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骨と闘う2022~術後から退院するまで編④~ [健康・お金]

リハビリが終わって病室に戻り、再びKさん、Aさんと井戸端会議。

2人が体の前につけているクッション2個(そこに手術した手を固定)について
大変そうですね、と聞いてみると、数万円するらしく、しかも買い取りで、
こんなもん退院したら使わないんだからレンタルにしてくれればいいのに、
と2人とも不満そうでした。確かに、松葉杖は病院でレンタルしてくれますが
クッションは衛生面で(布だし)レンタルしづらいのかもしれませんね。

他にはAさんが京都出身というお話に飛びつくと、昨年訪れた修学院離宮の近くに
ご実家があって、自然がいっぱいの故郷が自慢と仰っていました。
他にもKさんのお仕事の話や(得意なお料理を仕事にしているという話を聞いて尊敬)、
3月に入院したものの、同室にコロナ陽性者が発生したために手術日が決まっていたのに
一旦退院させられて、今回やっと入院、手術が出来た話などを聞きました。
こういう時、話の切れ目が見つからないのでエンドレスな感じでしたが(笑)
翌日は退院するし、こういうのもある意味社会勉強だし、と思ってお話しました。
3週間入院だったらこの状況、きつかったかもしれません。(^-^;

夕方5時ごろ、夜勤の看護師さんが来たので各自ベッドに戻ってご挨拶、
IMG_5362.JPGあっと言う間に夕食
かぼちゃにサツマイモ、が両方出てきたのでどっちか片方でもよいかな、と
思いながら殆ど食べきりました。

その後、検温時に眠剤をお願いしてみました。
術後2晩、熟睡出来たのかよくわからなかったのでこの日は眠りたい、と思って
お願いしたのですが、Kさん、Aさんもお願いしていたので3人爆睡できそうです。(笑)

その後は、薬剤師の先生がやってきて、病院で処方された薬(痛み止めと胃薬)、と
持参した薬(血圧)を退院時に返却しますと錠剤の残数の確認をしていったのですが、
ものすごく笑顔を作っていて(骨粗しょう症ナースと真逆)その笑顔にどう反応して
よいのかよく分からずこれはこれでちょっと怖かった、、、です。

消灯少し前、看護師さんが持ってきてくれた眠剤を飲んで、でもすぐ眠くならず、
と思っていたら、Kさん、Aさんがすぐいびきをかき始めたので効き目あるんだと
思っていると、Aさんが寝言なのか奇声をあげて(何を言っているか分からない)
更に眠れず、、と思ったら私も寝ていました。起きたら朝4時。ぐっすりです。

朝ごはんを食べたら退院です。(^O^)/

6時の起床後、窓を開けてKさん、Aさんに挨拶してから井戸端会議。(笑)
私の前に入院していた人について話を聞いたのですが、なかなか凄い人で、
60代半ばで毎日ロング缶のアルコール(ビールやチューハイ)を6本呑むのが日課、
つまみは殆ど食べず、酔って転両足の半月板を損傷、3週間入院して、
松葉づえをつきながら退院していった話に、上には上がいるんだ、、、
いや、私も気を付けないとという気持になりました。(^-^;
他には、私の在宅勤務の話(定期券がないといったら驚かれた)や、
入院前のPCR検査で病院に来て帰るときに電車に乗ったら歩きスマホだらけで
怖かった話など、Kさん、Aさんにしてみれば年少の私も結構興味深かったようです。
IMG_5363.JPG退院日の朝ごはん
業務用?オムレツ、久しぶりと思いながらこの日も完食しました。
病院食にあまり期待していなかったのですが、入院期間が短いのと熱い物は熱く、
冷たいものは冷たく提供してくれることにも驚きつつ毎回美味しくいただけました。

食後は歯磨きしてなんとか着替えて(袖に腕を通すのに難儀)、
荷物をエコバッグなどに詰め込んで(コロコロなくても詰め切れた)
ただ、パソコンが重いので背負って帰るの面倒だなと思いながら、
婆1号がやってくるのを待っていると、姐さんナースが現れて、
「うつぼさん、リハビリがんばってね、お互い呑みすぎに気をつけましょうね!」
姐さんナースらしい言葉をかけてくれました。(笑)

