ったときに支払ったので、
結果的には入院時に手持ち現金を準備して行く必要がありませんでした。(笑)

また、入院期間について(もじゃもじゃ先生には術後3日で退院と言われていた)
再度確認すると、術後3日目に退院です、と言われて更に拍子抜け。

術後3日くらい=術後3日間は病院にいてその翌日退院、と思い込んでいたのですが、
術後3日くらい=術後3日目に退院(自分の予想より1日短い)でした。

早く家に帰れるのは嬉しいのですが、術後の自分が想像できないので
この時点では不安もまだ渦巻いている状態でした。

この後、スタッフの方に病室まで案内してもらい、収納スペースに着替えなど、
セイフティボックスにPCや現金を入れて、空のキャリーケースを婆1号のところまで
運んでもらいました。(婆1号は受け取って再びタクシーでうつぼ宅へ帰宅)
IMG_5336.JPGこの風景 20年ぶり
(前回は石と闘いました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2007-07-10
IMG_5338.JPG入院のしおりのようなものを熟読
IMG_5339.JPG購入品
買いそろえるのもメンドクサイと思って購入したのですが、
ティッシュボックス、ボディソープ、シャンプー、コップ、歯ブラシ、歯磨き粉、
これで確か1000円くらい、高いか安いかよく分かりませんが、余ったものは
自宅に持ち帰って使ったので勿体ないという感覚はありませんでした。

病院着に着替えてベッド周りを整理していると、
担当の看護師さん(30代後半くらい、屈強な体格で大声で笑う姿が豪快な姐さん)が
挨拶に来てくれたのですが、黒いアームホルダーを装着して左腕を吊っている私を見て、
このアームホルダーはどこで買ったんですか?と聞いてきたので、翌日配送のAmazonで
買いました、と答えると、「Amazonってなんでもあって便利ですよね!」と言いながら
豪快に笑っていましたが、その姿は周囲を飲み込みそうな勢いでした。(笑)

看護師さん全般が大きな声で話しかけてくるのは、高齢の患者さんが多いから、
なのだと思いますが、姐さんナースにも、
「一番痛い時のレベルが10として、今はどのくらいですか?」
と大きな声で聞かれました。

入院中、常に痛みについて質問されたのですが、
「骨折した翌日、と次の日の痛み(+不安込み)が10として、
 先が見えてきたことと痛み止めが効いているので今は5ぐらいでしょうか」
と答えたものの、0(無痛)に今後たどり着けるのかどうか、不安です。

姐さんナースとのやり取りが終ってから、同室の方々にご挨拶。
私(50代)以外は全員(3人)70代半ばでした。私、最年少。(笑)

Sさんは股関節に人工関節を入れる手術をして入院していましたが、
(以前右の股関節を手術、今回左を手術)
手術して痛みがなくなってサクサク歩けるようになったことが嬉しいと語る
明るいおばちゃんでしたが翌日退院というので私とほぼ入れ替わりな感じ。

斜め向かいのベッドのKさんは左の腱板を損傷して術後1週間経過、
(1年半前に転んで損傷してから暫く整骨院に通っていてよくならず
 この病院で診察してもらい2ヶ月待ちで入院、手術したそうです)
内視鏡で手術して痛みはなくなったものの、術後3週間は低反発クッションを
2つ重ねて体の前に置いてそこに手を回してベルトで固定しているのが大変そうで
しかも、リハビリを続けてこのクッションが1つとれる状態にならないと
退院できないらしく、私の骨折と比べて長期入院で大変そうに思えました。
(全く同じではないのですがこのサイトの外転装具のイメージです)https://www.souseikai.net/general/content/16

