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映画「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」を観る [映画(ま行)]

前作(ナイル殺人事件)であまりにもアクション満載のポアロに違和感があったのですが
アガサ・クリスティーだし、と、ケネス・ブラナーが演じるポアロをまた観に行って
しまいました。
ポアロ.jpeg
あらすじは映画.comさんより。


ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。
流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、
死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、
子どもの亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。
しかし、そこで招待客のひとりが人間には不可能な方法で殺害される事件が発生。
犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポアロだったが……。
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全編薄暗い。( 一一)

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この作品も海の中が中心だったので薄暗い雰囲気が多めでしたが、
今回の名探偵ポアロは古いお屋敷の中での密室ミステリーだったのもあって、
薄暗さが最初から最後まで続くという、目の悪い私には厳しい映画でした。

と、本筋と関係ないことを書いてしまいましたが、
前作のようなポアロのアクション(違和感ありあり)はなくなり、
逆に推理の力を惑わせるような犯人によるポアロへの仕掛けもあって、
純粋な推理、という感じではなかったのと、その殺し方、無理じゃないの、
というツッコミどころもありました。

今回の犯人はそうかなあと序盤で思っていた人だったので、
犯人が誰か分からずドキドキしっぱなし、ということはなく、
ただ、意外な人が意外なことをやっていたことが最後に分かって、
想像している以外の展開もあったのはよかったと思います。
(ミステリーを鑑賞する側としてはホッとする)

隠居したポアロを旧知のミステリー作家が降霊会につれていき、
そこに登場する霊媒師がミシェル・ヨーという贅沢なキャスティングながら、
意外とあっさり殺されてしまい拍子抜けしてしまったのですが、
(その殺され方もアカデミー賞女優にやらせていいの?って感じ(笑))
ある共通項や展開の仕方で、
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この作品もちょっと思い浮かべました。
(石坂浩二演じる金田一耕助とポアロがどこか重なった感じ)

実際のベネチアは水没したりオーバーツーリズムで大変だったりのイメージが
最近は強いのですが、今回の舞台は昔なのでそんなこともなく、
風情ある雰囲気とゴンドラをちょっとだけですが楽しめる作品でした。

(2008年に行った時は霧がすごくてろくに景色が見えず)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2008-12-08

と、昔訪れた時のことを思い出しつつ(映画に景色は殆ど映りませんが)
ドキドキも少なめで自分の推理通りの展開でどこか満足した感ありの、
「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」でありました。










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