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映画「ナイル殺人事件」を観る [映画(な行)]

昨日オリジナル(1978年版)の感想記事を書いた際に
オリジナルのほうがよかったと書いているので、
今回のリメイク版についてはオリジナル>リメイク、なのですが、
とりあえず観たということで記事は書こうと思います。
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34年前のオリジナルの記憶もぼんやりなのですが
You Tubeを観ているとやたらと予告編が流れていたので
結局、映画館まで観に行きました。
ナイル.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

エジプトのナイル川をめぐる豪華客船内で、
新婚旅行を楽しんでいた大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が何者かに殺害される。
容疑者は、彼女とサイモン(アーミー・ハマー)の結婚を祝いに駆け付けた乗客全員だった。
リネットに招かれていた私立探偵ポアロ(ケネス・ブラナー)が捜査を進めていくうちに、
それぞれの思惑や愛憎が絡み合う複雑な人間関係が浮き彫りになっていく。

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ぬぅぅ。。。。 (´・ω・`)

あれ、オリジナルにあったっけ、と冒頭に思ったポワロの若い頃のエピソード。
原作にもないと思いますが、これは監督で主演のケネス・ブラナーの意向なのか、
原作で犯人が死んじゃうまま終わらせるのではなく、なにか一捻りしたくて
ポワロ自身のエピソードを盛り込んだようにも見えたのですが、
個人的には冒頭のエピソードからくるエンディング、ポワロにそういうもんは
要らんのではないか、という気持ちでちょっとイラっとしてしまいました。

オリジナルだから全てよいということもないとは思いますが、
リメイク製作で気合が入ったのかオリジナルと同じようにしたくなかったのか、
ポリコレのような変な忖度(配慮)も今の時代はそうせざるを得なかったのか、
気難しいおばあちゃん作家のサロメ(アンジェラ・ランズベリーが演じてた)、
娘のロザリー(オリビア・ハッセー)をアフリカ系の歌手と姪に変更して、
うーん、描かれている時代(1900年年代前半くらい?)から考えると、
逆に不自然に感じてしまった私です。
まあ、今回のリメイクでサロメを演じていたのが、
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ジェシー・バックリー演じるローズが歌手になりたいという夢を叶えるために
彼女を支える資産家スザンナを演じていたソフィー・オコネドーだったので
嬉しいような、でも設定違うんじゃないの、という葛藤のまま観終わりました。

他にもリネットの財産を管理するのが、オリジナルは伯父さんなのが、
リメイクは従兄弟、しかも雰囲気が中東系でこれもちょっと違和感ありました。
まあ、アジア系が出てこなくてそこはほっとしたのですが、
富豪の老婦人スカイラーと付添のバウァーズの関係もLGBTQ配慮に変えていて、
製作している現代にはいろいろと配慮しないことが多いとはいえ、
逆に混乱というか困惑というか。
ダイバーシティ&インクルージョンって声高に言われ始めたのって21世紀でないの、
そう思うと、時代考証(よく大河ドラマで突っ込まれますよね)的にはそぐわないような、
そんな感じ。
(もちろん、現代を描く作品であれば、そういう配慮っていうかそうすべきだと思います)

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前作の「オリエント急行殺人事件」の時にオリジナルの感想記事もリンクしていたので
今回読み返すとポワロが気持ち悪いと書いている自分に驚いたのですが(笑)
オリジナル(整髪料べったりの頭とカイゼル髭にネットをつけて寝るおじさん)と違って
リメイクのポワロは自分の考えに従って容疑者に質問する姿がかなりきつく、
犯人(まだ誰だかわからない時)を追いかけるアクションシーンが派手すぎたり、
(ポワロは走ったり蹴ったり激しいアクションシーンはいらないと思ってます)
昨日のオリジナル版でも書いたBBCのドラマ版で吹き替え担当だった熊倉一雄の声と
語り口を当てはめたらリメイクのポワロは違和感でしかないというのが正直なところです。

あと、比較しちゃうからだめなんですが(でもついつい比較しちゃう)、
ジャクリーン、リメイク版で演じていエマ・マッキー、とても美しいのですが、
オリジナルで演じていたミア・ファローのようなどこか幸が薄い雰囲気がなくて
冒頭のエロいダンスから婚約者を奪われた憎しみむき出しの様子に悲しい影が見えなくて
ここも残念な感じでした。

おそらく冒頭のポワロのエピソード、船に乗り合わせた人たちの設定、
(オリジナルは偶然?リメイクはハネムーンに知人たちが誘われる)
レイス大佐の代わりに若い友人ブークを登場させ(お母さんも付き添い)
ブーク殺害でポワロの怒りに火がつく、という展開もわからないではないものの
ポワロの心情(喜怒哀楽)をそんなにあからさまにしなくてもいいんじゃないの、
怒りで犯人捕まえてやる、みたいな気持ちで展開させるようにも見えて
そこもちょっと違和感がありました。

違和感といえば、CGすげー、と思ったのもありました。(笑)
壮大なエジプトのピラミッドにスフィンクス、豪華客船から飛ばされる無数の風船。
最新技術ってすごいです。
(それだけに1978年版の撮影技術が逆に凄いなと改めて思ったのは副産物)

と、リメイクのあとにオリジナルを観て違和感を確認したような格好ですが、
このあたりは見る人の好みにもよるでしょうし、オリジナルを観ていなければ
リメイクもこれはこれでアリなんだと思います。
(私の好みではなかったというだけ)

ポワロを演じていたケネス・ブラナー、私にはやっぱり
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ギルデロイ・ロックハート先生だから!というイメージが強すぎて、
なんとなく自分が抱くポワロのイメージではなかったかな、と思ってしまった、
リメイク版「ナイル殺人事件」でありました。




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