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シカゴ出張記 ~アート編~ [北米の旅①]

芸術の秋らしく、3時間外出ぶらぶらした際、街中のアートも楽しみました。

まず、デイリープラザで
  ピカソを発見
(注:黒とオレンジの幕は準備中のハロウィンイベント用テント)

1967年8月15日に除幕された像で作品名はなく「シカゴピカソ」などと
呼ばれているらしい。
オリジナルの42インチ(1㍍ちょっと)の像を50フィート(15㍍ちょっと)に
拡大して製作した巨大作品で重さは162㌧。

因みに、この像が飾ってあるデイリープラザ、というと、
映画「イル・マーレ」の中でサンドラ・ブロック扮するケイトが、
バレンタインデーのお昼に母親と久しぶりに会って寛ぐ場所。
医師になったばかりのケイトが目の前で車に弾かれる男性を助けられず
医師としての自分の不甲斐なさを感じるというシーンで、
この作品で後々重要になるシーンなのです。
 ここがデイリープラザ

このピカソと道路を挟んで斜め向かいにあるのが、

 ミロの彫刻 1967年完成

もう少し南に歩くと、ファーストナショナル銀行の近くに、

 シャガールのモザイク画 1974年完成

絵柄は、
 いかにもシャガールという感じ

もう少し歩いて進むと、シアーズタワーの近くに

 カルダーの「フラミンゴ」 1974年完成

と、こんな感じで街中がアートしているのもシカゴの特徴です。

ここからミシガン湖の方向に曲がって進むと、

 青空に映える高層ビル、の手前に

 シカゴ美術館

 美術館や町中のあちこちが菊だらけ

入館料は大人お一人様$12也。 芸術を楽しむのは高くつくものです。

あまり時間がないので好きなところだけ急ぎ足で鑑賞しました。

   アンリ・マチス

  パウル・クレー

その他、ゴッホ、ルノアール、カンディンスキー、ピカソなどなどを楽しみ、

現在、シルクロード展開催中のアジア芸術コーナーで、 

 仏像や

 陶器の駱駝を観たりして、

(シカゴ在住の中国系の方による)二胡の生演奏を聴いた後、
 (参考) 二胡です

 西洋の甲冑コレクションなどを見ながら美術館を後にしたのですが、

今回、私の気持ちに深くはまったのは、

 巨匠ダリの

 「引出し付き ミロのビーナス」なる作品

胸に2つ、お腹に2つ、ひざに1つとポンポン付の引き出しがついているのですが、
こういう発想をするダリ、、意外と好きだったりして。

今年のゴールデンウィークにNYのMOMAで観たダリ作品↓

「Retrospective Bust Of  Woman」(1933年作)同様、
ユニークな現代芸術です。
 

 サルバドール・ダリ、

やっぱり大泉滉に似ているよね、

などと思いつつ楽しんだシカゴでのアートでありました。  (つづく)


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コメント 14

kikuzou

最後の写真で紅茶噴いちゃった・・・
by kikuzou (2006-10-23 21:34) 

うつぼ

kikuzouさん、
意図的に笑わせようと思わなかったのですが。。。
以前から思っていて5月にもMOMAの記事で一度書いたのですが、その時はリアクションがなかったのでもう一度執拗に書いてしまいました。
紅茶を楽しまれている中、噴かせちゃってどーもスミマセン。<(_ _)>
by うつぼ (2006-10-23 22:12) 

南雲しのぶ

海外に出張だなんて羨ましいですねぇ。
ウチの職場じゃ日本国内、いや埼玉県内から出るなんてことほとんどありません。
海外だなんて行ったら退職前に餞別がわりに行けるかどうかでしょう。
地場産業なんてそんなもんです。
シカゴ、良いですよね。古き良き時代の都市ってイメージが強かったのですが意外と違うのですねぇ。
by 南雲しのぶ (2006-10-23 23:01) 

うつぼ

南雲さん、
海外旅行は楽しいものですが、仕事となると長時間移動、時差ぼけやら言葉の問題やらで気が重いものです。勤務先が製品を海外でも販売している関係でごくたまに出張することがある程度で、一人でぶらぶらできたのは海外出張した中で今回が初めてです。(もう二度とないかも・・・)お役人の優雅な海外視察とは天と地、かもしれません。(笑)
シカゴはアメリカでも有数の大都市で近代的ですが、趣のある古い建物も超高層ビルと混在しながら共存しているのが日本とは違うようですね。
by うつぼ (2006-10-23 23:17) 

