映画「国葬の日」を観る [映画(か行)]
以前何本か見たドキュメンタリーの監督をつとめられていた大島新さんの
作品と知り、田端のチュプキへ観に行きました。
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内容は映画.comさんより。
作品と知り、田端のチュプキへ観に行きました。
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内容は映画.comさんより。
「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」などの大島新監督が、
安倍晋三元首相の国葬当日の人々の姿を記録したドキュメンタリー。
世論調査では国葬に反対する声が増えていく中、
2022年9月27日に東京・日本武道館で執り行われた安倍晋三元首相の国葬。
その当日に東京・下関・京都・福島・沖縄・札幌・奈良・広島・静岡・長崎の
10都市で取材を敢行し、国葬や安倍元首相という人物について、
人々のリアルな思いを映し出す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大半が無関心。
私はやるなら自民党葬にすればいいじゃないの、と思っていたので、
国葬(途中から岸田さんが国葬儀と名前を変えていたのもなんだか)まで
行う必要があったのかと言われればすることなかったんじゃないかな、と
思っていました。
ただ、当日は日本武道館に続く大行列ばかりを映し出すメディアに辟易して
無関心でいようと思っていたことを思い出したので、大半に入っているのだな
とこの作品を観て改めて思いました。
安倍晋三元首相の国葬当日の人々の姿を記録したドキュメンタリー。
世論調査では国葬に反対する声が増えていく中、
2022年9月27日に東京・日本武道館で執り行われた安倍晋三元首相の国葬。
その当日に東京・下関・京都・福島・沖縄・札幌・奈良・広島・静岡・長崎の
10都市で取材を敢行し、国葬や安倍元首相という人物について、
人々のリアルな思いを映し出す。
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大半が無関心。
私はやるなら自民党葬にすればいいじゃないの、と思っていたので、
国葬(途中から岸田さんが国葬儀と名前を変えていたのもなんだか)まで
行う必要があったのかと言われればすることなかったんじゃないかな、と
思っていました。
ただ、当日は日本武道館に続く大行列ばかりを映し出すメディアに辟易して
無関心でいようと思っていたことを思い出したので、大半に入っているのだな
とこの作品を観て改めて思いました。
香川1区から立候補しても当選できない小川淳也さんの選挙活動の様子を描いた
これらの作品を監督した大島新さんの映画なので恐らく見ていて私は受け入れられる、
と思って今作を鑑賞しました。
監督は違いますが(こちらは内山雄人監督)、これらのドキュメンタリーも
見ているので、
選挙に勝てば正義。
とか、
やっている感をだすことが大事。
とか、そういうことを普段から思っている(オフレコでつい言ってしまう)政治家、
今の岸田さんも在任2年をことさら強調するような報道が目についてゲンナリしますが
長くやっていればそれでいいのか、という話かと思います。
国葬賛成派の多くが悲しい形でお亡くなりになったことへの同情、とか、
長くやっていたから国葬くらいしてあげていいんじゃないの、という方が多くて、
日本人って優しい人が多いのかな、なんて見ながら思ってしまいました。
今作で国葬に反対している様子が出てくるのは東京(落合恵子さんが映っていた)、
と沖縄(辺野古移設反対活動団体の方々)だけで、他の地域は無関心の人が
多かった印象でした。
安倍さんの選挙区である山口県(下関)でも、地元の一部の人には安倍政権は
よかったのではないか、というあっさりした反応の方もいて驚いたのですが、
若い方でも安倍さんの功績として日米安保強化を挙げている人がいて驚きました。
私自身、2012年の夏に新卒から働いていた会社を辞めたのですが、
社員持ち株会で保有していた会社の株式を(当時は民主党政権)どうせ上がらないだろう、
と成り行き売りしたその数か月後、自民党政権にかわったんですよね。
3本の矢とかいってたアベノミクスへの期待で株価があっと言う間に爆上がり、
損切りした株(平均買付単価のほぼ半分)が売却価格の2倍まで上がった(笑)時は、
「投資は自己責任」と分かっていたので、売却判断した自分に責任があると認識しつつ、
自民党が与党になることで国民や海外投資家からの期待が上がっことで、
(日銀の金融緩和もあったんですけどね⇐まだ続いているし)
自分の生活水準も上がっていくのだろうと(当時ぷーたろーだったのに)思いました。
でも、その後どうなったの、というと、コロナ禍という非常事態ではあったものの、
増税に加えて社会保険料も上がり、おまけにインフレの追い打ち、
今の岸田さんもZ務省のいいなりか、海外にほいほい景気よくお金をばら撒いて、
日本にやってくる外国人には手厚く、日本国民には冷たいなあと思うばかり。
昨今、SNSで「増税メガネ」とか「バラまきメガネ」とか言われて、
ご本人が憤慨しているそうですが、「聞く耳」ってなんだろう?と疑問符だらけ。
異次元の少子化だって今に始まったことではないし、安心して子育てできる環境に
なっていないから子供をつくらない人が増えていることに気づけないんだろうか、
(息子もおバカすぎてびっくりしたし⇐世襲禁止にすればいいと思っています)、
色々なことで政治家のやっていることのずれ加減にイラっとしています。
静岡の清水市ではちょうど国葬の直前に浸水被害で多くの住民が浸水した家から
