西原理恵子「スナックさいばら おんなのけものみち」を読む [本・ゲーム・テレビ]
最近、仕事でずっと文字を見続けているせいか、本を読むのもおっくうで、
読む本といえば、西原理恵子。(笑)
以前、
スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇 (単行本)
- 作者: 西原 理恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/07/31
- メディア: 単行本
この本、
三十路半ば以上の女性が読んだら大方が「うんうん、そうそう」と頷けるのではないかしら。
二十代の頃、
おじさん改造講座―OL1600人委員会 (4) (文春文庫)
- 作者: 清水 ちなみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1995/01
- メディア: 文庫
清水ちなみのOL委員会に入会して(笑)、みんなおんなじこと考えてるんだあ、と思ってましたが、
西原の本はさらに内容がブラックというか、、もっとググッと踏み込んでいる感じがします。
西原が「スナックさいばら」のママとして色々な人の相談にのる、、という形式で
様々なテーマについて西原が語ります。
「女の戦場、お正月を笑い飛ばせ!」 ←嫁としてダンナの実家で正月も働かされる悩み。
「ああ、離婚。こうして地獄の沙汰から生還しました。」 ← 結婚するより離婚する方がエネルギー要るのね。
「冷蔵庫の残りもの上等!我が家のサイテー料理選手権」 ← キャラ弁なんて作ってらんねーぜ、的な話。
「ベッドで聞いた、ちょっといい話」。
毎朝アップしている記事には書けない。(笑)
私もすでに親が高齢でこういう問題は避けられない、と思っていましたので、
思わずじっくり読みました。。。
今からでも準備は色々としなければいけないかな。
「ああ、みんなもそういう風に思っているんだね」と目からウロコになったり、、、
サクサク読みながら楽しめた「スナックさいばら」でありました。
国立歴史民俗博物館ぶらぶら記④ [日本の旅(関東)]
さすがにこれで終わります。(^_^.)
近代の展示のところで目についたのが、
河童
姪は「うわー、気持ちわるい」と早足でスルーしてましたが、ワタシはこういうの大好き。
妖怪
もう、水木しげる先生の世界に萌え萌え。
うふ。
日劇でも河童
冒険ダン吉もありました
これは節供の一つかな。
四国のお祝いにもち米で作る馬、だとか。
富山の置き薬
ビリケンさんもいたりして
酒♪
酒樽♪
なんて萌えた後、
今の農村のジオラマ
よくできてる。。。
なんか、こういうの、見ているだけで楽しくなるんですよねぇ。。
で、戦争の展示もあり、
その後は戦後復興の日本。
団地 懐かしい。。。
憧れの内風呂
な、懐かしいし。。。
家電品とか私にも懐かしいものがたくさんありました。。
クジラの竜田揚げにコッペパン
脱脂粉乳は飲んでなかったものの、この組み合わせは超懐かしいです。。
右上のミラーマンもツボにハマったのですが、
もっと萌えたのが右下の「ママレンジ」。
(CM見つけました)→ http://www.youtube.com/watch?v=cEOKlGt7sg0
もってました、ワタシ。 これでホットケーキなど焼いた思い出。。。。
なんて懐かしい気分になったところで、展示室最後にらしたのが。
ど迫力。
これで常設展は終了です。
かなり早足でも3時間近く、、、だったかな。
やはり四半世紀前に比べると格段に見学しやすいつくりになっていたというか、
見せる工夫というか、興味を引きやすいジオラマが増えていて、楽しく見学できました。
でも、ワタシが萌えたのはやっぱり土偶。(笑) あと、ママレンジ。。。。。
都心からだとかなり距離のある場所ですが、一日がかりでノンビリ見学するにはいいかも、
と思った、国立歴史民俗博物館でありました。
国立歴史民俗博物館ぶらぶら記③ [日本の旅(関東)]
やっと中世が終わったところですが、この後は少し巻きます。
第三展示室は近世、16c~19c半ばまでの人々の生活や文化の紹介コーナーで、
寺子屋などもあって、親切そうなおじちゃんが色々と教えてくれるコーナーもありましたが、
私のツボにはまったのは、
これ。
地獄極楽(笑)
小さい窓から覗きこむと地獄極楽の絵がコロコロと変わって映ります。
(思い出したのはコレ)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2013-03-30-14
極楽はこんな感じ。
やっぱり極楽に行きたいけれど、、、行けるかしらねぇ。。
で、こういう道具を使うようになったりして
(これは田んぼに水を入れる水車)
日本橋の街並み
暗いけどこんな感じ。
こういうのを観ると、日本橋にデパートの原型ができたのも納得ですね。
で、これ。
軽業師の早竹虎吉さん、の軽業の様子の再現なのですが、
(こういう人)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A9%E7%AB%B9%E8%99%8E%E5%90%89
二大名人と言われたそうですが、アメリカ巡業もされて、その先で客死されたとか。
バランス感覚なんですよね。
上の人も大変だと思うけど。
貝細工
こういうのが土産物で、、という説明がありますが、
私が小さい頃もここまで豪華じゃないけれど、貝で作ったキーホルダーやらネックレスやら、
お土産で買ってもらったことがあるような、、、記憶。
飛び魚にするめに干し鱈にあわび。
こういうものってめでたい席で飾ったりしたのでしょうね。。
この後、、、近代かな、現代かな、
こういう神輿とか
五穀豊穣の飾り付け、、、みたいなものが出てきましたが、
そのあたりは軽くスルー。
あともうちょっとです。
(つづく)
国立歴史民俗博物館ぶらぶら記② [日本の旅(関東)]
土偶や古墳に萌えた後、第二展示室は中世です。
平城京?平安京?
