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映画「シアター・キャンプ」を観る [映画(さ行)]

重たい映画記事の翌日は明るめの映画記事です。(^-^)
久しぶりにミュージカル映画を鑑賞しました。
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あらすじは映画.comさんより。

ニューヨーク州北部の湖畔にある演劇スクール「アディロンド・アクト」では、
ミュージカルスターを夢見る子どもたちを長年にわたり指導してきた。
しかし今夏のキャンプ開校を前に校長が昏睡状態となり、
演劇に無関心な息子トロイが跡を継ぐことに。経営状況は破綻寸前に陥っており、
スクール存続のためには3週間後のキャンプ終了までに
出資者の前で新作ミュージカルを披露しなければならない。
一癖も二癖もある教師たちと自由奔放な子どもたちは、
期限までに舞台を完成させるべく奮闘するが……。


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華やかさはないけれど楽しいミュージカルでした。(^-^)

ブログを始めたころはNY旅行記やブロードウェイミュージカル鑑賞記事を
書いていたのですが(経費節約でホテルで自炊したりしていましたが(笑))、
社会人になって3年目くらいにNYに引っ越した従妹を訪ねてNYに行ってから
20年くらい毎年ずーっと通っていたのですが、転職で生活のリズムがつかめないで
海外旅行に行かないうちに、NYなどの大都市のホテル代だけでなくミュージカルの
チケット代が高騰、航空券代も上がっていった中、物理的に行くのが難しくなり
最近はもっぱら国内(行ったことがないところ)旅行で楽しんでおります。

と、本場に行けなくなったのですが、ミュージカルはまだ好きなので
こういう映画があるとつい見てしまいます。(^-^)

今作は夏休み、アメリカっていろいろ子供向けのキャンプがあるようですが、
これはミュージカル俳優を目指す子供たちのキャンプ。
とはいえ、資金難で担保に入っている施設、倒れて意識不明になる校長、
代理をつとめる息子はおバカで役立たず(笑)、経費削減で人切りをやった結果、
今度は人が足りなくなり、未経験(経歴詐称)の女性を雇って子供たちを指導させ、
と、問題山積。

ここからどうやって新作ミュージカルをつくって資金調達するか、となるのですが、
講師をつとめるレベッカとエイモスを主軸に新しいミュージカルを作っていく様子が
描かれていきます。
とはいえ、講師同士、バカ息子のトロイとの衝突など色々な問題が起きますが、
大事にならずボヤがずっと続いていく、という感じなのでハラハラ感はなく(笑)
まあ、このまま見ていれば新作ミュージカルがなんとかできあがるだろうという
甘い予想が当たるものの、出来上がった新作ミュージカルは予想外の面白さで
笑いながら観終わりました。

主役を演じる女の子が仕事のオーディションを受けるからと発表前日にいなくなり、
どうするの?誰が主役を演じるの?(ある程度予想は出来ているのですが)と
思っていると、舞台装置などを手がけるスタッフのグレンが主役に抜擢され
(リハーサル風景もずっと見ているのでセリフも全部覚えている)
男性が女装するのでドラッグクイーンのような外観ながらそれが意外とはまっていて(笑)
無事に舞台を披露できる、資金調達もできてめでたしめでたし、とホッとするような
流れで観終わりました。

講師のエイモスを演じていた人、どこかで観ているかも、と思っていたら、
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この映画(と元になったブロードウェイミュージカル)で主演をつとめていた
ベン・プラット、上の映画では歳をとり過ぎた高校生役がちょっと、、、という
感想だったのですが、今作ではキャンプに参加する子供たちと真摯に向き合う講師を
熱演していました。

舞台装置担当のグレンを演じたノア・ガルビンも現役のブロードウェイミュージカル俳優、
なるほどそりゃあ現役なんだからうまいよなあ、と思ってみていたのですが、
エイモス役のベン・プラットとはゲイのパートナーであることをネットで知りびっくり。
そんなカップルが同じ映画に出ちゃうんだ、という驚きました。

群像劇としてはちょっと弱い感じもありますが、子役たちも演じているとはいえ
非常に楽しそうで、実際もこういうキャンプでミュージカル俳優になる子もいるんだな、
と思いながら楽しめた「シアター・キャンプ」でありました。

















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