土砂などを運び出して大変な時期、地元の高校生がボランティアで手伝っている
様子が映し出されていました。
3年前に家を建て直したという高齢の女性だけでなく、被害にあった住民の方々が
国葬をやるお金があるならこういう災害支援に税金を使ってほしい、という言葉に
本当に困っている国民に手を差し伸べるのが政治家の仕事ではないのか、と
改めて思ったわけですが、自分たちのプライド(と自分の選挙区)を優先して
いる政治家が多いように思えて仕方ありませんでした。
安倍さんがああいう形でお亡くなりになっていなくても(ご病気とか)
国葬をやっていたのかな、といえば、そうではなかったように思えますし、
亡くなった後、物凄い勢いで国葬を決定してしまい、国民も当然賛同すると思ったら
反対意見が半数以上で、でも挙げた拳をおろせなくて(半ば意地)実行した、
そのように見えたのですが、今作のインタビューの中で一番印象的だったのは、
沖縄で(辺野古基地建設現場近く?)カフェを営む中年女性の言葉でした。
国葬反対と騒いでいても終わって1週間も経てばおとなしくなって自分の生活に戻る、
その繰り返しではないかという言葉に、喉元過ぎれば熱さを忘れる的な感覚の
日本人が多いのだろうけれど、自分の気持ちを投票権に反映させればもうちょっと
良い日本になるのではないかな、と改めて思った「国葬の日」でありました。
これらの作品を監督した大島新さんの映画なので恐らく見ていて私は受け入れられる、
と思って今作を鑑賞しました。
監督は違いますが(こちらは内山雄人監督)、これらのドキュメンタリーも
見ているので、
選挙に勝てば正義。
とか、
やっている感をだすことが大事。
とか、そういうことを普段から思っている(オフレコでつい言ってしまう)政治家、
今の岸田さんも在任2年をことさら強調するような報道が目についてゲンナリしますが
長くやっていればそれでいいのか、という話かと思います。
国葬賛成派の多くが悲しい形でお亡くなりになったことへの同情、とか、
長くやっていたから国葬くらいしてあげていいんじゃないの、という方が多くて、
日本人って優しい人が多いのかな、なんて見ながら思ってしまいました。
今作で国葬に反対している様子が出てくるのは東京(落合恵子さんが映っていた)、
と沖縄(辺野古移設反対活動団体の方々)だけで、他の地域は無関心の人が
多かった印象でした。
安倍さんの選挙区である山口県(下関)でも、地元の一部の人には安倍政権は
よかったのではないか、というあっさりした反応の方もいて驚いたのですが、
若い方でも安倍さんの功績として日米安保強化を挙げている人がいて驚きました。
私自身、2012年の夏に新卒から働いていた会社を辞めたのですが、
社員持ち株会で保有していた会社の株式を(当時は民主党政権)どうせ上がらないだろう、
と成り行き売りしたその数か月後、自民党政権にかわったんですよね。
3本の矢とかいってたアベノミクスへの期待で株価があっと言う間に爆上がり、
損切りした株(平均買付単価のほぼ半分)が売却価格の2倍まで上がった(笑)時は、
「投資は自己責任」と分かっていたので、売却判断した自分に責任があると認識しつつ、
自民党が与党になることで国民や海外投資家からの期待が上がっことで、
(日銀の金融緩和もあったんですけどね⇐まだ続いているし)
自分の生活水準も上がっていくのだろうと(当時ぷーたろーだったのに)思いました。
でも、その後どうなったの、というと、コロナ禍という非常事態ではあったものの、
増税に加えて社会保険料も上がり、おまけにインフレの追い打ち、
今の岸田さんもZ務省のいいなりか、海外にほいほい景気よくお金をばら撒いて、
日本にやってくる外国人には手厚く、日本国民には冷たいなあと思うばかり。
昨今、SNSで「増税メガネ」とか「バラまきメガネ」とか言われて、
ご本人が憤慨しているそうですが、「聞く耳」ってなんだろう?と疑問符だらけ。
異次元の少子化だって今に始まったことではないし、安心して子育てできる環境に
なっていないから子供をつくらない人が増えていることに気づけないんだろうか、
(息子もおバカすぎてびっくりしたし⇐世襲禁止にすればいいと思っています)、
色々なことで政治家のやっていることのずれ加減にイラっとしています。
静岡の清水市ではちょうど国葬の直前に浸水被害で多くの住民が浸水した家から
土砂などを運び出して大変な時期、地元の高校生がボランティアで手伝っている
様子が映し出されていました。
3年前に家を建て直したという高齢の女性だけでなく、被害にあった住民の方々が
国葬をやるお金があるならこういう災害支援に税金を使ってほしい、という言葉に
本当に困っている国民に手を差し伸べるのが政治家の仕事ではないのか、と
改めて思ったわけですが、自分たちのプライド(と自分の選挙区)を優先して
いる政治家が多いように思えて仕方ありませんでした。
安倍さんがああいう形でお亡くなりになっていなくても(ご病気とか)
国葬をやっていたのかな、といえば、そうではなかったように思えますし、
亡くなった後、物凄い勢いで国葬を決定してしまい、国民も当然賛同すると思ったら
反対意見が半数以上で、でも挙げた拳をおろせなくて(半ば意地)実行した、
そのように見えたのですが、今作のインタビューの中で一番印象的だったのは、
沖縄で(辺野古基地建設現場近く?)カフェを営む中年女性の言葉でした。
国葬反対と騒いでいても終わって1週間も経てばおとなしくなって自分の生活に戻る、
その繰り返しではないかという言葉に、喉元過ぎれば熱さを忘れる的な感覚の
日本人が多いのだろうけれど、自分の気持ちを投票権に反映させればもうちょっと
良い日本になるのではないかな、と改めて思った「国葬の日」でありました。