おはようございます。写真見てて、やっぱりアメリカだなぁ、って思いました。何がというのではないんですが、若いころに憧れたアメリカが残ってますもの。ちょっとしんみりと眺めちゃいました。ありがとう!
by (2006-10-24 04:40) 

堀越ヨッシー

...大泉滉ッ!!(爆笑)
いやー、久しぶりに見ましたよ、大泉さんのご尊顔....確かに似てる(笑)。心なしか、ザビエルにも見える...
ふーむ、シカゴの街はゲージツにあふれた街だったのですね...勉強になりました。
シカゴの街で“芸術の秋”を満喫ですね!。
by 堀越ヨッシー (2006-10-24 16:28) 

ikkoy

シャガールの壁画が凄いですね。見てみたいです。確かシカゴ美術館は、アメリカン・ゴシックがあるところですよね。不気味なような笑えるような絵が印象に残ってます。
by ikkoy (2006-10-24 21:44) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
美術館の外観を観ると歴史あるアメリカの建物という感じです。こういう建物と超高層ビルがうまく馴染んでいるのが観ていても好感がもてるのですが、日本もこういう都市づくりが進むといいなと思いました。
by うつぼ (2006-10-25 00:15) 

うつぼ

堀越ヨッシーさん、
>...大泉滉ッ!!(爆笑)
リアクションがあって嬉しいです。(笑)
NYもゲージツに溢れた街ですが、シカゴはもっとコンパクトな中にギュッと詰まっている感じです。それにしても、アメリカに来ると世界中のゲージツ独り占めじゃないかと思うくらい沢山あります。アジア芸術も多く喜多川歌麿の浮世絵も随分沢山展示してありました。しかも日本に比べるとさほど混んでいないのでゆったり観ることが出来ます。こういう環境、羨ましいなあ、なんて思いました。
by うつぼ (2006-10-25 00:24) 

うつぼ

ikkoyさん、
シャガールやピカソなど、街中にごく普通に置いてあって、カメラで写真を撮っている私の方が目だっていたような。(笑)
シカゴ美術館は一日かけてゆっくり観たいところです。今回は駆け足で1時間ちょっとしか居られなかったのでアメリカン・ゴシックの存在にも気づきませんでした。不気味な感じも結構好きなのでちょっと残念。次回(来ることができれば)もっとゆっくり観たいと思います。
by うつぼ (2006-10-25 00:27) 

kou

アメリカの美術館となると、10年以上前にメトロポリタン美術館に行ったくらいですが、その規模に驚いたものです。
半日の時間をとってまわったものの、本当にじっくりなんて見ていたら周りきれないほど。
人も多かったですが、十分に広いため、日本の美術館の企画展のような異常な混雑もなく、快適でした。
国土が広いとか、助成が多いとか、いろいろと理由はあるのでしょうけど、確かにうらやましいですね。
by kou (2006-10-25 07:56) 

うつぼ

kouさん、
海外の美術館は大きいですよね。(メトロポリタンは特に大きいですが)
まともに観ようと思ったら数日かかりそうです。
広い上に、こういう文化的な環境がごく当たり前なのか(超お金持ちが自身のコレクションを寄贈しますしね)、混雑していないのでゆったりしている感じがしますよね。
by うつぼ (2006-10-25 21:18) 

まみりん

ご無沙汰してます。
旅行はお仕事の出張だったんですね~。しかもシカゴ!!
長時間お疲れ様でした~。
美術館、いいですね~。海外の美術館など、じっくりと見たことがないので、いつかゆっくりじっくり見に行きたいと思ってます。あこがれ~~~♪
イルマーレ、あれもそういえばシカゴでしたね~。
by まみりん (2006-10-26 19:17) 

うつぼ

まみりんさん、ホント、ご無沙汰してます。
美術館、本当はもっとゆっくり見たかったんですけどね。仕事だし贅沢は言えません。。。 イルマーレといえば、タイトルにあるイタリアンレストランらしきものを見つけたんですよ。「ぶらぶら編」に書いているのですが、まみりんさん、これで合っていると思います??? あまり自信ないんですよー。
by うつぼ (2006-10-26 22:57) 

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