映画「息もできない」を観る [映画(あ行)]
久しぶりに韓国映画です。
cocoa051さんの記事を観てからずっと見たかった作品です。
あらすじはAmazonさんより。
二人の時だけ、泣けた。
漢江、その岸辺。引き寄せあう二人の魂に涙が堪えきれない。
偶然の出会い、それは最低最悪の出会い。でも、そこから運命が動きはじめた……。
「家族」という逃れられないしがらみの中で生きてきた二人。
父への怒りと憎しみを抱いて社会の底辺で生きる男サンフンと、
傷ついた心をかくした勝気な女子高生ヨニ。
歳は離れているものの、互いに理由もなく惹かれあった。
ある日、漢江の岸辺で、心を傷だらけにした二人の魂は結びつく。
それは今まで見えなかった明日へのきっかけになるはずだった。
しかし、彼らの思いをよそに運命の歯車が軋みをたてて動きはじめる……。
いやー、驚きました。 cocoa051さんの記事を読んでいても(@_@)。
私自身が、いわゆる韓流ブームに全然のっかっていないので、韓国映画というと、
アダルトの警告でちゃったんだけど、全然そういう作品じゃありません。
大学生の頃、池袋の文芸坐で見ましたが、本当に悲しい作品でした。
これは泣いちゃったよねぇ。。。。
こんな感じで、あまり、な感じな映画は見てなかったりします。。。。
てな感じで、今回見たのですが、いやー、すごかった、です。。
マジですか!な映画って印象でした。
とはいえ、主役がFUJIWARAの藤本に見えたのはナイショです。(笑)
シーバーラーマー、、、
この言葉が物凄く耳に残りました。
サンフンが相手にしょっちゅういう「クソ野郎」って言葉なのですが、とにかくこれが印象的な。。。
原題はcocoa051さんの記事にもありましたが「クソ蝿」って意味だそうです。
確かに、そういう映画かな、と思わせる映画でしたが、今回は邦題も悪くはないと思います。
とにかく主演のヤン・イクチュンの存在が凄いです。
彼は監督、脚本も担当しているようですがとにかく凄い。
借金取りたての堅気ではない彼が、
ひとかけらの情もなく借金した弱者をボコボコにして取り立てる、
でも、女子高生のヨニと出会って、不器用に人を信じていく、、、
そして、稼業から足を洗おうと、思ったその矢先に不幸が訪れたりします。
そのお陰で、その後、ヨニが幸せに過ごしていけるかも、、、なっていくわけですが、
とにかくどこまでボコボコにするんだよ、、、て思っていたら、
本人が最後にはボコボコにされるわけで、
それは本人が作品の冒頭で相手をボコボコにしながら言っていたことを
本人が返される、んですよね。
ああ、そういうことなんだね、、、と思いつつ、サンフンの最後は切なくなりました。。。
ただ、サンフンが最後にああなったことで、
ヨニ達がその後、幸せになっていけるのかな、、、と思ったりもしました。。
かなり暴力的なシーンも多いので、、、見ていて目をそむけたくなるかもしれませんが
ヨニとサンフンの不器用な心の交流、、、それに絡んでくる人達、、、
本当はとても温かい映画だと思います。
ハリウッド映画のようなヤラシイ感じ(笑)はありませんし、暴力的なシーンを見ながらも
人間、、、の温かさを感じられる素敵な映画「息もできない」でありました。?
韓流というと、ちょっと私自身は敬遠してしまいがちですが、、
こういう良作も多い韓国映画、これからも探していきたいと思います。(^_^)