私もある意味ジオラマが好きなだけなのかも。(笑)
光源氏の世界
これ、、よく読みましたねぇ。。。
ええと、これは朱雀門だったかなあ。
百万塔陀羅尼 これは知ってるので。
(説明)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E4%B8%87%E5%A1%94%E9%99%80%E7%BE%85%E5%B0%BC
世界最古の印刷物、と言われてるんですよね。お経を印刷したものがこの塔の中に入っているという。
武士の家
本当にジオラマがいっぱいです。
使用人の家 質素。。。。
何故か手を合わせてしまいます 博物館なのに
民衆の街並み。
どうしても写真撮ろうと思うと目の前に母。(笑)
井戸から水汲み
洗濯ものが干してあり。
手前に見えるのは琵琶法師
お店が並んでいます
お茶売りの女性
魚を売る女性
鮎かな なんだろう
なんだっけ 西の方のお祭りだったかな
で、南蛮船
大航海時代、、、なーんて感じで第二展示室は終了。
意外と写真がたくさんあることに気付きました。。。。。。
(なので、つづく)
国立歴史民俗博物館ぶらぶら記① [日本の旅(関東)]
うつぼ母(婆1号)、うつぼ姪、と私で、佐倉の国立歴史民俗博物館へ足をはこびました。
うつぼ姪が歴史が好きっていうので私もお供したのですが、
私自身は大学生の頃行ったきりなので、もう四半世紀ぶりくらいの訪問です。(^_^.)
その頃の思い出というと、甕棺とか竪穴式住居、みたいなもんのすごい古い時代の展示と、
江戸時代あたりの街並みのジオラマがよくできていた、、、くらい。
そりゃ、忘れますよ、四半世紀も経ってるんだから。(笑)
というわけで、
到着。
(ホームページ)→ http://www.rekihaku.ac.jp/
元々は佐倉城のあったところなので、周りにお堀の名残、、、みたいなものがあったりします。
特別展も行っていないので、まあ、のんびりした感じで空いてました。
で、前回(四半世紀前)に来たころと当然ながら展示内容は様変わりしていました。
時代を追いながら、、というのは同じですが、とにかくジオラマが多い、、、という印象。
最初の展示は、原始、古代時代。 旧石器時代~縄文、弥生時代まで。
こういう土偶がてんこ盛りで、わたくし自身は萌え萌えなのですが、
これがお気に入り。
青森の市立博物館でもご対面した遮光器土偶。宇宙から何か呼べそうな趣が好き♪
他には、青森三内丸山遺跡で見たような住居の模型などもありました。
(私が旅行してみたときの記事)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16-2
このあたりが私の中では一番萌える時代なのですが、姪はあまり興味なく。
土偶に至っては不気味な物体、、にしか思えないらしい。
勿体ない。(-.-)
サザエさんの髪形を彷彿とさせる銅鐸
昔の人達の体格
私の身長(160㌢)は、縄文人の男性と同じくらい。
こんな塩梅ですな。(^_^.)
