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骨と闘う2022~やっと入院編②~ [健康・お金]

お昼ごはんの後は、シャワーかな(術後はシャワーNG)と思っていたものの
浴室が空かないのか呼ばれることがなく、と、今度は麻酔科の女医さんが登場しました。
以前の手術で麻酔から覚めやすかったか聞かれたので、なかなかシャッキリせず、
婆1号と見舞いに来た友人によくわからないことを話していたことを伝えると、
20年前と比較すると麻酔薬も物凄く進化してるので今回はそうならないですよ、
と説明されてホッとしました。

次こそシャワーと思っていたら、MRI検査の時間がちかづいてきたので別棟に移動して、
検査装置のカプセルみたいなところに入ると、患部が動かないように砂袋のような
重い袋を肘あたりに載せられたのが重くて痛くて涙目に( ノД`)なったのですが、
この痛みも手術のためだからと、検査の15分間、イヤホン越しでも聞こえる大音響の
メタル系みたいな音を聴きながら(レッドツェッペリンの移民の歌が脳裏に浮かんだ)
何とか検査を終えて病室に戻ったらやっとシャワーに案内されました。

病院スタッフの方にお手伝いが必要か聞かれたのですが、とりあえず一人でなんとか、
と伝えて病院着を脱いで(⇐普通の服よりは脱ぎ喜しやすくできている)シャワータイム。
さっぱりして病室に戻ると、今度は理学療法士のKS先生が登場しました。

現在の痛みの状態などを確認した後、
IMG_5347.JPG指の体操をしてください
IMG_5348.JPG特にぐーぱー
最初の診察時、もじゃもじゃ先生に浮腫みが治らなくなると言われて
自宅待機中もぐーぱーやってました、というと、そうなんですね、
やってやり過ぎることはないので時間があったらとにかく動かしてください、と
アドバイスをいただきました。
また、術後は暫く週三回のリハビリ通いが必要なので頑張りましょうね、と
言ってくれたのですが、入院している病院(駅から遠い)の系列のクリニックが
駅近にあるのを聞いて、通いのリハビリは駅近クリニックに通うことにしたので、
KS先生のリハビリは結果的に入院中のみとなりました。

KS先生が去っていくのと入れ替わりで、隣のベッドのAさんが手術室から帰還。
看護師さんと普通に会話しているのを見て、私も明日は術後はちゃんと覚醒して
看護師さんに変なことを言わずに済みそう、ちょっと自信がつきました。
IMG_5349.JPG経口補水液
手術当日は、これを朝から2本、術前までに飲み切らないといけません。
(自分で買わないといけないので階下の自販機まで行って購入)
以前は二日酔いの時、ポカリとか飲んでいましたが最近は遠ざかっていた系飲料、
冷やした方が飲みやすいですよと看護師さんに言われたものの、お腹がぐるぐる
しそうだからと冷蔵庫に入れずそのままベッド横に置いておきました。

時間は午後3時。
眠くなってきたのですが昼寝すると就寝9時になっても寝られそうにないので
そのままPCでYouTube(主に猫動画)を見て時間をつぶしました。

2時間後、姐さんナースが再び登場し、
「うつぼさん、シャワー浴びました?経口補水液は、あ、買ってきましたね」
と私のTo doに加えて、今痛い部分と痛みのレベルを確認した後、

「うつぼさん、明日の夕方から手術ですよね。
 手術が終わったら夕食の時間が過ぎちゃっているから夕食は無理なんですけど、
 軽食、注文しておきますか?」

麻酔から覚めて自分に食欲があるのかどうか、多分食べなくても平気じゃないかと思って
注文しなかったのですが、夕方からの手術予定だった同室のKさんは軽食を注文したら、
前の手術が大幅に長引いたため、自身の手術が予定の時間で終了したものの、
病室に戻ってきたのが日付が変わる直前(ほぼ0時)、その後、運ばれてきた軽食が
小さいメロンパン2個だった、という話を後で聞いて、術後すぐにメロンパン食べるのは
無理そうだし、私は注文しなくてよかったと思いました。
(でも、そういう気遣い(有料ですが)があることに驚きました)