9時過ぎになると、9時半に来るように言っておいた婆1号が到着し、
看護師さんが慌ただしく呼びに来たので、そのままKさん、Aさんに
短い間でしたがお世話になりました、とご挨拶して病室を出て階下に降りて
婆1号と合流してタクシーを呼んだら婆1号が病院まで乗って来たタクシーでした。(笑)

あっと言う間に自宅に着いて、やっぱり汚くても自宅がいいわぁ、と思っていたら
「うつぼは明日から仕事なの?」と婆1号が聞いてきたので、
「うん、明日から仕事です」と答えると、
「じゃあ、私がここにいても邪魔だし、私もここは落ち着かないから帰るね」と
お昼ごはんを一緒に食べたら帰っていきました。

帰り際、
「お前の骨折が1年遅かったら私は保証人になれなかったかもしれないし、
 手術にも立ち会えなかったかもしれないから、転んだのが今年でよかったよ」
と、笑いながら帰っていきました。

80半ば(四捨五入すると90代)の母にはるばる電車できてもらって
明日から仕事だから帰れ、みたいな感じで申し訳ない気持ちと、
母でもあり、骨折の先輩でもある人の存在の大きさには感謝しかありません。

婆1号が帰った後、炭カルのごみ袋を左肩にかけてシャワーを浴びてさっぱりしたら、
リハビリに行きやすい(と言うか日常生活しやすい)ボタンシャツをネットで探して
タンクトップと合わせてポチリ。
患部を冷やすのにアイスノンも買ったら大きすぎて患部に当てることができず(笑)
患部には自宅の冷凍庫にたくさんあった保冷剤を使うことにしました。

その後は、退院しましたメールを上司と同僚に送り、ボンヤリテレビを見て、
コンビニに買い物にいって早めの夕食後(久しぶりの納豆が美味でした)
病院と同じく9時消灯、気づけば眠っていました。

翌日から長いリハビリ生活が始まります。
腐らずこつこつ地道にがんばります。(^-^)


(つづく)




タグ:骨折 珍事
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kou

退院されるまでの記事を自身の骨折入院と重ねながら読んでいました。
松葉杖とかロフストランドクラッチとかを使っていると、おしゃべりに夢中な集団(若い人もそれ以外も)、ベビーカー押すママたちが怖かったですね。
けが人でもベビーカーを避けるべきという態度の人が本当に多くて。(実際にはそうでない人もいたのでしょうけど配慮はあまり感じなかったです)
いまだとスマホ持ちが大半なので、歩きスマホも怖いですね。
by kou (2023-08-11 09:22) 

夏炉冬扇

お母さまエライ。
by 夏炉冬扇 (2023-08-11 20:39) 

うつぼ

kouさん、こんにちは。
松葉杖でも電車で席を譲ってもらえないのは昔同僚の時に観ていたのですが
周囲を見ていない人が大半なのですよね。
仰る通り、歩きスマホだけでなくベビーカーもけが人であっても道を開ける
のが当然みたいな人、私も遭遇しました。
私自身は骨折して気持ちが分かるようになりましたのでそういう人を
見かけたら道を譲るようにしたいと思います。
by うつぼ (2023-08-12 13:01) 

うつぼ

夏炉冬扇さん、こんにちは。
今回は母の気持ちのもちようのお陰で支えてもらいました。
もっと親孝行しないと、です。(^-^)
by うつぼ (2023-08-12 13:02) 

lovin

お互い呑みすぎに気をつけましょうね!
お互い←ここ重要!(笑)
心強い姐さんナース、ナイス!!
by lovin (2023-08-15 17:04) 

うつぼ

lovin姐さん、おはようございます。
入院中の姐さんナース、勢いのある話しぶり(年下なのに(笑))に
弱っていた私も元気づけられました。
お酒を呑む話をしたら姐さんナースも大好きと言っていたので、
本当に呑兵衛なんだなあと思いました。(笑)
by うつぼ (2023-08-16 07:57) 

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