で、またも土偶に萌えて
前方後円墳
教科書で並んで、あの語感が自分の中ではツボ。
ぜ・ん・ぽ・う・こ・う・え・ん・ふ・ん。 んふ。
と、萌えた次の展示コーナーは、中世です。
(つづく)
映画「息もできない」を観る [映画(あ行)]
久しぶりに韓国映画です。
cocoa051さんの記事を観てからずっと見たかった作品です。
あらすじはAmazonさんより。
二人の時だけ、泣けた。
漢江、その岸辺。引き寄せあう二人の魂に涙が堪えきれない。
偶然の出会い、それは最低最悪の出会い。でも、そこから運命が動きはじめた……。
「家族」という逃れられないしがらみの中で生きてきた二人。
父への怒りと憎しみを抱いて社会の底辺で生きる男サンフンと、
傷ついた心をかくした勝気な女子高生ヨニ。
歳は離れているものの、互いに理由もなく惹かれあった。
ある日、漢江の岸辺で、心を傷だらけにした二人の魂は結びつく。
それは今まで見えなかった明日へのきっかけになるはずだった。
しかし、彼らの思いをよそに運命の歯車が軋みをたてて動きはじめる……。
いやー、驚きました。 cocoa051さんの記事を読んでいても(@_@)。
私自身が、いわゆる韓流ブームに全然のっかっていないので、韓国映画というと、
アダルトの警告でちゃったんだけど、全然そういう作品じゃありません。
大学生の頃、池袋の文芸坐で見ましたが、本当に悲しい作品でした。
これは泣いちゃったよねぇ。。。。
こんな感じで、あまり、な感じな映画は見てなかったりします。。。。
てな感じで、今回見たのですが、いやー、すごかった、です。。
マジですか!な映画って印象でした。
とはいえ、主役がFUJIWARAの藤本に見えたのはナイショです。(笑)
シーバーラーマー、、、
この言葉が物凄く耳に残りました。
サンフンが相手にしょっちゅういう「クソ野郎」って言葉なのですが、とにかくこれが印象的な。。。
原題はcocoa051さんの記事にもありましたが「クソ蝿」って意味だそうです。
確かに、そういう映画かな、と思わせる映画でしたが、今回は邦題も悪くはないと思います。
とにかく主演のヤン・イクチュンの存在が凄いです。
彼は監督、脚本も担当しているようですがとにかく凄い。
借金取りたての堅気ではない彼が、
ひとかけらの情もなく借金した弱者をボコボコにして取り立てる、
でも、女子高生のヨニと出会って、不器用に人を信じていく、、、
そして、稼業から足を洗おうと、思ったその矢先に不幸が訪れたりします。
そのお陰で、その後、ヨニが幸せに過ごしていけるかも、、、なっていくわけですが、
とにかくどこまでボコボコにするんだよ、、、て思っていたら、
本人が最後にはボコボコにされるわけで、
それは本人が作品の冒頭で相手をボコボコにしながら言っていたことを
本人が返される、んですよね。
ああ、そういうことなんだね、、、と思いつつ、サンフンの最後は切なくなりました。。。
ただ、サンフンが最後にああなったことで、
ヨニ達がその後、幸せになっていけるのかな、、、と思ったりもしました。。
かなり暴力的なシーンも多いので、、、見ていて目をそむけたくなるかもしれませんが
ヨニとサンフンの不器用な心の交流、、、それに絡んでくる人達、、、
本当はとても温かい映画だと思います。
ハリウッド映画のようなヤラシイ感じ(笑)はありませんし、暴力的なシーンを見ながらも
人間、、、の温かさを感じられる素敵な映画「息もできない」でありました。?
韓流というと、ちょっと私自身は敬遠してしまいがちですが、、
こういう良作も多い韓国映画、これからも探していきたいと思います。(^_^)
金町「大松」で牛煮込み [呑んだり食べたり(居酒屋)]
私のブログの中でも人気キャラ、ミセス大食い選手権Sちゃんとの飲み会で、
久しぶりに金町の大松さんに行きました。
土曜日の5時に待ち合わせてお店に行ったら「今日は5時半からなの」と言われ、
近くでなんとか時間をつぶし、、、暖簾がかかったところで口開け客で入店♪
おでんもあります。 (今回は食べてないんだけどー)
はい、かんぱい♪
Sチャンのつきだし 馬刺し
私はいくらおろし
自家製いか塩辛 うまうま~
じゃことろとろサラダ
大衆酒場、ですが、本当に安くて美味。
で、刺し盛り
これで、900円くらいだったかな。 (もう覚えてない)
中トロはとろけるし、ホタテはぷりぷりだし、カズノコはコリコリだし、、、もう全部美味。
で、ホッピーにスイッチし、
自家製タルタルで牡蠣フライ♪
で、ここに来ると最近ワイン♪
なんかねぇ、、安いワインなんだけど、大衆酒場でワインっていいでしょ。(笑)
JINROのアイスペールに入れてくれました。