心配してくれる友人たちのLINEに短文で返信し(腕が痛くて長文打てない)
夜勤の看護師さんに挨拶していると、翌日退院のSさんが病室の窓を閉めて
病室内が急に蒸し暑くなりました。
エアコンをつけると物凄い音で(修理を依頼しても全然きてくれなかったらしい)
エアコンをつけなかったので蒸し暑くなったのですが、就寝までつけてほしいものの
入院したての新参者、何も言えずに我慢しながらじとじと汗をかいておりました。IMG_5350.JPG夕食タイム
結構なボリュームに驚きつつ、明日は経口補水液だけだから、と完食。
炒めずにお肉を湯通ししてからキムチなどで味付けしているみたいで、
それでカロリー少なめなのかな、全部食べたら満腹太郎になりました。

お腹いっぱいで眠くなってきたころ(まだ夕方の6時半)、
今度は翌日の手術室で担当して下さる看護師さんが病室に来ました。
IMG_5351 - コピー (2).JPG手術の流れ
2時間30分と書いてあったので婆1号の右肘骨折の時より短いなと思いました。
(3時間、長くて5時間と言われた婆1号の手術、結果的には8時間半かかりました)
2時間30分といっても、手術室に入って麻酔などに1時間、そこから手術で
病室に戻るまでの時間ですから手術自体は1時間30分くらいです、と言う説明に
胆石で4時間かかったのに比べたら格段に短いことにこの時点でホッとしてしまい、
いやいや、婆1号の事例もあるし、延びる可能性もゼロではないだろうから、
あまり延びると婆1号を心配させてしまうかもと思ってしまいました。

看護師さんの説明が終わって帰っていった後、
Sさんが亭主関白のダンナの面倒を長男の嫁が見てくれていて感謝していること、
退院したらちゃんとお嫁さんにお礼しないとね、ダンナは何もしないから、
私が家であれこれやっちゃいそうだわー、大変と言いながらどこか嬉しそう。
Kさんに退院直後からそんなに無理しない方がいいんじゃない、と言われても
(痛みなくあるけるようになって退院できるのですから)嬉しそうでした。
Sさんが、私は山育ちの長女だからやらないと気になっちゃうのよね、と言って
いましたが、同じく山育ちで長女の婆1号とどこか似ている感じ。
自分がやらないと、という責任感が強い性格で、そのお陰で今回も私は面倒を見て
もらえたわけですが、Sさんの話を聞いていて、退院したらちゃんと婆1号に
お礼をしないと、という気持ちになりました。

あとは就寝時刻までのんびりかなー、と思っていたら、
夜7時過ぎ、今度はもじゃもじゃ先生が病室に現れて、
「うつぼさん、ちょっといいですか?ナースステーションまで行きましょう」と
私を連れてナースステーションへ移動しました。

翌日の手術についての説明だったのですが、最初に、
「20年前(胆石)とは麻酔技術も手術の道具も各段に進歩していますから、
 麻酔から覚めにくくて、なんてことはないですからね。」
と言ってくれて、過去に覚醒しきれずに私が訳の分からないことを呟いたことが
再び起きるのではという不安を完全に取り除いてもらいました。

手術自体は三角筋から切って上腕骨を肩の方によせて(ホームポジションに戻す)
整復してプレートで固定して終了です、と、説明してくれました。

場合によってはうつぼさんの骨が想定以上に欠損していたら人工骨も使いますが
今の人工骨は人体になじみやすい素材なのでそこは心配しないでくださいね、という
説明の他にも、輸血や麻酔についての説明(リスクについても)をしてくれて、
説明終了後、手術自体について説明を聞きました、と言う書面、輸血、人工骨を入れる
場合の同意書に署名しました。

