映画「最高の人生のはじめ方」を観る [映画(さ行)]
モーガン・フリーマンが主演というだけで借りた作品です。
あらすじはAmazonさんより。
一歩踏み出せば、人生はもっと素敵になる。
モンテ・ワイルドホーン(モーガン・フリーマン)は著名な小説家。
しかし今はアルコールに溺れ、創作活動への意欲も失い、孤独な日々を過ごしている。
このままではいけないと思い悩んだ彼の甥であるヘンリー(キーナン・トンプソン)は、
避暑地で夏を過ごし、何とかしてモンテの執筆への意欲を取り戻させようと働きかける。
そして運命とも言えるその場所で、彼は魅力的なシングル・マザーである
シャーロット(ヴァージニア・マドセン)と3人の娘たちと交流を持つようになる。
彼女達のひたむきさに触れ合ううちに、創造性、優しい心を徐々に取り戻していくことになるのだが…。
原題は、“The Magic of Belle Isle”。
Belle Isleという土地で起きた奇跡というかなんというか、なのですが、
こういう邦題ってなんとかならないのかな。 と相変わらず邦題が気になりましたが、
作品自体は心温まる雰囲気で観ていてホンワカしました。
ただ、アル中で偏屈なジイサンってイメージで見始めていたので、
この映画でテレンス・スタンプ様が演じていた偏屈ジイサンのイメージ。
なので、意外とあっさりお隣さん(お母さんと娘3人)と接するようになって、
他のご近所さんともそれなりに接したりして、ぎこちないとはいえ和気藹藹な雰囲気になり、
そこにちょっとした心のぶつかりもあったりしながら最期はめでたしめでたし、、な作品です。
自分を支えてくれた妻が亡くなってから断筆してアル中になり孤独な毎日のモンテ、
そこに離婚してシングルマザーとして3人の娘を育てるシャーロットが現れ、
娘たちも含めて、モンテが心を開いていくのですが、
3人の娘が思春期のウィロー、小学生でおませなフィン、幼いフローラ、と
年齢も個性も違う3姉妹が三者三様にモンテと触れ合うので、これが良いアクセントになっていました。
この3姉妹にヴァージニア・マドセン演じるシャーロット、と絶妙な演技の犬。
この犬の名前が「リンゴ」。
モンテが夏の間、借りていた家の持ち主が名づけたのですが、
以前飼っていた他の3匹の犬の名前が、ジョン、ジョージ、ポール。(笑)
ポールも本物はまだご健在ですがリンゴだけが生き残っているというのが個人的には妙にツボ。
おまけにこの犬が見た目普通なのですが、時折見せる表情やクセ(ここには書けない内容(-.-))が
作品の本筋には関係ないのですが、クスリと笑わせられました。
あとは、モンテがアル中なのでしょっちゅう酒を買いに行くお店の店員ムハマード。
モンテとの何気ないやりとりが作品で何度か登場するのですが、
これも見ていて和むというか時折クスリと笑わせられました。
最後は出来過ぎかな、とも思いましたが(要はハッピーエンドです)
こういう着地の仕方が観ている方も一番納得というか安心するのかなと思いました。
モーガン・フリーマンだから、こういう作品になったんだと思いますね。(^_^)
他の俳優さんだとちょっと鼻について「ありえねー」的な仕上がりになってしまうかもしれませんが、
モーガン・フリーマンだと本当にこういう人がいて実際の話でもありそうな、自然に見えるのが不思議。
邦題は酷いなあと思いましたが、内容は心温まる作品です。ただし中年向き。(笑)
若い人がみたら退屈かもしれません。。。。。。
というわけで、人生はやり直すことができるんだな、と
思いながら楽しめた「最高の人生のはじめ方」でありました。