紀尾井ホールでゲルハルト・ボッセ [音楽・コンサート]
久しぶりの音楽ネタ、というかクラシックネタというか、ですが、
私うつぼ、気分転換に時々クラシックのコンサートに行っておりまして
今回記事にしたいなあ、と思うことがありましたので記事にしようかと。
友人に誘われ、紀尾井ホールで来年7月まで5回に亘って開催される
「ベートーヴェン交響曲全曲ツィクルス」のチケット」を購入しました。
5回シリーズです
紀尾井ホール専属のオーケストラ「紀尾井シンフォニエッタ東京」による
ベートーヴェン作曲の交響曲すべてが聞けるコンサートシリーズで
なかなかこういう機会もないので私も友人の誘いに乗った次第で。
初回(9/25)は、交響曲第1番と第3番「英雄」。
いただいた小冊子で読んだ内容を抜粋しますと、
ベートーヴェンが交響曲を作曲したのは他の作曲家に比べて遅く28歳。
時代が違うとはいえ28歳で交響曲を作曲すれば十分だと思うのですが
モーツァルトなどと比較しちゃうと確かに遅いのかもしれませんね。(^_^;)
今回のコンサートで聞いた素直な感想ですが、
第1番は、ベートーヴェンにしては非常にさっぱりした感じ。
念の為、第1番についてはwikipedia先生をどうぞ→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3)
wikipediaにも書いてありますが、強烈なイメージのベートーヴェンからは遠い雰囲気で
ハ長調というのも聴き易い要因とはいえ、モーツァルトやハイドンなどの技法を思い起こさせるような
旋律もあったり、全体的にはヒジョウにきれいにまとまっている感じでした。
初期の交響曲の意外な雰囲気に驚きつつ、休憩20分。
後半は、第3番の「英雄」。
こちらもwikipedia先生をどぞ→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC3%E7%95%AA_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3)
フランス革命後の世界情勢の中、ナポレオンに共感し讃える曲としてベートーヴェンが作曲したものの、
その後ナポレオンが皇帝に即位したのを知り、ナポレオンへの献辞の書かれた表紙を破り捨てた、
と言われているそうですがその形跡はないし、実際にはルイ・フェルディナントを英雄として作曲されたもの
かもしれない、、などの説もあるとか、wikipediaには書いてありました。
演奏時間は第1番が26分に対して、第3番は50分と長く、
曲の雰囲気も第1番からは大きく変化しています。
第2楽章は「葬送行進曲」としても有名ですし、全体を通して英雄と題しただけに勇ましく
堂々とした感じの旋律も多く、あぁベートーヴェンだなあ、と改めて生演奏の迫力を感じました。
で、こんなことをつらつら書いているのもナンなので一番印象的だった話。
今回の指揮者はゲルハルト・ボッセさんというドイツの方だったのですが、御年88歳。
パンフレットを見るとこんな感じで、
今回ご本人のナマの姿を見たのは初めての私でしたが、
拍手と共に登場したボッセさん、ヨロヨロしながら指揮台に上がる姿に心配。。。。
26分の第1番を無事指揮し終わったのを見てほっとしたものの、後半は50分の長丁場。
大丈夫なんだろうか、無事指揮できるんだろうか、、そんな私と友人の不安をよそに、
ボッセさんは第3番も無事指揮し終わりました。。。
時々、動きがピタッと止まるので「だ、だ、だいじょーぶか???」と心配になるのですが、
そういうときは、バイオリングループをじっと見つめていたりしているだけだったりして
少しするとまた指揮し始めるボッセさん。(^_^.)
ヒヤヒヤしました。。。
日本でのクラシックコンサート、いつごろからなのでしょうか、
ブラボーブラボーと叫ぶおじさまが増え始めたのって。
今回も前半からやたらとブラボーコールがかかっておりましたが、
何度も袖に引いては再び登場するボッセさんがゆらゆらされているのを心配しつつ、
ボッセ翁の生の姿を拝めて、しかもベートーヴェンも聴けて楽しい紀尾井ホールでありました。
で、ここまでだとなんとなく中途半端な記事になってしまう気もして、続きです。(^^♪
せっかく紀尾井ホールまでやってきたので、
近くのニューオータニの庭を歩きながら赤坂までいくことにしました。
庭園の中には「なだ万 山茶花荘」などのレストランがありますが、
ここは鉄板焼きが食べられる清泉亭
一度接待で食べたことがありますが、お昼だと庭が見られてなかなか楽しいところです。
近くの池には鯉
手をたたいてもぜんぜん近づいてくれませんどした。(ーー;)
ここの庭にはビオトープもあったりして、都心とは思えない趣ですね。
でも、なんだこのトラは。。。
鹿もいました。。。 ちょと微妙です。。
で、本館が見えるところまできました。
007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
ニューオータニというとこの映画を思い出すのですが、
今回一緒に歩いていた友人とニューオータニの話になるたび
ホテルの建物をボンドの敵スペクターの覆面企業「オーサトケミカル(大里化学)」と呼ぶ私に
友人ちょっと辟易しておりました。(^_^.)
因みに、ニューオータニを使っておきながら、映画の中では「ヒルトンに泊まるボンド」となってます。(笑)
なんてことを思い出しながら、
滝を眺め
パンパン手をたたいたら
ものすごい勢いで寄ってきた鯉たちを眺め
新館を抜けて赤坂までいきましたが、もちょっと続きます。。。。(^^♪
かみさんとずいぶん前にクラシックのコンサートへ行ったことがありますが、確かその時は『ブラボー!!』とか言うのは無くて、演奏を聴き終わった後で皆が拍手・・・でした。
何かに影響された人がやり始めたのか・・・今の流行なのかなぁ。。
by うたに (2010-10-05 12:37)
うたにさん、こんばんは。
ブラボーは最近とみに増えた気がします。
あまり連呼すると有り難みも薄れるような気がしますね。
個人的には賛辞を贈るのには拍手が一番かと思ったり
しています。。。。
by うつぼ (2010-10-05 23:32)
ようやく秋めいてきました。クラシック音楽を聴くには、いい季節になりましたね^^。
by krause (2010-10-06 17:43)
krauseさん、こんばんは。
確かに涼しくなるとクラシックがいっそう心地よく聞こえる、
そんな気がしますね。他にも新日本フィルのシリーズ券を
買ってしまい、暫くは毎月クラシックに触れる機会が続きます。
やっぱりクラシックは和みますよね。(^^)
by うつぼ (2010-10-06 20:53)