もう一人、私の隣のベッドのAさんはこの日手術(右の腱板損傷)、
私が入院した時はちょうど手術中で午後になってから病室に戻ってきました。

挨拶後、PCを立ち上げて仕事したのですが(病室では弱めながらWi-Fi使えた)、
入院の話をしておいた他部門のおじさんがこれからオンラインで打合せできる?と
メールしてきたり(入院してるから出来ないと返信すると、、あ、そうだった、
うつぼさん、入院だったね、ごめんごめん忘れてた!と明るい返事が返ってきた)、
会社の社長からTeamsでお見舞いメッセージが届いていたり(恐縮)
カーテンの向こうではSさんとKさんが井戸端会議、中村メイコと神津善行が
オシドリ夫婦でいいわね、なんて話をしていました。
数週間も入院しているとワイドショーネタが一番盛り上がるんだろうな、
振られたら私もこういう話をした方がいいんだなという気持ちに。(^^;

と、今度は薬剤師さんが登場し、術後の点滴についての説明がありました。
(術後直後は痛み止めと抗生物質を、その後は抗生物質を投与しますという説明)
20年前の入院時、こんなにあれこれと聞かれたり説明を受けたり、なんてことは
なかったのですが、病院側はきちんと患者に説明しているという実績作りなのか、
これも時代の流れなんでしょうね。
(あとは、説明することで医療費の点数を増やせるのかもしれないですね)

入院からあまり落ち着けない状況でしたがやっと12時。お昼ごはんです。
IMG_5343.JPG病院のご飯も久しぶり
IMG_5345.JPG結構豪華
IMG_5344.JPG常食です(一日3食で1600㌔カロリー)
20年前の胆石入院の際は、消化器系だったのもあって油禁メニュー、
術後は重湯から全粥まで少しずつ米粒の形が大きくなっていったので、
今回常食と言うのは腕はいたいけれど有難いなと思いながら、
ミートローフにサラダ、ごはんにもやしのお味噌汁を完食。
驚いたのは温かいものは温かく、サラダなどは冷たく、温度が違うことで
今の病院食ってこういう感じなのかな、と時の流れを感じました。


食後、婆1号にメールをすると、

「俎板の上の鯉の気持ちで頑張って下さい」

という返事が返ってきました。(笑)
鯉にしては巨大な私ですがこういう言葉も有難かったです。

不幸中の幸いというか、婆1号も骨折経験者だったので不安になっても
婆1号の言葉に救われることが多く、今こうやって記事を書きながら、
婆1号には感謝の言葉しかないしもっと優しくしないといけないな、と思いました。

お昼ごはんが終って12時半、就寝の夜9時まで長いな、と思ったのですが、
結構色々とやることがありました。


(つづく)


タグ:骨折 珍事
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コメント 6

夏炉冬扇

不謹慎ですが、なかなかに面白い病室体験記になっております。観察鋭く、文章お上手。なかなかに書けないレベルです。
by 夏炉冬扇 (2023-08-04 11:33) 

溺愛猫的女人

>「俎板の上の鯉の気持ちで頑張って下さい」
お母さま、ナイスなアドバイス(^^)v
by 溺愛猫的女人 (2023-08-04 13:08) 

うつぼ

夏炉冬扇さん、おはようございます。
全然不謹慎ではありませんよ!
クスっと笑っていただければ書いた甲斐があるというものです。(^-^)
by うつぼ (2023-08-05 09:25) 

うつぼ

溺愛猫的女人さん、おはようございます。
うちの母、度胸があるというか物事の考え方はいつも見習いたいと
思うくらいさばさばしています。
今回は母のお陰でかなり精神的には支えてもらいました。
by うつぼ (2023-08-05 09:27) 

lovin

屈強な体格で大声で笑う姿が豪快な姐さんナース、
ある意味安心感!屈強にはなれませんが、大声で笑う、豪快な人にあこがれます。
by lovin (2023-08-06 12:29) 

うつぼ

lovin姐さん、こんにちは。
このナース、その後のリハビリから今年の骨折まで病院の書類で
常に担当看護師で名前が記載されていて、名前を観る度、豪快な姿を
思いだします。弱ったときにはこのくらい豪快な人がいいですね。(笑)
by うつぼ (2023-08-06 13:56) 

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