今の時代、インフォームドコンセント、なんでも同意書をとらないと、
何かあった場合訴訟されてしまうからと念には念を入れて、なんでしょうね。
お医者さんだって患者さんを助けようと一生懸命治療してくれるのに、
その結果によっては不満で訴訟を起こす人もいて、お医者さんも大変、と思いながら
明日はよろしくお願いします、ともじゃもじゃ先生に挨拶してから、電話できるエリアに
移動して婆1号に電話しました。

電話に出た婆1号、私の話を聞く前に、自宅にカレンダーも壁掛け時計もないから不便だ、
と大クレームを受けましたが(笑)、確かに置時計も掛け時計もないので実家に比べて不便、
カレンダーは洗手間のドアにかけてあるのを持ってきて使ってとお願いしました。
(時計は自分の腕時計でなんとかしてくれとお願い)
また、シャワーを浴びようとしたけれどお湯がでないとクレームが出たので、
給湯器の位置が遠いのかお湯が出るまでずいぶん時間がかかるから暫く待ってみて、
と伝えましたが、実家と勝手が違い過ぎて混乱している婆1号の姿を想像しながら
申し訳ない気持ちになりました。

翌日の手術についても曜日を間違って言っていたので●月●日(▲曜日)、◆時◆分からの
予定だから、その1時間前に病院に来てください、と言って復唱してもらいました。
(結局、翌日も再び電話して復唱してもらいました(笑))

時計を見るとそろそろ9時。就寝時刻が近づいてきました。
俎板の上の鯉の心持で、と思いながら、消灯、就寝。


(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)






タグ:珍事 骨折
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saru

あ~大変でしたね。お大事に~!

高額医療の件、
オラはマイナンバー保険証利用者なので
白内障手術の際、高額医療請求の手続きなしで差額支払いでした。
by saru (2023-08-05 09:09) 

うつぼ

saruさん、おはようございます。
自分のことをブログ記事にするのもどうかと思いながら(笑)
備忘録として書いています。
saruさんは差額払いだったのですね。
高額医療は私も手続き不要なのですが、金額がそれなりに高額だったので
本当に出るか心配になって健保に電話して聴いてみました。
立替払いしないといけませんが、3か月後くらいにちゃんとお金が
振り込まれてホッとしました!
by うつぼ (2023-08-05 09:30) 

溺愛猫的女人

入院するとこんな時間にもう寝なきゃないの?えっ、またご飯?といろいろ大変だったと友人が語っていました。彼は外科の男子病棟だったので隠れて酒盛りをし、看護師さんにがっつり怒られ、それでも懲りずに外出許可を貰って飲んで転んで手術した膝をまた痛めて、入院期間を倍にしたツワモノです( ̄▽ ̄;)
by 溺愛猫的女人 (2023-08-05 15:09) 

夏炉冬扇

30代だったかな胆石手術しました。そのころは「開腹」で大変でした。
by 夏炉冬扇 (2023-08-05 20:35) 

lovin

手術前、色々忙しいのですね。
骨折はしたことあるけど、手術も入院もしたことないので、
こんなこと言うと失礼かもだけど、勉強になります。
by lovin (2023-08-06 12:39) 

うつぼ

溺愛猫的女人さん、こんにちは。
6時起床9時就寝、久しぶりに病院にきたなあと実感しました。(笑)
入院期間を倍にしたツワモノというのも凄いですね。(◎_◎;)
反面教師にしたいと思います。。
by うつぼ (2023-08-06 14:06) 

うつぼ

夏炉冬扇さん、こんにちは。
夏炉冬扇さんも石と闘われたことがあるのですか!
私は腹腔鏡でしたが開腹は大変でしたね。
でも夏炉冬扇産と石仲間と知り心強い気持ちになりました!
by うつぼ (2023-08-06 14:07) 

うつぼ

lovin姐さん、こんにちは。
姐さんの骨折はギブスですか?
手術するというのはそれなりに重篤度が高いのかと思いますが、
姐さんはそうならないように祈っております。
by うつぼ (2023-08-06 14:09) 

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