吾妻橋「鰻禅」でホワホワ鰻 [呑んだり食べたり(ふぐ&鰻)]
私うつぼ、鰻が食べられるようになったのは社会人になってからですが
会社に入って間もない頃、鰻が食べられるようになったばかりだった私が
仕事帰りに会社の先輩に連れてきてもらったお店です。
ものすごく久しぶり
なんとなく思い出して食べログを観たら思わぬ高得点で驚いて
友人を誘って今回訪問してみました。。。
で、お店は非常に狭いので(カウンター5席くらいとちっちゃいテーブル席2つ、小上がり席)
予約の電話を入れたら、超下町のオバちゃんがものすごい勢いで聞いてきて焦りました。
予約時に必要なのは、日時、人数のほかに、鰻重(特上、上、松竹梅)、白焼きを食べるか。
鰻をその場で捌いて調理するので先に言っておいてほしい、ということのようです。
昔々夜に一度訪れたことがあるので、、、なんて感じでやんわり言ってみたら、
あらそーなのー!とフレンドリーに(でも早口)に言ってくれたオバちゃんですが、
一度も行ったことなくて予約の電話を入れたらビックリするかもしれませんです。。(^_^.)
お店に到着し、名前を名乗って小上がり席に着席。
小上がりといってもあまり広くないので、女性4人、男性なら3人くらいまでがMAX(!)です。
高価そうな亀が壁に張り付いていた
暮れに行ったのですが翌年の皇室カレンダーが。。
にゃんまげ(懐) 髷、テープで補修してあるし。(笑)
店内は本当にこじんまりしています
時間はたっぷりあるんで何でも写真に
メニュー
特上、といえない庶民なので、今回予約したのは「上」。
メニュー観てから特上にすればよかったかも、、なんてみんなと後悔。
(たぶん大きさが違うだけのようですが、せっかくならもりもりたべたかった、、なんて(^_^.))
まずはビールで乾杯♪ うまい♪
サービスの品です
肝の生姜煮&かぶとの山椒煮
しょっぱいけど美味♪
これは酒呑みにはたまらない肴です。 うな重待つ間のサービスというのも良心的。(^_^)
で、メニューの板わさも注文したら
あれ。 少ないかもー。
味はふつうに美味しいかまぼこですが、ちょっと値段の割には物足りなかったかな。
これもサービスです
ヒレを葱で巻いて焼いたもの。 これがねぇ、、、また酒に合うのです。 グビグビ。
てなわけで、日本酒にスイッチします
長野の牧水 四合瓶で
(ちなみに参加者3名のうち大酒呑みは私のみ、残り2人は軽い酒飲み)
味濃いめですが、すっきり切れのよいお酒です。(^_^)
と白焼き登場
口の中でとろける柔らかさにビックリしながら3人であっという間に完食。。。
白焼き、、どのくらい注文すればよいかわからず女性3人で食べられるくらい、とお願いしたら
この量だったのですが、次回くるときはもっと一人で沢山食べたい。。
ほわほわとろん
と、うまいうまいと3人で連呼して食べていたら、
これもサービス!と出してもらいました
レバーの串焼きです。
一匹からとれる量が少ないので普段はサービスしないんだけど
今日は量がとれたし、お客さんたち、お酒呑んでるから、と出してもらったようです。。。
これがね、ぷりぷりで美味で~。(^_^) グビグビ。
お新香が出てきたら直に鰻重
お新香に醤油がかかって出てくるのは下町ならでは、かな。(私は結構好き)
鰻重(上) 2300円
肝吸いつき
つやつや
♪♪♪
これがもうね、たまらんくらいの柔らかさで美味美味美味。
小さいお店で注文を受けてから捌いて調理するからなんでしょうが、
待った甲斐があったいうほどの美味しさに、もったいないと思いながらあっという間に完食。
たれの味は江戸前というのか、甘さ控え目、辛さの方が強い感じで私好み。
友人2人は自宅に蒲焼・鰻重(ご飯がついてもつかなくても同じ値段でした)をお土産に注文。
(お店に入った最初の注文でお願いしていたので、帰るころにはちゃんとできてた)
私たちが、この日最後のお客さんで暖簾をおろした後に食べていたので、
食べ終わってお茶をいただいてる頃には鰻を焼き続けていた店の御主人も一段落して、
私たちのところに来て色々とお話してくれました。
お店が落ち着けばご主人もオバちゃん(奥さん)も非常に気さくでフレンドリー、
牧水が美味しかった話をしたら、鰻に合うお酒を選んでいてね、、なんて感じで話が盛り上がり
また食べにきます!とご挨拶しながらお店を後にしました。。。
夜に美味しいうなぎ、、というと、どうしてもコースで食べて諭吉が飛んでいく、、、
みたいなイメージでしたが、今回は白焼き、鰻重、そして酒代のみ。
(友人たちは持ち帰り分もありますが、それでも諭吉は飛ばず)
小さいお店だし食べログでかなり良い口こみばかりだし、
スカイツリーのガイドブックにも載っちゃったみたいなのですが、
店のオバちゃんには「そんなこと気にしないでまた来てね!」と言われちゃったし、
知られたくないお店だけど美味しかったので思わず記事にしてしまいつつ、
季節ごとに鰻を味わいたいな、と思った「鰻禅」さんでありました。