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Netflix「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」を観る [映画(あ行)]

なぜかおススメに出てきたので取敢えず見てみました。
赤ずきん.jpg
あらすじは映画.comさんより。

赤いずきんを被った少女・赤ずきんは、旅の途中で灰だらけの少女・シンデレラと出会う。
魔法使いに素敵なドレス姿に変えてもらった2人は舞踏会へと向かう途中で
カボチャの馬車で男をひき殺してしまう。
バレることを恐れ、なんとか死体を隠した2人はお城の舞踏会に無事到着し、
シンデレラは王子様と恋に落ちる。
そんな中、男の死体が発見されたことで舞踏会は中断。赤ずきんとシンデレラは
最大のピンチに直面するが……。


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テレビドラマならいいけれど映画館だとなあ、、、というのが正直な感想でした。

監督の福田雄一さんの作品や世界観が好きな人には物凄く面白いのだと思いますが、
小ネタを重ねて笑いをとる感じが嫌いではないものの
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

  • 作者: 青柳碧人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2020/08/19
  • メディア: Kindle版
この原作を映像化したものだそうですが、この手の小ネタ満載の話であれば、
おそらく本で読んで自分で想像している方が楽しそうかな、と思ってしまいました。

橋本環奈をはじめ、(私の)好ききらいは別として、綺麗どころといわれる俳優が
たくさん出ているなあと思いつつ、美醜に価値基準をもっていく感覚には若干ですが
違和感がありました。

最後の最後に顔に傷を負った女性が登場することでその価値基準が覆る展開なので
救われましたが、美人だったらそれでよいのか、というツッコミを入れてしまいがち、
(決して妬んでいるわけではありませんから!(笑))
かといって「シンデレラ」という物語自体が美醜に基準があるような話なので
仕方ないのかもしれませんね。

小ネタで盛り上げるベテラン俳優さんたち、
キムラ緑子(魔女のバーバラ)、真矢みき(シンデレラの継母)、
ムロツヨシ(ねずみ⇐御者に変身)、佐藤二朗(王様)が若い俳優さんたちを
笑いで支えていたので皆さんのクセが強めとはいえ、この小ネタの笑いの連続で
飽きずに最後まで見ることができたような気がします。

継母役の真矢みきがなぜチャン・ドンゴンの物真似をしたのか、
ここは勢いで笑ったものの、基になったCMを見返すとかなりデフォルメされて
いることをいまさらながら知りました。(笑)

カテゴリーはミステリーというよりはコメディぽく、
赤ずきんの推理が(ぼんやりした)私でさえなんとなくそうなるかなあと
思っている範囲内というのが物足りなさを感じた理由なのかもしれませんが、
かといって、「そうだったのか!」と思うようなびっくり推理だと、
自分が疲れてしまうので(笑)このくらいでよかったかもしれません。

というわけで、なぜNetflixが私に勧めてきたのか理由が分からないまま
ぼんやり見終わったのですが、たまにはこうやって深く考えずに
ゆるゆる見るのもいいかもしれないな、と思った、
「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」でありました。

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