今回は、おばちゃんスタッフが物凄く親切で、
アイスペールを用意してくれましたが、こんなのはじめて。(笑)
塩やきそば
Sチャンがむしょうに食べたくて注文した品。
味付がサッパリしているので、結構私もバクバクたべちゃった。
たこから揚げ
軟骨揚げをお願いしたら品切れ、、で代わりにタコ。
共通項は唐揚げってところだけで、食感は全然違うという。(笑)
牛煮込み
あっさりした和風のシチューなのですが、これが結構後を引く味わいで、
Sちゃんと2人で気に入ってバクバク食べて
あれ、赤ワイン。(笑)
とはいえ、終盤です。
自家製のぬかづけ、、、このお店にきたら注文必須です。
銀杏。
Sチャンの焼きおにぎり。
いやー、沢山食べて呑んで話しました。
でも、お会計は大衆酒場なので、目玉が飛び出ないという。。。
お互い、同じ会社から飛び立ち転職して目まぐるしい日々を過ごしておりますが、
愚痴をこぼしながら、お互い励まし合い、、、で、楽しいひとときでした。
大松さん、大好き♪
と今回も確認できた金町の夜でありました。。。。
映画「最高の人生のはじめ方」を観る [映画(さ行)]
モーガン・フリーマンが主演というだけで借りた作品です。
あらすじはAmazonさんより。
一歩踏み出せば、人生はもっと素敵になる。
モンテ・ワイルドホーン(モーガン・フリーマン)は著名な小説家。
しかし今はアルコールに溺れ、創作活動への意欲も失い、孤独な日々を過ごしている。
このままではいけないと思い悩んだ彼の甥であるヘンリー(キーナン・トンプソン)は、
避暑地で夏を過ごし、何とかしてモンテの執筆への意欲を取り戻させようと働きかける。
そして運命とも言えるその場所で、彼は魅力的なシングル・マザーである
シャーロット(ヴァージニア・マドセン)と3人の娘たちと交流を持つようになる。
彼女達のひたむきさに触れ合ううちに、創造性、優しい心を徐々に取り戻していくことになるのだが…。
原題は、“The Magic of Belle Isle”。
Belle Isleという土地で起きた奇跡というかなんというか、なのですが、
こういう邦題ってなんとかならないのかな。 と相変わらず邦題が気になりましたが、
作品自体は心温まる雰囲気で観ていてホンワカしました。
ただ、アル中で偏屈なジイサンってイメージで見始めていたので、
この映画でテレンス・スタンプ様が演じていた偏屈ジイサンのイメージ。
なので、意外とあっさりお隣さん(お母さんと娘3人)と接するようになって、
他のご近所さんともそれなりに接したりして、ぎこちないとはいえ和気藹藹な雰囲気になり、
そこにちょっとした心のぶつかりもあったりしながら最期はめでたしめでたし、、な作品です。
自分を支えてくれた妻が亡くなってから断筆してアル中になり孤独な毎日のモンテ、
そこに離婚してシングルマザーとして3人の娘を育てるシャーロットが現れ、
娘たちも含めて、モンテが心を開いていくのですが、
3人の娘が思春期のウィロー、小学生でおませなフィン、幼いフローラ、と
年齢も個性も違う3姉妹が三者三様にモンテと触れ合うので、これが良いアクセントになっていました。
この3姉妹にヴァージニア・マドセン演じるシャーロット、と絶妙な演技の犬。
この犬の名前が「リンゴ」。
モンテが夏の間、借りていた家の持ち主が名づけたのですが、
以前飼っていた他の3匹の犬の名前が、ジョン、ジョージ、ポール。(笑)
ポールも本物はまだご健在ですがリンゴだけが生き残っているというのが個人的には妙にツボ。
おまけにこの犬が見た目普通なのですが、時折見せる表情やクセ(ここには書けない内容(-.-))が
作品の本筋には関係ないのですが、クスリと笑わせられました。
あとは、モンテがアル中なのでしょっちゅう酒を買いに行くお店の店員ムハマード。
モンテとの何気ないやりとりが作品で何度か登場するのですが、
これも見ていて和むというか時折クスリと笑わせられました。
最後は出来過ぎかな、とも思いましたが(要はハッピーエンドです)
こういう着地の仕方が観ている方も一番納得というか安心するのかなと思いました。
モーガン・フリーマンだから、こういう作品になったんだと思いますね。(^_^)
他の俳優さんだとちょっと鼻について「ありえねー」的な仕上がりになってしまうかもしれませんが、
モーガン・フリーマンだと本当にこういう人がいて実際の話でもありそうな、自然に見えるのが不思議。
邦題は酷いなあと思いましたが、内容は心温まる作品です。ただし中年向き。(笑)
若い人がみたら退屈かもしれません。。。。。。
というわけで、人生はやり直すことができるんだな、と
思いながら楽しめた「最高の人生のはじめ方」でありました。